JPH0530436Y2 - - Google Patents

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JPH0530436Y2
JPH0530436Y2 JP14942587U JP14942587U JPH0530436Y2 JP H0530436 Y2 JPH0530436 Y2 JP H0530436Y2 JP 14942587 U JP14942587 U JP 14942587U JP 14942587 U JP14942587 U JP 14942587U JP H0530436 Y2 JPH0530436 Y2 JP H0530436Y2
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JP
Japan
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air
pillow
bed
operating table
pillows
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JP14942587U
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English (en)
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JPS6454529U (ja
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (A) 本考案は腎臓手術等において手術台上の側臥
患者の腹部を上方へ挙上する挙上器の改良に関
するものである。
(B) 従来の技術 仰臥位にある患者の腹部を下方より挙上する器
械としてはその強度の必要から従来では手術台の
一部に組み込まれ第9図に示すような器械が使用
されている。すなわち、第9図においてBは手術
台上部のベツドで、この一部に金具Sを介して保
持枠Nが両側に固設されている。この両保持枠
N,NにはラツクL付きの支持杆Mが上下方向に
貫設されている。両保持枠N,Nの内方にはこの
支持枠Mのラツクに噛み合うピニオン(図示せ
ず)が内設されていて、このピニオンが定位置で
ケーブル状伝動棒Kを介してハンドルHにより回
転駆動されると両支持杆M,Mが上下動される。
こ両支持杆M,Mの上下動は同期するように構成
されていて両支持杆M,Mの上端間に架設された
挙上杆Wが矢印方向に上下動し患者の腹部等を挙
上する。
ハンドルHはベツドBの側方に取付具Tを介し
て保持され、術者等により矢印のように操作され
る。
(C) 考案が解決しようとする問題点 患者をX線撮影する場合患者を挙上状態にする
しないにかかわらず挙上器械がベツド部に位置す
るからその金属部がX線撮影に対して影を与えX
線による患者の病状確認ができなかつた。またベ
ツド部は軽量化が求められているのに反し挙上器
械はベツド部を重量化するきらいがある。さらに
挙上器械はベツド部より側方にはみ出さざるを得
ず、特に保持枠やハンドルのはみ出しは術者の下
腹部に位置していて患者に少しでも近づいて手術
をそようとする術者の作業に支障となつていた。
本考案はこのような問題点を解決する手術台用挙
上器を提供するものである。
(D) 問題点を解決するための手段 挙上器を柔軟で、かつX線を透過するシート状
材料で長軸に形成された空気枕で構成し、これを
手術台のベツドの上に載置する。空気枕は具体的
には多段に重ねて構成し、さらにこれら各空気枕
に個々に空気を注入できるように構成する。
(F) 作用 空気枕はX線を透過し影をつくらない。空気枕
は軽量で空気注入によつて膨張すると挙上機能を
発揮するが空気排出で扁平になる。長さはベツド
の幅内で製作できる。
(F) 実施例 以下第1図から第8図に示される実施例にした
がつて本考案を説明する。
第1図は空気枕1,2,3をベツドB上に載置
した状態を示す斜視図で各空気枕1,2,3は空
気の注入(圧入)で膨張している。これら各空気
枕1,2,3は第2図〜第4図に示すようにそれ
ぞれ異なる大きさに形成されている。すなわち各
空気枕は長軸状をなしているが空気枕1は1本の
長軸状枕であり、空気枕2は2本の長軸状袋が一
体に形成されており、空気枕3は3本の長軸状袋
が一体に形成されている。各図のAは断面図であ
りBは平面図である。
これらの空気枕は柔軟でかつX線を透過する材
料、例えば、ビニールシートで強度も考慮されて
製作されている。SLは高周波溶着によるシール
の部分を示している。1Lは空気枕1の空気注入
用のパイプであり、以下2Lは空気枕2への空気
注入用のパイプ、3Lは空気枕3への空気注入用
のパイプである。
これらの各パイプ1L,2L,3Lは第8図に
示すように切換器4を介して空気圧源(エアコン
プレツサー)5に接続されている。各空気枕1,
2,3は空気の注入(圧入)によつてその断面が
ほゞ円形となる。
第5図は3個の空気枕1,2,3を重ね合わせ
た状態において空気枕1のみに空気を注入した状
態であり高さはH1である。第6図は空気枕1と
2に空気を注入した状態であり、高さH2まで患
者を挙上する。第7図はすべての空気枕1,2,
3に空気を注入した状態であり、高さH3まで挙
上することを示している。患者の大きさ、手術内
容等により挙上高さをいくらにするかを設定し切
換器4を操作する。
各空気枕1,2,3の長軸の長さはベツドBの
幅方向長さ以内に設定しておけば、各空気枕がベ
ツドBの側方にはみ出すおそれはない。各空気枕
1,2,3は互いに連接させ、かつ、最下位の空
気枕3はベツドBに取り付けて位置不動にしても
よい。固定用マジツクテープ(商標)などで着脱
自在に仮止め固定できるようにしてもよい。空気
枕1,2,3をビニールシート製とすると、X線
の透過は非常に良く挙上部分のX線撮影に何ら支
障とならない。強度も大きくとれ挙上機能を充分
発揮し得る。
本考案は図示実施例に限定されるものではなく
種々の変形例を包含するものである。空気枕の形
状は長軸状は必要としてもその断面形状は空気注
入時必ずしも円形になることは必要でなく三角
形、台形をなしてもよい。多段にせず、1個にし
その中を多層に分割してもよい。多段の場合4
段、5段でもよい。空気の注入方法としては、足
踏式空気ポンプに接続して圧入するようにするこ
ともでき、圧縮空気ボンベに接続して注入するよ
うにしてもよい。各パイプ間に開閉弁を介設して
いずれかの弁を開閉して高さを調節するようにし
てもよい。空気枕からの排気については、排気専
用パイプを各空気枕につけてもよいし、供給パイ
プに三方切換弁を介在させて空気の注入、排出を
自在にするようにしてもよい。空気源として手術
用圧縮空気源を用いることもできる。
(G) 考案の効果 本考案の手術台用挙上器はX線撮影に対して影
を与えるものがなくなり、X線撮影による症状確
認等を確実ならしめることができる。空気枕でベ
ツドに載置する方式であるから大きさを自由に選
択でき、ベツドからはみ出すことはなく術者の作
業等を妨害するおそれは解消された。機械的構造
部がなく空気枕のみで軽量にして安価に製作でき
経済的にすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による挙上器の外観を示す斜視
図、第2図、第3図、第4図は構造を分解して示
す図、第5図、第6図、第7図は作動状態を示す
図、第8図は空気枕と空気源との関係を示す図、
第9図は従来の構造を示す図である。 1,2,3……空気枕、1L,2L,3L……
パイプ、SL……シール、4……切換器、5……
空気源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長軸に形成された空気枕を手術台のベツド上
    面に載置して構成され、この空気枕に空気を注
    入することによつて患者を挙上できるようにし
    たことを特徴とする手術台用挙上器。 (2) 空気枕がビニールシートで作られていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の手術台用挙上器。 (3) 空気枕が多段に重ねられて構成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載の手術台用挙上器。 (4) それぞれの空気枕に別々に空気が注入される
    ように構成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第3項に記載の手術台用挙上
    器。
JP14942587U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH0530436Y2 (ja)

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JPS6454529U JPS6454529U (ja) 1989-04-04
JPH0530436Y2 true JPH0530436Y2 (ja) 1993-08-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5936050B2 (ja) * 2012-05-02 2016-06-15 国立大学法人 岡山大学 X線撮影用補助具およびこの補助具を用いたx線撮影方法
JP6284080B2 (ja) * 2014-03-17 2018-02-28 国立大学法人 岡山大学 X線撮影用補助具

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