JPH05309158A - 開閉屋根付きスキー場施設 - Google Patents
開閉屋根付きスキー場施設Info
- Publication number
- JPH05309158A JPH05309158A JP41509890A JP41509890A JPH05309158A JP H05309158 A JPH05309158 A JP H05309158A JP 41509890 A JP41509890 A JP 41509890A JP 41509890 A JP41509890 A JP 41509890A JP H05309158 A JPH05309158 A JP H05309158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- roof
- side walls
- bottom wall
- skiing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】冬期の降雪時には断熱屋根を開いて屋外スキー
場として使用できるとともに、その断熱屋根を閉じて屋
内スキー場として使用できるようにすること。自然降雪
を利用しながら、従来に比べて長期間にわたって、すな
わち極端には夏期に入ってもスキーを楽しむことができ
るようにすること。 【構成】所望のゲレンデの長さと幅と傾斜にして設けた
断熱底壁aの左右に沿って断熱側壁b,cを設立し、そ
の断熱側壁b,cの上端に左右の断熱屋根d,eを開閉
自在に備えたものである。
場として使用できるとともに、その断熱屋根を閉じて屋
内スキー場として使用できるようにすること。自然降雪
を利用しながら、従来に比べて長期間にわたって、すな
わち極端には夏期に入ってもスキーを楽しむことができ
るようにすること。 【構成】所望のゲレンデの長さと幅と傾斜にして設けた
断熱底壁aの左右に沿って断熱側壁b,cを設立し、そ
の断熱側壁b,cの上端に左右の断熱屋根d,eを開閉
自在に備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉屋根付きスキー場施
設に関する。
設に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、山の斜面にゲレンデを造っている
屋外スキー場は自然降雪を利用し、屋内スキー場は人工
降雪を利用しているのが普通である。ただ、最近では屋
外スキー場においても補助的にではあるが人工降雪が利
用されている。
屋外スキー場は自然降雪を利用し、屋内スキー場は人工
降雪を利用しているのが普通である。ただ、最近では屋
外スキー場においても補助的にではあるが人工降雪が利
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋外スキー場は、当然
のことながら所定の積雪量が確保される冬の一定期間利
用されるだけであり、また、屋内スキー場は人工降雪を
使用するとはいえ外気温度との関係からして実際には冬
期間利用されているだけである。本発明の目的は、自然
降雪を利用しながら、しかも従来に比べて長期間にわた
って、すなわち極端には夏期に入ってもスキーを楽しむ
ことができるスキー場施設の提供にある。
のことながら所定の積雪量が確保される冬の一定期間利
用されるだけであり、また、屋内スキー場は人工降雪を
使用するとはいえ外気温度との関係からして実際には冬
期間利用されているだけである。本発明の目的は、自然
降雪を利用しながら、しかも従来に比べて長期間にわた
って、すなわち極端には夏期に入ってもスキーを楽しむ
ことができるスキー場施設の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明開閉屋
根付きスキー場施設は、所望のゲレンデの長さと幅と傾
斜にして設けた断熱底壁aの左右に沿って断熱側壁b,
cを設立し、その断熱側壁b,cの上端に左右の断熱屋
根d,eを開閉自在に備えてなる。
根付きスキー場施設は、所望のゲレンデの長さと幅と傾
斜にして設けた断熱底壁aの左右に沿って断熱側壁b,
cを設立し、その断熱側壁b,cの上端に左右の断熱屋
根d,eを開閉自在に備えてなる。
【0005】
【作用】冬期の降雪時には断熱屋根を開き、断熱底壁と
左右の断熱側壁が形成する空間に積雪させて、そこをゲ
レンデとする屋外スキー場として使用できるとともに、
断熱屋根を閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれに断
熱屋根上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲレンデとす
る屋内スキー場として使用できる。
左右の断熱側壁が形成する空間に積雪させて、そこをゲ
レンデとする屋外スキー場として使用できるとともに、
断熱屋根を閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれに断
熱屋根上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲレンデとす
る屋内スキー場として使用できる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。aは通常のゲレンデの長さと幅を有しかつ所要の傾
斜にして設けた断熱底壁、b,cはその断熱底壁aの左
右に沿って設立した断熱側壁、d,eは断熱側壁b,c
の上端に下端辺縁を回動自在に枢着した左右の断熱屋根
で、これら断熱側壁b,c及び断熱屋根d,eは断熱底
壁aの上記長さと幅に見合う所要の高さに設定されてい
る。
る。aは通常のゲレンデの長さと幅を有しかつ所要の傾
斜にして設けた断熱底壁、b,cはその断熱底壁aの左
右に沿って設立した断熱側壁、d,eは断熱側壁b,c
の上端に下端辺縁を回動自在に枢着した左右の断熱屋根
で、これら断熱側壁b,c及び断熱屋根d,eは断熱底
壁aの上記長さと幅に見合う所要の高さに設定されてい
る。
【0007】断熱底壁aは、所要の厚さに敷き詰めた砕
石層1上に地中梁2を所要の間隔で設置し、その地中梁
2を砂礫層3に埋設するとともに、さらにその上面全域
に断熱材4を敷設してなる。断熱側壁b,cは、鉄筋コ
ンクリート製の多数の擁壁体5を砕石層1の外側部上に
連続させて列設することによって上記断熱底壁aの左右
にに一体に敷設されている。断熱屋根d,eは、例えば
断熱材を鉄板で被覆して形成した多数の屋根板6の下端
を対応する各擁壁体5の上端に回動自在に軸支すること
により形成されている。
石層1上に地中梁2を所要の間隔で設置し、その地中梁
2を砂礫層3に埋設するとともに、さらにその上面全域
に断熱材4を敷設してなる。断熱側壁b,cは、鉄筋コ
ンクリート製の多数の擁壁体5を砕石層1の外側部上に
連続させて列設することによって上記断熱底壁aの左右
にに一体に敷設されている。断熱屋根d,eは、例えば
断熱材を鉄板で被覆して形成した多数の屋根板6の下端
を対応する各擁壁体5の上端に回動自在に軸支すること
により形成されている。
【0008】その各屋根板6は、両側に一体的に取り付
けているフレームトラス7と、同じく各擁壁体5の外側
両側の突出脚台8との間に架設した駆動装置、例えば流
体圧シリンダ9の伸縮駆動により回動し、これによっ
て、断熱屋根d,eは、図4に示す外開き傾斜状態に開
き、あるいは図3に示す山形に閉じること、すなわち開
閉することができるものである。
けているフレームトラス7と、同じく各擁壁体5の外側
両側の突出脚台8との間に架設した駆動装置、例えば流
体圧シリンダ9の伸縮駆動により回動し、これによっ
て、断熱屋根d,eは、図4に示す外開き傾斜状態に開
き、あるいは図3に示す山形に閉じること、すなわち開
閉することができるものである。
【0009】なお、各擁壁体5すなわち上記断熱側壁
b,cの内側に断熱材10を重合張架し、かつそれを断
熱底部aの上記断熱材4と連続させている。
b,cの内側に断熱材10を重合張架し、かつそれを断
熱底部aの上記断熱材4と連続させている。
【0010】本発明スキー場施設は、上記の構成である
から、冬期の降雪時には断熱屋根d,eを開いておき、
その開いた断熱屋根d,e上にも積雪させるとともに、
断熱底壁aと左右の断熱側壁b,cが形成する空間に積
雪させれば、そこをゲレンデとする屋外スキー場として
使用できる。
から、冬期の降雪時には断熱屋根d,eを開いておき、
その開いた断熱屋根d,e上にも積雪させるとともに、
断熱底壁aと左右の断熱側壁b,cが形成する空間に積
雪させれば、そこをゲレンデとする屋外スキー場として
使用できる。
【0011】また、降雪時期を終わる所要の時点で、断
熱屋根d,eを閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれ
に断熱屋根d,e上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲ
レンデとする屋内スキー場として使用できるもので、こ
の場合、断熱底壁a,断熱側壁b,c及び断熱屋根d,
eの断熱度を、本発明スキー場施設を設置する地域の各
種の気象データ及び地象データを参考にして適当に決定
しておくことにより、極端には夏期においても屋内スキ
ーを楽しむことができる。
熱屋根d,eを閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれ
に断熱屋根d,e上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲ
レンデとする屋内スキー場として使用できるもので、こ
の場合、断熱底壁a,断熱側壁b,c及び断熱屋根d,
eの断熱度を、本発明スキー場施設を設置する地域の各
種の気象データ及び地象データを参考にして適当に決定
しておくことにより、極端には夏期においても屋内スキ
ーを楽しむことができる。
【0012】
【発明の効果】以上のべたところから明らかなように、
本発明開閉屋根付きスキー場施設は、所望のゲレンデの
長さと幅と傾斜にして設けた断熱底壁の左右に沿って断
熱側壁を設立し、その断熱側壁の上端に左右の断熱屋根
を開閉自在に備えてなるから、冬期の降雪時には断熱屋
根を開き、断熱底壁と左右の断熱側壁が形成する空間に
積雪させて、そこをゲレンデとする屋外スキー場として
使用でき、また、降雪時期を終わる所要の時点におい
て、断熱屋根を閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれ
に断熱屋根上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲレンデ
とする屋内スキー場として使用できる。
本発明開閉屋根付きスキー場施設は、所望のゲレンデの
長さと幅と傾斜にして設けた断熱底壁の左右に沿って断
熱側壁を設立し、その断熱側壁の上端に左右の断熱屋根
を開閉自在に備えてなるから、冬期の降雪時には断熱屋
根を開き、断熱底壁と左右の断熱側壁が形成する空間に
積雪させて、そこをゲレンデとする屋外スキー場として
使用でき、また、降雪時期を終わる所要の時点におい
て、断熱屋根を閉じれば、内部の積雪で、あるいはそれ
に断熱屋根上の積雪を滑落堆積させて、そこをゲレンデ
とする屋内スキー場として使用できる。
【0013】さらに、冬期間であっても外気温や風ある
いは降雪有無等の状況によっては、必要に応じ断熱屋根
を閉じ屋内スキー場として利用できること明らかであ
る。すなわち、本発明開閉屋根付きスキー場施設によれ
ば、人工降雪を使用することなく冬期間を超えた比較的
長期間にわたりスキーを楽しむことができる。
いは降雪有無等の状況によっては、必要に応じ断熱屋根
を閉じ屋内スキー場として利用できること明らかであ
る。すなわち、本発明開閉屋根付きスキー場施設によれ
ば、人工降雪を使用することなく冬期間を超えた比較的
長期間にわたりスキーを楽しむことができる。
【図1】本発明開閉屋根付きスキー場施設の実施例の縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の断熱屋根を閉じた状態の断面図である。
【図4】同上の断熱屋根を開いた状態の断面図である。
【図5】同上の断熱底壁の要部断面図である。
【図6】同上の断熱屋根を取り除いた状態の断熱底壁及
び左右の断熱側壁の要部の平面図である。
び左右の断熱側壁の要部の平面図である。
a 断熱底壁 b,c 断熱側壁 d,e 断熱屋根
Claims (2)
- 【請求項1】所望のゲレンデの長さと幅と傾斜にして設
けた断熱底壁の左右に沿って断熱側壁を設立し、その断
熱側壁の上端に左右の断熱屋根を開閉自在に備えてなる
ことを特徴とする開閉屋根付きスキー場施設。 - 【請求項2】左右の断熱屋根を開閉する駆動装置を、該
断熱屋根と断熱側壁との間に設置してなることを特徴と
する請求項1記載の開閉屋根付きスキー場施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41509890A JPH05309158A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 開閉屋根付きスキー場施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41509890A JPH05309158A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 開閉屋根付きスキー場施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309158A true JPH05309158A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=18523504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41509890A Pending JPH05309158A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 開閉屋根付きスキー場施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309158A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466870B2 (en) | 2001-02-13 | 2002-10-15 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | System and method for maintaining a ski slope using snowmaking apparatuses |
US6488590B2 (en) | 2001-03-09 | 2002-12-03 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | Indoor skiing ground facilities having lighting fixtures |
US6508717B2 (en) | 2001-04-30 | 2003-01-21 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | Skiing facilities capable of changing shape of surface of ski slope and method for changing shape of surface of ski slope of skiing facilities |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854220A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 5軸制御磁気軸受の制御力駆動方法 |
JPS59200673A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-14 | 三菱電機株式会社 | 人工スキ−場 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP41509890A patent/JPH05309158A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854220A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 5軸制御磁気軸受の制御力駆動方法 |
JPS59200673A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-14 | 三菱電機株式会社 | 人工スキ−場 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466870B2 (en) | 2001-02-13 | 2002-10-15 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | System and method for maintaining a ski slope using snowmaking apparatuses |
US6488590B2 (en) | 2001-03-09 | 2002-12-03 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | Indoor skiing ground facilities having lighting fixtures |
US6508717B2 (en) | 2001-04-30 | 2003-01-21 | Kabushiki Kaisha Piste Snow Industries | Skiing facilities capable of changing shape of surface of ski slope and method for changing shape of surface of ski slope of skiing facilities |
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