JPH05317755A - スプレーノズル - Google Patents

スプレーノズル

Info

Publication number
JPH05317755A
JPH05317755A JP12203592A JP12203592A JPH05317755A JP H05317755 A JPH05317755 A JP H05317755A JP 12203592 A JP12203592 A JP 12203592A JP 12203592 A JP12203592 A JP 12203592A JP H05317755 A JPH05317755 A JP H05317755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
angle
spray nozzle
projection
jetting outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12203592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Iwamura
吉就 岩村
Kazuhiko Harada
和彦 原田
Akimasa Kuramoto
章正 倉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H Ikeuchi and Co Ltd
Original Assignee
H Ikeuchi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by H Ikeuchi and Co Ltd filed Critical H Ikeuchi and Co Ltd
Priority to JP12203592A priority Critical patent/JPH05317755A/ja
Publication of JPH05317755A publication Critical patent/JPH05317755A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧角度を広げると共に粒子径を小さくす
る。 【構成】 ボデイの一端より軸線方向に沿って流入孔を
穿設し、該流入孔の先端の噴射口の部分に一側外周方向
より切欠を入れて、噴射口の周縁は軸線と直交方向に切
欠かれた端面とする一方、内側周縁には軸線方向より径
方向へとアールを設けて湾曲させた受液面を連続させ、
かつ、該受液面には中心ラインに液流分配用の突出部を
設け、該突出部の両面に外側に向かって切り欠かれた面
を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプレーノズルに関
し、詳しくは、噴射口を大として目詰まりを発生しにく
くすると共に、噴霧角度を広げて噴霧範囲を拡大し、し
かも、粒子径を小さく出来るようにした広角扇形スプレ
ーノズルに関するもので、該スプレーノズルを多数個並
列して水幕をつくる必要がある場合、例えば、水砕設備
の冷却塔における温水冷却用として好適に用いられるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した冷却塔における温水の冷
却は、スプレーノズルを用いて行われており、冷却効率
を高めるために、スプレーノズルには下記性能が要求さ
れている。 噴霧範囲が広範囲であること。 粒子径が小さいこと。 噴射口の穴径が大きく、目詰まりが発生しにくく、ノ
ズルの初期性能を長期間持続出来るようにすること。
【0003】上記の要求に従い、噴霧角度が広く、噴射
口の穴径を大きくして、粒子径を比較的小さくしたもの
として、図6(A)(B)(C)に示す広角扇形スプレーノズ
ルが提供されている。上記スプレーノズル1は、ボデイ
2の後端より軸線Lに沿って形成した流入孔3の先端に
絞りをかけずに同径のままとした噴射口4を設け、該噴
射口4の部分に外周面側より図示のような切欠5を入れ
て、噴射口4から噴射される流体の受液面6を形成して
いる。
【0004】上記した切欠5はフォームド・フライス・
カッターを用いてボデイ軸線と直交する方向より加工し
て形成しているもので、図示のように受液面6は、軸線
方向には、図6(B)に示すように、噴射口4の内端4a
より曲率Rで湾曲した曲面C1を備えると共に、該曲面
C1と直交する方向には、図6(A)に示すように、噴射
口4の内端4aと軸線方向に連続した点を中心として直
交する方向に湾曲した一つの円弧曲面C2を備えてい
る。
【0005】上記スプレーノズル1では噴射口4から噴
射された液体は受液面6に衝突することにより粒子が小
径となると共に、広い噴射角度となって噴霧される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記スプレーノズル1
は広角の扇形噴霧を行うが、 その噴霧角度は約120°
〜150°程度であり、より広い噴霧角度が要求される
場合、 対応できない問題があった。 また、 圧力0.5kg/
cm2、噴量42.0リットル/分の条件下で、粒子径は3
000〜3200ミクロン程度で、粒子径を更に小さく
することは出来ない問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、噴霧角度を180°程度まで拡大すると共に、上記
と同一の圧力および噴量の条件下で、粒子径を2400
〜2600ミクロン程度まで小さく出来るように改良す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ボデイ
の一端より軸線方向に沿って流入孔を穿設し、該流入孔
の先端の噴射口の部分に一側外周方向より切欠を入れ
て、噴射口の周縁は軸線と直交方向に切欠かれた端面と
する一方、噴射口の内端縁側に軸線方向より径方向へと
アールを設けて湾曲させた受液面を連続させ、かつ、該
受液面に中心ラインに液流分配用の突出部を設け、該突
出部の両側外側に向かって切り欠かれた面を形成してい
ることを特徴とするスプレーノズルを提供するものであ
る。
【0009】上記噴射口の周縁は外側半周縁を軸線と直
交する端面とする一方、受液面の中心ラインは噴射口の
内端と連続させていることが好ましい。尚、上記中心ラ
インを境として外側に向かって切り欠くことは、噴射口
の内端点を通る軸線に対して直交する線に対して、噴射
口側と反対側へ切り欠いていることである。
【0010】上記の受液面に中心ラインを境として外側
に向かって切り欠いた面は曲面が好ましいが、直線面で
も良い。かつ、受液面に上記した2つの異なる面の曲率
あるいは傾斜角度は、噴霧角度は約180度になるよう
に設定している。
【0011】上記受液面に形成する2つの面は、フライ
ス・カッターによる切欠加工時に、特殊フライス・カッ
ターを用いて2方向より加工を加えて形成している。
【0012】
【作用】上記したように、噴射口から噴射される流体が
衝突する受液面を、中心を境とした両側を外側に向かっ
て切欠いた形状としているため、両側面に衝突した液体
はより広い角度で反射され、噴霧角度が拡大されて広い
範囲にわたって噴霧できるようになる。また、噴霧角度
の増大により水層が薄くなり、粒子径をより小さく出来
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。図1に示す本発明のスプレーノズル10は受液面
6の形状の除いて、前記図6に示す従来例と同様であ
り、同一符号を付す。金属製のホデイ10には、その後
端より中心軸線Lー1に沿って直径Dの液体流入孔11
を穿設している。該ボデイ10に対して図2に示すよう
にフライス・カッター12により外周側より切り欠き加
工を施して、流入孔11の先端の噴出口13と連通する
切欠14を形成している。
【0014】上記切欠14を設けることにより、噴出口
13の外側半周縁には軸線Lと直交する端面16を形成
している一方、内側半周縁に連続して軸線方向から径方
向へRをもって湾曲した受液面15を形成している。該
受液面15の先端15dは軸線Lに対して90°ではな
く75°に設定している。尚、90°とする方が噴霧角
度は広がるが、流体の衝突による圧力損失が大きいた
め、75°に設定している。
【0015】上記受液面15に、噴出口13の内端点1
3aを通る軸線Lー2および該軸線L−2と連続する受
液面15の中心ラインL−3を境として、軸線方向と直
交する方向において外側に向かって切り欠いた曲面15
a,15bを形成している。即ち、これら曲面15a,1
5bは中心ラインL−3に向かって突出して、中心ライ
ンの境に山形形状の液流分配用突出部15cを形成して
いる。
【0016】上記曲面15aと15bとは、図2に示す
特殊フライス・カッター12を用いて、図3に示すよう
に、2方向より加工を加えて形成している。即ち、上記
フライス・カッター12は図3に示すように、角度θ1
の切り欠き加工を行った後、ボデイ10を角度θだけ振
って、同一角度θ1の切り欠き加工を行うことにより、
上記ラインL3上に突出した境界を有する曲面15aと
15bとが形成される。
【0017】上記のフライス・カッター12による加工
時、振り角度θを大きくする程、軸線方向と直交する線
L−5に対してより大きく切り込まれることとなり、噴
霧角度は増大する。
【0018】尚、上記突出部15cを境界として外側に
切り欠く面は図4に示すように直線状の傾斜面15'a,
15'bとしても良い。
【0019】図6に示す従来例と図1に示す本発明のス
プレーノズルを下記の表1および表2に示す寸法で製作
し、それぞれ性能を測定した。その結果を下記の表1お
よび表2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】上記表2に於ける本発明品のスプレーノズ
ルによる流量の分布は図5に示すように広い範囲にわた
って均等に広がっていた。
【0023】上記表1および表2より明らかなように、
本発明のスプレーノズルでは、従来と同一圧力、即ち、
流量を同一とした状態で噴霧角度を広げることが出来
る。この噴霧角度の増大により水層が薄くなり、粒子径
も小さくなる。このように、噴射口の径が大きく、目詰
まりしない状態としながら、噴霧角度の拡大および粒子
径の細粒化を図ることが出来る。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる広角扇形スプレーノズルでは、噴射口から噴射
される流体を衝突させる受液面に、中心を境として外側
に広がる面を形成して中心部に液流分配用突出部を設け
た構成としているため、噴霧角度を180近くまで広げ
ることが出来、その結果、粒子径を小さくすることも出
来る。
【0025】このように、広い噴霧角度で粒子径を小さ
くできるため、該スプレーノズルからの噴霧を冷却用と
して好適に用いることが出来る。特に、該スプレーノズ
ルを並設して冷却用の水幕を作る場合に適し、例えば、
冷却塔に於ける温水の冷却用として用いる場合には、従
来は塔内にスプレーノズルを設置していたが、冷却塔の
外側にスプレーノズルを設置して冷却塔内に水幕を生成
させることが出来る。このように、スプレーノズルを塔
外に取り付けると、メンテナンスが非常に容易となる利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるスプレーノズルの示し、 (A)
は正面図、(B)は断面図、(C)は底面図である。
【図2】 上記スプレーノズルの加工に用いるフライス
・カッターを示し、(A)は一部断面正面図、(B)は側面
図である。
【図3】 上記フライス・カッターによる加工方向を示
す図面である。
【図4】 本発明の変形例を示す正面図である。
【図5】 (A)は本発明のスプレーノズルの噴霧分布
図、(B)は従来のスプレーノズルの噴霧分布図である。
【図6】 従来のスプレーノズルの示し、(A)は正面
図、(B)は断面図、(C)は底面図である。
【符号の説明】
10 ボデイ 11 流入孔 12 フライス・カッター 13 噴射口 14 切欠 15 受液面 15a,15b 曲面 15c 液流分配用突出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイの一端より軸線方向に沿って流入
    孔を穿設し、該流入孔の先端の噴射口の部分に一側外周
    方向より切欠を入れて、噴射口の周縁を軸線と直交方向
    に切欠かれた端面とする一方、噴射口の内端縁側に軸線
    方向より径方向へとアールを設けて湾曲させた受液面を
    連続させ、かつ、該受液面の中心ラインに液流分配用の
    突出部を設け、該突出部の両面に外側に向かって切り欠
    かれた面を形成していることを特徴とするスプレーノズ
    ル。
JP12203592A 1992-05-14 1992-05-14 スプレーノズル Withdrawn JPH05317755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12203592A JPH05317755A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 スプレーノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12203592A JPH05317755A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 スプレーノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05317755A true JPH05317755A (ja) 1993-12-03

Family

ID=14825986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12203592A Withdrawn JPH05317755A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 スプレーノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05317755A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224484A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Ikeuchi:Kk 二流体ノズル
CN106103907A (zh) * 2013-12-06 2016-11-09 诺沃皮尼奥内股份有限公司 清洗喷嘴和燃气涡轮发动机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224484A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Ikeuchi:Kk 二流体ノズル
CN106103907A (zh) * 2013-12-06 2016-11-09 诺沃皮尼奥内股份有限公司 清洗喷嘴和燃气涡轮发动机
JP2017505396A (ja) * 2013-12-06 2017-02-16 ヌオーヴォ ピニォーネ ソチエタ レスポンサビリタ リミタータNuovo Pignone S.R.L. 洗浄ノズル及びガスタービンエンジン
US10669884B2 (en) 2013-12-06 2020-06-02 Nuovo Pignone Srl Washing nozzles and gas turbine engines

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2922030C (en) Flat jet nozzle, and use of a flat jet nozzle
JP2005351614A (ja) 燃料噴霧器および燃焼器ドーム用円錐形スワーラならびにその製造方法
US4905911A (en) Fan-spray nozzle
TWI251509B (en) Liquid atomizer
JPS602489B2 (ja) 低騒音用圧力流体放出装置
JP2011131275A (ja) デスケーリングノズル装置及びデスケーリング方法
JPH067937B2 (ja) エアレス塗装用噴霧ノズル
JPS6333000B2 (ja)
JPH05317755A (ja) スプレーノズル
US5290149A (en) Impeller for an axial-flow type fan
JPS60232263A (ja) 特に植物保護剤を噴霧するための扁平噴流型噴霧ノズル
JP5947212B2 (ja) 均一な流量分布を有するスプレー・コーティング
CN111042735A (zh) 一种切入式直旋混合射流自进式喷嘴
JPH04227869A (ja) 平面形噴射ノズル
KR20060128289A (ko) 초미세 분무 분사 노즐
JPH0526004A (ja) タービンノズル
JPH1034024A (ja) スプレーノズル
CN210067970U (zh) 一种切入式直旋混合射流自进式喷嘴
JP4504641B2 (ja) スプレーノズル及びそれを用いた噴霧方法
JPH0315493B2 (ja)
JP2021511953A (ja) 低温低流量の小型噴霧ノズルアセンブリ及び方法
CA1050589A (en) Spray nozzle insert and method of making same
JPS5849364Y2 (ja) 二相流ノズル
JP7040846B1 (ja) 整流部材およびそれを備えたノズル
JPS593166A (ja) 間欠噴射式渦巻噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803