JPH0531117A - 塞栓切除カテ−テル - Google Patents

塞栓切除カテ−テル

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JPH0531117A
JPH0531117A JP3210297A JP21029791A JPH0531117A JP H0531117 A JPH0531117 A JP H0531117A JP 3210297 A JP3210297 A JP 3210297A JP 21029791 A JP21029791 A JP 21029791A JP H0531117 A JPH0531117 A JP H0531117A
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JP
Japan
Prior art keywords
embolus
blood vessel
catheter
end side
connecting tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP3210297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakiyo Nobeyoshi
正清 延吉
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血管内壁に付着した塞栓を切除すること。 【構成】 モ−タ−と接続された回転駆動軸によって、
内側部材の先端に設けられた中空の切除ヘッドを回転さ
せながら、血管内を前進させて塞栓を切除するカテ−テ
ルである。切除された塞栓片は切除ヘッドの中空部、連
結チュ−ブを通り、排出チュ−ブの側孔を経て真空源と
接続している吸引ポ−トから排出される。 【効果】 血管内壁と当接する外側部材を周方向に回転
させずに、カテ−テルの先端で塞栓を切除し除去するの
で血管壁を傷めることは少ないし、再狭窄のおそれがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血管内壁に付着した塞栓
を切除するためのカテ−テルに関する。
【0002】
【従来の技術】血管内壁に凝固血液(血栓)またはカル
シウムとコレステロ−ルからなる粥腫等(以下塞栓と総
称する)が付着すると血流が阻害される。例えば冠動脈
内の血流が塞栓によって閉塞すると心筋梗塞が起こり、
また肢抹消血管が閉塞すると肢が切断されたりする。そ
のために、早期にこのような塞栓を切除することが要求
され、従来から種々の切除方法が行われている。
【0003】例えば、特表昭57−501167号公報には、バ
ル−ンカテ−テルを血管内に挿入し、血管内でカテ−テ
ルのバル−ンを膨張させ、細くなった血管の内径を拡大
させることによって血流を確保する方法が紹介されてい
る。また米国特許第 4994067号明細書には、血管内にカ
テ−テルを挿入し、カテ−テルの側壁に設けられた開口
部内に血管内壁の塞栓を導入しカテ−テルに内挿された
金属製の回転カッタ−を前進させて導入塞栓を切除する
方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、バル−
ンカテ−テルによる方法では、単に細くなった血管の内
径を拡大して血流を確保するものであるから、一時的に
血流が確保できても、再狭窄の恐れがある。また、回転
カッタ−を前進させて塞栓を切除する方法では、血管内
壁の全周から塞栓を切除するには、血管内においてカテ
−テルを回転させ、カテ−テルの先端を切除位置よりも
前進させる必要があるので、血管内壁を傷つける欠点が
ある。本発明の目的は、血管内壁を傷つけないで血管内
壁に付着した塞栓を効率よく切除できるカテ−テルを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は細長
い内側部材と、該内側部材を摺動可能に内挿した先端側
と該先端側の内径が拡大した基端側とで構成された外側
部材と、内側部材の先端に設けられ、該内側部材の軸方
向に中空となった切除ヘッドとからなり;内側部材は前
記切除ヘッドの中空部と連通可能に接続する連結チュ−
ブと、該連結チュ−ブに連通可能に接続し側孔を備えた
排出チュ−ブと、該排出チュ−ブ部と連通不能に接続す
る回転駆動軸とからなり;前記外側部材の基端側には、
真空源と接続可能な吸引ポ−トと、前記回転駆動軸を摺
動可能に挿通する基端壁が設けられ;前記排出チュ−ブ
が外側部材の拡大した基端側内に配置されてなる塞栓切
除カテ−テルである。
【0006】また、本発明は前記塞栓切除カテ−テルに
おいて、切除ヘッドの最大径が外側部材の先端側の内径
乃至外径である塞栓切除カテ−テルである。更に、本発
明は前記塞栓切除カテ−テルにおいて、切除ヘッドが外
方に縮径した載頭円錐形であり、円錐表面に研磨剤が埋
没されてなる塞栓切除カテ−テルである。更にまた、本
発明は前記塞栓切除カテ−テルにおいて、切除ヘッドが
外方に縮径した載頭円錐形であり、円錐表面が突起状を
した塞栓切除カテ−テルである。
【0007】
【作用】本発明は塞栓切除カテ−テルを血管に挿入し、
モ−タ−と接続された回転駆動軸経由で内側部材の先端
に設けられた切除ヘッドを回転させながら、血管内を前
進させて塞栓を切除するカテ−テルである。切除された
塞栓片は切除ヘッドの中空部、連結チュ−ブを通り、排
出チュ−ブの側孔を経て真空源と接続する吸引ポ−トか
ら排出される。
【0008】
【実施例】以下実施例にて本発明の一例を説明する。図
1は本発明の塞栓切除カテ−テルの一部を切欠した側面
図であり、図2は本発明の他の実施例を示す塞栓切除カ
テ−テルの側面図である。図中1は内側部材、2は外側
部材、11は連結チュ−ブ、12は排出チュ−ブ、13は回転
駆動軸、21は外側部材の先端側部、22は外側部材の基端
側部、23は吸引ポ−ト、24は基端壁、31および32は切除
ヘッドを示す。
【0009】図1の塞栓切除カテ−テルは細長い内側部
材1と、外側部材2と、切除ヘッド31とからなる。内側
部材1は先端側で連結チュ−ブ11と連通し、側面に単数
または全周に複数の側孔を備えた排出チュ−ブ12と、該
チュ−ブ12と連通不能に接続する回転駆動軸13とからな
る。外部部材2は内側部材1を摺動可能に内挿した先端
側部21と、先端側部21の内径が拡大した基端側部22とか
らなる。
【0010】外側部材2の基端側部22には真空源(図示
せず)と接続可能な吸引ポ−ト23と、回転駆動軸13を摺
動可能に挿通する基端壁24とが設けられ、排出チュ−ブ
12は外側部材2の拡大された基端側部22の内部に配置さ
れる。切除ヘッド31は内側部材1の軸方向に中空となっ
ていて連結チュ−ブ11と連通する。内側部材1の連結チ
ュ−ブ11はテフロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイミド、ポリ塩化ビニルのようなプラスチック製で
あり、切除ヘッド31と一体成形されることが好ましい。
排出チュ−ブ12はポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、テフロン、ポリイミドのようなプラスチッ
ク製であり、連結チュ−ブ11と一体成形されることが好
ましい。
【0012】回転駆動軸13はステンレス鋼、ポリイミド
等からなり、モ−タ−(図示せず)と接続する。外側部
材2の先端側部21は、例えば細いステンレス鋼メッシュ
入りのポリウレタンから成形されると、高度のフレキシ
ビリティと高強度のものが得られる。外側部材の基端側
部22の材料は先端側部21と同じ材料でもよいが、血栓切
除時に内部観察が可能なように透明なプラスチック、例
えばABS樹脂等でもよい。塞栓切除ヘッド31は回転に
よる塞栓の切除が可能であり、血管内壁を傷めなければ
任意に設計できるが、最大径が外側部材2の内径乃至外
径の範囲内が好ましく、外方に縮径した載頭円錐形で該
円錐表面にダイアモンド粉のような研磨剤を埋めこむ
か、突起を設けるか、あるいは突起が設けられた円錐表
面に研磨剤を埋めこんだポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、テフロン、ポリイミドのようなプ
ラスチック材料からなるのが好ましい。
【0013】本発明の塞栓切除カテ−テルを使用して血
管内の塞栓を切除するには、ガイディングカテ−テル
(図示せず)を血管内に挿入し、ガイディングカテ−テ
ルの先端部を塞栓の手前まで前進させる。次にガイディ
ングカテ−テル内に本発明の塞栓切除カテ−テルを挿入
し前進させながらモ−タ−を駆動する。モ−タ−の回転
は回転駆動軸13、排出チュ−ブ12および連結チュ−ブ11
を経て切除ヘッド31に伝えられ、切除ヘッド31の回転に
よって血管内壁の塞栓が切除される。切除された塞栓片
は切除ヘッド31、連結チュ−ブ11の内孔および排出チュ
−ブ12の側孔を経て真空源と接続する吸引ポ−ト23から
吸引除去される。
【0014】図2は切除ヘッド32が外側部材2の先端か
ら露出した塞栓切除カテ−テルの側面図である。切除ヘ
ッド32の最大径は外側部材2の内径と等しく、外側部材
2に切除ヘッド32が内挿された構造をしている。この塞
栓切除カテ−テルを血管内に挿入する場合、切除ヘッド
32を外側部材2内に収容しておいて塞栓切除に際して切
除ヘッド32を外側部材2の先端から露出させることもで
きる。外側部材2の肉厚は非常に薄いので塞栓切除効果
は図1の塞栓切除カテ−テルと比較して大きい。本発明
塞栓切除カテ−テルを血管内の所定位置に固定して塞栓
を切除する際、公知のバル−ンあるいはワイヤ−を外側
部材2の先端付近に設け、バル−ンを膨張あるいはワイ
ヤ−を弓形に膨出させて血管内壁と当接させて血管内の
所定位置に本発明塞栓切除カテ−テルを保持しながら血
管内の塞栓を切除することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の塞栓切除カテ−テルは切除ヘッ
ドが先端に配置されているので、必要以上に塞栓切除カ
テ−テルを前進させることがない。また血管の内壁と当
接する外側部材を周方向に回転させずに血管内壁の全周
から塞栓を切除することができるので、血管壁を傷める
ことは少ない。更にバル−ンカテ−テルを使用するとき
に起こる再狭窄のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塞栓切除カテ−テルの一部を切欠した
側面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す塞栓切除カテ−テル
の側面図である。
【符号の説明】
1 内側部材 2 外側部材 11 連結チュ−ブ 12 排出チュ−ブ 13 回転駆動軸 21 外側部材の先端側部 22 外側部材の基端側部 23 吸引ポ−ト 24 基端壁 31、32 切除ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い内側部材と、該内側部材を摺動可
    能に内挿した先端側と該先端側の内径が拡大した基端側
    とで構成された外側部材と、内側部材の先端に設けら
    れ、該内側部材の軸方向に中空となった切除ヘッドとか
    らなり;内側部材は前記切除ヘッドの中空部と連通可能
    に接続する連結チュ−ブと、該連結チュ−ブに連通可能
    に接続し側孔を備えた排出チュ−ブと、該排出チュ−ブ
    部と連通不能に接続する回転駆動軸とからなり;前記外
    側部材の基端側には、真空源と接続可能な吸引ポ−ト
    と、前記回転駆動軸を摺動可能に挿通する基端壁が設け
    られ;前記排出チュ−ブが外側部材の拡大した基端側内
    に配置されてなる塞栓切除カテ−テル。
  2. 【請求項2】 切除ヘッドの最大径が外側部材の先端側
    の内径乃至外径である請求項1記載の塞栓切除カテ−テ
    ル。
  3. 【請求項3】 切除ヘッドが外方に縮径した載頭円錐形
    であり、円錐表面に研磨剤が埋没されてなる請求項1ま
    たは2記載の塞栓切除カテ−テル。
  4. 【請求項4】 切除ヘッドが外方に縮径した載頭円錐形
    であり、円錐表面が突起状をした請求項1〜3記載の塞
    栓切除カテ−テル。
JP3210297A 1991-07-26 1991-07-26 塞栓切除カテ−テル Pending JPH0531117A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518717A (ja) * 2011-05-27 2014-08-07 コリブリ テクノロジーズ インコーポレーテッド 流体回転ジョイントを備える医療用プローブ
WO2021044829A1 (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 テルモ株式会社 医療デバイス
US11266424B2 (en) 2017-06-20 2022-03-08 Siemens Healthcare Gmbh Autonomous catheterization assembly
US11696808B2 (en) 2009-10-12 2023-07-11 Corindus, Inc. System and method for navigating a guide wire
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