JPH05322631A - 超音波式液面検出装置 - Google Patents

超音波式液面検出装置

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Publication number
JPH05322631A
JPH05322631A JP4125197A JP12519792A JPH05322631A JP H05322631 A JPH05322631 A JP H05322631A JP 4125197 A JP4125197 A JP 4125197A JP 12519792 A JP12519792 A JP 12519792A JP H05322631 A JPH05322631 A JP H05322631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
pipe
liquid level
vibration
oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4125197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Nagasaka
健三 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP4125197A priority Critical patent/JPH05322631A/ja
Publication of JPH05322631A publication Critical patent/JPH05322631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁ノイズによる誤動作をなくし、振動や揺
れによる出力の不安定をなくす。 【構成】 超音波振動子1を接着した円筒形のホルダ2
の下端はオイル液面L以下に浸漬されている。センサ3
は自動車のオイルパンに装着されてオイル液面Lをセン
シングする。振動子1が電気パルスで駆動されると、振
動がホルダ2を下方へ伝達し、反射して振動子に受波さ
れる。送波と受波の位相差は液面レベルを検出する。振
動子1とホルダ2を囲む軟質磁性材料のパイプ4は、電
磁ノイズをシールドすると共に、振動や揺れで発生する
液面の揺れや波がホルダに作用するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用オイルレベルセ
ンサ等に用いる超音波液面検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動子を円筒状のホルダの上部に装着
し、ホルダの下部を液中に浸漬して液面レベルを反射波
の位相ずれから測定する液面検出装置が周知で、円筒状
のホルダの軸線を垂直に設置して使用している(特開昭
57ー19918号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
超音波振動子が外部ノイズの影響を受けて、システムが
誤作動するとか、超音波でホルダを振動させるため高応
答すぎて、液面の揺れによる出力不安定という問題点が
あった。
【0004】そこで、本発明はこれらの問題点を解消で
きる超音波式液面装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の超音波式液面検出装置は、振動子(1)を
接着したホルダ(2)を下方に延長したセンサ(3)を
備えたものにおいて、ホルダ(2)を囲むように形成し
た磁性材料からなるパイプ(4)を付設した。
【0006】パイプ(4)をホルダ(2)より下方まで
延長し、パイプ(4)に底(4a)を設けると共に、こ
の底(4a)に孔又はスリット(4b)を穿設するとよ
い。又、ホルダ(2)とパイプ(4)との間に上下に移
動可能な環状のフロート(5)を設けると効果的であ
る。
【0007】
【作用】液面の揺れや波がパイプ(4)で遮られて、ホ
ルダ(2)への影響が少なくなる。
【0008】又、パイプ(4)に底を設けて孔又はスリ
ット(4b)を設けたものでは、パイプ(4)内の液面
の動きが、より遅くなり安定する。そして、ホルダ
(2)とパイプ(4)の間に設けた環状のフロート
(5)は、さらに、パイプ(4)内の液面を安定させ、
消波する。
【0009】
【実施例】図1の第1実施例において、1は超音波振動
子で、ホルダ2に接着されている。ホルダ2には振動子
1の上側に温度補償用のサーミスタ6が接着され、下部
の円筒状部分は下方に延長されて自動車のオイルパンの
液面下に浸漬されている。
【0010】ホルダ2の上部は円柱状に形成され、その
上端はブラケット7の図示左端近くにかしめにより固定
されている。4はホルダ2と同軸に、ホルダ2を囲んで
形成した軟質磁性材料からなる円筒形のパイプで、実施
例ではホルダ2の外径の約2.5倍の内径を有してい
る。このパイプ4は上端がブラケット7にかしめ付けて
あり、下端はホルダ2の下端よりもわずか下方まで延長
されている。
【0011】ブラケット7の基端(図示右端)は、コネ
クタ8にスクリュ9で固定され、振動子1とサーミスタ
6は複数の電線10によりターミナル11と電気的に接
続されている。
【0012】このように構成されたレベルセンサ3は、
コネクタ8の取付面8aを自動車のオイルパンの側壁内
面に図示されてないパッキンを介して取付ける。符号L
は液面(油面)レベルを示す。
【0013】コネクタ8のターミナル(複数)は、図示
されてない電子回路に接続される。この電子回路は、振
動子1に電気パルスを与えて駆動し、振動子1が受信し
た反射波の信号の位相ずれから液面レベルを算出する。
振動子が駆動され、振動がホルダ2を伝って下方に伝達
し、反射して振動子に戻るが、このときの反射波の位相
ずれは、ホルダ2の周囲の環境条件(気体か液体か)に
より変化し、結局液面レベルに応じて、送波と受波の位
相差が変化する。
【0014】ホルダ2はオイルパンのオイル液面の揺れ
の影響を受けにくいように、オイルパンの液面の中心位
置、つまりオイル液面揺れの中心に位置するように装着
され、パイプ4を設けたことで、パイプ内への波動の浸
入が防止されるので、オイル残量に対応した安定した出
力信号が得られる。
【0015】又、このようにエンジン振動や、車輌の揺
れによるオイルパン内部のオイル液面の揺れや、波動の
悪影響を防止できるだけでなく、エンジンルーム内で発
生する電磁ノイズをパイプ4でシールドし誤動作を防止
する。
【0016】図2の第2実施例は、パイプ4の下端に底
4aを設け、この底4aに孔又はスリット4bを穿設し
た。こうすることで、パイプ4内の液面はより安定し、
液面検出装置の出力も安定する。
【0017】図3の第3実施例は、ホルダ2とパイプ4
との間に上下方向に移動可能な環状の発泡プラスチック
からなるフロート5が設けてある。12はフロート5が
ホルダ2から外れないようにホルダ2の下端に固着した
ストッパで、中央にオイルが出入りできるスリット12
aが穿設されている。
【0018】こうすることで、ホルダ2とパイプ4との
間の液面がより一層安定し、液面検出装置の出力も安定
する。図4及び図5に示す第4実施例は、ホルダ2を、
その上端から下端まで、断面をかまぼこ型にし、その平
面部2aにおける上部に平板状の振動子1とサーミスタ
6を張付けたものである。この実施例によれば、平板状
の振動子1を平面状の取付面に張付けることができるた
め、その取付けが容易になる。
【0019】
【発明の効果】本発明の超音波式液面検出装置は、上述
のように構成され、振動子の周りに磁性材料のパイプを
設けたので、外部ノイズの悪影響を防止でき、又、セン
サのプローブとして作用するホルダを囲んでパイプを配
設したので、振動や車両の揺れが生じても、プローブに
当る液面の揺れが少なく、信号の変化が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の縦断面図。
【図2】 本発明の第2実施例の縦断面図。
【図3】 本発明の第3実施例の縦断面図。
【図4】 本発明の第4実施例の縦断面図。
【図5】 図4におけるホルダー部のA−A線拡大断面
図。
【符号の説明】
1 振動子 2 ホルダ 3 センサ 4 パイプ 4a 底 4b スリット 5 フロート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】振動子を円筒状のホルダの上部に装着
し、ホルダの下部を液中に浸漬して液面レベルを反射波
の位相ずれから測定する液面検出装置が周知で、円筒状
のホルダの軸線を垂直に設置して使用している

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子を接着したホルダを下方に延長し
    たセンサを備えたものにおいて、ホルダを囲むように形
    成した磁性材料からなるパイプを付設した超音波式液面
    検出装置。
  2. 【請求項2】 パイプをホルダより下方まで延長し、パ
    イプに底を設けると共に、この底に孔又はスリットを穿
    設した請求項1の超音波式液面検出装置。
  3. 【請求項3】 ホルダとパイプとの間に上下に移動可能
    な環状のフロートを設けた請求項1又は2の超音波式液
    面検出装置。
JP4125197A 1992-05-19 1992-05-19 超音波式液面検出装置 Pending JPH05322631A (ja)

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