JPH05320192A - 非a非b型肝炎ウイルスに対する抗体に免疫化学反応性を示すペプチド - Google Patents

非a非b型肝炎ウイルスに対する抗体に免疫化学反応性を示すペプチド

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JPH05320192A
JPH05320192A JP3258106A JP25810691A JPH05320192A JP H05320192 A JPH05320192 A JP H05320192A JP 3258106 A JP3258106 A JP 3258106A JP 25810691 A JP25810691 A JP 25810691A JP H05320192 A JPH05320192 A JP H05320192A
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JP
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arg
lys
amino acid
nanbh
thr
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JP3258106A
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Winand Johannes Antonius Habets
ウイナンド・ヨハンネス・アントニウス・ハベツツ
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Akzo NV
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Akzo NV
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/08Linear peptides containing only normal peptide links having 12 to 20 amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2770/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses positive-sense
    • C12N2770/00011Details
    • C12N2770/24011Flaviviridae
    • C12N2770/24211Hepacivirus, e.g. hepatitis C virus, hepatitis G virus
    • C12N2770/24222New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】 本発明は、NANBHに対する抗体と免疫化学反応する
ペプチドに係わる。試験液中のNANBHまたは抗NA
NBHの検出方法、前記検出方法を適用するときに使用
される免疫化学試薬及び試験キットも本発明に属する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非A非B型肝炎ウイル
ス(NANBHウイルス)に対する抗体と免疫化学的に反
応するペプチドに係わる。
【0002】本発明は更に、試験液中のNANBHまた
は抗NANBHを検出する方法と、該検出方法に使用し
得る免疫化学試薬及び試験キットとにも係わる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】(C型
肝炎ウイルスによって惹起され得る可能性もあるがそう
でない可能性もある)非A非B型肝炎は、ウイルス誘発
性であることが判っている伝播性疾患または疾患系であ
る。非A非B型肝炎は、既知の肝炎ウイルス、即ちA型
肝炎ウイルス(HAV)、B型肝炎ウイルス(HBV)
及びδ肝炎ウイルス(HDV)によって惹起される他の
形態のウイルス関連肝疾患や、サイトメガロウイルス
(CMV)またはエプスタインバールウイルス(EB
V)によって誘発される肝炎とは区別され得る。NAN
BHは最初は、輸血個体において同定された。人間から
チンパンジーへの伝播及びチンパンジーにおける連続継
代は、NANBHが伝播性感染因子に起因するものであ
ることを立証している。しかしながら、NANBHの原
因となる伝播因子は未だに全く同定されておらず、疾患
の原因となる因子の数も未知である。
【0004】疫学的には、3つのタイプのNANBH、
即ち水系感染による流行のタイプ、血液または注射針関
連タイプ、及び散発性(集団獲得)タイプがあり得るこ
とが示唆されている。しかしながら、NANBHを惹起
し得る因子の数は未知である。
【0005】NANBHの臨床診断及び同定は主に、他
のウイルスマーカーの除外によって行われている。推定
上のNANBH抗原及び抗体を検出するのに使用される
方法としては、寒天−ゲル拡散、カウンター免疫電気泳
動、免疫蛍光顕微鏡法、免疫電子顕微鏡法、ラジオイム
ノアッセイ及び酵素結合イムノソルベントアッセイ(en
zyme-linked immunosorbent assay)を挙げることがで
きる。しかしながらいずれのアッセイも、NANBHに
対する診断試験として使用するのに十分な感度、特異性
及び再現性があるとは立証されていない。
【0006】NANBH感染の種々の段階において信頼
性のある診断が下され得る特異的で且つ高感度の方法を
開発するためには、このタイプの免疫優性ウイルスエピ
トープを同定することが極めて重要である。
【0007】本出願人らの同時係属欧州特許出願第9
0.200.775.6号において本出願人らは、15
個のアミノ酸とNANBH抗体に免疫化学的反応性を示
すアミノ酸配列とを含むペプチドを開示している。更
に、前記ペンタデカペプチドの特に強力なフラグメン
ト、特にアミノ酸配列Arg−Lys−Thr−Lys
−Arg−Ser−Thr−Asn−Argを有するノ
ナペプチドも開示されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、NANBH抗
体との免疫化学反応性が向上した新規のペプチドに係わ
る。
【0009】本発明に従う新規のペプチドは、アミノ酸
配列: X−a−Lys−b−c−Asn−d−e−f−g−Y I 5 6 7 8 9 10 11 12 13 〔配列中、“a”はアミノ酸残基:Arg、Gln、G
luまたはpyroGluを表わし、“b”はThrま
たはTrpを表わし、“c”はLys、Val、Gl
u、ThrまたはSerを表わし、“d”はSer、A
snまたはIleを表わし、“e”はThrまたはAr
gを表わし、“f”はAsnまたはMetを表わし、
“g”はArg、Lys、Tyr、IleまたはMet
を表わし、Xは、水素、または、記号: h4−、h3−h4−、h2−h3−h4−もしくはh1−h2
−h3−h4− (ここで、h4はアミノ酸残基GlnまたはValであ
り、h3はアミノ酸残基Gln、Glu、His、Me
tまたはProであり、h2はアミノ酸残基Thrまた
はSerであり、h1はアミノ酸残基Arg、Gly、
LysまたはTrpである)によって示されるアミノ
酸、ジペプチド、トリペプチドもしくはテトラペプチド
を表わし、Yは、ヒドロキシ、または、記号: −h14もしくは−h14−h15 (ここで、h14は、Arg及びGluから選択されるア
ミノ酸残基であり、h15は、Arg、Glu及びLys
から選択される)によって示されるアミノ酸もしくはジ
ペプチドを表わす〕を特徴とする。
【0010】上記ペプチドは、本出願人らの同時係属欧
州特許出願第90.200.775.6号に記載の配
列:Arg−Thr−Gln−Gln−Arg−Lys
−Thr−Lys−Arg−Ser−Thr−Asn−
Arg−Arg−Argを有するペンタデカペプチドと
比較すると、NANBH抗体との免疫化学反応性が向上
している。
【0011】免疫化学反応性が向上しているとは、実施
例4に記載のような試験方法または任意の他の適当なイ
ムノアッセイに新規のペプチドを使用した結果、試験の
特異性及び/または感度がより高くなったならば、この
ペプチドは、前述のペンタデカペプチドと比較して優れ
た免疫化学反応性を示すことを意味する。
【0012】NANBH抗体に対して優れた親和性を示
す本発明の好ましいペプチドは、以下の条件の一方また
は両方を満たす上記一般式に従うペプチドである:Xが
水素またはテトラペプチドh1−h2−h3−h4を表わ
す;及びYがヒドロキシまたはジペプチド−h14−h15
(ここでh15はArg及びLysから選択されるのが好
ましい)を表わす。
【0013】更に本発明は、なおもNANBH抗体と免
疫化学反応性を示す式Iのペプチドのフラグメントと、
式Iのペプチドの活性フラグメントが式Iのペプチドの
位置9に対応する位置にあるアミノ酸残基Asnを有す
るという条件で、アミノ酸配列の必須部分として前記式
Iのペプチドまたはその活性フラグメントを含む(ポ
リ)ペプチドとを含む。
【0014】上記ペプチドに加え、これらペプチドの機
能的誘導体(functional derivatives)もまた、本発明
に従うペプチドに属すと考えられる。ペプチドの機能的
誘導体としては、a)ペプチドの酸付加塩、b)ペプチ
ドのアミド、特にC末端アミド、c)エステル、特にC
末端エステル、及びd)N−アシル誘導体、特にN末端
アシル誘導体、なかでもN−アセチル誘導体が含まれる
ものとする。
【0015】本発明のペプチドは、試験液中のNANB
H抗原またはNANBH抗体の存在を判定する診断方法
に使用するのに特に適している。
【0016】天然NANBHとは対照的に、本発明のペ
プチドは、安全な非感染性源由来であるという長所を有
する。更に本発明のペプチドはNANBH抗体に対する
特に高い親和性を有しており、このことから本発明のペ
プチドは、上記診断試験方法に使用するのに極めて適す
ることになる。
【0017】従って本発明の別の実施態様は、本発明の
ペプチドを1種以上含む免疫化学試薬(これについては
後述する)である。
【0018】本発明は更に、1種以上の本発明のペプチ
ドを使用し、試験液中のNANBHに対する抗体を検出
する方法をも含む。
【0019】更に本発明は、1種以上の本発明のペプチ
ドを使用し、試験液中のNANBHを検出する方法にも
係わる。
【0020】更に本発明は、少なくとも1種の本発明の
免疫化学試薬を含む、イムノアッセイを実施するのに使
用される試験キットにも係わる。
【0021】例えば米国特許第4,683,202号及
び欧州特許第329,822号にそれぞれ記載のごとく
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)または核酸配列ベース
の増幅(NASBA)のような核酸増幅技術によってN
ANBH DNAまたはRNAを検出する試験の基本成
分、所謂プライマーとして、本発明に従うアミノ酸配列
をコードする新規のヌクレオチド配列またはその部分を
使用することも本発明の範囲内にある。
【0022】本発明の一部には、上述の増幅及び検出方
法を実施するための増幅試験キットも含まれる。
【0023】更に本発明のペプチドまたはそのフラグメ
ントは、NANB肝炎疾患を予防及び/または治療する
上で適当な医薬投与形態で使用することもできる。当業
者は、かかるペプチドまたはそのフラグメントを活性成
分として使用して得られるワクチンを製造できるであろ
う。
【0024】本発明のペプチドの製造は、ペプチド合成
の公知の有機化学方法の1つでまたは組換えDNA技術
によってなされる。この後者の方法は、1種以上の当該
ペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む組換
えポリヌクレオチドを宿主としての適当な微生物中で発
現させることにより、所望のペプチドを製造することを
含む。
【0025】ペプチド合成の有機化学方法は、均一相中
のまたは所謂固相の助成による縮合反応によって必要な
アミノ酸を結合することを含むと考えられる。
【0026】縮合反応は以下のように実施することがで
きる: a)遊離カルボキシル基と保護された他の反応基とを有
する化合物(アミノ酸、ペプチド)と、遊離アミノ基と
そのうちの1つが(誘導体化された)固相支持体であり
得る保護された他の反応基とを有する化合物(アミノ
酸、ペプチド)との縮合剤の存在下の縮合、b)活性化
されたカルボキシル基と遊離または保護された他の反応
基とを有する化合物(アミノ酸、ペプチド)と、遊離ア
ミノ基とそのうちの1つが(誘導体化された)固相支持
体であり得る遊離または保護された他の反応基とを有す
る化合物(アミノ酸、ペプチド)との縮合。
【0027】カルボキシル基の活性化は特に、カルボキ
シル基を酸のハロゲン化物、アジド、無水物、イミダゾ
ール、または活性化エステル(例えばN−ヒドロキシ−
スクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
p−ニトロフェニル、3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキ
シ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン(OD
hbt)またはペンタフルオロフェニル(OPfp)の
エステル)に変換することにより実施され得る。
【0028】上記縮合反応の最も一般的な方法として
は、カルボジイミド法、BOP法[ベンゾトリアゾリル
オキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフ
ルオロホスフェート]、アジド法、混合無水物法、及び
活性化エステルを使用する方法(例えばThe Pep
tides,Analysis,Synthesis,
Biology Vol.1−3(編集Gross,
E.及びMeienhofer,J.)1979,19
80,1981(Academic Press,In
c.))を挙げることができる。
【0029】縮合反応に関与し得ない反応基は、上述の
ごとく、酸、塩基または還元剤による加水分解によって
極めて容易に再除去し得る基によって効果的に保護され
ている。カルボキシル基は例えば、メタノール、エタノ
ール、第三級ブタノール、ベンジルアルコールまたはp
−ニトロベンジルアルコールを用いたエステル化や、ア
ミンまたは固相支持体に結合させたアルコール及びアミ
ンの誘導体を用いたアミド化によって効果的に保護する
ことができる。
【0030】アミノ基を効果的に保護し得る基は、エト
キシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブト
キシ−カルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボ
ニル(Fmoc)、p−メトキシ−ベンジルオキシカル
ボニル基、またはスルホン酸から誘導される酸性基(例
えば、p−トルエン−スルホニル、ペンタ−メチルベン
ゼンスルホニル(Pms)、4−メトキシ−2,3,6
−トリメチル−ベンゼンスルホニル(Mtr)または
1,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スル
ホニル(Pmc)基)であるが、他にも、置換または未
置換のアリールまたはアラルキル基(例えばベンジル及
びトリフェニルメチル基)またはオルト−ニトロフェニ
ル−スルフェニル及び2−ベンゾイル−1−メチルビニ
ルのような基を使用することもできる。
【0031】広範囲にわたる使用し得る保護基の例は、
The Peptides,Analysis,Syn
thesis,Biology Vol.1−9(編集
Gross,Udenfriend及びMeienho
fer)1979−1987(Academic Pr
ess,Inc.)に見ることができる。
【0032】“固相”法を使用しての前述の本発明のペ
プチドの製造は、例えばJ,Am.Chem.So
c.,85,2149(1963)及びInt.J.P
eptide Protein Res.,35,16
1−214(1990)に記載されている。製造される
べきペプチドのアミノ酸の結合は一般に、カルボキシル
末端側から開始する。この方法においては、その上に反
応基があるかまたはその上にかかる基が導入され得る固
相が必要とされる。これは例えば、反応性クロロメチル
基を有するベンゼンとジビニルベンゼンとのコポリマ
ー、またはヒドロキシメチルもしくはアミン官能基で反
応性にされたポリマー固相とすることができる。
【0033】特に適した固相は、例えば、Wang(1
974)J.Am.Chem.Soc.,95,132
8に記載されているp−アルコキシベンジルアルコール
樹脂(4−ヒドロキシメチル−フェノキシ−メチル−コ
ポリスチレン−1%ジビニルベンゼン樹脂)である。合
成後、ペプチドを固相から緩和条件下に分離することが
できる。他の適当な支持体は、Geysen,Pro
c.Natl.Acad.Sci.,81,3998
(1984)及びProc.Natl.Acad.Sc
i.,82,178(1985)によって記載されてい
るような誘導体化されたポリエチレンまたはポリプロピ
レンロッドである。
【0034】溶液中または固相支持体上で所望のアミノ
酸配列を合成した後、特定の基の特性に従って、例えば
トリフルオロ酢酸によって、または、水素と触媒(例え
ばパラジウム)を用いての緩和還元、塩基(例えばピペ
リジンまたはヒドロキドイオン)もしくは氷酢酸中のH
Brを用いての処理のような種々の通常の方法によって
保護基を除去することもできる。
【0035】ペプチドを固相支持体上で合成し、そこか
ら分離するならば、これは、リンカーのタイプに従っ
て、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸
またはトリフルオロ酢酸中に溶解させたメタンスルホン
酸を使用し、好ましくはメタノールまたはエタノールと
いった低級アルコールを用いたエステル交換反応で行な
うことができる。エステル交換反応の場合、ペプチドの
低級アルキルエステルが直接形成される。同様に、アン
モニアによって分離しても本発明のペプチドのアミドを
得ることができる。
【0036】既に記載したように、本発明のペプチドは
組換えDNA技術によっても製造することができる。こ
の可能性は、ペプチドが(“縦列型”の)反復配列内に
取り込まれるとき、またはペプチドが(ずっと大きい)
タンパク質またはポリペプチドの必須構成要素として製
造されるときには特に重要である。従ってこのタイプの
ペプチド製造も本発明の範囲内にあるものとする。この
ために、組換えDNAの構成要素として、本発明のペプ
チドをコードすると共に天然NANBHゲノム中ではそ
れにフランキング(flank)しているポリヌクレオチド
断片を実質的に含まないポリヌクレオチドを使用する。
【0037】本発明のペプチドをコードする上記タイプ
のポリヌクレオチドと、このポリヌクレオチドが取り込
まれた組換えDNAとは同じく本発明の範囲内にあるも
のとする。
【0038】前述のごとく製造されたペプチド及びその
フラグメントは、ポリクローナル及びモノクローナルい
ずれの抗体を生産するのにも使用される。当業者は、本
発明のペプチドに対するモノクローナル抗体を容易に生
産することができるであろう。
【0039】ハイブリドーマによってモノクローナル抗
体を生産することはよく知られている。細胞融合や無限
増殖の抗体産生細胞系の生産もできるが、腫瘍原性DN
AによるBリンパ球の直接形質転換またはエプスタイン
バールウイルスによるトランスフェクションといった他
の手法も使用し得る。
【0040】本発明のペプチドに対するモノクローナル
及びポリクローナルいずれの抗体も診断に極めて適して
いるが、中和性であるこれらの抗体は、受動免疫療法に
も極めて有効である。特にモノクローナル抗体は、抗イ
ディオタイプ抗体を生産するのに使用することができ
る。抗イディオタイプ抗体を生産する技術は当該分野で
は公知である。
【0041】前記抗イディオタイプ抗体は、非A非B型
肝炎の予防及び/または治療においても、またNANB
H抗原の重要なエピトープ領域の解明においても有用で
ある。
【0042】本発明の“免疫化学試薬”は通常、1種以
上の本発明のペプチドと適当な支持体または標識物質と
からなる。
【0043】これに関して使用し得る支持体は、例えば
BSAのような担体タンパク質、微量定量ウェル(micr
otest well)、キュベット、試験管もしくは毛細管の内
壁、膜、フィルター、試験片、または例えばラテックス
粒子、赤血球、染料ゾル、金属ゾルまたはゾル粒子とし
ての金属化合物のような粒子である。
【0044】使用し得る標識物質は特に、放射性同位
体、蛍光化合物、標識タンパク質(例えば酵素)、酵
素、染料ゾル、金属ゾル、またはゾル粒子としての金属
化合物である。
【0045】前記免疫化学試薬は、試験液中のNANB
Hに対する抗体を検出する方法の必須要素である。免疫
化学試薬を試験液と接触させると免疫化学反応が起こ
り、(本発明の)ペプチドとNANBH抗体との間で免
疫複合体が形成される結果となる。免疫化学試薬の特性
及び他の特徴に従い、起こる免疫化学反応は所謂サンド
イッチ反応、凝集反応、拮抗反応または阻害反応であ
る。
【0046】上記反応の結果として形成された免疫複合
体は、試験液中の抗体の存在の(直接的または間接的
な)指標である。
【0047】本発明の免疫化学試薬は、試験液中のNA
NBH抗原を検出するのにも使用することができる。こ
の検出方法においては、試験液を抗NANBHと接触さ
せ、次いでまたは同時に本発明の免疫化学試薬と接触さ
せる。
【0048】試験液中のNANBHを検出するのに特に
適した方法は、標識物質を賦与された本発明のペプチド
と(試験液中に存在する)NANBH抗原との拮抗反応
に基づいており、ここでは、ペプチドと抗原とが固相支
持体に付着させたNANBHに対する抗体について拮抗
する。
【0049】本発明の試験キットは、必須構成要素とし
て、前述の免疫化学試薬を含む。NANBH抗体検出の
ためにサンドイッチ反応を実施する際には、この試験キ
ットは、例えば1)固相支持体(例えば微量定量ウェル
の内壁)に付着させた本発明のペプチド、及び2)標識
した本発明のペプチドまたは標識抗−抗体のいずれかを
含み得る。
【0050】NANBH抗体検出のために拮抗反応を実
施する際には、本発明の試験キットは、1)固相支持体
に付着させた本発明のペプチド、及び2)NANBHに
対する標識抗体、好ましくは前記ペプチドに対するモノ
クローナル抗体を含み得る。
【0051】凝集反応を実施する際には、本発明の試験
キットは、粒子またはゾルに付着させた本発明のペプチ
ドからなる免疫化学試薬を含む。
【0052】NANBH抗原検出用の試験キットは、例
えば標識した本発明のペプチドと、固相支持体に付着さ
せたNANBHに対する抗体とを含む。
【0053】
【実施例】実施例I H-Arg-Thr-Gln-Gln-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-Arg-Arg-OH 1 5 10 15 上記配列を有するペンタデカペプチドを段階的固相ペプ
チド合成によって製造した。VEGA Coupler
250 C 自動ペプチド合成装置またはLabor
tec SP640半自動ペプチド合成装置を使用し、
p−ベンジルオキシベンジルアルコール樹脂(Wang
樹脂;0.6〜0.7mmol/g,Bachem A
G,スイス)及びN2−Fmoc(Fmoc,9−フル
オレニル−メチルオキシカルボニル)で保護されたアミ
ノ酸を用いて合成を行なった。
【0054】DMF−ジクロロメタン(1:1 v/
v)中のDCC(ジシクロヘキシル−カルボジイミド,
1当量)、HOBt(1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル,2当量)及びDMAP(N,N−ジメチルアミノピ
リジン,1当量)を使用し、Fmoc−Arg(Pm
c)−OHを樹脂に、4℃で18時間かけて結合させる
ことにより合成を開始した。樹脂上の未反応のアルコー
ル官能基を、ベンゾイルクロリド−ピリジンを使用しベ
ンゾイル化することにより2時間かけてブロックした。
【0055】得られたFmoc−Arg(Pmc)−樹
脂(0.38mmol/g)を、DMF中の20%ピペ
リジンで6分間、続けて3回処理し、Fmoc基を除去
した。次いで、アミノ酸配列に従ってFmoc−アミノ
酸の結合ステップを続けて行ない、保護されたペンタデ
カペプチドをH−Arg(Pmc)−樹脂上に作製し
た。側鎖保護基は以下のものを使用した:Argに対し
てはPmc(2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマ
ン−6−スルホニル−);Thr及びSerに対しては
tBu(tert.ブチル);Lysに対してはBoc
(t−ブチルオキシカルボニル);及びAsn及びGl
nに対してはTrt(トリチル)。
【0056】各結合ステップは、樹脂1g当たり12〜
15mlのDMF中、各々3当量のFmoc−アミノ
酸、BOP(=ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス(ジ
メチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロホスフ
ェート)及びHOBtと、4.5当量のDIPEA(=
N,N−ジイソプロピル−エチルアミン)とを使用し1
5分間実施し、次いでDMF及びエタノールを用いた洗
浄(各1分間)を3サイクル実施した。結合反応の完了
は、Kaiserのニンヒドリン試験によってモニター
した(Anal.Biochem.,34,595−5
98,1970)。Ser10及びArg5の結合の後に
ニンヒドリン反応に陽性が認められた。各ケースで、1
当量の対応するFmoc−アミノ酸、BOP、HOBt
及び1.5当量のDIPEAを使用し、30分間の結合
反応を繰り返した。残りの遊離アミノ基は全て、無水酢
酸−DMF(5:95;v/v)を使用したアセチル化
によって10分間かけてブロックし、次いでDMF及び
エタノール(各1分間)を用いそれぞれ洗浄した。
【0057】各合成サイクル後、前述のごとくDMF中
の25%ピペリジンで処理することによりN2−Fmo
c−保護基を除去した。
【0058】合成完了後、得られた完全に保護されたペ
ンタデカペプチド樹脂を、トルフルオロ酢酸−水−フェ
ノール−チオアニソール−エタンジチオール(82:
5:5:5:2.5 v/v)の混合物中、室温で18
時間処理し、樹脂からペプチドを分離すると同時に、全
ての保護基を除去した。反応混合物をジエチルエーテル
に加えて沈澱させ、粗ペプチドを単離した。次いで、p
H2.1の0.1Mリン酸緩衝液中のアセトニトリル勾
配を使用するC18−シリカ上のHPLCによってペンタ
デカペプチドを精製した。
【0059】実施例II 対応する方法で、H-Lys-Thr-Gln-Gln-Arg-Lys-Thr-Lys-
Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-Arg-Arg-OH、H-Arg-Thr-Gln-Gln-
Arg-Lys-Trp-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-Arg-Arg-OH、H-
Gly-Thr-Gln-Gln-Arg-Lys-Trp-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Ar
g-Arg-Arg-OHを製造した。
【0060】実施例III H−Arg−Lys−Thr−Lys−Asn−Ser
−Thr−Asn−Arg−OH及び誘導体 上記ノナペプチドを、実施例Iに記載のプロセスに本質
的に従って段階的固相ペプチド合成によって製造した。
多数の配列を同時合成し得るように、実施例Iの方法を
改良した。例えば、ビーズ状のポリスチレンベース樹脂
に代えて、ペプチド合成用の固相支持体として、ポリエ
チレンまたはポリプロピレンのような不活性材料で構築
されているブロックに取り付けられた誘導体化されたポ
リマーロッド(1ピン当たり150〜300nmolの
アミンを負荷)を使用した。全ての洗浄ステップ、結合
ステップ及び脱保護ステップは、適当な溶液を含む容器
中に(ブロックに取り付けられている)ロッドを浸漬す
ることにより実施した。
【0061】鎖延長のためには、濃度30mmol/リ
ットルのHOBtの存在下に、濃度30mmol/リッ
トルの予め活性化させたN2−Fmoc−アミノ酸(O
PfpまたはODhbtエステル)を使用した。各合成
サイクル後に、DMF中の20%ピペリジンを用いてN
2−Fmoc−基を除去した。側鎖保護基は以下のもの
を使用した:Argに対しては−Pmc;Ser、Th
r及びGluに対しては−tBu;Lysに対してはB
oc;Asn及びGlnに対してはTrt。
【0062】典型的な合成サイクルは以下のステップか
らなった: 1.脱保護(DMF中の20%ピペリジン) 30分間 2.洗浄: DMF 1×5分間 メタノール 4×2分間 3.空気乾燥 10分間 4.洗浄:DMF 1×5分間 5.結合(DMF中、30mM Fmoc アミノ酸 活性エステル及び30mM HOBt) 18時間 6.洗浄: DMF 1×2分間 メタノール 4×2分間 DMF 1×2分間 7.空気乾燥 1×2分間 合成完了後、前述のごとくDMF中の20%ピペリジン
で処理することによりN2−Fmoc−基を除去し、ト
リフルオロ酢酸−フェノール−エタンジチオール=95
−2.5−2.5(v/m/v)を用い室温で4時間処
理することにより他の保護基を除去し、ペプチドと固相
支持体との間の結合はそのまま残した。次いでピンを、
塩化メチレン、メチレンクロリド中の5%ジイソプロピ
ルアミン、塩化メチレン及びメタノールを用いて順次洗
浄し、乾燥した。
【0063】以下のペプチドを製造した。
【0064】 1.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 2.H-Glu-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 3.H-pyroGlu-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 4.H-Arg-Lys-Trp-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 5.H-Arg-Lys-Thr-Thr-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 6.H-Arg-Lys-Thr-Glu-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 7.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Asn-Thr-Asn-Arg-OH 8.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ile-Thr-Asn-Arg-OH 9.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Arg-Asn-Arg-OH 10.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Met-Arg-OH 11.H-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Lys-OH 12.H-Gln-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-OH 13.H-Gln-Arg-Lys-Thr-Lys-Asn-Ser-Thr-Asn-Arg-Ar
g-OH実施例IV 実施例Iのペンタデカペプチドを、標準的なグルタル酸
結合方法によってウシ血清アルブミン(BSA)に共有
結合させた。等しい量の0.3mM BSA,4mM
ペンタデカペプチド及び7mM グルタル酸の100m
M リン酸緩衝溶液 pH7.0を一緒に加えた。
【0065】室温で一晩インキュベートした後、0.1
培容の40%スクロース,1Mグリシン,0.08M
NaH2PO4,0.025M NaBH4,pH7.0
を加え、室温で1時間インキュベートすることにより反
応を停止させた。ペプチド−BSA結合体を、0.05
M炭酸緩衝液,pH9.6で20μg/mlに希釈し、
この溶液135μlをマイクロタイタプレートのウェル
に入れた。ペプチド−BSA結合体を4℃で一晩吸着さ
せた。次いでプレートを空にし、残留した結合部位を、
0.1M Tris,pH7.4,0.2%BSA及び
0.03M KIの溶液を用い、室温で20分間かけて
ブロックした。次いでプレートを室温で一晩空気乾燥
し、シリカゲル上に4℃で保存した。NANBHに特異
的な抗体を検出するために、血清試料を、ウェル中にピ
ペットで滴下した試料希釈液(PBS/20%正常ヤギ
血清/1% Triton X100,100μl/ウ
ェル)で1:10に希釈し、37℃で1時間インキュベ
ートした。
【0066】ウェルをPBS/0.05% Tween
20(登録商標)で洗浄した後、試料希釈液で希釈した
ペルオキシダーゼ(100μl/ウェル,37℃で1時
間)で標識したヤギ抗ヒト免疫グロブリンを用い、結合
したヒト抗体を検出した。PBS/0.05% Twe
en 20(登録商標)でプレートを4回洗浄した。ペ
ルオキシダーゼ酵素のための基質としてTMBを加え
(100μl/ウェル)、室温で30分間反応させた。
各ウェルに100μlの2M H2SO4を加えることに
より反応を停止させた。Organon Teknik
a microelisaリーダーにおいて450nm
での黄色を読み取った。
【0067】実施例V 更に実施例IIIのペプチドを、NANBHを有する患者
由来の血清との反応性について試験した。ノナペプチド
1〜13を、実施例IVに記載したのと実質的に同じ方法
で固相支持体に結合させた。NANBHを有する患者由
来の血清試料との免疫反応性を実施例IVに記載のごとく
確認した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/569 L 9015−2J 33/576 Z 9015−2J // A61K 39/00 H 9284−4C 39/29 9284−4C 39/395 D 9284−4C N 9284−4C 39/42 9284−4C C07K 99:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸配列: X−a−Lys−b−c−Asn−d−e−f−g−Y I 5 6 7 8 9 10 11 12 13 〔配列中、“a”はアミノ酸残基:Arg、Gln、G
    luまたはpyroGluを表わし、 “b”はThrまたはTrpを表わし、 “c”はLys、Val、Glu、ThrまたはSer
    を表わし、 “d”はSer、AsnまたはIleを表わし、 “e”はThrまたはArgを表わし、 “f”はAsnまたはMetを表わし、 “g”はArg、Lys、Tyr、IleまたはMet
    を表わし、 Xは、水素、または、記号: h4−、h3−h4−、h2−h3−h4−もしくはh1−h2
    −h3−h4− (ここで、h4はアミノ酸残基GlnまたはValであ
    り、 h3はアミノ酸残基Gln、Glu、His、Metま
    たはProであり、 h2はアミノ酸残基ThrまたはSerであり、 h1はアミノ酸残基Arg、Gly、LysまたはTr
    pである)によって示されるアミノ酸、ジペプチド、ト
    リペプチドもしくはテトラペプチドを表わし、 Yは、ヒドロキシ、または、記号: −h14もしくは−h14−h15 (ここで、h14は、Arg及びGluから選択されるア
    ミノ酸残基であり、 h15は、Arg、Glu及びLysから選択される)に
    よって示されるアミノ酸もしくはジペプチドを表わす〕
    を有するペプチド、NANBH抗体に免疫化学反応性を
    示すそのフラグメント及び必須構成要素として前記ペプ
    チドを含むポリペプチド、並びにこれらの機能的誘導
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のペプチドを含む免疫化
    学試薬。
  3. 【請求項3】 試験液中のNANBHに対する抗体を検
    出する方法であって、請求項2に記載の免疫化学試薬を
    前記試験液と接触させ、該試験液中のNANBH抗体の
    存在の指標である、前記ペプチドと該試験液中の抗体と
    で形成される免疫複合体の存在を検出することを特徴と
    する該方法。
  4. 【請求項4】 試験液中のNANBHを検出する方法で
    あって、請求項2に記載の免疫化学試薬を前記試験液及
    び抗NANBHと接触させ、その後、形成された免疫複
    合体の存在を検出し、これから前記試験液中のNANB
    Hの存在を決定することを特徴とする該方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の免疫測定法に
    使用される試験キット。
JP3258106A 1990-10-05 1991-10-04 非a非b型肝炎ウイルスに対する抗体に免疫化学反応性を示すペプチド Pending JPH05320192A (ja)

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