JPH05311203A - 粉末冶金射出成形用金型 - Google Patents

粉末冶金射出成形用金型

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Publication number
JPH05311203A
JPH05311203A JP14198792A JP14198792A JPH05311203A JP H05311203 A JPH05311203 A JP H05311203A JP 14198792 A JP14198792 A JP 14198792A JP 14198792 A JP14198792 A JP 14198792A JP H05311203 A JPH05311203 A JP H05311203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tip
ruggedness
injection molding
lot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14198792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kijima
良雄 木嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形工程で成形体個々にロット名をマー
クすることができる粉末冶金射出成形用金型を提供す
る。 【構成】 粉末とバインダーとの混練物からなる成形体
を突き出して離型する際、該成形体にマーキングを施す
ことのできる凹凸が先端に付けられた突き出しピンを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末とバインダーとの
混練物からなる成形体にマーキングを施すことのできる
粉末冶金射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元的に複雑な形状を有する製品を製
造するため、粉末とバインダーを混練して得た混練物を
射出成形し、脱バインダーした後、焼結する粉末冶金方
法が知られている。
【0003】上記方法において、各工程の工程管理、製
品の品質管理などを行なう上で各工程での中間製品およ
び製品のロット名を明瞭に把握することは、極めて重要
である。
【0004】従来、このロットの把握は、脱バインダ
ー工程や焼結工程のような高温を適用する工程があるこ
と、製品に対して熱的な影響を与えないことなどによ
って、ロットの近くに耐熱性のある金属片をマーカーと
して置き、このマーカーに記したロット名などを作業日
誌に記帳して保管することによって行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法は、各工程で必要によりロットの集約あるいは
分散があると、ロットの把握が困難になり易いという問
題があった。
【0006】ロットを把握するのに最も好ましいのは、
出来るだけ初期の工程である射出成形工程で、しかも製
品に小物部品が多いので中間製品そのものにロット名を
マークすることである。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記事情に鑑
み、射出成形工程で成形体個々にロット名をマークする
ことができる粉末冶金射出成形用金型を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するものとして、粉末とバインダーとの混練物からな
る成形体を突き出して離型する際、該成形体にマーキン
グを施すことのできる凹凸が先端に付けられた突き出し
ピンを設けてなる粉末冶金射出成形用金型である。
【0009】
【作用】本発明の粉末冶金射出成形用金型がマーキング
する成形体は、金属、合金、セラミックなどの粉末と、
バインダーとの混練物を射出成形して得る。
【0010】この成形体を金型から離型するには、固定
側型板と可動側型板の結合を解いてから、成形体を可動
側型板側に設けた複数の突き出しピンによって突き出
す。
【0011】本発明の金型には、1本あるいは必要によ
り複数の突き出しピンの先端に、上記突き出す際に成形
体にマーキングを施すことのできる凹凸が付けられてい
る。
【0012】この凹凸は、深さが少なくとも0.2mm
あることが好ましく、ロット名に対応した凹凸のあるテ
ープを突き出しピンの先端に接着したり、先端を刻印し
たりすることなどにより付けることができる。また、ロ
ット名を変える場合は、テープを接着し直したり、突き
出しピンを変換あるいは回転したりすればよい。
【0013】このような本発明金型を使用する場合、す
べての操作は、通常行なわれている方法、条件で行なえ
ばよく、前記先端に凹凸が付けられた突き出しピンが突
き出す際に当接する成形体面に、上記凹凸と逆の凹凸が
形成され、ロット名としてマークされることになる。
【0014】
【実施例】金型のキャビティ数を1個、突き出しピン数
を28本、突き出しピンの径を2mmが24本、4mm
が4本とし、1回の射出で成形される1個の成形体に3
桁の数字からなるロット名をマークするため、1本の突
き出しピン(径4mm)先端に凹凸の深さが0.2mm
ある厚さ0.5mmのテープを接着した。
【0015】このような金型に、平均粒径14μmのF
e−Si合金(Si3重量%)粉末とパラフィンワック
スとの混練物を射出成形して45mm角、厚さ15mm
のヨークを成形した。
【0016】突き出しピンを突き出して離型されたヨー
ク成形体にはすべて上記ロット名が鮮明にマークされて
いた。
【0017】得られた成形物は、そのまま常法により脱
バインダー処理、焼結処理し、製品とした。脱バインダ
ー処理後の成形体、焼結製品いずれも上記ロット名が鮮
明に残っていた。
【0018】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、射出成形体個々に焼結製品まで鮮明に残るロット名
をマークすることができるので、各工程での中間製品お
よび製品のロット名を確実に把握できる。従って、工程
管理、品質管理をより適切、容易に行なうことができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末とバインダーとの混練物からなる成
    形体を突き出して離型する際、該成形体にマーキングを
    施すことのできる凹凸が先端に付けられた突き出しピン
    を設けてなる粉末冶金射出成形用金型。
JP14198792A 1992-05-08 1992-05-08 粉末冶金射出成形用金型 Pending JPH05311203A (ja)

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JP14198792A JPH05311203A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 粉末冶金射出成形用金型

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JPH05311203A true JPH05311203A (ja) 1993-11-22

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ID=15304764

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JP (1) JPH05311203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022542020A (ja) * 2019-07-19 2022-09-29 インテグリス・インコーポレーテッド 多孔質焼結膜及び多孔質焼結膜を調製する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022542020A (ja) * 2019-07-19 2022-09-29 インテグリス・インコーポレーテッド 多孔質焼結膜及び多孔質焼結膜を調製する方法

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