JPH0531412A - 手動式トリガ−タイプデイスペンサ−および二次弁 - Google Patents
手動式トリガ−タイプデイスペンサ−および二次弁Info
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- JPH0531412A JPH0531412A JP3214500A JP21450091A JPH0531412A JP H0531412 A JPH0531412 A JP H0531412A JP 3214500 A JP3214500 A JP 3214500A JP 21450091 A JP21450091 A JP 21450091A JP H0531412 A JPH0531412 A JP H0531412A
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- JP
- Japan
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- nozzle
- valve
- trigger
- secondary valve
- flare
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
- B05B11/1009—Piston pumps actuated by a lever
- B05B11/1011—Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブスプリング、二次弁を一体化し、ロッ
クポジションを設定でき、適切な力のもとで二次弁を弁
座に押圧可能とする。 【構成】 二次弁54は、筒形の弁体64と、弁体の外方に
フレア−形状にのびて弾性を生じるフレア−体66とを一
体に備えてプラスチックから成形され、本体前面にスピ
ンナが形成されている。そして、ノズルキャップ56が前
にあると、フレア−体のフランジ66a は、ノズル壁面22
aにフレア−体の弾性のもとで押圧される。ノズルキャ
ップ56が押し込まれると、弁体64はノズルの弁座24に強
制的に押圧されて、二次弁54がロックされる。
クポジションを設定でき、適切な力のもとで二次弁を弁
座に押圧可能とする。 【構成】 二次弁54は、筒形の弁体64と、弁体の外方に
フレア−形状にのびて弾性を生じるフレア−体66とを一
体に備えてプラスチックから成形され、本体前面にスピ
ンナが形成されている。そして、ノズルキャップ56が前
にあると、フレア−体のフランジ66a は、ノズル壁面22
aにフレア−体の弾性のもとで押圧される。ノズルキャ
ップ56が押し込まれると、弁体64はノズルの弁座24に強
制的に押圧されて、二次弁54がロックされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、容器の口部に取付け
られ、トリガ−の牽引に連動したピストンの往復動によ
って、容器内の液体をシリンダ内に吸上げ加圧して流出
させる手動式トリガ−タイプディスペンサ−およびその
二次弁に関する。
られ、トリガ−の牽引に連動したピストンの往復動によ
って、容器内の液体をシリンダ内に吸上げ加圧して流出
させる手動式トリガ−タイプディスペンサ−およびその
二次弁に関する。
【0002】
【従来の技術】フロンガスによるオゾン層の破壊という
環境問題から、フロンガスを使用せずピストンのポンプ
操作で液体を加圧して流出させる手動式トリガ−タイプ
ディスペンサ−が注目されている。
環境問題から、フロンガスを使用せずピストンのポンプ
操作で液体を加圧して流出させる手動式トリガ−タイプ
ディスペンサ−が注目されている。
【0003】通常、この種のディスペンサ−は、液体の
収納された容器の口部のおねじにボトルキャップを螺着
して着脱可能に装着されている。
収納された容器の口部のおねじにボトルキャップを螺着
して着脱可能に装着されている。
【0004】リタ−ンばねに抗したトリガ−の牽引(押
し込み)に連動してピストンがシリンダ内を往復動し、
ピストンが押し込み位置から初期位置に戻されると、シ
リンダが負圧化される。すると、一次弁は開放され、二
次弁は閉じられる。そして、容器内の液体は、サクショ
ンチュ−ブ、一次弁を経てシリンダに吸い上げられる。
その後、ピストンがリタ−ンばねの偏倚力に抗して押し
込まれると、シリンダ内の液体は加圧され、加圧液は二
次弁を開放して流出口から流出される。
し込み)に連動してピストンがシリンダ内を往復動し、
ピストンが押し込み位置から初期位置に戻されると、シ
リンダが負圧化される。すると、一次弁は開放され、二
次弁は閉じられる。そして、容器内の液体は、サクショ
ンチュ−ブ、一次弁を経てシリンダに吸い上げられる。
その後、ピストンがリタ−ンばねの偏倚力に抗して押し
込まれると、シリンダ内の液体は加圧され、加圧液は二
次弁を開放して流出口から流出される。
【0005】容器内の液体がシリンダに吸上げられ、加
圧されて流出すると、容器内の液面が低下する。そのた
め、液体の流出に対応して外気を容器内に流入させて容
器内の負圧化を防止する負圧防止孔が、ディスペンサ−
本体内のバルブケ−スの側壁に形成されている。ピスト
ンが押し込まれて液体を流出したとき、容器内が負圧防
止孔を介して外気に連通し、ピストンの押し込み前での
容器内、外気の連通を遮断するように、負圧防止孔は設
けられている。
圧されて流出すると、容器内の液面が低下する。そのた
め、液体の流出に対応して外気を容器内に流入させて容
器内の負圧化を防止する負圧防止孔が、ディスペンサ−
本体内のバルブケ−スの側壁に形成されている。ピスト
ンが押し込まれて液体を流出したとき、容器内が負圧防
止孔を介して外気に連通し、ピストンの押し込み前での
容器内、外気の連通を遮断するように、負圧防止孔は設
けられている。
【0006】ガイドロッド付のプラスチックの弁体をデ
ィスペンサ−の二次弁とし、ガイドロッドの回りに設け
た圧縮コイルばね(バルブスプリング)によって、弁体
を弁座に押圧する構成が従来から知られている(たとえ
ば、USP 第3897006 号)。しかし、この構成では、バル
ブスプリングが二次弁と別に必要となり、部品点数が増
加して組立てが複雑化する。また、液体の種類によって
は、金属製のバルブスプリングが腐食し、流出可能な液
体が制限される。
ィスペンサ−の二次弁とし、ガイドロッドの回りに設け
た圧縮コイルばね(バルブスプリング)によって、弁体
を弁座に押圧する構成が従来から知られている(たとえ
ば、USP 第3897006 号)。しかし、この構成では、バル
ブスプリングが二次弁と別に必要となり、部品点数が増
加して組立てが複雑化する。また、液体の種類によって
は、金属製のバルブスプリングが腐食し、流出可能な液
体が制限される。
【0007】流出口、二次弁間にスピンナ(渦流化部
材)を配置し、加圧液を渦流化して、噴霧液として流出
する構成も知られている。この構成では、二次弁、バル
ブスプリングに加えて、スプンナが必要となる。
材)を配置し、加圧液を渦流化して、噴霧液として流出
する構成も知られている。この構成では、二次弁、バル
ブスプリングに加えて、スプンナが必要となる。
【0008】波形または中空の円形のバルブスプリング
を二次弁、スピンナとともにプラスチックから一体成形
した手動式トリガ−タイプディスペンサ−が、たとえ
ば、USP 第4273290 号、USP 第4365751 号、USP 第4558
821 号に開示されている。この構成では、部品点数が削
減されて、組立てが容易に行える。また、金属製のバル
ブスプリングを使用しないため、バルブスプリングの腐
食を考慮することなく、広範囲の液体が流出できる。
を二次弁、スピンナとともにプラスチックから一体成形
した手動式トリガ−タイプディスペンサ−が、たとえ
ば、USP 第4273290 号、USP 第4365751 号、USP 第4558
821 号に開示されている。この構成では、部品点数が削
減されて、組立てが容易に行える。また、金属製のバル
ブスプリングを使用しないため、バルブスプリングの腐
食を考慮することなく、広範囲の液体が流出できる。
【0009】また、前面にスピンナを形成した円錐台形
の弁体と、オ−リング形状やリップ形状のシ−ルとをエ
ラストマ−のような弾性体から一体成形した有底筒形
(王冠形)の二次弁を具備するディスペンサ−が、たと
えば、USP 第4161288 号、USP第4358057 号に開示され
ている。
の弁体と、オ−リング形状やリップ形状のシ−ルとをエ
ラストマ−のような弾性体から一体成形した有底筒形
(王冠形)の二次弁を具備するディスペンサ−が、たと
えば、USP 第4161288 号、USP第4358057 号に開示され
ている。
【0010】このディスペンサ−では、二次弁をノズル
の流出路の先端に取付け、二次弁を覆ってノズルの先端
にノズルキャップを螺着している。そして、サイドの環
状シ−ルと中央の円錐台形の弁体とを連結する揺動部
(バルブスプリング部)の弾性によって、弁体を弁座に
押圧して、ノズルキャップのオリフィス、ノズルの流出
路間の連通を遮断している。
の流出路の先端に取付け、二次弁を覆ってノズルの先端
にノズルキャップを螺着している。そして、サイドの環
状シ−ルと中央の円錐台形の弁体とを連結する揺動部
(バルブスプリング部)の弾性によって、弁体を弁座に
押圧して、ノズルキャップのオリフィス、ノズルの流出
路間の連通を遮断している。
【0011】この構成では、スピンナ、バルブスプリン
グが二次弁に渾然一体化されるため、部品点数が削減さ
れ、組立てが容易に行える。また、広範囲の液体が流出
できる。
グが二次弁に渾然一体化されるため、部品点数が削減さ
れ、組立てが容易に行える。また、広範囲の液体が流出
できる。
【0012】ディスペンサ−は、液体の収納された容器
に装着された状態で梱包されて、搬送、展示され、搬送
中、展示中での液体の漏れを防止しなければならない。
に装着された状態で梱包されて、搬送、展示され、搬送
中、展示中での液体の漏れを防止しなければならない。
【0013】スピンナ、弁体をエラストマ−のような弾
性体から一体成形した二次弁においては、ノズルキャッ
プを螺退させて円錐台形の弁体を弁座に強制的に押圧し
て、いわゆるロックポジション(オフポジション)を設
定すれば、搬送中、展示中での液体の漏出が防止でき
る。
性体から一体成形した二次弁においては、ノズルキャッ
プを螺退させて円錐台形の弁体を弁座に強制的に押圧し
て、いわゆるロックポジション(オフポジション)を設
定すれば、搬送中、展示中での液体の漏出が防止でき
る。
【0014】しかし、揺動部が平坦に形成されているた
め、大きなたわみ量が得られず、オンポジションにおい
て、大きな力のもとで弁体が弁座に押圧される。そのた
め、弁体を弁座から離反させて二次弁を開くために大き
な液圧が必要となり、トリガ−を大きな力(牽引力)で
牽引しなければならず、ポンプ操作が重くなる。
め、大きなたわみ量が得られず、オンポジションにおい
て、大きな力のもとで弁体が弁座に押圧される。そのた
め、弁体を弁座から離反させて二次弁を開くために大き
な液圧が必要となり、トリガ−を大きな力(牽引力)で
牽引しなければならず、ポンプ操作が重くなる。
【0015】シリンダ内の残存空気を液体の流出前に除
く必要があり、残存空気を事前に排出するために、トリ
ガ−が、前作業として、繰り返し牽引される(前作業で
のトリガ−の牽引は”空打ち”と称される)。しかし、
弁体が弁座に大きな力で押圧されていると、一度の空打
ちで排出される空気量が少ないため、空打ちの回数が多
くなり、前作業が煩雑化する。
く必要があり、残存空気を事前に排出するために、トリ
ガ−が、前作業として、繰り返し牽引される(前作業で
のトリガ−の牽引は”空打ち”と称される)。しかし、
弁体が弁座に大きな力で押圧されていると、一度の空打
ちで排出される空気量が少ないため、空打ちの回数が多
くなり、前作業が煩雑化する。
【0016】他方、二次弁、スピンナがバルブスプリン
グを介在してプラスチックから一体成形された構成で
は、ノズルキャップの螺退によって、二次弁を弁座に直
接押圧することが難しく、スピンナ、バルブスプリング
を介在して、二次弁が弁座に押圧される。しかし、バル
ブスプリングを介在させた構成では、二次弁を弁座に強
制的に押圧できず、ロックポジションが設定されないた
め、液体の漏出が防止できない。
グを介在してプラスチックから一体成形された構成で
は、ノズルキャップの螺退によって、二次弁を弁座に直
接押圧することが難しく、スピンナ、バルブスプリング
を介在して、二次弁が弁座に押圧される。しかし、バル
ブスプリングを介在させた構成では、二次弁を弁座に強
制的に押圧できず、ロックポジションが設定されないた
め、液体の漏出が防止できない。
【0017】この発明は、少なくともバルブスプリン
グ、二次弁を一体化するとともに、ロックポジションを
設定でき、適切な力のもとで弁体を弁座に押圧できる手
動式トリガ−タイプディスペンサ−の提供を目的として
いる。
グ、二次弁を一体化するとともに、ロックポジションを
設定でき、適切な力のもとで弁体を弁座に押圧できる手
動式トリガ−タイプディスペンサ−の提供を目的として
いる。
【0018】また、この発明は、ロックポジションの設
定可能な部品点数の少ない手動式トリガ−タイプディス
ペンサ−用二次弁の提供を別の目的としている。
定可能な部品点数の少ない手動式トリガ−タイプディス
ペンサ−用二次弁の提供を別の目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明では、二次弁の弁体から外方にのびるフレ
ア−体が、弁体と一体にプラスチックから成形されてい
る。フレア−体は、その端を自らの弾性のもとでノズル
先端の壁面に押圧する弾性を生じ得る形状に作られてい
る。
に、この発明では、二次弁の弁体から外方にのびるフレ
ア−体が、弁体と一体にプラスチックから成形されてい
る。フレア−体は、その端を自らの弾性のもとでノズル
先端の壁面に押圧する弾性を生じ得る形状に作られてい
る。
【0020】また、ノズルキャップを後退させて二次弁
をノズルキャップ、ノズル間に挟持するとき、ノズルの
流出路先端の弁座に強制的に押圧されてロックポジショ
ンを設定する弁体を備えて二次弁が成形されている。
をノズルキャップ、ノズル間に挟持するとき、ノズルの
流出路先端の弁座に強制的に押圧されてロックポジショ
ンを設定する弁体を備えて二次弁が成形されている。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0022】図1に示すように、この発明に係る手動式
トリガ−タイプディスペンサ−10は、シリンダ12と、シ
リンダ内を往復動可能なピストン14と、ピストンと連動
可能なトリガ−16とを具備し、シリンダはディスペンサ
−本体18の一部として成形されている。
トリガ−タイプディスペンサ−10は、シリンダ12と、シ
リンダ内を往復動可能なピストン14と、ピストンと連動
可能なトリガ−16とを具備し、シリンダはディスペンサ
−本体18の一部として成形されている。
【0023】ディスペンサ−本体18は、上縁から一対の
側壁19の垂下した略コ字形の上半部18U と、上半部の上
縁からほぼ垂直下方にのびた円筒形の下半部18L とを備
え、下半部の左サイドで上半部の側壁間にシリンダ12が
設けられている。
側壁19の垂下した略コ字形の上半部18U と、上半部の上
縁からほぼ垂直下方にのびた円筒形の下半部18L とを備
え、下半部の左サイドで上半部の側壁間にシリンダ12が
設けられている。
【0024】シリンダ12、ピストン14、トリガ−16、デ
ィスペンサ−本体18は、いずれも、プラスチックから射
出成形によって成形されている。実施例では、シリンダ
12、ディスペンサ−本体18の一体化に加えて、後述する
ように、ピストン14、トリガ−16も一体化されている。
ィスペンサ−本体18は、いずれも、プラスチックから射
出成形によって成形されている。実施例では、シリンダ
12、ディスペンサ−本体18の一体化に加えて、後述する
ように、ピストン14、トリガ−16も一体化されている。
【0025】嵌合突起付の中空の嵌合筒20が、シリンダ
12の上部でシリンダと平行にディスペンサ−本体上半部
18U と一体に成形され、ノズル22が嵌合筒に嵌合されて
いる。ノズル22は流出路23を持つ中空形状とされ、先端
に二次弁用の弁座24が形成されている。
12の上部でシリンダと平行にディスペンサ−本体上半部
18U と一体に成形され、ノズル22が嵌合筒に嵌合されて
いる。ノズル22は流出路23を持つ中空形状とされ、先端
に二次弁用の弁座24が形成されている。
【0026】枢支孔26がノズル22の左右の側壁に形成さ
れている。トリガ−16の上端は、弾性を生じるように二
又のフォ−ク形状とされ、上端の対向する内壁から枢支
ピン28がのびている。そして、この枢支ピン28をノズル
側壁の枢支孔26に、トリガ−16の弾性を利用して係合さ
せることにより、トリガ−は、ノズル22、いいかえれ
ば、ディスペンサ−本体18に揺動可能に枢支される。
れている。トリガ−16の上端は、弾性を生じるように二
又のフォ−ク形状とされ、上端の対向する内壁から枢支
ピン28がのびている。そして、この枢支ピン28をノズル
側壁の枢支孔26に、トリガ−16の弾性を利用して係合さ
せることにより、トリガ−は、ノズル22、いいかえれ
ば、ディスペンサ−本体18に揺動可能に枢支される。
【0027】また、バルブケ−ス30が、ディスペンサ−
本体下半部18L に下方から嵌合されている。このバルブ
ブケ−ス30は、流入路32を持ち下端にフランジ33の形成
された中空形状とされ、一次弁用の弁座34がバルブケ−
ス上端に形成されている。実施例では、一次弁36はプラ
スチックよりなるガイドロッド付形状となっているが、
これに限定されない。そして、サクションチュ−ブ38が
バルブケ−ス30に下方から嵌合されている。
本体下半部18L に下方から嵌合されている。このバルブ
ブケ−ス30は、流入路32を持ち下端にフランジ33の形成
された中空形状とされ、一次弁用の弁座34がバルブケ−
ス上端に形成されている。実施例では、一次弁36はプラ
スチックよりなるガイドロッド付形状となっているが、
これに限定されない。そして、サクションチュ−ブ38が
バルブケ−ス30に下方から嵌合されている。
【0028】ボトルキャップ40が、バルブケ−スのフラ
ンジ33を挟持して、容器42の口部44のおねじに螺着され
ることによって、ディスペンサ−本体18、つまりは、デ
ィスペンサ−10が容器に着脱自在に装着されている。
ンジ33を挟持して、容器42の口部44のおねじに螺着され
ることによって、ディスペンサ−本体18、つまりは、デ
ィスペンサ−10が容器に着脱自在に装着されている。
【0029】実施例では、バルブハウジングのフランジ
33を利用して、ディスペンサ−本体18が容器42に装着さ
れているが、容器へのディスペンサ−本体18の装着方法
はこれに限定されない。たとえば、ディスペンサ−本体
18に切欠き付のフランジを設け、このフランジを利用し
て容器42に装着してもよい。
33を利用して、ディスペンサ−本体18が容器42に装着さ
れているが、容器へのディスペンサ−本体18の装着方法
はこれに限定されない。たとえば、ディスペンサ−本体
18に切欠き付のフランジを設け、このフランジを利用し
て容器42に装着してもよい。
【0030】負圧防止孔(換気孔)46が、バルブケ−ス
のフランジ33を貫いて形成されている。そして、容器内
の液体の漏出を防止するパッキング(ベントパッキン
グ)48が、フランジ33、容器口部44間に配設されてい
る。
のフランジ33を貫いて形成されている。そして、容器内
の液体の漏出を防止するパッキング(ベントパッキン
グ)48が、フランジ33、容器口部44間に配設されてい
る。
【0031】負圧防止孔46が、バルブケ−ス30の側壁で
なく、バルブケ−スのフランジ33を貫通して設けられて
いるため、負圧防止孔成形用のピンが、バルブケ−ス30
の軸線と交差する方向でなく、軸線方向にフランジ方向
からのばされる。そのため、バルブケ−ス30の金型は、
スライドされる一対のダイから構成でき、金型設計が構
成的に制約されることなく自由に行え、金型が構成的に
簡単化されて安価に作られるとともに、バルブケ−スの
生産性が向上する。
なく、バルブケ−スのフランジ33を貫通して設けられて
いるため、負圧防止孔成形用のピンが、バルブケ−ス30
の軸線と交差する方向でなく、軸線方向にフランジ方向
からのばされる。そのため、バルブケ−ス30の金型は、
スライドされる一対のダイから構成でき、金型設計が構
成的に制約されることなく自由に行え、金型が構成的に
簡単化されて安価に作られるとともに、バルブケ−スの
生産性が向上する。
【0032】図1に加えて図2(A) を見るとよくわかる
ように、パッキング48は、環状の基部48a と円板形状の
本体48b とをポリプロピレン、ポリエチレン等のプラス
チックから一体成形した有底筒形(王冠形)に成形され
ている。環状基部48a は、バルブケ−スのフランジ33の
縁に嵌合可能な内径に形成されている。また、本体48b
は中央にサクションパイプ38の挿通孔を持ち、軸線方向
に弾性を生じる伸縮自在な環状の屈曲部49が本体に成形
されている。
ように、パッキング48は、環状の基部48a と円板形状の
本体48b とをポリプロピレン、ポリエチレン等のプラス
チックから一体成形した有底筒形(王冠形)に成形され
ている。環状基部48a は、バルブケ−スのフランジ33の
縁に嵌合可能な内径に形成されている。また、本体48b
は中央にサクションパイプ38の挿通孔を持ち、軸線方向
に弾性を生じる伸縮自在な環状の屈曲部49が本体に成形
されている。
【0033】環状突起50が、負圧防止孔46の半径方向内
方でパッキング48に形成され、屈曲部49の弾性のもと
で、バルブケ−スのフランジ33に押圧されて、負圧防止
孔46を介した外気、容器内の連通を遮断している。外
気、容器内の連通の遮断によって、負圧防止孔46を介し
た容器内の液体の漏出が防止される。
方でパッキング48に形成され、屈曲部49の弾性のもと
で、バルブケ−スのフランジ33に押圧されて、負圧防止
孔46を介した外気、容器内の連通を遮断している。外
気、容器内の連通の遮断によって、負圧防止孔46を介し
た容器内の液体の漏出が防止される。
【0034】ピストン14のポンプ操作によって液体が流
出されて、容器内が負圧化されそうになると、直ちに、
パッキングの本体48b は、弾性変形し、環状突起50をフ
ランジ33から離反させて、パッキングを開く。すると、
外気は、図2(B) に矢視するように、負圧防止孔46か
ら、フランジ33と環状突起50との隙間を経て、容器内に
流入し、それによって、容器内の負圧化が防止される。
出されて、容器内が負圧化されそうになると、直ちに、
パッキングの本体48b は、弾性変形し、環状突起50をフ
ランジ33から離反させて、パッキングを開く。すると、
外気は、図2(B) に矢視するように、負圧防止孔46か
ら、フランジ33と環状突起50との隙間を経て、容器内に
流入し、それによって、容器内の負圧化が防止される。
【0035】公知の手動式トリガ−タイプディスペンサ
−では、たとえば、USP 第3897006号に示すように、ト
リガ−と一体の操作ロッドによって、パッキングを強制
的に開放している。この公知の構成では、操作ロッド
(操作部材)を一体に有しているためトリガ−が構成的
に複雑化するとともに、操作ロッドが露出し、美的外観
が損なわれる。
−では、たとえば、USP 第3897006号に示すように、ト
リガ−と一体の操作ロッドによって、パッキングを強制
的に開放している。この公知の構成では、操作ロッド
(操作部材)を一体に有しているためトリガ−が構成的
に複雑化するとともに、操作ロッドが露出し、美的外観
が損なわれる。
【0036】これに対して、実施例のディスペンサ−10
では、負圧防止用のパッキング48は、容器内の圧力に応
じて負圧防止孔46を自動的に開き、操作部材を特に必要
としないため、構成的に複雑化しない。また、露出され
る操作部材を有しないため、美的外観を損なわない。
では、負圧防止用のパッキング48は、容器内の圧力に応
じて負圧防止孔46を自動的に開き、操作部材を特に必要
としないため、構成的に複雑化しない。また、露出され
る操作部材を有しないため、美的外観を損なわない。
【0037】実施例では、環状突起50が、断面略三角形
状に形成されて、フランジ33に線接触している。線接触
可能な環状突起50を本体48b に形成したこの構成では、
パッキング48をさほど高品質にすることなく、フランジ
33との間の気密が確実に得られる。
状に形成されて、フランジ33に線接触している。線接触
可能な環状突起50を本体48b に形成したこの構成では、
パッキング48をさほど高品質にすることなく、フランジ
33との間の気密が確実に得られる。
【0038】略三角形状以外の断面形状で線接触を確保
したり、環状突起50を複数個形成してもよい。また、図
3に示すように、負圧防止孔46を挾んで環状突起50を本
体48b にそれぞれ設けてもよく、この構成では、環状基
部48a、本体48b を複数個、たとえば、120 °離反した3
個の蛇行片52で連結する構成が採用できる。
したり、環状突起50を複数個形成してもよい。また、図
3に示すように、負圧防止孔46を挾んで環状突起50を本
体48b にそれぞれ設けてもよく、この構成では、環状基
部48a、本体48b を複数個、たとえば、120 °離反した3
個の蛇行片52で連結する構成が採用できる。
【0039】図1からわかるように、二次弁54がノズル
22の先端に配置され、ノズルキャップ56が、二次弁を収
納して、ノズルの先端に進退自在に取付けられている。
ノズルキャップ56は、ポリプロピレン、ポリエチレンの
ようなプラスチックから有底の矩形に成形され、ノズル
の流出路を介してシリンダ12に連通するオリフィス(流
出口)58がノズルキャップの基部(底部)に形成されて
いる。
22の先端に配置され、ノズルキャップ56が、二次弁を収
納して、ノズルの先端に進退自在に取付けられている。
ノズルキャップ56は、ポリプロピレン、ポリエチレンの
ようなプラスチックから有底の矩形に成形され、ノズル
の流出路を介してシリンダ12に連通するオリフィス(流
出口)58がノズルキャップの基部(底部)に形成されて
いる。
【0040】実施例では、ノズルキャップ56は、ディス
ペンサ−本体上半部18U の先端に前後にスライド可能と
され、ディスペンサ−本体上半部18U の上縁に形成され
た2個の係合孔60-1、60-2 のいずれかに、ノズルキャッ
プの対応する係合突起62が係合されてノズルキャップの
位置が設定される。
ペンサ−本体上半部18U の先端に前後にスライド可能と
され、ディスペンサ−本体上半部18U の上縁に形成され
た2個の係合孔60-1、60-2 のいずれかに、ノズルキャッ
プの対応する係合突起62が係合されてノズルキャップの
位置が設定される。
【0041】係合突起62を前の係合孔60-1に係合させる
と、オンポジション(流出位置)が設定される(図4
(A)、(B) 参照)。他方、ノズルキャップ56をオンポジシ
ョンから押し込んで、係合突起62を後の係合孔60-2に係
合させると、後述するように、二次弁54がノズルキャッ
プ、ノズル間に挟持され、二次弁の弁体64が弁座24に強
制的に押圧されて、ロックポジジョン(オフポジショ
ン)が設定される(図4(C) 参照)。
と、オンポジション(流出位置)が設定される(図4
(A)、(B) 参照)。他方、ノズルキャップ56をオンポジシ
ョンから押し込んで、係合突起62を後の係合孔60-2に係
合させると、後述するように、二次弁54がノズルキャッ
プ、ノズル間に挟持され、二次弁の弁体64が弁座24に強
制的に押圧されて、ロックポジジョン(オフポジショ
ン)が設定される(図4(C) 参照)。
【0042】図1に加えて図4、図5を見るとよくわか
るように、二次弁54は、筒形の弁体64と、弁体の外方に
フレア−形状にのびて弾性を生じるフレア−体66とを一
体に備えて、ポリプロピレン、ポリエチレンのようなプ
ラスチックから成形されている。
るように、二次弁54は、筒形の弁体64と、弁体の外方に
フレア−形状にのびて弾性を生じるフレア−体66とを一
体に備えて、ポリプロピレン、ポリエチレンのようなプ
ラスチックから成形されている。
【0043】フレア−体66は端にフランジ66a を持ち、
そのフランジを自らの弾性のもとでノズル先端の壁面22
a に押圧させて、ノズルキャップのオリフィス58、 ノズ
ルの流出路23間の連通、つまりは、オリフィス、シリン
ダ12間の連通を遮断している。そのため、二次弁54がロ
ックされていなくとも、液体の漏出が防止される。フラ
ンジを設けず、フレア−体66の端をノズルの壁面22a に
直接押圧してもよい。
そのフランジを自らの弾性のもとでノズル先端の壁面22
a に押圧させて、ノズルキャップのオリフィス58、 ノズ
ルの流出路23間の連通、つまりは、オリフィス、シリン
ダ12間の連通を遮断している。そのため、二次弁54がロ
ックされていなくとも、液体の漏出が防止される。フラ
ンジを設けず、フレア−体66の端をノズルの壁面22a に
直接押圧してもよい。
【0044】弁体64は肉厚を一定化するために有底筒形
とされ、スピンナ(渦流化部材)がノズルキャップ56の
背面に面して弁体前面に形成されている。つまり、ノズ
ルキャップのオリフィス58に連通する凹部68が、弁体先
端の中央に形成され、凹部の接線方向に一対の流路70が
のびている(図5参照)。
とされ、スピンナ(渦流化部材)がノズルキャップ56の
背面に面して弁体前面に形成されている。つまり、ノズ
ルキャップのオリフィス58に連通する凹部68が、弁体先
端の中央に形成され、凹部の接線方向に一対の流路70が
のびている(図5参照)。
【0045】フレア−体66は、フランジ66a をノズルの
壁面22a に押圧すると同時に、弁体64の前端(左端)を
ノズルキャップ56の背面に押圧している。つまり、図4
(A)に示すように、二次弁54は、その弾性のもとで、前
端(左端)をノズルキャップ56に、後端(右端)をノズ
ル22に押圧させて、ノズルキャップ、ノズル間に弾性的
に支持されている。
壁面22a に押圧すると同時に、弁体64の前端(左端)を
ノズルキャップ56の背面に押圧している。つまり、図4
(A)に示すように、二次弁54は、その弾性のもとで、前
端(左端)をノズルキャップ56に、後端(右端)をノズ
ル22に押圧させて、ノズルキャップ、ノズル間に弾性的
に支持されている。
【0046】ピストン14のポンプ操作によって、加圧さ
れた液体(加圧液)がシリンダ12からノズルの流出路23
を流れて二次弁54に至ると、加圧液は、フレア−体66の
弾性に抗してフレア−体をたわませ、フレア−体のフラ
ンジ66a をノズルの壁面22aから離反させて二次弁54を
開く。すると、流出路23、オリフィス58が連通され、加
圧液は、フランジ66a 、ノズルの壁面22a 間の隙間を流
れ、流路70から凹部68に流入するとき渦流化されて噴霧
流としてオリフィス58から流出される(図4(B) 参
照)。
れた液体(加圧液)がシリンダ12からノズルの流出路23
を流れて二次弁54に至ると、加圧液は、フレア−体66の
弾性に抗してフレア−体をたわませ、フレア−体のフラ
ンジ66a をノズルの壁面22aから離反させて二次弁54を
開く。すると、流出路23、オリフィス58が連通され、加
圧液は、フランジ66a 、ノズルの壁面22a 間の隙間を流
れ、流路70から凹部68に流入するとき渦流化されて噴霧
流としてオリフィス58から流出される(図4(B) 参
照)。
【0047】フレア−体66は、その形状(フレア−形
状)から比較的大きなたわみ量を設定でき、フレア−体
66の長さ、肉厚等を調整すれば、適切な弾性が容易に得
られる。そのため、適切な弾性の二次弁54が容易に得ら
れ、フレア−体のフランジ66aをノズルの壁面22a に押
圧する力として最適な値が自由に選択できる。
状)から比較的大きなたわみ量を設定でき、フレア−体
66の長さ、肉厚等を調整すれば、適切な弾性が容易に得
られる。そのため、適切な弾性の二次弁54が容易に得ら
れ、フレア−体のフランジ66aをノズルの壁面22a に押
圧する力として最適な値が自由に選択できる。
【0048】弁体の後端(右端)はテ−パ面64a となっ
ている。ノズルキャップ56を図4(A)、(B) に示すオンポ
ジションから押し込んで、係合突起62を後の係合孔60-2
に係合させると、ノズルキャップ56は、フレア−体66を
たわませながら、二次弁の本体64の前端(左端)を押し
て二次弁54と一体的に移動する。そして、係合突起62が
係合孔60-2に係合すると、二次弁の弁体のテ−パ面64a
がノズルの弁座24に強制的に押圧されるように、弁体64
の長さが予め決められている。
ている。ノズルキャップ56を図4(A)、(B) に示すオンポ
ジションから押し込んで、係合突起62を後の係合孔60-2
に係合させると、ノズルキャップ56は、フレア−体66を
たわませながら、二次弁の本体64の前端(左端)を押し
て二次弁54と一体的に移動する。そして、係合突起62が
係合孔60-2に係合すると、二次弁の弁体のテ−パ面64a
がノズルの弁座24に強制的に押圧されるように、弁体64
の長さが予め決められている。
【0049】つまり、ノズルキャップ56を押し込んで、
係合突起62を係合孔60-2に係合させと、ロックポジショ
ン(オフポジション)が設定される。いうまでもなく、
ロックポジションでは、二次弁54は、弁座24に強制的に
押圧されて、ノズルキャップ56、ノズル22間に挟持され
る。そのため、トリガ−16が誤って牽引されても、二次
弁54は開かれず、液体の漏出が十分に防止される。
係合突起62を係合孔60-2に係合させと、ロックポジショ
ン(オフポジション)が設定される。いうまでもなく、
ロックポジションでは、二次弁54は、弁座24に強制的に
押圧されて、ノズルキャップ56、ノズル22間に挟持され
る。そのため、トリガ−16が誤って牽引されても、二次
弁54は開かれず、液体の漏出が十分に防止される。
【0050】上記のように、この発明では、フレア−体
のフランジ66a をノズル壁面22a に自らの弾性のもとで
押圧するとともに、弁体のテ−パ面64a をノズルの弁座
24に強制的に押圧してロックしている。つまり、液圧の
もとで開かれる部分(フレア−体66、ノズル壁面22a)
と、ロックされて開かない部分(弁体64、弁座24)とを
別個に設けている。
のフランジ66a をノズル壁面22a に自らの弾性のもとで
押圧するとともに、弁体のテ−パ面64a をノズルの弁座
24に強制的に押圧してロックしている。つまり、液圧の
もとで開かれる部分(フレア−体66、ノズル壁面22a)
と、ロックされて開かない部分(弁体64、弁座24)とを
別個に設けている。
【0051】この構成では、バルブスプリングとして機
能するフレア−体66が、大きなたわみ量を有して形成で
きるとともに、厚さ、長さ等を変えることにより、適切
な弾性の二次弁54が容易に設計できる。そのため、液体
の種類に対応した最適な液圧で液体を流出する種々なデ
ィスペンサ−10が設計できる。たとえば、小さな弾性の
もとで二次弁54を閉じる構成とすれば、軽いポンプ操作
で(トリガ−16を小さな牽引力で引いだけで)液体を流
出するディスペンサ−10が得られる。
能するフレア−体66が、大きなたわみ量を有して形成で
きるとともに、厚さ、長さ等を変えることにより、適切
な弾性の二次弁54が容易に設計できる。そのため、液体
の種類に対応した最適な液圧で液体を流出する種々なデ
ィスペンサ−10が設計できる。たとえば、小さな弾性の
もとで二次弁54を閉じる構成とすれば、軽いポンプ操作
で(トリガ−16を小さな牽引力で引いだけで)液体を流
出するディスペンサ−10が得られる。
【0052】ポンプ操作が軽くなるため、シリンダ12の
残存空気を液体の流出前に除くためのトリガ−16の牽引
(空打ち)においても、一度の空打ちで多数の空気量を
排出できる。そのため、残存空気を迅速に搬出でき、前
作業が短時間で終了する。
残存空気を液体の流出前に除くためのトリガ−16の牽引
(空打ち)においても、一度の空打ちで多数の空気量を
排出できる。そのため、残存空気を迅速に搬出でき、前
作業が短時間で終了する。
【0053】また、ノズルキャップ56のスライドによっ
て、オンポジション、ロックポジション(オフポジショ
ン)が、確実に設定できる。実施例では、ノズルキャッ
プ56はスライド可能にディスペンサ−本体上半部18U に
取付けられているが、ディスペンサ−本体上半部に設け
たおねじに螺着する構成としてもよい。
て、オンポジション、ロックポジション(オフポジショ
ン)が、確実に設定できる。実施例では、ノズルキャッ
プ56はスライド可能にディスペンサ−本体上半部18U に
取付けられているが、ディスペンサ−本体上半部に設け
たおねじに螺着する構成としてもよい。
【0054】弁体64からのびたフレア−体66がバルブス
プリングとして機能するとともに、弁体の前面にスピン
ナが形成されて、バルブスプリング、スピンナが二次弁
54に渾然一体化されている。そのため、部品点数として
は二次弁54の一点だけとなり、部品点数が少なく、組立
てが容易に行える。
プリングとして機能するとともに、弁体の前面にスピン
ナが形成されて、バルブスプリング、スピンナが二次弁
54に渾然一体化されている。そのため、部品点数として
は二次弁54の一点だけとなり、部品点数が少なく、組立
てが容易に行える。
【0055】そして、二次弁54がプラスチックから成形
されているため、腐食の虞れがなく、ディスペンサ−10
が広範囲の液体の流出に利用できる。
されているため、腐食の虞れがなく、ディスペンサ−10
が広範囲の液体の流出に利用できる。
【0056】図6(A) に示すように、フランジ66a に断
面略三角形の環状突起70を設けて、ノズル壁面22a に線
接触する構成とすれば、フランジ、ノズル壁面間の液密
が確実に得られる。線接触する構成は図示の形状に限定
されない。たとえば、図6(B) に示すように、フレア−
体66の端を外方に折り返して成形すれば、簡単な構成に
も拘らず、線接触が確保される。
面略三角形の環状突起70を設けて、ノズル壁面22a に線
接触する構成とすれば、フランジ、ノズル壁面間の液密
が確実に得られる。線接触する構成は図示の形状に限定
されない。たとえば、図6(B) に示すように、フレア−
体66の端を外方に折り返して成形すれば、簡単な構成に
も拘らず、線接触が確保される。
【0057】図1に示すように、ディスペンサ−本体上
半部の一対の側壁19は、下半部18Lを覆ってボトルキャ
ップ40のすぐ上まで垂れている。ピストン12の上縁がプ
レ−ト状にのび、このプレ−ト部12a 、ディスペンサ−
本体上半部の一対の側壁19、ノズル22によって空所72が
規定されている。そして、この空所72にリタ−ンばね74
が配設されている。
半部の一対の側壁19は、下半部18Lを覆ってボトルキャ
ップ40のすぐ上まで垂れている。ピストン12の上縁がプ
レ−ト状にのび、このプレ−ト部12a 、ディスペンサ−
本体上半部の一対の側壁19、ノズル22によって空所72が
規定されている。そして、この空所72にリタ−ンばね74
が配設されている。
【0058】リタ−ンばね74は、プラスチックの弾性を
ばね力とするようにプラスチックから成形され、実施例
では、プラスチックの中空パイプ74aを5個直列に配置
して構成されている。なお、リタ−ンばね72は、空所70
のただ一つの開口である左端72a から挿入、配置され、
リタ−ンばねの脱落を防止するリブ76が、トリガ−16の
側壁に一体成形されている。
ばね力とするようにプラスチックから成形され、実施例
では、プラスチックの中空パイプ74aを5個直列に配置
して構成されている。なお、リタ−ンばね72は、空所70
のただ一つの開口である左端72a から挿入、配置され、
リタ−ンばねの脱落を防止するリブ76が、トリガ−16の
側壁に一体成形されている。
【0059】トリガ−16が牽引されると、図7に示すよ
うに、トリガ−のリブ76が中空パイプ74a を押圧し変形
しながら、ピストン14を押し込み、シリンダ12内の液体
を加圧する。すると、加圧液は二次弁54を開いてオリフ
ィス58から流出される。そして、トリガ−16の牽引力を
除くと、変形による弾性によって、ピストン14、トリガ
−が初期位置に戻される。
うに、トリガ−のリブ76が中空パイプ74a を押圧し変形
しながら、ピストン14を押し込み、シリンダ12内の液体
を加圧する。すると、加圧液は二次弁54を開いてオリフ
ィス58から流出される。そして、トリガ−16の牽引力を
除くと、変形による弾性によって、ピストン14、トリガ
−が初期位置に戻される。
【0060】上記のようにディスペンサ−本体上半部18
U の側壁19を利用してリタ−ンばね74のための空所72を
設けた構成では、この空所をシリンダ12から隔離して形
成できる。そのため、リタ−ンばね74は液体に触れるこ
とがなく、腐食を考慮する必要がない。従って、金属製
のリタ−ンばねも採用できる。
U の側壁19を利用してリタ−ンばね74のための空所72を
設けた構成では、この空所をシリンダ12から隔離して形
成できる。そのため、リタ−ンばね74は液体に触れるこ
とがなく、腐食を考慮する必要がない。従って、金属製
のリタ−ンばねも採用できる。
【0061】図示のような、プラスチックの中空パイプ
74a からリタ−ンばね74を構成すれば、中空パイプの肉
厚、直径、配列、数等を変えることによって、種々な弾
性(ばね力)が確保できる。
74a からリタ−ンばね74を構成すれば、中空パイプの肉
厚、直径、配列、数等を変えることによって、種々な弾
性(ばね力)が確保できる。
【0062】中空パイプ74a の形状は、図示のものに限
定されず、楕円、矩形等でもよく、また、立てた状態で
並べたり、連結して配置してもよい。さらに、多数の波
形部を一体成形した波形プレ−トや、中空パイプの前後
にT 字形の脚を一体成形した一体物をリタ−ンばね74と
してもよい。
定されず、楕円、矩形等でもよく、また、立てた状態で
並べたり、連結して配置してもよい。さらに、多数の波
形部を一体成形した波形プレ−トや、中空パイプの前後
にT 字形の脚を一体成形した一体物をリタ−ンばね74と
してもよい。
【0063】図1、図8からわかるように、トリガ−の
前壁16a を介して、トリガ−16、ピストン14は、プラス
チックから一体成形されている。ここで、トリガ−16は
その枢支ピン28を中心として揺動するのに対して、ピス
トン14は、直線状に往復動してピストン12に押し込まれ
る。このように、トリガ−16が回転運動(揺動)し、ピ
ストン14が直線運動するため、従来の手動式トリガ−タ
イプディスペンサ−では、トリガ−、ピストンの一体成
形が難しい。
前壁16a を介して、トリガ−16、ピストン14は、プラス
チックから一体成形されている。ここで、トリガ−16は
その枢支ピン28を中心として揺動するのに対して、ピス
トン14は、直線状に往復動してピストン12に押し込まれ
る。このように、トリガ−16が回転運動(揺動)し、ピ
ストン14が直線運動するため、従来の手動式トリガ−タ
イプディスペンサ−では、トリガ−、ピストンの一体成
形が難しい。
【0064】しかし、この発明のディスペンサ−10で
は、トリガ−の前壁16a の左右サイドに連結片16b を残
し、上下を切欠き16cとすることにより、トリガ−16、
ピストン14が、トリガ−の前壁16a を介して一体化され
ている。この構成では、連結片16b がねじれることによ
って、ピストンの直線運動が確保される。
は、トリガ−の前壁16a の左右サイドに連結片16b を残
し、上下を切欠き16cとすることにより、トリガ−16、
ピストン14が、トリガ−の前壁16a を介して一体化され
ている。この構成では、連結片16b がねじれることによ
って、ピストンの直線運動が確保される。
【0065】従来から、トリガ−の揺動中心(枢支ピ
ン)、ピストンの中心間の距離(図7の距離L に該当す
る)は、トリガ−をつかむ指の牽引力の作用点、揺動中
心間の距離の40〜50%とされている。この比率で図示の
距離L を設定すれば、連結片16b の揺動角度αは、10〜
15°となり、この程度の揺動角度であれば、プラスチッ
クよりなる連結片は、破断することなく、ねじれの繰り
返しに耐えられ、耐久性に問題はない。
ン)、ピストンの中心間の距離(図7の距離L に該当す
る)は、トリガ−をつかむ指の牽引力の作用点、揺動中
心間の距離の40〜50%とされている。この比率で図示の
距離L を設定すれば、連結片16b の揺動角度αは、10〜
15°となり、この程度の揺動角度であれば、プラスチッ
クよりなる連結片は、破断することなく、ねじれの繰り
返しに耐えられ、耐久性に問題はない。
【0066】たとえば、上述したように、トリガ−16、
ピストン14は、ディスペンサ−本体18、ノズル22と同様
に、ポリプロピレン、ポリエチレンから成形される。
ピストン14は、ディスペンサ−本体18、ノズル22と同様
に、ポリプロピレン、ポリエチレンから成形される。
【0067】上記のように、トリガ−の前壁16a の左右
サイドの連結片16b で、トリガ−16、ピストン14を連結
して、トリガ−16、ピストンを一体化した構成では、一
体化により、部品点数が減少し、組立てが迅速に行え
る。
サイドの連結片16b で、トリガ−16、ピストン14を連結
して、トリガ−16、ピストンを一体化した構成では、一
体化により、部品点数が減少し、組立てが迅速に行え
る。
【0068】さらに、この構成では、連結片16b の上下
でトリガ−の前壁16a に切欠き16cが必然的に形成さ
れ、図8に示すように、実施例では、いわゆる、バ−ジ
ンシ−ル76が、この切欠き内に形成されている。バ−ジ
ンシ−ル76は、切欠き16c の中央で一対の連結片76a に
より上下方向で前壁16a に連結されてトリガ−16と一体
成形されている。ここで、連結片76a は、バ−ジンシ−
ル76の端を引けば容易に破断されるような形状とされ
る。
でトリガ−の前壁16a に切欠き16cが必然的に形成さ
れ、図8に示すように、実施例では、いわゆる、バ−ジ
ンシ−ル76が、この切欠き内に形成されている。バ−ジ
ンシ−ル76は、切欠き16c の中央で一対の連結片76a に
より上下方向で前壁16a に連結されてトリガ−16と一体
成形されている。ここで、連結片76a は、バ−ジンシ−
ル76の端を引けば容易に破断されるような形状とされ
る。
【0069】トリガ−16を牽引してピストン14を押し込
むためには、連結片16b のねじれが不可欠とされる。し
かし、バ−ジンシ−ル76が、連結片76a で上下方向で前
壁16a に連結されているため、バ−ジンシ−ルに邪魔さ
れて、連結片16b のねじりが生じない。そのため、トリ
ガ−16が牽引できず、搬送中、展示中にトリガ−16に牽
引力が誤って作用しても、トリガ−の牽引が阻止され、
液体の漏出が十分に防止される。
むためには、連結片16b のねじれが不可欠とされる。し
かし、バ−ジンシ−ル76が、連結片76a で上下方向で前
壁16a に連結されているため、バ−ジンシ−ルに邪魔さ
れて、連結片16b のねじりが生じない。そのため、トリ
ガ−16が牽引できず、搬送中、展示中にトリガ−16に牽
引力が誤って作用しても、トリガ−の牽引が阻止され、
液体の漏出が十分に防止される。
【0070】ディスペンッサ−10は、バ−ジンシ−ル76
を除去して使用される。たとえば、バ−ジンシ−ル76の
右端を押し込めば、反対の左端が飛び出すため、この左
端を持って右にねじりながら引けば、一対の連結片76a
が破断されて、バ−ジンシ−ルがトリガ−16から容易に
剥離される(図9参照)。バ−ジンシ−ル76を剥離すれ
ば、図7に示すように、トリガ−16の牽引が可能とな
る。
を除去して使用される。たとえば、バ−ジンシ−ル76の
右端を押し込めば、反対の左端が飛び出すため、この左
端を持って右にねじりながら引けば、一対の連結片76a
が破断されて、バ−ジンシ−ルがトリガ−16から容易に
剥離される(図9参照)。バ−ジンシ−ル76を剥離すれ
ば、図7に示すように、トリガ−16の牽引が可能とな
る。
【0071】このように、この実施例では、トリガ−1
6、ピストン14の一体成形の際、必然的に形成される切
欠き16c 内で前壁16a の一部を残せば、バ−ジンシ−ル
76が成形される。つまり、トリガ−16、ピストン14の一
体成形化に伴って、バ−ジンシ−ル76が、何らの成形上
の困難なく、容易に得られる。
6、ピストン14の一体成形の際、必然的に形成される切
欠き16c 内で前壁16a の一部を残せば、バ−ジンシ−ル
76が成形される。つまり、トリガ−16、ピストン14の一
体成形化に伴って、バ−ジンシ−ル76が、何らの成形上
の困難なく、容易に得られる。
【0072】バ−ジンシ−ル76は連結片16b の上下の切
欠き16のいずれかに設けられればよい。しかし、図示の
ように、切欠き16c の上下にバ−ジンシ−ル76をそれぞ
れ設ければ、トリガ−16の不要な牽引が確実に防止でき
る。
欠き16のいずれかに設けられればよい。しかし、図示の
ように、切欠き16c の上下にバ−ジンシ−ル76をそれぞ
れ設ければ、トリガ−16の不要な牽引が確実に防止でき
る。
【0073】実施例のディスペンサ−10では、バ−ジン
シ−ル76を設けてトリガ−16の不要な牽引を防止すると
ともに、二次弁54を弁座24に強制的に押圧してロックポ
ジションを設定可能とし、液体の漏出を二重に保護して
いる。しかし、このダブルプロテクト構造は、一例であ
り、一般的な手動式トリガ−タイプディスペンサ−にお
いては、トリガ−16の不要な牽引の防止によるプロテク
トまたは二次弁54のロックによるプロテクトのいずれか
を採用すればよい。
シ−ル76を設けてトリガ−16の不要な牽引を防止すると
ともに、二次弁54を弁座24に強制的に押圧してロックポ
ジションを設定可能とし、液体の漏出を二重に保護して
いる。しかし、このダブルプロテクト構造は、一例であ
り、一般的な手動式トリガ−タイプディスペンサ−にお
いては、トリガ−16の不要な牽引の防止によるプロテク
トまたは二次弁54のロックによるプロテクトのいずれか
を採用すればよい。
【0074】上述した実施例は、この発明を説明するも
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。たとえば、パ
ッキング48、二次弁54等は、通常、ポリプロピレン、ポ
リエチレンのようなプラスチックから成形されるが、必
要なら、エラストマ−のような弾性体(ゴム)から成形
してもよい。
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。たとえば、パ
ッキング48、二次弁54等は、通常、ポリプロピレン、ポ
リエチレンのようなプラスチックから成形されるが、必
要なら、エラストマ−のような弾性体(ゴム)から成形
してもよい。
【0075】
【発明の効果】上記のように、この発明では、フレア−
体が、大きなたわみ量を有して形成できるとともに、フ
レア−体の厚さ、長さ等を変えることにより、適切な弾
性の二次弁が容易に設計できる。そのため、液体の種類
に対応した最適な液圧で液体を流出する種々なディスペ
ンサ−が設計できる。
体が、大きなたわみ量を有して形成できるとともに、フ
レア−体の厚さ、長さ等を変えることにより、適切な弾
性の二次弁が容易に設計できる。そのため、液体の種類
に対応した最適な液圧で液体を流出する種々なディスペ
ンサ−が設計できる。
【0076】また、ノズルキャップの移動によって、オ
ンポジション、ロックポジション(オフポジション)
が、確実に設定され、ロックポジションでは、弁体を弁
座に、弾性を介在させず、直接押圧しているため、液体
の漏出が確実に防止できる。
ンポジション、ロックポジション(オフポジション)
が、確実に設定され、ロックポジションでは、弁体を弁
座に、弾性を介在させず、直接押圧しているため、液体
の漏出が確実に防止できる。
【0077】フレア−体の端が、フレア−体自体の弾性
のもとでノズル先端の壁面に押圧させて、二次弁が常に
閉じられているため、二次弁をロックしなくとも、液体
の漏出が防止される。
のもとでノズル先端の壁面に押圧させて、二次弁が常に
閉じられているため、二次弁をロックしなくとも、液体
の漏出が防止される。
【0078】二次弁はプラスチックから成形されている
ため、腐食の虞れがなく、ディスペンサ−が広範囲の液
体の流出に利用できる。
ため、腐食の虞れがなく、ディスペンサ−が広範囲の液
体の流出に利用できる。
【0079】フレア−体がバルブスプリングとして機能
するとともに、弁体の前面にスピンナを成形すれば、バ
ルブスプリング、スピンナが二次弁に渾然一体化され、
部品点数としては二次弁の一点だけとなり、部品点数が
少なく、組立てが容易に行える。
するとともに、弁体の前面にスピンナを成形すれば、バ
ルブスプリング、スピンナが二次弁に渾然一体化され、
部品点数としては二次弁の一点だけとなり、部品点数が
少なく、組立てが容易に行える。
【0080】ノズル壁面に線接触する環状突起をフレア
−体の端面に形成すれば、フレア−体、ノズル壁面間の
液密が確実に得られる。フレア−体にフランジを設け、
このフランジに環状突起を形成してもよい。
−体の端面に形成すれば、フレア−体、ノズル壁面間の
液密が確実に得られる。フレア−体にフランジを設け、
このフランジに環状突起を形成してもよい。
【0081】フレア−体の端を外方に折り返して成形す
れば、簡単な構成にも拘らず、フレア−体がノズル壁面
に線接触される。
れば、簡単な構成にも拘らず、フレア−体がノズル壁面
に線接触される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る手動式トリガ−タイ
プディスペンサ−の縦断面図である。
プディスペンサ−の縦断面図である。
【図2】負圧防止孔付近でのディスペンサ−の拡大部分
縦断面図であり、(A) は外気、容器内の連通を遮断した
状態、(B) は外気、容器内の連通状態をそれぞれ示す。
縦断面図であり、(A) は外気、容器内の連通を遮断した
状態、(B) は外気、容器内の連通状態をそれぞれ示す。
【図3】負圧防止孔のためのパッキングの変形例の平面
図である。
図である。
【図4】二次弁付近でのディスペンサ−の拡大部分縦断
面図であり、(A) は二次弁のオンポジション、(B) は二
次弁の開かれた状態、(C)は二次弁のロックポジション
を示す。
面図であり、(A) は二次弁のオンポジション、(B) は二
次弁の開かれた状態、(C)は二次弁のロックポジション
を示す。
【図5】二次弁の拡大斜視図である。
【図6】別実施例に係る二次弁の一部破断の側面図であ
る。
る。
【図7】ピストン牽引時でのディスペンサ−の部分縦断
面図である。
面図である。
【図8】ディスペンサ−の正面図である。
【図9】バ−ジンシ−ル剥離後でのディスペンサ−の正
面図である。
面図である。
10 手動式トリガ−タイプディスペンサ−
12 シリンダ
12a シリンダ上縁
14 ピストン
16 トリガ−
16a トリガ−の前壁
16b トリガ−前壁の連結片
16c トリガ−前壁の切欠き
18 ディスペンサ−本体
18U ディスペンサ−本体の上半部
18L ディスペンサ−本体の下半部
22 ノズル
22a ノズル先端の壁面
23 ノズルの流出路
24 二次弁用弁座
28 トリガ−の枢支ピン(揺動中心)
30 バルブケ−ス
36 一次弁
38 サクションチュ−ブ
40 ボトルキャップ
42 容器
44 容器口部
46 負圧防止孔(換気孔)
48 パッキング
48a パッキングの環状基部
48b パッキングの本体
49 パッキング本体の屈曲部
50 環状突起
54 二次弁
56 ノズルキャップ
58 ノズルキャップのオリフィス(流出口)
60-1、60-2 ディスペンサ−本体の上半部上縁の係合孔
62 ノズルキャップの係合突起
64 二次弁の弁体
66 二次弁のフレア−体
66a フレア−体のフランジ
70 フレア−体のフランジの環状突起
72 リタ−ンばね用空所
74 リタ−ンばね
74a 中空パイプ
76 バ−ジンシ−ル
α トリガ−の揺動角度
Claims (7)
- 【請求項1】 流出されるべき液体の収納された容器の
口部に装着されるディスペンサ−本体と;ディスペンサ
−本体内に設けられるシリンダと;シリンダへの液体の
流入口サイド、流出口サイドにそれぞれ設けられて液体
の流れを制御する一次弁および二次弁と;リタ−ンばね
に抗して牽引される揺動可能なトリガ−と;トリガ−に
連動してシリンダ内を往復動することにより、容器内の
液体をシリンダに吸上げ、加圧して流出するピストン
と;シリンダに連通する流出路を持ち、先端に二次弁の
配置されるノズルと;二次弁、ノズルの流出路を介して
シリンダに連通するオリフィスを持ち、二次弁を収納し
てノズル先端に進退自在に取付けられるノズルキャップ
と;を具備し、二次弁が、ノズルキャップを後退させて
二次弁をノズルキャップ、ノズル間に挟持するとき、ノ
ズルの流出路先端の弁座に強制的に押圧されてロックポ
ジションを設定する弁体と、弁体の外方にフレア−形状
にのびて弾性を生じ、その端を自らの弾性のもとでノズ
ル先端の壁面に押圧するフレア−体とを一体的に有して
プラスチックから成形されている手動式トリガ−タイプ
ディスペンサ−。 - 【請求項2】 スピンナが、ノズルキャップの背面に面
して二次弁の弁体前面に形成されている請求項1記載の
手動式トリガ−タイプディスペンサ−。 - 【請求項3】 ノズル先端の壁面に線接触可能な環状突
起が、フレア−体の端面に成形されている請求項1また
は2記載の手動式トリガ−タイプディスペンサ−。 - 【請求項4】 フレア−体の端が、ノズル先端の壁面に
線接触可能に、外方に折り返して成形されている請求項
1または2記載の手動式トリガ−タイプディスペンサ
−。 - 【請求項5】 フランジがフレア−体の端に設けられ、
ノズル先端の壁面に線接触可能な環状突起が、フランジ
に成形されている請求項1または2記載の手動式トリガ
−タイプディスペンサ−。 - 【請求項6】 ノズルキャップを後退させて二次弁をノ
ズルキャップ、ノズル間に挟持するとき、ノズルの流出
路先端の弁座に強制的に押圧されてロックポジションを
設定する弁体と;弁体の外方にフレア−形状にのびて弾
性を生じ、その端を自らの弾性のもとでノズル先端の壁
面に押圧するフレア−体と;を一体的に有してプラスチ
ックから成形された手動式トリガ−タイプディスペンサ
−用二次弁。 - 【請求項7】 スピンナが、ノズルキャップの背面に面
して弁体前面に形成されている請求項6記載の手動式ト
リガ−タイプディスペンサ−用二次弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3214500A JPH0531412A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 手動式トリガ−タイプデイスペンサ−および二次弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3214500A JPH0531412A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 手動式トリガ−タイプデイスペンサ−および二次弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531412A true JPH0531412A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16656743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3214500A Pending JPH0531412A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 手動式トリガ−タイプデイスペンサ−および二次弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531412A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016026862A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3214500A patent/JPH0531412A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016026862A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
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