JPH05320656A - コークスの湿式消火方法 - Google Patents

コークスの湿式消火方法

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JPH05320656A
JPH05320656A JP15624592A JP15624592A JPH05320656A JP H05320656 A JPH05320656 A JP H05320656A JP 15624592 A JP15624592 A JP 15624592A JP 15624592 A JP15624592 A JP 15624592A JP H05320656 A JPH05320656 A JP H05320656A
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coke
temperature
fire
extinguishing
water
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JP15624592A
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Shiyuuji Numamoto
修二 沼元
Seiichi Tanioka
誠一 谷岡
Hisanobu Watanabe
久修 渡辺
Sadasue Tao
貞季 田尾
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火残りコークスの存在を可及的早期に検知す
ると共に、消火用散水量を自動制御して当該火残り消火
を効果的になし得るようにする。 【構成】 ワーフ上に複数の各貯骸区画を設定してお
き、当回の窯出しで散水処理された1ロット分のコーク
スをワーフ上の1つの貯骸区画に排出して貯骸させると
共に、次回の窯出しに先立ち、当該貯骸区画内での貯骸
コークスの温度を測定し、各貯骸区画毎の平均温度値、
または最高温度値を検出して、当該検出された温度値と
予め設定されている火残り限界温度値とを比較し、求め
られている散水時間と製品コークスの水分との関係か
ら、次回の消火のための散水量を時間的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コークスの湿式消火
方法に関し、さらに詳しくは、コークス炉で乾留して窯
出しされる赤熱コークスを散水処理によって消火するコ
ークスの湿式消火方法において、散水処理後、ワーフ上
に受骸されるコークスの火残りを防止するために、受骸
コークスの温度を検知して消火用の散水量を自動制御し
得るようにしたコークスの湿式消火方法の改良に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のコークスの湿式消火
は、コークス炉で乾留処理されて赤熱したコークスを一
旦、消火車に受骸させ、この消火車を消火塔位置まで移
送して、当該消火塔内で散水弁を介した散水ノズルから
の散水により、赤熱コークスの消火を行なわせるように
しているのであるが、このような消火車においては、コ
ークス炉から窯出しされて消火車上に受骸される赤熱コ
ークスの荷姿のバラツキとか、消火塔内での散水ノズル
の閉塞などによって完全には消火できずに、スポット的
な火残りを発生することがあり、また、低水分コークス
が求められるときにも、赤熱コークスを消火限界に近い
少量の散水によって消火させるために、同様に、火残り
を発生し易くなるもので、散水処理後のコークスのワー
フ上への貯骸時点において、貯骸コークスが火残りした
まゝになる惧れがある。
【0003】そこで、このような湿式消火における赤熱
コークスの火残りを防止して完全に消火させるために、
従来は、消火塔における散水弁の改良、散水ノズルの点
検、ならびに、散水量の増加などの各火残り防止手段を
講じているのであるが、この火残りを完全には防止でき
ないことから、現在では、定時的なワーフのパトロール
を実施して、コークスの火残りを発見次第、適宜にワー
フ散水消火を行なうようにしている。
【0004】また、一方で、コークスの火残りを防止す
る1つの対策として、例えば、特開平3−263487
号公報に開示された従来方法がある。この従来の火残り
消火方法においては、散水処理後のワーフへのコークス
移送用のベルトコンベア上に設置した温度計などを用い
る温度測定によって、こゝでのコークスの火残り位置を
検知し、当該火残り位置に対応して消火塔内での消火車
の散水停止位置を適切に制御することで、散水による火
残り消火を効果的に行なわせるようにするのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の火残り消火方法においては、次のような問題点があ
る。
【0006】すなわち、一般的なコークス製造のための
操業にあっては、ワーフ上での許容されるコークスのス
トック時間がおゝよそ30〜40分程度であり、こゝで
の従来方法の場合には、1回の窯出し毎のストック時間
が比較的短くない限り、温度測定による火残り位置の検
知と、これに対応した消火塔内での消火車の散水停止位
置の変更制御に伴う散水処理が、次回の窯出し(連続操
業では、通常、おゝよそ7〜10分間隔程度)における
散水処理に間に合わなくなるという不利があるほか、こ
のように火残りコークスがゴム製などによるベルトコン
ベア上に切り出されるときには、当該ベルトコンベアが
消損する危険性を避けられないものであった。
【0007】この発明は、このような従来の問題点を解
消するためになされたもので、その目的とするところ
は、火残りコークスの存在を可及的早期に検知すると共
に、消火用散水量を自動制御して当該火残り消火を効果
的になし得るようにした、この種のコークスの湿式消火
方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、消火車から
排出されてワーフ上に貯骸される1ロット分対応のコー
クス温度につき、これをワーフ上に予め設定される各貯
骸区画毎に測定したところ、一般的な1つの傾向とし
て、火残りのないコークスについては、特に火残りを生
じていないために、ワーフ上への排出後、数分程度で急
速に冷却されて、その平均温度が火残り発生限界の温度
値よりも下がること、また、火残りしたコークスについ
ては、火残りを生じているために、ワーフ上への排出
後、数分程度を経ても冷却されずに、その平均温度が火
残り発生限界の温度値よりも下がらないことの各点を見
出して、この発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、この発明の第1の発明は、乾留
して窯出しされる赤熱コークスを散水処理によって消火
するコークスの湿式消火方法において、ワーフ上に複数
の各貯骸区画を設定しておき、当回の窯出しで散水処理
された1ロット分のコークスをワーフ上の1つの貯骸区
画に排出して貯骸させると共に、次回の窯出しに先立
ち、当該貯骸区画内での貯骸コークスの温度を測定し
て、各貯骸区画毎の平均温度値、または最高温度値を検
出する工程と、当該検出された温度値と予め設定されて
いる火残り限界温度値とを比較し、求められている散水
時間と製品コークスの水分との関係から、次回の消火の
ための散水量を時間的に制御する工程とを、少なくとも
含むことを特徴とするコークスの湿式消火方法である。
【0010】また、この発明の第2の発明は、乾留して
窯出しされる赤熱コークスを散水処理によって消火する
コークスの湿式消火方法において、ワーフ上に複数の各
貯骸区画を設定しておき、当回の窯出しで散水処理され
た1ロット分のコークスをワーフ上の1つの貯骸区画に
排出して貯骸させると共に、次回の窯出しに先立ち、当
該貯骸区画内での貯骸コークスの温度を少なくとも2つ
の時点で測定して、各貯骸区画毎の平均温度勾配、また
は最高温度勾配を検出する工程と、当該検出された温度
勾配値と予め設定されている火残り限界温度勾配値とを
比較し、求められている散水時間と製品コークスの水分
との関係から、次回の消火のための散水量を時間的に制
御する工程とを、少なくとも含むことを特徴とするコー
クスの湿式消火方法である。
【0011】
【作用】従って、この発明の場合、乾留して窯出しされ
る赤熱コークスは、所要時間単位の散水処理により消火
された後、所定の貯骸区画内に排出かつ貯骸されるが、
こゝでは、次回の窯出しに先立ち、当回の貯骸コークス
の温度を測定して、その平均温度値、または最高温度値
を検出した上で、当該検出された温度値と予め設定され
ている火残り限界温度値とを比較するか、あるいは当該
貯骸コークスの温度を少なくとも2つの時点で測定し
て、その平均温度勾配値、または最高温度勾配値を検出
した上で、当該検出された温度値、あるいは温度勾配値
と、予め設定されている火残り限界温度値、あるいは火
残り限界温度勾配値とを比較することによって、これら
の温度値、あるいは温度勾配値のそれぞれが、火残り限
界温度値、あるいは火残り限界温度勾配値を越えている
ときには、貯骸コークス中に火残りがあって危険である
ものと判断し、求められている散水時間と製品コークス
の水分との関係から、次回の窯出しコークスの消火のた
めの散水量をそれぞれ自動的に制御して完全な火残り防
止を行なう。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係るコークスの湿式消火方
法の実施例につき、図1、および図2を参照して詳細に
説明する。
【0013】図1はこの発明の一実施例を適用したコー
クスの湿式消火方法の概要を示す説明図であり、図2は
ワーフに設定された各区画毎に測定される温度測定値の
一例を示すグラフである。
【0014】まず、図1でのこの実施例方法を適用する
装置構成において、符号11は図示しないコークス炉で
乾留処理された赤熱コークスを受骸して搬送する消火車
を示し、21は当該消火車11を受け入れて車上に受骸
した赤熱コークスを消火する消火塔設備であり、22は
当該消火塔設備21での消火用水を貯水する貯水槽、2
3は当該貯水槽22に消火用水を供給する給水ポンプ、
24は前記貯水槽22からの散水配管、25は当該散水
配管24中に介装して開閉制御される散水弁、26は前
記散水配管24の端部側に複数個併設される散水ノズル
である。
【0015】また、31は前記消火塔設備21内で散水
ノズル26からの散水によって消火処理されたコークス
を貯骸するワーフであって、この実施例方法の場合に
は、当該ワーフ31について、例えば、仮想的に所要面
積範囲による複数の各貯骸区画31a、31b、‥‥、
31nに区分する形態をとる。
【0016】さらに、41は前記ワーフ31における仮
想的に区分された所要面積範囲による複数の各貯骸区画
31a、31b、‥‥、31n内毎の全般的な貯骸コー
クス温度を測定して、当該区分面積範囲内での平均温度
値、または、最高温度値(もしくは、区分面積範囲内の
2つの時点における平均温度勾配値、または最高温度勾
配値)を検出するところの、例えば、赤外線検知などに
よる非接触型温度センサーなどの温度測定装置、51は
当該温度測定装置41による各ワーフ区画31a、31
b、‥‥、31n内の貯骸コークス温度測定を操作制御
すると共に、検出された平均温度、または、最高温度を
出力し、かつ前記散水弁24を開閉制御するための消火
タイマー52を内装した消火制御装置である。61は当
該消火制御装置51から出力される平均温度値、また
は、最高温度値(もしくは、区分面積範囲内の2つの時
点における平均温度勾配値、または最高温度勾配値)を
取り込んで、予め設定されている操業条件に対応した火
残り限界温度値(もしくは、火残り限界温度勾配値)と
比較し、かつ求められている散水時間と製品コークスの
水分との関係から、次回の消火のための散水量を時間的
に制御すべく前記消火タイマー52のタイマー値を設定
するCPU(中央演算処理装置)である。
【0017】続いて、図2に示す図表は、前記各ワーフ
区画におけるコークスの温度と散水時間との関係を表わ
し、当該図中、符号aは前記消火制御装置51に設定さ
れた火残り限界温度(コークス炉の操業条件とか天候な
どによって異なる値に設定されるが、例えば、この場
合、約350℃)であり、bは前記温度測定装置41に
よって測定される火残りしたコークス温度(この場合、
散水時間40秒)、cは同上火残りのないコークス温度
(この場合、散水時間42秒)である。
【0018】次に、上記図1の装置構成に適用されるこ
の実施例方法の場合の操作について述べると、コークス
炉での乾留処理を終了して窯から押し出される1ロット
分の赤熱コークスは、消火車11上に受骸されて消火塔
設備12内へ搬送されると共に、消火制御装置51の消
火タイマー52で設定した時間だけ散水弁24を開いて
散水処理され、その後、消火車11をワーフ31の該当
位置まで走行させ、図示しないベルトコンベアなどを介
することで、この散水処理したコークスを区分された所
定の貯骸区画、例えば、貯骸区画31a内に排出して貯
骸する。
【0019】ついで、前記貯骸区画31a内の貯骸コー
クスの温度を温度測定装置41により測定して、当該区
分面積範囲内における平均温度値、または最高温度値
(もしくは、区分面積範囲内の2つの時点における平均
温度勾配値、または最高温度勾配値)を検出してCPU
61に出力し、当該CPU61では、取り込まれた温度
データを解析して予め設定されている火残り限界温度値
(もしくは、火残り限界温度勾配値)と比較して、温度
値(もしくは、温度勾配値)が、火残り限界温度値(も
しくは、火残り限界温度勾配値)を越えているときに
は、貯骸コークス中に火残りがあって危険であるものと
判断して、一方では、所期通りに、当該火残りの発生を
監視担当部門へ適宜に報知して消火処置を講ずるように
させ、他方では、こゝでの求められている散水時間と製
品コークスの水分との関係を考慮した上で、次回の窯出
しコークスの消火のための散水量をそれぞれ自動的に制
御して完全な火残り防止を行なうかつ求められている散
水時間と製品コークスの水分との関係から、次回の消火
のための散水量を時間的に制御すべく、前記消火制御装
置51の消火タイマー52の設定時間を変更して、その
赤熱コークスに対しての散水消火の完全化を図るのであ
る。
【0020】より具体的に述べると、図2に見られるよ
うに、予め操業条件に対応した火残り限界温度aを設定
しておき、例えば、散水時間40秒で散水処理された貯
骸コークスの温度につき、これを貯骸3分後に測定した
ところ、その平均温度bが当該火残り限界温度aを越え
たので、次回の処理に対応して消火ノズルの散水消火時
間を42秒に設定し直すことにより、次回の散水処理さ
れた貯骸コークスの平均温度cが火残り限界温度a以下
になって、その火残りの発生を完全に確認し得た。
【0021】つまり、火残りしている貯骸コークスの場
合には、その平均温度bが火残り限界温度aを越えたま
ゝで推移する傾向にあって、当該火残り限界温度aを下
回ることがないが、これに対して火残りしていない貯骸
コークスでは、その平均温度cが急速に冷却されて火残
り限界温度aを下回るもので、従って、散水処理された
コークスのワーフへの排出貯骸後、数分内で平均温度、
または最高温度を測定するか、あるいは、排出貯骸時点
と排出後数分内時点との平均温度勾配、または最高温度
勾配を測定することによって、火残りするか否かの判断
を極めて容易に行ない得るのである。
【0022】なお、前記貯骸コークスにおける平均温
度、または最高温度測定のタイミングについては、その
測定結果が次回の赤熱コークスの散水処理での散水量調
整に間に合う時間内であれば任意であってよく、通常の
場合、3〜10分内程度、好ましくは4〜6分内に実行
するのがよい。
【0023】
【発明の効果】以上、実施例によって詳述したように、
この発明方法によれば、乾留して窯出しされる赤熱コー
クスを散水処理によって消火するコークスの湿式消火方
法において、ワーフ上に複数の各貯骸区画を設定してお
き、当回での所定の貯骸区画内に排出された貯骸コーク
スの温度を次回の窯出しに先立って測定し、その平均温
度値、または最高温度値を検出した上で、当該検出され
た温度値と予め設定されている火残り限界温度値とを比
較するか、あるいは当該貯骸コークスの温度を少なくと
も2つの時点で測定して、その平均温度勾配値、または
最高温度勾配値を検出した上で、当該検出された温度
値、あるいは温度勾配値と、予め設定されている操業条
件に対応した火残り限界温度値、あるいは火残り限界温
度勾配値とを比較して、これらの温度値、あるいは温度
勾配値のそれぞれが、火残り限界温度値、あるいは火残
り限界温度勾配値を越えているときには、貯骸コークス
中に火残りがあって危険であるものと判断し、求められ
ている散水時間と製品コークスの水分との関係から、次
回の窯出しコークスの消火のための散水量をそれぞれ自
動的に制御するようにしたから、ワーフへの排出貯骸後
の極めて早い時点で火残りの危険性を判断できるもの
で、この結果、従来のような火残り監視のためのワーフ
の巡回が不要になるほか、散水時点での火残り防止が完
全になされることから、ワーフへの排出用のベルトコン
ベアにおける焼損を防止でき、さらには、製品コークス
の水分を安定化し得て、当該製品コークスを用いる高炉
の安定的操業への効果的な寄与が可能になるなどの優れ
た特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用したコークスの湿式
消火方法の概要を示す説明図である。
【図2】同上ワーフに設定された各区画毎に測定される
温度測定値の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
11 消火車 21 消火塔設備 22 貯水槽 23 給水ポンプ 24 散水配管 25 散水弁 26 散水ノズル 31 ワーフ 31a、31b、‥‥、31n 各貯骸区画 41 温度測定装置 51 消火制御装置 52 消火タイマー 61 CPU(中央演算処理装置) a 火残り限界温度 b 火残りしたコークス温度 c 火残りのないコークス温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田尾 貞季 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化成株 式会社坂出工場内 (72)発明者 山口 剛 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化成株 式会社坂出工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾留して窯出しされる赤熱コークスを散
    水処理によって消火するコークスの湿式消火方法におい
    て、 ワーフ上に複数の各貯骸区画を設定しておき、 当回の窯出しで散水処理された1ロット分のコークスを
    ワーフ上の1つの貯骸区画に排出して貯骸させると共
    に、次回の窯出しに先立ち、当該貯骸区画内での貯骸コ
    ークスの温度を測定して、各貯骸区画毎の平均温度値、
    または最高温度値を検出する工程と、 当該検出された温度値と予め設定されている火残り限界
    温度値とを比較し、求められている散水時間と製品コー
    クスの水分との関係から、次回の消火のための散水量を
    時間的に制御する工程とを、 少なくとも含むことを特徴とするコークスの湿式消火方
    法。
  2. 【請求項2】 乾留して窯出しされる赤熱コークスを散
    水処理によって消火するコークスの湿式消火方法におい
    て、 ワーフ上に複数の各貯骸区画を設定しておき、 当回の窯出しで散水処理された1ロット分のコークスを
    ワーフ上の1つの貯骸区画に排出して貯骸させると共
    に、次回の窯出しに先立ち、当該貯骸区画内での貯骸コ
    ークスの温度を少なくとも2つの時点で測定して、各貯
    骸区画毎の平均温度勾配値、または最高温度勾配値を検
    出する工程と、 当該検出された温度勾配値と予め設定されている火残り
    限界温度勾配値とを比較し、求められている散水時間と
    製品コークスの水分との関係から、次回の消火のための
    散水量を時間的に制御する工程とを、 少なくとも含むことを特徴とするコークスの湿式消火方
    法。
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Cited By (4)

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