JPH05320495A - 自動車ランプ用反射板 - Google Patents
自動車ランプ用反射板Info
- Publication number
- JPH05320495A JPH05320495A JP12452392A JP12452392A JPH05320495A JP H05320495 A JPH05320495 A JP H05320495A JP 12452392 A JP12452392 A JP 12452392A JP 12452392 A JP12452392 A JP 12452392A JP H05320495 A JPH05320495 A JP H05320495A
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- Japan
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- component
- polyphenylene ether
- weight
- block copolymer
- reflector
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 加熱変形温度が140℃以上で且つ120℃
熱水下2000時間での引張強度保持率が75%以上で
あることを特長とするポリフェニレンエーテル系樹脂を
主体とする熱可塑性樹脂組成物から成型された自動車ラ
ンプ用反射板。 【効果】 優れた耐熱性を有し、かつ成形加工性に優れ
ており、耐加水分解性に優れた自動車ランプ用反射板を
得る。
熱水下2000時間での引張強度保持率が75%以上で
あることを特長とするポリフェニレンエーテル系樹脂を
主体とする熱可塑性樹脂組成物から成型された自動車ラ
ンプ用反射板。 【効果】 優れた耐熱性を有し、かつ成形加工性に優れ
ており、耐加水分解性に優れた自動車ランプ用反射板を
得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐熱性を有し、
かつ成形加工性に優れており、耐加水分解性に優れた自
動車ランプ用反射板に関するものである。
かつ成形加工性に優れており、耐加水分解性に優れた自
動車ランプ用反射板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車向けオール樹脂製ヘッドラ
ンプの普及が急速に進んでいる。樹脂製ヘッドランプは
従来のホウケイ酸ガラス製ランプに比べて成形性が良
く、7割以上も軽くなる。特に最近では、自動車フロン
トデザインの意匠化進展にともない曲面を駆使したスタ
イルが増え、これに対応してヘッドランプ形状も高度な
加工性が要求されるようになり、中級グレード車種を中
心に普及が進んでいる。加えてCAFE(メーカー別平
均燃料消費率)規制から生じた車体軽量化問題が絡んで
普及拡大に拍車をかけている。
ンプの普及が急速に進んでいる。樹脂製ヘッドランプは
従来のホウケイ酸ガラス製ランプに比べて成形性が良
く、7割以上も軽くなる。特に最近では、自動車フロン
トデザインの意匠化進展にともない曲面を駆使したスタ
イルが増え、これに対応してヘッドランプ形状も高度な
加工性が要求されるようになり、中級グレード車種を中
心に普及が進んでいる。加えてCAFE(メーカー別平
均燃料消費率)規制から生じた車体軽量化問題が絡んで
普及拡大に拍車をかけている。
【0003】従来の樹脂製材料はポリカーボネートが主
流であるが、ランプの発熱により反射板表面は高温多湿
状態となり具体的には140〜150℃95%RHとい
った環境にさらされる。従来のポリカーボネート製ラン
プ用反射板では耐熱性が不十分で、且つ加水分解性に劣
り、メッキが膨れたり、変形したり十分満足できるもの
ではなかった。
流であるが、ランプの発熱により反射板表面は高温多湿
状態となり具体的には140〜150℃95%RHとい
った環境にさらされる。従来のポリカーボネート製ラン
プ用反射板では耐熱性が不十分で、且つ加水分解性に劣
り、メッキが膨れたり、変形したり十分満足できるもの
ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような高温多湿
の条件で使用できる耐熱性、耐加水分解性の良好な自動
車ランプ用反射板に適した材料が望まれている。本発明
の目的はポリフェニレンエーテル樹脂を主体とした自動
車ランプ用反射板を提供することである。
の条件で使用できる耐熱性、耐加水分解性の良好な自動
車ランプ用反射板に適した材料が望まれている。本発明
の目的はポリフェニレンエーテル樹脂を主体とした自動
車ランプ用反射板を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、ポリフェニレンエーテル
系樹脂の優れた耐熱性、耐加水分解性を生かし、自動車
ランプ用反射板が得られることを見出し、本発明に至っ
たものである。即ち、本発明は、加熱変形温度が140
℃以上でかつ120℃熱水下2000時間での引張強度
保持率が75%以上であることを特徴とするポリフェニ
レンエーテル系樹脂を主体とする熱可塑性樹脂組成物か
ら成形された自動車ランプ用反射板であり、該熱可塑性
樹脂組成物が成分(I)ポリフェニレンエーテル系樹脂
60〜100重量%、成分(II)芳香族ビニル化合物
系重合体及びその共重合体40〜0重量%、100重量
部に対し、成分(III)ブロック共重合0〜30重量
部からなり、該熱可塑性樹脂組成物から成形された自動
車ランプ用反射板に関するものである。
達成すべく鋭意検討した結果、ポリフェニレンエーテル
系樹脂の優れた耐熱性、耐加水分解性を生かし、自動車
ランプ用反射板が得られることを見出し、本発明に至っ
たものである。即ち、本発明は、加熱変形温度が140
℃以上でかつ120℃熱水下2000時間での引張強度
保持率が75%以上であることを特徴とするポリフェニ
レンエーテル系樹脂を主体とする熱可塑性樹脂組成物か
ら成形された自動車ランプ用反射板であり、該熱可塑性
樹脂組成物が成分(I)ポリフェニレンエーテル系樹脂
60〜100重量%、成分(II)芳香族ビニル化合物
系重合体及びその共重合体40〜0重量%、100重量
部に対し、成分(III)ブロック共重合0〜30重量
部からなり、該熱可塑性樹脂組成物から成形された自動
車ランプ用反射板に関するものである。
【0006】本発明で用いるポリフェニレンエーテル系
樹脂とは、次に示す一般式(1)、
樹脂とは、次に示す一般式(1)、
【0007】
【化1】
【0008】(式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,
R6 は炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲ
ン、水素等の一価の残基であり、R5 ,R6 は同時に水
素ではない)を繰り返し単位とし、構成単位が一般式
(1)の〔a〕及び〔b〕からなる単独重合体、あるい
は共重合体が使用できる。ポリフェニレンエーテル系樹
脂の単独重合体の代表例としては、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−エチル1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2−エチル−6−n−プロピル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2,6−ジ−n−プロピル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−n−ブチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−エチル−6−イソプロピル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニ
レン)エーテル等のホモポリマーが挙げられる。
R6 は炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲ
ン、水素等の一価の残基であり、R5 ,R6 は同時に水
素ではない)を繰り返し単位とし、構成単位が一般式
(1)の〔a〕及び〔b〕からなる単独重合体、あるい
は共重合体が使用できる。ポリフェニレンエーテル系樹
脂の単独重合体の代表例としては、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−エチル1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2−エチル−6−n−プロピル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2,6−ジ−n−プロピル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−n−ブチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−エチル−6−イソプロピル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニ
レン)エーテル等のホモポリマーが挙げられる。
【0009】ポリフェニレンエーテル共重合体は、2,
6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェ
ノールとの共重合体あるいはo−クレゾールとの共重合
体あるいは2,3,6−トリメチルフェノール及びo−
クレゾールとの共重合体等、ポリフェニレンエーテル構
造を主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体を
包含する。
6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェ
ノールとの共重合体あるいはo−クレゾールとの共重合
体あるいは2,3,6−トリメチルフェノール及びo−
クレゾールとの共重合体等、ポリフェニレンエーテル構
造を主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体を
包含する。
【0010】また、本発明のポリフェニレンエーテル系
樹脂中には、本発明の主旨に反しない限り、従来ポリフ
ェニレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提案
されている他の種々のフェニレンエーテルユニットを部
分構造として含んでいても構わない。少量共存させるこ
とが提案されているものの例としては、特願昭63−1
2698号公報及び特開昭63−301222号公報に
記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6
−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−ア
ルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェ
ニレンエーテルユニット等が挙げられる。
樹脂中には、本発明の主旨に反しない限り、従来ポリフ
ェニレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提案
されている他の種々のフェニレンエーテルユニットを部
分構造として含んでいても構わない。少量共存させるこ
とが提案されているものの例としては、特願昭63−1
2698号公報及び特開昭63−301222号公報に
記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6
−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−ア
ルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェ
ニレンエーテルユニット等が挙げられる。
【0011】また、ポリフェニレンエーテル樹脂の主鎖
中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
さらに、例えば特開平2−276823号公報、特開昭
63−108059号公報、特開昭59−59724号
公報等に記載されている、炭素−炭素二重結合を持つ化
合物により変性されたポリフェニレンエーテルも含む。
中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
さらに、例えば特開平2−276823号公報、特開昭
63−108059号公報、特開昭59−59724号
公報等に記載されている、炭素−炭素二重結合を持つ化
合物により変性されたポリフェニレンエーテルも含む。
【0012】本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹
脂の分子量としては、数平均分子量で1,000〜10
0,000である。その好ましい範囲は、約6,000
〜60,000のものである。本発明中の数平均分子量
とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
り、標準ポリスチレンの検量線を用いて求めたポリスチ
レン換算の数平均分子量である。
脂の分子量としては、数平均分子量で1,000〜10
0,000である。その好ましい範囲は、約6,000
〜60,000のものである。本発明中の数平均分子量
とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
り、標準ポリスチレンの検量線を用いて求めたポリスチ
レン換算の数平均分子量である。
【0013】全組成物中のポリフェニレンエーテル樹脂
の量は、自動車ランプ用反射板を成形できる範囲であれ
ばその使用条件に耐えられるかぎり十分である。自動車
ランプ用反射板は成形後メッキされるものが大半であ
り、特にメッキ特性すなわちメッキとポリフェニレンエ
ーテル樹脂との接着性およびメッキ後の環境変化でのメ
ッキの外観などを保つためにはポリフェニレンエーテル
樹脂の含有量及びその構造が重要であることが鋭意研究
の結果判明した。そのの結果全組成物中のポリフェニレ
ンエーテル樹脂の含有量は70%を超えることが好まし
く、さらに80%を超えることが最も好ましい。ポリフ
ェニレンエーテル樹脂が70%を超える場合、特に好ま
しいポリフェニレンエーテルとしては、例えば特開平2
−276823号公報、特開昭63−108059号公
報、特開昭59−59724号公報等に記載されてい
る、炭素−炭素二重結合を持つ化合物により変性された
ポリフェニレンエーテルが挙げられる。
の量は、自動車ランプ用反射板を成形できる範囲であれ
ばその使用条件に耐えられるかぎり十分である。自動車
ランプ用反射板は成形後メッキされるものが大半であ
り、特にメッキ特性すなわちメッキとポリフェニレンエ
ーテル樹脂との接着性およびメッキ後の環境変化でのメ
ッキの外観などを保つためにはポリフェニレンエーテル
樹脂の含有量及びその構造が重要であることが鋭意研究
の結果判明した。そのの結果全組成物中のポリフェニレ
ンエーテル樹脂の含有量は70%を超えることが好まし
く、さらに80%を超えることが最も好ましい。ポリフ
ェニレンエーテル樹脂が70%を超える場合、特に好ま
しいポリフェニレンエーテルとしては、例えば特開平2
−276823号公報、特開昭63−108059号公
報、特開昭59−59724号公報等に記載されてい
る、炭素−炭素二重結合を持つ化合物により変性された
ポリフェニレンエーテルが挙げられる。
【0014】次に、本発明に用いる芳香族ビニル化合物
系重合体及びその共重合体としては、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン等の単独重合体、これら
の共重合体、他のエチレン性不飽和モノマーとの共重合
体等が挙げられる。また、これらの樹脂をエラストマー
で補強したビニル芳香族系の重合体でも良い。具体的な
コモノマーの例としては、α−メチルスチレン、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類、無水マレイン酸、N−ア
ルキルマレイミド類、N−アリールマレイミド類、ビニ
ルオキサゾリン等がある。
系重合体及びその共重合体としては、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン等の単独重合体、これら
の共重合体、他のエチレン性不飽和モノマーとの共重合
体等が挙げられる。また、これらの樹脂をエラストマー
で補強したビニル芳香族系の重合体でも良い。具体的な
コモノマーの例としては、α−メチルスチレン、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類、無水マレイン酸、N−ア
ルキルマレイミド類、N−アリールマレイミド類、ビニ
ルオキサゾリン等がある。
【0015】また、芳香族ビニル化合物共重合体の例と
しては、芳香族ビニル化合物と共役ジエンから成るブロ
ック共重合体、及びその水素添加物、芳香族ビニル化合
物−無水マレイン酸共重合体、芳香族ビニル化合物−ア
クリロニトリル共重合体、芳香族ビニル化合物−アクリ
ロニトリル−共役ジエン共重合体、芳香族ビニル化合物
−メチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
しては、芳香族ビニル化合物と共役ジエンから成るブロ
ック共重合体、及びその水素添加物、芳香族ビニル化合
物−無水マレイン酸共重合体、芳香族ビニル化合物−ア
クリロニトリル共重合体、芳香族ビニル化合物−アクリ
ロニトリル−共役ジエン共重合体、芳香族ビニル化合物
−メチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
【0016】その中でも好ましい物は、少なくとも1個
のビニル芳香族化合物重合体ブロックAと少なくとも1
個のオレフィン化合物重合体ブロックBからなるブロッ
ク共重合体であり、このブロック共重合体中のビニル芳
香族化合物重合体ブロックAの含有量が10重量%以上
90重量%以下であり、しかもオレフィン化合物重合体
ブロックB中のオレフィン化合物の不飽和度が20%以
下の芳香族ビニル化合物と共役ジエンから成るブロック
共重合体の水素添加物である。
のビニル芳香族化合物重合体ブロックAと少なくとも1
個のオレフィン化合物重合体ブロックBからなるブロッ
ク共重合体であり、このブロック共重合体中のビニル芳
香族化合物重合体ブロックAの含有量が10重量%以上
90重量%以下であり、しかもオレフィン化合物重合体
ブロックB中のオレフィン化合物の不飽和度が20%以
下の芳香族ビニル化合物と共役ジエンから成るブロック
共重合体の水素添加物である。
【0017】このブロック共重合体のオレフィン化合物
重合体ブロックとは、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレン等のモノオレフィン、あるいはブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジオ
レフィン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルネン、ノル
ボルネン誘導体等の非共役ジオレフィンのうちから選ば
れた1種以上のオレフィン化合物が重合、あるいは共重
合した形態を有する重合体ブロックであり、しかも該ブ
ロックの不飽和度は20%以下である。
重合体ブロックとは、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレン等のモノオレフィン、あるいはブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジオ
レフィン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルネン、ノル
ボルネン誘導体等の非共役ジオレフィンのうちから選ば
れた1種以上のオレフィン化合物が重合、あるいは共重
合した形態を有する重合体ブロックであり、しかも該ブ
ロックの不飽和度は20%以下である。
【0018】従って、オレフィン化合物重合体ブロック
の構成モノマーとして上記のジオレフィン類を用いた場
合には、該ブロック部分の不飽和度が20%を超えない
程度まで水添等の方法により不飽和度を減らす処置が施
されていなければならない。また、オレフィン化合物重
合体ブロックには、その特性を損なわない範囲でビニル
芳香族化合物がランダムに共重合されていても良い。
の構成モノマーとして上記のジオレフィン類を用いた場
合には、該ブロック部分の不飽和度が20%を超えない
程度まで水添等の方法により不飽和度を減らす処置が施
されていなければならない。また、オレフィン化合物重
合体ブロックには、その特性を損なわない範囲でビニル
芳香族化合物がランダムに共重合されていても良い。
【0019】ビニル芳香族化合物重合体ブロックと共役
ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとから構成さ
れてなるブロック共重合体(以後これを、「前駆体とし
てのブロック共重合体」と呼ぶ)を構成するビニル芳香
族化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン等のうちから1種または2種以上が選ば
れ、中でもスチレンが特に好ましい。
ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとから構成さ
れてなるブロック共重合体(以後これを、「前駆体とし
てのブロック共重合体」と呼ぶ)を構成するビニル芳香
族化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン等のうちから1種または2種以上が選ば
れ、中でもスチレンが特に好ましい。
【0020】また共役ジエン化合物としては、ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等のうちから1
種または2種以上選ばれ、中でもブタジエン及び/また
はイソプレンが特に好ましい。「前駆体としてのブロッ
ク共重合体」において、ビニル芳香族化合物の含有量と
共役ジエン化合物の含有量の重量比は、10/90〜9
0/10の範囲が好ましく、15/85〜85/15の
範囲がさらに好ましい。
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等のうちから1
種または2種以上選ばれ、中でもブタジエン及び/また
はイソプレンが特に好ましい。「前駆体としてのブロッ
ク共重合体」において、ビニル芳香族化合物の含有量と
共役ジエン化合物の含有量の重量比は、10/90〜9
0/10の範囲が好ましく、15/85〜85/15の
範囲がさらに好ましい。
【0021】上記ブロック共重合体は、数平均分子量が
2,000〜500,000、好ましくは、20,00
0〜300,000の範囲であり、また分子量分布(重
量平均分子量と数平均分子量の比)は1.05〜10の
範囲が好ましい。また、ブロック共重合体の分子構造
は、直鎖状、分枝状、放射状またはこれらの組み合わせ
などが挙げられる。この中で、直鎖状の構造の物がより
好ましい。
2,000〜500,000、好ましくは、20,00
0〜300,000の範囲であり、また分子量分布(重
量平均分子量と数平均分子量の比)は1.05〜10の
範囲が好ましい。また、ブロック共重合体の分子構造
は、直鎖状、分枝状、放射状またはこれらの組み合わせ
などが挙げられる。この中で、直鎖状の構造の物がより
好ましい。
【0022】「前駆体としてのブロック共重合体」の製
造方法としては、例えば特公昭36−19286号公
報、特公昭43−14979号公報、特公報49−36
957号公報、特公昭48−2423号公報、特公昭4
8−4106号公報などに記載された方法が挙げられ
る。これらはすべて、炭化水素溶剤中でアニオン重合開
始剤として有機リチウム化合物等を用い、必要に応じて
ビニル化剤、カップリング剤等を用い、ビニル芳香族化
合物と共役ジエン化合物をブロック共重合する方法であ
る。
造方法としては、例えば特公昭36−19286号公
報、特公昭43−14979号公報、特公報49−36
957号公報、特公昭48−2423号公報、特公昭4
8−4106号公報などに記載された方法が挙げられ
る。これらはすべて、炭化水素溶剤中でアニオン重合開
始剤として有機リチウム化合物等を用い、必要に応じて
ビニル化剤、カップリング剤等を用い、ビニル芳香族化
合物と共役ジエン化合物をブロック共重合する方法であ
る。
【0023】上記の「前駆体としてのブロック共重合
体」を、公知の方法、例えば特公昭42−8704号公
報に記載の方法で水添する事により、本発明で好ましく
用いられるブロック共重合体が得られる。これらのブロ
ック共重合体は、このままでも、また従来知られている
方法、例えば、無水マレイン酸等により変性して用いて
も良い。さらに、これらのブロック共重合体は、単独で
又は2種類以上で用いられる。
体」を、公知の方法、例えば特公昭42−8704号公
報に記載の方法で水添する事により、本発明で好ましく
用いられるブロック共重合体が得られる。これらのブロ
ック共重合体は、このままでも、また従来知られている
方法、例えば、無水マレイン酸等により変性して用いて
も良い。さらに、これらのブロック共重合体は、単独で
又は2種類以上で用いられる。
【0024】本発明の樹脂組成物には、その特徴を損な
わない範囲で、帯電防止剤、無機フィラー、各種の安定
剤、可塑剤、難燃剤、顔料等を公知の方法に従い適宜添
加して用いる事ができる。本発明の樹脂組成物から、自
動車用ランプ反射板を成形する方法に関しては、特に限
定の必要はなく通常行われている射出成形機による成
形、または溶融プレスによる方法等が用いられる。
わない範囲で、帯電防止剤、無機フィラー、各種の安定
剤、可塑剤、難燃剤、顔料等を公知の方法に従い適宜添
加して用いる事ができる。本発明の樹脂組成物から、自
動車用ランプ反射板を成形する方法に関しては、特に限
定の必要はなく通常行われている射出成形機による成
形、または溶融プレスによる方法等が用いられる。
【0025】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、各測定は以下の条件により行った。 1 ポリマーの粘度;0.5%クロロホルム溶液を30
℃の条件でウベローデ粘度管を用いて測定し、ηsp/
cで表す。
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、各測定は以下の条件により行った。 1 ポリマーの粘度;0.5%クロロホルム溶液を30
℃の条件でウベローデ粘度管を用いて測定し、ηsp/
cで表す。
【0026】2 ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー(以下GPC);東洋曹達工業(株)製HL−80
2RTSで測定する。 GPCにおける検量線は、標準
ポリスチレンを用いて作成したものを使用する。 3 熱変形温度;ASTM D−648に準拠し、荷重
18.6kg/cm2 で測定する。
ィー(以下GPC);東洋曹達工業(株)製HL−80
2RTSで測定する。 GPCにおける検量線は、標準
ポリスチレンを用いて作成したものを使用する。 3 熱変形温度;ASTM D−648に準拠し、荷重
18.6kg/cm2 で測定する。
【0027】4 耐熱水性;ASTM D−638に準
拠して試験片を作製し、引張強度の測定を行う。オート
クレーブに水を張り、試験片を入れ、120℃に加熱し
て、2000時間暴露した後、取り出し、引張強度を測
定する。暴露前の引張強度を100としたときの保持率
で表す。
拠して試験片を作製し、引張強度の測定を行う。オート
クレーブに水を張り、試験片を入れ、120℃に加熱し
て、2000時間暴露した後、取り出し、引張強度を測
定する。暴露前の引張強度を100としたときの保持率
で表す。
【0028】未変性ポリフェニレンエーテル樹脂{n}
の調製;原料及び未変性ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレン)エーテル(以下PPEと略す)は、米
国特許4,788,277号明細書(特願昭62−77
570号)に記載されている方法に従って、ジブチルア
ミンの存在下に、2,6−キシレノールを酸化カップリ
ング重合して製造する。ηsp/c=0.545の物が
得られた。
の調製;原料及び未変性ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレン)エーテル(以下PPEと略す)は、米
国特許4,788,277号明細書(特願昭62−77
570号)に記載されている方法に従って、ジブチルア
ミンの存在下に、2,6−キシレノールを酸化カップリ
ング重合して製造する。ηsp/c=0.545の物が
得られた。
【0029】変性ポリフェニレンエーテル樹脂{a}の
調製;PPE(ηsp/c=0.545)100重量部
に対して、無水マレイン酸2重量部、パーブチルD0.
5重量部を均一に混合した後、押出機を用い、窒素雰囲
気下で300℃にて溶融混練し、マレイン化反応を行
い、変性ポリフェニレンエーテル樹脂を得た。ナトリウ
ムメチラートによる滴定によって求めたポリフェニレン
エーテル樹脂100重量部に対する無水マレイン酸の付
加量は0.8重量部であった。
調製;PPE(ηsp/c=0.545)100重量部
に対して、無水マレイン酸2重量部、パーブチルD0.
5重量部を均一に混合した後、押出機を用い、窒素雰囲
気下で300℃にて溶融混練し、マレイン化反応を行
い、変性ポリフェニレンエーテル樹脂を得た。ナトリウ
ムメチラートによる滴定によって求めたポリフェニレン
エーテル樹脂100重量部に対する無水マレイン酸の付
加量は0.8重量部であった。
【0030】変性ポリフェニレンエーテル樹脂{b}の
調製;上記未変性ポリフェニレンエーテル樹脂{n}の
調製で得られる原料PPEの粘度は0.545であり、
ガラス転移温度は約208℃である。1 H−核磁気共鳴
スペクトルで分析した結果、次の(2)式、
調製;上記未変性ポリフェニレンエーテル樹脂{n}の
調製で得られる原料PPEの粘度は0.545であり、
ガラス転移温度は約208℃である。1 H−核磁気共鳴
スペクトルで分析した結果、次の(2)式、
【0031】
【化2】
【0032】の末端基が、下記の主な繰り返し単位、式
(3)の100個につき、0.32個存在する事が確認
される。
(3)の100個につき、0.32個存在する事が確認
される。
【0033】
【化3】
【0034】又、遊離のフェノール性水酸基の量は、主
な繰り返し単位、式(3)の100個につき、0.34
個存在する事が確認される。このポリフェニレンエーテ
ルの100重量部に対してスチレン10重量部をヘンシ
ェルミキサーで均一にブレンドした後、スクリューの直
径が30mmφの二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM
−30)中300℃で溶融混練し、水槽を通してペレッ
ト化する。
な繰り返し単位、式(3)の100個につき、0.34
個存在する事が確認される。このポリフェニレンエーテ
ルの100重量部に対してスチレン10重量部をヘンシ
ェルミキサーで均一にブレンドした後、スクリューの直
径が30mmφの二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM
−30)中300℃で溶融混練し、水槽を通してペレッ
ト化する。
【0035】このようにして得られるペレットを1 H−
核磁気共鳴スペクトルで分析した結果、次の式(4)、
核磁気共鳴スペクトルで分析した結果、次の式(4)、
【0036】
【化4】
【0037】の末端基が、主な繰り返し単位、式(3)
の100個につき、0.25個存在することが、5.0
2ppmのシグナルの面積値から確認される。また、遊
離のフェノール性水酸基の量は、主な繰り返し単位、式
(3)の100個につき0.45個存在する事が確認さ
れる。また、GPCで求めた数平均分子量は24,50
0であり、粘度は0.547である。
の100個につき、0.25個存在することが、5.0
2ppmのシグナルの面積値から確認される。また、遊
離のフェノール性水酸基の量は、主な繰り返し単位、式
(3)の100個につき0.45個存在する事が確認さ
れる。また、GPCで求めた数平均分子量は24,50
0であり、粘度は0.547である。
【0038】
【実施例1】変性ポリフェニレンエーテル樹脂{a}8
0重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロッ
ク共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機中
で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレッ
トを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製
し、評価を行う。
0重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロッ
ク共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機中
で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレッ
トを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製
し、評価を行う。
【0039】ブロック共重合体(A)(スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体水素添加物)は、以下に示す性
状のものを用いる。 スチレン含有量;60重量% 数平均分子量 ;8.0×104 不飽和度 ;2% ブロック共重合体(B)(スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体水素添加物)は、以下に示す性状のものを用
いる。
ジエンブロック共重合体水素添加物)は、以下に示す性
状のものを用いる。 スチレン含有量;60重量% 数平均分子量 ;8.0×104 不飽和度 ;2% ブロック共重合体(B)(スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体水素添加物)は、以下に示す性状のものを用
いる。
【0040】 スチレン含有量;40重量% 数平均分子量 ;5.0×104 不飽和度 ;2%
【0041】
【実施例2】変性ポリフェニレンエーテル樹脂{b}8
0重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロッ
ク共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機中
で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレッ
トを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製
し、評価を行う。
0重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロッ
ク共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機中
で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレッ
トを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製
し、評価を行う。
【0042】
【実施例3】未変性ポリフェニレンエーテル樹脂{n}
80重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロ
ック共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機
中で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレ
ットを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作
製し、評価を行う。
80重量部、ブロック共重合体(A)17重量部、ブロ
ック共重合体(B)3重量部をよく混合し、二軸押出機
中で320℃で溶融混練し、ペレット化する。このペレ
ットを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作
製し、評価を行う。
【0043】
【実施例4】変性ポリフェニレンエーテル樹脂{b}を
射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製し、
評価を行う。
射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作製し、
評価を行う。
【0044】
【比較例1】ポリカーボネート樹脂(帝人化成製パンラ
イトL−1225)を射出成形機で330℃の条件で成
形、試験片を作製し、評価を行う。
イトL−1225)を射出成形機で330℃の条件で成
形、試験片を作製し、評価を行う。
【0045】
【比較例2】ポリアリレート樹脂(ユニチカ製U−ポリ
マーU−100)を射出成形機で360℃の条件で成
形、試験片を作製し、評価を行う。
マーU−100)を射出成形機で360℃の条件で成
形、試験片を作製し、評価を行う。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、実施例1〜4の
組成物は耐熱性、耐熱水性に優れ、自動車ランプ用反射
板用材料として、優れた特性を有している。実施例1〜
4及び比較例1〜2の試験片を通常のポリフェニレンエ
ーテル樹脂成形品と同様にメッキした後オートクレーブ
中120℃2000時間後、観察すると実施例1〜4は
変化がなかったが、比較例1〜2は変形し、メッキがは
がれていた。
組成物は耐熱性、耐熱水性に優れ、自動車ランプ用反射
板用材料として、優れた特性を有している。実施例1〜
4及び比較例1〜2の試験片を通常のポリフェニレンエ
ーテル樹脂成形品と同様にメッキした後オートクレーブ
中120℃2000時間後、観察すると実施例1〜4は
変化がなかったが、比較例1〜2は変形し、メッキがは
がれていた。
【0048】
【発明の効果】本発明により高温多湿の条件で使用でき
る耐熱性、耐加水分解性の良好な自動車ランプ用反射板
に適した材料が開発されたことにより、近い将来の自動
車向けオール樹脂製ヘッドランプの実用化が可能となっ
た。
る耐熱性、耐加水分解性の良好な自動車ランプ用反射板
に適した材料が開発されたことにより、近い将来の自動
車向けオール樹脂製ヘッドランプの実用化が可能となっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱変形温度が140℃以上でかつ12
0℃熱水下2000時間での引張強度保持率が75%以
上であることを特徴とするポリフェニレンエーテル系樹
脂を主体とする熱可塑性樹脂組成物から成形された自動
車ランプ用反射板。 - 【請求項2】 成分(I)ポリフェニレンエーテル系樹
脂60〜100重量%、成分(II)芳香族ビニル化合
物系重合体及びその共重合体40〜0重量%、100重
量部に対し、成分(III)ブロック共重合0〜30重
量部よりなる熱可塑性樹脂組成物から成形された自動車
ランプ用反射板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12452392A JPH05320495A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動車ランプ用反射板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12452392A JPH05320495A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動車ランプ用反射板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320495A true JPH05320495A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14887598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12452392A Pending JPH05320495A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動車ランプ用反射板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05320495A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0770637A1 (en) * | 1995-10-26 | 1997-05-02 | General Electric Company | Polyphenylene ether resin molding material for lamp reflectors |
JPH11116793A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-04-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光反射体及びランプリフレクター |
WO2010134608A1 (ja) | 2009-05-22 | 2010-11-25 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 自動車ランプ周辺部品 |
JP2012111837A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 高耐熱樹脂組成物 |
US8895655B2 (en) | 2010-11-24 | 2014-11-25 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Automotive lamp extension molding |
JP2018058275A (ja) * | 2016-10-05 | 2018-04-12 | 旭化成株式会社 | 積層成形体 |
US11186715B2 (en) | 2019-09-03 | 2021-11-30 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Polyphenylene ether resin composition and vehicle lighting fixture bezel |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP12452392A patent/JPH05320495A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0770637A1 (en) * | 1995-10-26 | 1997-05-02 | General Electric Company | Polyphenylene ether resin molding material for lamp reflectors |
JPH11116793A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-04-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光反射体及びランプリフレクター |
WO2010134608A1 (ja) | 2009-05-22 | 2010-11-25 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 自動車ランプ周辺部品 |
US8492467B2 (en) | 2009-05-22 | 2013-07-23 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Automotive lamp peripheral parts |
JP2012111837A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 高耐熱樹脂組成物 |
US8895655B2 (en) | 2010-11-24 | 2014-11-25 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Automotive lamp extension molding |
JP2018058275A (ja) * | 2016-10-05 | 2018-04-12 | 旭化成株式会社 | 積層成形体 |
US11186715B2 (en) | 2019-09-03 | 2021-11-30 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Polyphenylene ether resin composition and vehicle lighting fixture bezel |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |