JPH05307478A - データベース管理システムの構成法 - Google Patents

データベース管理システムの構成法

Info

Publication number
JPH05307478A
JPH05307478A JP4111728A JP11172892A JPH05307478A JP H05307478 A JPH05307478 A JP H05307478A JP 4111728 A JP4111728 A JP 4111728A JP 11172892 A JP11172892 A JP 11172892A JP H05307478 A JPH05307478 A JP H05307478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
transaction
version
execution
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4111728A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Sato
哲司 佐藤
Yasuhiro Hirano
泰宏 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4111728A priority Critical patent/JPH05307478A/ja
Publication of JPH05307478A publication Critical patent/JPH05307478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベース管理システムを構成するモジュ
ール群の使用状況をモジュールのバージョン毎に管理し
て、トランザクションの実行過程でモジュールの入れ替
えを可能にする。 【構成】 モジュール管理部20は、モジュール群30
の各モジュールについて、バージョン毎に現在使用中に
あるトランザクション識別子を管理している。トランザ
クション実行部10は、トランザクションの実行開始時
あるいは実行終了時、モジュール管理部20へモジュー
ル識別子とトランザクション識別子を送り、これを受け
てモジュール管理部20は登録・削除を行う。これによ
り、モジュールの置き換えや追加・削除はモジュール管
理部20のモジュール使用状況を参照して、システムを
停止せずに矛盾なく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモジュールで構
成されたデータベース管理システムの構成法に関し、特
に、トランザクションを実行している過程で、システム
を構成しているモジュールの入れ替えを実現するデータ
ベース管理システムの構成法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データベース管理システムとは、複数の
トランザクションから参照あるいは更新される共通のデ
ータを矛盾なく永続的に管理するためのシステムで、管
理対象となる共通データを一般にデータベースと呼ぶ。
データベース管理システムが対象とする処理は、データ
ベースに対する一連の問合せやデータベースの内容を変
更する更新処理で、一般にトランザクションと呼ばれて
いる。トランザクションは、処理対象となるデータが格
納されているディスク装置等をアクセスする必要が有
り、演算装置であるCPUの使用効率を高めるために、
複数のトランザクションを並行して処理する必要が有っ
た。すなわち、1つのトランザクションがディスク装置
からデータを読み出している間は、そのトランザクショ
ンはディスク入出力待ちとなってCPUを開放する事か
ら、他のトランザクションがCPUを使用できる。この
ため、複数のトランザクションを並行して処理する事に
よって、システムを構成するCPUやディスク装置の使
用効率を向上できる。しかし、並行処理しているトラン
ザクションがデータベース内の同一データ項目を同時に
更新すると、データベースの内容に矛盾が生じる場合が
有る。このため、通常のデータベース管理システムで
は、並行処理制御機構と呼ばれるトランザクションの実
行を制御する機構を設け、複数の並行処理しているトラ
ンザクション間、あるいはトランザクションによって操
作されるデータベースの内容に矛盾が生じないようにし
ている。
【0003】データベース管理システムは、上述の並行
処理機能以外に、トランザクションの実行を認可しその
実行を制御するトランザクション実行制御機能や、デー
タベースを永続的に矛盾なく維持管理するための機能で
あるデータベースの磁気ディスク等への格納と読出し機
構等、複数の機能モジュールで構成されている。一般
に、複数のモジュールで構成されたシステムを実現する
手順は、個々のモジュールを別々に作成しコンパイルし
た後にリンク操作によって一体化するコンパイル方式
と、個々の機能モジュールを独立に実現しておいて必要
な時に呼び出すインタープリタ方式とがある。コンパイ
ル方式は、実行する命令の列を最適化できる割合が高い
ため実行速度が速いという利点があり、データベース管
理システムにおいてもコンパイル方式を用いるのが通例
である。しかし、コンパイル方式では、リンクするモジ
ュールの名前や、場合によってはモジュール間の関係さ
えも静的に決定されるために、システム構成が柔軟性に
欠けるという問題があった。一方の、インタープリタ方
式を採用した場合には、呼び出すモジュールの決定は実
行時まで遅らせることが可能であり、柔軟なシステム構
成を実現する事が可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、データベース管
理システムを用いた応用システムの利用形態は高度にな
り、24時間無中断でサービスを提供する必要性が高ま
ってきている。このため、システムの停止がサービスに
与える影響が大きく、システムの運用を停止せずに維持
・管理が行えるデータベース管理システムを提供する事
が望まれていた。例えば、システム運用開始時には判明
しなかったプログラムの誤りが、運用中に発見された場
合に、システムを停止せずに誤った個所を訂正すること
を要求されたり、運用中のシステムの稼働率が徐々に高
くなったり、データベースの規模が大きくなった新たな
ハードウエアを追加し、それに伴うソフトウエアを追加
しなければならなくなった時に、システムを運用したま
まで新規モジュールの追加が行える事が望まれてきてい
る。
【0005】しかし、従来のデータベース管理システム
では、システム運用中にモジュール、特にソフトウエア
モジュールを入れ替えることとは考慮されておらず、モ
ジュールの入れ替えや追加・削除を行うためにシステム
を停止しなければならなかった。このことは、単に従来
のデータベース管理システムがコンパイル方式で実現さ
れていた事に起因するのではなく、たとえインタープリ
タ方式で実現されたとしても、モジュールを入れ替える
契機を知る手段がなく、モジュールを入れ替えた前後で
処理に矛盾を生じない事を保証できない事が大きな要因
であった。
【0006】通常、データベース管理システムは、複数
のトランザクションを並行処理していることから、モジ
ュールを入れ替えてもトランザクション処理に矛盾を生
じない契機を検出できたとしても、入れ替えようとする
該モジュールが複数の並行処理しているトランザクショ
ンによって使用され続けて、モジュールの入れ替えが大
幅に待たされる、あるいは入れ替えを行えないことが生
じる可能性があった。このため、トランザクションを並
行処理中であってもモジュールの入れ替えが行えること
が望まれている。
【0007】本発明の目的は、データベース管理システ
ムの可用性を高め、24時間無中断でシステムを運用す
るにも、複数のトランザクションを並行処理しているシ
ステムにおいて、システムを停止せずにモジュールの追
加・削除や入れ替えを矛盾なく行えるデータベース管理
システムの構成法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トランザクションの実行を制御するトラ
ンザクション実行部と、該トランザクション実行部の制
御を受けてトランザクションの処理を行うモジュール群
とで構成されたデータベース管理システムにおいて、前
記モジュール群の個々のモジュールのバージョンと該バ
ージョン毎のモジュール使用状況を管理する手段を具備
し、トランザクションの実行開始時あるいはトランザク
ションが当該モジュールを使用開始した時点で、該トラ
ンザクションが該モジュールの最新バージョンを使用し
ている事を登録するモジュール使用登録操作と、トラン
ザクションの実行終了時あるいはトランザクションが当
該モジュールの使用を終了した時点で、該トランザクシ
ョンが使用している事を登録してある情報を除去するモ
ジュール使用削除操作を行うとともに、トランザクショ
ンを実行している過程で、新規のモジュールを新バージ
ョンのモジュールとして追加するモジュール追加操作
と、前記モジュール使用登録操作とモジュール使用登録
操作とによって使用状態にないと判定できるモジュール
のバージョンの少なくとも1個を削除するモジュール削
除操作と、該モジュール追加操作とモジュール削除操作
との組み合わせによってモジュールを他のモジュールと
置換するモジュール置換操作とを行う事を特徴とする。
【0009】
【作用】現在データベース管理システムを構成している
モジュールを現バージョンのモジュール、新規に追加す
るモジュールを新バージョンのモジュールとし、新バー
ジョンのモジュールが存在する時は該モジュールをある
いは新バージョンのモジュールが存在しない時は現バー
ジョンのモジュールを最新バージョンのモジュールとす
る。
【0010】本発明では、実行中すなわちコミットかロ
ールバック処理によってトランザクションの終了を宣告
される前のトランザクションが使用しているモジュール
の使用状況を該モジュールのバージョン毎に把握できる
ことから、運用中のデータベース管理システムを構成す
る複数のモジュールの内で、現在使用されていないモジ
ュールのバージョンを検出できる。これにより、使用状
態にないと判定できるモジュールのバージョンの少なく
とも1個を削除するモジュール削除操作、新規のモジュ
ールを新バージョンのモジュールとしてデータベース管
理システムに追加するモジュール追加操作、あるいは、
該モジュール追加操作とモジュール削除操作との組み合
わせによってモジュールを他のモジュールと置換するモ
ジュール置換操作を容易に行うことができる。
【0011】データベース管理システムを構成するモジ
ュールにバージョン管理を行うことによって、置き替え
を行おうとするモジュールの現バージョンがトランザク
ションで使用されている場合でも、置き換えるモジュー
ルを新バージョンのモジュールとしてデータベース管理
システムに追加することが可能となり、新バージョンを
追加した後に実行を開始したトランザクションは新バー
ジョンのモジュールを使用し、既に実行中にあるトラン
ザクションは現バージョンのモジュールを使用すること
で、モジュールの置き換えによるトランザクション処理
の矛盾を排除する。現バージョンのモジュールは、使用
している全てのトランザクションの実行が終了した時点
で、データベース管理システムから削除することができ
るので、その時点で現バージョンを削除し新バージョン
を現バージョンに置き換える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳述
する。
【0013】図1は本発明のデータベース管理システム
の概略構成図である。図中、1はデータベース管理シス
テム、10はトランザクション実行部、20はモジュー
ル管理部、30はモジュール群を示している。トランザ
クション実行部10は、端末装置等から入力されたトラ
ンザクションの実行を許可し、一般に複数の許可された
トランザクションの実行をスケジューリングする。モジ
ュール管理部20は、モジュール群30の個々のモジュ
ールの使用状況をバージョン毎(現バージョン、新バー
ジョン)に管理する。モジュール群30は、トランザク
ション実行部10の制御を受けてトランザクションの処
理を行う機能モジュール群で、例えば、並行処理制御モ
ジュール、ディスク入出力モジュール、バッファ管理モ
ジュール等で一般に構成される。本実施例では、該モジ
ュール群30はM1〜M7で構成されるとしている。な
お、モジュール管理部20はトランザクション実行部1
0を含めてモジュールとして管理してもよい。
【0014】図2はモジュール管理部20を構成するモ
ジュール管理表の一例である。モジュール管理表21
は、データベース管理システムを構成するモジュール群
について、モジュール識別子対応(ここではM1〜M
7)に、バージョン毎に、現在使用しているトランザク
ションをその識別子を用いて登録する表である。図2の
例では、現在トランザクションT1からT4の4個のト
ランザクションを並行処理しており、トランザクション
T1は、モジュールM1、M3、M5を使用し、トラン
ザクションT2はモジュールM2とM3を、トランザク
ションT3はモジュールM4、M6、M7を、トランザ
クションT4はモジュールM1とM2を使用している事
を示している。また、図2は、トランザクションをこの
順序に実行開始し、トランザクションT2の実行開始
後、T3の実行を開始する以前にモジュールM2を置き
換えようとしてモジュールM2の新バージョンを追加
し、その後にトランザクションT3とT4を実行した状
態を示している。この時、トランザクションT4が使用
しているモジュールM2だけが新バージョンを使用して
おり、他のトランザクションは現バージョンを使用して
いることを示している。
【0015】次に、図3にしたがいトランザクションの
実行過程を追って、モジュール管理表21への登録、削
除処理の手順を説明する。なお、トランザクションがモ
ジュールを使用する際にモジュールの最新バージョンを
選択する必要が生じるが、以下では、最新バージョンと
は、データベース管理システムを構成する要素であるモ
ジュールとして新バージョンのモジュールが既に追加さ
れて存在する時には新バージョンを指し、新バージョン
が存在しない時には現バージョンを指すとする。
【0016】(1)入力されたトランザクションは、ト
ランザクション実行部10でその実行が認可され、問合
せあるいは更新等の処理内容や対象とするデータベース
が決定される。実行が認可されない例では、利用が認め
られていないユーザが不正にデータベースを操作する場
合やアクセス権利のないデータベースに対する操作であ
る場合が考えられる。(ステップ101,102,10
3) (2)認可されたトランザクションは、処理内容に応じ
てデータベース管理システムを構成するモジュール群3
0の該当モジュールの最新バージョンを利用して、デー
タベースの検索あるいは更新等の処理を行う。このモジ
ュールを使用する際に、トランザクション実行部10は
モジュール管理部20に対して、使用するモジュールの
モジュール識別子と当該トランザクションのトランザク
ション識別子を送付して、最新バージョンのモジュール
を使用する許可を得る。(ステップ104) (3)モジュール管理部20では、図2で示したような
モジュール管理表21を与えられたモジュール識別子で
探索する。与えられたトランザクション識別子が当該モ
ジュールの欄に登録されていない場合、すなわち、該ト
ランザクションが初めて該モジュールを使用する際に
は、当該モジュールの最新バージョンを選択すると同時
に、モジュール管理表21の対応する位置に使用要求元
のトランザクション識別子を登録する。すでに、与えら
れたトランザクション識別子がモジュール管理表21の
当該モジュールの欄に登録されている時、すなわち、同
一モジュールに対する2回目以降には、該トランザクシ
ョン識別子が登録されている欄が現バージョンか新バー
ジョンによって対応するモジュールを選択することで、
トランザクション実行部10にその使用を許可する。
(ステップ105,106,107,108)使用を要
求されたモジュールが置き換え操作の対象となった場合
でも、後述するように、置き換える前のモジュールが現
バージョンとして存在し、置き換える後のモジュールが
新バージョンとして同時にデータベース管理システム内
に存在することから、モジュール管理部20によって使
用要求が待たされることはない。 (4)トランザクションは、コミット操作あるいはロー
ルバック操作によってその実行を完了する。この段階
で、モジュール管理部20は、当該トランザクションに
よるモジュールの登録情報を削除する。すなわち、トラ
ンザクション実行部20は、個々のトランザクションが
コミット操作あるいはロールバック操作を行うことを、
トランザクション識別子とともに、モジュール管理部に
送付する。モジュール管理部20は、モジュール管理表
21から当該トランザクションが使用した全てのモジュ
ールの対応する欄から当該トランザクション識別子を削
除することで登録情報を削除する。(ステップ109,
110,111)以上の操作により、実行中のトランザ
クションが使用しているモジュールは、そのトランザク
ションが終了する、すなわちコミットかロールバックさ
れるまで、モジュール管理表にモジュール毎に登録され
る。一旦終了したトランザクションは、同一のトランザ
クション識別子でモジュールを使用する事はないので、
トランザクション終了時点でモジュールの使用情報を削
除できる。
【0017】次に、図4にもとづいてモジュールの置き
換え手順を説明する。新規モジュールの追加や既存モジ
ュールの削除は、以下に示すモジュールの置き換え操作
の一部分として実現できる。
【0018】データベースを操作する通常のトランザク
ションは、データベース管理システムを構成するモジュ
ールを読み出し専用で利用している。すなわち、通常の
トランザクションは、モジュールの内容を変更すること
はない。これに対して、モジュールの置き換え、あるい
は、追加・削除は、モジュールの内容を変更する操作と
して扱う事ができる。そこで、モジュールの置き換え等
を行う処理をトランザクションとして考えると、本発明
でのモジュールの置き換え法は、モジュールを読み出し
専用で操作する多数の通常トランザクションと、モジュ
ールの内容を更新する1つあるいは極めて少数の置き換
えトランザクションをマルチバージョンの並行処理制御
で矛盾なく実行する方法に相当する。通常のデータベー
ス管理システムの使用形態では、モジュールの置き換え
操作が完了する以前に同一のモジュールを置き換えるこ
とはない、あるいは、連続した置き換えを禁止してもシ
ステムの可用性にはほとんど影響を与えないといえる。
このため、モジュール管理表で管理するバージョンの数
は高々2つ(現バージョンと新バージョンの2つ)に制
限できる。
【0019】上述のマルチバージョン並行処理制御の考
え方によれば、通常のトランザクションは、モジュール
の使用、すなわち読み出し操作に関して、置き換えトラ
ンザクションの存在とは関係なくその実行を待たされる
等の制限を受けることはない。また、通常トランザクシ
ョンの実行過程でいったん選択されたモジュールのバー
ジョンをトランザクション終了まで継続して使用できる
ことから、モジュールの置き換えによってトランザクシ
ョンの実行が矛盾することはない。一方、モジュールを
置き換える置き換えトランザクションは、現バージョン
に対して高々1つの新バージョンを生成することから、
バージョン生成に伴うトランザクションの一貫性を保証
できるため、モジュールの置き換え操作が待たされるこ
とはない。
【0020】以下に図2の例を用いてモジュールの入れ
替え手順を示す。 (1)置き換えるモジュールをメモリ上にロードし、モ
ジュール管理表21に新バージョンとして登録する(ス
テップ201,202)。図2はモジュールM2を置き
換える場合の例で、既にトランザクションT1からT2
の実行を開始した後に、モジュールM2の新バージョン
をモジュール管理表21に登録してある。したがって、
トランザクションT2はモジュールM2の現バージョン
を使用しており、該トランザクションT2はコミットあ
るいはロールバックによってその処理を終了するまで、
モジュールM2の現バージョンを使用し続ける。 (2)モジュールM2の追加を行った後に実行を開始し
たトランザクションは、モジュールM2を使用する場合
は、M2の最新バージョンを選択して使用する。図2の
例では、トランザクションT3はモジュールM2を使用
していないが、トランザクションT4は、M1は現バー
ジョンを使用するがM2は新バージョンを使用してい
る。 (3)置き換えするモジュールの現バージョンを使用し
ているトランザクションが終了したら、置き換えられる
モジュールの現バージョンを削除する(ステップ20
3,204)。図2の例では、トランザクションT2の
処理が終了したら、モジュールM2の現バージョンを削
除する。 (4)モジュール管理表21で置き換えるモジュールの
新バージョンを現バージョンに変更する(ステップ20
5)。すなわち、図2でモジュールM2の新バージョン
を現バージョンとする。この操作によって、データベー
ス管理システムは、全て現バージョンのモジュールで構
成されることになり、モジュール管理表21は、(1)
の置き換えモジュールを登録する前の状態となる。 (5)置き換えられたモジュールの古いバージョンをメ
モリ上からも削除する(ステップ206)。
【0021】以上説明したように、入れ替えを行うモジ
ュールの新旧2つのバージョンをシステム内に共存さ
せ、置き換え対象のモジュールを既に使用中のトランザ
クションは、その実行を完了するまで現バージョンの使
用を継続させ、新バージョンを追加した後に実行を開始
したトランザクションは新バージョンを使用することに
よって、トランザクションの実行を中断することなくモ
ジュールを置き換えることができる。
【0022】なお、本発明の実施例では、トランザクシ
ョンが実際にモジュールの使用を開始する時点で、モジ
ュール管理部20のモジュール管理表21にその使用を
登録する方法を示したが、トランザクション実行部10
がトランザクションの実行を認可した時点で、実行に必
要なモジュールを判定して、一括してモジュールの使用
を登録することもできる。この場合には、モジュール管
理表21の対応するモジュールの位置に同時にトランザ
クション識別子を登録することになる。また、トランザ
クション終了時、すなわち、コミットかロールバック時
にモジュール管理表21から使用中の情報(共用ロック
に相当)を削除する例を示したが、モジュールの使用が
終了した時点で使用中の情報を削除する事もできる。さ
らに、データベース管理システムを構成するモジュール
の単位と入れ替えや削除する単位が違う場合でも、同様
にしてモジュールを置き換えることができる。
【0023】また、モジュールの入れ替え途中で、すな
わち、現バージョンを削除する前に、さらに同一のモジ
ュールを置き換えることも可能である。この場合には、
新しいバージョンがさらに追加して登録されるが、トラ
ンザクションの実行に伴う最新バージョンを選択する際
に、単に新バージョンを選択するのではなく、その時点
で一番最後に登録されたバージョンを選択することで容
易に実現できる。
【0024】さらに、実施例ではモジュールの置き換え
について述べたが、新規モジュールの追加や既存モジュ
ールの削除についても同様に実現できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、複数のモジュールで構
成されたデータベース管理システムにおいて、トランザ
クション処理を実行している過程で、モジュールの追加
・削除、あるいは置換が容易に実現され、システムを停
止する回数と時間を大幅に削除できる。さらに、データ
ベース管理システムを運用中にシステム構成を容易に変
更できる事から、システムの可用性を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータベース管理システムの概略
構成図である。
【図2】モジュール管理部を構成するモジュール管理表
の一例である。
【図3】本発明によるトランザクションの実行過程の一
例を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるモジュール入れ替え手順例の一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データベース管理システム 10 トランザクション実行部 20 モジュール管理部 30 モジュール群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランザクションの実行を制御するトラ
    ンザクション実行部と、該トランザクション実行部の制
    御を受けてトランザクションの処理を行うモジュール群
    とで構成されたデータベース管理システムにおいて、 前記モジュール群の個々のモジュールのバージョンと該
    バージョン毎のモジュール使用状況を管理する手段を具
    備し、 トランザクションの実行開始時あるいはトランザクショ
    ンが当該モジュールを使用開始した時点で、該トランザ
    クションが該モジュールの最新バージョンを使用してい
    る事を登録するモジュール使用登録操作と、トランザク
    ションの実行終了時あるいはトランザクションが当該モ
    ジュールの使用を終了した時点で、該トランザクション
    が使用している事を登録してある情報を除去するモジュ
    ール使用削除操作を行うとともに、 トランザクションを実行している過程で、新規のモジュ
    ールを新バージョンのモジュールとして追加するモジュ
    ール追加操作と、前記モジュール使用登録操作とモジュ
    ール使用登録操作とによって使用状態にないと判定でき
    るモジュールのバージョンの少なくとも1個を削除する
    モジュール削除操作と、該モジュール追加操作とモジュ
    ール削除操作との組み合わせによってモジュールを他の
    モジュールと置換するモジュール置換操作とを行う事を
    特徴とするデータベース管理システムの構成法。
JP4111728A 1992-04-30 1992-04-30 データベース管理システムの構成法 Pending JPH05307478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4111728A JPH05307478A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 データベース管理システムの構成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4111728A JPH05307478A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 データベース管理システムの構成法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05307478A true JPH05307478A (ja) 1993-11-19

Family

ID=14568669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4111728A Pending JPH05307478A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 データベース管理システムの構成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05307478A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005165902A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Toyota Motor Corp タスク管理システム
US7155712B2 (en) 2000-03-15 2006-12-26 Fujitsu Limited Information processing system enabling dynamically loading or replacing program component in memory allocated to activated process
WO2007088728A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 多層分散処理システム
JP2010130620A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Oki Networks Co Ltd プログラム更新システム、方法及びプログラム、並びに、呼制御サーバ
WO2011118048A1 (ja) * 2010-03-25 2011-09-29 株式会社日立製作所 プログラム実行方法、計算機システム及びプログラム実行制御プログラム
US8589930B2 (en) 2002-03-22 2013-11-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Determining whether to execute a new task by deleting task objects of existing tasks
JP2017016517A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7155712B2 (en) 2000-03-15 2006-12-26 Fujitsu Limited Information processing system enabling dynamically loading or replacing program component in memory allocated to activated process
US8589930B2 (en) 2002-03-22 2013-11-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Determining whether to execute a new task by deleting task objects of existing tasks
JP4682513B2 (ja) * 2003-12-05 2011-05-11 トヨタ自動車株式会社 タスク管理システム
JP2005165902A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Toyota Motor Corp タスク管理システム
US8151274B2 (en) 2003-12-05 2012-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Task management system
GB2449037A (en) * 2006-01-31 2008-11-05 Hewlett Packard Development Co Multilayer distributed processing system
GB2449037B (en) * 2006-01-31 2011-04-13 Hewlett Packard Development Co Multilayer distributed processing system
JPWO2007088728A1 (ja) * 2006-01-31 2009-06-25 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 多層分散処理システム
WO2007088728A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 多層分散処理システム
US9015308B2 (en) 2006-01-31 2015-04-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Multilayer distributed processing system
JP2010130620A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Oki Networks Co Ltd プログラム更新システム、方法及びプログラム、並びに、呼制御サーバ
WO2011118048A1 (ja) * 2010-03-25 2011-09-29 株式会社日立製作所 プログラム実行方法、計算機システム及びプログラム実行制御プログラム
US20120185839A1 (en) * 2010-03-25 2012-07-19 Hitachi, Ltd. Program execution method, computer system, and program execution control program
JPWO2011118048A1 (ja) * 2010-03-25 2013-07-04 株式会社日立製作所 プログラム実行方法、計算機システム及びプログラム実行制御プログラム
JP2017016517A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2417426C2 (ru) Клонирование и управление фрагментами базы данных
JP4237354B2 (ja) トランザクション処理方法及びトランザクション処理システム
JP3512439B2 (ja) チェックイン・チェックアウトモデルにおける施錠方式
US20030004975A1 (en) Database management system with rebalance architectures
WO2000007119A1 (en) Method and system for reconciling concurrent streams of transactions in a database
JP2008176813A (ja) データ処理の方法及び装置
CA2422161C (en) Decoupled object identification for object switching in database systems
US11741081B2 (en) Method and system for data handling
JPH08328933A (ja) 並列処理システムのファイルアクセス制御方式
JP3621433B2 (ja) データベース排他制御方法
JPH05307478A (ja) データベース管理システムの構成法
US11138231B2 (en) Method and system for data handling
EP3686751A1 (en) Method and system for data handling
JP3970524B2 (ja) 複数オペレーション間の排他制御方法
JP3330006B2 (ja) 情報記憶システムを備えるネットワークシステム、該システムの入力システムならびに
JPH03123946A (ja) データベースの排他制御方法
JPH0764843A (ja) 分散型データベース更新方法
JP2004295272A (ja) トランザクション制御方法
JPH0588954A (ja) データベースの更新方法
JPH03266046A (ja) データベース高速アクセス方法
JPH10301824A (ja) 情報管理データが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報管理システム
JPH04139545A (ja) データベース更新処理方式
JPS63196956A (ja) フアイル排他方式
JPH05282186A (ja) データベース管理システムの構成方法
JPH05242176A (ja) 図面の世代管理方式