JPH0530475U - 空気ポンプ - Google Patents

空気ポンプ

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JPH0530475U
JPH0530475U JP7853891U JP7853891U JPH0530475U JP H0530475 U JPH0530475 U JP H0530475U JP 7853891 U JP7853891 U JP 7853891U JP 7853891 U JP7853891 U JP 7853891U JP H0530475 U JPH0530475 U JP H0530475U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気注入対象に応じた各種のアタッチメント
を簡便にホース先端に取付けて用いることができるとと
もに、かかる各種のアタッチメントを、都合よくまとめ
て収納しておくことができるようにした空気ポンプを提
供することを目的とする。 【構成】 空気送出ホースの先端に、ねじによって各種
のアタッチメントが簡易着脱できる汎用口金を着脱可能
に連結する一方、ピストンロッド上端に、蓋体によって
適宜開閉できる上部開口をもつ有底筒状の収納室を一体
形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、空気ポンプに関し、詳しくは、種々のバルブ形態をもつ自転車あ るいは自動車の空気タイヤ、あるいは球技用ボール、ゴムボート等空気によって 膨らませた状態で使用するスポーツ・レジャー用品のための空気ポンプの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般に使用されている自転車用空気ポンプは、筒状シリンダ内に、上 端にT字型に形成した握持ハンドルをもつピストンロッドを軸方向摺動可能に嵌 挿し、このピストンロッドを押し下げることによって筒状シリンダの下部に発生 させられる圧縮空気を、ホースを介して送出することができるように構成されて いる。このホースの先端には、いわゆる鰐口式の口金が取付けられているのが一 般である。この鰐口式の口金は、自転車の空気タイヤのバルブ部に形成される大 径部を鰐口クリップによってはさみつけ、口金の空気送出口をバルブ開口部に押 しつけるように構成されたものである。
【0003】 しかしながら、自転車の空気タイヤのバルブ部は、ミニサイクルや実用車等に 多く用いられている英式のもののみならず、米式、仏式等のバルブが存在し、統 一されていない。上記英式のバルブは、伝統的ないわゆる虫ゴムを用いたタイプ のバルブであり、このタイプのバルブに限って、上記の鰐口式の口金によって空 気を挿入することができる。 しかしながら、米式、あるいは仏式のバルブについては、上記英式態様の鰐口 式口金では対応することができない。
【0004】 このような問題を解決し、どのような形式のバルブをもつ空気タイヤであって も、各形式の合致したアタッチメントを準備することにより、これらのアタッチ メントを用いて上記各形式のいずれのタイプの空気タイヤであっても空気補充を 行うことができるようになした空気ポンプも提案されてはいる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている上述のようなアタッチメントを用いて各タ イプの空気バルブに対応できる空気ポンプの場合、複数個のアタッチメントをま とめて収納させておくための構成が付加されていないため、アタッチメントを紛 失することが多く、種々の空気注入対象のために空気ポンプを用いることを前提 とした場合、必ずしも使い勝手がよいとは言えなかった。
【0006】 とりわけ、上記のような空気タイヤに空気を入れる目的以外に、球技用ボール あるいはゴムボート等、空気によって膨らませて用いるスポーツ・レジャー用品 の空気入れとして用いるためには、さらに多彩なアタッチメントを必要とし、こ れらのスポーツ・レジャー用品のためのアタッチメントをも付属させて汎用的な 空気ポンプを構成する場合、各アタッチメントの紛失防止が大きな課題となって くる。
【0007】 本願考案は、上述の事情のもとで考えだされたものであって、種々の形式の空 気バルブに対応できるのみならず、スポーツ用品あるいはレジャー用品のための 空気ポンプとしても用いることができ、しかも、各空気注入対象のために設けた アタッチメントの取扱いが簡便であり、さらには多種類にわたるアタッチメント の紛失を回避することにより、使い勝手を格段に高めた汎用空気ポンプを提供す ることをその課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本願考案では、次の技術的手段を講じている。 すなわち、本願考案の空気ポンプは、筒状シリンダと、この筒状シリンダに軸 方向摺動可能に嵌挿され、上端に握持ハンドルを有するピストンロッドと、上記 筒状シリンダの下端部に連結され、かつ、上記ピストンロッドの下動によって発 生させられる圧縮空気を送出するホースとを備える空気ポンプにおいて、 上記ホースの先端には、口金がねじ連結手段によって着脱可能に連結されてお り、 上記口金は、空気注入対象に応じた複数種類のアダプタが簡易選択連結される ように構成されている一方、 上記ピストンロッドの上端には、有底空腔を形成するとともに、この有底空腔 の上部開口を封鎖しうる蓋体を付設することにより、上記複数種類のアダプタの ための収納室が形成されていることを特徴としている。
【0009】
【考案の作用および効果】
上記ピストンロッドをその上端の握持ハンドルを握持しつつ上下往復運動させ ると、このピストンロッドの下動によって発生させられる圧縮空気が、ホースを 介して送出される。上記ホースの先端には、口金が連結されており、この口金に 対しては、空気注入対象に応じて準備された複数種類のアダプタのうち、選択し たものを適宜簡易な操作で取付けることができる。この簡易に連結されるという ことは、特別な工具等を必要とすることなく、取付けが可能であるとの意味であ る。
【0010】 上記ホースから送出される圧縮空気は、したがって、上記の口金ないしはこれ に連結されたアダプタを介して、空気注入対象のバルブ等からその空気注入対象 内に送り込まれる。このように本願考案の空気ポンプによれば、一つの空気ポン プをもって、様々な空気バルブ部をもつ注入対象に、適宜空気を注入することが できる。たとえば、自転車用空気タイヤについていえば、英式、米式、仏式のバ ルブに対応して、これらのいずれの形式のバルブであっても、簡便に空気タイヤ への空気補充を行うことができる。 さらには、球技用ボール等の空気注入部に合致したアダプタを準備しておく等 することにより、上記のような自転車用タイヤのみならず、空気を用いるスポー ツ用具等の空気補充にも簡易に対応することができる。
【0011】 本願考案では、ピストンロッドの上端に、有底空腔およびその上部開口を封鎖 しうる蓋体とからなるアダプタ収納室が一体形成されている。複数種類のアダプ タを準備する場合、その実際の使用にあたっては、一つのアダプタを選択して上 記の口金に連結して使用するのであるが、本願考案の空気ポンプによれば、使用 されない残りのアダプタをまとめて上記の収納室の収納しておくことができるの で、これらのアダプタが紛失することがなく、また、空気ポンプ使用時において も、これらの複数種類のアダプタをまとめて収納しておくことができることから 、別に保管しておくといった必要もなくなり、きわめて使い勝手がよくなる。
【0012】 さらに、本願考案の空気ポンプにおけるホースの先端に設けるべき口金は、永 久固定連結するのではなく、ねじ連結手段によって着脱可能に連結してあるため 、さらにこの空気ポンプの使用範囲を広げるのに都合がよい。すなわち、上記収 納室に収納できないほどの大きなアダプタを別途形成し、このアダプタを、上記 口金を取り外したホース先端に連結するといった使い方をすることにより、かか る大型のアダプタの使用も可能となる。このような大型のアダプタとしては、自 転車の空気タイヤのバルブのうち、英式のバルブに対応させるべく従来から一般 に用いられている鰐口クリップ式のアダプタがあり、かかる鰐口式のアダプタを も、ホース先端に対して取付け可能である。このような鰐口式のクリップを常時 ホース先端に連結して使用する場合には、上記口金をも上述の収納室に収納して おけばよく、このようにすることにより、空気ポンプの利用範囲が従来に比較し て格段に広くなり、しかもその使い勝手が非常によいという効果を発揮するので ある。
【0013】
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を、図面を参照しつつ具体的に説明する。 図1に示すように、本願考案の空気ポンプ1は、従来の空気ポンプと同様の基 本構成をもっている。すなわち、上下方向に延びる一定長さのシリンダ2に、上 端に略T字型をした握持ハンドル3を有するピストンロッド4が軸方向上下摺動 可能に嵌挿されており、上記シリンダ2の下端には、上記ピストンロッド4を下 方に向けて押し下げる際に発生させられる圧縮空気を送出するためのホース5が 連結されている。
【0014】 上記シリンダ2は、本実施例においては、その下方において同軸環状の畜圧室 6が形成されたものが用いられている。 すなわち、図2および図4に示すように、一定内径を有する有底管状のシリン ダ本体2aの下端部外周には、上記シリンダ本体2aの外径より大きな内径をも つ外套管7が嵌挿固定されている。これらシリンダ本体2aと外套管7との固定 は、シリンダ本体2aの軸方向中間部所定部位の外周に設けた雄ねじ部8に、上 記外套管7の上端部内周に設けた雌ねじ部9を螺合することにより行っている。 なおこの際、本実施例においては、上記シリンダ本体2aの雄ねじ部8の上端部 対応部位に設けたフランジ10と、上記外套管7の上端部との間に、圧力計11 の取付け用リング部12を嵌挿固定している。なおこの圧力計の取付け部の詳細 については後述する。
【0015】 上記外套管7の内周には、上下方向に延びるリブ13が複数箇所形成されてお り、このリブによってシリンダ本体2aの下端部における外套管7に対する侵入 部の支持の安定を図っている。有底円筒状のシリンダ本体2aの底壁部14には 、シリンダ空間から蓄圧室6への空気流通のみを許容し、畜圧室6からシリンダ 本体への空気の逆流を阻止する逆止弁機構15が設けられている。かかる逆止弁 機構は公知の構造のものを用いてよいので、詳しい説明は行わない。
【0016】 上記シリンダ本体2a内に上下動可能に嵌挿されるピストンロッド4は、略有 底中空パイプ状のピストンロッド本体16とその上端に連結されたハンドル部材 17とを備えて構成されている。このハンドル部材17は、図3に詳示するよう に、ピストンロッド本体16の上端部に外嵌固定される同軸状のパイプ部17a と、このパイプ部17aの上端において左右方向に延びる一対のハンドル部17 b,17bとを備えて構成されており、全体として略T字型をしたハンドル3を 構成している。このハンドル部材17の上記中空パイプ部17aは、上端から所 定長さの部位に隔壁18が形成されており、また、上端は、開放している。これ により、パイプ部17aの円筒内周面と、上記隔壁18によって規定される上端 開放状の有底収納空間19が形成され、この収納空間19は、後記する複数種類 のアタッチメント等のための収納室として機能する。この収納空間19の上端開 口は、キャップ部材20によって適宜開閉可能としてある。
【0017】 上記ハンドル部材17のパイプ部17aの外周適部には、ホース5の先端側適 部を適宜保持させるためのクランプ部21が一体形成されている。具体的には、 図7に詳示するように、上記パイプ部17aの外周から延びる一対の挟持片21 a,21aを一体延出形成している。そして、このクランプ部を形成するべき一 対の挟持片21a,21aの間におけるパイプ部外周には、空気孔22が貫通形 成されている。
【0018】 図2および図3に表れているように、上記収納空間19の底壁部を構成する隔 壁18にも複数個の小さな空気孔23が上下貫通状に設けられており、したがっ て、ピストンロッド本体16の内部空間は、上記各空気孔22,23を介して外 部に連通していることになる。
【0019】 一方、上記ピストンロッド本体16の下端部には、このピストンロッド本体1 6を下方に押し下げるとき、ピストンロッドの下端部とシリンダ本体2aの底部 との間に規定される圧縮室24の空気がピストンロッド本体16の内部空間に逆 流することがなく、逆に、ピストンロッド本体16を上方に引き上げるときには 、このピストンロッド本体の内部空間の空気が上記圧縮室24の拡大に伴ってこ の圧縮室24に流通するように構成した弁機構25が構成される。
【0020】 上記弁機構25は、具体的には、次のように構成される。図4に詳示するよう に、ピストンロッド本体16の下端部には、Oリング26を遊嵌するべき第一の 環状溝27が形成されるとともに、その上方には、環状突起28をはさんで第二 の環状溝29が形成されている。上記環状突起28の外周は、シリンダ本体2a の内径よりもやや小さくしてあり、したがって、この環状突起28とシリンダ内 周との間には、わずかな隙間が形成されている。さらに、上記第二の環状溝29 の底壁には、複数個の通気孔30が設けられている。さらに、上記第一環状溝2 7との下側に隣接するフランジ状環状突起31には、図8に良く表れているよう に、幾つかのスリット32が外周から半径方向内方に向けて設けられており、か つこのスリット32の深さは、Oリング26を遊嵌するべき第一環状溝27の深 さよりも大きくしてある。
【0021】 以上の構成において、ピストンロッド本体16を下方向に向けて移動させると 、圧縮室24の圧力が次第に高まるから、Oリング26は、上記第一環状溝27 の上側壁27aに密着させられると同時にこの上記環状突起28の外周とシリン ダ内周面との隙間を封鎖し、圧縮室24の空気がピストンロッド本体内に逆流す るのを阻止する。したがってピストンロッド本体16を下動させることによって 圧縮させられた空気は、上記逆止弁機構15を通って畜圧室6に送り込まれる。
【0022】 ピストンロッド本体16が最大限下動した状態からこれを上方に向けて引き上 げる場合、畜圧室6からの空気の逆流が逆止機構15によって阻止されているか ら、圧縮室24内圧力は負圧となり、したがってOリング26は、第一環状溝2 7の下側壁27bの上に乗った恰好となる。このとき、上記環状突起28とシリ ンダ内周壁との間のOリング26による封鎖は解除される。このOリング26の 上面と上記第一環状溝27の上側壁27aとの間の接触も解除され、しかも、第 一環状溝27の下側壁27bと隣接する最下端の環状突起31には、第一環状溝 27の深さよりも深いスリット32が形成されているから、ピストンロット本体 16の内部の空気は、上記通気孔30、環状突起28とシリンダ内周壁との隙間 、第一環状溝27における上記Oリング26との間の隙間、ないし上記スリット 32を介して、ピストンロッド本体16の上動にともなって容積が次第に拡張す る上記圧縮室24に供給される。こうしてピストンロッド本体26の内部空間か ら上記圧縮室24に供給される空気量は、上記隔壁18に設けた空気孔23、お よび上記クランプ部21におけるハンドル部材パイプ部外周に設けた空気孔22 を介して外部から供給される。したがって、上記ピストンロッド本体16を上下 往復動させることにより、シリンダ室下端の圧縮室24によって作られた圧縮空 気が、畜圧室6に溜められることになる。こうして畜圧室6内に蓄えられた圧縮 空気は、ホース5を介して外部空気供給対象に向けて送られる。
【0023】 上記圧力計11の取付けリング12は、シリンダ本体2aに設けた雄ねじ部8 のねじ山径と対応した内径をもつ円筒状内面となっている。一方、上記雄ねじ部 8には、図4および図5ならびに図9に表れているように、ねじ山を削り取った ような平坦面33が形成されている。そして、この平坦面33の下端部は、雄ね じ部8の下端にいたっている。さらに、この平坦面33は、圧力計11の取付け リング部12と上下方向に十分重なるように形成されている。取付けリング12 の内周面には、圧力計本体内部に連通する通気孔34が開口している。したがっ てこの通気孔34は、上記雄ねじ部8のねじの谷部、および上記平坦面33を介 して畜圧室6に対して実質的に連通させられることになり、畜圧室内の圧力を表 示できることになる。
【0024】 一方、上記ホース5の先端口金35には、図10に示すように、ホース内部と 連通する中心孔36をもつ雄ねじ37が形成されており、この雄ねじ37に対し 、後述する汎用口金38が着脱可能に連結される。
【0025】 上記汎用口金38は、同じく図10に示すように、上記雄ねじ37に対して螺 合連結可能な雌ねじを有する取付けボス部40と、この取付けボス部40に対し て直交するように一体連結された筒状本体部41とを有する。筒状本体部41の 周壁には、上記取付けボス部40と連通する通気孔42が形成されている。上記 筒状本体部41の先端側内周には、この筒状本体部41の先端外周に螺合された 内向きフランジ付きキャップ部材43によって前進動が阻止された筒状ゴム44 が嵌め込まれており、この筒状ゴム44は、上記筒状本体部41内の基端側空間 に嵌挿された押動部材45を、上記筒状本体部41の基端側底壁41aに螺合し た締め付けねじ46を螺進させることにより、軸方向に圧縮させられるようにな っている。上記押動部材45は、上記筒状本体部41の円筒状内周壁に軸方向摺 動可能なピストン状となっており、その筒状部外周壁に凹溝47を設けるととも に、この凹溝と筒状部内側とを通気孔48によって連通させることにより、ホー ス5を介して送られる圧縮空気が、上記通気孔42、上記環状凹溝47、および 上記通気孔48を介して、この押動部材45の前面側空間に送り込まれるように なっている。なお、上記押動部材45の基端側外周には、環状凹溝49を介して Oリング50が嵌着させられており、このOリング50と筒状本体部41の内周 面との密着により、上記のようにホースを介して送られる圧縮空気が筒状本体部 材41の基端側、すなわち、上記締め付けねじ46を設けた側から漏出するのを 阻止している。
【0026】 上記締め付けねじ46を締め付け方向に回転させ、上記押動部材45を強制的 に前進させることにより、上記筒状ゴム44が軸方向に圧縮され、これにより、 筒状ゴム44の内径を縮小させることができる。このような筒状ゴム44の内径 縮小により、この筒状ゴム44内に挿入された後述する各種のアタッチメントを 確実に固定保持することができる。 上記汎用口金38に対して適宜着脱して用いるべきアタッチメントとしては、 次のようなものがある。
【0027】 図11に示すアタッチメント51は、自転車用空気タイヤに設けられる各種の バルブのうち、いわゆる英式のバルブに対応して連結できるように構成したもの である。図12に示すアタッチメント52は、いわゆる仏式のタイヤバルブに連 結することができるように構成したものである。図13に示すアタッチメント5 3は、球技用ボールに空気を入れることができるように構成したものである。そ して、図14および図15に示す各アタッチメント54,55は、ゴムボート等 、空気で膨らませて用いるレジャー用品の空気注入孔に挿入連結できるように構 成したものである。
【0028】 上記各アタッチメント51,52,53,54,55の基端筒状連結部51a ,52a,53a,54a,55aは、いずれも、ほぼ同一の外径と同一の軸方 向長さをもっている。すなわち、これら筒状連結部の外径は、上述した汎用口金 38の内部に組み込まれている筒状ゴム44の自然状態での内径と対応している 。そして、各アタッチメントの基端筒状連結部の軸方向長さは、上記筒状ゴム4 4の軸方向長さと近似した長さとしてある。したがって、上記汎用口金において 締め付けねじ46を十分にゆるめて上記筒状ゴム44を自然状態とした状態にお いて、各アタッチメント51,52,53,54,55は、その基端筒状連結部 を上記汎用口金の筒状ゴム44の内部に挿入することができる。次いで上記締め 付けねじ46を締め付けることによって上述のように筒状ゴム44を軸方向に圧 縮させると、この筒状ゴム44は、その内周が縮小するようにして変形させられ ようとするため、この筒状ゴム44の内周面が、強く上記各アタッチメントの基 端筒状連結部の外周に密着してその抜けを阻止するべく確実に保持する。
【0029】 さらに、本願考案においては、上記のような汎用口金38を、ホース5の先端 に固定連結するのではなく、ねじ手段によって着脱可能に連結するようにしてい るため、空気ポンプの利用範囲を次のようにさらに広めることができる。 すなわち、図16に示すように、鰐口クリップ56のボス部57を、上記ホー ス5の先端雄ねじ部8に対して螺合連結できる雌ねじ9を有するように構成して おくことにより、上記ホース5の先端に、上記のような汎用口金38に代えて、 比較的大型の鰐口クリップ式の口金アタッチメント58を適宜連結することがで きる。
【0030】 このように、本願考案の空気ポンプによれば、ホース先端に対して、汎用口金 38と、その他の専用口金を選択的に連結することができ、しかも、上記の汎用 口金38に対しては、空気注入対象に応じた各種のアタッチメント51,52, 53,54,55を簡易な操作で着脱することができるので、おおよそ空気を注 入して使用するあらゆる空気注入対象に対応して、これらの空気を注入すること ができる。
【0031】 しかも、本願考案の空気ポンプにおいては、ピストンロッドの上端ハンドル部 における、比較的取扱いやすい場所に収納室を形成しているので、使用していな い上記のアタッチメントをこの収納室にまとめて収納しておくことができ、アタ ッチメントの紛失を回避することができるとともに、必要に応じて即座に所望の アタッチメントをこの収納室から取り出して汎用口金38に対して取付けを行う ことができ、使い勝手がきわめてよい。
【0032】 なお、本実施例においては、図5に表れているように、筒状シリンダ2に対す るピストンロッドの抜けを阻止するために筒状シリンダの上端に螺合するシリン ダキャップ60によって、ハンガー部材61のリング状取付け部を固定している ので、このハンガー部材61を利用して空気ポンプ1全体を壁面に設けた適当な 掛止金具に掛けておくことができ、このような壁面に対して掛けておくといった 収納形態をも採用することができ、収納が非常に行いやすくなるという付加的効 果も発揮する。
【0033】 もちろん、この考案の範囲は、図面に示した実施例に限定されることはない。 本実施例は、筒状シリンダの下端部に、環状の畜圧室を付設した形態のものであ るが、かかる大型の畜圧室を設けるかどうかは選択的な事項である。さらに、ホ ースの先端における汎用口金の構成、すなわち、工具等を用いることなく簡単な 操作によって各種のアタッチメントを着脱できる構成は、実施例のものに限定さ れるものではなく、たとえば、レバー回動操作によって筒状ゴム部材を圧縮する ように構成するなどしてもよい。さらには、実施例においては、圧力計11を取 付けているが、かかる圧力計を設けるかどうかも選択的事項にすぎない。
【0034】 加えて、汎用口金に着脱させるべき各種のアタッチメントも、図示した具体例 に限らず、その他の形態のものも含まれる。要は、どのようなアタッチメントで あっても、その基端部が共通していて、汎用口金に対して簡易に着脱できるよう になっておればよいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の空気ポンプの一実施例の全体斜視図
である。
【図2】図1に示す実施例の一部切り欠き縦断面図であ
る。
【図3】ハンドル部の拡大縦断面図である。
【図4】シリンダと外套管との連結構造の詳細を示す縦
断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI方向矢視図であり、一部を切り欠き断
面で示す図である。
【図7】図2のVII-VII 線に沿う断面図である。
【図8】図4のVIII-VIII 線に沿う断面図である。
【図9】図5のIX-IX 線に沿う断面図である。
【図10】ホース先端と汎用口金との連結構造の詳細を
示す拡大断面図である。
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】アタッチメントの例の外観図である。
【図16】ホース先端と鰐口式アタッチメントとの連結
構造の詳細を示す断面図であ。る
【符号の説明】
1 空気ポンプ 2 シリンダ 3 ハンドル 4 ピストンロッド 5 ホース 19 有底空腔(有底収納空間) 20 蓋体 51,52,53,54,55 アダプタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状シリンダと、この筒状シリンダに軸
    方向摺動可能に嵌挿され、上端に握持ハンドルを有する
    ピストンロッドと、上記筒状シリンダの下端部に連結さ
    れ、かつ、上記ピストンロッドの下動によって発生させ
    られる圧縮空気を送出するホースとを備える空気ポンプ
    において、 上記ホースの先端には、口金がねじ連結手段によって着
    脱可能に連結されており、 上記口金は、空気注入対象に応じた複数種類のアダプタ
    が簡易選択連結されるように構成されている一方、 上記ピストンロッドの上端には、有底空腔を形成すると
    ともに、この有底空腔の上部開口を封鎖しうる蓋体を付
    設することにより、上記複数種類のアダプタのための収
    納室が形成されていることを特徴とする、空気ポンプ。
JP7853891U 1991-09-27 1991-09-27 空気ポンプ Expired - Lifetime JPH0716054Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011530678A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 タスヤガン,バティヤー 高圧の空気を生成するエアポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011530678A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 タスヤガン,バティヤー 高圧の空気を生成するエアポンプ

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