JPH05325306A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH05325306A
JPH05325306A JP13468992A JP13468992A JPH05325306A JP H05325306 A JPH05325306 A JP H05325306A JP 13468992 A JP13468992 A JP 13468992A JP 13468992 A JP13468992 A JP 13468992A JP H05325306 A JPH05325306 A JP H05325306A
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magneto
slider
optical recording
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Application number
JP13468992A
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English (en)
Inventor
Masanari Mouri
政就 毛利
Osamu Mizuno
修 水野
Hideki Aiko
秀樹 愛甲
Toru Nakamura
徹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動接触型バイアス磁界発生装置におけるス
ライダを板状弾性部材にすることにより、摺動摩擦力に
よるモーメントの発生を回避し、磁気ヘッドの形状、特
に高さに影響されることなく、スライダの摺動接触特性
を向上させる。 【構成】 スライダ28はその一端が連結アングル33
に固定されており、1次曲げ状態に支持されている。さ
らに、スライダ28の他端近傍は磁気コアの磁極先端部
に点接触または面接触しており、かつ光磁気ディスク1
と摺動する接触するように荷重を付与され2次曲げ状態
に変形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式記録再生装置、特
に光磁気記録媒体に対するバイアス磁界発生装置の面振
れ追従機構を有する光磁気記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスク装置は、光学式記
録媒体である光磁気ディスクに対する情報の記録・再生
・消去時間の短縮化、大記録容量化、およびアクセスの
高速化等の性能向上が盛んに行われている。さらに、光
磁気ディスク装置では、オーバライト機能が検討されて
おり、磁界方向の反転時間の短縮化が可能なバイアス磁
界発生装置による磁界変調オーバライト方式に関する研
究が盛んに行われている。
【0003】しかし、一般的に、磁界方向の反転時間の
短縮化が可能なバイアス磁界発生装置は、その発生磁界
の空間的領域が狭いためバイアス磁界発生装置と光磁気
ディスクとの空隙は数百ミクロン以下に保たなければな
らない。
【0004】従って、この様なバイアス磁界発生装置を
用いて磁界変調オーバライトを可能にするために、高速
回転ディスクに対しては浮動型バイアス磁界発生装置の
様なディスクの回転に伴い発生する空気流により浮上す
るスライダにバイアス磁界発生装置を搭載して数ミクロ
ンの空隙を介してディスク面振れに追従する手段や、低
速回転ディスクに対してはそのディスク面上を摺動する
スライダにバイアス磁界発生装置を搭載してディスク面
振れに追従する手段など、バイアス磁界発生装置のディ
スク面振れ追従手段に関する研究が盛んに行われてい
る。
【0005】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光磁気ディスク装置の一例について説明する。
【0006】図9は従来の光磁気ディスク装置の概略
図、図10は従来の摺動型スライダの概略図である。図
9において、1は光磁気ディスク、2はスピンドルモー
タ、3はメカベース、4は光学ヘッド、5はガイド軸、
6は対物レンズアクチュエータ、7は磁気コア、8はス
ライダ、9はジンバル、10はピボット軸受、11はホ
ルダ、12はロードビーム、13は連結アングルであ
る。図9において、対物レンズアクチュエータ6は、光
学ヘッド4に固定されている。ガイド軸5はその両端が
メカベース3に固定されており、光学ヘッド4が光磁気
ディスク1の半径方向に直線移動可能となるように支持
している。スピンドルモータ2は光磁気ディスク1の回
転軸がメカベース3に垂直になるようにメカベース3に
固定されている。光磁気ディスク1はスピンドルモータ
2により所望の回転数で回転する。磁気コア7はスライ
ダ8に固着されており、スライダ8は光磁気ディスク1
の回転方向に対して中央部に磁気コア7が固定され、ま
たその前方と後方にスライド部を有している。ロードビ
ーム12はホルダ11に設けられたピボット軸受10を
介してスライダ8に光磁気ディスク1への押し付け力を
付与している。ジンバル9はホルダ11とスライダ8と
を弾性支持しており、さらにスライダ8とピボット軸受
10との接触点の位置決めおよび保持している。連結ア
ングル13はロードビーム12を介して、対物レンズア
クチュエータ6から出射される光ビームの光軸6aと磁
気コア7の磁極中心軸7aとが一致するように連結して
いる。
【0007】以上のように構成された光磁気ディスク装
置について、以下その動作について説明する。図10に
おいて、スライダ8は光磁気ディスク1に常に摺動接触
するようにピボット軸受10を介してロードビーム12
により荷重を付与されているため、光磁気ディスク1と
スライダ8とで摩擦力F、Fはスライダ8の前方接触部
の摩擦力F1と後方接触部の摩擦力F2との合力、が生
じる。その摩擦力Fはジンバル9の張力Tの光磁気ディ
スク1の面内方向成分THと釣り合っており、スライダ
8とピボット軸受10との位置ずれを抑えている。ま
た、スライダ8はピボット軸受10とジンバル9とによ
ってその接触点回りに回転可能に弾性支持されており、
光磁気ディスク1の反り等による回転面振れに対しても
面接触を維持して追従可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、磁気コアがスライダ下方に固定されてい
るため、スライダとピボット軸受との接触面と、スライ
ダとジンバル取り付け面と、スライダと光磁気ディスク
との摺動面とを同一面とすることができない。特に、摺
動面がその他の面と磁気コアの高さによって規定された
スライダ高さ分だけ離れた構成となり、かつその距離は
磁気コアの磁気特性の設計問題に起因している。そのた
め、スライダと光磁気ディスクとの摩擦力の作用点とジ
ンバルによる張力の作用点とがスライダの高さ分だけ離
れるため、ピボット軸受回りのモーメントが生じ、その
方向は図10のモーメントMの方向である。従って、そ
のモーメントの影響でスライダの光磁気ディスクに対す
る接触圧力(垂直抗力)は前方接触部の方が後方接触部
より大きくなり、スライダの前方接触部と後方接触部と
で摩擦力の不均衡が発生し、より一層モーメントの増大
を誘発するというスティックスリップ現象が発生すると
いう問題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、スライ
ダとピボット軸受との接触面と、スライダとジンバル取
り付け面と、スライダと光磁気ディスクとの摺動面とが
磁気コアの高さによって規定されない構成を可能にし、
磁気コアの磁気特性の設計問題とスライダのスティック
スリップ現象問題とを分離し、かつスティックスリップ
現象の発生を回避したスライダを有した光磁気記録装置
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の光磁気記録装置は、光磁気記録媒体と、光
磁気記録媒体に記録・再生・消去を行う光スポットを照
射する光学ヘッドと、光磁気記録媒体を回転もしくは並
進支持するテーブルを有するモータと、光学ヘッドと対
向する位置に光磁気記録媒体を挟んで配置され記録・消
去用の磁界を主磁極から付与するバイアス磁界発生装置
と、バイアス磁界発生装置を保持する保持部材と、保持
部材に固定されかつバイアス磁界発生装置が光磁気記録
媒体の回転もしくは並進面振れに追従するための荷重を
付与する弾性支持部材と、弾性支持部材および保持部材
を介してバイアス磁界発生装置の主磁極中心と光学ヘッ
ドの光スポットの光軸とが略一致するようにバイアス磁
界発生装置と光学ヘッドとを位置決め結合する連結部材
と、保持部材もしくは連結部材のいずれか一方に一端が
固定されるかまたは前記弾性支持部材の一部から分離さ
れバイアス磁界発生装置の主磁極先端部に点接触もしく
は面接触しかつ光磁気記録媒体に摺動接触するようにバ
イアス磁界発生装置と光磁気記録媒体との間に挿入され
た板状弾性部材であるスライダという構成を備えたもの
である。
【0011】また、板状弾性部材であるスライダの光磁
気記録媒体と摺動接触する面にテクスチャが施されたス
ライダを備えたものである。
【0012】また、板状弾性部材であるスライダの光磁
気記録媒体と摺動接触する面に耐摩耗性保護層が施され
たスライダを備えたものである。
【0013】また、板状弾性部材であるスライダのバイ
アス磁界発生装置の主磁極と接触する部分に耐摩耗性保
護層が施されたスライダを備えたものである。
【0014】また、板状弾性部材であるスライダのバイ
アス磁界発生装置の主磁極と接触する部分と光磁気記録
媒体と摺動接触する部分以外の部分に緩衝層が施された
スライダを備えたものである。
【0015】また、板状弾性部材であるスライダとバイ
アス磁界発生装置の主磁極先端部とが接触する面積より
も少なくとも大きい領域がバイアス磁界発生装置の主磁
極との接点回りに変位可能となるように切欠き部が設け
られたスライダを備えたものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成によって、板状弾性部材
であるスライダに従来のジンバルの機能を兼用させ、ま
たバイアス磁界発生装置の主磁極先端部に従来のピボッ
ト軸受の機能を兼用させることが可能となる。すなわ
ち、従来のスライダとピボット軸受との接触面や、スラ
イダとジンバル取り付け面や、スライダと光磁気記録媒
体との摺動面が板状弾性部材であるスライダに集約させ
ることが可能となる。従って、磁気コアの高さによって
規定されない構成を可能にし、かつ磁気コアの磁気特性
の設計問題とスライダのスティックスリップ現象問題と
を分離し、かつスティックスリップ現象の発生を回避し
たスライダを構成することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例の光磁気記録装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例における光磁
気記録装置の概略図を示すものである。図2は同第1の
実施例における光磁気記録装置のスライダの概略図であ
る。図3は同の第1の実施例における光磁気記録装置の
スライダの光磁気記録媒体の面振れ追従動作を示す概略
図である。
【0019】図4は同第2の実施例における光磁気記録
装置のスライダのテクスチャを示す概略図である。
【0020】図5は同第3の実施例における光磁気記録
装置のスライダと光磁気記録媒体との摺動時の耐摩耗性
保護層を示す概略図である。
【0021】図6は同第4の実施例における光磁気記録
装置のスライダと磁気コアの主磁極先端部との摺動時の
耐摩耗性保護層を示す概略図である。
【0022】図7は同第5の実施例における光磁気記録
装置のスライダと光磁気記録との摺動時の振動に対する
緩衝層を示す概略図である。
【0023】図8は同第6の実施例における光磁気記録
装置のスライダの切欠き部を示す概略図である。
【0024】図1において、1は光磁気ディスク、2は
スピンドルモータ、3はメカベース、4は光学ヘッド、
5はガイド軸、6は対物レンズアクチュエータ、7は磁
気コア、28はスライダ、31はホルダ、32は平行板
バネ、33は連結アングルである。対物レンズアクチュ
エータ6は、光学ヘッド4に固定されている。ガイド軸
5はその両端がメカベース3に固定されており、光学ヘ
ッド4が光磁気ディスク1の半径方向に直線移動可能と
なるように支持している。スピンドルモータ2は光磁気
ディスク1の回転軸がメカベース3に垂直になるように
メカベース3に固定されている。光磁気ディスク1はス
ピンドルモータ2により所望の回転数で回転する。磁気
コア7はホルダ31に固定されており、ホルダ31に固
定された平行板バネ32を介して連結アングル33によ
って弾性支持されている。スライダ28はその一端が連
結アングル33に固定されており、1次曲げ状態に支持
されている。さらに、スライダ28の他端近傍は磁気コ
ア7の主磁極先端部に点接触または面接触しており、か
つ光磁気ディスク1と摺動接触するように荷重を付与さ
れ2次曲げ状態に変形されている。連結アングル33は
光学ヘッド4に固定されており、平行板バネ32および
ホルダ31を介して対物レンズアクチュエータ6から出
射される光ビームの光軸6aと磁気コア7の磁極中心軸
7aとが一致するように連結している。
【0025】以上のように構成された光磁気記録装置に
ついて、以下図2を用いてその動作を説明する。図2に
おいて、スライダ28は磁気コア7の磁極先端部に接触
していると同時に、平行板バネ32によって磁気コア7
に付与された荷重によって光磁気ディスク1に摺動接触
している。磁気コア7を介して付与された荷重によって
生じたスライダ28と光磁気ディスク1との摺動摩擦力
Fはスライダ28の張力Tの光磁気ディスク1の面内方
向成分THと釣り合っている。また、スライダ28は板
状弾性部材であるため光磁気ディスク1との摺動摩擦力
Fによるスライダ28に対するモーメントはほとんど発
生しない。図3において、一点破線で示した光磁気ディ
スク1の状態(状態1)がその反り等による回転面振れ
の影響で実線で示した状態(状態2)になった場合のス
ライダ28および磁気コア7の面振れ追従状態を説明す
る。
【0026】磁気コア7は連結アングル33とホルダ3
1および平行板バネ32によって支持されているので、
光磁気ディスク1のディスク面位置が状態1から状態2
に面振れ変動しても追従する。しかもその移動方向は状
態1の光磁気ディスク1にたいしてほぼ垂直方向(図中
V方向)である。また、同様の状態に対して、スライダ
28はその連結アングル33との固定位置を支点とした
1次曲げと磁気コア7の主磁極先端部と光磁気ディスク
1とによってはさまれた位置に付与された曲げモーメン
トとによって変形し、常に光磁気ディスク1と面接触を
維持して面振れ追従する。
【0027】以上のように本実施例によれば、光磁気デ
ィスクに摺動接触しているスライダに生じた摩擦力は、
スライダ自身の張力の光磁気ディスク1の面内方向成分
THと釣り合わせることが可能となり、かつスライダは
板状弾性部材であるため光磁気ディスクとの摺動摩擦力
Fによるスライダに対するモーメントはほとんど発生し
ない。
【0028】以下同第2の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図4において、31はホルダ、32は
平行板バネ、33は連結アングルで図1の構成と同様な
ものであり、34はスライダである。スライダ34は板
バネ状弾性部材であり、かつその光磁気ディスク1と摺
動接触する面にテクスチャが施されている。
【0029】以上のように本実施例によれば、光磁気デ
ィスク1とスライダ34とが真空吸着することを回避で
きる。
【0030】以下同第3の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図5において、1は光磁気ディスク、
7は磁気コア、28はスライダ、31はホルダ、32は
平行板バネ、33は連結アングルで図1の構成と同様な
ものであり、35は耐摩耗性保護層である。スライダ2
8は板バネ状弾性部材であり、かつその光磁気ディスク
1と摺動接触する面に耐摩耗性保護層35が施されてい
る。
【0031】以上のように本実施例によれば、スライダ
28の光磁気ディスク1との摺動接触に対する耐摩耗性
が向上できる。
【0032】以下同第4の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図6において、1は光磁気ディスク、
7は磁気コア、28はスライダ、31はホルダ、32は
平行板バネ、33は連結アングルで図1の構成と同様な
ものであり、36は耐摩耗性保護層である。スライダ2
8は板バネ状弾性部材であり、かつその磁気コア7の主
磁極先端部と摺動接触する面に耐摩耗性保護層36が施
されている。
【0033】以上のように本実施例によれば、スライダ
28の磁気コア7の主磁極先端部との摺動接触に対する
耐摩耗性が向上できる。
【0034】以下同第5の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図7において、1は光磁気ディスク、
7は磁気コア、28はスライダ、31はホルダ、32は
平行板バネ、33は連結アングルで図1の構成と同様な
ものであり、37は緩衝層である。スライダ28は板バ
ネ状弾性部材であり、かつ磁気コア7の主磁極先端部と
の摺動接触面側にその接触部分を避けて緩衝層37が施
されている。
【0035】以上のように本実施例によれば、スライダ
28と光磁気ディスク1との摺動接触によって生じる振
動を低減できる。
【0036】以下同第6の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図8において、1は光磁気ディスク、
7は磁気コア、31はホルダ、32は平行板バネ、33
は連結アングルで図1の構成と同様なものであり、38
はスライダである。スライダ38は板バネ状弾性部材で
あり、かつ切欠き部を有している。その切欠き部の形状
はスライダ38が光磁気ディスク1と摺動接触する際に
磁気コア7の主磁極先端部と接触する部分を支点にして
変位可能にしている。
【0037】以上のように本実施例によれば、スライダ
38と光磁気ディスク1との摺動接触がより容易に面接
触可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、光磁気記録媒体
と、光磁気記録媒体に記録・再生・消去を行う光スポッ
トを照射する光学ヘッドと、光磁気記録媒体を回転もし
くは並進支持するテーブルを有するモータと、光学ヘッ
ドと対向する位置に光磁気記録媒体を挟んで配置され記
録・消去用の磁界を主磁極から付与するバイアス磁界発
生装置と、バイアス磁界発生装置を保持する保持部材
と、保持部材に固定されかつバイアス磁界発生装置が光
磁気記録媒体の回転もしくは並進面振れに追従するため
の荷重を付与する弾性支持部材と、弾性支持部材および
保持部材を介してバイアス磁界発生装置の主磁極中心と
光学ヘッドの光スポットの光軸とが略一致するようにバ
イアス磁界発生装置と光学ヘッドとを位置決め結合する
連結部材と、保持部材もしくは連結部材のいずれか一方
に一端が固定されるかまたは弾性支持部材の一部から分
離されバイアス磁界発生装置の主磁極先端部に点接触も
しくは面接触しかつ光磁気記録媒体に摺動接触するよう
にバイアス磁界発生装置と光磁気記録媒体との間に挿入
された板状弾性部材であるスライダという構成を設けて
いる。その構成により、光磁気記録媒体に摺動接触して
いるスライダに生じた摩擦力をスライダ自身の張力の光
磁気記録媒体の面内方向成分に釣り合わせることが可能
となり、かつスライダは板状弾性部材であるため光磁気
記録媒体との摺動摩擦力によるスライダに対するモーメ
ントの発生を回避することができる優れた光磁気記録装
置を実現できる。
【0039】また、板状弾性部材であるスライダの光磁
気記録媒体と摺動接触する面にテクスチャを施すことに
より、光磁気記録媒体とスライダとが真空吸着すること
を回避することができる優れた光磁気記録装置を実現で
きる。
【0040】また、板状弾性部材であるスライダの光磁
気記録媒体と摺動接触する面に耐摩耗性保護層を設ける
ことにより、スライダと光磁気記録媒体との摺動接触に
対する耐摩耗性を向上させることができる優れた光磁気
記録装置を実現できる。
【0041】また、板状弾性部材であるスライダのバイ
アス磁界発生装置の主磁極と接触する部分に耐摩耗性保
護層を設けることにより、スライダと磁気コアの主磁極
先端部との摺動接触に対する耐摩耗性を向上させること
ができる優れた光磁気記録装置を実現できる。
【0042】また、板状弾性部材であるスライダのバイ
アス磁界発生装置の主磁極と接触する部分と光磁気記録
と摺動接触する部分以外の部分に緩衝層を設けることに
より、スライダと光磁気記録との摺動接触によって生じ
る振動を低減させることができる優れた光磁気記録装置
を実現できる。
【0043】また、板状弾性部材であるスライダのバイ
アス磁界発生装置の主磁極先端部とが接触する面積より
も少なくとも大きい領域がバイアス磁界発生装置の主磁
極との接点回りに変位可能となるように切欠き部を設け
ることにより、スライダと光磁気記録との摺動面接触を
より容易にすることができる優れた光磁気記録装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光磁気記録装置
の斜視図
【図2】同第1の実施例における光磁気記録装置のスラ
イダの側断面図
【図3】同第1の実施例における光磁気記録装置のスラ
イダの光磁気ディスクの面振れ追従動作を示す側断面図
【図4】同第2の実施例における光磁気記録装置の側面
【図5】同第3の実施例における光磁気記録装置の側面
【図6】同第4の実施例における光磁気記録装置の側面
【図7】同第5の実施例における光磁気記録装置の側面
【図8】同第6の実施例における光磁気記録装置の斜視
【図9】従来の光磁気記録装置の概略図
【図10】従来の摺動型スライダの概略図
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 スピンドルモータ 3 メカベース 4 光学ヘッド 5 ガイド軸 6 対物レンズアクチュエータ 7 磁気コア 8 スライダ 9 ジンバル 10 ピボット軸受 11 ホルダ 12 ロードビーム 13 連結アングル 28 スライダ 31 ホルダ 32 平行板バネ 33 連結アングル 34 スライダ 35 耐摩耗性保護層 36 耐摩耗性保護層 37 緩衝層 38 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気記録媒体に記録・再生・消去を行う
    光スポットを照射する光学ヘッドと、前記光磁気記録媒
    体を回転もしくは並進支持するテーブルを有するモータ
    と、前記光学ヘッドと対向する位置に前記光磁気記録媒
    体を挟んで配置され記録・消去用の磁界を主磁極から付
    与するバイアス磁界発生装置と、前記バイアス磁界発生
    装置を保持する保持部材と、前記保持部材に固定されか
    つ前記バイアス磁界発生装置が前記光磁気記録媒体の回
    転もしくは並進面振れに追従するための荷重を付与する
    弾性支持部材と、前記弾性支持部材および前記保持部材
    を介して前記バイアス磁界発生装置の主磁極中心と前記
    光学ヘッドの光スポットの光軸とが略一致するように前
    記バイアス磁界発生装置と前記光学ヘッドとを位置決め
    結合する連結部材と、前記保持部材もしくは前記連結部
    材のいずれか一方に一端が固定されるかまたは前記弾性
    支持部材の一部から分離され前記バイアス磁界発生装置
    の主磁極先端部に点接触もしくは面接触しかつ前記光磁
    気記録媒体に摺動接触するように前記バイアス磁界発生
    装置と前記光磁気記録媒体との間に挿入された板状弾性
    部材であるスライダと、前記光学ヘッドを前記光磁気記
    録媒体に略平行且つ前記記録トラックを交差する方向に
    移動可能に支持する案内手段と、前記モータと前記案内
    手段とが固定された基盤とを備えたことを特徴とする光
    磁気記録装置。
  2. 【請求項2】板状弾性部材であるスライダの光磁気記録
    媒体と摺動接触する面にテクスチャが施されたスライダ
    である請求項1記載の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】板状弾性部材であるスライダの光磁気記録
    媒体と摺動接触する面に耐摩耗性保護層が施されたスラ
    イダである請求項1記載の光磁気記録装置。
  4. 【請求項4】板状弾性部材であるスライダのバイアス磁
    界発生装置の主磁極と接触する部分に耐摩耗性保護層が
    施されたスライダである請求項1記載の光磁気記録装
    置。
  5. 【請求項5】板状弾性部材であるスライダのバイアス磁
    界発生装置の主磁極と接触する部分と光磁気記録媒体と
    摺動接触する部分以外の部分に緩衝層が施されたスライ
    ダである請求項1記載の光磁気記録装置。
  6. 【請求項6】板状弾性部材であるスライダとバイアス磁
    界発生装置の主磁極先端部とが接触する面積よりも少な
    くとも大きい領域が前記バイアス磁界発生装置の主磁極
    との接点回りに変位可能となるように切欠き部が設けら
    れたスライダである請求項1記載の光磁気記録装置。
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