JPH05319377A - 推進装置の稼働装置 - Google Patents

推進装置の稼働装置

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JPH05319377A
JPH05319377A JP13974192A JP13974192A JPH05319377A JP H05319377 A JPH05319377 A JP H05319377A JP 13974192 A JP13974192 A JP 13974192A JP 13974192 A JP13974192 A JP 13974192A JP H05319377 A JPH05319377 A JP H05319377A
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JP
Japan
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hull
propulsion device
operating
cover means
cover
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Withdrawn
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JP13974192A
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English (en)
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Luciano Veronesi
ベロネシ ルシアーノ
Andrew Harriz George Jr
アンドリュー ハリッツ ジュニア ジョージ
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 潜水艦の補助推進装置の従来型稼働装置より
も軽量・小型で設計が簡単で、信頼性の高い稼働装置の
提供。 【構成】 推進装置26の稼働装置23は、船体の水没
した部分内にあり、推進装置の格納室28に通じる開口
部29と、推進装置を室28から水に向かって枢動的に
稼働させる推進装置の船体枢動取付け具と、船体の開口
部を覆って船体の表面に形状が一致する第1、第2の側
部33,35があるカバー31を有する。推進装置を格
納室や周囲の水に向かって枢動的に運動させる駆動組立
体が設けられる。推進装置をかじ取りするためのかじ取
り組立体80も有する。かじ取り組立体は、推進装置と
カバー手段の第2の側部との間の回転自在な取付け具及
び推進装置をカバー手段に対し所望の角度配向状態に回
転自在に運動させる平歯車96とウォーム・ギア98の
組合せを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、艦船の船体か
ら機構を稼働させるための装置に関し、特に、潜水艦の
船体から補助推進装置を稼働させるための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】当該技術分野において、例えば潜水艦の
ような艦船の船体から推進装置を稼働させるための装置
は公知である。しかしながら、かかる稼働装置の構造及
び作動原理を十分に理解する前に、かかる潜水艦におけ
る補助推進装置の構造及び目的について或る程度理解す
ることが必要である。
【0003】潜水艦は大抵の場合、一次又は主推進装置
と二次又は補助推進装置の両方を有している。原子力潜
水艦においては、主推進装置は、原子炉によって動力が
供給されるシャフトによって駆動されるスクリュー・プ
ロペラを含む。推進装置が故障した場合、1または2以
上の補助推進装置が利用される。各補助推進装置は一般
に、シャフトによってスクリュー・プロペラに連結され
た水中電動機からなる。潜水艦の通常運転中、主推進装
置は潜水艦を駆動するが、補助推進装置は潜水艦の船体
の中に設けられている、格納室に通じる開口部を通して
介して引っ込められており、格納室は、推進装置を機械
的な衝撃から保護すると共に潜水艦の移動時に不必要な
抗力を生じさせないようにする。しかしながら、主推進
装置がもし故障すると、かかる補助推進装置を格納室か
ら稼働させ、船体の開口部を通って船体の外部の位置ま
で移動させる必要があり、この位置において、潜水艦を
港に入れて修理するために電動機が作動される。
【0004】かかる推進装置を稼働させるのに用いられ
る従来型装置は、一般に、格納室の天井に推進装置を連
結する伸長可能なマスト及び推進装置を格納室から潜水
艦の船体の外部の位置へ伸長させたり引っ込めたりする
ための1または2以上の親ネジ組立体を含む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来型稼働装置
は所定の仕事を遂行できるけれども、本発明者は、かか
る稼働装置には設計上、多くの改良の余地があることに
気付いた。例えば、かかる装置で用いられる伸長可能な
マストは極めて重く、重量が約数千ポンドもある。この
重量とかかるマストのためのスペースの要件とあいまっ
て(かかる要件はマストをその最もコンパクトな状態に
折り畳むときでさえ、相当なスペースを必要とする)、
食料や水の供給物または追加の兵器を運ぶために用いら
れる潜水艦の積載容量を減少させる点で不都合がある。
重量及びスペースの要件が同一であれば、更に、かかる
従来型稼働装置を船尾の耐圧壁に設けられている主駆動
シャフト出口の後部近傍に配置させる必要があり、かか
る配設場所は潜水艦の重心のかなり後ろに位置する。か
かる配置場所は潜水艦の重心を後ろに移動させてしまう
ので潜水艦の前部に重りを追加する必要があり、これは
又、潜水艦の積載容量を減少させるという結果になる。
最後に、推進装置をかかる従来型装置によって稼働する
ときはいつでも、潜水艦の船体内のその格納キャビティ
ーは開いたままになり、流体による抗力を生じさせ、こ
の抗力は潜水艦を減速させるだけでなく、潜水艦の位置
を敵国によって容易に発見させる望ましくない騒音を生
じさせることにもなる。追加の望ましくない抗力及び騒
音は、補助推進装置を周囲の水の中に配置して作動させ
るときには、ホール・カバー・プレート(これは推進装
置の底部に取り付けられる)によっても生じる。
【0006】明らかに、従来型稼働装置よりも軽量で且
つ体積が小さな補助推進装置用稼働装置が要望されてお
り、かかる稼働装置は潜水艦の有効積載容量を増大させ
るだけではなくて、補助推進装置を潜水艦の重心に近接
して位置させそれによりその効率を増大させることがで
きるようなものである。理想的には、かかる改良型稼働
装置は、設計が簡単であるが既存の稼働装置よりも信頼
性が高いものである。かかる既存の稼働装置は、伸縮自
在なマストと推進装置を潜水艦の船体から伸長させたり
引っ込めたりするための複数のモーター型座標式親ネジ
との組合せを用いている。最後に、推進装置を引き出し
て作動させるとき、推進装置格納室に通じる船体の開口
部と関連した流体の抗力は生じないものとすべきであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】広義には、本発明の要旨
は、艦船の船体の水没部分から機構を稼働させるための
装置であって、水没した船体部分内に設けられていて、
前記機構を格納するための室に通じる開口部と、前記機
構を前記室から船体部分を包囲する水に向かって枢動的
に稼働させるために前記機構を船体に対して枢着する手
段と、船体の開口部を覆って船体の表面を実質的に連続
状態にするためのカバー手段とを有することを特徴とす
る稼働装置にある。
【0008】カバー手段は好ましくは、格納室に通じる
開口部上に位置決めされると、それぞれ船体の表面に形
状が一致する第1及び第2の側部を有する。推進装置を
カバー手段の第2の側部に取り付けるのが良く、カバー
手段は船体の開口部を横断して枢着するのが良い。変形
例として、カバー手段を補助推進装置から機械的に独立
させるのが良く、推進装置とカバー手段の両方を船体に
対して別個に枢着しても良い。作動にあたり、駆動組立
体が、カバー手段及び推進装置を格納室内の第1の位
置、即ち、格納位置から、推進装置が船体から周囲の水
の中へ突き出る第2の使用位置へ枢動的に運動させる。
格納位置と使用位置の両方の位置において、カバー手段
は、周囲の船体部分に対し、船体部分の表面を連続状に
且つ流体力学的に障害のない状態にし、それにより、開
口部及びカバー手段による、艦船が周囲の水の中を進む
時の望ましくない抗力及び騒音の発生を防止する配向状
態をとる。
【0009】カバー手段を上記の格納位置又は使用位置
の何れかに固定するための固定手段を、船体の開口部の
周囲に設けるのが良い。好ましい実施例では、固定装置
は、カバー手段の縁部に滑り込ませることができる油圧
作動式のバネ押しボルトを含む。
【0010】稼働装置は、推進装置を周囲の水の中に配
置すると、推進装置をかじ取りするためのかじ取り組立
体を更に有するのが良い。かじ取り組立体は、推進装置
とカバー手段の第2の側部との間の回転自在な取付け具
及び推進装置をカバー手段に対し所望の角度配向状態に
回転自在に運動させるための平歯車とウォーム・ギアの
組合せを含むのが良い。
【0011】本発明の稼働装置は、従来型稼働装置より
も重量が軽く、かかる稼働装置と関連のある望ましくな
い流体抗力及び騒音の問題を解決する。本発明は、推進
装置それ自体の稼働用途に限定されず、任意他の形式の
機構、例えば、地下兵器又は計器パッケージにも使用で
きることは注目されるべきである。
【0012】本発明の内容は添付の図面と関連して以下
の詳細な説明を読むと一層明らかになろう。
【0013】
【実施例】図1を参照して説明すると(図中、同一の参
照番号は同一の部分を示している)、本発明の主目的
は、非常時またはドック入りのいずれかの条件のもと
で、補助推進装置が潜水艦1を駆動するのに用いられる
改良型稼働装置を提供することにある。かかる潜水艦1
は一般に、前端部5及びスクリュー・プロペラ11で終
わる主推進装置9を備えた後端部7を有する円筒形の船
体3を含む。このプロペラ11は、最終的には原子炉
(図示せず)によって駆動されるシャフトに連結されて
いる。かかる潜水艦1は、重心Cが葉巻状の円筒形船体
3の幾何学的中心のすぐ近くに位置するよう設計されな
ければならないことに注目することが重要である。重心
Cがこの位置から外れると、潜水艦1は水平又はレベル
位置又は姿勢で浮上することができなくなってしまう。
【0014】従来型稼働装置15と関連のある重量及び
スペースに課される要件により、稼働装置を船尾の耐圧
壁に設けられた主駆動シャフトの出口の後部近傍に位置
させる必要がある。この稼働装置15を収容するため、
船体の底壁には、格納室に通じる開口部16が設けられ
ている。推進装置18はそれ自体、親ネジによって格納
室17内に完全に納まっている引っ込み位置から図1の
部分図(A)に示す伸長位置まで伸長可能なマスト19
に取り付けられており、図1の部分図(A)では、推進
装置18は船体3から離隔すると共に周囲の水で完全に
包囲されている。補助推進装置18を使用しない場合、
開口部16を密閉状態に保つため、カバー蓋20が推進
装置18の下側に設けられている。このカバー蓋20は
コネクタ組立体21によって従来型推進装置18に取り
付けられている。
【0015】従来型稼働装置15が船尾に位置している
こととその重量がかなり重いことの両方により、もし釣
合い重り22を潜水艦1の前端部に設けていない場合に
は、潜水艦1の重心Cがプロペラ11に向かって後方に
移動するという結果になる。当然のことながら、従来型
稼働装置15のスペース及び重量に関する要件は従来型
装置が必要とする釣合い重り22と相俟って、潜水艦1
の積載容量が相当減少する。さらに、従来型推進装置1
8を図1の部分図(A)に示す位置で用いて作動させる
と、覆われていない開口部16及び非流体力学的な形状
のカバー蓋21の両方によって生じる望ましくない流体
の抗力及び騒音が著しく大きくなる。
【0016】次に、図1の部分図(A)、図2、図3及
び図4を参照して説明すると、本発明の稼働装置23
は、補助推進装置と関連して用いられる稼働装置のスペ
ース及び重量に課される要件を緩和するだけでなく、推
進装置をその格納室の外部で用いる場合に結果的に生じ
る抗力及び騒音を減少させるよう開発されている。図1
の部分図(A)に想像線で示すように、本発明の稼働装
置23の寸法及び重量に対する要件が軽いので、稼働装
置及びその関連の補助推進装置26を距離Dだけ潜水艦
1の重心Cにより近接して位置させることができ、それ
により、船体3の前端部5に組み込まれなければならな
い釣合い重り22が軽くなり、それにより潜水艦1は水
平の向きを保つようになる。以下により詳細に説明する
ように、本発明の稼働装置23の寸法形状が比較的コン
パクトなこと及び重量が軽いことが得られる原因は、従
来型の重い伸長可能なマスト19を枢動自在に取り付け
られたカバーで置き換えたことだけではなく、比較的細
長く且つ重量のある従来型補助推進装置15を1990
年8月23日に別途出願された米国特許出願第07/5
71,942号に開示されている形式のより短くより小
さくそしてより効率的な補助推進装置26で置き換えた
ことにある。
【0017】次に、図2及び図3を参照すると、本発明
の稼働装置23は一般に、上述のような補助推進装置2
6を有しており、この推進装置26は、プロペラ27の
羽根の外縁部の周りに取り付けられた回転子(図示せ
ず)及び推進装置26の円筒形ハウジング内に組み込ま
れている固定子(図示せず)によって駆動される中央に
設けられているプロペラ27を有している。使用しない
場合、本発明の稼働装置23の補助推進装置26は、潜
水艦1の円筒形船体3に設けられた中空部によって画定
される室28内に格納されている。全体的に矩形の開口
部29を用いると、格納室28に出入りできる。カバー
31が開口部29を覆って設けられている。後で詳細に
説明するように、このカバー31は有利には開口部29
に対して枢動自在に取り付けられており、したがって、
カバー31は推進装置26を使用する位置か、或いは使
用しない位置のいずれの位置においても開口部29を完
全に覆うようになる。カバー31は、支持リブ37a,
bによって側部が互いに連結された内側及び外側の側部
パネル33,35で形成されている。側部パネル33,
35は共に、潜水艦1の円筒形船体3の輪郭38(点線
で示されている)に適合するよう湾曲している。内側及
び外側の側部パネル33,35をこのように形作ること
により、潜水艦の船体3は、推進装置26が使用位置に
あるか、或いは格納室17内の格納位置のいずれの位置
にあっても開口部29の近くでは、連続で且つ流体学的
に障害のない形状が与えられる。
【0018】図2〜図4に示す本発明の稼働装置23の
実施例においては、補助推進装置26の基部は管状継手
39によって内側の側部パネル33の内面に連結されて
いる。さらにまた、枢動取付け組立体41がカバー31
及びこれに取り付けられた推進装置26を図示のように
回転自在に矩形開口部29の船首側及び船尾側の縁部に
取り付けていて、カバー31及び推進装置26は潜水艦
位置の船体3の長さ方向軸線の周りに回転できるように
なっている。枢動取付け組立体41は前側のスタブ・シ
ャフト43及び後側のスタブ・シャフト45を有してい
る。これらシャフト43,45の遠方端はピン51a,
bによって支持リブ37a,bの中に設けられている環
状フランジ47,49内に固定されている。前側及び後
側のスタブ・シャフト43,45の基端部は前側及び後
側のシャフト軸受53,55で支承されている。これら
シャフト軸受53,55は好ましくは船体3と一体形成
された軸受支持体57a,bによって、開口部29を画
定する船体3の縁部で支持されている。
【0019】図2、図3及び図4に示す本発明の実施例
としての稼働装置23は更に、カバー31及びこれに取
り付けられた推進装置26を、図2に示す格納位置から
図3に示す使用位置へ選択的に枢動させる駆動組立体6
0を有している。この駆動組立体60は、前側スタブ・
シャフト43の基端部の周りに固定された平歯車62及
び電動機68のシャフト66で支持されたウォーム・ギ
ア64から形成されている。作動原理を説明すると、電
動機68は、システム・オペレーターが使用位置から非
使用位置へ、或いはこれと逆の位置へ、推進装置26を
移動させようとしたときはいつでも作動される。以下に
詳細に説明するように、カバー31を船体3に対して図
2及び図3に示す位置のいずれかの位置で確実に固定す
るために固定機構が設けられている。
【0020】図4は、図2及び図3に示す稼働装置23
の変形例を示している。この変形例では、駆動組立体6
0は、上述の平歯車とウォーム・ギアの組合せ構成では
なく、一対の複動形油圧シリンダ70a,bから形成さ
れている。これら油圧シリンダ70a,bはそれぞれ遠
方端が互いに反対側に位置した対をなすクランク部材7
4a,bのうちの一方に回転自在に連結されているピス
トン・ロッド72を有する。これらクランク部材は各
々、カバー31を完全に貫通すると共に2つの反対側に
位置した支持リブ37a,bの中心線を通って剛結され
ている回転自在なシャフト76の端部に連結されてい
る。前側及び後側のシャフト軸受53,55及び回転自
在なシャフト76の互いに反対側に位置した端部を回転
自在に支持する軸受支持体57a,bは図面の簡略化の
ため図4には示されていない。この変形例における推進
装置26は、カバー31の内部には回転自在なシャフト
76が存在しているので外側の側部パネル35の内面に
ではなく、内側の側部パネル33の外面に取り付けられ
ている。図2及び図3に示す稼働装置と関連のある駆動
組立体60はスタブ・シャフト43,45の回転軸線に
対して所望の角度位置に推進装置26を正確に移動させ
ることができるという利点を有しているが、図4に示す
本発明の変形例と関連のある油圧作動式駆動組立体69
は図2及び図3に示す駆動組立体60に対する耐衝撃性
が優れているという利点を有している。
【0021】本発明の稼働装置23は有利には、推進装
置26を管状継手39の周りの所望の角度位置間で回転
させるためのかじ取り組立体80を更に有する。この特
徴により、稼働装置23は、潜水艦1の円筒形船体の後
端部7に位置するかじ取り用ピンの向きを変えないで潜
水艦1をターンさせることができる。この目的のため、
かじ取り組立体80は、ボルト88によって互いに固定
された一対のリング半部86a,bから形成されている
軸受リング84を備えた回転自在な取付け具82を有す
る。このリング半部86は上部及び下部の半径方向に向
いたローラー90a,bによって管状継手39に固定さ
れている環状フランジ89に回転自在に係合する。1組
の周辺ローラ92により、環状フランジ89の外縁部と
リング半部86a,bの内縁部は相互に回転自在に係合
する。平歯車セグメント94が軸受リング84の外縁部
を270°にわたり包囲している。平歯車セグメント9
4の歯は、電動機98のシャフトに取り付けられたウォ
ーム・ギア96と噛み合っている。電動機98はブラケ
ット100によって管状継手39に固定されている。動
作原理を説明すると、潜水艦1をかじ取りするには電動
機98を作動させて電動機98がウォーム・ギア96を
回転させ、補助推進装置27を船体3の長さ方向軸線に
対して所望の向きに配向させるようするのがよい。円筒
形継手39と推進装置27との相対的な回転の度合を表
わす電気信号を発生するエンコーダ(図示せず)をかじ
取り組立体80の中に組み込んで、システム・オペレー
ターに潜水艦1の長さ方向軸線に対する推進装置27の
角度の向きを遠隔的に知らせるようにするのがよい。
【0022】図6は、カバー31を推進装置27が室2
8内に格納されるか、或いは図3及び図4に示す位置で
用いられる場合の位置に固定するのに用いられる固定機
構108を示している。固定機構101はカバー31と
格納室28を画定する船体の壁に設けられている相互に
符合するボア107,108内に摺動自在に受入れ可能
なボルト105を往復動させるための油圧アクチュエー
タ103を備えている。固定機構101はボルト105
をカバー31の4つのコーナーのうちの1つに摺動的に
差し込むことができる4つのかかる油圧アクチュエータ
103を有しているが、図6にはかかるアクチュエータ
103のうち1つだけを示している。ボルト105の周
りにはバネ109が設けられており、バネ109は、ア
クチュエータ3のハウジングの壁とボルト105の遠方
端の近傍に位置したバネ停止部111との間で圧縮され
ている。バネ109はボルト105を図6に示す固定位
置に付勢するのに役立ち、油圧アクチュエータ103は
システム・オペレーターがカバー31を回転させて新し
い位置にしたい場合にはいつでもボルト105をカバー
31のボア107から抜き取るよう機能する。
【0023】図7は本発明のもう1つの変形例115を
示している。この実施例は、多くの点で図2及び図3に
関して説明した実施例と類似している。異なる点は、枢
動取付け組立体41が推進装置26を潜水艦1の長さ方
向軸線の周りではなく、それに沿って回転自在に移動さ
せることができる点である。枢動取付け組立体41をこ
のように配向させることにより、潜水艦の運転時、船体
3の長さ方向軸線に沿う水の流れが、駆動組立体60を
助けて推進装置26の使用を可能にする。この変形例1
15は平歯車62とウォーム・ギア64の組み合わせか
ら形成されている駆動組立体60を有するものとして図
示されているが、図4に示す駆動組立体69にかたどっ
て構成される油圧作動式駆動組立体も用いてもよい。
【0024】図8は、船体の開口部29を覆うための手
段が、ピボット式ハッチ組立体124とカバー31.5
を備える比較的小型の推進装置の組合せから形成される
本発明の稼働装置のもう1つの実施例を示している。カ
バー手段を2つの協働する構成部品に分けることによ
り、この実施例の稼働装置120は有利には、装置の格
納室28を一層小さくでき、それにより稼働装置120
全体をよりコンパクトにすることができる。この実施例
120のピボット式ハッチ組立体124は、ヒンジ組立
体126によって格納室28内にヒンジ止めされるハッ
チ・ドア125を有している。カバー31.5の支持リ
ブ137a,bは図示のようにタイロッド128から形
成されるリンク装置127によってヒンジ組立体136
に連結されている。タイロッド128の端部は軸受12
9a,bによって支持リブ37a及びヒンジ組立体12
6上の選択された点として回転自在に取り付けられてい
る。図8で明らかなように、推進装置27を想像線で示
す位置から潜水艦1の船体3の外部の使用位置へ枢動さ
せると、リンク装置127のタイロッド128はハッチ
・ドア125を開いて推進装置27の1つの位置から別
の位置への運動を邪魔しないようになる。ピボット式ハ
ッチ組立体124及びリンク装置127をこのように構
成することにより格納室128を非対称的に形成するこ
とができるということが注目されるべきである。ある種
の潜水艦の設計思想のように、この利点は、格納室12
8が円筒形船体3の底部の長さ方向中心線に沿って直接
的に構成できずに、船体3の中心線の一方の側または他
方の側にのみしか形成できないことになる。
【0025】図9は、図8に示す上述の実施例120と
構造及び作動原理において類似した本発明のさらにもう
1つの実施例130を示している。この実施例130で
は、小さなカバー31.5及び推進装置26は両方と
も、図7に示す実施例115と同一の配向状態で枢動自
在に取り付けられており、推進装置26は潜水艦1の船
体3の長さ方向軸線に沿って枢動するようになってい
る。さらにまた、図8の上述の実施例と同様に、この特
定の実施例130はまた、ヒンジ組立体26によって船
体3にヒンジ止めされたハッチ・カバー125を備える
枢動式ハッチ組立体124を有している。しかしなが
ら、上述のリンク装置127の代わりに、この実施例1
30はドア開放組立体131を備えており、このドア開
放組立体131は、格納室28の壁とドア125の内側
との間で回転自在な連結具133a,bによって連結さ
れた油圧シリンダ130を備えている。作動原理を説明
すると、システム・オペレーターが推進装置26の位置
を使用状態から非使用状態へ、或いはこの逆の状態に変
えることを望んだ場合にはいつでも、油圧シリンダ13
2を作動させてドアを回転させ、小さなカバー31.5
及び推進装置26の経路から離す。上述の実施例120
と同様に、この実施例130もまた、図2〜図4、図7
に示す実施例と関連して用いられる格納容量よりもかな
り小さな内容積28と併用しても良い。
【0026】図10は、一対の補助推進装置138a,
bを同時に使用できる稼働装置の実施例135を示して
いる。この特定の実施例の稼働装置135は図7に示す
上述の稼働装置と構造及び作動原理において酷似してお
り、主要な差異は、カバー33内の中央に設けられると
共に外側の側部パネル35の内面に取り付けられたブラ
ケット142で支持された、修正の加えられている駆動
組立体140が設けられていることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分図(A)は潜水艦の船尾部分から補助推進
装置を伸長させるための従来型稼働装置の側面図、部分
図(B)は部分図(A)に示す従来型稼働装置の底面図
である。
【図2】潜水艦の船体内の格納室内で非使用状態で見え
る本発明の稼働装置の好ましい実施例の横断面正面図で
あり、
【図3】図2に示す稼働装置を使用状態で示す部分横断
面側面図、
【図4】図2及び図3に示す稼働装置の変形例を示す図
であり、かかる変形態様では、推進装置を格納状態から
使用状態へ移動させるための駆動組立体が平歯車とウォ
ーム・ギアの組み合わせではなくて、クランク機構と組
み合わされて用いられる一対の油圧シリンダを用いてい
る。
【図5】補助推進装置を潜水艦の長さ方向軸線に対して
所望の角度まで回転させるのに用いられるかじ取り組立
体の横断面側面図である。
【図6】図2、図3及び図4に示す本発明の実施例と関
連して用いられるカバーの横断面平面図であり、カバー
を使用状態或いは非使用状態のいずれかに固定する固定
機構を示す図である。
【図7】部分図(A)及び(B)は、本発明の稼働装置
の第2の実施例の横断面側面図及び横断面正面図であ
る。
【図8】格納室へ延びる船体内の開口部を覆うための手
段が補助推進装置を支持する小さな枢動自在に取り付け
られたカバーと枢動自在に取り付けられたハッチ・ドア
の組み合わせから形成されている本発明の稼働装置の第
3の実施例の正面図である。
【図9】図6に示す実施例と類似しているが、補助推進
装置を支持するカバーが潜水艦の長さ方向軸線の周りに
ではなく、この軸線に沿って枢動状態にある本発明の稼
働装置の第4の実施例である。
【図10】2つの平行に取り付けられた補助推進装置を
同時に用いることができる本発明のさらにもう1つの実
施例を示す図である。
【符号の説明】
1 潜水艦 3 船体 23 稼働装置 26 推進装置 29 開口部 28 格納室 31 カバー 33,35 側部 41 枢動取付け組立体 60 駆動組立体 80 かじ取り組立体 82 回転自在な取付け具 96 平歯車 98 ウォーム・ギア
フロントページの続き (72)発明者 ジョージ アンドリュー ハリッツ ジュ ニア アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 チェ スウィック ハイランド アベニュー 409

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艦船の船体の水没部分から機構を稼働さ
    せるための装置であって、水没した船体部分内に設けら
    れていて、前記機構を格納するための室に通じる開口部
    と、前記機構を前記室から船体部分を包囲する水に向か
    って枢動的に稼働させるために前記機構を船体に対して
    枢着する手段と、船体の開口部を覆って船体の表面を実
    質的に連続状態にするためのカバー手段とを有すること
    を特徴とする稼働装置。
  2. 【請求項2】 カバー手段は、船体に対して枢着されて
    おり、カバー手段は、前記機構が前記室内にあるとき及
    び機構が周囲の水の中で使用状態にあるとき、船体に開
    口部を覆うことを特徴とする請求項1の稼働装置。
  3. 【請求項3】 前記機構を前記室に向かって枢動的に運
    動させたり、周囲の水に向かって枢動的に運動させるた
    めの駆動組立体を更に有することを特徴とする請求項1
    の稼働装置。
  4. 【請求項4】 カバー手段は、第1及び第2の側部を有
    し、第1の側部は、前記機構が前記室内に収納されてい
    るときに船体の開口部を覆い、第2の側部は、前記機構
    が周囲の水の中で使用状態にあるときに船体の開口部を
    覆うことを特徴とする請求項3の稼働装置。
  5. 【請求項5】 カバー手段の第1の側部と第2の側部は
    両方とも、前記船体部分の輪郭と一致するような形状に
    なっていることを特徴とする請求項4の稼働装置。
  6. 【請求項6】 前記機構は推進装置であることを特徴と
    する請求項1の稼働装置。
  7. 【請求項7】 推進装置の使用時に推進装置をかじ取り
    するためのかじ取り組立体を更に有することを特徴とす
    る請求項6の稼働装置。
  8. 【請求項8】 前記機構は、カバー手段の第2の側部に
    取り付けられ、取付け手段はカバー手段を前記船体部分
    に枢着していることを特徴とする請求項3の稼働装置。
  9. 【請求項9】 カバー手段及び前記機構は、船体に対し
    て別々に枢着されていることを特徴とする請求項2の稼
    働装置。
  10. 【請求項10】 カバー手段はハッチ・ドア及びカバー
    を含み、稼働装置は、カバーとハッチ・ドアとの間に位
    置するリンク手段を更に有し、ハッチ・ドアは前記機構
    を使用状態にすることができるよう開き、次に、いった
    ん前記機構を使用状態にすると、閉じることができるよ
    うになっていることを特徴とする請求項9の稼働装置。
  11. 【請求項11】 艦船の船体の水没部分から推進装置を
    稼働させるための装置であって、水没した船体部分内に
    設けられていて、推進装置を格納するための室に通じる
    開口部と、船体の表面を実質的に連続にするよう船体の
    開口部を覆うためのカバー手段と、推進装置を格納位置
    から使用位置へ動かすことができるようにカバー手段及
    び推進装置を船体に対して枢着する手段とを有すること
    を特徴とする稼働装置。
  12. 【請求項12】 推進装置は、カバー手段の一方の側部
    に取り付けられていることを特徴とする請求項11の稼
    働装置。
  13. 【請求項13】 カバー手段は、第1及び第2の側部を
    有し、第1の側部は、推進装置が前記室内に収納されて
    いるときは船体の開口部を覆い、第2の側部は、推進装
    置が周囲の水の中で使用状態にあるときは船体の開口部
    を覆うことを特徴とする請求項12の稼働装置。
  14. 【請求項14】 カバー手段の第1の側部と第2の側部
    は両方とも、船体部分の輪郭と一致するような形状にな
    っていることを特徴とする請求項13の稼働装置。
  15. 【請求項15】 推進装置を格納位置から使用位置に枢
    動させるための駆動組立体を更に有することを特徴とす
    る請求項11の稼働装置。
  16. 【請求項16】 カバー手段及び推進装置は、船体に対
    して別々に枢着されていることを特徴とする請求項11
    の稼働装置。
  17. 【請求項17】 推進装置は、カバー手段の第2の側部
    に取り付けられ、取付け手段はカバー手段を前記船体部
    分に枢着していることを特徴とする請求項13の稼働装
    置。
  18. 【請求項18】 推進装置の使用時に推進装置をかじ取
    りするためのかじ取り組立体を更に有することを特徴と
    する請求項17の稼働装置。
  19. 【請求項19】 推進装置はカバー手段の第2の側部に
    回転自在に取り付けられ、かじ取り組立体は推進装置を
    回転自在な取付け具に対して選択された角度、回転させ
    ることを特徴とする請求項18の稼働装置。
  20. 【請求項20】 機構を格納位置及び使用位置に固定す
    るための固定手段を更に有することを特徴とする請求項
    11の稼働装置。
  21. 【請求項21】 艦船の船体の水没部分から推進装置を
    稼働させるための装置であって、水没した船体部分内に
    設けられていて、推進装置を格納するための室に通じる
    開口部と、船体の表面を実質的に連続状態にするよう前
    記船体部分を覆うカバー手段とを有し、カバー手段は第
    1及び第2の側部を有し、各側部は船体の輪郭に一致
    し、推進装置がカバー手段の第2の側部に取り付けられ
    ており、前記稼働装置は更に、推進装置を第1の格納位
    置から第2の使用位置へ動かすことができるようにカバ
    ー手段及び推進装置の両方を船体に対して枢着する手段
    と、カバー手段及び推進装置を前記第1の位置と第2の
    位置の間で枢動的に運動させるための駆動組立体と、カ
    バー手段を前記第1及び第2の位置に固定するための固
    定手段と、推進装置をカバー手段の第2の側部に回転自
    在に取り付ける手段及び推進装置をカバー手段に対し所
    望の角度、回転自在に運動させるための手段を含むかじ
    取り組立体とを有することを特徴とする稼働装置。
  22. 【請求項22】 推進装置を回転自在に運動させるため
    の手段は、ウォーム・ギアと平歯車の組合せであること
    を特徴とする請求項21の稼働装置。
  23. 【請求項23】 駆動組立体は、少なくとも1つの油圧
    ジャッキ手段を含むことを特徴とする請求項21の稼働
    装置。
  24. 【請求項24】 固定手段は、少なくとも1つの油圧作
    動式のバネ押しボルトを含むことを特徴とする請求項2
    1の稼働装置。
  25. 【請求項25】 カバー手段は、周囲の水を前記室内に
    入れて前記室と周囲の水との間での圧力を均衡させるこ
    とを特徴とする請求項21の稼働装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140139151A (ko) * 2011-10-06 2014-12-05 대우조선해양 주식회사 잠수함의 밸러스트 웨이트 배출 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20140139151A (ko) * 2011-10-06 2014-12-05 대우조선해양 주식회사 잠수함의 밸러스트 웨이트 배출 장치

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Effective date: 19990706