JPH0531346B2 - - Google Patents

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JPH0531346B2
JPH0531346B2 JP62284454A JP28445487A JPH0531346B2 JP H0531346 B2 JPH0531346 B2 JP H0531346B2 JP 62284454 A JP62284454 A JP 62284454A JP 28445487 A JP28445487 A JP 28445487A JP H0531346 B2 JPH0531346 B2 JP H0531346B2
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JP
Japan
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color
signal
quantized
analog
color image
Prior art date
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JP62284454A
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JPH01125179A (ja
Inventor
Kazuo Sayanagi
Kenji Tamuki
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Shaken Co Ltd
Original Assignee
Shaken Co Ltd
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Publication date
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  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラースキヤナ等のカラー画像処理シ
ステムにおける信号処理方法に関するものであ
る。
[従来技術] 例えばカラースキヤナ等のカラー画像入力装置
では、透過原稿あるいは反射原稿を照明光で走査
し、その透過光あるいは反射光を適当なフイルタ
を透過して赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)に分離
した後、RGBの各光を光電素子で光量に応じた
アナログ信号に変換している。そのアナログ信号
をA/Dコンバータにより等間隔に量子化を行
い、デジタル信号に変換している。
また他に、RGBのアナログ信号をアナログ演
算回路によりXYZ表色系の3刺激値に対応した
アナログ信号に変換したものをA/D変換する方
法もある。ここでXYZ表色系とは、国際照明委
員会(CIE)が1931年に採用を議決した表色系で
あり、RGB表色系から数学的変換により求めら
れる表色系である。
以上のようにして量子化する際、量子化するビ
ツト数が少なければ量子化誤差が大きく、色の変
化の連続性が表現しきれない。このため、量子化
するビツト数を多くして色のとびが小さくなるよ
うにすれば連続的な色の変化を表現することがで
きる。但しデータ量は多くなる。
[発明が解決する問題点] アナログ信号を量子化するとき、上述のように
等間隔で量子化すると、光量が多い部分と少ない
部分では、人間の視覚的な色とびが異なる形で量
子化される。つまり、光量が多い部分では色とび
が小さく、光量が少ない部分では色とびが大きく
量子化される。
一方、光電素子の出力を対数アンプを通して濃
度に変換した後に、等間隔な量子化を行つた場合
は、濃度の小さい部分で色とびが大きく、濃度の
大きいところでとびが小さくなる。
このような色とびの違いによる色の変化の不連
続性を少なくするためには、色とびが大きく量子
化される部分を基準とし、その部分について色の
変化の不連続性を感じない程度の細かい間隔で量
子化を行い、他の部分についても、それと同間隔
で量子化を行うことにより解決している。しかし
このようにすると、細かい間隔で量子化する必要
のない部分にまでビツトを割り振つてしまうた
め、量子化に多くのビツト数を必要とする。そう
すると上述したようにデータ量が多くなり、各種
データ処理やデータ転送に時間がかかる上、画像
データを記憶するメモリも大きな容量のものが必
要となる。
[問題点を解決するための手段] 本発明は以上の点から成したものであり、カラ
ー画像のアナログ信号を量子化する際、少ないビ
ツト数で色の変化の不連続性が目立たない信号を
得ることができるカラー画像処理システムにおけ
る信号処理方法を提供することを目的とし、その
特徴とするところは、画像のアナログ信号をA/
D変換して量子化信号を作成するカラー画像処理
システムにおける信号処理方法において、XYZ
表色系の3刺激値X、Y、Zのアナログ信号を A′=F(A) なる特性のアンプを通してX′、Y′、Z′に増幅し、
更に、 Y″=X′−Y′+a(aは定数) の演算を行つた後、 X′、Y″、Z′のアナログ信号をA/D変換して
量子化信号を作成することである。
[発明の概要] 本発明はXYZ表色系の3刺激値X、Y、Zを
量子化する際、XとYの間に強い相関が有ること
を利用し、X、Y、ZやX′、Y′、Z′ではなく、
X′、X′−Y′+a(aは定数)、Z′について量子化
を行つてカラー画像の量子化信号とする。
[実施例] 第1図は本発明の処理手順を示したフロー図で
ある。本発明は第1図に示すように、基本的に
は、 画像読取 光電変換して画像のRGBのアナログ信号を
作成 RGBのアナログ信号をXYZ表色系の信号に
変換 X、Y、Zのアナログ信号をアンプに通して
X′、Y′、Z′に増幅 X′、Y′のアナログ信号に基づき、 Y″=Y′−X′+a(aは定数) なる演算を行う。
X′、Y″、Z′の各アナログ信号をA/D変換
して量子化信号を作成 なる手順によりカラー画像の量子化信号を作成す
る。以下にカラー画像入力装置のブロツク図を例
示し、それに基づいて本発明の実施例を説明す
る。
第2図は本発明を適用するカラー画像入力装置
の概略を示すブロツク図である。1は画像読取部
で、例えば透過原稿を連続スペクトルを有する照
明光により走査する。2はハーフミラー、3はフ
イルターで、3−1は赤色光(R)、3−2は緑色光
(G)、3−3は青色光(B)をそれぞれ選択的に透過す
る。4は光電素子で、入射した光量に応じてアナ
ログ信号を出力する。ここで用いる光電素子4は
380〜780nmの感度をもつものであれば良く、フ
オトマルチプライヤ、シリコンダイオード等で構
成する。5はアナログ演算回路で、光電素子4か
ら出力されたR、G、Bのアナログ信号に基づ
き、XYZ表色系の3刺激値に対応したアナログ
信号に変換する。6は前記3刺激値のアナログ信
号を増幅するアンプで、本実施例では入力値を
A、出力値をA′としたとき、 A′=F(A) なる特性のアンプである。F(A)は例えば、 F(A)=LogA F(A)=Ak (0.2≦k≦0.4) 等の関数で表わされる特性を有する。
7は、 Y″=X′−Y′+a(aは定数) の演算を行うアンプ、8は前記アンプ6,7から
出力されたアナログ信号をA/D変換するA/D
コンバータである。
画像読取部1で原稿を走査した透過光はハーフ
ミラー2−1,2−2,2−3により3つに分割
され、それぞれフイルター3−1,3−2,3−
3を透過することにより、R、G、B成分に分離
される。分離されたR、G、B成分はそれぞれ光
電素子4−1,4−2,4−3に入射し、各光量
に応じたR、G、Bのアナログ信号に変換され
る。R、G、Bのアナログ信号は、アナログ演算
回路5でXYZ表色系の3刺激値に対応したアナ
ログ信号に変換される。アナログ演算回路5の係
数等はフイルタ3及び光電素子4の総合特性と3
刺激値の特性によつて決まる。3刺激値に変換さ
れたアナログ信号はそれぞれアンプ6−1,6−
2,6−3によりX′、Y′、Z′に増幅される。そ
してX′とY′はアンブ7へ送られ、 Y″=X′−Y′+a(aは定数) の演算によりX′とY′の差が算出される。ここで
aはY″がマイナスの値とならないように加算す
る定数である。
このようにして得たアナログ信号X′、Y″、
Z′は、それぞれA/Dコンバータ8−3,8−
2,8−1でA/D変換し、量子化信号を作成す
る。
以上のようにしてカラー画像の量子化信号を作
成する。
次に、上述したようにY′ではなくX′−Y′+a
について量子化を行うことによつて、色とびが少
ない形で量子化ができる理由について説明する。
第3図は3刺激値XYZを求めるためのJIS
Z8701のXYZ表色系における等色関数〓、〓、〓
のグラフである。この図で、〓と〓に注目する
と、そのピークが50nmずれているだけであり、
オーバーラツプしている部分が多い。また、スキ
ヤナー等で読み取つて画像処理しようとする被写
体は一般に連続したスペクトルを持つものがほと
んどであり、それを観察するための光源スペクト
ルも比較的連続スペクトルであるため、〓、〓か
ら求められたX、Yはかなりの相関性を持つてい
るものと予想される。
第4図はX、Yの相関について、その量を明ら
かにするために、マンセル色立体の最外周部から
22点のマンセル色票を選び、そのX、Y、Zを求
め、それから、 (−LogX)−(−LogY) X0.3−Y0.3 を算出して示した表である。この図によると(−
LogX)−(−LogY)は−0.275〜+0.331、X0.3
Y0.3は−0.110〜+0.111の値となつており、これ
らの値はそれぞれ元の値、つまりXあるいはYの
とりうる値(0.0〜1.0)より小さいことがわか
る。
また第5図は、マンセル色立体のもう少し内側
の色について、第4図と同様にして算出して示し
た表である。この図によると(−LogX)−(−
LogY)は−0.138〜0.157、X0.3−Y0.3は−0.063〜
+0.061のように、さらに小さい値となつている。
このようにXとYには大きな相関があるため、
XとYがとりうる値の範囲よりも、その差がとり
うる値の方が小さい範囲に収まる。従つて同じビ
ツト数で量子化した場合、差に対してビツトを割
り振つた方が、より細かい間隔で量子化できるこ
とになる。
[効果] 以上説明したように、本発明はカラー画像のア
ナログ信号を量子化する際、X′、Y′、Z′ではな
く、X′、X′−Y′+a(aは定数)、Z′に対して
A/D変換するようにしたので、色とびが少ない
形で量子化ができる。
第6図1はX0.3、X0.3−Y0.3+0.110、Z0.3につ
いて8ビツトで量子化を行つたときの量子化の範
囲、量子化ピツチ、実質的な量子化ビツト数を表
わした図である。この図からもわかる通り、X0.3
−Y0.3+0.110の量子化の範囲がX0.3、Z0.3の1/4と
なつているため、8ビツト(256階調)で量子化
したときの量子化ピツチも1/4だけ細かくでき、
実質的には10ビツト量子化した場合と同等の効果
を有する。従つて第6図2のように、X0.3−Y0.3
+0.110を7ビツトとし、X0.3を9ビツトとして
X0.3を細かく量子化することもできる。このよう
に、総ビツト数が同じでも、従来より色とびが少
ない形でカラー画像の量子化信号を作成できる。
第7図はマンセル色票から選び出したそれぞれ
の色について、本発明によつて量子化したとき、
一階調だけずらした色との違いを、JIS Z8729に
示されたx、y、YよりX、Y、Zを算出し、
JIS Z8730によつて定められた色差を計算したも
のである。但し、このとき量子化の一階調ずらし
た値は、量子化の軸が3つあり、その組合せによ
り方向性が生じ、ひとつの元の色について全部で
26通りあるため、第7図にはそれらの中の最大値
と最小値を示している。また第7図はそれぞれ8
ビツトで量子化した場合の例である。
第7図からX′(=LogX又はX0.3)、Y′(=LogY
又はY0.3)、Z′(=LogZ又はZ0.3)と、X′、Y″(=
LogY−LogX+a又はX0.3−Y0.3+a)、Z′を量
子化したものを比較すると、どの色でも、色差の
最大値が小さくなつていることがわかる。これ
は、色とびが従来より目立たない形で量子化され
ていることを意味する。
以上説明したように本発明は、少ないビツト数
で色とびが少ないカラー画像の量子化信号を得る
ことができる。そのため、データ量が少なくて済
み、量子化後の各種データ処理やデータ転送が速
くなり、画像データを記憶するメモリの容量も少
なくて良いという大なる効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の処理手順を示したフロー図、
第2図は本発明を適用するカラー画像入力装置の
概略を示すブロツク図、第3図は等色関数を示す
グラフ、第4図、第5図はXとYの相関について
説明する図、第6図、第7図は本発明の効果につ
いて説明する図ある。 1……画像読取部、2……ハーフミラー、3…
…フイルタ、4……光電素子、5……アナログ演
算回路、6,7……アンプ、8……A/Dコンバ
ータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画像のアナログ信号をA/D変換して量子化
    信号を作成するカラー画像処理システムにおける
    信号処理方法において、 XYZ表色系の3刺激値X、Y、Zのアナログ
    信号を A′=F(A) なる特性の増幅手段を通してX′、Y′、Z′に増幅
    し、更に、 Y″=X′−Y′+a(aは定数) の演算を行つた後、 X′、Y″、Z′のアナログ信号をA/D変換して
    量子化信号を作成することを特徴とするカラー画
    像処理システムにおける信号処理方法。 2 前記増幅手段の特性は、 A′=F(A)=LogA であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のカラー画像処理システムにおける信号処理方
    法。 3 前記増幅手段の特性は、 A′=F(A)=Ak 0.2≦k≦0.4 であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のカラー画像処理システムにおける信号処理方
    法。
JP62284454A 1987-11-10 1987-11-10 カラー画像処理システムにおける信号処理方法 Granted JPH01125179A (ja)

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