JPH05305378A - スピニング加工方法 - Google Patents
スピニング加工方法Info
- Publication number
- JPH05305378A JPH05305378A JP4139988A JP13998892A JPH05305378A JP H05305378 A JPH05305378 A JP H05305378A JP 4139988 A JP4139988 A JP 4139988A JP 13998892 A JP13998892 A JP 13998892A JP H05305378 A JPH05305378 A JP H05305378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- spinning
- axial direction
- mandrel
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、スピニングロールのテーパ部に相当
する隅肉部の一部又は全部を平ロールで直角成形して、
それだけ製品を軽量化し、また歩留りを向上できる、ス
ピニング加工方法を提供するものである。 【構成】本発明は、円筒形素材をプロファイル形状にス
ピニング加工するに際し、マンドレルに着装した円筒形
素材にスピニングロールで軸方向へ回転しごきを行なっ
た後、該スピニングロールのテーパ部に相当する残存隅
肉部に平ロールで更に軸方向へ回転しごきを行なうこと
を特徴としている。
する隅肉部の一部又は全部を平ロールで直角成形して、
それだけ製品を軽量化し、また歩留りを向上できる、ス
ピニング加工方法を提供するものである。 【構成】本発明は、円筒形素材をプロファイル形状にス
ピニング加工するに際し、マンドレルに着装した円筒形
素材にスピニングロールで軸方向へ回転しごきを行なっ
た後、該スピニングロールのテーパ部に相当する残存隅
肉部に平ロールで更に軸方向へ回転しごきを行なうこと
を特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスピニング加工方法に関
する。円筒形素材から例えばフランジ付きのジェットエ
ンジン部品のようなプロファイル形状の製品を加工する
場合、該円筒形素材をスピニング加工することが行なわ
れる。本発明はかかるスピニング加工方法の改良に関す
るものである。
する。円筒形素材から例えばフランジ付きのジェットエ
ンジン部品のようなプロファイル形状の製品を加工する
場合、該円筒形素材をスピニング加工することが行なわ
れる。本発明はかかるスピニング加工方法の改良に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、プロファイル形状の製品をスピニ
ング加工する場合、スピニングマシンを用い、そのマン
ドレルに円筒形素材を着装し、該マンドレルと共に該円
筒形素材を回転させつつ該円筒形素材にスピニングロー
ルを押圧して、該スピニングロールには軸方向へ送りを
与え、したがって該円筒形素材に軸方向へ回転しごきを
行なっている。ところが、上記のような従来法には製品
にスピニングロールのテーパ部に相当する隅肉部が残存
するという欠点がある。かかる隅肉部が残存すると、そ
れだけ重量に富むものとなり、かかる隅肉部を後工程で
研削等により除去すると、それだけ歩留りが低下するの
である。
ング加工する場合、スピニングマシンを用い、そのマン
ドレルに円筒形素材を着装し、該マンドレルと共に該円
筒形素材を回転させつつ該円筒形素材にスピニングロー
ルを押圧して、該スピニングロールには軸方向へ送りを
与え、したがって該円筒形素材に軸方向へ回転しごきを
行なっている。ところが、上記のような従来法には製品
にスピニングロールのテーパ部に相当する隅肉部が残存
するという欠点がある。かかる隅肉部が残存すると、そ
れだけ重量に富むものとなり、かかる隅肉部を後工程で
研削等により除去すると、それだけ歩留りが低下するの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、製品にスピニングロールのテ
ーパ部に相当する隅肉部が残存する点である。
する課題は、従来法では、製品にスピニングロールのテ
ーパ部に相当する隅肉部が残存する点である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、円筒
形素材をプロファイル形状にスピニング加工するに際
し、マンドレルに着装した円筒形素材にスピニングロー
ルで軸方向へ回転しごきを行なった後、該スピニングロ
ールのテーパ部に相当する残存隅肉部に平ロールで更に
軸方向へ回転しごきを行なうことを特徴とするスピニン
グ加工方法に係る。
形素材をプロファイル形状にスピニング加工するに際
し、マンドレルに着装した円筒形素材にスピニングロー
ルで軸方向へ回転しごきを行なった後、該スピニングロ
ールのテーパ部に相当する残存隅肉部に平ロールで更に
軸方向へ回転しごきを行なうことを特徴とするスピニン
グ加工方法に係る。
【０００５】本発明では先ず、スピニングマシンを用
い、そのマンドレルに円筒形素材を着装し、該マンドレ
ルと共に該円筒形素材を回転させる。マンドレルは、そ
の外径が円筒形素材の内径と同一のものでもよいし、又
はその外径が円筒形素材の内径よりも小さいものでもよ
い。どちらのマンドレルを使用しても、マンドレルを回
転させると、加工時には後述するスピニングロールの押
圧力もあって、円筒形素材は該マンドレルの外周速度と
同一の内周速度で回転する。
い、そのマンドレルに円筒形素材を着装し、該マンドレ
ルと共に該円筒形素材を回転させる。マンドレルは、そ
の外径が円筒形素材の内径と同一のものでもよいし、又
はその外径が円筒形素材の内径よりも小さいものでもよ
い。どちらのマンドレルを使用しても、マンドレルを回
転させると、加工時には後述するスピニングロールの押
圧力もあって、円筒形素材は該マンドレルの外周速度と
同一の内周速度で回転する。
【０００６】回転させた円筒形素材にスピニングロール
を押圧し、該スピニングロールには軸方向へ連続的に送
りを与え、したがって該円筒形素材に該スピニングロー
ルで軸方向へ回転しごきを行なう。この場合、スピニン
グロールの押圧力及び送り量は、円筒形素材の大きさ、
材質、求められる製品の形状及びその精度等との関係で
１回転当たりの回転しごき量が最適となるように制御す
る。
を押圧し、該スピニングロールには軸方向へ連続的に送
りを与え、したがって該円筒形素材に該スピニングロー
ルで軸方向へ回転しごきを行なう。この場合、スピニン
グロールの押圧力及び送り量は、円筒形素材の大きさ、
材質、求められる製品の形状及びその精度等との関係で
１回転当たりの回転しごき量が最適となるように制御す
る。
【０００７】かくして円筒形素材にスピニングロールで
回転しごきを行なうと、該スピニングロールのテーパ部
に相当する隅肉部が残存した中間製品が得られる。図１
は本発明の一実施状態においてかかる中間製品を略示す
る下半分省略の断面図である。マンドレル１１に円筒形
素材を着装し、マンドレル１１と共に該円筒形素材を回
転させつつ該円筒形素材にスピニングロール２１を押圧
して、スピニングロール２１には軸方向へ連続的に送り
を与え、したがって該円筒形素材にスピニングロール２
１で軸方向へ回転しごきを行なうと、スピニングロール
２１のテーパ部２１ａに相当する隅肉部３１ａが残存し
た中間製品３１が得られるのである。
回転しごきを行なうと、該スピニングロールのテーパ部
に相当する隅肉部が残存した中間製品が得られる。図１
は本発明の一実施状態においてかかる中間製品を略示す
る下半分省略の断面図である。マンドレル１１に円筒形
素材を着装し、マンドレル１１と共に該円筒形素材を回
転させつつ該円筒形素材にスピニングロール２１を押圧
して、スピニングロール２１には軸方向へ連続的に送り
を与え、したがって該円筒形素材にスピニングロール２
１で軸方向へ回転しごきを行なうと、スピニングロール
２１のテーパ部２１ａに相当する隅肉部３１ａが残存し
た中間製品３１が得られるのである。
【０００８】本発明では次に、スピニングロールに代え
て平ロールを用い、マンドレルと共に上記のような中間
製品を回転させつつ該中間製品の隅肉部に該平ロールを
押圧し、該平ロールには必要に応じて軸方向へ間欠的に
送りを与え、したがって該中間製品の隅肉部に該平ロー
ルで更に軸方向へ回転しごきを行なう。この場合も、平
ロールの押圧力及び必要に応じての送り量は、中間製品
の隅肉部の大きさ、材質、求められる製品の形状及びそ
の精度等との関係で、回転しごき量が最適となるように
制御する。
て平ロールを用い、マンドレルと共に上記のような中間
製品を回転させつつ該中間製品の隅肉部に該平ロールを
押圧し、該平ロールには必要に応じて軸方向へ間欠的に
送りを与え、したがって該中間製品の隅肉部に該平ロー
ルで更に軸方向へ回転しごきを行なう。この場合も、平
ロールの押圧力及び必要に応じての送り量は、中間製品
の隅肉部の大きさ、材質、求められる製品の形状及びそ
の精度等との関係で、回転しごき量が最適となるように
制御する。
【０００９】かくして中間製品の隅肉部に平ロールで回
転しごきを行なうと、該隅肉部の一部又は全部がしごか
れてその分だけ軸方向へ伸長した製品が得られる。図２
は本発明の一実施状態においてかかる製品を略示する下
半分省略の断面図である。マンドレル１１と共に中間製
品を回転させつつ該中間製品の隅肉部３１ａの一部に平
ロール２２を押圧して、平ロール２２には軸方向へ間欠
的に送りを与え、したがって隅肉部３１ａの一部に平ロ
ール２２で更に軸方向へ回転しごきを行なうと、隅肉部
３１ａの一部がしごかれてその分だけ軸方向へ伸長した
製品３２が得られるのである。
転しごきを行なうと、該隅肉部の一部又は全部がしごか
れてその分だけ軸方向へ伸長した製品が得られる。図２
は本発明の一実施状態においてかかる製品を略示する下
半分省略の断面図である。マンドレル１１と共に中間製
品を回転させつつ該中間製品の隅肉部３１ａの一部に平
ロール２２を押圧して、平ロール２２には軸方向へ間欠
的に送りを与え、したがって隅肉部３１ａの一部に平ロ
ール２２で更に軸方向へ回転しごきを行なうと、隅肉部
３１ａの一部がしごかれてその分だけ軸方向へ伸長した
製品３２が得られるのである。
【００１０】図１及び図２について前述した一実施状態
にしたがい、下記の条件でフランジ付きの製品を加工し
た。 円筒形素材：ＳＳ４１（内径３７２×外径４３０mm）、
スピニングロール幅：３５mm、スピニングロール角：２
１度、スピニングロール回転数：１５２回／分、スピニ
ングロール送り量：０．１６mm／回（連続）、中間製品
の隅肉部長：３０mm、平ロール幅：２０mm、平ロール
角：０度、平ロール回転数：１５２回／分、平ロール送
り量：２mm／回（間欠、合計２０mm）、製品の隅肉部
長：１０mm。得られた製品は、中間製品に残存する隅肉
部の一部が平ロールでしごかれて直角成形された、所望
通りのものであった。
にしたがい、下記の条件でフランジ付きの製品を加工し
た。 円筒形素材：ＳＳ４１（内径３７２×外径４３０mm）、
スピニングロール幅：３５mm、スピニングロール角：２
１度、スピニングロール回転数：１５２回／分、スピニ
ングロール送り量：０．１６mm／回（連続）、中間製品
の隅肉部長：３０mm、平ロール幅：２０mm、平ロール
角：０度、平ロール回転数：１５２回／分、平ロール送
り量：２mm／回（間欠、合計２０mm）、製品の隅肉部
長：１０mm。得られた製品は、中間製品に残存する隅肉
部の一部が平ロールでしごかれて直角成形された、所望
通りのものであった。
【００１１】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、スピニングロールのテーパ部に相当する隅肉部
の一部又は全部を平ロールで直角成形して、それだけ製
品を軽量化し、また歩留りを向上できるという効果があ
る。
明には、スピニングロールのテーパ部に相当する隅肉部
の一部又は全部を平ロールで直角成形して、それだけ製
品を軽量化し、また歩留りを向上できるという効果があ
る。
【図１】本発明の一実施状態において中間製品を略示す
る下半分省略の断面図。
る下半分省略の断面図。
【図２】本発明の一実施状態において製品を略示する下
半分省略の断面図。
半分省略の断面図。
１１・・・マンドレル、２１・・・スピニングロール、
２２・・・平ロール、３１・・・中間製品、３１ａ・・
・隅肉部、３２・・・製品
２２・・・平ロール、３１・・・中間製品、３１ａ・・
・隅肉部、３２・・・製品
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒形素材をプロファイル形状にスピニ
ング加工するに際し、マンドレルに着装した円筒形素材
にスピニングロールで軸方向へ回転しごきを行なった
後、該スピニングロールのテーパ部に相当する残存隅肉
部に平ロールで更に軸方向へ回転しごきを行なうことを
特徴とするスピニング加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139988A JPH05305378A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | スピニング加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139988A JPH05305378A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | スピニング加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305378A true JPH05305378A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15258327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4139988A Pending JPH05305378A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | スピニング加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05305378A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112756463A (zh) * | 2020-12-20 | 2021-05-07 | 西安航天动力机械有限公司 | 一种三旋轮旋压筒形件时旋轮圆角半径的确定方法 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4139988A patent/JPH05305378A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112756463A (zh) * | 2020-12-20 | 2021-05-07 | 西安航天动力机械有限公司 | 一种三旋轮旋压筒形件时旋轮圆角半径的确定方法 |
| CN112756463B (zh) * | 2020-12-20 | 2023-07-21 | 西安航天动力机械有限公司 | 一种三旋轮旋压筒形件时旋轮圆角半径的确定方法 |
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