JPH05310184A - 電波反射機能を備えたソノブイ - Google Patents

電波反射機能を備えたソノブイ

Info

Publication number
JPH05310184A
JPH05310184A JP11924292A JP11924292A JPH05310184A JP H05310184 A JPH05310184 A JP H05310184A JP 11924292 A JP11924292 A JP 11924292A JP 11924292 A JP11924292 A JP 11924292A JP H05310184 A JPH05310184 A JP H05310184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sonobuoy
parachute
balloon
radio wave
aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11924292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kotaki
國雄 小滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP11924292A priority Critical patent/JPH05310184A/ja
Publication of JPH05310184A publication Critical patent/JPH05310184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 航空機からソノブイの位置を容易且つ正確に
測定することができる電波反射機能を備えたソノブイを
提供することを目的とする。 【構成】 ソノブイ10はソノブイ本体12とパラシュ
ートとから基本的に構成される。パラシュートは電波反
射機能を有する繊維部材からなり、前記折り畳まれた繊
維部材にガス発生器16から高圧のガスを吹き込むこと
によってパラシュート自体を球状に膨張させてバルーン
30を形成する。これによって航空機からの電波が反射
されるため、ソノブイ10の位置測定が容易に行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電波反射機能を備えたソ
ノブイに関し、一層詳細には、航空機、飛行船等からの
電波を反射する機能を備えたバルーンを有し、このバル
ーンに対して前記航空機等から電波を発し、この電波の
反射波を測定することによって位置確認を容易に行うこ
とを可能とした電波反射機能を備えたソノブイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ソノブイは海中の物体を追尾するために
音響送信機または受信機あるいはその両方と無線送信機
等を装備する。そして、パラシュートにより航空機から
複数のソノブイを、例えば、海水上に落下し、夫々のソ
ノブイから夫々識別可能な信号を発して、その信号の位
相差を測定することにより、またはその直上を航空機が
通過することによりソノブイの位置が確定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の装置
は、一般的に、SRS(Sonobuoy Reference System )
またはOTPI(On-Top Position Indicator )と呼ば
れる。SRSはソノブイからの無線信号を受信するため
に、航空機本体に多数、例えば、10本の無指向性のア
ンテナを装備している。しかしながら、前記のように、
多数の無指向性アンテナが装備されることによって、航
空機の各部における多重反射に基づく位相の乱れが生じ
るためにソノブイの正確な位置測定が困難となり、且つ
不安定であるという不都合が存在する。OTPIはソノ
ブイのダイポール・アンテナの不感帯域が直上にあるこ
とを利用してソノブイの位置を知るが航空機が直上に到
達しなければならないという不便がある。
【0004】本発明は、前記の問題点を克服するために
なされたものであって、ソノブイの内部にガス発生器を
備え、このガス発生器によって電波反射機能を有するバ
ルーンを膨張させ、このバルーンに対して航空機から所
定の周波数の電波を送り、これを反射させて前記ソノブ
イの位置を容易に測定することを可能とした電波反射機
能を備えたソノブイを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ソノブイ本体と、パラシュートと、前
記ソノブイ本体に設けられたガス発生器と、前記ガス発
生器から供給される流体により着水時に膨張して航空機
からの電波を反射するためのバルーンとからなることを
特徴とする。
【0006】
【作用】ガス発生器から得られたガスを電波反射材料、
ゴム等を含む繊維部材から構成されたバルーンに吹き込
み、これによって前記バルーンが膨張する。航空機から
所定の周波数の電波を発すれば、これが前記バルーンに
よって反射され、容易にソノブイの位置を確認すること
が可能となる。
【0007】
【実施例】本発明に係る電波反射機能を備えたソノブイ
について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0008】図1並びに図2は、本発明に係る該ソノブ
イの第1の実施例を示す。図において、参照符号10は
ソノブイを示し、基本的にソノブイ10はソノブイ本体
12とパラシュート14とから構成される。ソノブイ本
体10の内部にはガス発生器16が収装されており、そ
の周囲は膨張可能なフロートブイ18で囲繞されてい
る。ソノブイ本体12の内部にはさらに吊り下げケーブ
ル20とその先端部に固着されたハイドロホン22が収
装されており、着水と同時に前記ガス発生器16、吊り
下げケーブル20およびハイドロホン22がソノブイ本
体12より外部に露呈するように構成されている。
【0009】パラシュート14は、前記ソノブイ本体1
2との間でパラシュート14が拡開したときに懸吊する
ための紐体24で連結されているが、その紐体24の中
の1本はガス通気管26を採用している。すなわち、ガ
ス通気管26はガス発生器16からのガスで膨張するフ
ロートブイ18と気密に連通している。
【0010】パラシュート14の内部を図1に示してい
る。このパラシュート14は、図から容易に諒解される
通り、繊維部材28を折り畳んで構成され、この折り畳
まれた繊維部材28相互間に空間32が画成され且つパ
ラシュート形状に構成されている。前記ガス通気管26
は前記空間32と連通状態にある。
【0011】以上のように構成される第1の実施例に係
るソノブイ10は、航空機から落下されると衝撃を少な
くするためにパラシュート14が開いてソノブイ本体1
2をゆっくりと下降させる。このとき、前記の通り、ガ
ス通気管26はパラシュート14の一部とソノブイ本体
12との間で当該ソノブイ本体12を一部で懸吊する機
能を果たす。
【0012】ソノブイ10が海水34に着水すると、図
示しないスイッチ手段によりガス発生器16が付勢さ
れ、これによってフロートブイ18が、図2に示すよう
に膨出して拡開する。これと同時に吊り下げケーブル2
0がソノブイ本体12から外部へと露呈し、ハイドロホ
ン22は海水34中に懸吊されることになる。
【0013】すなわち、ガス発生器16によって発生し
たガスが、フロートブイ18を膨張させるとともに、ガ
ス通気管26を介して空間32の内部に圧力ガスを導入
し、繊維部材28を球状に膨張せしめてバルーン30と
なる。この場合、バルーン30は電波反射機能を有する
繊維部材28で構成されている。従って、航空機から所
定の周波数の電波を発射すれば、この電波は前記電波反
射機能を有するバルーン30によって反射され、航空機
に到達する。これによってソノブイ10の位置が容易に
確認できる。
【0014】なお、ガス通気管26はパラシュート14
が球状に膨出形成された後はソノブイ本体12との間で
パラシュート14とソノブイ本体12とを係合させる連
結体としての役割を果たす。
【0015】そこで、航空機のレーダを前記ソノブイ1
0に指向させれば、海水34上で動く物体を追尾する信
号がハイドロホン22により得られ、これが電波に変換
されて該航空機に到達する。これによって、前記物体の
位置、速度等を確認できる。
【0016】図3並びに図4に本発明に係るソノブイの
別の実施例を示す。この場合、前記第1の実施例と同一
の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
【0017】この実施例では、十字形のパラシュート4
0を用いている。従って、前記第1実施例のように、繊
維部材28を折り畳むことによって空間32を画成して
はいない。このため、ガス通気管26も不要である。
【0018】しかしながら、ソノブイ本体12の内部に
は、バルーン42を収納する空間44が画成されてい
る。すなわち、第1の実施例と異なり、第2の実施例で
はバルーン42をパラシュート40とは別体で構成して
なるものである。従って、パラシュート40が海水34
に着水した時、バルーン42は前記空間44から自動的
に飛び出し、第1の実施例と同様に、ガス発生器16か
らのガスで球状に膨らむ。その作用については前記第1
の実施例と実質的に同一である。
【0019】なお、ガス通気管26はバルーン42と予
め連通状態で連結されていることは言うまでもなく、ま
た、バルーン42が電波反射機能を有する繊維部材28
で構成されることも前記第1実施例と同様である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、航空機
から投下されたソノブイは、海水に着水すると同時にガ
ス発生器からガスが噴出し、この高圧のガスはパラシュ
ート本体またはこのパラシュート本体とは別体に設けら
れたバルーンを膨張させる。このようにして得られた膨
張したバルーンは電波反射材料、ゴム等を含む繊維部材
で構成されるために、容易に海水上に漂い、航空機から
所定の周波数の電波を送れば、この電波は前記バルーン
によって反射され、航空機内の測定器でその位置が測定
される。従って、ソノブイの位置測定を極めて簡単且つ
正確に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソノブイの一部縦断概略説明図で
ある。
【図2】本発明に係るソノブイが海水に着水した時にパ
ラシュートが膨張した状態の概略説明図である。
【図3】本発明に係るソノブイの第2の実施例を示す概
略説明図である。
【図4】図3に示すソノブイが海水に着水した時にバル
ーンが膨張した状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10…ソノブイ 12…ソノブイ本体 14…パラシュート 16…ガス発生器 18…フロートブイ 20…吊り下げケーブル 22…ハイドロホン 26…ガス通気管 28…繊維部材 30…バルーン 40…パラシュート 42…バルーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソノブイ本体と、パラシュートと、前記ソ
    ノブイ本体に設けられたガス発生器と、前記ガス発生器
    から供給される流体により着水時に膨張して航空機から
    の電波を反射するためのバルーンとからなることを特徴
    とする電波反射機能を備えたソノブイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のソノブイにおいて、バルー
    ンはパラシュートを構成する電波反射材料、ゴム等を含
    む繊維部材からなることを特徴とする電波反射機能を備
    えたソノブイ。
JP11924292A 1992-05-12 1992-05-12 電波反射機能を備えたソノブイ Pending JPH05310184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11924292A JPH05310184A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 電波反射機能を備えたソノブイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11924292A JPH05310184A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 電波反射機能を備えたソノブイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05310184A true JPH05310184A (ja) 1993-11-22

Family

ID=14756488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11924292A Pending JPH05310184A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 電波反射機能を備えたソノブイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05310184A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109398617A (zh) * 2018-10-19 2019-03-01 东台市万舟船用设备有限公司 一种防风浪浮标

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109398617A (zh) * 2018-10-19 2019-03-01 东台市万舟船用设备有限公司 一种防风浪浮标

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2888675A (en) Water borne inflatable radar reflector unit
US2361177A (en) Method and apparatus for the detection of submarines by airplanes
JP6545686B2 (ja) ディッピングソナー用小型全方向性アンテナ
US3921120A (en) Float actuated release mechanism
US5060206A (en) Marine acoustic aerobuoy and method of operation
JP5793769B1 (ja) 水中情報計測装置
US4473896A (en) Tactical Expendable Device
US4541079A (en) Marine streamer cable recovery system
US2758203A (en) Sonobuoy
JPH04224493A (ja) ブイ用水面ユニット
US3944964A (en) Air dropped linear acoustic detector
US3803540A (en) Inflatable underwater platform
US4279025A (en) Releasable airborne buoy
US3543228A (en) Sonobuoy suspension system
US4186370A (en) Stabilized sonobuoy suspension
JPH05310184A (ja) 電波反射機能を備えたソノブイ
US4924446A (en) Navigation system and method for determining the position of a relatively noisy platform using underwater transponders
US4114135A (en) Acoustic device
US4371957A (en) Antisubmarine warfare system
Clark et al. Localization of radiating sources along the hull of a submarine using a vector sensor array
US3237151A (en) Underwater detection by interface coupling
US3068477A (en) Floating snake antenna
GB2093996A (en) Improvements in or relating to sonar arrays
US4093934A (en) Free-falling sonobuoy
US3611276A (en) Instrument for direct measurement of the velocity of sound in a fluid