JPH05324193A - ポインティング・デバイス - Google Patents
ポインティング・デバイスInfo
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- JPH05324193A JPH05324193A JP4146822A JP14682292A JPH05324193A JP H05324193 A JPH05324193 A JP H05324193A JP 4146822 A JP4146822 A JP 4146822A JP 14682292 A JP14682292 A JP 14682292A JP H05324193 A JPH05324193 A JP H05324193A
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- JP
- Japan
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- cable
- pointing device
- click button
- signal transmission
- conductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポインティング・デバイスのケーブル導出方
向を操作時に変更できるようにして、操作性を向上させ
る。 【構成】 操作用のクリック・ボタン3と、信号伝送用
に導出されたケーブル8とを備えるポインティング・デ
バイスにおいて、ケーブル8に対して信号伝送が可能な
コネクタ73〜76をポインティング・デバイス本体の複数
箇所に設け、このコネクタの1つを選んで、ケーブルに
結合するコネクタ80と接続させる。ポインティング・デ
バイスの操作時に、ケーブルのコネクタの差込み位置を
変えてクリック・ボタン3に対するケーブル導出方向を
選択する。
向を操作時に変更できるようにして、操作性を向上させ
る。 【構成】 操作用のクリック・ボタン3と、信号伝送用
に導出されたケーブル8とを備えるポインティング・デ
バイスにおいて、ケーブル8に対して信号伝送が可能な
コネクタ73〜76をポインティング・デバイス本体の複数
箇所に設け、このコネクタの1つを選んで、ケーブルに
結合するコネクタ80と接続させる。ポインティング・デ
バイスの操作時に、ケーブルのコネクタの差込み位置を
変えてクリック・ボタン3に対するケーブル導出方向を
選択する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの入力装
置であるポインティング・デバイスに関し、特に、ケー
ブルの引き出し方向を変えられるように構成したもので
ある。
置であるポインティング・デバイスに関し、特に、ケー
ブルの引き出し方向を変えられるように構成したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ポインティング・デバイスは、クリック
・ボタンの押下げ操作に伴ってオン・オフするスイッチ
と、デバイスを前後左右に移動するとき、その移動方向
とその距離とを検出する移動方向検出手段と、これらの
スイッチおよび移動方向検出手段の信号を計算機へ伝送
可能な信号に変換する信号処理部とを備えており、信号
処理部の出力信号は、ケーブルを通じてコンピュータの
マウス・インタフェース部に送られる。
・ボタンの押下げ操作に伴ってオン・オフするスイッチ
と、デバイスを前後左右に移動するとき、その移動方向
とその距離とを検出する移動方向検出手段と、これらの
スイッチおよび移動方向検出手段の信号を計算機へ伝送
可能な信号に変換する信号処理部とを備えており、信号
処理部の出力信号は、ケーブルを通じてコンピュータの
マウス・インタフェース部に送られる。
【0003】ポインティング・デバイスの移動方向を検
出する方式には、デバイスの移動によって下面に配置し
たボールを回転させ、このボールの回転をロータリ・エ
ンコーダで検出する方式(ロータリ・エンコーダ式)、
デバイスを直交する平行線群が描かれた面上を移動させ
て、横切った平行線の数をカウントする方式、デバイス
の下面をテーブル面に摩擦させ、摩擦音の継続時間から
移動距離を、またデバイス全体に対する下面のずれから
移動方向を検出する方式等がある(情報処理学会編「情
報処理ハンドブック」参照)。
出する方式には、デバイスの移動によって下面に配置し
たボールを回転させ、このボールの回転をロータリ・エ
ンコーダで検出する方式(ロータリ・エンコーダ式)、
デバイスを直交する平行線群が描かれた面上を移動させ
て、横切った平行線の数をカウントする方式、デバイス
の下面をテーブル面に摩擦させ、摩擦音の継続時間から
移動距離を、またデバイス全体に対する下面のずれから
移動方向を検出する方式等がある(情報処理学会編「情
報処理ハンドブック」参照)。
【0004】これらの方式の1つであるロータリ・エン
コーダ式のポインティング・デバイスの構造を図7の
(a)(b)に示す。
コーダ式のポインティング・デバイスの構造を図7の
(a)(b)に示す。
【0005】このポインティング・デバイスは、クリッ
ク・ボタン挿通孔11を備える上部ケース1(半分に切断
した状態を図示)と、ボール突出孔51およびケーブル導
出口52を備える下部ケース5(同)と、それらの内部に
収納された、棒状部30と一体のクリック・ボタン3と、
筐体2と、スイッチ71、72を支持するスイッチ支持板4
とを具備している。
ク・ボタン挿通孔11を備える上部ケース1(半分に切断
した状態を図示)と、ボール突出孔51およびケーブル導
出口52を備える下部ケース5(同)と、それらの内部に
収納された、棒状部30と一体のクリック・ボタン3と、
筐体2と、スイッチ71、72を支持するスイッチ支持板4
とを具備している。
【0006】クリック・ボタン3(2つある一方のみを
図示)は、操作部になるクリック・ボタン3の部分が上
部ケース1のクリック・ボタン挿通孔11から突出するよ
うに、薄板状のたわみ部31の先端が上部ケース1の内壁
に固定される。このクリック・ボタン3を指で押下げる
と、たわみ部31の箇所がたわんで、棒状部30の先端がス
イッチ71、72に当たり、スイッチをオンする。指を放す
と、たわみ部31が元に戻り、棒状部30とスイッチ71、72
とが離れる。
図示)は、操作部になるクリック・ボタン3の部分が上
部ケース1のクリック・ボタン挿通孔11から突出するよ
うに、薄板状のたわみ部31の先端が上部ケース1の内壁
に固定される。このクリック・ボタン3を指で押下げる
と、たわみ部31の箇所がたわんで、棒状部30の先端がス
イッチ71、72に当たり、スイッチをオンする。指を放す
と、たわみ部31が元に戻り、棒状部30とスイッチ71、72
とが離れる。
【0007】また、筐体2の内部には、A方向から見た
形状を図7の(b)に示すように、ボール6と、このボ
ール6に接して回転するロール61、62と、ロール61、62
の回転を伝える軸64、65と、軸64、65と連動する回転体
の回転数をカウントしてX方向およびY方向の移動距離
を検出するエンコーダ67、68と、軸66に支持されたボー
ル押え用ロール63とを収容している。このボール6の一
部は、スイッチ支持板4の孔41および下部ケース5のボ
ール突出孔51から外部に突出し、ポインティング・デバ
イスを移動したとき、ボール6がテーブルに接して回転
する。
形状を図7の(b)に示すように、ボール6と、このボ
ール6に接して回転するロール61、62と、ロール61、62
の回転を伝える軸64、65と、軸64、65と連動する回転体
の回転数をカウントしてX方向およびY方向の移動距離
を検出するエンコーダ67、68と、軸66に支持されたボー
ル押え用ロール63とを収容している。このボール6の一
部は、スイッチ支持板4の孔41および下部ケース5のボ
ール突出孔51から外部に突出し、ポインティング・デバ
イスを移動したとき、ボール6がテーブルに接して回転
する。
【0008】また、このポインティング・デバイスで検
出した信号は、図8に示すように、X方向の移動を検出
するエンコーダ67からの移動情報が、A,B2本の信号
線によって信号処理部77(この信号処理部77は、ポイン
ティング・デバイス内部に設置される。図7では省略)
に伝達され、同様に、Y方向の移動を検出するエンコー
ダ68からの移動情報が、A,B2本の信号線によって信
号処理部77に伝えられる。さらに、右クリック・ボタン
3の押下げられたことを右スイッチ71が検出し、また、
左クリック・ボタンの押下げられたことを左スイッチ72
が検出して、それぞれ、信号処理部77に信号を送出す
る。
出した信号は、図8に示すように、X方向の移動を検出
するエンコーダ67からの移動情報が、A,B2本の信号
線によって信号処理部77(この信号処理部77は、ポイン
ティング・デバイス内部に設置される。図7では省略)
に伝達され、同様に、Y方向の移動を検出するエンコー
ダ68からの移動情報が、A,B2本の信号線によって信
号処理部77に伝えられる。さらに、右クリック・ボタン
3の押下げられたことを右スイッチ71が検出し、また、
左クリック・ボタンの押下げられたことを左スイッチ72
が検出して、それぞれ、信号処理部77に信号を送出す
る。
【0009】信号処理部77に集められた信号は、ここで
コンピュータ78への伝送可能な信号に変換された後、ケ
ーブルを通じて、コンピュータ78のマウス・インタフェ
ース79に送られる。
コンピュータ78への伝送可能な信号に変換された後、ケ
ーブルを通じて、コンピュータ78のマウス・インタフェ
ース79に送られる。
【0010】なお、エンコーダ67または68において、信
号線Aに伝えるべき移動情報を信号線Bに、また、信号
線Bに伝えるべき移動情報を信号線Aに伝えた場合に
は、実際とは逆方向の移動情報が送られることになる。
号線Aに伝えるべき移動情報を信号線Bに、また、信号
線Bに伝えるべき移動情報を信号線Aに伝えた場合に
は、実際とは逆方向の移動情報が送られることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のポイン
ティング・デバイスは、ケーブルの導出方向が固定され
ているため、その導出方向に障害物がある場合に、ポイ
ンティング・デバイスの操作に支障を生ずるという問題
がある。
ティング・デバイスは、ケーブルの導出方向が固定され
ているため、その導出方向に障害物がある場合に、ポイ
ンティング・デバイスの操作に支障を生ずるという問題
がある。
【0012】また、ポインティング・デバイスを操作す
る時に、最も使い易いと感じるケーブルの導出方向には
個人差があり、一方向にしかケーブルを出すことができ
ない従来のデバイスでは、ユーザの要求に応えることが
できない。
る時に、最も使い易いと感じるケーブルの導出方向には
個人差があり、一方向にしかケーブルを出すことができ
ない従来のデバイスでは、ユーザの要求に応えることが
できない。
【0013】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、ポインティング・デバイスのケーブル
導出方向を操作時に簡単に変えることができるように構
成すし、それによって、ポインティング・デバイスの操
作性を向上させることを目的としている。
するものであり、ポインティング・デバイスのケーブル
導出方向を操作時に簡単に変えることができるように構
成すし、それによって、ポインティング・デバイスの操
作性を向上させることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、操
作用のクリック・ボタンと、信号伝送用に導出されたケ
ーブルとを備えるポインティング・デバイスにおいて、
ケーブルに対して信号伝送が可能なコネクタをポインテ
ィング・デバイス本体の複数箇所に設け、このコネクタ
の1つを選んで、ケーブルに結合したコネクタを接続さ
せている。
作用のクリック・ボタンと、信号伝送用に導出されたケ
ーブルとを備えるポインティング・デバイスにおいて、
ケーブルに対して信号伝送が可能なコネクタをポインテ
ィング・デバイス本体の複数箇所に設け、このコネクタ
の1つを選んで、ケーブルに結合したコネクタを接続さ
せている。
【0015】また、他の形態として、ポインティング・
デバイス本体が備える円筒状筐体の外周上に信号伝送用
のレール状導体を配置し、このレール状導体と接触する
導体ブラシを備えた回転リングを円筒状筐体に回転可能
に嵌め込み、この回転リングの導体ブラシとケーブルと
を電気的に結合している。
デバイス本体が備える円筒状筐体の外周上に信号伝送用
のレール状導体を配置し、このレール状導体と接触する
導体ブラシを備えた回転リングを円筒状筐体に回転可能
に嵌め込み、この回転リングの導体ブラシとケーブルと
を電気的に結合している。
【0016】さらに、他の形態として、クリック・ボタ
ンを各々に保持する2つの筐体を一定距離隔てて設置
し、この2つの筐体によって、それらの間に渡した円筒
体を回転可能に支持し、この円筒体の中間から直角方向
に突出する円筒体を通じてケーブルを導出している。
ンを各々に保持する2つの筐体を一定距離隔てて設置
し、この2つの筐体によって、それらの間に渡した円筒
体を回転可能に支持し、この円筒体の中間から直角方向
に突出する円筒体を通じてケーブルを導出している。
【0017】
【作用】そのため、ポインティング・デバイスの操作時
に、ケーブルのコネクタの差し込み位置を変えたり、ま
たは、ケーブルを水平方向または垂直方向に動かすこと
により、クリック・ボタンの位置に対するケーブル導出
方向を変更させることができる。
に、ケーブルのコネクタの差し込み位置を変えたり、ま
たは、ケーブルを水平方向または垂直方向に動かすこと
により、クリック・ボタンの位置に対するケーブル導出
方向を変更させることができる。
【0018】
【実施例】(第1実施例)本発明の第1実施例のポイン
ティング・デバイスは、ケーブルと接続するためのコネ
クタをポインティング・デバイス本体の複数箇所に設
け、ケーブルの接続箇所を適宜変更できるように構成し
たものである。
ティング・デバイスは、ケーブルと接続するためのコネ
クタをポインティング・デバイス本体の複数箇所に設
け、ケーブルの接続箇所を適宜変更できるように構成し
たものである。
【0019】このポインティング・デバイスは、図1の
(a)(b)に示すように、ケーブル8側のオス・コネ
クタ80と電気接続することができるメス・コネクタ73、
74、75、76を四方に備えている。このメス・コネクタ73
〜76の各々には、図2に示すように、信号処理部77から
同じ信号が出力されており、オス・コネクタ80の差し込
まれるメス・コネクタを選択することによって、クリッ
ク・ボタン3とケーブル8との位置関係を適宜変更する
ことができる。
(a)(b)に示すように、ケーブル8側のオス・コネ
クタ80と電気接続することができるメス・コネクタ73、
74、75、76を四方に備えている。このメス・コネクタ73
〜76の各々には、図2に示すように、信号処理部77から
同じ信号が出力されており、オス・コネクタ80の差し込
まれるメス・コネクタを選択することによって、クリッ
ク・ボタン3とケーブル8との位置関係を適宜変更する
ことができる。
【0020】なお、ポインティング・デバイスに設置す
るメス・コネクタの数やその設置位置は、必要に応じ
て、適宜設計変更することが可能である。
るメス・コネクタの数やその設置位置は、必要に応じ
て、適宜設計変更することが可能である。
【0021】(第2実施例)第2実施例のポインティン
グ・デバイスでは、接続したケーブルがポインティング
・デバイス本体の周囲を回転できるように構成してい
る。
グ・デバイスでは、接続したケーブルがポインティング
・デバイス本体の周囲を回転できるように構成してい
る。
【0022】このポインティング・デバイスの上部ケー
ス1は、図3に示すように、内側に外筒部12と2つの内
筒部13、14とを備え、また、クリック・ボタン3が従来
と同じように固定される。
ス1は、図3に示すように、内側に外筒部12と2つの内
筒部13、14とを備え、また、クリック・ボタン3が従来
と同じように固定される。
【0023】また、スイッチ71を取り付けたスイッチ支
持板4は、中央に、上部ケース1の外筒部12が挿入され
る孔が設けられており、ネジ92によって上部ケース1の
ボス15に固定される。なお、信号処理部77は、このスイ
ッチ支持板4に固定する。
持板4は、中央に、上部ケース1の外筒部12が挿入され
る孔が設けられており、ネジ92によって上部ケース1の
ボス15に固定される。なお、信号処理部77は、このスイ
ッチ支持板4に固定する。
【0024】エンコーダを収納する筐体2は、円筒状の
外形を有し、その外周にレール状導体21が取り付けられ
ている。このレール状導体21の各線には、信号処理部77
から出た信号線が筐体2の内側から半田付けされてい
る。
外形を有し、その外周にレール状導体21が取り付けられ
ている。このレール状導体21の各線には、信号処理部77
から出た信号線が筐体2の内側から半田付けされてい
る。
【0025】ボール突出孔51の形成された下部板体50
は、位置決め用の複数の凹部53を備えている。下部板体
50と筐体2とはネジ93で固定される。
は、位置決め用の複数の凹部53を備えている。下部板体
50と筐体2とはネジ93で固定される。
【0026】この筐体2の外周に、回転リング22が回転
可能な状態で嵌め込まれる。回転リング22は、複数本の
導体ブラシ23を備えており、各導体ブラシ23は、レール
状導体21の各々と1対1に接触する。また、導体ブラシ
23の各々には、ケーブルの各信号線が半田付けされる。
したがって、信号処理部77から出力された信号は、レー
ル状導体21、導体ブラシ25、ケーブルという順序で伝送
される。
可能な状態で嵌め込まれる。回転リング22は、複数本の
導体ブラシ23を備えており、各導体ブラシ23は、レール
状導体21の各々と1対1に接触する。また、導体ブラシ
23の各々には、ケーブルの各信号線が半田付けされる。
したがって、信号処理部77から出力された信号は、レー
ル状導体21、導体ブラシ25、ケーブルという順序で伝送
される。
【0027】なお、回転リング22内周における導体ブラ
シ23設置箇所25は、他所よりも1段窪んだ状態に形成さ
れている。これは、回転リング22が筐体2に押し付けら
れた場合でも、導体ブラシ4に対して弾性限界を超える
力が加わらないようにするための配慮である。また、回
転リング22の下端には、下部板体50の凹部53に嵌まり合
う1個の凸部12が設けられている。
シ23設置箇所25は、他所よりも1段窪んだ状態に形成さ
れている。これは、回転リング22が筐体2に押し付けら
れた場合でも、導体ブラシ4に対して弾性限界を超える
力が加わらないようにするための配慮である。また、回
転リング22の下端には、下部板体50の凹部53に嵌まり合
う1個の凸部12が設けられている。
【0028】回転リング22の上に、さらにスラスト玉軸
受26が重ねられる。このスラスト玉軸受26は、回転リン
グ22の回転を円滑にすると共に、回転リング22の上下動
を押さえる働きをしている。
受26が重ねられる。このスラスト玉軸受26は、回転リン
グ22の回転を円滑にすると共に、回転リング22の上下動
を押さえる働きをしている。
【0029】このスラスト玉軸受26の上にスイッチ支持
板4を固定した上部ケース1が配置され、上部ケース1
と筐体2とは、ネジ91で固着される。上部ケース1のネ
ジ91を挿入した孔には、円形ゴム板94が嵌め込まれ、表
面と均一の高さにされる。
板4を固定した上部ケース1が配置され、上部ケース1
と筐体2とは、ネジ91で固着される。上部ケース1のネ
ジ91を挿入した孔には、円形ゴム板94が嵌め込まれ、表
面と均一の高さにされる。
【0030】このポインティング・デバイスを組立てる
と図4の(a)に示す形状となり、図4の(b)に示す
ように、ケーブル8をポインティング・デバイス本体に
対して移動させると、その動きに応じて回転リング22が
回動し、回転リング22の凸部24と下部板体50の凹部53と
が嵌まり合う箇所で、段階的に位置決めされる。したが
って、凹部53の数と位置とを適宜設定することにより、
ケーブル8の導出位置を種々に変化させることができ
る。また、これらの凸部24および凹部53を全く設けない
場合には、ケーブル導出方向を無段階に調整することが
できる。
と図4の(a)に示す形状となり、図4の(b)に示す
ように、ケーブル8をポインティング・デバイス本体に
対して移動させると、その動きに応じて回転リング22が
回動し、回転リング22の凸部24と下部板体50の凹部53と
が嵌まり合う箇所で、段階的に位置決めされる。したが
って、凹部53の数と位置とを適宜設定することにより、
ケーブル8の導出位置を種々に変化させることができ
る。また、これらの凸部24および凹部53を全く設けない
場合には、ケーブル導出方向を無段階に調整することが
できる。
【0031】なお、このポインティング・デバイスにお
ける信号伝送経路の回路図は、従来のもの(図8)と同
じになる。
ける信号伝送経路の回路図は、従来のもの(図8)と同
じになる。
【0032】このポインティング・デバイスでは、第1
実施例のデバイスと違って、端子が剥き出しでないた
め、端子表面に酸化膜が形成されるような虞れもなく、
また、操作時に出っ張った端子部に手が触れて邪魔にな
るような事態も防げる。
実施例のデバイスと違って、端子が剥き出しでないた
め、端子表面に酸化膜が形成されるような虞れもなく、
また、操作時に出っ張った端子部に手が触れて邪魔にな
るような事態も防げる。
【0033】(第3実施例)第3実施例のポインティン
グ・デバイスでは、ケーブル導出方向をポインティング
・デバイス本体の垂直面内で変更できるように構成して
いる。
グ・デバイスでは、ケーブル導出方向をポインティング
・デバイス本体の垂直面内で変更できるように構成して
いる。
【0034】このポインティング・デバイスは、図5に
示すように、下部板体50上に一定距離隔てて固定される
対称形の右側上部筐体32および左側上部筐体33と、それ
らの間に設置されるケーブル引出し用円筒体81とを備え
ている。
示すように、下部板体50上に一定距離隔てて固定される
対称形の右側上部筐体32および左側上部筐体33と、それ
らの間に設置されるケーブル引出し用円筒体81とを備え
ている。
【0035】各上部筐体32、33は、クリック・ボタン3
を1つずつ保持し、また、対向する側に支軸凹部37と、
支軸凹部37を中心として3方に延びるU字溝34、35、36
と、筐体2の外形に合わせた切除部38とを備えている。
を1つずつ保持し、また、対向する側に支軸凹部37と、
支軸凹部37を中心として3方に延びるU字溝34、35、36
と、筐体2の外形に合わせた切除部38とを備えている。
【0036】ケーブル引出し用円筒体81は、短円筒部82
の半円筒部分と、短円筒分割片83とが組合わされてT字
型の筒状体に構成される。短円筒部82の両端は、それぞ
れ右側上部筐体32および左側上部筐体33の支軸凹部37に
回転可能に保持される。また、信号処理部77に接続され
たケーブル8は、このケーブル引出し用円筒体81の中を
通って引き出される。
の半円筒部分と、短円筒分割片83とが組合わされてT字
型の筒状体に構成される。短円筒部82の両端は、それぞ
れ右側上部筐体32および左側上部筐体33の支軸凹部37に
回転可能に保持される。また、信号処理部77に接続され
たケーブル8は、このケーブル引出し用円筒体81の中を
通って引き出される。
【0037】このポインティング・デバイスを組み立て
たときの外観を図6の(a)に示している。また、図6
の(b)の側面図に図示するように、ケーブル8をポイ
ンティング・デバイスに対して垂直面内で力を加えて回
転させると、右側上部筐体32および左側上部筐体33のU
字溝34、35、36の部分に位置していたケーブル8は、こ
の溝から外れて、次のU字溝に嵌まり込み、位置決めさ
れる。
たときの外観を図6の(a)に示している。また、図6
の(b)の側面図に図示するように、ケーブル8をポイ
ンティング・デバイスに対して垂直面内で力を加えて回
転させると、右側上部筐体32および左側上部筐体33のU
字溝34、35、36の部分に位置していたケーブル8は、こ
の溝から外れて、次のU字溝に嵌まり込み、位置決めさ
れる。
【0038】このように、ポインティング・デバイスの
操作時に、ケーブル8を垂直面内で動かすことにより、
その導出方向を適宜変更することができる。このU字溝
34、35、36の数とその方向とは、任意に設計変更するこ
とが可能である。
操作時に、ケーブル8を垂直面内で動かすことにより、
その導出方向を適宜変更することができる。このU字溝
34、35、36の数とその方向とは、任意に設計変更するこ
とが可能である。
【0039】また、このポインティング・デバイスにお
ける信号伝送経路の回路図も、従来のもの(図8)と変
わりがない。
ける信号伝送経路の回路図も、従来のもの(図8)と変
わりがない。
【0040】なお、これまでに説明した各実施例の技術
は、ロータリ・エンコーダ式のポインティング・デバイ
スだけでなく、他の方式を用いるポインティング・デバ
イスに対しても適用することが可能である。
は、ロータリ・エンコーダ式のポインティング・デバイ
スだけでなく、他の方式を用いるポインティング・デバ
イスに対しても適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のポインティング・デバイスでは、操作時に
ケーブル導出方向を水平方向または垂直方向に移動する
ことができるため、ケーブルが障害物に当たるようなと
きに、ケーブルの位置を変えたり、操作者の操作のし易
さに合わせてケーブル導出方向を変更することが可能と
なり、ポインティング・デバイスの操作性が向上する。
に、本発明のポインティング・デバイスでは、操作時に
ケーブル導出方向を水平方向または垂直方向に移動する
ことができるため、ケーブルが障害物に当たるようなと
きに、ケーブルの位置を変えたり、操作者の操作のし易
さに合わせてケーブル導出方向を変更することが可能と
なり、ポインティング・デバイスの操作性が向上する。
【0042】しかも、そのケーブル導出方向を変えるた
めの動作は、ケーブルを移動するだけの単一の簡単な動
作で済み、別途、信号伝送経路を切り替えたりするよう
な手間を必要としない。
めの動作は、ケーブルを移動するだけの単一の簡単な動
作で済み、別途、信号伝送経路を切り替えたりするよう
な手間を必要としない。
【図1】本発明の第1実施例におけるポインティング・
デバイスの外観図(a)と上面図(b)、
デバイスの外観図(a)と上面図(b)、
【図2】第1実施例のポインティング・デバイスにおけ
る信号伝送回路のブロック図、
る信号伝送回路のブロック図、
【図3】本発明の第2実施例におけるポインティング・
デバイスの分解図、
デバイスの分解図、
【図4】第2実施例のポインティング・デバイスの外観
図(a)と上面図(b)、
図(a)と上面図(b)、
【図5】本発明の第3実施例におけるポインティング・
デバイスの分解図、
デバイスの分解図、
【図6】第3実施例のポインティング・デバイスの外観
図(a)と側面図(b)、
図(a)と側面図(b)、
【図7】従来のポインティング・デバイスの分解図
(a)と筐体の部分図(b)、
(a)と筐体の部分図(b)、
【図8】従来のポインティング・デバイスにおける信号
伝送回路ブロック図である。
伝送回路ブロック図である。
1 上部ケース 11 クリック・ボタン挿通孔 12 外筒部 13、14 内筒部 15 上部ケース・ボス 2 筐体 21 レール状導体 22 回転リング 23 導体ブラシ 24 回転リング凸部 25 回転リング切欠部 26 スラスト玉軸受 3 クリック・ボタン 30 棒状部 31 たわみ部 32 右側上部筐体 33 左側上部筐体 34、35、36 U字溝 37 支軸凹部 38 切除部 4 スイッチ支持板 41、51 ボール突出孔 5 下部ケース 50 下部板体 52 ケーブル導出口 53 下部板体凹部 6 ボール 61、62 ロール 63 ボール押えロール 64、65、66 軸 67、68 エンコーダ 71、72 スイッチ 73、74、75、76 メス・コネクタ 77 信号処理部 78 コンピュータ 79 マウス・インタフェース 8 ケーブル 80 オス・コネクタ 81 ケーブル引出し用円筒体 82 短円筒部 83 短円筒分割片 91、92、93 ネジ 94 円形ゴム板
Claims (3)
- 【請求項1】 操作用のクリック・ボタンと、信号伝送
用に導出されたケーブルとを備えるポインティング・デ
バイスにおいて、 前記ケーブルに対して信号伝送が可能なコネクタをポイ
ンティング・デバイス本体の複数箇所に設け、前記コネ
クタの1つを選んで、前記ケーブルに結合したコネクタ
を接続することを特徴とするポインティング・デバイ
ス。 - 【請求項2】 操作用のクリック・ボタンと、信号伝送
用に導出されたケーブルとを備えるポインティング・デ
バイスにおいて、 ポインティング・デバイス本体が備える円筒状筐体の外
周上に信号伝送用のレール状導体を配置し、前記レール
状導体と接触する導体ブラシを備えた回転リングを前記
円筒状筐体に回転可能に嵌め込み、前記回転リングの導
体ブラシと前記ケーブルとを電気的に結合したことを特
徴とするポインティング・デバイス。 - 【請求項3】 操作用のクリック・ボタンと、信号伝送
用に導出されたケーブルとを備えるポインティング・デ
バイスにおいて、 前記クリック・ボタンを各々に保持する2つの筐体を一
定距離隔てて設置し、前記2つの筐体によって、それら
の間に渡した円筒体を回転可能に支持し、前記円筒体の
中間から直角方向に突出する円筒体を通じて前記ケーブ
ルを導出することを特徴とするポインティング・デバイ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146822A JPH05324193A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ポインティング・デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4146822A JPH05324193A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ポインティング・デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05324193A true JPH05324193A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15416317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146822A Pending JPH05324193A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ポインティング・デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05324193A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916327A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Nec Corp | マウス |
JP2013058197A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-28 | Acer Inc | 外部モジュール、電子デバイス及び外部モジュールの駆動方法 |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4146822A patent/JPH05324193A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916327A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Nec Corp | マウス |
JP2013058197A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-28 | Acer Inc | 外部モジュール、電子デバイス及び外部モジュールの駆動方法 |
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