JPH05316888A - 施設園芸における農作物の栽培方法 及びそのシステム - Google Patents

施設園芸における農作物の栽培方法 及びそのシステム

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JPH05316888A
JPH05316888A JP4169847A JP16984792A JPH05316888A JP H05316888 A JPH05316888 A JP H05316888A JP 4169847 A JP4169847 A JP 4169847A JP 16984792 A JP16984792 A JP 16984792A JP H05316888 A JPH05316888 A JP H05316888A
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JP
Japan
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water
pipe
heating device
pump
discharge pipe
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JP4169847A
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Inventor
Yoshihiko Mizuma
由彦 水間
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I BI SHI KK
TORAIATSUKU KK
Original Assignee
I BI SHI KK
TORAIATSUKU KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施設園芸の中で農産物の生育の促進、ひいて
は収穫量の増大を図ることのできる施設園芸における農
作物の栽培方法及びそのシステムを提供する。 【構成】 電気温水器2に、電磁バルブ9aを備えた導
水パイプ9の一端を連結し、該導水パイプ9の他端を農
業用用水路7に接続する。電気温水器2に冷却用タンク
3を接続する。冷却用タンク3に、電磁バルブ6aを備
えた給水パイプ6の一端を連結し、該給水パイプ6の他
端を農業用用水路7に接続する。冷却用タンク3に、電
磁バルブ11aを備えた放水パイプ11を連結し、該放
水パイプ11の先端をビニールハウス1a,1b,1c
の中に付設された液体散布チューブ13a,13b,1
3cを連結する。前記導水パイプ9,給水パイプ6及び
放水パイプ11内を送水させるポンプ5を設ける。前記
冷却用タンク3内に温水の温度を感知するセンサ8を設
ける。前記ポンプ5及び電磁バルブ9a,6a,11a
の作動を制御する制御装置17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニールハウス等の施
設園芸の中でキュウリ,トマト,ピーマン,ナス等の農
産物を栽培する方法及びそのシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】施設園芸の中でキュウリ,トマト,ピー
マン,ナス等の農産物を栽培するに当たり、特に注意を
必要とするのは灌水の管理である。従来、この灌水は、
農業用用水路等から取水して行われているのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に農
業用用水路等から取水して灌水を施すだけでは、農産物
の生育の促進を図ることができず、施設園芸における農
産物の収穫量には自ずと限界が生じている。そこで、本
発明者は、施設園芸における農産物の収穫量を増大させ
るべく鋭意研究を重ねた結果、植物の光合成の活発な時
間帯に植物の根を適度に温めることにより、植物の生育
が促進され、実の肥大が助長されることを見出し、本発
明を完成させるに至った。本発明は、施設園芸の中で農
産物の生育の促進、ひいては収穫量の増大を図ることの
できる施設園芸における農作物の栽培方法及びそのシス
テムを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、1
8℃〜27℃の温度範囲内の温水を、施設園芸の土壌に
散布するようにしたものである。また、水加熱装置と、
該水加熱装置に一端が連結され、間に開閉部材を備えて
他端が水源に接続された導水パイプと、前記水加熱装置
に連結され、温水を貯蔵するタンクと、該タンクに一端
が連結され、間に開閉部材を備えて他端が水源に接続さ
れた給水パイプと、前記タンクに連結され、開閉部材を
有する放水パイプと、該放水パイプに連結され、施設園
芸の中に付設された液体散布部材と、前記導水パイプ,
給水パイプ及び放水パイプ内を送水させるポンプと、前
記タンク内に設けられ、タンク内の温水の温度を感知す
るセンサと、前記ポンプ及び開閉部材の作動を制御する
制御装置とから構成し、前記タンク内に任意の設定温度
範囲内の温水が一定量貯蔵されるまで、放水パイプの開
閉部材を閉状態にし、かつ、前記導水パイプ及び給水パ
イプの開閉部材を開閉し、前記タンク内に任意の設定温
度範囲内の温水が一定量貯蔵された時点で、前記導水パ
イプ及び給水パイプの開閉部材を閉状態にし、かつ、放
水パイプの開閉部材を開状態にして施設園芸の土壌に温
水を散布するようにしたものである。また、水加熱装置
と、該水加熱装置に一端が連結され、間に送水ポンプを
備えて他端が水源に接続された導水パイプと、前記水加
熱装置に連結され、温水を貯蔵するタンクと、該タンク
に一端が連結され、間に送水ポンプを備えて他端が水源
に接続された給水パイプと、前記タンクに連結され、送
水ポンプを有する放水パイプと、該放水パイプに連結さ
れ、施設園芸の中に付設された液体散布部材と、前記タ
ンク内に設けられ、タンク内の温水の温度を感知するセ
ンサと、前記送水ポンプを制御する制御装置とから構成
し、前記タンク内に任意の設定温度範囲内の温水が一定
量貯蔵されるまで、放水パイプの送水ポンプを停止さ
せ、かつ、前記導水パイプ及び給水パイプの送水ポンプ
を駆動あるいは停止させ、前記タンク内に任意の設定温
度範囲内の温水が一定量貯蔵された時点で、前記導水パ
イプ及び給水パイプの送水ポンプを停止させ、かつ、放
水パイプの送水ポンプを駆動させて施設園芸の土壌に温
水を散布するようにしたものである。また、水加熱装置
と、該水加熱装置に一端が連結され、間に開閉部材を備
えて他端が水源に接続された導水パイプと、間に開閉部
材を備えて一端が水源に接続された給水パイプと、前記
水加熱装置に一端が連結され、間に開閉部材を備えて前
記給水パイプに連結された放水パイプと、該放水パイプ
と前記給水パイプとに連結され、温水の温度を感知する
センサを有する延長パイプと、該延長パイプにに連結さ
れ、施設園芸の中に付設された液体散布部材と、前記導
水パイプ,給水パイプ及び放水パイプ内を送水させるポ
ンプと、該ポンプ及び前記開閉部材の作動を制御する制
御装置とから構成し、前記放水パイプ及び給水パイプの
開閉部材を調整して延長パイプ内を流れる温水の温度を
任意の設定温度範囲内に調整し、その設定温度範囲内に
調整された温水を施設園芸の土壌に散布するようにした
ものである。また、水加熱装置と、該水加熱装置に一端
が連結され、間に送水ポンプを備えて他端が水源に接続
された導水パイプと、間に送水ポンプを備えて一端が水
源に接続された給水パイプと、前記水加熱装置に一端が
連結され、間に送水ポンプを備えて前記給水パイプに連
結された放水パイプと、該放水パイプと前記給水パイプ
とに連結され、温水の温度を感知するセンサを有する延
長パイプと、該延長パイプに連結され、施設園芸の中に
付設された液体散布部材と、前記送水ポンプの作動を制
御する制御装置とから構成し、前記放水パイプ及び給水
パイプにおける送水ポンプの吐出量を調整して延長パイ
プ内を流れる温水の温度を任意の設定温度範囲内に調整
し、その設定温度範囲内に調整された温水を施設園芸の
土壌に散布するようにしたものである。また、水加熱装
置と、該水加熱装置に一端が連結され、他端が水源に接
続された導水パイプと、前記水加熱装置に連結された放
水パイプと、該放水パイプに連結され、施設園芸の中に
付設された液体散布部材と、前記導水パイプ及び放水パ
イプ内を送水させるポンプと、前記放水パイプ内に設け
られ、温水の温度を感知するセンサと、前記送水ポンプ
及び水加熱装置を制御する制御装置とから構成し、前記
水加熱装置の加熱温度を調整して放水パイプ内を流れる
温水の温度を任意の設定温度範囲内に調整し、その設定
温度範囲内に調整された温水を施設園芸の土壌に散布す
るようにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る施設園芸における農作物の栽
培システムの一実施例を示す外観図、図2はその構成図
である。
【0006】図1,図2に示すように、複数のビニール
ハウス1(1a〜1c)の側方には冷却用タンク3が設
置されており、該冷却用タンク3は給水パイプ6を介し
てポンプ5に連結されている。また、ポンプ5は揚水パ
イプ10を介して農業用用水路7に接続されており、こ
れにより農業用用水路7内の水をポンプ5によって冷却
用タンク3内に送り込むことができるようにされてい
る。ここで、ポンプ5は制御装置17に内蔵されたプロ
グラムによってその駆動が制御される。前記給水パイプ
6及び揚水パイプ10には、それぞれ電磁バルブ6a,
10aが設けられており、該電磁バルブ6a,10aの
開閉は前記制御装置17によってなされる。前記冷却用
タンク3の近傍には水加熱装置である電気温水器2が設
置されており、該電気温水器2と冷却用タンク3とは連
結パイプ4を介して連結されている。また、電気温水器
2は導水パイプ9を介して前記ポンプ5に連結されてお
り、ボンプ5で汲み上げた農業用用水路7内の水を電気
温水器2で加熱させ、この加熱した水を連結パイプ4を
経由させて前記冷却用タンク3内に送り込むことができ
るようにされている。ここで、導水パイプ9には電磁バ
ルブ9aが設けられており、該電磁バルブ9aの開閉も
前記制御装置17によってなされる。
【0007】前記冷却用タンク3内には、温水の温度を
感知するためのセンサ8が設けられている。そして、冷
却用タンク3内の温水の温度が27℃以上の場合には、
センサ8からの信号を制御装置17が受け、該制御装置
17が前記導水パイプ9の電磁バルブ9aを閉状態にし
て冷水のみを冷却用タンク3内に送り込む。また、冷却
用タンク3内の温水の温度が18℃以下の場合には、セ
ンサ8からの信号を制御装置17が受け、該制御装置1
7が前記給水パイプ6の電磁バルブ6aを閉状態にして
熱湯のみを冷却用タンク3内に送り込む。尚、冷却用タ
ンク3内の温水の温度が18℃〜27℃の範囲であれ
ば、制御装置17は電磁バルブ9a,6aを共に開状態
に保持し、冷却用タンク3内に冷水と熱湯とを同時に送
り込む。そして、冷却用タンク3内に一定量の温水が貯
蔵されたら、制御装置17内に設けられたリミットスイ
ッチが作動して給水パイプ6,導水パイプ9,揚水パイ
プ10の電磁バルブ6a,9a,10aをすべて閉状態
にするようにされている。
【0008】前記冷却用タンク3は、放水パイプ11を
介して前記ポンプ5に連結されており、該ポンプ5は延
長パイプ12を介して各ビニーニハウス1a,1b,1
c内に付設された液体散布チューブ13a,13b,1
3cに連結されている。ここで、放水パイプ11と延長
パイプ12には、それぞれ電磁バルブ11a,12aが
設けられており、該電磁バルブ11a,12aの開閉も
前記制御装置17によってなされる。尚、延長パイプ1
2には、前記制御装置17によって調整される調圧バル
ブ12bが設けられており、これにより前記液体散布チ
ューブ13a,13b,13cからの温水の噴出量を自
動調整することができるようにされている。そして、電
磁バルブ6a,9a,10aを閉状態にし、電磁バルブ
11a,12aを開状態にしてポンプ5を駆動させれ
ば、冷却用タンク3内で適切な温度に設定された温水を
放水パイプ11,延長パイプ12を経由させて液体散布
チューブ13a,13b,13cに導き、ビニールハウ
ス1(1a,1b,1c)内の土壌に散布することがで
きる。前記ポンプ5には、パイプ15を介して液肥タン
ク16が連結されている。ここで、パイプ15には電磁
バルブ15aが設けられており、該電磁バルブ15aの
開閉は前記制御装置17によってなされる。そして、上
述のようにしてビニールハウス1(1a,1b,1c)
内の土壌に温水を散布する際に、電磁バルブ15aを開
状態にしておけば、温水と同時に液肥も散布することが
できる。
【0009】次に、制御装置に内蔵された制御プログラ
ムに従ってビニールハウス内の土壌に温水を散布するシ
ステムについて説明する。制御装置17がオフのときに
は、全ての電磁バルブは閉状態となっている。この状態
から、制御装置17をオンにすると(S1)、まず、ポ
ンプ5が駆動し始める(S2)。次いで、給水パイプ
6,導水パイプ9,揚水パイプ10の電磁バルブ6a,
9a,10aのみが開状態となり(S3)、農業用用水
路7内の水が電気温水器2及び連結パイプ4を経由して
約90℃の熱湯となって冷却用タンク3内に送り込まれ
ると共に、給水パイプ6を経由して冷水のまま冷却用タ
ンク3内に送り込まれる(S4)。冷却用タンク3内の
温水の温度はセンサ8によって感知される(S5)。冷
却用タンク3内の温水の温度が27℃以上の場合には、
センサ8からの信号を制御装置17が受け、該制御装置
17が前記導水パイプ9の電磁バルブ9aを閉状態にし
て冷水のみを冷却用タンク3内に送り込み(S6)、冷
却用タンク3内の温水の温度を27℃以下にする。一
方、冷却用タンク3内の温水の温度が18℃以下の場合
には、センサ8からの信号を制御装置17が受け、該制
御装置17が前記給水パイプ6の電磁バルブ6aを閉状
態にして熱湯のみを冷却用タンク3内に送り込み(S
7)冷却用タンク3内の温水の温度を18℃以上にす
る。尚、冷却用タンク3内の温水の温度が18℃〜27
℃の範囲内であれば、制御装置17は前記電磁バルブ6
a,9aを共に開状態に保持し、冷却用タンク3内に冷
水と熱湯を同時に送り込む。これにより、冷却用タンク
3内の温水の温度は18℃〜27℃の範囲内で安定した
状態となる。そして、冷却用タンク3内に一定量の温水
が貯蔵されたら(S8)、制御装置17内に設けられた
リミットスイッチが作動して給水パイプ6,導水パイプ
9,揚水パイプ10の電磁バルブ6a,9a,10aを
すべて閉状態にする(S9)。制御装置17は、給水パ
イプ6,導水パイプ9,揚水パイプ10の電磁バルブ6
a,9a,10aを閉状態にした後、放水パイプ11,
延長パイプ12の電磁バルブ11a,12aを開状態に
する(S10)。すると、ポンプ5の駆動により、冷却
用タンク3内で適切な温度(18℃〜27℃)に設定さ
れた温水は放水パイプ11及び延長パイプ12を介して
液体散布チューブ13a,13b,13cに導かれ、ビ
ニールハウス1a,1b,1c内の土壌に散布される
(S11)。この場合、ビニールハウス1a,1b,1
c内の土壌に散布される温水の量は予め設定されてお
り、その量が全て散布されてしまったら、制御装置17
内に設けられたリミットスイッチが作動して制御装置1
7がオフになり(S12)、温水の散布作業が終了す
る。
【0010】本発明の実験結果として、18℃〜27℃
の温度範囲内にある温水をビニールハウス1内の土壌に
散布し、そこで現実に収穫されたキュウリの量を表1に
示す。
【表1】 表1に示すように、温水散布を実施した平成3年度にお
ける収穫量は、冷水散布(平成1年,平成2年)の場合
に比して大幅に増大しており、温水散布によって農産物
の収穫が促進されることが分かる。
【0011】尚、上記実施例においては、温水の水源と
して農業用用水路7を使用しているが、これに限定され
るものではなく、水道水を使用することもできる。ま
た、上記実施例においては、18℃〜27℃の温度範囲
内の温水を使用し、散布する温水の温度に幅を持たせて
いるが、必ずしもこのように幅を持たせる必要はなく、
この範囲内にある一定温度の温水を使用してもよい。ま
た、農産物の生育段階に応じ、この範囲内で変化させて
使用してもよい。また、上記実施例においては、開閉部
材として電磁バルブを使用しているが、これに限定され
るものではなく、例えば電動バルブ等の他の開閉部材を
使用してもよい。また、上記実施例においては、給水パ
イプ6,導水パイプ9,揚水パイプ10にそれぞれ開閉
部材としての電磁バルブ6a,9a,10aを設けてい
るが、この構成に限定されるものではなく、ポンプ5を
省き、かつ、開閉部材としての電磁バルブ6a,9a,
10aの代わりにそれぞれ送水ポンプを取り付け、各送
水ポンプを制御することにより、同様の作用を奏するよ
うにしてもよい。また、上記実施例においては、冷却用
タンク3を用い、この冷却用タンク3内で任意の設定温
度範囲内の温水をつくるようにしているが、必ずしもタ
ンクを設ける必要はなく、図4に示すように、水加熱装
置である電気温水器2に放水パイプ11を直結し、か
つ、該放水パイプ11の先端と給水パイプ6の先端とを
連結し、これに延長パイプ12を連結すると共に、該延
長パイプ12内に温水の温度を感知するセンサ8を設
け、放水パイプ11と給水パイプ6内の送水量を調整す
ることにより、延長パイプ12内を流れる温水の温度を
設定温度範囲内に調整するようにしてもよい。また、必
ずしも給水パイプ6と導水パイプ9とを別個に設ける必
要はなく、導水パイプ9のみを設け、水加熱装置に放水
パイプ11を連結すると共に、該放水パイプ11内にセ
ンサを設け、水加熱装置の加熱温度を調整して設定温度
範囲内の温水を得るようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明では、18℃〜27
℃の温度範囲内の温水を、施設園芸の土壌に散布するよ
うにしたことにより、施設園芸における農作物の生育が
促進され、収穫量が大幅に増大するというすぐれた効果
がある。また、18℃〜27℃の温度範囲内の温水を灌
水するシステムを以上のように構成するようにしたこと
により、施設園芸における農作物の栽培に最適な温度の
温水を自動的に散布することができるので、施設園芸の
灌水の管理に要する労力を低減させることができるとい
うすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施設園芸における農作物の栽培シ
ステムの一実施例を示す外観図である。
【図2】本発明に係る施設園芸における農作物の栽培シ
ステムの一実施例を示す構成図である。
【図3】施設園芸の土壌への温水散布手順を示すフロー
チャート図である。
【図4】本発明に係る施設園芸における農作物の栽培シ
ステムの他の実施例を示す部分構成図である。
【符号の説明】
1 ビニールハウス 1a ビニールハウス 1b ビニールハウス 1c ビニールハウス 2 電気温水器 3 冷却用タンク 5 ポンプ 6 給水パイプ 6a 電磁バルブ 7 農業用用水路 8 センサ 9 導水パイプ 9a 電磁バルブ 10 揚水パイプ 10a 電磁バルブ 11 放水パイプ 11a 電磁バルブ 12 延長パイプ 12a 電磁バルブ 13a 液体散布チューブ 13b 液体散布チューブ 13c 液体散布チューブ 17 制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 18℃〜27℃の温度範囲内の温水を、
    施設園芸の土壌に散布するようにしたことを特徴とする
    施設園芸における農作物の栽培方法。
  2. 【請求項2】 水加熱装置と、該水加熱装置に一端が連
    結され、間に開閉部材を備えて他端が水源に接続された
    導水パイプと、前記水加熱装置に連結され、温水を貯蔵
    するタンクと、該タンクに一端が連結され、間に開閉部
    材を備えて他端が水源に接続された給水パイプと、前記
    タンクに連結され、開閉部材を有する放水パイプと、該
    放水パイプに連結され、施設園芸の中に付設された液体
    散布部材と、前記導水パイプ,給水パイプ及び放水パイ
    プ内を送水させるポンプと、前記タンク内に設けられ、
    タンク内の温水の温度を感知するセンサと、前記ポンプ
    及び開閉部材の作動を制御する制御装置とからなり、前
    記タンク内に任意の設定温度範囲内の温水が一定量貯蔵
    されるまで、放水パイプの開閉部材を閉状態にし、か
    つ、前記導水パイプ及び給水パイプの開閉部材を開閉
    し、前記タンク内に任意の設定温度範囲内の温水が一定
    量貯蔵された時点で、前記導水パイプ及び給水パイプの
    開閉部材を閉状態にし、かつ、放水パイプの開閉部材を
    開状態にして施設園芸の土壌に温水を散布するようにし
    たことを特徴とする施設園芸における農作物の栽培シス
    テム。
  3. 【請求項3】 水加熱装置と、該水加熱装置に一端が連
    結され、間に送水ポンプを備えて他端が水源に接続され
    た導水パイプと、前記水加熱装置に連結され、温水を貯
    蔵するタンクと、該タンクに一端が連結され、間に送水
    ポンプを備えて他端が水源に接続された給水パイプと、
    前記タンクに連結され、送水ポンプを有する放水パイプ
    と、該放水パイプに連結され、施設園芸の中に付設され
    た液体散布部材と、前記タンク内に設けられ、タンク内
    の温水の温度を感知するセンサと、前記送水ポンプを制
    御する制御装置とからなり、前記タンク内に任意の設定
    温度範囲内の温水が一定量貯蔵されるまで、放水パイプ
    の送水ポンプを停止させ、かつ、前記導水パイプ及び給
    水パイプの送水ポンプを駆動あるいは停止させ、前記タ
    ンク内に任意の設定温度範囲内の温水が一定量貯蔵され
    た時点で、前記導水パイプ及び給水パイプの送水ポンプ
    を停止させ、かつ、放水パイプの送水ポンプを駆動させ
    て施設園芸の土壌に温水を散布するようにしたことを特
    徴とする施設園芸における農作物の栽培システム。
  4. 【請求項4】 水加熱装置と、該水加熱装置に一端が連
    結され、間に開閉部材を備えて他端が水源に接続された
    導水パイプと、間に開閉部材を備えて一端が水源に接続
    された給水パイプと、前記水加熱装置に一端が連結さ
    れ、間に開閉部材を備えて前記給水パイプに連結された
    放水パイプと、該放水パイプと前記給水パイプとに連結
    され、温水の温度を感知するセンサを有する延長パイプ
    と、該延長パイプにに連結され、施設園芸の中に付設さ
    れた液体散布部材と、前記導水パイプ,給水パイプ及び
    放水パイプ内を送水させるポンプと、該ポンプ及び前記
    開閉部材の作動を制御する制御装置とからなり、前記放
    水パイプ及び給水パイプの開閉部材を調整して延長パイ
    プ内を流れる温水の温度を任意の設定温度範囲内に調整
    し、その設定温度範囲内に調整された温水を施設園芸の
    土壌に散布するようにしたことを特徴とする施設園芸に
    おける農作物の栽培システム。
  5. 【請求項5】 水加熱装置と、該水加熱装置に一端が連
    結され、間に送水ポンプを備えて他端が水源に接続され
    た導水パイプと、間に送水ポンプを備えて一端が水源に
    接続された給水パイプと、前記水加熱装置に一端が連結
    され、間に送水ポンプを備えて前記給水パイプに連結さ
    れた放水パイプと、該放水パイプと前記給水パイプとに
    連結され、温水の温度を感知するセンサを有する延長パ
    イプと、該延長パイプに連結され、施設園芸の中に付設
    された液体散布部材と、前記送水ポンプの作動を制御す
    る制御装置とからなり、前記放水パイプ及び給水パイプ
    における送水ポンプの吐出量を調整して延長パイプ内を
    流れる温水の温度を任意の設定温度範囲内に調整し、そ
    の設定温度範囲内に調整された温水を施設園芸の土壌に
    散布するようにしたことを特徴とする施設園芸における
    農作物の栽培システム。
  6. 【請求項6】 水加熱装置と、該水加熱装置に一端が連
    結され、他端が水源に接続された導水パイプと、前記水
    加熱装置に連結された放水パイプと、該放水パイプに連
    結され、施設園芸の中に付設された液体散布部材と、前
    記導水パイプ及び放水パイプ内を送水させるポンプと、
    前記放水パイプ内に設けられ、温水の温度を感知するセ
    ンサと、前記送水ポンプ及び水加熱装置を制御する制御
    装置とからなり、前記水加熱装置の加熱温度を調整して
    放水パイプ内を流れる温水の温度を任意の設定温度範囲
    内に調整し、その設定温度範囲内に調整された温水を施
    設園芸の土壌に散布するようにしたことを特徴とする施
    設園芸における農作物の栽培システム。
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