JPH05325608A - 無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ点灯装置および無電極放電ランプ点灯装置の調整方法 - Google Patents

無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ点灯装置および無電極放電ランプ点灯装置の調整方法

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JPH05325608A
JPH05325608A JP4232367A JP23236792A JPH05325608A JP H05325608 A JPH05325608 A JP H05325608A JP 4232367 A JP4232367 A JP 4232367A JP 23236792 A JP23236792 A JP 23236792A JP H05325608 A JPH05325608 A JP H05325608A
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JP
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lamp
lighting
coil
lamp body
circuit
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JP4232367A
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English (en)
Inventor
Kenji Araki
建次 荒木
Ichiro Yokozeki
一郎 横関
Fumio Hirano
文雄 平野
Keiichi Shimizu
恵一 清水
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波電源とランプ負荷とのマッチングを良
好にとることができ、最適状態でのランプの始動および
点灯を可能とする。 【構成】 透光性のランプ外管2内に少なくとも放電性
ガスまた蒸気が封入されたランプ本体1と、このランプ
本体1の外周部に巻かれ、高周波電流を流すことにより
ランプ本体1内にプラズマリングを形成するとともに、
ランプ本体1内に形成したプラズマリングと磁気的に結
合して電力をランプ本体1内に供給する点灯用コイル3
と、この点灯用コイル3とランプ本体1との相対位置を
変化させて、高周波電源とランプ負荷とのマッチングの
調整を行なうための移動機構4とを備え、マッチング制
御信号によってマッチング回路を制御するか、この移動
機構4を介して点灯用コイル3とランプ本体1との相対
位置を変えてマッチングをとる。また、同様にしてラン
プの調光を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランプ本体の周囲に巻
かれた点灯用コイルから、磁気的に結合するランプ本体
内のプラズマリングに高周波電力を入力してランプを点
灯させる無電極放電ランプおよびこの無電極放電ランプ
の点灯装置、さらにこの点灯装置の調整方法に関し、特
に高周波電源とランプ負荷とのマッチングの調整および
調光を良好に行なえるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】無電極放電ランプは、石英ガラスからな
るランプ本体の外管が球状に形成され、このランプ本体
内にたとえばクリプトンガスや励起時に蒸気化する発光
金属が封入されている。この無電極放電ランプは、ラン
プ本体の周囲に点灯用コイルが数ターン程度(1ターン
から3ターン程度)巻かれており、この点灯用コイルに
数MHz以上の短波帯の高周波電流を通じることによ
り、ランプ本体内の放電性ガスまたは蒸気が励起し、コ
イルと磁気的に結合するプラズマリングが形成される。
これにより点灯用コイルから、磁気的に結合するランプ
本体内のプラズマリングに高周波電力が供給され、無電
極放電ランプが高周波点灯される。このような無電極放
電ランプは、高効率、高輝度、高演色、長寿命などの優
れた特性を合せ持っている。
【0003】図18に、この無電極放電ランプを点灯さ
せるための一般的な点灯装置の概略的な構成を示す。こ
の図で、商用交流電源81は直流電源部82で整流・平
滑されることで直流電源に変換されたあと、インバータ
部83でたとえば13MHz程度の高周波電源に変換さ
れる。このインバータ部83の出力端子間には、マッチ
ング回路84の一部を構成する直列共振コンデンサ88
Aを介して点灯用コイル85が接続され、この点灯用コ
イル85に並列共振コンデンサ89が接続されている。
点灯用コイル85は、ランプ本体86の周囲に数ターン
巻き付けられる。直列共振コンデンサ88Aには、コン
デンサ88Bが並列に接続されており、ランプ始動時と
通常点灯時でスイッチ90によりこのコンデンサ88B
の接続を入り切りすることにより、マッチング回路84
の回路定数が変えられるようになっている。また、点灯
用コイル85にはスタータ回路87が接続されており、
ランプ始動時にこのスタータ回路87から放電開始用の
高いエネルギをランプ本体86内に注入することで、ラ
ンプ本体86内に容易にプラズマリングが形成できるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無電
極放電ランプでは、点灯用コイル85とランプ本体86
とが共に固定されており、これらの相対位置を変えて点
灯用コイル85とランプ本体86との結合状態を調整で
きるものはなかった。このためマッチング回路84のみ
を用いて高周波電源とランプ負荷とのインピーダンス整
合をとり、ランプ始動時と通常点灯時で生じるマッチン
グずれに対応していた。
【0005】しかし、無電極放電ランプを点灯させるに
あたっては、点灯用コイル85での損失を低く抑える必
要上、非常にQ(共振の尖鋭度)の高い回路を使用して
おり、マッチング回路84の構成素子の静電容量や点灯
用コイル85のインダクタンスが、温度変化や経時変化
によって変動した場合に、回路特性が大きく変化するよ
うになる。このような回路特性の変化により、マッチン
グずれが生じると、高周波電力の入力波の一部が反射波
となって戻ったり、点灯用コイル85でロスが生じ、ラ
ンプが始動しなかったり、インバータ部83の素子の破
壊を招くようになる。また、ランプ点灯時に回路特性が
変化した場合には、電力ロスによりランプの点灯効率を
悪化し、光出力が低下するようになる。また、電源変動
が生じた場合はさらにランプの始動が難しくなったり、
光出力の変動を余儀なくされる。このため従来は、マッ
チング回路84を構成する素子や点灯用コイル85に±
0.5%という精度の高いものを使用しなければなら
ず、回路部品の選定や設計に多大な労力を費やす必要が
あった。なお、これらの回路部品の精度が±1%変動し
た場合は、20%程度の出力変動が現れる。
【0006】また、無電極放電ランプではランプ始動時
のプラズマリング形成前後、その後のランプウォーミン
グアップを経てランプが点灯されるまでの間に、インバ
ータ部83から見たランプ負荷(マッチング回路84、
点灯用コイル85、スタータ回路87およびランプ本体
86を含む)のインピーダンスが刻々変化する。これ
は、ランプ始動前はランプ本体86と結合しない点灯用
コイル85のみが負荷となり、誘導性の負荷が強く現れ
ているが、ランプが点灯すると、点灯用コイル85とラ
ンプ本体86内のプラズマリングが結合してインダクタ
ンス分が少なくなり、抵抗性の負荷が加わるとともに、
ランプ本体86内の放電性ガスや発光蒸気の励起状態が
刻々変化し、インピーダンスを変化させることによるも
のである。したがって、従来の点灯装置で採用している
ようなマッチング回路84の回路定数を単にスイッチ9
0により切り替えるような対処方法では、ランプ始動時
と点灯時におけるマッチングずれを十分に吸収すること
は難しい。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、以下に述
べるような目的を達成し得る優れた無電極放電ランプお
よび点灯装置および点灯装置の調整方法を提供するもの
である。 (1)マッチング回路だけでなく、点灯用コイルとラン
プ本体との結合状態を変えることによっても、高周波電
源とランプ負荷とのマッチングがとれるようにし、さら
に調光も行なえるようにする。 (2)ランプ始動時や、温度変化、経時変化で回路特性
が変化した場合に、予め決められた手順に基づいて自動
的にマッチングの調整が行なえるようにする。 (3)インバータ部で得られる検出信号に基づいてマッ
チングの調整を行なえるようにする。 (4)インバータ部での入出力電力を直接または間接に
比較してマッチングの調整を行なえるようにする。 (5)ランプ本体に十分な電力を供給でき、ランプ始動
時に安定にプラズマリングが形成できるとともに、その
後のランプ点灯も良好に行なえるようにする。 (6)マッチング回路とこれに接続される点灯用コイル
とのQを非常に高く設定しても、安定にマッチングを行
なえるようにする。 (7)マッチング回路と点灯用コイルとの同調範囲を広
くとれるようにし、回路動作の安定化を図れるようにす
る。 (8)調整方法を改善することにより、マッチング回路
の素子や点灯用コイルに高精度のものを必要としなくな
り、素子の選定を容易にするとともに、回路の安定化を
図れるようにする。 これらの目的が達成されることにより、ランプの始動の
容易化、インバータ素子の保護、ランプの点灯の安定
化、ランプの高効率化、光出力の一定化、回路部品の選
定の容易化などが可能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による無電極放電ランプは、透光性のランプ外
管内に少なくとも放電性ガスまた蒸気が封入されたラン
プ本体と、このランプ本体の外周部に巻かれ、高周波電
流を流すことによりランプ本体内にプラズマリングを形
成するとともに、ランプ本体内に形成したプラズマリン
グと磁気的に結合して電力をランプ本体内に供給する点
灯用コイルと、この点灯用コイルと上記ランプ本体との
相対位置を変化させて、高周波電源とランプ負荷とのマ
ッチングの調整またはランプの調光を行なうための移動
機構とを備える構成としてある。
【0009】また、本発明による無電極放電ランプは、
透光性のランプ外管内に少なくとも放電性ガスまた蒸気
が封入されたランプ本体と、このランプ外管に形成した
凹部内またはランプ外管に形成した孔部内に装着され、
高周波電流を流すことによりランプ本体内にプラズマリ
ングを形成するとともに、ランプ本体内に形成したプラ
ズマリングと磁気的に結合して電力をランプ本体内に供
給する点灯用コイルと、この点灯用コイルと上記ランプ
本体との相対位置を変化させて、高周波電源とランプ負
荷とのマッチングの調整またはランプの調光を行なうた
めの移動機構とを備える構成としてある。
【0010】また、本発明による無電極放電ランプは、
透光性のランプ外管内に少なくとも放電性ガスまた蒸気
が封入されたランプ本体と、このランプ本体の近傍に配
され、高周波電流を流すことによりランプ本体内にプラ
ズマリングを形成するとともに、ランプ本体内に形成し
たプラズマリングと磁気的に結合して電力をランプ本体
内に供給する点灯用コイルと、ランプ外管に形成した凹
部内またはランプ外管に形成した孔部内に装着され、点
灯用コイルとランプ本体との結合状態を変化できる結合
度調整用部材と、この結合度調整用部材と上記ランプ本
体との相対位置を変化させて、高周波電源とランプ負荷
とのマッチングの調整またはランプの調光を行なうため
の移動機構とを備える構成してある。
【0011】また、本発明による無電極放電ランプは、
ランプ本体の外周部に巻いた点灯用コイルとランプ本体
との相対位置、および結合度調整用部材とランプ本体と
の相対位置を共に変えられるようになっている。
【0012】また、本発明による無電極放電ランプは、
ランプ外管の凹部または孔部に装着した点灯用コイルと
ランプ本体との相対位置、および結合度調整用部材とラ
ンプ本体との相対位置を共に変えられるようになってい
る。
【0013】また、本発明による無電極放電ランプで
は、上記結合度調整部材を鉄心によって構成してある。
【0014】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、直流電源部と、この直流電源部からの直流電源
を高周波電源に変換する例えばハーフブリッジ式インバ
ータ部と、ランプ外管内に少なくとも放電性ガスまたは
蒸気が封入されたランプ本体と、ランプ本体の近傍また
はランプ本体内に配置され、上記インバータ部から高周
波電源が供給される点灯用コイルと、この点灯用コイル
に直列接続された共振用の直列コンデンサあるいは直列
コンデサおよび点灯用コイルに並列接続された共振用の
並列コンデンサにより少なくとも構成されたマッチング
回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気的に結合するラ
ンプ本体内のプラズマリングを介して高周波電力をこの
ランプ本体内に入力することで、無電極放電ランプを点
灯させる点灯装置において、予め設定したマッチング調
整手順を記憶するメモリと、無電極放電ランプを点灯す
る際に、このメモリから読み出した手順に基づいて、上
記マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コ
イルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラ
ンプ本体との結合状態を自動調整し、上記高周波電源と
ランプ負荷とのマッチングがとれるように制御するマッ
チング制御回路とを備える構成としてある。なお、イン
バータ部としては、ハーフブリッジの他、プッシュプル
式等の種々の周知のインバータの構成であってもよい。
【0015】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記インバータ部から得られる状態検出信号に
基づいて、上記高周波電源とランプ負荷とのマッチング
ずれを検出する検出回路と、この検出回路から出力され
る検出信号に基づいて、上記マッチング回路のインピー
ダンスまたは上記点灯用コイルのインピーダンスまたは
上記点灯用コイルと上記ランプ本体との結合状態を調整
し、上記高周波電源とランプ負荷とのマッチングがとれ
るように制御するマッチング制御回路とを備える構成と
してある。
【0016】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記直流電源部から出力される電力を直接また
は間接に検出する検出回路と、この検出回路から出力さ
れる検出値と予め設定された基準値とを比較する比較回
路と、この比較回路から出力される比較信号に基づい
て、上記マッチング回路のインピーダンスまたは上記点
灯用コイルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと
上記ランプ本体との結合状態を調整し、上記高周波電源
とランプ負荷とのマッチングをとり、ランプ本体内に入
力される電力が常に一定となるように制御する制御回路
とを備える構成としてある。
【0017】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記インバータ部に入力される電力を検出する
入力電力検出回路と、このインバータ部から出力される
電力を検出する出力電力検出回路と、これら検出回路か
ら出力される検出値を比較する比較回路と、この比較回
路から出力される比較信号に基づいて、上記マッチング
回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイルのインピ
ーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ランプ本体との
結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ負荷とのマ
ッチングをとり、上記インバータ部での電力ロスを小さ
くするように制御する制御回路とを備える構成としてあ
る。
【0018】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記インバータ部から出力される電力を検出す
る出力電力検出回路と、この検出回路から出力される検
出値と予め設定された基準値を比較する比較回路と、こ
の比較回路から出力される比較信号に基づいて、上記マ
ッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイル
のインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ランプ
本体との結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ負
荷とのマッチングをとり、上記インバータ部での電力ロ
スを小さくするように制御する制御回路とを備える構成
としてある。
【0019】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、入力される調光信号に基づいて、上記マッチン
グ回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイルのイン
ピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ランプ本体と
の結合状態を調整し、無電極放電ランプの調光を行なう
制御回路を備える構成としてある。
【0020】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、無電極放電ランプの始動直後は、上記インバー
タ部の出力電圧波形と出力電流波形とをほぼ同相となる
ようにし、その後無電極放電ランプのウォーミングアッ
プに伴い、上記出力電流波形の位相を進ませ、ランプ点
灯時は、上記出力電圧波形がゼロクロスする地点とほぼ
同一地点で出力電流波形がゼロクロスするように、上記
マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
プ本体との結合状態を予め設定してある。
【0021】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、直流電源部と、この直流電源部からの直流電源
を高周波電源に変換するインバータ部と、ランプ外管内
に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入されたランプ
本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内に配置さ
れ、上記インバータ部から高周波電源が供給される点灯
用コイルと、この点灯用コイルに直列接続された共振用
の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接続された
共振用の第1の並列コンデンサにより少なくとも構成さ
れたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気
的に結合するランプ本体内のプラズマリングを介して高
周波電力をこのランプ本体内に入力することで、無電極
放電ランプを点灯させる点灯装置において、上記直列コ
ンデンサと上記第1の並列コンデンサとの直列回路に対
して並列に第2の並列コンデンサを接続するとともに、
この第2の並列コンデンサに対してインダクタを直列に
接続することで上記マッチング回路を構成してある。
【0022】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記マッチング回路の入力インピーダンスのリ
アクタンス成分が概略ゼロとしてある。
【0023】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置は、上記直列コンデンサと上記第1の並列コンデン
サとの直列回路に対して並列に第2の並列コンデンサを
接続するとともに、上記直列コンデンサ、上記第1およ
び第2の並列コンデンサに対して第1乃至第3のインダ
クタL1,L2,L3をそれぞれ直列に設けることで上
記マッチング回路を構成し、このマッチング回路を介し
て上記点灯用コイルに入力される高周波電源の励起周波
数をf(MHz)としたときに、上記第1乃至第3のイ
ンダクタL1,L2,L3の値(nH)を、 0.01f≦L1≦f 0.1f≦L2≦10f
0.1f≦L3≦10f にそれぞれ設定してある。
【0024】また、本発明による無電極放電ランプ点灯
装置の調整方法は、上記点灯用コイルに上記並列コンデ
ンサを接続した状態で、上記直列コンデンサまたはアー
ス回路を切り離し、上記並列コンデンサと上記点灯用コ
イルとの並列共振周波数が規定値となるように、上記並
列コンデンサの静電容量または上記点灯用コイルのイン
ダクタンスを調整する第1の調整手順と、上記点灯用コ
イルに上記並列コンデンサ、上記直列コンデンサおよび
アース回路を接続した状態で、上記直列コンデンサと上
記並列コンデンサおよび上記点灯用コイルの並列回路と
の直列共振周波数または上記直列コンデンサをアース回
路に短絡したときの並列共振周波数が概略規定値となる
ように、上記直列コンデンサの静電容量を粗調整する第
2の調整手順と、無電極放電ランプを点灯するか、無電
極放電ランプの代わりにダミーロードを接続して、上記
インバータ部から負荷への入力電力または入力電流が規
定値となるように、上記直列コンデンサを微調整する第
3の調整手順とからなる。なお第2の調整手順としてア
ース回路に短経するかわりに、インバータの出力容量を
等してアース回路に短絡しても良い。
【0025】
【作用】上述した請求項1に対応する構成によれば、ラ
ンプ本体の外周部に巻いた点灯用コイルとランプ本体と
の相対位置を変化させることで、点灯用コイルとランプ
本体内のプラズマリングとの結合度を変化でき、マッチ
ングの調整またはランプの調光を行なえる。
【0026】また、請求項2に対応する構成によれば、
ランプ外管の凹部または孔部に装着した点灯用コイルと
ランプ本体との相対位置を変化させることで、点灯用コ
イルとランプ本体内のプラズマリングとの結合度を変化
でき、マッチングの調整またはランプの調光を行なえ
る。
【0027】また、請求項3に対応する構成によれば、
結合度調整用部材とランプ本体との相対位置を変化させ
ることで、点灯用コイルとランプ本体内のプラズマリン
グとの結合度を変化でき、マッチングの調整またはラン
プの調光を行なえる。
【0028】また、請求項4に対応する構成によれば、
ランプ本体の外周部に巻いた点灯用コイルと結合度調整
用部材が、共にランプ本体に対しての相対位置を変えら
れるので、より高い確度でマッチングの調整またはラン
プの調光を行なえる。
【0029】また、請求項5に対応する構成によれば、
ランプ外管の凹部または孔部に装着した点灯用コイルと
結合度調整用部材が、共にランプ本体に対しての相対位
置を変えられるので、より高い確度でマッチングの調整
またはランプの調光を行なえる。
【0030】また、請求項6に対応する構成によれば、
結合度調整用部材を鉄心により構成することにより、こ
の結合度調整用部材をランプ本体の凹部または孔部に深
く差し込むことで、点灯用コイルとランプ本体との結合
度を高めることができ、結合度調整用部材を引き抜くこ
とにより、点灯用コイルとランプ本体との結合度を弱め
ることができる。
【0031】また、請求項7に対応する構成によれば、
メモリに記憶した調整手段に基づいて高周波電源とラン
プ負荷とのマッチングの調整を自動的に行なえる。
【0032】また、請求項8に対応する構成によれば、
インバータ部から得られる出力電圧や出力電流などの状
態検出信号に基づいてマッチングの調整を行なえる。
【0033】また、請求項9に対応する構成によれば、
直流電源部から出力される電力値の基準値からのずれに
応じてマッチングの調整を行なうことで、ランプ本体内
に入力される電力を一定に保てる。
【0034】また、請求項10に対応する構成によれ
ば、インバータ部における入出力電力を比較し、この比
較出力に基づいてマッチングの調整を行なうことで、イ
ンバータ部での電力ロスを小さく抑えられる。
【0035】また、請求項11に対応する構成によれ
ば、インバータ部から出力される電力値の基準値からの
ずれに応じてマッチングの調整を行なうことで、インバ
ータ部での電力ロスを小さく抑えられる。
【0036】また、請求項12に対応する構成によれ
ば、調光信号に基づいてマッチング回路のインピーダン
スまたは点灯用コイルとランプ本体との結合状態などを
調整することにより、ランプの調光を行なえる。
【0037】また、請求項13に対応する構成によれ
ば、ランプ始動直後にインバータ部の出力電圧波形と出
力電流波形を同相とすることにより、十分なエネルギが
ランプ本体に供給され、安定にプラズマリングが形成で
きるとともに、このプラズマリングを安定に維持でき
る。その後、出力電圧波形がゼロクロスする地点で、出
力電流波形をゼロクロスさせてスイッチングさせること
により、点灯時のロスをゼロとすることができる。この
とき同位相の場合と比べて出力が低下するが、入力がそ
れ以上に低下するので、効率が最大となる。
【0038】また、請求項14に対応する構成によれ
ば、第2の並列コンデンサに対してインダクタを直列に
接続することにより、インバータ部とランプ負荷とを同
軸ケーブルで接続した場合に、インピーダンス整合を良
好に行なえる。
【0039】また、請求項15に対応する構成によれ
ば、インバータ部から見た入力インピーダンスのリアク
タンス成分をゼロとすることにより、ランプ負荷での電
力ロスを低く抑えられる。また、同軸ケーブルの長さを
任意に選べる。
【0040】また、請求項16に対応する構成によれ
ば、マッチング回路の各コンデンサに直列にインダクタ
ンスを接続することにより、同調曲線にリップルを生じ
させて、同調範囲を広くすることができ、マッチング回
路の特性を安定化できる。
【0041】また、請求項17に対応する構成によれ
ば、マッチング回路の素子や点灯用コイルのインダクタ
ンスを直接測定することは難しいが、共振周波数の測定
は容易であり、安定でしかも精度の高い調整を行なえ
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明による無電極放電ランプと点灯
装置並びに点灯装置の調整方法を図面に基づき詳細に説
明する。図1に、この無電極放電ランプの一実施例を示
す。この図で、ランプ本体1の透光性の外管2は石英ガ
ラスにより球形に形成され、このランプ本体1内にはた
とえば高圧のクリプトンガスやNaIなどが封入されて
いる。このランプ本体1の外周中央部には、帯状の導体
などからなる点灯用コイル3が数ターン(たとえば2タ
ーン)巻かれている。この点灯用コイル3には、直流電
源を高周波電源に変換するインバータ部で作られた数M
Hz以上の高周波電流が、コイル3を含む共振回路の点
灯回路部を介して供給される。点灯用コイル3に流され
る高周波電流によりランプ本体1内には、プラズマリン
グが形成される。点灯用コイル3は、このプラズマリン
グと磁気的に結合して、ランプ本体1内に点灯用の電力
を供給し、ランプを無電極放電により点灯する。ランプ
始動直後や経時変化などによって高周波電源とランプ負
荷とのマッチングにずれが生じると、ランプの光出力が
変化したり、インバータ部で電力ロスが生じ、インバー
タ部を構成するスイッチング素子の破壊を招くようにな
る。そこで、インバータ部の入出力電力の比較値などに
基き、例えばこの比較値が最小となるように点灯用コイ
ル3とランプ本体1との相対位置を変えると、両者の結
合状態が変化し、マッチングの調整を行なえる。また、
逆に点灯用コイル3とランプ本体1との相対位置を変化
させれば、プラズマリングに磁気的に結合する点灯用コ
イル3とランプ本体1との結合度を変えられ、コイル3
からランプ本体1に入力される電力を変化できるので、
ランプの調光を行なえる。このマッチングの調整とラン
プの調光を行なうにあたって、この実施例では点灯用コ
イル3を固定として、ランプ移動機構4によりコイル3
の軸方向に対してランプ本体1を上下動することで、両
者の相対位置を変化させている。
【0043】図2は、ランプ本体1を上下動させるため
の具体的なランプ移動機構4を示している。この図で、
ランプ本体1の頂部には支持軸5が上方に突設されてお
り、ランプ本体1を包む透光性のカバー6が、この支持
軸5から横方向に延びるステー7によって固定されてい
る。点灯用コイル3は、このカバー6の外側に巻かれて
いる。支持軸5の上部にはラックギア8が固定されてお
り、モータ9の出力軸に固着されたピニオンギア10が
このラックギア8に噛み合っている。これによりマッチ
ング制御信号または調光制御信号に基づく駆動信号によ
ってモータ9を所定量だけ回転させると、ランプ本体1
を点灯用コイル3に対して上下動でき、マッチングの調
整またはランプの調光を行なえる。
【0044】なお、上述した実施例では点灯用コイル3
を固定してランプ本体1を移動させているが、ランプ本
体1を固定して点灯用コイル3を移動させることで両者
の相対位置を変化させてもよい。
【0045】つぎに、図3に示す他の実施例の無電極放
電ランプを説明する。この図で、ランプ本体11の球形
をなす外管12の上部には、筒状の凹部14が中心を通
るように内部に向けて形成されている。この凹部14内
には、図4に示すように同心状に点灯用コイル13が入
れられており、この点灯用コイル13に高周波電流が流
されることにより、ランプ本体11内にはこのコイル1
3が作る磁束に結合するプラズマリングがコイル13を
取り巻くように形成される。これによりランプが無電極
放電により点灯する。点灯コイル13の軸心方向に入れ
られている磁性体などからなる棒状のコア15は、コイ
ル13とプラズマリングとの磁気的結合を強めるための
ものである。この実施例では、ランプ本体11が固定さ
れ、コイル移動機構16にマッチング制御信号または調
光制御信号に基づく駆動信号を入力することで、凹部1
4に入れられた点灯用コイル13を上下方向に出し入れ
できるようになっている。これにより点灯用コイル13
とランプ本体11との結合状態を変えられ、高周波電源
とランプ負荷とのマッチングの調整やランプの調光を行
なえる。コイル移動機構16は、点灯用コイル13を取
り付けた支持軸17の上部にラックギア18が取り付け
られ、モータ19側のピニオンギア20がこのラックギ
ア18に噛み合う構成となっている。なお、点灯用コイ
ル13を固定しておき、ランプ本体11をモータにより
上下動させる構成も可能である。
【0046】つぎに、図5に示すさらに他の実施例の無
電極放電ランプを説明する。この実施例では、ランプ本
体21の外周に点灯用コイル3が巻かれており、外管1
2の上部には中心方向に向けて凹部14が形成され、こ
の凹部14内には点灯用コイル3とランプ本体21との
結合度を変化できる棒状の結合度調整用部材22が出し
入れされるようになっている。この部材22は、鉄心な
どのような透磁率の高い材質によって構成されるか、テ
フロン(デュポン社の商品名)などのような低損失の誘
導体によって構成される。点灯用コイル3とランプ本体
21間には静電容量が形成されるので、テフロンなどの
結合度調整用部材22を出し入れすることで、コイル3
とランプ本体21との間の結合状態を変えられる。ま
た、鉄心からなる結合度調整用部材22を凹部14内に
差し入れると、点灯用コイル3とランプ本体21との結
合度を高められ、逆にこの結合度調整用部材22を引き
抜くと結合度を弱められる。この実施例では、図6に示
すようにランプ本体21を固定しておき、マッチング制
御信号や調光制御信号に基づいてこれら棒状の部材22
を移動機構23によって出し入れすることにより、高周
波電源とランプ負荷とのマッチングの調整やランプの調
光を行なっている。ここで、移動機構23はモータ24
とピニオンギア25、ラックギア26の組み合わせから
なる。また、鉄心などのような透磁率の高い棒状の部材
22をランプ始動時だけ凹部14に挿入しておくこと
で、ランプ本体21の結合度を始動時だけアップするよ
うにすれば、別途スタータ回路を設けることなくランプ
の始動が可能な点灯装置を構成できる。
【0047】図5に示した実施例では、点灯用コイル3
が固定されているが、この点灯用コイル3を移動可能と
すれば、より広範囲にしかも確度の高いマッチングの調
整とランプの調光を行なえる。また、図3に例示した無
電極放電ランプで、凹部14内に結合度調整用部材22
を出し入れする構成も可能である。
【0048】なお、上述した実施例ではランプ外管12
に凹部14を形成して点灯用コイル13または結合度調
整用部材22を装着しているが、ランプ外管12を貫通
する孔部を形成して、この孔部に点灯用コイル13また
は結合度調整用部材22を装着してもよい。また、ラン
プ外管2,12は球形に限定さず、他の形状であっても
よい。
【0049】つぎに、図7に示す無電極放電ランプ点灯
装置を説明する。この図で、商用交流電源31は、直流
電源部32で整流・平滑されて直流電源にされ、この直
流電源がインバータ部33で数MHz以上の高周波電源
に変換される。インバータ部33の出力端子は、マッチ
ング回路34を介して点灯用コイル35に接続され、こ
の点灯用コイル35から高周波電力がランプ本体36内
に入力されることで、無電極放電ランプが高周波点灯さ
れる。なお、スタータ回路37からはランプ始動時に高
電圧がランプ本体36に加えられる。マッチング回路3
4の例としては、図示のように点灯用コイル35に直列
に接続される共振用の直列コンデンサ38とコイル35
に対して並列に接続される共振用の並列コンデンサ39
とから構成されるものを挙げることができる。この例で
は、直列コンデンサ38がバリコンによって構成され、
バリコンの回転軸がサーボモータ43によって回転され
ることで、コンデンサ38の静電容量が変えられるよう
になっている。また、温度変化や経時変化などでマッチ
ング回路34の特性や点灯用コイル35のインダクタン
スが変化した場合、マッチング回路34と点灯用コイル
35で決まる共振周波数が変化するが、検出回路40で
はたとえばこの共振周波数が規定の共振周波数からどの
位ずれたかを検出することができ、検出出力がマッチン
グ制御回路41に供給される。このマッチング制御回路
41では検出信号を受けると、メモリ41aに予め記憶
されているマッチング用の調整手順を表すデータを読み
出し、この調整手順に基づいて駆動回路42にコンデン
サ38(バリコン)の回転角度を指令するための制御信
号を送出する。これによりサーボモータ43が回転さ
れ、バリコンが所定角度回されることにより、マッチン
グ回路34のインピーダンスが変えられ、共振周波数が
特定の周波数となるように自動調整される。この操作
で、高周波電源とランプ負荷とのマッチングがとられ、
ランプの始動を良好に行なえるようになるとともに、イ
ンバータ部33のスイッチング素子に過大なストレスが
加わるのを防ぐことができる。また、光出力の安定化も
図れる。
【0050】この実施例では、直列コンデンサ38をバ
リコンによって構成しているが、コンデンサ38の両電
極板間の距離を圧電素子によって変えられるようにした
容量可変型のコンデンサを用いてもよい。また、ヒータ
にバイメタルや形状記憶合金を組み合わせ、制御信号を
受けてヒータが発熱し、これによる温度上昇によりバイ
メタルや形状記憶合金を変形させ、これにより電極間距
離を変えて容量を可変しても良い。また、マッチング制
御回路41の制御信号に基づいて、点灯用コイル35の
インダクタンスを調整するか、点灯用コイル35とラン
プ本体36との結合状態を図1乃至図6で説明した手段
を用いて調整してもよい。
【0051】つぎに、図8に示す無電極放電ランプ点灯
装置を説明する。この点灯装置では、検出回路44によ
ってインバータ部33のマッチングずれの状態を検出す
ることができ、検出回路44からの状態検出信号がマッ
チング制御回路45に供給される。マッチング制御回路
45では、この検出信号に基づいてマッチング回路34
のたとえば直列コンデンサ(図7中、符号38に対応)
の静電容量を変化させることにより、マッチング回路3
4のインピーダンスが調整され、高周波電源とランプ負
荷とのマッチングがとられる。
【0052】ここで、検出回路44でインバータ部33
におけるロスを検出できるようにした場合、マッチング
制御回路45の制御動作により、インバータ部33での
ロスが一定以下に抑えられるようにマッチング回路34
を調整することができる。また、検出回路44でインバ
ータ部33の出力電圧と出力電流を検出できるようにし
た場合は、マッチング制御回路45の動作により、イン
バータ部33の出力電力が一定範囲に収まるようにマッ
チング回路34を調整することができる。また、検出回
路44でインバータ部33の出力電圧と出力電流の位相
差を検出できるようにした場合には、マッチング制御回
路45の動作により、インバータ部33でゼロボルト・
スイッチング状態が維持できるようにマッチング回路3
4を調整することができる。また、検出回路44でイン
バータ部33の出力電流を検出できるようにした場合
は、マッチング制御回路45によって、インバータ部3
3の出力電流が常に一定範囲に収まるマッチング回路3
4を調整することができる。また、検出回路44でイン
バータ部33の入力電流と出力電流を検出し、入出力電
流値の比較出力をマッチング制御回路45に入力できる
ようにした場合は、マッチング制御回路45の動作によ
り、インバータ部33の消費電力が常に一定範囲に収ま
るようにマッチング回路34を調整することができる。
【0053】なお、マッチング制御回路45の制御信号
に基づいて、点灯用コイル35のインダクタンスを調整
するか、点灯用コイル35とランプ本体36との結合状
態を調整してもよい。
【0054】このような調整を行なうことにより、ラン
プの始動の容易化、温度変化や経時変化に対する回路の
安定化、低損失化、製造時の調整手順の簡略化などを図
ることができる。
【0055】つぎに、図9に示す無電極放電ランプ点灯
装置を説明する。この点灯装置では、検出回路46にお
いて直流電源部32から出力される電力が直接または間
接に検出され、この検出値が比較回路48において基準
値47と比較される。この比較出力が取り込まれるマッ
チング制御回路49では、比較誤差に基づいてマッチン
グ回路34のたとえば直列コンデンサの静電容量を変化
させ、マッチング回路34のインピーダンスを調整する
ことで、高周波電源とランプ負荷とのマッチングを行な
う。これにより、ランプ本体36内に入力される電力が
常に一定となるように制御できる。
【0056】つぎに、図10に示す無電極ランプ点灯装
置を説明する。この点灯装置では、入力電力検出回路5
0でインバータ部33に入力される電力が検出され、出
力電力検出回路51でインバータ部33から出力される
電力が検出される。入力電力の検出値と出力電力の検出
値は、比較回路52で比較され、この比較出力がマッチ
ング制御回路53に供給される。マッチング制御回路5
3では、入出力電力の比較誤差が最小となるようにマッ
チング回路34のたとえば直列コンデンサの静電容量を
変化させ、マッチング回路34のインピーダンスを調整
することで、高周波電源とランプ負荷とのマッチングを
行なう。これにより、インバータ部33での電力ロスが
最小となるように制御できる。
【0057】つぎに、図11に示す無電極ランプ点灯装
置を説明する。この点灯装置では、インバータ部33の
出力電力値が出力電力検出回路51で検出され、この検
出値と基準値54とが比較回路55において比較され
る。この比較出力が取り込まれるマッチング制御回路5
6では、比較誤差が最小となるようにマッチング回路3
4のインピーダンスを調整することにより、高周波電源
とランプ負荷とのマッチングをとる。これにより、イン
バータ部33での電力ロスが最小となるように制御でき
る。
【0058】なお、マッチング制御回路49,53,5
6の制御信号に基づいて、点灯用コイル35のインダク
タンスを調整するか、点灯用コイル35とランプ本体3
6との結合状態を調整してもよい。また、マッチング制
御回路49,53,56を調光・マッチング制御回路と
し、この制御回路に入力される調光信号に基づいてマッ
チング回路34のインピーダンスまたは点灯用コイル3
5とランプ本体36との結合状態を変えることで、無電
極放電ランプの調光を行なえる構成とすることもでき
る。
【0059】つぎに、図12に示す無電極ランプ点灯装
置を説明する。この点灯装置では、ランプの始動直後
は、図13(a)に示すようにインバータ部33の出力
電圧波形W1と出力電流波形W2とをほぼ同相となるよ
うにし、その後ランプのウォーミングアップに伴い、図
13(b)に示すように出力電流波形W2の位相を進ま
せ、出力電圧波形W1がゼロクロスする地点とほぼ同一
地点でゼロクロスするようにスイッチングさせている。
ランプ始動直後にインバータ部33の出力電圧波形W1
と出力電流波形W2を同相とすることは、十分なエネル
ギをランプ本体36に供給でき、安定にプラズマリング
を形成でき、形成したプラズマリングを安定に維持でき
る。その後ランプ点灯時は、出力電圧波形W1がゼロク
ロスする地点で、出力電流波形W2をゼロクロスせてス
イッチングさせることで、インバータ部33でのロスを
理論的にゼロとすることができる。このとき同位相の場
合と比べて出力が低下するが、入力がそれ以上に低下す
るので、効率が最大となる。このような動作条件は、マ
ッチング回路34のインピーダンス、点灯用コイル35
のインピーダンス、点灯用コイル35とランプ本体36
との結合状態を適当に設定することで得られる。
【0060】つぎに、この動作条件を得るための回路定
数の設定方法について説明する。まず、図12の無電極
ランプ点灯装置の構成を説明する。インバータ部33
は、ドライブ回路33Dによって駆動されるFETから
なるスイッチング素子33a,33bを直列接続したハ
ーフブリッジ型に構成されている。インバータ部33に
は、マッチング回路34を介して点灯用コイル35が接
続されている。このマッチング回路34は、直列コンデ
ンサ38と並列コンデンサ39からなる。また、スター
タ回路37は直列共振コンデンサ60と並列共振回路か
らなり、これらの接続点がランプ本体36のメインチュ
ーブ36aの頂部から延びる始動用細管36bに接続さ
れている。並列共振回路は、スタータコイル61と並列
共振コンデンサ62からなる。これらのコンデサは浮遊
容量にて形成してもよい。ランプ始動時に、このスター
タ回路37からキック状の高電圧が始動用細管36bに
加えられることで、メインチューブ36a内でのプラズ
マリングの形成を容易にしている。
【0061】つぎに、各素子の値をつぎのように定め
る。 Z ;インバータ部33から見たランプ負荷のインピー
ダンスの値 Po ;インバータ部33の出力電力の値 IL ;インバータ部33の出力電流の値 Re(z);複素インピーダンスZの実部 Im(z);複素インピーダンスZの虚部 φL ;Zの偏角 Cs ;直列コンデンサ38の静電容量の値 Rs ;直列コンデンサ38の寄生抵抗57の値 Ls ;直列コンデンサ38の寄生インダクタンス58の
値 Cp ;並列コンデンサ39の静電容量の値 Lm ;点灯用コイル35のインダクタンスの値 Rm ;点灯用コイル35の寄生抵抗59の値 Cg ;始動用細管36bにグロー電流が流れたときの等
価静電容量64の値 Csts ;始動用の寄生直列コンデンサ60の値 Lst;スタータコイル61のインダクタンスの値 Cstp ;始動用の寄生並列コンデンサ62の値 Rst;並列共振回路の寄生抵抗63の値
【0062】以下、回路定数の設定方法を述べる。ま
ず、始動直後のランプ本体36内のプラズマリングと点
灯用コイル35との結合係数をk,αとしたとき、ラン
プ本体36のメインチューブ36a内にクリプトンガス
(Kr)を250トル(torr)のみ封入し、発光金属を
封入しない場合についての結合定数k´,α´測定す
る。これは、プラズマリングが形成された直後のランプ
を想定したものである。なお、αはランプ抵抗をRa 、
ランプインダクタンスをLa とした場合、 α=Ra /ωLa で与えられる。メインチューブ36aの内径が12mm
のランプでは、 k´=0.210 α´=2.78 と測定される。
【0063】続いて、始動用細管36bにグロー電流が
流れたときの等価静電容量64の値Cg を測定すると、 Cg =1.0pF が得られる。
【0064】続いて、数式1に示される連立方程式を満
たすようなCs ,Cp を求める。数式11は、点灯時に
適正な電力を入力でき、スイッチングロスを十分に少さ
くするという条件を与えるものである。
【0065】続いて、測定されたk´,α´,Cg に対
して数式2に示される連立方程式を解き、φL =0とな
るCsts ,Lstを求める。
【0066】
【数1】
【0067】
【数2】
【0068】以上の演算により、各回路定数の値をつぎ
のように設定できる。まず、第1の数値例としては、 k´=0.21 α´=2.78 k=0.266 α=2.14 Lm =165nH Rm =50mΩ Cp =433.8pF Cs =340pF Rs =170mΩ Ls =17nH Csts =2pF Cstp =6pF Lst=15μH Rst=10kΩ のとき、始動時の直列コンデンサ38の値をCs ´=3
70pFとし、始動後は並列接続の30pFを切り離し
て、Cs =340pFとする。第2の数値例としては、 k´=0.21 α´=2.78 k=0.266 α=2.14 Lm =165nH Rm =50mΩ Cp =433.8pF Cs =340pF Rs =170mΩ Ls =17nH のとき、 Csts =2pF Cstp =6pF Lst=15μH Rst=500kΩ とすれば、始動時のみスタータ回路37を接続し、始動
後はスタータ回路37を切り離すことで自動的にマッチ
ングがとれる。
【0069】つぎに、図14に示す無電極放電ランプ点
灯装置を説明する。この点灯装置では、インバータ部3
3の出力端子がたとえば50Ωの同軸ケーブル68によ
ってマッチング回路67に接続され、このマッチング回
路67が点灯用コイル35に接続されている。このマッ
チング回路67は、点灯用コイル35に直列に接続され
る直列コンデンサ38、コイル35に対して並列に接続
される第1の並列コンデンサ39、これらコンデンサ3
8,39に対して並列に接続される第2の並列コンデン
サ65、この第2の並列コンデンサ65に対して直列に
設けられるインダクタンス66から構成されている。こ
こで、各コンデンサ38,39,65はバリコンやトリ
マコンデンサなどからなる容量可変型のコンデンサによ
って構成されている。また、インバータ部33から見た
入力インピーダンスのリアクタンス成分は概略ゼロとし
てある。点灯用コイル35のインダクタンスLmが16
0nHであるとき、直列コンデンサ38の静電容量Cs
を略400pF、第1の並列コンデンサ39の静電容量
Cp1を略400pF、第2の並列コンデンサ65の静電
容量Cp2を略900pF、インダクタンス66の値Lp
を70nHとして、各コンデンサ38,39,65を微
調すれば、マッチング回路67を規定の特性に調整でき
る。
【0070】このように、第2の並列コンデンサ65と
インダクタンス66を接続したことにより、マッチング
回路67と点灯用コイル35による共振回路のQが非常
に高い場合でも、高周波電源とランプ負荷とのマッチン
グを安定にとることができ、ランプを安定に始動でき
る。
【0071】つぎに、図15に示す無電極放電ランプ点
灯装置を説明する。この点灯装置でも、インバータ部3
3の出力端子がたとえば50Ωの同軸ケーブル68によ
ってマッチング回路69に接続され、このマッチング回
路69が点灯用コイル35に接続されている。このマッ
チング回路69は、点灯用コイル35に直列に接続され
る直列コンデンサ38、コイル35に対して並列に接続
される第1の並列コンデンサ39、これらコンデンサ3
8,39に対して並列に接続される第2の並列コンデン
サ65、各コンデンサ38,39,65にそれぞれ直列
に設けられる第1乃至第3のインダクタンスL1,L
2,L3から構成されている。これらインダクタンスL
1,L2,L3は、直列に接続されるインダクタまた寄
生インダクタンスによって構成できる。ここで、マッチ
ング回路69を介して点灯用コイル35に入力される高
周波電源の励起周波数をf(MHz)としたときに、第
1乃至第3のインダクタL1,L2,L3の値(nH)
は、 0.01f≦L1≦f 0.1f≦L2≦10f
0.1f≦L3≦10f にそれぞれ設定されている。
【0072】このように、各コンデンサ38,39,6
5に直列にインダクタンスL1,L2,L3を接続する
とともに、これらのインダクタンスL1,L2,L3の
値を上式のように設定することにより、マッチング回路
69と点灯用コイル35とからなる共振回路の同調曲線
にリップルを生じさせ、同調範囲を広くとることができ
る。これにより、安定にマッチングの調整を行なえる。
なお、第1および第2のインダクタンスL1,L2をあ
まり小さくすると効果が少なくなり、インダクタンスL
1,L2を大きくとると、回路としての安定性が少しず
つ減少していく。直列コンデンサ38および並列コンデ
ンサ39は、インダクタンスL1,L2の作用を打ち消
せるように大きめに設定する。また、特に上記入力イン
ピーダンスのリアクタンス成分が概略ゼロにしておく
と、同軸ケーブル68に対し、マッチングがとりやすく
なり、しかも、その長さを任意に選べる。例えば直流電
源部32、インバータ部33を別置きにし、灯具内に設
置された、その先の回路へ任意の長さの同軸ケーブル6
8で給電が可能となる。これにより灯具のデザインの自
由度が大幅に増す。
【0073】つぎに、無電極放電ランプ点灯装置の調整
方法を図16に基づいて説明する。まず、調整の第1手
順では、図中A−A線で回路を切断して、直列コンデン
サ38とアース回路70を切り離し、点灯用コイル35
に並列コンデンサ39を接続した状態で、並列コンデン
サ39と点灯用コイル35との並列共振周波数fpが規
定値となるように、並列コンデンサ39の静電容量Cp
を調整する。このときの共振周波数fp は、
【数3】 によって決められる。なお、並列コンデンサ39を調整
する代わりに点灯用コイル35のインダクタンスLm を
調整してもよい。続いて、直列コンデンサ38とアース
回路70を接続した状態で、直列コンデンサ38と並列
コンデンサ39および点灯用コイル35の並列回路との
直列共振周波数が概略規定値となるように、直列コンデ
ンサ38の静電容量Cs を粗調整する。または、図中B
−B間をショートし、直列コンデンサ38をアース回路
70に短絡したときの点灯用コイル35と直列コンデン
サ38および並列コンデンサ39との並列共振周波数f
s が、略規定値となるように直列コンデンサ38の静電
容量Cs を粗調整してもよい。このときの並列共振周波
数fs は、
【数4】 によって決められる。または、図中B−B間をショート
する代わりに、インバータ部33のスイッチング素子の
出力容量Co を利用して、数式3で決められる共振周波
数fs ´となるように直列コンデンサ38の静電容量C
s を粗調整してもよい。続いて、無電極放電ランプを点
灯するか、無電極放電ランプの代わりにダミーロードを
接続して、インバータ部33から負荷への入力電力また
は入力電流が規定値となるように、直列コンデンサ38
の静電容量Cs を微調整するこれらの調整手順を経て、
この点灯装置の調整が完了する。
【0073】なお、直列コンデンサ38および並列コン
デンサ39の静電容量Cs ,Cp は数式4に示す連立方
程式の解として求めることができる。
【0074】
【数5】
【0075】
【数6】
【0076】このような調整方法を採用することによ
り、つぎに述べるような利点が得られる。まず、共振周
波数を測定して調整を行なうことは、マッチング回路3
4の各コンデンサ38,39の静電容量Cs ,Cp や点
灯用コイル35のインダクタンスLm を直接測定するよ
りも、安定性がよく、しかも精度の高い測定を容易に行
なうことができる。また、点灯用コイル35のインダク
タンスLm が±10%程度ずれていたとしても、共振周
波数が規定値となるように並列コンデンサ39の静電容
量を設定することができ、点灯用コイル35のインダク
タンスLm のずれを補償できる。また、各コンデンサ3
8,39に従来のように±0.5%というような高精度
なものが必要なく、部品の選定が容易となる。また、回
路定数の変化に敏感な入力電力を規定値となるように調
整することは、自動的にマッチング条件が整い、ランプ
の効率および光出力値も適正化できる。また、入力電力
の測定には通常の直流用計器を使用することができ、安
定な測定を簡単に行なえる。
【0077】図17は、この調整方法で調整した点灯装
置の出力特性の測定結果を示したものであり、点灯用コ
イル35のインダクタンスLm が±20%ずれたとして
も、出力電力の変動は±10%以内に収められている。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、点
灯用コイルとランプ本体との相対位置を変えたり、点灯
用コイルとランプ本体との結合状態を変えられる部材を
ランプ本体内に出し入れすることによっても、高周波電
源とランプ負荷とのマッチングの調整を行なえるように
したので、単にマッチング回路だけで調整を行なうより
も、より精度の高い調整を行なうことができる。また、
このような操作により無極放電ランプの調光も可能とし
たので、無極放電ランプの用途を拡大できる。また、ラ
ンプ始動時や電源変動時、さらに温度変化、経時変化に
よって回路特性が変化した場合に、インバータ部から得
られる検出信号に基づいて自動的にマッチングがとれる
ようにしたので、始動時およびその後のランプ点灯時に
十分な電力をランプに供給することができ、安定にラン
プを始動をできるとともに、ランプ点灯時に光出力の一
定化も図れる。また、このように良好にマッチングがと
れることにより、ランプの高効率化を図ることができ、
さらにインバータ素子に過度なストレスが加わらないこ
とで、素子を破壊から保護できる。これにより、点灯装
置の信頼性を向上できる。また、適切な調整方法を採用
することで、従来に比べてマッチング回路の素子や点灯
用コイルに高精度なものを必要としなくなり、回路定数
が多少変動しても、回路の安定動作が確保できるととも
に、点灯出力をさらに安定化できる。また、従来に比べ
て、回路部品の選定が容易となり、製造時の調整も簡素
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無電極放電ランプの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】他の実施例の無電極放電ランプを示す斜視図で
ある。
【図3】さらに他の実施例の無電極放電ランプを示す斜
視図である。
【図4】図3に示した無電極放電ランプの縦断面図であ
る。
【図5】さらに他の実施例の無電極放電ランプを示す斜
視図である。
【図6】図5に示した無電極放電ランプの縦断面図であ
る。
【図7】本発明による無極放電ランプ点灯装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図8】他の実施例の無極放電ランプ点灯装置を示すブ
ロック図である。
【図9】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置を
示すブロック図である。
【図10】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置
を示すブロック図である。
【図11】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置
を示すブロック図である。
【図12】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置
を示す回路図である。
【図13】図12の点灯装置の動作を説明するためのイ
ンバータ部の出力電圧および出力電流の波形図である。
【図14】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置
を示す回路図である。
【図15】さらに他の実施例の無極放電ランプ点灯装置
を示す回路図である。
【図16】無極放電ランプ点灯装置の調整方法を説明す
るめの回路図である。
【図17】この調整方法で調整した点灯装置の出力特性
図である。
【図18】従来から一般に知られる無極放電ランプ点灯
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1,11,21 ランプ本体 2,12 ランプ外管 3,13 点灯用コイル 4 ランプ移動機構 5,17 支持軸 6 透光性のカバー 7 ステー 8,18,26 ラックギア 9,19,24 モータ 10,20,25 ピニオンギア 14 凹部 15 棒状のコア 16 コイル移動機構 22 結合度調整用部材 23 移動機構 31 商用交流電源 32 直流電源部 33 インバータ部 33a,33b スイッチング素子 33D ドライブ回路 34,67,69 マッチング回路 35 点灯用コイル 36 ランプ本体 37 スタータ回路 38 直列コンデンサ 39,65 並列コンデンサ 40,44,46 検出回路 41,45,49,53,56 マッチング制御回路 41a メモリ 42 駆動回路 43 サーボモータ 47,54 基準値 48,52,55 比較回路 50 入力電力検出回路 51 出力電力検出回路 57,59,63 寄生抵抗 58 寄生インダクタンス 60 直列共振コンデンサ 61 スタータコイル 62 並列共振コンデンサ 64 等価静電容量 66 インダクタンス 68 同軸ケーブル L1 第1のインダクタンス L2 第2のインダクタンス L3 第3のインダクタンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 恵一 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ライ テック株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性のランプ外管内に少なくとも放電
    性ガスまた蒸気が封入されたランプ本体と、 このランプ本体の外周部に巻かれ、高周波電流を流すこ
    とによりランプ本体内にプラズマリングを形成するとと
    もに、ランプ本体内に形成したプラズマリングと磁気的
    に結合して電力をランプ本体内に供給する点灯用コイル
    と、 この点灯用コイルと上記ランプ本体との相対位置を変化
    させて、高周波電源とランプ負荷とのマッチングの調整
    またはランプの調光を行なうための移動機構とを備える
    ことを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 【請求項2】 透光性のランプ外管内に少なくとも放電
    性ガスまた蒸気が封入されたランプ本体と、 このランプ外管に形成した凹部内またはランプ外管に形
    成した孔部内に装着され、高周波電流を流すことにより
    ランプ本体内にプラズマリングを形成するとともに、ラ
    ンプ本体内に形成したプラズマリングと磁気的に結合し
    て電力をランプ本体内に供給する点灯用コイルと、 この点灯用コイルと上記ランプ本体との相対位置を変化
    させて、高周波電源とランプ負荷とのマッチングの調整
    またはランプの調光を行なうための移動機構とを備える
    ことを特徴とする無電極放電ランプ。
  3. 【請求項3】 透光性のランプ外管内に少なくとも放電
    性ガスまた蒸気が封入されたランプ本体と、 このランプ本体の近傍に配され、高周波電流を流すこと
    によりランプ本体内にプラズマリングを形成するととも
    に、ランプ本体内に形成したプラズマリングと磁気的に
    結合して電力をランプ本体内に供給する点灯用コイル
    と、 ランプ外管に形成した凹部内またはランプ外管に形成し
    た孔部内に装着され、点灯用コイルとランプ本体との結
    合状態を変化できる結合度調整用部材と、 この結合度調整用部材と上記ランプ本体との相対位置を
    変化させて、高周波電源とランプ負荷とのマッチングの
    調整またはランプの調光を行なうための移動機構とを備
    えることを特徴とする無電極放電ランプ。
  4. 【請求項4】 請求項1および請求項3に記載される構
    成要件からなる無電極放電ランプ。
  5. 【請求項5】 請求項2および請求項3に記載される構
    成要件からなる無電極放電ランプ。
  6. 【請求項6】 上記結合度調整部材が鉄心によって構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の無電極放電
    ランプ。
  7. 【請求項7】 直流電源部と、この直流電源部からの直
    流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ランプ
    外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入された
    ランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内に
    配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給され
    る点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続された
    共振用の直列コンデンサにより少なくとも構成されたマ
    ッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気的に結
    合するランプ本体内のプラズマリングを介して高周波電
    力をこのランプ本体内に入力することで、無電極放電ラ
    ンプを点灯させる点灯装置において、 予め設定したマッチング調整手順を記憶するメモリと、 無電極放電ランプを点灯する際に、このメモリから読み
    出した手順に基づいて、上記マッチング回路のインピー
    ダンスまたは上記点灯用コイルのインピーダンスまたは
    上記点灯用コイルと上記ランプ本体との結合状態を自動
    調整し、上記高周波電源とランプ負荷とのマッチングが
    とれるように制御するマッチング制御回路とを備えるこ
    とを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  8. 【請求項8】 直流電源部と、この直流電源部からの直
    流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ランプ
    外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入された
    ランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内に
    配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給され
    る点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続された
    共振用の直列コンデンサにより少なくとも構成されたマ
    ッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気的に結
    合するランプ本体内のプラズマリングを介して高周波電
    力をこのランプ本体内に入力することで、無電極放電ラ
    ンプを点灯させる点灯装置において、 上記インバータ部から得られる状態検出信号に基づい
    て、上記高周波電源とランプ負荷とのマッチングずれを
    検出する検出回路と、 この検出回路から出力される検出信号に基づいて、上記
    マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
    ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
    プ本体との結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ
    負荷とのマッチングがとれるように制御するマッチング
    制御回路とを備えることを特徴とする無電極放電ランプ
    点灯装置。
  9. 【請求項9】 直流電源部と、この直流電源部からの直
    流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ランプ
    外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入された
    ランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内に
    配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給され
    る点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続された
    共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接続
    された共振用の並列コンデンサにより少なくとも構成さ
    れたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気
    的に結合するランプ本体内のプラズマリングを介して高
    周波電力をこのランプ本体内に入力することで、無電極
    放電ランプを点灯させる点灯装置において、 上記直流電源部から出力される電力を直接または間接に
    検出する検出回路と、 この検出回路から出力される検出値と予め設定された基
    準値とを比較する比較回路と、 この比較回路から出力される比較信号に基づいて、上記
    マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
    ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
    プ本体との結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ
    負荷とのマッチングをとり、ランプ本体内に入力される
    電力が常に一定となるように制御する制御回路とを備え
    ることを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  10. 【請求項10】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接
    続された共振用の並列コンデンサにより少なくとも構成
    されたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁
    気的に結合するランプ本体内のプラズマリングを介して
    高周波電力をこのランプ本体内に入力することで、無電
    極放電ランプを点灯させる点灯装置において、 上記インバータ部に入力される電力を検出する入力電力
    検出回路と、 このインバータ部から出力される電力を検出する出力電
    力検出回路と、 上記入力電力検出回路から出力される検出値と上記出力
    電力検出回路から出力される検出値とを比較する比較回
    路と、 この比較回路から出力される比較信号に基づいて、上記
    マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
    ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
    プ本体との結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ
    負荷とのマッチングをとり、上記インバータ部での電力
    ロスを小さくするように制御する制御回路とを備えるこ
    とを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  11. 【請求項11】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサにより少なくとも構成された
    マッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気的に
    結合するランプ本体内のプラズマリングを介して高周波
    電力をこのランプ本体内に入力することで、無電極放電
    ランプを点灯させる点灯装置において、 上記インバータ部から出力される電力を検出する出力電
    力検出回路と、 この出力電力検出回路から出力される検出値と予め設定
    された基準値を比較する比較回路と、 この比較回路から出力される比較信号に基づいて、上記
    マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
    ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
    プ本体との結合状態を調整し、上記高周波電源とランプ
    負荷とのマッチングをとり、上記インバータ部での電力
    ロスを小さくするように制御する制御回路とを備えるこ
    とを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  12. 【請求項12】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサにより少なくとも構成された
    マッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁気的に
    結合するランプ本体内のプラズマリングを介して高周波
    電力をこのランプ本体内に入力することで、無電極放電
    ランプを点灯させる点灯装置において、 入力される調光信号に基づいて、上記マッチング回路の
    インピーダンスまたは上記点灯用コイルのインピーダン
    スまたは上記点灯用コイルと上記ランプ本体との結合状
    態を調整し、無電極放電ランプの調光を行なう制御回路
    を備えることを特徴とする請求項7または請求項8また
    は請求項9または請求項10または請求項11記載の無
    電極放電ランプ点灯装置。
  13. 【請求項13】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接
    続された共振用の並列コンデンサにより少なくとも構成
    されたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁
    気的に結合するランプ本体内のプラズマリングを介して
    高周波電力をこのランプ本体内に入力することで、無電
    極放電ランプを点灯させる点灯装置において、 無電極放電ランプの始動直後は、上記インバータ部の出
    力電圧波形と出力電流波形とをほぼ同相となるように
    し、その後無電極放電ランプのウォーミングアップに伴
    い、上記出力電流波形の位相を進ませ、ランプ点灯時
    は、上記出力電圧波形がゼロクロスする地点とほぼ同一
    地点で上記出力電流波形がゼロクロスするように、上記
    マッチング回路のインピーダンスまたは上記点灯用コイ
    ルのインピーダンスまたは上記点灯用コイルと上記ラン
    プ本体との結合状態を予め設定してあることを特徴とす
    る無電極放電ランプ点灯装置。
  14. 【請求項14】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接
    続された共振用の第1の並列コンデンサにより少なくと
    も構成されたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイ
    ルと磁気的に結合するランプ本体内のプラズマリングを
    介して高周波電力をこのランプ本体内に入力すること
    で、無電極放電ランプを点灯させる点灯装置において、 上記直列コンデンサと上記第1の並列コンデンサとの直
    列回路に対して並列に第2の並列コンデンサを接続する
    とともに、この第2の並列コンデンサに対してインダク
    タを直列に接続することで上記マッチング回路を構成し
    たことを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  15. 【請求項15】 上記マッチング回路の入力インピーダ
    ンスのリアクタンス成分が概略ゼロであることを特徴と
    する請求項14記載の無電極放電ランプ点灯装置。
  16. 【請求項16】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接
    続された共振用の第1の並列コンデンサにより少なくと
    も構成されたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイ
    ルと磁気的に結合するランプ本体内のプラズマリングを
    介して高周波電力をこのランプ本体内に入力すること
    で、無電極放電ランプを点灯させる点灯装置において、 上記直列コンデンサと上記第1の並列コンデンサとの直
    列回路に対して並列に第2の並列コンデンサを接続する
    とともに、上記直列コンデンサ、上記第1および第2の
    並列コンデンサに対して第1乃至第3のインダクタL
    1,L2,L3をそれぞれ直列に設けることで上記マッ
    チング回路を構成し、このマッチング回路を介して上記
    点灯用コイルに入力される高周波電源の励起周波数をf
    (MHz)としたときに、上記第1乃至第3のインダク
    タL1,L2,L3の値(nH)を、0.01f≦L1
    ≦f 0.1f≦L2≦10f 0.1f≦L3≦
    10fにそれぞれ設定してあることを特徴とする無電極
    放電ランプ点灯装置。
  17. 【請求項17】 直流電源部と、この直流電源部からの
    直流電源を高周波電源に変換するインバータ部と、ラン
    プ外管内に少なくとも放電性ガスまたは蒸気が封入され
    たランプ本体と、ランプ本体の近傍またはランプ本体内
    に配置され、上記インバータ部から高周波電源が供給さ
    れる点灯用コイルと、この点灯用コイルに直列接続され
    た共振用の直列コンデンサおよび点灯用コイルに並列接
    続された共振用の並列コンデンサにより少なくとも構成
    されたマッチング回路とを有し、上記点灯用コイルと磁
    気的に結合するランプ本体内のプラズマリングを介して
    高周波電力をこのランプ本体内に入力することで、無電
    極放電ランプを点灯させる点灯装置において、 上記点灯用コイルに上記並列コンデンサを接続した状態
    で、上記直列コンデンサまたはアース回路を切り離し、
    上記並列コンデンサと上記点灯用コイルとの並列共振周
    波数が規定値となるように、上記並列コンデンサの静電
    容量または上記点灯用コイルのインダクタンスを調整す
    る第1の調整手順と、 上記点灯用コイルに上記並列コンデンサ、上記直列コン
    デンサおよびアース回路を接続した状態で、上記直列コ
    ンデンサと上記並列コンデンサおよび上記点灯用コイル
    の並列回路との直列共振周波数または上記直列コンデン
    サをアース回路に短絡したときの並列共振周波数が概略
    規定値となるように、上記直列コンデンサの静電容量を
    粗調整するもしくは上記直列コンデサ及びマース回路を
    インバータ部に接続した状態で、上記直列コンデサと上
    記並列コンデサと出力側から見たインバータの容量、及
    び上記点灯用コイルとの並列共振周波数が概略規定値と
    なるように、上記直列コンデサの静電容量を粗調整する
    第2の調整手順と、 無電極放電ランプを点灯するか、無電極放電ランプの代
    わりにダミーロードを接続して、上記インバータ部から
    負荷への入力電力または入力電流が規定値となるよう
    に、上記直列コンデンサを微調整する第3の調整手順と
    からなることを特徴とする無電極放電ランプ点灯装置の
    調整方法。
JP4232367A 1992-03-27 1992-08-31 無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ点灯装置および無電極放電ランプ点灯装置の調整方法 Withdrawn JPH05325608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0705057A2 (en) 1994-09-27 1996-04-03 Toshiba Lighting & Technology Corporation High-frequency power supply device, lighting device incorporating an electrodeless discharge lamp, and illuminating apparatus incorporating the lighting device
JPH10208894A (ja) * 1997-01-28 1998-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電灯点灯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0705057A2 (en) 1994-09-27 1996-04-03 Toshiba Lighting & Technology Corporation High-frequency power supply device, lighting device incorporating an electrodeless discharge lamp, and illuminating apparatus incorporating the lighting device
JPH10208894A (ja) * 1997-01-28 1998-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 無電極放電灯点灯装置

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