JPH05309110A - 中空板状成形品の製造方法およびその製造装置 - Google Patents
中空板状成形品の製造方法およびその製造装置Info
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- JPH05309110A JPH05309110A JP3241145A JP24114591A JPH05309110A JP H05309110 A JPH05309110 A JP H05309110A JP 3241145 A JP3241145 A JP 3241145A JP 24114591 A JP24114591 A JP 24114591A JP H05309110 A JPH05309110 A JP H05309110A
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- plates
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/04—Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は通気性と柔軟性に優れた中空成形
品の製造方法およびその装置に関する。 【構成】 相対向する広面を有する一対の板部と、該板
部と一体かつ板部と略直交する方向で前記一対の板部間
に棚板状に設けられる複数のリブ板部とから構成される
中空板状成形品押し出し時に、成形品吐出口近傍に設け
られ成形品吐出口の横幅と略等しい長さを有する上下一
対の帯状切断刃を、所定の周期で各板部に対してそれぞ
れ侵入/離脱移動させ、これにより前記一対の板部に、
リブ板部の長手方向と直交する方向で所定間隔おきに所
定幅からなるスリットを平行して形成することを特徴と
する。
品の製造方法およびその装置に関する。 【構成】 相対向する広面を有する一対の板部と、該板
部と一体かつ板部と略直交する方向で前記一対の板部間
に棚板状に設けられる複数のリブ板部とから構成される
中空板状成形品押し出し時に、成形品吐出口近傍に設け
られ成形品吐出口の横幅と略等しい長さを有する上下一
対の帯状切断刃を、所定の周期で各板部に対してそれぞ
れ侵入/離脱移動させ、これにより前記一対の板部に、
リブ板部の長手方向と直交する方向で所定間隔おきに所
定幅からなるスリットを平行して形成することを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばギプス用やベ
ッド用構成材として使用されるような、通気性と柔軟性
を備えた中空板状成形品の製造方法およびその製造装置
に関する。
ッド用構成材として使用されるような、通気性と柔軟性
を備えた中空板状成形品の製造方法およびその製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、骨折や捻挫した際に使用されるギ
プスの材料としては石膏とパルプと繊維からなる石膏ギ
プスが一般的であり、この石膏ギプスは例えば大腿骨骨
折の場合、8〜10週間もの長期に渡って患者の患部に
固定される。
プスの材料としては石膏とパルプと繊維からなる石膏ギ
プスが一般的であり、この石膏ギプスは例えば大腿骨骨
折の場合、8〜10週間もの長期に渡って患者の患部に
固定される。
【0003】また、従来のベッドの構成は、ベッド基
板、そのベッド基板上に多数取り付けられるスプリン
グ、そのスプリング上に敷かれた合成樹脂製ネット、そ
の合成樹脂製ネット上に敷かれた不織布、そしてその不
織布上に敷かれる各種詰物とから構成されている。
板、そのベッド基板上に多数取り付けられるスプリン
グ、そのスプリング上に敷かれた合成樹脂製ネット、そ
の合成樹脂製ネット上に敷かれた不織布、そしてその不
織布上に敷かれる各種詰物とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の石膏ギプ
スは重く、耐水性に乏しく、さらにギプスに要求される
重要な条件であるところの通気性を有しておらず、この
ためギプスを用いた治療は患者にとって非常に忍耐を要
するという問題があった。
スは重く、耐水性に乏しく、さらにギプスに要求される
重要な条件であるところの通気性を有しておらず、この
ためギプスを用いた治療は患者にとって非常に忍耐を要
するという問題があった。
【0005】また、従来のベッドの構成は、合成樹脂製
ネットを介して体重をスプリングに分散させているため
体重の分散効率が悪く、さらに、通気性に乏しいという
問題があった。
ネットを介して体重をスプリングに分散させているため
体重の分散効率が悪く、さらに、通気性に乏しいという
問題があった。
【0006】この発明は以上の事情を考慮してなされた
もので、上記問題を解消しうる構成部材としての中空板
状成形品の製造方法およびその製造装置を提供する。
もので、上記問題を解消しうる構成部材としての中空板
状成形品の製造方法およびその製造装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の態様
は、相対向する広面を有する一対の板部と、該板部と一
体かつ板部と略直交する方向で前記一対の板部間に棚板
状に設けられる複数のリブ板部とから構成される中空板
状成形品押し出し時に、成形品吐出口近傍に設けられ成
形品吐出口の横幅と略等しい長さを有する上下一対の帯
状切断刃を、所定の周期で各板部に対してそれぞれ侵入
/離脱移動させ、これにより前記一対の板部に、リブ板
部の長手方向と直交する方向で所定間隔おきに所定幅か
らなるスリットを平行して形成することを特徴とする中
空板状成形品の製造方法である。
は、相対向する広面を有する一対の板部と、該板部と一
体かつ板部と略直交する方向で前記一対の板部間に棚板
状に設けられる複数のリブ板部とから構成される中空板
状成形品押し出し時に、成形品吐出口近傍に設けられ成
形品吐出口の横幅と略等しい長さを有する上下一対の帯
状切断刃を、所定の周期で各板部に対してそれぞれ侵入
/離脱移動させ、これにより前記一対の板部に、リブ板
部の長手方向と直交する方向で所定間隔おきに所定幅か
らなるスリットを平行して形成することを特徴とする中
空板状成形品の製造方法である。
【0008】この発明の第2の態様は、加熱流動化させ
た樹脂をダイスを通して連続的に押し出すことにより成
形を行う製造装置において、成形品吐出口が略矩形状に
形成されたノズルを備える浅箱状のダイスと、成形品吐
出口の横幅と略等しい長さを有し、前記成形品吐出口か
ら押し出し側に向かって所定距離離れた位置における上
方および下方に、上下方向に往復連動可能に並設される
一対の帯状切断刃と、前記ダイス近傍に設けられ一対の
帯状切断刃を往復連動させる駆動手段とを備えた中空板
状成形品の製造装置である。
た樹脂をダイスを通して連続的に押し出すことにより成
形を行う製造装置において、成形品吐出口が略矩形状に
形成されたノズルを備える浅箱状のダイスと、成形品吐
出口の横幅と略等しい長さを有し、前記成形品吐出口か
ら押し出し側に向かって所定距離離れた位置における上
方および下方に、上下方向に往復連動可能に並設される
一対の帯状切断刃と、前記ダイス近傍に設けられ一対の
帯状切断刃を往復連動させる駆動手段とを備えた中空板
状成形品の製造装置である。
【0009】この発明によれば、中空板状成形品押し出
し時に、成形品吐出口近傍に設けられ成形品吐出口の横
幅と略等しい長さを有する上下一対の帯状切断刃を、所
定の周期で各板部に対して侵入/離脱移動させると、中
空板状成形品の一対の板部に、リブ板部の長手方向と直
交する方向で所定間隔おきに所定幅からなるスリットが
平行して形成される。
し時に、成形品吐出口近傍に設けられ成形品吐出口の横
幅と略等しい長さを有する上下一対の帯状切断刃を、所
定の周期で各板部に対して侵入/離脱移動させると、中
空板状成形品の一対の板部に、リブ板部の長手方向と直
交する方向で所定間隔おきに所定幅からなるスリットが
平行して形成される。
【0010】
【作用】この発明の中空板状成形品によれば、複数の中
空路およびこれら中空路と連通するスリットによって通
風路が形成され、例えばギプスの構成材として使用した
場合には、ギプス固定される患部の通気が保たれる。
空路およびこれら中空路と連通するスリットによって通
風路が形成され、例えばギプスの構成材として使用した
場合には、ギプス固定される患部の通気が保たれる。
【0011】また、この発明をベッドのスプリング上に
マット状に敷設した場合は、体重を確実にスプリングに
分散させ、さらに体温を中空路およびスリットを介して
発散させる。
マット状に敷設した場合は、体重を確実にスプリングに
分散させ、さらに体温を中空路およびスリットを介して
発散させる。
【0012】
【実施例】以下図に示す実施例に基づいてこの発明を詳
述する。なお、これによってこの発明は限定されるもの
ではない。図1は、この発明をギプス用の構成材として
使用した場合を示す中空板状成形品の外観図である。同
図において中空板状成形品1は、配合によって硬軟がコ
ントロールできる塩化ビニル、ポリエチレン等の熱可塑
性樹脂からなり、押し出し成形によって得られる。
述する。なお、これによってこの発明は限定されるもの
ではない。図1は、この発明をギプス用の構成材として
使用した場合を示す中空板状成形品の外観図である。同
図において中空板状成形品1は、配合によって硬軟がコ
ントロールできる塩化ビニル、ポリエチレン等の熱可塑
性樹脂からなり、押し出し成形によって得られる。
【0013】この中空板状成形品1の長さおよび幅は、
使用される部位に応じてその寸法が決定されるが、厚さ
は約10mm〜15mm、後述する相対向する広面を有する
板部およびリブ板部の肉厚はそれぞれ約1mm、そしてリ
ブ板部の配置間隔は約10mmであり、薄板中空構造をな
している。
使用される部位に応じてその寸法が決定されるが、厚さ
は約10mm〜15mm、後述する相対向する広面を有する
板部およびリブ板部の肉厚はそれぞれ約1mm、そしてリ
ブ板部の配置間隔は約10mmであり、薄板中空構造をな
している。
【0014】さらに詳しく説明すると中空板状成形品1
は、相対向する広面を有する一対の板部2(表面側)、
3(裏面側)と、これらの板部2,3と一体に形成さ
れ、板部2,3と略直交する方向で一対の板部間に棚板
状に設けられる複数のリブ板部4とから構成されてお
り、リブ板部4は、板部2,3の長手方向Aに平行して
設けられており、また、同方向Aにおける両端面5(片
方端面のみ図示)は開放されている。
は、相対向する広面を有する一対の板部2(表面側)、
3(裏面側)と、これらの板部2,3と一体に形成さ
れ、板部2,3と略直交する方向で一対の板部間に棚板
状に設けられる複数のリブ板部4とから構成されてお
り、リブ板部4は、板部2,3の長手方向Aに平行して
設けられており、また、同方向Aにおける両端面5(片
方端面のみ図示)は開放されている。
【0015】さらに一対の板部2,3には、リブ板部4
の長手方向と直交する方向で、所定間隔おきに所定の幅
からなるスリット6(表面側),7(裏面側)が平行し
てそれぞれ形成されている。なお板部2に設けられるス
リット6と、板部3に設けられるスリット7とは上下に
貫通しない位置にそれぞれ設けることが好ましい。
の長手方向と直交する方向で、所定間隔おきに所定の幅
からなるスリット6(表面側),7(裏面側)が平行し
てそれぞれ形成されている。なお板部2に設けられるス
リット6と、板部3に設けられるスリット7とは上下に
貫通しない位置にそれぞれ設けることが好ましい。
【0016】このように構成することにより、板部2,
3の内側には複数の中空路8が形成され、さらにこれら
の中空路8はスリット6,7と連通され、これにより通
風が保たれる。
3の内側には複数の中空路8が形成され、さらにこれら
の中空路8はスリット6,7と連通され、これにより通
風が保たれる。
【0017】図2は、上述した中空板状成形品1を前腕
形状に沿わせて筒状に曲げ加工することによりギプス1
aを構成した図を示している。中空板状成形品1の曲げ
加工は150〜160℃に加熱することによって容易に
行うことができる。
形状に沿わせて筒状に曲げ加工することによりギプス1
aを構成した図を示している。中空板状成形品1の曲げ
加工は150〜160℃に加熱することによって容易に
行うことができる。
【0018】なお、中空板状成形品1の接合部分は、図
3に示すような中空板状成形品1と同じ材質からなるソ
ケット9を用い、マジックテープにて固定する。すなわ
ちソケット9の両側部に取り付けられたテープ状のマジ
ックテープ9aにおける接合部9bと、ソケット9の表
面部に取り付けられたシート状のマジックテープ9cに
おける接合部9dとを、それぞれギプス1aに予め取り
付けられている、マジックテープの接合部9e,9fと
に押圧することにより固定される。
3に示すような中空板状成形品1と同じ材質からなるソ
ケット9を用い、マジックテープにて固定する。すなわ
ちソケット9の両側部に取り付けられたテープ状のマジ
ックテープ9aにおける接合部9bと、ソケット9の表
面部に取り付けられたシート状のマジックテープ9cに
おける接合部9dとを、それぞれギプス1aに予め取り
付けられている、マジックテープの接合部9e,9fと
に押圧することにより固定される。
【0019】また、マジックテープにて固定すると、ギ
プス1aを一度セットした後に、ギプス1aの形の修復
を行うため、取り外しが必要な場合にでもギプス1aを
簡便に取り外すことができる。なお、治療後までギプス
1aを外す必要がない場合は、接着剤または熱融着など
の手段によりソケット9とギプス1aを固定してもよ
い。
プス1aを一度セットした後に、ギプス1aの形の修復
を行うため、取り外しが必要な場合にでもギプス1aを
簡便に取り外すことができる。なお、治療後までギプス
1aを外す必要がない場合は、接着剤または熱融着など
の手段によりソケット9とギプス1aを固定してもよ
い。
【0020】図4は、上述した中空板状成形品1を、ベ
ッド基板10に多数配設されるスプリング11上にマッ
ト状に敷設した状態を示す断面図である。このように構
成することにより、スプリング11は中空板状成形品1
の下側の面と当接するため、ベッドに横たわる人の体重
は従来のネットに比べ均等に効率良くスプリング11に
分散される。
ッド基板10に多数配設されるスプリング11上にマッ
ト状に敷設した状態を示す断面図である。このように構
成することにより、スプリング11は中空板状成形品1
の下側の面と当接するため、ベッドに横たわる人の体重
は従来のネットに比べ均等に効率良くスプリング11に
分散される。
【0021】また、中空板状成形品1における矢印C方
向に、そして中空路8内でそれぞれ通風が保たれるので
体温が蓄積されない構造を有している。次に図5に示す
中空板状成形品製造装置により、中空板状成形品の製造
方法およびその製造装置を説明する。
向に、そして中空路8内でそれぞれ通風が保たれるので
体温が蓄積されない構造を有している。次に図5に示す
中空板状成形品製造装置により、中空板状成形品の製造
方法およびその製造装置を説明する。
【0022】図5は中空板状成形品製造装置20の主要
部側面図、図6は同主要部正面図、図7は同主要部平面
図である。図5〜図7において製造装置20は、押し出
し成形機本体21とダイス22と、切断刃23および2
4と、切断刃駆動手段25とから主として構成されてい
る。
部側面図、図6は同主要部正面図、図7は同主要部平面
図である。図5〜図7において製造装置20は、押し出
し成形機本体21とダイス22と、切断刃23および2
4と、切断刃駆動手段25とから主として構成されてい
る。
【0023】押し出し成形機本体21は、加熱流動化さ
せた樹脂をダイスを通して連続的に押し出して成形を行
う通常の押し出し成形機である。ダイス22は吐出口が
略矩形状に形成された浅箱状ブロックであり、図8に示
すように上側ダイス22aと下側22bとからなり、そ
の内部には熔融した合成樹脂の押し出し流路22cが形
成されている。
せた樹脂をダイスを通して連続的に押し出して成形を行
う通常の押し出し成形機である。ダイス22は吐出口が
略矩形状に形成された浅箱状ブロックであり、図8に示
すように上側ダイス22aと下側22bとからなり、そ
の内部には熔融した合成樹脂の押し出し流路22cが形
成されている。
【0024】26はダイス吐出部に取り付けられるノズ
ルであり、合成樹脂を中空に成形するための複数の芯材
26aと、芯材26aを支持し、板部2,3およびリブ
板部4を形成するための支持材26bとから構成されて
いる。
ルであり、合成樹脂を中空に成形するための複数の芯材
26aと、芯材26aを支持し、板部2,3およびリブ
板部4を形成するための支持材26bとから構成されて
いる。
【0025】23および24は、ノズル26の成形品吐
出口の横幅と略等しい長さを有し、成形品吐出口から押
し出し側に向かって所定距離離れた位置における上方お
よび下方に、上下方向に往復連動可能に並設される一対
の帯状切断刃であり、後述するカムによって周期的に上
下方向に往復連動し、中空板状成形品1の板部2,3に
それぞれ所定幅のスリットを形成する。
出口の横幅と略等しい長さを有し、成形品吐出口から押
し出し側に向かって所定距離離れた位置における上方お
よび下方に、上下方向に往復連動可能に並設される一対
の帯状切断刃であり、後述するカムによって周期的に上
下方向に往復連動し、中空板状成形品1の板部2,3に
それぞれ所定幅のスリットを形成する。
【0026】切断刃駆動手段25は、モータ27と伝達
機構28と、チェーン29と、カム機構30と、摺動軸
31とから構成される。モータ27はダイス22の近傍
に設けられており、減速機付きの電動モータで構成する
ことが好ましい。伝達機構28はスプロケット28a
と、このスプロケット28aを貫通した状態で固定する
回転軸28bと、回転軸28bを支持する軸受け28c
とからなり、スプロケット28aはチェーン29を介し
てモータ27の回転軸に取り付けられたスプロケット2
7aと連絡されている。
機構28と、チェーン29と、カム機構30と、摺動軸
31とから構成される。モータ27はダイス22の近傍
に設けられており、減速機付きの電動モータで構成する
ことが好ましい。伝達機構28はスプロケット28a
と、このスプロケット28aを貫通した状態で固定する
回転軸28bと、回転軸28bを支持する軸受け28c
とからなり、スプロケット28aはチェーン29を介し
てモータ27の回転軸に取り付けられたスプロケット2
7aと連絡されている。
【0027】カム機構30は、回転軸28bと摺動軸3
1とを連絡し、摺動軸31を周期的に上下方向に往復動
させる。この摺動軸31には帯状切断刃23および24
とが所定の間隔を空けて平行に取り付けられており、し
たがって上側の帯状切断刃23が降下して板部2上にス
リット6を形成するとき、下側の帯状切断刃24は板部
3から離脱し、また上側の帯状切断刃23が板部2から
離脱するとき、下側の帯状切断刃24は板部3にスリッ
ト7を形成する。
1とを連絡し、摺動軸31を周期的に上下方向に往復動
させる。この摺動軸31には帯状切断刃23および24
とが所定の間隔を空けて平行に取り付けられており、し
たがって上側の帯状切断刃23が降下して板部2上にス
リット6を形成するとき、下側の帯状切断刃24は板部
3から離脱し、また上側の帯状切断刃23が板部2から
離脱するとき、下側の帯状切断刃24は板部3にスリッ
ト7を形成する。
【0028】なお上側の帯状切断刃23の降下限度およ
び下側の帯状切断刃24の上昇限度は、板部2,3の肉
厚を若干超える位置に設定されている。
び下側の帯状切断刃24の上昇限度は、板部2,3の肉
厚を若干超える位置に設定されている。
【0029】次に中空板状成形品製造装置の動作を説明
する。モータ27を作動させると、チェーン29を介し
てスプロケット28aが回転し、カム機構30が動作す
ることにより摺動軸31が往復動する。これにより帯状
切断刃23および24が上下方向に往復連動する。
する。モータ27を作動させると、チェーン29を介し
てスプロケット28aが回転し、カム機構30が動作す
ることにより摺動軸31が往復動する。これにより帯状
切断刃23および24が上下方向に往復連動する。
【0030】次いでノズル26から中空板状に成形され
た合成樹脂が押し出されると、押し出された合成樹脂の
板部2および対向板3それぞれに、所定間隔をおいて押
し出し方向と直角方向のスリット6およびスリット7が
平行して形成される。そして帯状切断刃23がスリット
6を形成するとき、帯状切断刃24は板部3から離脱す
るため、板部2と板部3とに形成されるスリットの位置
は、上下方向に貫通せず、ずれた位置で形成される。
た合成樹脂が押し出されると、押し出された合成樹脂の
板部2および対向板3それぞれに、所定間隔をおいて押
し出し方向と直角方向のスリット6およびスリット7が
平行して形成される。そして帯状切断刃23がスリット
6を形成するとき、帯状切断刃24は板部3から離脱す
るため、板部2と板部3とに形成されるスリットの位置
は、上下方向に貫通せず、ずれた位置で形成される。
【0031】
【発明の効果】この発明の中空板状成形品製造方法によ
ると、一対の板部に、リブ板の長手方向と直交する方向
で所定間隔おきに所定幅からなるスリットを平行して形
成することができ、中空板状成形品に対して加工の際に
方向性を与えることができる。
ると、一対の板部に、リブ板の長手方向と直交する方向
で所定間隔おきに所定幅からなるスリットを平行して形
成することができ、中空板状成形品に対して加工の際に
方向性を与えることができる。
【図1】この発明の中空板状成形品の一部を示す斜視図
である。
である。
【図2】実施例によるギプス用中空板状成形品の使用状
態を示す外観図である。
態を示す外観図である。
【図3】実施例によるギプス用中空板状成形品の接続部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】実施例によるベッド用中空板状成形品の使用状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図5】中空板状成形品製造装置の要部側面図である。
【図6】中空板状成形品製造装置の要部正面図である。
【図7】中空板状成形品製造装置の要部平面図である。
【図8】図5に示すダイス部分の構成を説明する分解図
である。
である。
1 中空板状成形品 2,3 板部 4 リブ板部 6,7 スリット 10 ベッド基板 11 スプリング 20 製造装置 22 ダイス 23,24 帯状切断刃 26 ノズル 27 駆動手段
Claims (2)
- 【請求項1】 相対向する広面を有する一対の板部と、
該板部と一体かつ板部と略直交する方向で前記一対の板
部間に棚板状に設けられる複数のリブ板部とから構成さ
れる中空板状成形品押し出し時に、成形品吐出口近傍に
設けられ成形品吐出口の横幅と略等しい長さを有する上
下一対の帯状切断刃を、所定の周期で各板部に対してそ
れぞれ侵入/離脱移動させ、これにより前記一対の板部
に、リブ板部の長手方向と直交する方向で所定間隔おき
に所定幅からなるスリットを平行して形成することを特
徴とする中空板状成形品の製造方法。 - 【請求項2】 加熱流動化させた樹脂をダイスを通して
連続的に押し出すことにより成形を行う製造装置におい
て、 成形品吐出口が略矩形状に形成されたノズルを備える浅
箱状のダイスと、成形品吐出口の横幅と略等しい長さを
有し、前記成形品吐出口から押し出し側に向かって所定
距離離れた位置における上方および下方に、上下方向に
往復連動可能に並設される一対の帯状切断刃と、前記ダ
イス近傍に設けられ一対の帯状切断刃を往復連動させる
駆動手段とを備えた中空板状成形品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3241145A JPH0716990B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 中空板状成形品の製造方法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3241145A JPH0716990B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 中空板状成形品の製造方法およびその製造装置 |
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JPH0716990B2 JPH0716990B2 (ja) | 1995-03-01 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001235071A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Dainippon Plastics Co Ltd | 多孔管及びその製造方法 |
JP2004065912A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Biotech One Inc | 外用骨固定材およびその製造方法 |
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-
1991
- 1991-09-20 JP JP3241145A patent/JPH0716990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001235071A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Dainippon Plastics Co Ltd | 多孔管及びその製造方法 |
JP2004065912A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Biotech One Inc | 外用骨固定材およびその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0716990B2 (ja) | 1995-03-01 |
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