JPH05319569A - 管内走行体の緊急停止装置 - Google Patents
管内走行体の緊急停止装置Info
- Publication number
- JPH05319569A JPH05319569A JP15130092A JP15130092A JPH05319569A JP H05319569 A JPH05319569 A JP H05319569A JP 15130092 A JP15130092 A JP 15130092A JP 15130092 A JP15130092 A JP 15130092A JP H05319569 A JPH05319569 A JP H05319569A
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- inner cylinder
- pipe
- air
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 迅速且つ確実に走行体を停止することができ
る管内走行体の緊急停止装置を提供する。 【構成】 チューブ5に圧縮空気を供給するとチューブ
5は膨脹する。チューブ5が膨脹すると、内筒3を押圧
し内筒3は内側に突出して内筒3の内径を狭める。この
状態の時に走行体1が来ると、走行体1は突出した内筒
3と接触し、停止する。
る管内走行体の緊急停止装置を提供する。 【構成】 チューブ5に圧縮空気を供給するとチューブ
5は膨脹する。チューブ5が膨脹すると、内筒3を押圧
し内筒3は内側に突出して内筒3の内径を狭める。この
状態の時に走行体1が来ると、走行体1は突出した内筒
3と接触し、停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カプセル等の管内走
行体の傾斜部または垂直部走行において、駆動源が停止
した場合等の緊急時に、走行体を停止させて走行体の落
下を防止する管内走行体の緊急停止装置に関するもので
ある。
行体の傾斜部または垂直部走行において、駆動源が停止
した場合等の緊急時に、走行体を停止させて走行体の落
下を防止する管内走行体の緊急停止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カプセル等の管内走行体を輸送するカプ
セル輸送システムが開発されている。カプセル輸送の方
法としては、空気等の流体によって走行体を走行させる
気送管および空気輸送が用いられている。
セル輸送システムが開発されている。カプセル輸送の方
法としては、空気等の流体によって走行体を走行させる
気送管および空気輸送が用いられている。
【0003】気送管については、搬送物が小さく、傾斜
または垂直走行時での空気圧損失事故が生じて逆走して
も、それほど問題にならず、再起動方法のみ考慮すれば
よい。
または垂直走行時での空気圧損失事故が生じて逆走して
も、それほど問題にならず、再起動方法のみ考慮すれば
よい。
【0004】空気輸送については、急傾斜部および垂直
部走行時での停止は性能上困難であった。緩傾斜走行時
での停止は、最下部にシリンダを装備し、エアクッショ
ンを利用して行なっている。
部走行時での停止は性能上困難であった。緩傾斜走行時
での停止は、最下部にシリンダを装備し、エアクッショ
ンを利用して行なっている。
【0005】図4は、従来の走行体停止装置の1例を示
す概略断面図である。図4に示すように、パイプライン
(管)12の端部に進入したカプセル13は、グリップ装置
14で把まれ、油圧緩衝器15・プッシャ16を押す。これに
より、空気制動室17の体積が小さくなって圧力が上昇し
て制動力が生まれ、カプセル13が減速され、その後、油
圧緩衝器15で緩衝されて停止する。更に、復位装置18で
荷役の定位置にカプセル13が定置される。この装置は緊
急停止用には適さない。
す概略断面図である。図4に示すように、パイプライン
(管)12の端部に進入したカプセル13は、グリップ装置
14で把まれ、油圧緩衝器15・プッシャ16を押す。これに
より、空気制動室17の体積が小さくなって圧力が上昇し
て制動力が生まれ、カプセル13が減速され、その後、油
圧緩衝器15で緩衝されて停止する。更に、復位装置18で
荷役の定位置にカプセル13が定置される。この装置は緊
急停止用には適さない。
【0006】傾斜部または垂直部走行中に、電源停止し
た場合、走行体(カプセル)が管路底部に落下し管との
衝突による破損が起きる。また、カプセル同士の衝突に
よる破損も起きる。このような事故を防ぐために、管内
走行体の緊急停止装置が必要である。
た場合、走行体(カプセル)が管路底部に落下し管との
衝突による破損が起きる。また、カプセル同士の衝突に
よる破損も起きる。このような事故を防ぐために、管内
走行体の緊急停止装置が必要である。
【0007】空気輸送において、駆動源を持たない走行
体(カプセル)には、高度な停止装置をつけることはで
きない。このため、停止装置は管の方に設ける必要があ
る。更に、この停止装置は、管の内面に装置が突出する
ような構造とすることはできない。走行体の通常時の走
行に支障をきたすからである。また、停止装置は走行体
との接触による衝撃に対して、ある程度の耐久性を保持
する必要がある。このような条件を満たす走行体の緊急
停止装置の開発が望まれているが、かかる装置は未だ開
発されていない。
体(カプセル)には、高度な停止装置をつけることはで
きない。このため、停止装置は管の方に設ける必要があ
る。更に、この停止装置は、管の内面に装置が突出する
ような構造とすることはできない。走行体の通常時の走
行に支障をきたすからである。また、停止装置は走行体
との接触による衝撃に対して、ある程度の耐久性を保持
する必要がある。このような条件を満たす走行体の緊急
停止装置の開発が望まれているが、かかる装置は未だ開
発されていない。
【0008】従って、この発明の目的は、管内に設けら
れ、そして、走行体の通常の走行に支障無く迅速且つ確
実に走行体を停止することができる管内走行体の緊急停
止装置を提供することにある。
れ、そして、走行体の通常の走行に支障無く迅速且つ確
実に走行体を停止することができる管内走行体の緊急停
止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、管内走行体
が走行する管の途中を中断し、中断した前記管の端部同
士を連結して前記管と同軸に設けられた前記管と同一の
内径を有し且つ弾力性を有する内筒と、前記内筒と所定
間隔をあけて前記内筒の周方向外側を囲んで設けられた
外筒と、前記内筒と前記外筒との間隙に前記内筒の周方
向外側を囲んで設けられた弾力性を有する環状のチュー
ブと、前記チューブに圧縮空気を供給しまたは前記チュ
ーブから圧縮空気を排出するための空気供給機構とから
なることに特徴を有するものである。
が走行する管の途中を中断し、中断した前記管の端部同
士を連結して前記管と同軸に設けられた前記管と同一の
内径を有し且つ弾力性を有する内筒と、前記内筒と所定
間隔をあけて前記内筒の周方向外側を囲んで設けられた
外筒と、前記内筒と前記外筒との間隙に前記内筒の周方
向外側を囲んで設けられた弾力性を有する環状のチュー
ブと、前記チューブに圧縮空気を供給しまたは前記チュ
ーブから圧縮空気を排出するための空気供給機構とから
なることに特徴を有するものである。
【0010】次に、この発明を図面を参照しながら説明
する。図1から図3はこの発明の1実施態様を示す。図
1は走行体の通常走行時を示す平面断面図、図2は緊急
停止のために作動した状態を示す平面断面図、図3は空
気供給機構を示す概略説明図である。
する。図1から図3はこの発明の1実施態様を示す。図
1は走行体の通常走行時を示す平面断面図、図2は緊急
停止のために作動した状態を示す平面断面図、図3は空
気供給機構を示す概略説明図である。
【0011】図面に示すように、走行体1が走行する管
2は、その途中で中断されており、中断した管2の端部
同士を連結して管2の内径と同一の内径を有する内筒3
が管2と同軸に設けられている。内筒3はゴム等の弾力
性を有する材料からなっている。
2は、その途中で中断されており、中断した管2の端部
同士を連結して管2の内径と同一の内径を有する内筒3
が管2と同軸に設けられている。内筒3はゴム等の弾力
性を有する材料からなっている。
【0012】内筒3の周方向外側には、内筒3と所定間
隔をあけて、内筒3を囲んで外筒4が設けられている。
外筒4は鋼等の材料からなっている。
隔をあけて、内筒3を囲んで外筒4が設けられている。
外筒4は鋼等の材料からなっている。
【0013】内筒3と外筒4との間隙には、内筒3の周
方向外側を囲んで環状(いわゆるドーナッツ状)のチュ
ーブ5が設けられている。チューブ5はゴム等の弾力性
を有する材料からなっている。
方向外側を囲んで環状(いわゆるドーナッツ状)のチュ
ーブ5が設けられている。チューブ5はゴム等の弾力性
を有する材料からなっている。
【0014】チューブ5には、チューブ5に圧縮空気を
供給しまたはチューブ5から圧縮空気を排出するための
空気供給機構6が取り付けられている。空気供給機構6
は、管路の外部に設けられた、圧縮空気槽7と、圧縮空
気槽7とチューブ5とを連結する空気供給導管8と、空
気供給導管8の途中に設けられた開閉弁9と、チューブ
5に設けられたチューブ5から空気を排出するための空
気排出導管10と、空気排出導管10に設けられた開閉弁11
とからなっている。開閉弁9、11としては電磁弁を使用
する
供給しまたはチューブ5から圧縮空気を排出するための
空気供給機構6が取り付けられている。空気供給機構6
は、管路の外部に設けられた、圧縮空気槽7と、圧縮空
気槽7とチューブ5とを連結する空気供給導管8と、空
気供給導管8の途中に設けられた開閉弁9と、チューブ
5に設けられたチューブ5から空気を排出するための空
気排出導管10と、空気排出導管10に設けられた開閉弁11
とからなっている。開閉弁9、11としては電磁弁を使用
する
【0015】開閉弁9を開とし、開閉弁11を閉とする
と、チューブ5に圧縮空気が供給されチューブ5は膨脹
する。チューブ5が膨脹したら開閉弁9は閉とする。チ
ューブ5が膨脹すると、内筒3を押圧し内筒3は内側に
突出して内筒3の内径を狭める。この状態の時に走行体
1が来ると、走行体1は突出した内筒3と接触し、停止
する。
と、チューブ5に圧縮空気が供給されチューブ5は膨脹
する。チューブ5が膨脹したら開閉弁9は閉とする。チ
ューブ5が膨脹すると、内筒3を押圧し内筒3は内側に
突出して内筒3の内径を狭める。この状態の時に走行体
1が来ると、走行体1は突出した内筒3と接触し、停止
する。
【0016】内筒3が突出した状態において、開閉弁11
を開とする(開閉弁9を閉)、と、チューブ5から空気
が抜け、チューブ5の体積が小さくなり、内筒3は元の
状態に戻る。
を開とする(開閉弁9を閉)、と、チューブ5から空気
が抜け、チューブ5の体積が小さくなり、内筒3は元の
状態に戻る。
【0017】
【作用】非常時、供給電源が切断され、走行体1の走行
を維持することができなくなった場合、開閉弁9が開
(開閉弁11は閉)となり、圧縮空気槽7の空気がチュー
ブ5に供給され、瞬時にチューブ5が膨脹する(膨脹後
開閉弁9は閉) 。この膨脹により内筒3が内面に突出
し、内筒3の内径が狭まることで、走行体1の落下を途
中にて停止させることができる。本発明装置は、管2か
らなる管路の傾斜部および垂直部の数カ所に設けること
により、複数個の走行体の落下を防止することができ
る。
を維持することができなくなった場合、開閉弁9が開
(開閉弁11は閉)となり、圧縮空気槽7の空気がチュー
ブ5に供給され、瞬時にチューブ5が膨脹する(膨脹後
開閉弁9は閉) 。この膨脹により内筒3が内面に突出
し、内筒3の内径が狭まることで、走行体1の落下を途
中にて停止させることができる。本発明装置は、管2か
らなる管路の傾斜部および垂直部の数カ所に設けること
により、複数個の走行体の落下を防止することができ
る。
【0018】緊急停止が解除された場合、走行体の上昇
にあわせて、開閉弁11を開とすることで、チューブ5は
収縮し、内筒3も元の状態に復帰する。
にあわせて、開閉弁11を開とすることで、チューブ5は
収縮し、内筒3も元の状態に復帰する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に示す有用な効果がもたらされる。 弾力性を有する内筒がクッションの効果を示すの
で、走行体への衝撃を減ずる。 走行体を万が一挟み込むようなことになっても、走
行体を破壊することはない。 内部に開口を設ける必要がなく、気密性、防塵性に
優れている。
ば、下記に示す有用な効果がもたらされる。 弾力性を有する内筒がクッションの効果を示すの
で、走行体への衝撃を減ずる。 走行体を万が一挟み込むようなことになっても、走
行体を破壊することはない。 内部に開口を設ける必要がなく、気密性、防塵性に
優れている。
【図1】この発明の1実施態様を示す通常走行時の平面
断面図
断面図
【図2】この発明の1実施態様を示す緊急停止時の平面
断面図
断面図
【図3】この発明の1実施態様を示す空気供給機構の概
略説明図
略説明図
【図4】従来の走行体停止装置の1例を示す概略断面
図。
図。
1 走行体 2 管 3 内筒 4 外筒 5 チューブ 6 空気供給機構 7 圧縮空気槽 8 空気供給導管 9 開閉弁 10 空気排出導管 11 開閉弁 12 パイプライン端部 13 カプセル 14 グリップ装置 15 油圧緩衝器 16 プッシャ 17 空気制動室 18 復位装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 修 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 管内走行体が走行する管の途中を中断
し、中断した前記管の端部同士を連結して前記管と同軸
に設けられた前記管と同一の内径を有し且つ弾力性を有
する内筒と、前記内筒と所定間隔をあけて前記内筒の周
方向外側を囲んで設けられた外筒と、前記内筒と前記外
筒との間隙に前記内筒の周方向外側を囲んで設けられた
弾力性を有する環状のチューブと、前記チューブに圧縮
空気を供給しまたは前記チューブから圧縮空気を排出す
るための空気供給機構とからなることを特徴とする管内
走行体の緊急停止装置。 - 【請求項2】 前記空気供給機構は、圧縮空気槽と、前
記圧縮空気槽と前記チューブとを連結する空気供給導管
と、前記空気供給導管の途中に設けられた開閉弁と、前
記チューブに設けられた前記チューブから空気を排出す
るための空気排出導管と、前記空気排出導管に設けられ
た開閉弁とからなる請求項1記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15130092A JPH05319569A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 管内走行体の緊急停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15130092A JPH05319569A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 管内走行体の緊急停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05319569A true JPH05319569A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15515671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15130092A Pending JPH05319569A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 管内走行体の緊急停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05319569A (ja) |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP15130092A patent/JPH05319569A/ja active Pending
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