JPH05317318A - 腹壁吊り上げ器 - Google Patents
腹壁吊り上げ器Info
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- JPH05317318A JPH05317318A JP4126247A JP12624792A JPH05317318A JP H05317318 A JPH05317318 A JP H05317318A JP 4126247 A JP4126247 A JP 4126247A JP 12624792 A JP12624792 A JP 12624792A JP H05317318 A JPH05317318 A JP H05317318A
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- abdominal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 腹腔内の空間を大きく確保することができる
と共に、操作性の良い腹壁吊り上げ器を提供することに
ある。 【構成】 腹壁に刺入られる刺入部2を設け、この刺入
部2の先端に設けられ腹壁を貫通して腹腔内で刺入部2
の軸パイプ4に対してほぼ垂直に回動して展開自在な複
数の翼板9a〜9hを有した翼部材3を設けて構成し
た。
と共に、操作性の良い腹壁吊り上げ器を提供することに
ある。 【構成】 腹壁に刺入られる刺入部2を設け、この刺入
部2の先端に設けられ腹壁を貫通して腹腔内で刺入部2
の軸パイプ4に対してほぼ垂直に回動して展開自在な複
数の翼板9a〜9hを有した翼部材3を設けて構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡下で腹腔内の手
術を行う際、腹壁を吊り上げて腹腔内に空間を設けるた
めの腹壁吊り上げ器に関する。
術を行う際、腹壁を吊り上げて腹腔内に空間を設けるた
めの腹壁吊り上げ器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から行われている開腹手術に対し
て、侵襲の少ない腹腔鏡下手術が行われるようになって
いる。多くの場合は、腹腔内に空間を確保するために炭
酸ガス等により気腹を行っている。
て、侵襲の少ない腹腔鏡下手術が行われるようになって
いる。多くの場合は、腹腔内に空間を確保するために炭
酸ガス等により気腹を行っている。
【0003】しかし、気腹による方法では、急激にガス
漏れが生じた際には腹腔がつぶれて視野が不良になった
り、長時間炭酸ガスで腹腔に圧力を掛けることによる患
者の循環器系への負担などの問題がある。そのため、図
25に示すように気腹によらず、釣り針状のフック10
0などで腹壁101を吊り上げ、腹腔102内の腔間を
確保する方法が試みられている。USP716542に
示されているものでは、内視鏡を挿通するスリーブの先
端が開き、このスリーブが腹壁を引上げるように構成さ
れている。
漏れが生じた際には腹腔がつぶれて視野が不良になった
り、長時間炭酸ガスで腹腔に圧力を掛けることによる患
者の循環器系への負担などの問題がある。そのため、図
25に示すように気腹によらず、釣り針状のフック10
0などで腹壁101を吊り上げ、腹腔102内の腔間を
確保する方法が試みられている。USP716542に
示されているものでは、内視鏡を挿通するスリーブの先
端が開き、このスリーブが腹壁を引上げるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した腹
壁吊り上げ器では、テント状に腹壁が吊り上げられるた
め、腹腔内の空間が狭く視野が良くない。そこで、複数
の腹壁吊り上げ器を用いて腹壁を吊り上げようとする
と、腹壁に多くの穴を開けなければならない。
壁吊り上げ器では、テント状に腹壁が吊り上げられるた
め、腹腔内の空間が狭く視野が良くない。そこで、複数
の腹壁吊り上げ器を用いて腹壁を吊り上げようとする
と、腹壁に多くの穴を開けなければならない。
【0005】USP716542に示されているもので
は、手で腹壁を引っ張り上げ、かつ中に内視鏡を挿通し
ているため、長時間に亘る手術や内視鏡を頻繁に操作す
る外科的処置には不向きである。
は、手で腹壁を引っ張り上げ、かつ中に内視鏡を挿通し
ているため、長時間に亘る手術や内視鏡を頻繁に操作す
る外科的処置には不向きである。
【0006】また、ここに示されている構成では、先端
部を開くために腹壁吊り上げ器の刺入部のかなりの長さ
を腹腔内に挿入しなければならず、気腹なしに使用する
のは困難である。
部を開くために腹壁吊り上げ器の刺入部のかなりの長さ
を腹腔内に挿入しなければならず、気腹なしに使用する
のは困難である。
【0007】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、腹腔内の空間を大きく
確保することができると共に、操作性の良い腹壁吊り上
げ器を提供することにある。
ので、その目的とするところは、腹腔内の空間を大きく
確保することができると共に、操作性の良い腹壁吊り上
げ器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の腹壁吊り上げ
器は、腹壁に刺入られる刺入部と、この刺入部の先端に
設けられ腹壁を貫通して腹腔内で前記刺入部の軸心に対
してほぼ垂直に回動して展開自在な複数の腹壁支持片を
有した腹壁支持部材とを具備した。
器は、腹壁に刺入られる刺入部と、この刺入部の先端に
設けられ腹壁を貫通して腹腔内で前記刺入部の軸心に対
してほぼ垂直に回動して展開自在な複数の腹壁支持片を
有した腹壁支持部材とを具備した。
【0009】
【作用】前述したように構成された腹壁吊り上げ器によ
れば、先端部を腹壁支持部材を折り畳んだ状態で、腹壁
の小切開部から腹壁内に挿入し、腹腔内において腹壁支
持部材を展開し、腹壁を吊り上げる。
れば、先端部を腹壁支持部材を折り畳んだ状態で、腹壁
の小切開部から腹壁内に挿入し、腹腔内において腹壁支
持部材を展開し、腹壁を吊り上げる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。図1〜図4に示すように、腹壁吊り上
げ器本体1は、腹壁に刺入られる刺入部2と、この刺入
部2の先端に設けられた腹壁支持部材としての翼部材3
とから構成されている。
づいて説明する。図1〜図4に示すように、腹壁吊り上
げ器本体1は、腹壁に刺入られる刺入部2と、この刺入
部2の先端に設けられた腹壁支持部材としての翼部材3
とから構成されている。
【0011】前記刺入部2は、軸パイプ4と、この軸パ
イプ4の上端に固定された保持部5と、前記軸パイプ4
に貫通された回転軸7と、回転軸7の上端に固定された
回転操作部8とから構成されている。
イプ4の上端に固定された保持部5と、前記軸パイプ4
に貫通された回転軸7と、回転軸7の上端に固定された
回転操作部8とから構成されている。
【0012】前記翼部材3は、刺入部2の先端に設けら
れ腹壁を貫通して腹腔内で前記刺入部の回転軸7の軸心
に対してほぼ垂直に回動して展開自在な複数の腹壁支持
片としての第1翼板9aから第8翼板9hの8枚の翼板
から構成されている。各翼板9a〜9hには図3に示す
ようにその回転軸7寄り部に円弧形状のスリット10a
〜10hが設けられている。例えば、第7翼板9gの回
転軸寄り部にはスリット10gが設けられ、このスリッ
ト10gより回転軸7寄りの下面に突起11gが設けら
れている。この突起11gは第8翼板9hのスリット1
0hに摺動自在に挿入されている。また、前記第7翼板
9gのスリット10gには第6翼板の突起11fが摺動
自在に挿入されている。
れ腹壁を貫通して腹腔内で前記刺入部の回転軸7の軸心
に対してほぼ垂直に回動して展開自在な複数の腹壁支持
片としての第1翼板9aから第8翼板9hの8枚の翼板
から構成されている。各翼板9a〜9hには図3に示す
ようにその回転軸7寄り部に円弧形状のスリット10a
〜10hが設けられている。例えば、第7翼板9gの回
転軸寄り部にはスリット10gが設けられ、このスリッ
ト10gより回転軸7寄りの下面に突起11gが設けら
れている。この突起11gは第8翼板9hのスリット1
0hに摺動自在に挿入されている。また、前記第7翼板
9gのスリット10gには第6翼板の突起11fが摺動
自在に挿入されている。
【0013】したがって、保持部5に対して回転操作部
8を回転させると、第8翼板9hが回転し、ある角度回
転すると、第8翼板9hのスリット10h間にある第7
翼板9gの突起11gがスリット10hの端部に突き当
たり、これにより第7翼板9gが回転する。同様に順次
第8〜第1翼板9h〜9aが回転してゆき、最終的に図
2に示すように展開した形状となる。
8を回転させると、第8翼板9hが回転し、ある角度回
転すると、第8翼板9hのスリット10h間にある第7
翼板9gの突起11gがスリット10hの端部に突き当
たり、これにより第7翼板9gが回転する。同様に順次
第8〜第1翼板9h〜9aが回転してゆき、最終的に図
2に示すように展開した形状となる。
【0014】図5に示すように、患者の腹部aに小切開
部bを開け、この小切開部bから閉じた状態の翼部材3
を体腔内に挿入する。次に前述したように回転操作部8
を回転して体腔内において翼部材3を開き、回転軸7の
上端に設けられたフック部12を手術台13に固定され
た吊り上げ器固定具14に引っ掛け、腹壁を吊り上げ
る。なお、15は腹腔鏡、16は処置具である。したが
って、図6に示すように翼部材3が放射状に開くため、
図25に示す従来に比べて、広く腹腔内の空間を確保で
き、良好な術野が得られる。
部bを開け、この小切開部bから閉じた状態の翼部材3
を体腔内に挿入する。次に前述したように回転操作部8
を回転して体腔内において翼部材3を開き、回転軸7の
上端に設けられたフック部12を手術台13に固定され
た吊り上げ器固定具14に引っ掛け、腹壁を吊り上げ
る。なお、15は腹腔鏡、16は処置具である。したが
って、図6に示すように翼部材3が放射状に開くため、
図25に示す従来に比べて、広く腹腔内の空間を確保で
き、良好な術野が得られる。
【0015】また、折り畳んだ翼部材3は軸パイプ4に
対し直角方向に設けられており、予め腹壁と腹腔内臓器
との間に大きな空間を設けることなしに、小切開部bか
ら腹壁と腹腔内臓器の隙間方向へ向けて翼部材3を挿入
可能である。
対し直角方向に設けられており、予め腹壁と腹腔内臓器
との間に大きな空間を設けることなしに、小切開部bか
ら腹壁と腹腔内臓器の隙間方向へ向けて翼部材3を挿入
可能である。
【0016】また、他の腹壁吊り上げ器を図7乃至図9
に基づいて説明する。腹壁吊り上げ器本体21は腹壁に
刺入られる刺入部22と、一対の腹壁支持片23a,2
3bとから構成されている。
に基づいて説明する。腹壁吊り上げ器本体21は腹壁に
刺入られる刺入部22と、一対の腹壁支持片23a,2
3bとから構成されている。
【0017】前記刺入部22は、ほぼL字形からなる腹
壁支持片23a,23bをヒンジ25によって回動自在
に連結されている。前記腹壁支持片23a,23bは合
わせたときに先端が円錘形状の尖端部24が形成され、
図9(a)(b)に示すように腹壁cに刺入する時は腹
壁吊り上げ器全体がほぼT字形状となっている。また、
腹壁支持片23a,23bの尖端部24を腹壁cに刺入
れた後に刺入部22の基部を回動して腹壁支持片23
a,23bを回動させることにより、腹壁支持片23
a,23bが一直線状となり、図9(c)に示すように
前記腹壁cが腹壁支持片23a,23bにより支持され
る。この時、刺入部22にはガイド溝26が設けられ処
置具やスコープが挿入可能な挿入穴27が形成されるの
で、処置具やスコープを腹腔内に挿入できる。
壁支持片23a,23bをヒンジ25によって回動自在
に連結されている。前記腹壁支持片23a,23bは合
わせたときに先端が円錘形状の尖端部24が形成され、
図9(a)(b)に示すように腹壁cに刺入する時は腹
壁吊り上げ器全体がほぼT字形状となっている。また、
腹壁支持片23a,23bの尖端部24を腹壁cに刺入
れた後に刺入部22の基部を回動して腹壁支持片23
a,23bを回動させることにより、腹壁支持片23
a,23bが一直線状となり、図9(c)に示すように
前記腹壁cが腹壁支持片23a,23bにより支持され
る。この時、刺入部22にはガイド溝26が設けられ処
置具やスコープが挿入可能な挿入穴27が形成されるの
で、処置具やスコープを腹腔内に挿入できる。
【0018】したがって、腹壁cにあける孔の数を増や
さずにすみ、しかも腹壁支持片23a,23bの先端に
尖端部24を有しているので腹壁cを切開せずに穿刺が
可能である。
さずにすみ、しかも腹壁支持片23a,23bの先端に
尖端部24を有しているので腹壁cを切開せずに穿刺が
可能である。
【0019】次に、他の腹壁吊り上げ器を図10乃至図
15に基づいて説明する。図10に示すように、腹壁吊
り上げ器本体30は合成樹脂などからなる一体成形品
で、中空のガイド部31、ガイド部31の先端から側方
に延びる腹腔内ストッパ部32及びガイド部31の基端
の体外ストッパ部33からなる。体外ストッパ部33に
は体腔内ストッパ32が設けられている部分との同方向
に延進した位置にフック部34が設けられている。前記
ガイド部31は中心部でくびれ、この軸心部には両端が
広がっている処置具挿通孔35を有している。
15に基づいて説明する。図10に示すように、腹壁吊
り上げ器本体30は合成樹脂などからなる一体成形品
で、中空のガイド部31、ガイド部31の先端から側方
に延びる腹腔内ストッパ部32及びガイド部31の基端
の体外ストッパ部33からなる。体外ストッパ部33に
は体腔内ストッパ32が設けられている部分との同方向
に延進した位置にフック部34が設けられている。前記
ガイド部31は中心部でくびれ、この軸心部には両端が
広がっている処置具挿通孔35を有している。
【0020】したがって、腹壁cに小切開孔dを明け、
体腔内ストッパ部32を体腔内に挿入すると、体腔内ス
トッパ32が腹壁cの内面に接合する。この状態でフッ
ク部34をワイヤy等で引上げることにより、体腔内ス
トッパ部32によって腹壁cを吊り上げる。その後、処
置具挿通孔35から各種処置具やスコープを挿入して処
置を行う。
体腔内ストッパ部32を体腔内に挿入すると、体腔内ス
トッパ32が腹壁cの内面に接合する。この状態でフッ
ク部34をワイヤy等で引上げることにより、体腔内ス
トッパ部32によって腹壁cを吊り上げる。その後、処
置具挿通孔35から各種処置具やスコープを挿入して処
置を行う。
【0021】このように、従来のトラカールの代わりに
吊り上げ器が使用可能であり、吊り上げのために従来の
気腹式に比べて多くの孔を腹壁に設ける必要がなくな
る。また、可動部がなく、単純な構造であるため、故障
がなく、洗滌が容易である。さらに、処置具挿通孔35
の孔形状により、処置具やスコープが自在に操作可能で
ある。また、図12に示すように体外ストッパ部33に
ゴムキャップ36を設ければ処置具やスコープと気密に
保つことができ、気腹法との併用が可能で、気腹するこ
とにより腹腔が拡張され、よりよい術野が得られる。ま
た、気腹法単独に比べて低圧気腹でよいので、患者の循
環器系への負担も少ない。
吊り上げ器が使用可能であり、吊り上げのために従来の
気腹式に比べて多くの孔を腹壁に設ける必要がなくな
る。また、可動部がなく、単純な構造であるため、故障
がなく、洗滌が容易である。さらに、処置具挿通孔35
の孔形状により、処置具やスコープが自在に操作可能で
ある。また、図12に示すように体外ストッパ部33に
ゴムキャップ36を設ければ処置具やスコープと気密に
保つことができ、気腹法との併用が可能で、気腹するこ
とにより腹腔が拡張され、よりよい術野が得られる。ま
た、気腹法単独に比べて低圧気腹でよいので、患者の循
環器系への負担も少ない。
【0022】また、図13に示すように、ガイド部31
の周囲にリング状のバルーン37を設け、このバルーン
37にチューブ37aを介して空気供給袋37bを接続
すればバルーン37を膨脹することにより腹壁cへの固
定が確実となる。なお、図12の例と組み合わせると、
さらに確実な気密性確保ができ、気腹併用により効果的
である。
の周囲にリング状のバルーン37を設け、このバルーン
37にチューブ37aを介して空気供給袋37bを接続
すればバルーン37を膨脹することにより腹壁cへの固
定が確実となる。なお、図12の例と組み合わせると、
さらに確実な気密性確保ができ、気腹併用により効果的
である。
【0023】次に他の腹壁吊り上げ器を図14乃至図1
8に基づいて説明する。図14に示すように、細長で自
在に曲げ変形できる塑性部材から成る支軸40の両端部
及び中間部にフック部41が設けられている。この支軸
40を図15に示すように腹壁cの形状に沿って塑性変
形させ、前記フック部41により吊り上げ、前記支軸4
0と腹壁cを糸42で縫い付け、フック部41をワイヤ
等により吊り上げて腹壁cを吊り上げる。したがって、
腹壁cに穴を開ける必要がなくなる。また、広い範囲の
腹壁cを任意の形状で吊り上げることができ、広範な腹
腔内空間が確保できる。
8に基づいて説明する。図14に示すように、細長で自
在に曲げ変形できる塑性部材から成る支軸40の両端部
及び中間部にフック部41が設けられている。この支軸
40を図15に示すように腹壁cの形状に沿って塑性変
形させ、前記フック部41により吊り上げ、前記支軸4
0と腹壁cを糸42で縫い付け、フック部41をワイヤ
等により吊り上げて腹壁cを吊り上げる。したがって、
腹壁cに穴を開ける必要がなくなる。また、広い範囲の
腹壁cを任意の形状で吊り上げることができ、広範な腹
腔内空間が確保できる。
【0024】また、図16(a)に示すように支軸40
の両端に別の支軸40を嵌め込み可能なCリングコネク
タ44を取り付けるか、Cリングコネクタを2個組み合
わせたコネクタ45を設けることによって、図17に示
すように複数本の支軸40によって矩形状の枠体を構成
することができる。また、支軸40に図16(b)に示
すように、Cリングコネクタ2個を回転自在に組み合わ
せた回転コネクタ46を設けることによって、図18に
示すように、三角枠を構成することができる。
の両端に別の支軸40を嵌め込み可能なCリングコネク
タ44を取り付けるか、Cリングコネクタを2個組み合
わせたコネクタ45を設けることによって、図17に示
すように複数本の支軸40によって矩形状の枠体を構成
することができる。また、支軸40に図16(b)に示
すように、Cリングコネクタ2個を回転自在に組み合わ
せた回転コネクタ46を設けることによって、図18に
示すように、三角枠を構成することができる。
【0025】また、図19、図20に示すように前述し
た図10に示した合成樹脂からなる腹壁吊り上げ器本体
30の体外ストッパ部33にコネクタ47を設け、支軸
40に複数の腹壁吊り上げ器本体30を取付けること
で、糸42で縫い付ける部分の数を減らすことができ
る。
た図10に示した合成樹脂からなる腹壁吊り上げ器本体
30の体外ストッパ部33にコネクタ47を設け、支軸
40に複数の腹壁吊り上げ器本体30を取付けること
で、糸42で縫い付ける部分の数を減らすことができ
る。
【0026】次に、他の腹壁吊り上げ器を図21乃至図
23に基づいて説明する。この腹壁吊り上げ器は片面に
粘着部分を有するシート状部材50からなる。このシー
ト状部材50を腹壁cに貼り付け、シート状部材50の
周縁部に設けられた糸51を引っ張り腹壁cを吊り上げ
る。したがって、腹壁cに孔を開けたり、糸で縫い付け
ることなしに広い範囲で吊り上げることができる。
23に基づいて説明する。この腹壁吊り上げ器は片面に
粘着部分を有するシート状部材50からなる。このシー
ト状部材50を腹壁cに貼り付け、シート状部材50の
周縁部に設けられた糸51を引っ張り腹壁cを吊り上げ
る。したがって、腹壁cに孔を開けたり、糸で縫い付け
ることなしに広い範囲で吊り上げることができる。
【0027】また、図23(a)に示すように、シート
状部材50に棒状の塑性部材52を組み合わせたもので
ある。このように塑性部材52を任意の形に変形して、
シート状部材50を腹壁cに貼り付ける。
状部材50に棒状の塑性部材52を組み合わせたもので
ある。このように塑性部材52を任意の形に変形して、
シート状部材50を腹壁cに貼り付ける。
【0028】したがって、図23(b)に示すように塑
性部材52により腹壁cを任意の形状に保ったまま吊り
上げることができ、より有効な腹腔内空間の確保が可能
となる。
性部材52により腹壁cを任意の形状に保ったまま吊り
上げることができ、より有効な腹腔内空間の確保が可能
となる。
【0029】次に、他の腹壁吊り上げ器を図24に基づ
いて説明する。この腹壁吊り上げ器本体60は、手術台
60aに設けられた一対の腹壁支持バー61と、この腹
壁支持バー61の先端に回動可能に設けられた支持部6
2と、この腹壁支持バー61の中途部に設けられた回動
及びスライド可能なストッパ63とから構成されてい
る。腹壁支持バー61を側腹に開けた孔eから腹腔内に
挿入しその支持部62によって腹壁cを裏面側から支持
し、また、前記ストッパ63は患者の側腹に当接する。
このように、前記腹壁支持バー61を患者の側腹から腹
腔内に挿入し、腹腔内で支持部62により腹壁cを挙上
し、手術台60aに固定する。したがって、腹壁cを上
方に吊り上げるワイヤなどが不要となり、手術時に使用
する鉗子、スコープ等の操作の邪魔にならない。
いて説明する。この腹壁吊り上げ器本体60は、手術台
60aに設けられた一対の腹壁支持バー61と、この腹
壁支持バー61の先端に回動可能に設けられた支持部6
2と、この腹壁支持バー61の中途部に設けられた回動
及びスライド可能なストッパ63とから構成されてい
る。腹壁支持バー61を側腹に開けた孔eから腹腔内に
挿入しその支持部62によって腹壁cを裏面側から支持
し、また、前記ストッパ63は患者の側腹に当接する。
このように、前記腹壁支持バー61を患者の側腹から腹
腔内に挿入し、腹腔内で支持部62により腹壁cを挙上
し、手術台60aに固定する。したがって、腹壁cを上
方に吊り上げるワイヤなどが不要となり、手術時に使用
する鉗子、スコープ等の操作の邪魔にならない。
【0030】
【発明の効果】本発明の腹壁吊り上げ器は、前述の如く
構成したから、腹腔内の空間を大きく確保することがで
き、視野が広くなり、スコープや処置具等の操作性が良
く、内視鏡下での手術の効率が良くなるという効果が得
られる。
構成したから、腹腔内の空間を大きく確保することがで
き、視野が広くなり、スコープや処置具等の操作性が良
く、内視鏡下での手術の効率が良くなるという効果が得
られる。
【図1】本発明の一実施例の腹壁吊り上げ器を示す斜視
図。
図。
【図2】同実施例の腹壁吊り上げ器の翼部材を拡開した
状態の斜視図。
状態の斜視図。
【図3】同実施例の翼部材の分解斜視図。
【図4】同実施例の腹壁吊り上げ器の縦断側面図。
【図5】同実施例の腹壁吊り上げ器の使用状態の斜視
図。
図。
【図6】同実施例の腹壁吊り上げ器の使用状態の断面
図。
図。
【図7】(a)は開示例の腹壁吊り上げ器の平面図、
(b)は同側面図
(b)は同側面図
【図8】同開示例の腹壁吊り上げ器の斜視図。
【図9】(a)(b)(c)は同開示例の作用説明図。
【図10】他の開示例を示す腹壁吊り上げ器の斜視図。
【図11】同腹壁吊り上げ器の使用状態の断面図。
【図12】同腹壁吊り上げ器の変形例を示す断面図。
【図13】同腹壁吊り上げ器の変形例を示す断面図。
【図14】他の開示例を示す腹壁吊り上げ器の斜視図。
【図15】同腹壁吊り上げ器の使用状態の一部断面した
斜視図。
斜視図。
【図16】(a)は同腹壁吊り上げ器の斜視図、(b)
はコネクタの斜視図。
はコネクタの斜視図。
【図17】同腹壁吊り上げ器の変形例を示す斜視図。
【図18】同開示例の腹壁吊り上げ器の変形例を示す斜
視図。
視図。
【図19】他の開示例の腹壁吊り上げ器の斜視図。
【図20】同腹壁吊り上げ器の使用状態の一部断面した
斜視図。
斜視図。
【図21】他の開示例の腹壁吊り上げ器の使用状態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図22】(a)(b)は同腹壁吊り上げ器の使用状態
の一部断面した側面図。
の一部断面した側面図。
【図23】(a)(b)は同腹壁吊り上げ器の変形例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図24】他の開示例の腹壁吊り上げ器の使用状態の一
部断面した側面図。
部断面した側面図。
【図25】従来の腹壁吊り上げ器の使用状態の一部断面
した側面図。
した側面図。
2…刺入部、3…翼部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 修一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 腹壁に刺入られる刺入部と、この刺入部
の先端に設けられ腹壁を貫通して腹腔内で前記刺入部の
軸心に対してほぼ垂直に回動して展開自在な複数の腹壁
支持片を有した腹壁支持部材とを具備したことを特徴と
する腹壁吊り上げ器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126247A JPH05317318A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 腹壁吊り上げ器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126247A JPH05317318A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 腹壁吊り上げ器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317318A true JPH05317318A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14930448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4126247A Withdrawn JPH05317318A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 腹壁吊り上げ器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05317318A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0833631A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-02-06 | Nisshin Kikai Kk | 腹腔鏡を使用した手術に使用する吊上器具 |
JPH08308845A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Masao Tane | 腹腔鏡下手術用腹壁吊り上げ装置 |
WO2002009590A1 (fr) * | 2000-07-27 | 2002-02-07 | Jms Co., Ltd. | Dispositif supportant un tissu pour traitement medical |
JP2009106713A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Musashi:Kk | 排泄処理具 |
WO2009094907A1 (fr) * | 2008-01-29 | 2009-08-06 | Shaoquan Chen | Dispositif de suspension de paroi abdominale |
KR100944788B1 (ko) * | 2008-01-04 | 2010-02-26 | (주)미래컴퍼니 | 수술용 보조 인스트루먼트 |
CN114027893A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-02-11 | 车旭 | 一种带吸引器功能的腹腔镜手术用手术器械 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4126247A patent/JPH05317318A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |