JPH05319381A - ウォータージェット推進機 - Google Patents

ウォータージェット推進機

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JPH05319381A
JPH05319381A JP4160300A JP16030092A JPH05319381A JP H05319381 A JPH05319381 A JP H05319381A JP 4160300 A JP4160300 A JP 4160300A JP 16030092 A JP16030092 A JP 16030092A JP H05319381 A JPH05319381 A JP H05319381A
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water
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water jet
engine
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JP4160300A
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JP3164421B2 (ja
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Noboru Suganuma
昇 菅沼
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/04Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps
    • B63H11/08Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps of rotary type

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ダクト内を流れる水流に混入する異物によっ
て、管路の閉塞のおそれがないウォータージェット推進
機を提供する。 【構成】水取入口20から取り入れた水が圧送される静
翼ダクト37と、このダクトに形成された取水口60か
らこのダクト内の水流の一部を分流してエンジンの冷却
水ジャケットに供給する管路88とを備える。前記取水
口60には容器が接続され、かつ、この容器に管路88
が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウォータージェット推進
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の滑走式船艇においては、ウォータ
ージェット推進機を船底後部の凹所に設置し、船艇の底
面開口部からこのウォータージェット推進機内に水を取
込み、この水をインペラ及び静翼を包囲しているダクト
内に圧送して後方のノズルから噴出することにより、必
要な推進力を得ていた。
【0003】そして、この種のウォータージェット推進
機では、ダクトに取水口を形成し、この取水口に分流管
を接続して水流の一部を取り出し、この分流管をエンジ
ンまで延長することによりエンジンに冷却水の供給を行
っていた。また、前記分流管を流れる水流によって発生
する負圧を利用してエンジンルームに溜まったビルジを
吸引し、これを外部に排出することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウォータージェット推進機では、ダクト内を流れる小
石、貝殻等の異物が前記分流管の内部やエンジンのウォ
ータージャケットの内部において詰まり、エンジンへ冷
却水が十分に供給できなくなったり、または、エンジン
ルームに溜まったビルジの排出が困難になるという問題
があった。そこで、このような異物詰まりを解消するた
め、ダクトの取水口にスクリーンやフィルタ等を設置す
ることも考えられるが、スクリーンやフィルタの目詰ま
りを来し、十分な効果をあげることができなかった。こ
の発明は、異物による管路の閉塞のおそれがないウォー
タージェット推進機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、開口部から取り入れた水が圧送されるダ
クトと、このダクトに形成された取水口から前記ダクト
内の水流の一部を分流する管路と、を備えるウォーター
ジェット推進機において、前記取水口に容器を接続し、
かつ、この容器に前記管路を接続したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】ダクト内の水流を分流する管路が容器に接続さ
れたことで、ダクトから分流された水は管路に入る前に
一端容器内に入る。この時、容積の増大により容器内に
おいて水流の流速が低下する。その結果、水流中に混入
していた小石等の異物はその自重により沈降し、容器内
において水流から異物が分離される。したがって、異物
の混入がない水流のみが管路に供給され、異物による管
路の閉塞のおそれがないウォータージェット推進機を提
供することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、ウォータージェット推進機を備えた滑
走式船艇の全体を示す概略図である。滑走式船艇1の略
中央には、エンジン10が配置され、エンジン10のク
ランク軸11が、カップリング12を介して出力軸14
に連結されている。この出力軸14は、後述するウォー
タージェット推進機16内にまで延在されている。船底
18の後部寄りに形成された水取入口20は、船体22
によりその上部ダクト壁が形成されている水取入用ダク
ト24を介し、後述するウォータージェット推進機16
内に通じている。尚、符号26は方向転換用の操向ノズ
ル、27はエンジン10を船底18に支持させるための
ブラケット、符号28は燃料タンク、符号29はハンド
ルをそれぞれ示している。
【0008】図2は、図1に示すウォータージェット推
進機16の詳細を示したものであり、エンジン10側か
ら順に、ハウジングインペラ36、静翼ダクト37及び
ノズル40が連続的に嵌合されており、これらにより前
記水取入口20から取り入れた水が圧送される流路を形
成する。
【0009】前記出力軸14は内管43内に固着されて
おり、この内管43の外周の径方向にインペラ30が内
管43と一体に成形されている。この内管43は出力軸
14と共に回転する。また、前記出力軸14は、オイル
シール21およびベアリング38を介して内管42内に
配設され、内管42と静翼ダクト37との間には静翼3
1が内管42および静翼ダクト37と一体に形成されて
いる。さらに前記インペラ30および静翼31は、周方
向に等間隔で複数設けられている。
【0010】ノズル40の内面には、静翼32が当該ノ
ズルと一体に形成されている。そして、ノズル40の内
部の中心には前記内管42に接続して前記出力軸14の
先端部を収容するキャップ39が設置されており、この
キャップ39の外周には、静翼39Aがキャップ39と
一体に形成されている。そして、前記静翼32および3
9Aは、周方向に等間隔で複数形成されている。
【0011】前記ノズル40の後端部は、方向転換用操
向ノズル26内に挿入され、当該ノズル26は上下一対
のボルト41により、ノズル40に対して左右に回転自
在に固定されている。
【0012】前記静翼ダクト37の側面には、図4にも
示すように、端面の形状が矩形の取水口60が形成さ
れ、この取水口60には容器62が密閉して取付られて
いる。図3に示すように、この容器62の両側壁の二箇
所、及び下壁のそれぞれにはボルト穴64を有するフラ
ンジ66が形成されている。そして、容器62の上壁の
中央において、壁面が略半円状に切り欠かれた、ボルト
穴68を備える溝70が形成されている。
【0013】前記静翼ダクト37から前記容器62側に
向かって、当該容器60を固定するための固定台72が
突出形成されている。前記フランジ66がこの固定台7
2に螺着されることにより、容器62が当該固定台72
に固定される。尚、容器60の溝70部分が図示しない
支持部材に螺着されることにより、容器60の上端部が
固定される。
【0014】図4,5に示すように、前記容器62の前
記取水口60に対応する位置には、上端が前記取水口6
0の上端より上方に位置する開口73が形成されてい
る。そして、この開口に臨む容器内の底面部分には、鉛
直方向に切り欠かれた溝74が形成され、この溝以外の
底面76は当該溝に向かって傾斜するように形成されて
いる。前記固定台72には、静翼ダクトの取水口60
と、前記容器の開口73とを連通する開孔78が形成さ
れている。したがって、この開孔78を介して静翼ダク
ト37の内部と容器62の内部とが連通している。
【0015】前記溝74からは、前記開口73の端面を
越えて前記開孔78内に下方に傾斜する突出片79が延
設され、この突出片79は、さらにダクト内の水流の流
れ方向(この流れ方向を、図4において符号80で示
し、図5において符号82の矢印で示す。)に沿って下
方に傾斜した構成となっている。したがって、静翼ダク
ト37内から取水口60を臨むと図5に示すように三角
形状の開放面84が現れる。
【0016】また、図3,5に示すように、前記容器6
2の側壁の上端部には容器内に連通する単管86が突設
され、この単管86には、エンジンに延びる冷却水供給
管88が嵌装されている。また、容器62の内には容器
の仕切壁(90乃至92)が形成され、この仕切壁は水
流の流れ方向に上昇した傾斜状の三段に形成されてい
る。
【0017】複数ある仕切壁のそれぞれの平面形状は図
6乃至図8に示す通りであり、上段の仕切壁90は前記
容器62の深さより短い幅の矩形状に形成され、中段の
仕切壁92は、途中に凹部96を有する形状に形成さ
れ、下段の仕切壁94は、前記容器より短幅の矩形状に
形成されている。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
前記インペラ30の回転により、水取入口20から吸い
上げられた海水が回転水流となり、この回転水流が静翼
ダクト37を通過する間に、静翼31によって直流に整
流される。そして、ノズル40を通過する際にもさらに
整流され、操向ノズル26の後端から噴出される。
【0019】静翼ダクト37内を水流が通過する間に、
その一部が前記取水口60より分岐して開孔78および
容器62の開口73を介して、当該容器内に供給され
る。前記容器62内に至った水流は、容器内を上昇しな
がら前記仕切壁90乃至94を通過して上端の前記単管
86を介して冷却水供給管88に至り、最終的にはエン
ジンの冷却水ジャケットまで供給される。
【0020】取水口60を通過した水流は、容器62内
に至ると容積の増大と、さらに前記仕切壁90乃至94
が抵抗になることにより、流速が低下する。これによ
り、水流中に混在する小石、貝殻等の異物はその自重に
より沈降し、水流から分離される。
【0021】図4に示すように、沈降した異物98は、
容器62内の傾斜状に形成されている底面76に至り、
この底面に沿って転落しようとするが、本実施例のウォ
ータージェット推進機の運転中は、容器内に連続的に供
給される水流と均衡して、底面の斜面上に留まる。そし
て、エンジン10を停止したり、エンジン回転数を低下
させると、沈降した異物98はその自重により、矢印1
00に示す如く斜面に沿って転落し前記溝74に落下す
る。さらに、この異物98は開口73、前記突出片7
9、開孔78および取水口60を順に通過してダクト3
7内まで落下する。そして、エンジン10の回転を上げ
たり、再度エンジンの運転を再開した際に、ダクト37
内の異物は当該ダクト内を通過する海水(本流)により
後方に洗い流され、操向ノズル26から海水と共に排出
される。
【0022】したがって、分流水中に混入する異物は確
実に除去され、冷却水中に混入する異物を砂程度の微細
なものにすることができるため、管路の閉塞を確実に防
止することができる。また、異物をダクト37から取り
除くための作業を特に必要としない。
【0023】図5に示すように、容器62の突出片79
が容器の開口73を越えて開孔78内に延設されている
ために、ダクト内から取水口60を介して臨むことので
きる開放面84は、三角形状に形成される。したがっ
て、このような開放面が矩形状に形成されている場合と
比較して、この開口のダクト内本流の上流位置、すなわ
ち、図5の右方向での異物が詰まる確率を小さくするこ
とができる。
【0024】尚、前記容器内における水流の流速は、前
記取水口の断面積に対する前記容器の容積が大きくなる
ほど低下する。したがって当該容器のサイズを他の部材
の配置に支障がない範囲内で大きくすることが望まし
い。また、本実施例では、容器81内に仕切壁を形成し
たが、この仕切壁を省略することができ、さらに、仕切
壁の数、形状等は所望により決定することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器内において水流の流速が低下し、水流中に混入して
いた小石等の異物はその自重により沈降し、容器内にお
いて水流から異物が分離されるため、異物の混入がない
水流のみが管路に供給され、異物による管路の閉塞のお
それがないウォータージェット推進機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るウォータージェット推進
機を備えた滑走式船艇の全体構成を示す概略図である。
【図2】図1に示すウォータージェット推進機の詳細図
である。
【図3】ウォータージェット推進機に取付けた容器の正
面図である。
【図4】前記容器の右側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】容器内の仕切壁の平面図である。
【図7】容器内の仕切壁の平面図である。
【図8】容器内の仕切壁の平面図である。
【符号の説明】
16 ウォータージェット推進機 37 静翼ダクト 60 取水口 62 容器 88 エンジン冷却水供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部から取り入れた水が圧送されるダ
    クトと、このダクトに形成された取水口から前記ダクト
    内の水流の一部を分流する管路と、を備えるウォーター
    ジェット推進機において、前記取水口に容器を接続し、
    かつ、この容器に前記管路を接続したウォータージェッ
    ト推進機。
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US08/048,477 US5342227A (en) 1992-05-27 1993-04-16 Water jet propulsion unit

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