JPH0532197Y2 - - Google Patents

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JPH0532197Y2
JPH0532197Y2 JP1988160676U JP16067688U JPH0532197Y2 JP H0532197 Y2 JPH0532197 Y2 JP H0532197Y2 JP 1988160676 U JP1988160676 U JP 1988160676U JP 16067688 U JP16067688 U JP 16067688U JP H0532197 Y2 JPH0532197 Y2 JP H0532197Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は流水路内に設けられたスクリーンによ
つて集積されたスクリーンかすを解砕及び洗浄す
るスクリーンかす洗浄装置に関し、簡単な装置に
よつてスクリーンかすを確実且つ効率的に解砕及
び洗浄することのできるスクリーンかす洗浄装置
に関するものである。
[従来の技術] 下水中に浮遊若しくは沈積する固形状のごみ類
(以下スクリーンかすとも言う)は、下水路中に
設けられた格子状のスクリーンによつて捕集さ
れ、該ごみ類に付着して一緒に捕集された汚泥や
有機物等をきれいに除去した後、埋立地や焼却処
理場へ運ばれて処理される。第5図は、下水路中
に設けられたスクリーン20によつて捕集された
スクリーンかすの処理過程を示す概略説明図であ
る。尚スクリーンかすは洗浄の進行度合いに対応
してA0〜A4と記することとする。まずスクリー
ン20において集められたスクリーンかすA0は、
後に詳述する回転ドラム型洗浄装置1内に投入さ
れ、該洗浄装置1内で鋼球等の衝撃塊体によつて
解砕されると共に、おおまかな洗浄が行なわれ、
該洗浄装置1を通過するスクリーンかすA1は汚
排水と分離された後、すすぎ槽23内へ送給され
る。そして該すすぎ槽23では高圧水噴射管21
から洗浄水を浴びせかけると共にすすぎ水内を通
し、スクリーンかすA1に残留付着している汚泥
等を完全に取り除く様に洗浄する。この洗浄が完
了したスクリーンかすA2はコンベア等によつて
運び出され、その過程で脱水機24等による脱水
を受け、スクリーンかすA3として貯留槽25へ
移送集積され、最後にスクリーンかすA4として
トラツク等によつて処理場まで運搬される 第3図は本出願人らが先に出願したスクリーン
かす洗浄装置(特公昭63−38212号)の例を示す
一部破断側面図であり、第4図は第3図の−
線断面矢視図である。この回転ドラム型洗浄装置
1aは第1ドラム部4、第2ドラム部5及び筒形
スクリーン部3を同一軸心上に一体的に併設して
なるものであり、該洗浄装置1aの外周面には周
方向に2条のガイドレール14,14と1条のリ
ングギヤ9bが設けられる。そして基台B上に
は、上記ガイド14,14と係合してこれを支持
するガイド受け部材8,8が設けられ、さらに基
台B上にはギア9a付きの駆動モータ6が配設さ
れ、前記リングギア9bとギア9aの噛合によつ
て装置1a全体を回転できる様に支持する。
また第1ドラム部4及び第2ドラム部5の内周
面には軸心方向に形成された突条13a,13b
が夫々周方向に間欠的に設けられ、上記第1ドラ
ム部4及び第2ドラム部5内に収納された鋼球4
a,5aをドラムの回転に伴なつて持ち上げては
落下せしめ、この衝撃によつてスクリーンかすの
解砕及び付着汚泥の除去が行なえる様に構成され
る。
上記洗浄装置1aの出口側に配設された筒形ス
クリーン部3においては固形状のスクリーンかす
と洗浄によつて発生する大量の汚排水を分離し、
汚排水は排出用管22を介して放出すると共に、
スクリーンかすは筒形スクリーン部3上を通過し
て洗浄装置1aの右方向に排出する。なお本装置
1aは、前記の回転ドラム型洗浄機1とすすぎ槽
23の機能を一体化したものである。即ち供給さ
れたスクリーンかすは水深の浅い第1ドラム部4
で解砕され、水深の深い第2ドラム部5ですすぎ
洗いが行なわれる。
[考案が解決しようとする課題] 上記回転ドラム型のスクリーンかす洗浄装置1
aにおいては、スクリーンかすの解砕と洗浄を併
行的に行うことができ、スクリーンかすに付着し
た汚泥等をかなりの割合で取り除けるが、第2ド
ラム部5のすすぎ洗い部には、第1ドラム部4で
の解砕後の洗浄排水が流入するため、すすぎ洗い
が不十分になり悪臭を発生したり、或は害虫を多
量発生するという問題が生じる。
第5図のフローの場合には、回転ドラム型洗浄
機1の洗浄水として下水を使用することができる
ため、運転コストを安価にできるが、上水を使用
するすすぎ槽23は必ず併設されなければなら
ず、設備費や運転コストが高くなるという不都合
もあつた。
そこで本考案者はスクリーンかすの解砕及び洗
浄性能を損なわずに設備の簡略化を行うことがで
き、しかも運転コストが小さくて済む洗浄装置を
提供する目的で種々検討を加え、本考案を完成し
た。
[課題を解決するための手段] 本考案の洗浄装置は、鋼球等を収納した第1ド
ラム部と第2ドラム部を備え、第2ドラム部の出
口に筒形スクリーン部を設けてなるスクリーンか
す洗浄装置において、第1ドラム部の内径は第2
ドラム部の内径より小径とすると共に、第1ドラ
ム部と第2ドラム部の間に絞り部を形成して該絞
り部に予備筒形スクリーン部を設け、且つ上記第
1ドラム部に臨んで下水噴射管を、また上記第2
ドラム部に臨んで上水噴射管を夫々独立して設け
てなることを要旨とするものである。
[作用及び実施例] 第1図は本考案の回転ドラム型洗浄装置の代表
的な実施例を示す断面説明図である。該洗浄装置
Cは第1ドラム部4及び第2ドラム部5を同一軸
心上に長さ方向に連結してなるものである。即ち
第1ドラム部4の投入口2側にはスクリーンかす
投入シユート12が固定的に配設され、該第1ド
ラム部4の下流側には絞り部を設けて該絞り部に
予備筒形スクリーン部34が設けられる。そして
上記予備筒形スクリーン部34の下流側に連続し
て第2ドラム部5の投入口42が連設される。ま
た該第2ドラム部5の下流側には筒形スクリーン
部44が形成される。
一方前記第1及び第2ドラム部4,5には別々
に配管された洗浄水噴射管として下水噴射管35
と上水噴射管45が夫々独立して設けられ、後述
する配管ルートで連結される。尚上記洗浄装置C
においては装置の2箇所に筒形スクリーン部3
4,44を別々に設けているので、該筒形スクリ
ーン部34,44の直下に各々排水用管22,2
2を配設している。
上記第1ドラム部4及び第2ドラム部5の内壁
には第3図の従来例と同様の突条13a,13b
が配設されると共に、衝撃塊体として各々鋼球4
a及び5aが複数個収納される。そして一体的に
形成された洗浄装置Cは基台B上に設けられたガ
イド受け部材8,8によつて支持されると共に、
駆動モータ6によつて軸心を中心に回転できる様
に構成される。そして第1ドラム部4の直径は第
2ドラム部5の直径より小径とし、それらは絞り
部に設けた予備筒形スクリーン部34を介して連
接される。
上記構造の洗浄装置Cにおいては、第1ドラム
部4によつてスクリーンかすの解砕及び下水噴射
管35から噴射される下水によつて粗洗浄を行な
い、スクリーンかすに付着している汚泥等の大部
分を除去する。そして予備筒形スクリーン部34
においては、汚泥等を含む洗浄済み汚排水を排出
用管22を介して排出すると共に、洗浄済みのス
クリーンかすは下流側に設けた第2ドラム部5へ
送り込む。そして該第2ドラム部5において、上
水噴射管45から噴射される清浄な上水によつて
さらに仕上げのすすぎ洗浄を行ない、スクリーン
かすに付着している汚泥等をほぼ完全に除去し、
汚排水は筒形スクリーン部44において排出用管
22から排出する。
一方洗浄の完了したスクリーンかすは脱水機2
4等を通して貯留槽25へ集められ、そのまま埋
立地や焼却処理場へ運搬して処理される。即ち上
記洗浄装置Cを使用する場合には、第1ドラム部
4で解砕及び粗洗浄を行なつてその汚排水を機外
に排出し、さらに第2ドラム部5において清浄な
上水によりスクリーンかすをほぼ完全にすすぎ洗
浄してその汚排水もまた機外へ排出してしまえる
ので、従来例の様に洗浄装置の後段側ですすぎ槽
23や散水管21を使つてスクリーンかすの洗浄
を行う工程は不要となり、上水の使用量は大幅に
削減される。
第2図は上記洗浄装置Cを使つたときのスクリ
ーンかすの洗浄設備の全体を示す概略説明図であ
る。尚ここではスクリーンかすについては洗浄の
度合いに沿つてD0〜D4と示す。該実施例におい
て第1ドラム部4内に配設される下水噴射用管3
5は、下水路中にサクシヨンパイプを設けたポン
プ50に連結されており、該第1ドラム部4内に
おけるスクリーンかすの解砕及び粗洗浄を下水路
中の水を使つて行なえる様に構成されているた
め、仕上げ洗浄のための上水の消費量をより一層
低減できる。この構成は、第1ドラム部4と第2
ドラム部5の間に絞り部を形成してこの部分に予
備筒形スクリーン部34を形成し、第1ドラム部
4での粗洗浄排水が第2ドラム部5方向へ流入し
ない様にした洗浄装置Cを利用することによつて
可能となつたものであり、第3図に示す従来装置
に第2図のシステムを組込んだ場合には第1ドラ
ム室での汚泥等を含む、解砕済みの排水が第2ド
ラム室へ流れ込むため洗浄装置1aの洗浄性能が
劣化することになるのでその様な組合せは不適当
である。
下水路中に設けられたスクリーン20,20に
おいて除塵機により捕集されたスクリーンかす
D0,D0はそのまま投入シユート12を介して洗
浄装置C内へ投入され、第1ドラム部4において
鋼球4aの解砕用を受けると共に、ポンプ50を
介して下水噴射管35から下水をスクリーンかす
に噴射して粗い洗浄を行なう。そしてこの解砕及
び粗洗浄の完了したスクリーンかすD1は第2ド
ラム部5へ送り込まれると共に、粗洗浄排水は予
備筒形スクリーン部34を通して抜き出される。
そしてドラム部5内の鋼球5aによつて仕上げの
すすぎを受けると共に、上水源26から噴射用管
45を介して散布される清浄な上水によつてスク
リーンかすD2に残留付着する汚泥等をほぼ完全
に取除いてしまう。尚上記スクリーンかすの洗浄
に使用された汚泥等を含む汚排水は排水用管2
2,22を介して下水路中へ放出される。こうし
て洗浄の完了したスクリーンかすD3は脱水機2
4を介して洗浄の完了したスクリーンかすD4
して貯留槽25へ集積される。
この様に本考案では、第1ドラム部4における
洗浄用水として下水を利用することができるの
で、上水消費はすすぎ槽23等を設けないことに
よつて生じる上水の節約に加えてさらに低減でき
る様になつた。
[考案の効果] 本考案は上記の様に構成されているので、スク
リーンかすに付着している汚泥や有機物等を1台
の回転ドラム型洗浄装置でほぼ完全に除去してし
まうことができる様になつた。従つてすすぎ槽や
散水装置を併設しなくても良くなり、スクリーン
かす洗浄設備を簡略化できる様になつた。また装
置の前段で下水を洗浄として使用できるので上水
の消費量を低減できて効率的な運転が可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す断面
図、第2図は本考案の洗浄装置を使つたスクリー
ンかす洗浄設備の全体を示す概略説明図、第3図
は従来の回転ドラム型洗浄装置の一部破断側面
図、第4図は第3図の−線断面矢視図、第5
図は従来装置を使つた設備の全体を示す模式説明
図である。 1……回転ドラム型洗浄装置(1室ドラム型)、
1a……回転ドラム型洗浄装置(2室ドラム型)、
2,42……投入口、3……筒形スクリーン部、
4……第1ドラム部、4a,5a……鋼球、5…
…第2ドラム部、6……駆動モータ、8……ガイ
ド受け部材、10……洗浄水噴射用管、11a,
11b……ノズル、12……投入シユート、13
a,13b……突条、14……ガイド、20……
スクリーン、21……散水用管、22……排水用
管、23……すすぎ槽、24……脱水機、25…
…貯留槽、26……上水源、34……予備筒形ス
クリーン部、35……下水噴射管、45……上水
噴射管、50……ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々に鋼球等を収納した第1ドラム部と第2ド
    ラム部を備え、第2ドラム部の出口に筒形スクリ
    ーン部を設けてなるスクリーンかす洗浄装置にお
    いて、第1ドラム部の内径は第2ドラム部の内径
    より小径とすると共に、第1ドラム部と第2ドラ
    ム部の間に絞り部を形成して該絞り部に予備筒形
    スクリーン部を設け、且つ上記第1ドラム部に臨
    んで下水噴射管を、また上記第2ドラム部に臨ん
    で上水噴射管を夫々独立して設けたものであるこ
    とを特徴とするスクリーンかす洗浄装置。
JP1988160676U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0532197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988160676U JPH0532197Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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JP1988160676U JPH0532197Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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Publication Number Publication Date
JPH0283041U JPH0283041U (ja) 1990-06-27
JPH0532197Y2 true JPH0532197Y2 (ja) 1993-08-18

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JP1988160676U Expired - Lifetime JPH0532197Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155939B2 (ja) * 1981-09-07 1986-11-29 Fuji Oil Co Ltd
JPS6211561A (ja) * 1985-07-05 1987-01-20 Kobe Steel Ltd スクリ−ンかす洗浄方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6155939U (ja) * 1984-09-19 1986-04-15

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JPH0283041U (ja) 1990-06-27

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