JPH0530690U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0530690U
JPH0530690U JP7803191U JP7803191U JPH0530690U JP H0530690 U JPH0530690 U JP H0530690U JP 7803191 U JP7803191 U JP 7803191U JP 7803191 U JP7803191 U JP 7803191U JP H0530690 U JPH0530690 U JP H0530690U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】別体部品である回転スリーブを廃止し得てコン
パクト化、軽量化、コストダウンを図り得、しかも、ロ
ックリング4の一方の端側を開放操作するだけで雌部材
2と雄部材1との結合を解除するコネクタを提供するこ
と。 【構成】挿入端部10と環状外周溝14cとをもつ雄部
材1と、保持溝25、規制溝27をもつ雌部材2と、全
体として拡径可能なC形状をなし内周側が環状外周溝1
4cに係合し外周側が規制溝27に係合して雌部材2と
雄部材1とを結合するロックリング4とで構成され、雌
部材2には保持孔2i、周方向にのびる長孔2kが形成
されている。ロックリングの一端の突部4iは半径方向
外方に延びて保持孔2iに係止され、ロックリングの他
端の突出操作部4kは長孔2kを貫通するとともに固定
ヘッド21の外周面よりも外方に突出している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水、空気、作動油、燃料等の流体を移送するホースやパイプを連結す るためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コネクタとして、図17及び図18に示す様に、拡径可能なほぼC 形状のロックリング100を用いて雄部材200と雌部材300とを結合すると ともに、回動スリーブ400でその結合を解除するものが知られている(USP 2805089)。
【0003】 このコネクタでは、雄部材200は、外径が小さい前方外周面210と、外径 が大きい後方外周面220と、前方外周面210と後方外周面220とをつなぎ 後方外周面220に向かうに連れて外径が拡径する円錐外周面230と、後方外 周面220に環状外周溝240とを備えている。また雌部材300は、雄部材2 00の前方外周面210と嵌合する後方内周面310と、雄部材200の後方外 周面220と嵌合する前方内周面320と、前方内周面320に形成された環状 内周溝340とを備えている。ここで、回動スリーブ400は雌部材300の先 端の外周側に回転可能に保持されている。回動スリーブ400は、ロックリング 100の自由端状の突出端部102、103を納める切欠401と、ロックリン グ100の突出端部102と係止する肩部402とをもつ。なおロックリング1 00の他方の突出端部103は雌部材300の係止部305に係止されている。
【0004】 このコネクタでは、雄部材200と雌部材300とを結合する時には、ロック リング100を雌部材300に保持した状態で雌部材300の受孔に雄部材20 0を挿入し、雄部材200の円錐外周面230でロックリング100を拡径させ つつ、環状外周溝240と環状内周溝340とを互いに対面させ、これによりロ ックリング100の内周側を環状外周溝240に係止させるともにロックリング 100の外周側を環状内周溝340に係止し、以て雌部材300と雄部材200 とを結合することにしている。
【0005】 また、雌部材300と雄部材200との結合を解除する時には、回動スリーブ 400を図18の矢印W1方向に回動させる。すると、ロックリング100の一 方の突出端部103は雌部材300の係止部305に係止し、ロックリング10 0の突出端部102を肩部402で矢印W1方向に押圧し、これによりロックリ ング100を拡径し、ロックリング100を雄部材200の環状外周溝240か ら離脱させる。この様に離脱させた状態で雌部材300と雄部材200とを引き 離すことにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記したUSP2805089にかかるコネクタでは、ロックリング 100を拡径するにあたり、雌部材2に回転可能に保持された別体部品である回 動スリーブ400を必要とする。したがってそのぶんコンパクト化、軽量化に不 利である。また回動スリーブ400は、ロックリング100の自由端状の突出端 部102、103を納める切欠401と、ロックリング100の突出端部102 と係止する肩部402と、突出端部103と係止する係止部305とをもつため 、製造にもコストを要する。
【0007】 また回転スリーブ400を廃止すれば、ロックリング100の自由端状の突出 端部102、103の双方を指先、治具などで開放操作しなければならない。 本考案は上記した実情に鑑みなされたものであり、その目的は、別体部品であ る回転スリーブを廃止し得てコンパクト化、軽量化、コストダウンを図り得、し かも、ロックリングの一方の端側を開放操作するだけでロックリングを拡径し得 て雌部材と雄部材との結合を解除できるコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のコネクタは、先端部に設けられた挿入端部と挿入端部の外周面に形成 された環状外周溝とをもつ雄部材と、 雄部材の挿入端部が挿入される受孔を形成する筒状の受入端部と、受入端部の 内周面に位置して環状外周溝に対面可能に形成された環状内周溝とをもつ雌部材 と、 端部が自由端状となるとともに全体として拡径可能なC形状をなし、内周側が 雄部材の環状外周溝に係合し外周側が雌部材の環状内周溝に係合して雌部材と雄 部材とを結合し、拡径に伴い雄部材の環状外周溝から離脱するロックリングとで 構成され、 雌部材は、受入端部の周壁を厚み方向に貫通すると共に環状内周溝に連通する 保持孔と、受入端部の周壁を厚み方向に貫通すると共に環状内周溝に連通し周方 向にのびかつ保持孔の孔長よりも長い長孔とをもち、 ロックリングの一端は半径方向外方に延びて保持孔に係止可能に保持され、ロ ックリングの他端は半径方向外方に延びて長孔を貫通するとともに受入筒部の外 周面よりも径外方向に突出した突出操作部をもつことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案のコネクタでは、雄部材の挿入端部は雌部材の受孔に挿入される。この ときロックリングの内周側が雄部材の環状外周溝に係合するとともに、ロックリ ングの外周側が雌部材の環状内周溝に係合し、これにより雌部材と雄部材とが結 合される。
【0010】 雌部材と雄部材との結合を解除するに際しては、長孔から突出しているロック リングの突出操作部を指先、治具等で長孔にそって開放操作してロックリングを 拡径させる。このとき、ロックリングの一端は保持孔の内壁面に係止されている ので、ロックリングの一端を指先、治具等で操作せずともロックリングは拡径す る。かかる開放操作により、ロックリングの内周側を雄部材の環状外周溝から離 脱させ、この状態で雄部材と雌部材とを引き離す。
【0011】
【実施例】 本考案のコネクタの第1実施例を図1から図9を参照して説明する。 (実施例の構成) このクイックコネクタの雄部材1を図3を参照して説明する。雄部材1は、ア ルミニウム系合金製の市販されている円筒パイプを塑性加工して構成したもので あり、拡径された挿入端部10と未拡径の本体部11とからなる。雄部材1の挿 入端部10は、挿入端部10の先端から、直円筒状の中径筒部12と、円錐筒部 13と、直円筒状の大径筒部14とからなる。中径筒部12は、雄部材1の軸芯 Pと平行に形成されている。中径筒部12は、雄部材1の本体部11の内径A0 よりも大きな内径B2をもつ中径内周面12aと、本体部11の外径Aよりもや や大きな外径C2をもつ中径外周面12bと、中径外周面12bに同軸的に形成 されリング状にのびる2個のシール溝12cと、各シール溝12cに装着された ゴム製のシールリング12dとをもつ。シール溝12cを形成する周壁部分は内 方に突出し、リング状の内方突出部12eとされている。
【0012】 円錐筒部13は、雄部材1の先端から遠ざかるにつれて内径が円錐面状に拡径 する円錐内周面13aと、外径が円錐面状に拡径する円錐外周面13bとをもつ 。 大径筒部14は円錐筒部13の後方に軸芯Pと平行に連設されている。大径筒 部14は、中径筒部12の外径C2よりも大きな外径Dをもつ大径外周面14a と、中径筒部12の外径C2よりも大きな外径Fをもつ第2大径外周面14bと 、大径外周面14aと第2大径外周面14bとの境界域に同軸的に形成されたリ ング状にのびる環状外周溝14cと、中径筒部12の内径B2よりも大きな内径 をもつ大径内周面14eとをもつ。環状外周溝14cを形成する周壁部分は内方 に突出し、リング状の内方突出部14fとされている。
【0013】 次に図3を参照して雌部材2について説明する。雌部材2は、アルミニウム系 合金製のパイプ20と、アルミニウム系合金製の固定ヘッド21とで構成されて いる。固定ヘッド21は、受孔21aを区画する受入端部となる周壁21bと、 周壁21bの内周面に形成された環状内周溝22と、係合内周面23とをもつ。 係合内周面23は第1同径内周面23aと円錐内周面23bと第2同径内周面2 3cと軸直角方向にのびるリング状ストッパ面23dとで形成されている。パイ プ20は、雄部材1の本体部11と同径の本体部20aと、本体部20aよりも 拡径することにより形成された直円筒状の拡径筒部20bと、拡径筒部20bの 先端をフレア加工で更に拡径したフレア筒部20cとで構成されている。図1に 示す様にフレア筒部20cは直円筒部20dと円錐筒部20eとからなる。フレ ア筒部20cは、フレア加工時に固定ヘッド21の係合内周面23に圧着してか しめ固定されている。
【0014】 図1に示す様に環状内周溝22は、環状の保持溝25と、これに隣接する規制 溝27とで構成されている。図4に示す様に規制溝27は、保持溝25の溝底面 25aの内径M1よりも小さな内径M2でかつ軸芯Pと平行なリング状規制平行 面27aを保持溝25との境界域にもつ。 さて、本実施例では図1、図2に示す様に固定ヘッド21の周壁21bには、 保持孔2i、長孔2kが周壁21bを厚み方向に貫通するとともに環状内周溝2 2に連通する様に形成されている。保持孔2iは径小円形状に形成されている。 長孔2kは保持孔2iの孔長よりも大きくなる様に周方向にのびている。
【0015】 更に、図3に示す様に、環状内周溝22には、ばね線材からなる拡径及び縮径 可能な断面円形状のロックリング4が保持されている。ロックリング4の全体形 状はほぼC形状をなす。ロックリング4の一端を半径方向に曲げて形成された突 部4iは、雌部材2の保持孔2iに係止されている。図2に示す様に突部4iは 固定ヘッド21の外周面21rよりも径内方に位置しており、外周面21rより も突出しない様にされている。ロックリング4の他端を曲げて形成された突出操 作部4kは、雌部材2の長孔2kを貫通して固定ヘッド21の外周面21rより も径外方向に突出している。
【0016】 次に雄部材1の製造について説明する。先ず、図6に示す様な内径A0(8. 4mm)及び外径A(12.0mm)がそれぞれ全長にわたり同一で均一厚みt (t=1.8mm)の金属製の薄肉の円筒パイプWを用いる。そして、図7に示 す様にダイス孔40を区画する型面41をもつ拡径ダイス型42と、リング状の 肩部47及び径小部49をもつポンチ型48とを用い、ダイス孔40に円筒パイ プWを配置して状態で、ポンチ型48を円筒パイプWに矢印T1方向に挿入し、 円筒パイプWの先端部の周壁を全周にわたり拡径処理し、これにより内径B及び 外径Cが他の周壁部分よりも大きな円筒状の拡径筒部70をもつ2次円筒パイプ W2を得る。ここで、図7において拡径筒部70の内径Bは12.2mm、外径 Cは15.8mmとされている。
【0017】 次に絞り工程を実施する。絞り工程では、図8に示す様にダイス孔50を区画 する型面51をもつ絞りダイス型52を用い、2次円筒パイプW2の拡径筒部7 0のうち先端部分の周壁を絞って縮径する。これにより、外径が拡径筒部70の 外径よりも小さい縮径筒部73と、拡径筒部70のうちの絞られていない周壁か らなる未縮径筒部74と、縮径筒部73と未縮径筒部74との間に介在し縮径筒 部73から未縮径筒部74に向かうにつれて外径が円錐面状に拡径する円錐外周 面75とをもつ3次円筒パイプW3を得る。この場合、絞り工程により、円錐外 周面75は自然に形成される。ここで、図8において縮径筒部73の内径B1は 10.6mmであり、本体部11の内径A0よりも大きくされている。また縮径 筒部73の外径C1は14.0mmであり、本体部11の外径Aよりも大きくさ れている。
【0018】 次に転造工程を実施する。転造工程では、図9に示す様に外周面に複数個のリ ング突部80、81、82をもつ3個一組の転造ロール型83と、マンドレル8 5とを用いる。そして、3次円筒パイプW3内にマンドレル85を挿入した状態 で、3個一組の転造ロール型83の中央部に転造ロール型83の軸芯と平行に3 次円筒パイプW3を配置する。この状態で、転造ロール型83を回転駆動させ、 これによりリング突部80、81、82を3次円筒パイプW3の外周面に宛てが う。その結果、縮径筒部73の外周面と未縮径筒部74の外周面とにそれぞれリ ング溝を転造で成形する。これにより、シール溝12cをもつ挿入端部10が得 られる。ここで、図1に、転造した後の状態は示されている。図1において、中 径筒部12の内径B2は10.6mmであり、転造前の内径B1と実質的に同じ 値とされている。また中径筒部12の外径C2は14.0mmであり、転造前の 外径C1と実質的に同じ値とされている。
【0019】 (実施例の作用) 次に雄部材1と雌部材2とを連結する場合について説明する。図3に示す様に 雄部材1を雌部材2に対面させ、その状態で雄部材1と雌部材2とを軸方向にお いて相対移動させて嵌合する。このとき雌部材2に保持されているロックリング 4は円錐筒部13の円錐外周面13bに当接しつつ、保持溝25内で半径方向外 方つまり矢印Y1方向に拡径する。拡径したロックリング4が環状外周溝14c に至ると、ロックリング4は自身の復元性により縮径して環状外周溝14cに自 然に嵌まり、仮保持される。この状態では、図1に示す様に、ゴム製のリングシ ール12dが圧潰され、雄部材1と雌部材2との間は液密的にシールされる。
【0020】 雌部材2及び雄部材1につながれているホースに流体が流れると、流体圧によ り雌部材2及び雄部材1は軸方向において互いに遠ざかる方向に相対変位する。 この結果、図5に示す様に、環状外周溝14cに仮保持されていたロックリング 4の外周端は規制溝27の溝底面27bで覆われてロックされる。したがって、 軸直角方向におけるロックリング4の拡径化は規制溝27の溝底面27bで確実 に抑止される。
【0021】 しかも本実施例では、図5に示す様に、規制溝27はリング状規制平行面27 aをもち、このリング状規制平行面27aは雌部材2の軸芯Pと平行であるため 、ロックリング4の外れる方向への変位に対して距離を確保でき、ロックリング 4の外れを一層抑制できる。 ところで、雄部材1を雌部材2との結合を解除する場合には、図4に示す様に ロックリング4の外周側に保持溝25が位置する様に、雄部材1と雌部材2とを 軸方向へ相対移動させる。そして、図2に示すロックリング4の突出操作部4k を指先、治具などで長孔2kにそって矢印S1方向(図2参照)に開放操作し、 ロックリング4を拡径する。このとき、ロックリング4の一端である突部4iは 保持孔2iに係止されているので、ロックリング4の突部4iを指先、治具等で 操作せずともロックリング4は拡径する。
【0022】 この様にロックリング4が拡径すると、拡径したロックリング4は雄部材1の 環状外周溝14cから離脱し、保持溝25に退避する。この様に退避させた状態 で、雄部材1と雌部材2とを引き離す。 (実施例の効果) 以上説明した様に本実施例では、雌部材2と雄部材1との結合を解除するにあ たり、ロックリング4の突出操作部4kを矢印S1方向(図2参照)に開放操作 してロックリング4を拡径させれば良い。従ってUSP2805089にかかる 従来のコネクタにおいて必要とされていた回動スリーブ400を廃止し得、その ぶんコンパクト化、軽量化、コストダウンを図り得る。
【0023】 ところでシール溝12cや環状外周溝14cを雄部材1の挿入端部10の外周 面に形成する場合には、図3から理解できる様に、それだけ、挿入端部10を形 成する周壁のうち、シール溝12cの裏側の周壁部分や環状外周溝14cの裏側 の周壁部分が内方に突き出て内方突出部12e、14fが形成される。そのため 、そのぶん挿入端部10の流路面積が減少するおそれがある。この点本実施例に よれば、シール溝12cは拡径されて本体部11よりも外径が大きく設定された 中径筒部12に形成され、また、環状外周溝14cは拡径された大径筒部14に 形成されている。よって挿入端部10の流路面積を減少させる傾向にある内方突 出部12e、14fが形成されるにもかかわらず、挿入端部10の流路面積を確 保できる。
【0024】 (他の実施例) 本考案の第2実施例を図10、図11に示す。第2実施例の構成は前記した第 1実施例の構成と基本的に同じ構成であり、基本的に同じ作用効果を奏する。但 し、ロックリング4の突出操作部4kは周方向に曲げられている。 本考案の第3実施例を図12、図13に示す。第3実施例の構成は前記した第 1実施例の構成と基本的に同じ構成であり、基本的に同じ作用効果を奏する。但 し、ロックリング4の突出操作部4kは長孔2kから僅かに径外方向に突き出し ている。
【0025】 本考案の第4実施例を図14、図15に示す。第4実施例の構成は前記した第 1実施例の構成と基本的に同じ構成であり、基本的に同じ作用効果を奏する。但 し、ロックリング4の突出操作部4kは雌部材2の軸線とほぼ平行に曲げられて いる。 本考案の第5実施例を図16に示す。第5実施例の構成は前記した第1実施例 の構成と基本的に同じ構成であり、基本的に同じ作用効果を奏する。但し、ゴム 製のシールリング12dは雄部材1ではなく、雌部材2のパイプ20の拡径筒部 20bの内周面にリング状のカラー50、リング状のブッシュ51とともに保持 されている。
【0026】
【考案の効果】
本考案にかかるコネクタによれば、別体部品である回転スリーブを廃止し得て コンパクト化、軽量化、コストダウンを図り得る。しかも、ロックリングの一方 の端側を開放操作するだけでロックリングを拡径し得て雌部材と雄部材との結合 を解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雌部材と雄部材とを結合している状態の要部を
断面にした側面図である。
【図2】雌部材と雄部材とを結合している状態の正面図
である。
【図3】雌部材と雄部材とを結合する直前の状態の断面
図である。
【図4】ロックリングが環状外周溝と保持溝に係合して
いる状態を示す断面図である。
【図5】ロックリングが環状外周溝と規制溝に係合して
いる状態を示す断面図である。
【図6】円筒パイプの要部の断面図である。
【図7】拡径部をもつ2次円筒パイプを得る拡径工程を
示す断面図である。
【図8】3次円筒パイプを得る絞り工程を示す断面図で
ある。
【図9】転造工程を実施して製造した雄部材の挿入端部
の断面図である。
【図10】第2実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の要部を断面にした側面図である。
【図11】第2実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の正面図である。
【図12】第3実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の要部を断面にした側面図である。
【図13】第3実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の正面図である。
【図14】第4実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の要部を断面にした側面図である。
【図15】第4実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の正面図である。
【図16】第5実施例にかかる雌部材と雄部材とを結合
している状態の要部を断面にした断面図である。
【図17】従来のコネクタの断面図である。
【図18】図17のT−T線に沿う断面図である。
【符号の説明】
図中、1は雄部材、10は挿入端部、14cは環状外周
溝、2は雌部材、22は環状内周溝、25は保持溝、2
7は規制溝、2iは保持孔、2kは長孔、4はロックリ
ングを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に設けられた挿入端部と該挿入端部
    の外周面に形成された環状外周溝とをもつ雄部材と、 該雄部材の該挿入端部が挿入される受孔を形成する筒状
    の受入端部と、該受入端部の内周面に位置して該環状外
    周溝に対面可能に形成された環状内周溝とをもつ雌部材
    と、 端部が自由端状となるとともに全体として拡径可能なC
    形状をなし、内周側が該雄部材の該環状外周溝に係合し
    外周側が該雌部材の該環状内周溝に係合して該雌部材と
    該雄部材とを結合し、拡径に伴い該雄部材の該環状外周
    溝から離脱するロックリングとで構成され、 該雌部材は、該受入端部の周壁を厚み方向に貫通すると
    共に該環状内周溝に連通する保持孔と、該受入端部の周
    壁を厚み方向に貫通すると共に該環状内周溝に連通し周
    方向にのびかつ該保持孔の孔長よりも長い長孔とをも
    ち、 該ロックリングの一端は半径方向外方に延びて該保持孔
    に係止可能に保持され、該ロックリングの他端は半径方
    向外方に延びて該長孔を貫通するとともに該受入端部の
    外周面よりも径外方向に突出した突出操作部をもつこと
    を特徴とするコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006258221A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kane Kogyo Kk 管継手構造

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JP2533894Y2 (ja) 1997-04-23

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