JPH05304301A - 不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式 - Google Patents
不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式Info
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Abstract
能になり、かつ低電源電圧化が容易な不揮発性半導体メ
モリセルの書き換え方式を提供する。 【構成】 書き込み時において、トンネル現象を用いる
ことにより、電荷注入層からドレインへと電荷を引き抜
くのであるが、従来と異なり、選択したメモリセルの制
御ゲートには負電圧を印加し、ドレインに印加する電圧
の高低(例えば5Vと0V)により、トンネル現象の有
無、すなわち書き込みの有無を制御するものである。選
択したメモリセルの制御ゲートに負電圧を印加し、選択
したメモリセルとドレインが電気的に共通で非選択のメ
モリセルの制御ゲートには、負電圧より高くメモリセル
のしきい値電圧より低い電圧(例えば負電圧を−8Vで
メモリセルのしきい値を2Vとすると、非選択のメモリ
セルの制御ゲートの電圧は、例えば0V)を印加するこ
とにより、トンネル現象を防止する。
Description
な不揮発性半導体メモリ(以下EEPROM)のメモリ
セルの書き換え方式に関するものであり、EEPROM
及びEEPROMを内蔵する半導体装置に利用可能であ
る。
リ装置、その製造方法 特許出願公開 昭61−127179 (文献2)CMOS超LSIの設計 管野卓雄監修 1989年 P172−173 (文献3)フラッシュメモリの現状と将来展望 電子情報通信学会 ICD91−134 (文献4)ワード負電圧消去方式を用いたフラッシュメ
モリ 電子情報通信学会 ICD91−135 (文献5)16Mフラッシュのセル技術は収束へ 日経マイクロデバイス 1991年7月号 (文献6)Flash EEPROM cell scaling based on t
unnel Oxide thinninglimitations. 1991 VLSI Sym
posium technology (文献7)「シリコン熱酸化膜とその界面」 pp355-371 (株)リアライズ社
能で且つ不揮発性を有するメモリの記憶素子(以下EE
PROMメモリセル)は、1980年代初めより、多く
提案されている。そのなかでも、代表的なのはフローテ
ィングゲートを電荷保持層として有するEEPROMメ
モリセルであり、文献1、2、3、4に記載してある。
Mメモリセルは、結晶性の半導体シリコン基板と、前記
基板表面に基板不純物とは反対の不純物をドープして形
成されているソース部及びドレイン部(例えば不純物と
してボロンをドープしたP型基板の場合、ソース部及び
ドレイン部は砒素ないしリンをドープしたN型層)と、
前記ソース部とドレイン部間に少数キャリアを導通させ
るチャンネル領域と、チャンネル領域の上部に接してあ
る薄い酸化膜と、薄い酸化膜の上部に接してある多結晶
導電性のポリシリコンで形成されたフローティングゲー
トと、前記フローティングゲートの上部に接してある多
結晶ポリシリコンで形成された制御ゲートとを有してい
る。
としては、前記フローティングゲートに電荷(電子ない
し正孔を)を注入及び蓄積させる事により、前記制御ゲ
ートよりみたメモリセルのしきい値電圧(しきい値電圧
とは、チャンネル領域に少数キャリアが誘起された時点
での制御ゲートに印加されている電圧)を変化させる事
にある。フローティングゲートに電荷を注入させる方法
としては、例えば図8及び図9に示すような従来例があ
る(この従来例については、例えば文献1の従来例及び
文献2に記載がある)。
報を選択し記憶させるのに、1個のMOS型エンハンス
メントNチャンネルトランジスタ(図8の20ないし2
1ないし22ないし23)と前記フローティングゲート
を有するメモリセル(図8の24ないし25ないし26
ないし27)1個を必要としている。図8では4ビット
分の情報を選択し記憶できることになる。図8におい
て、200,201はワード線であり、200は18,
20及び21のゲートに接続されており、201は1
9,22及び23のゲートに接続されている。203,
204はビット線であり203は20及び22のドレイ
ンに接続され、204は21及び23のドレインに接続
されている。18,19はバイト選択用のMOS型エン
ハンスメントンチャンネルトランジスタであり、18及
び19のドレインはセンス線202に接続されている。
トランジスタ18,19,20,21,22,23のし
きい値電圧は例えば1V(ボルト)である。18のソー
スは24及び25の制御ゲートに、19のソースは26
及び27の制御ゲートに接続されている。20のソース
と24のドレイン、21のソースと25のドレイン、2
2のソースと26のドレイン、23のソースと27のド
レインは各々N型の不純物拡散層で接続されている。
ット分を示したものである。220はP型シリコン基板
であり、205’,208及び203’はN型不純物拡
散層、223及び224はチャンネル上のシリコン熱酸
化膜(ゲート酸化膜ともいう)であり、225は223
や224に比べて十分薄いシリコン熱酸化膜(例えば2
23及び224の膜厚が50ナノメートルで225の膜
厚は10ナノメートル)である。226は例えば多結晶
ポリシリコンで形成されたフローティングゲート、20
6は例えば多結晶ポリシリコンで形成された制御ゲート
であり、227は226と206の間の層間絶縁膜(例
えば25ナノメートル程の熱酸化膜)であり、200は
例えば多結晶ポリシリコンで形成されたゲートである。
228は絶縁層であり、203は例えばアルミを主材料
としたビット線であり、229は203と203’をつ
なぐコンタクト部である。なお200及び206のポリ
シリコンは他のメモリセルと電気的に接続されている
が、フローティングゲートは電気的には他のメモリセル
と絶縁されている。
路を図10に示す。図10で206は制御ゲートで電圧
Vgが印加され、208はドレインで電圧Vdが、20
5はソースで電圧Vsが、220は基板で電圧Vsub
が印加される。図9で酸化膜224,225及び層間絶
縁膜227は電気的にはキャパシタンスとして表わす事
ができ、226と206間のキャパシタンスをCip、
226と208間のキャパシタンスをCd、226と2
05間のキャパシタンスをCs、226と220間のキ
ャパシタンスをCsubとする。226はフローティン
グゲートであり、この電圧をVfとするとVfは電荷保
存の法則により、
にはRp=0. 55〜0. 7である。
及び読みだしの方式について以下に説明する。表1に各
動作モード時の各ノード電圧例を記す。書き換えは書き
込みと消去に分けられる。図8の24のメモリセルを選
択した場合を考える。
0V、202を0V、203を20V、205を開放に
する事により、18,20,21がオン状態になり、2
06が0V、208が約18V(20V−トランジスタ
20のしきい値電圧(基板効果含む))となる。これに
よりフローティングゲート226に約7Vの電圧が誘起
される。225の膜厚が10ナノメートルであるので2
26と208間の電位差により、225にはファーラー
ノードハイムトンネル電流が流れる。ファーラーノード
ハイムトンネル電流は一般的には薄い酸化膜に10メガ
エレクトロンボルト/センチメートル(MeV/cm)
以上の電界を印加した時に流れる。このファーラーノー
ドハイムトンネル電流により、208から226に正孔
が注入され、メモリセルのしきい値が低くなる(例えば
メモリセルの初期のしきい値が例えば2Vとすると、書
き込み後は−2V〜−3V)。この時、204が0V
で、201が0Vであるので24以外のメモリセルには
高電圧が印加されないので、書き込まれない。
2に例えば20V、203に0Vを印加する事により、
206が約18V、208が0Vになる。これにより2
26には約11Vが誘起され、ファーラーノードハイム
トンネル電流が225を流れ、電子が226に注入さ
れ、メモリセルのしきい値が高くなる(例えば6〜7
V)。この時201が0Vであるので、207は開放状
態となり26,27は消去されない。しかし、204が
0Vであるので、25は24と同じく消去されてしま
う。換言すれば、消去時には206と同じノードにつな
がるメモリセルは全て消去されしきい値が高くなってし
まう事となる。
V、202に3V、203に2Vを印加する事により、
18及び20がオン状態となり、24のドレインが2
V、制御ゲートが5Vとなる。この時、メモリセルのし
きい値が6〜7Vと高いとメモリセルはオフ状態であり
ドレイン−ソース間に電流が流れない。メモリセルのし
きい値が−2〜3Vと低い場合、メモリセルはオン状態
であり、ドレインーソース間に電流が流れる。この電流
の有無(あるいは大小)により記憶情報の読みだしを行
なっている。
えに当たり、ファーラーノーダハイムトンネル電流を利
用し、電荷の注入を行なうが為、書き換え時にはメモリ
セルには比較的小さい電流(例えば1メモリセル当たり
10ピコアンペアから1000ピコアンペア)しか必要
としないという利点がある。しかし、欠点としてメモリ
ーアレーの中で書き込みを選択的におこなう為には、図
8の20,21,22,23の用にメモリセルを相互に
分離する為の別のトランジスタを必要としている(図8
で20,21,22,23がない場合、24のメモリセ
ルに書き込むとき、26のメモリセルにも書き込まれて
しまう事が理解できよう)。このため、1ビットにつき
1個の分離用トランジスタを設けたとすると、その占有
面積は例えば80〜150(ミクロン)必要となる。メ
モリセルを大規模に集積化した場合、この欠点により大
規模化が妨げられることになる。
2の従来のメモリセルを示す。第2の従来例は、第1の
従来例に対し、書き込み時にチャンネルホットエレクト
ロン注入を利用することにより、分離用トランジスタを
不用にしたものである。この従来例については、例えば
文献1、3、4、5に説明されてある。図11において
30,31,32及び33はメモリセルであり、300
及び301はワード線であり、300は30及び31の
ゲートに接続され、301は32及び33のゲートに接
続される。302及び303はビット線であり、302
は30及び32のドレインに接続され、304はソース
線であり、30,31,32,33のソースに接続され
ている。
ット分を示したものである。305はP型シリコン基板
であり、304’及び302’はN型不純物拡散層、3
06はチャンネル上の薄いシリコン熱酸化膜(例えば1
0ナノメートル)である。309は例えば多結晶ポリシ
リコンで形成されたフローティングゲートであり、30
0は例えば多結晶ポリシリコンで形成された制御ゲート
である。307は300と309間の絶縁膜(例えば2
5ナノメートルの窒化酸化物)である。309は絶縁層
であり、302は例えばアルミを主材料としたビット線
であり、308は302と302’をつなぐコンタクト
部である。
の方式について、表2に記す。
場合のしきい値が例えば2Vであるとする。図11のメ
モリセル30を選択した場合、書き込み時は、300を
例えば12Vにし、301を0Vにし、302を5Vに
し、303を0Vにし、304は0Vにする。この時、
前記カップリングレシオRpを0. 6とすると、フロー
ティングゲート309には、約7Vが誘起される。これ
によりメモリセルのドレイン−ソース間には電子のチャ
ンネル層が形成され、しかも高いゲート電圧とドレイン
電圧のため、ドレイン近傍でホットエレクトロンが生
じ、このホットエレクトロンがシリコンーゲート酸化膜
間の電位障壁を越えて、フローティングゲート309に
注入される。
く記載がある。このチャンネルホットエレクトロン(以
下CHE)による注入により、メモリセル30のしきい
値は高く(例えば6〜8V)なる。この際メモリセルの
ドレイン−ソース間には300マイクロアンペアから1
ミリアンペアの電流が流れる。301が0V、303が
0Vであるので、31,32,33のメモリセルには書
き込まれない。消去時は、300を例えば−9Vにし、
301を例えば0Vとし、302及び303を開放に
し、304を例えば5Vとする。この時、フローティン
グゲート309には、約−7Vが誘起され、ゲート酸化
膜306を経由して309からソース304(=30
4’)にファーラーノードハイムトンネル電流により電
子が引き抜かれる。この電子の引き抜き量を制御回路に
より適度に調整することにより、メモリセルのしきい値
を2〜3Vと低くする。
な理由は、しきい値が0V以下になってしまうと、読み
だし時に、非選択であるにもかかわらず、メモリセルの
ドレイン−ソース間に電流が流れてしまい、読みだし不
良となってしまう為、しきい値を正に制御する為であ
る。この時30のメモリセルと同様31も消去されてし
まう。即ち消去時には選択されたメモリセルと同一ワー
ド線上のメモリセルも同時に消去されてしまう。32及
び33は301が0Vの為、消去されない。
01を0V、302を例えば1V、303を0V、30
4を0Vとする事により、30のしきい値が高い場合
(例えば6〜8V)、ドレイン−ソース間には電流が流
れないが、30のしきい値が低い場合(例えば2〜3
V)、ドレイン−ソース間に電流が流れる事になる。読
みだし時にメモリセルのドレインに印加する電圧を1V
以上にすると、書き込み時のドレイン電圧は5Vである
ので、誤書き込みを起こしてしまう(文献6参照)。
は、第1の従来例のメモリセルに対し、選択的に書き込
むときに、分離用トランジスタを必要としないという利
点を有している。しかしながら、書き込み時にCHE注
入を利用する為、メモリセルのドレインに大きな電流を
必要とするという欠点がある。ファーラーノーダハイム
トンネル電流を使用する書き込みの場合、必要とする電
流量が小さいので、例えば3Vの電源電圧での使用時に
おいても、チャージポンプ回路等の昇圧回路を集積回路
に備えることにより、単一電源電圧での動作が可能であ
る。これに対し、CHE注入でドレインから書き込む場
合、ホットエレクトロンを発生させる必要からドレイン
電圧の低下に限度があり、例えば最小加工寸法が0. 8
ミクロンレベルの集積回路で6〜7V必要なものが、
0. 5ミクロンレベルになっても5Vにしか下げられな
い。あるいは、CHE注入を用いて書き込み時のドレイ
ン電圧を3V程度に下げることができたとしても、読み
だし時におけるドレイン電圧による誤書き込みは、より
起こりやすくなりメモリセルの信頼性を劣化させる事に
なる。即ち、従来技術によるCHE注入をもちいた書き
換えは、ファーラーノードハイムトンネル電流を用いた
書き換えよりも、単一電源電圧での動作(書き換え及び
読みだし)という制約の中では、低電圧化が困難であ
る。
一電源電圧での書き換え及び読みだしを可能にし、かつ
低電源電圧化が容易なEEPROMメモリセルの書き換
え方式を提供すると共に、書き込み時に選択的に書き込
むために、分離用トランジスタを必要としない、最小ト
ランジスタ構成でのメモリセルを提供するものである。
するために、マトリクス状に配置された複数のEEPR
OMメモリセルにおいて、選択したメモリセルの書き込
み時には、該メモリセルの制御ゲートに接地電位より低
い第1の電圧を印加し、該メモリセルのドレインには接
地電位に比べ高い第2の電圧を印加し、前記第1の電圧
と前記第2の電圧との電位差によって該メモリセルの電
荷注入層から電荷をドレインへとトンネル現象により引
き抜く事により、該メモリセルを書き込みレベルにし、
前記選択したメモリセルの制御ゲートと電気的に共通な
制御ゲートを有する、選択されていない少なくとも1つ
の第2のメモリセルのドレインには、前記第2の電圧よ
り低い第3の電圧を印加し、前記第3の電圧は該制御ゲ
ートの第1の電圧との電位差においても前記トンネル現
象をおこさない程度の電圧であり、前記選択したメモリ
セルのドレインと電気的に共通なドレインを有する、選
択されていない少なくても1つの第3のメモリセルの制
御ゲートには、第1の電圧よりも高く第2の電圧よりも
低い第4の電圧を印加し、前記第4の電圧は該メモリセ
ルのドレインの第2の電圧との電位差においても前記ト
ンネル現象を起こさない程度の電圧であることを特徴と
した書き込み方式であり、更にEEPROMメモリセル
の消去には、トンネル現象ないしCHE注入により、該
メモリセルの電荷注入層に負電荷を注入する事により、
該メモリセルを消去レベルにすることを特徴とした、書
き換え方式を提案している。
時において、トンネル現象を用いることにより、電荷注
入層からドレインへと電荷を引き抜くのであるが、従来
と異なり、選択したメモリセルの制御ゲートには負電圧
を印加し、ドレインに印加する電圧の高低(例えば5V
と0V)により、トンネル現象の有無、すなわち書き込
みの有無を制御するものである。選択したメモリセルの
制御ゲートに負電圧を印加し、選択したメモリセルとド
レインが電気的に共通で非選択のメモリセルの制御ゲー
トには、負電圧より高くメモリセルのしきい値電圧より
低い電圧(例えば負電圧を−8Vでメモリセルのしきい
値を2Vとすると、非選択のメモリセルの制御ゲートの
電圧は、例えば0V)を印加することにより、トンネル
現象を防止する。
リセルの制御ゲートに電源電圧より高い高電圧(例えば
18V)を印加しそのドレイン及びソースを接地するこ
とにより、基板から電荷注入層へトンネル現象により、
電子を注入する。選択していないメモリセルの制御ゲー
トは、接地電圧とすることにより、トンネル現象はおき
ず、消去されない。
ドハイムトンネルあるいは直接トンネルのいずれかを意
味する。また、電荷注入層とは、ポリシリコンのフロー
ティングゲートのみを意味するのではなく、窒化物によ
る絶縁層等の電荷を注入でき蓄積できる層を意味する。
て説明する。 (本発明の第1の実施例)図1乃至図5に本発明の第1
の実施例を示す。図1では10,11,12及び13は
例えば電荷注入層として、フローティングゲートを有す
るEEPROMメモリセルであり、ドレイン端子及びソ
ース端子及び制御ゲート端子及びフローティングゲート
を有している。100及び101はワード線であり、列
方向のデコーダ回路により、任意のワード線が選択/非
選択にされる。100は10の制御ゲートと11の制御
ゲートに接続されており、101は12の制御ゲートと
13の制御ゲートに接続されている。102及び103
はビット線であり、列方向のデコーダ回路により選択さ
れる。102は10のドレイン及び12のドレインに接
続され、103は11のドレイン及び13のドレインに
接続されている。104はソース線であり、10,1
1,12,13のソースが接続されている。
の断面図を示す。図1のA−B面でみたものである。1
05は半導体シリコンP型基板であり、104’及び1
02’はN型拡散層でソース及びドレインとなってい
る。102’と104’の間には、ゲート電圧値に応じ
て電子の導電層(チャンネル)を誘起させるチャンネル
領域110があり、その上部に薄い絶縁膜106(例え
ば厚さ10ナノメートルの熱酸化膜)がある。チャンネ
ル領域の幅は例えば0.6ミクロンから1ミクロンであ
る。薄い絶縁膜の上部には導電性多結晶ポリシリコンで
形成されたフローティングゲート109があり、109
の厚さは例えば150ナノメートルである。109の上
部には薄い絶縁層(例えば酸化膜及び窒化膜で形成され
た厚さ25ナノメートルの絶縁層)107があり、10
7の上部には例えば導電性多結晶ポリシリコンで形成さ
れた制御ゲート100がある。100の厚さは例えば2
50ナノメートルである。102はアルミを主材料とし
たビット線であり、コンタクト部108を介して10
2’と接続されている。102と100の間は、絶縁層
111がある。なおフローティングゲートに電荷が注入
されていない時のメモリセルのしきい値は例えば2Vと
する。
図を示す。150がN型の拡散層(メモリセルのドレイ
ン及びソース及びソース線)、151がワード線(=制
御ゲート)、152がフローティングゲート、154が
ビット線、153がコンタクト部である。図3でのメモ
リセルの1ビット分の占有面積は例えば10(ミクロ
ン)2 である。
2、図3及び図4を用いて説明する。図4は図1の書き
込み時における印加電圧を示したものである。まず10
の書き込み時においては、100の電圧をVw1とし例
えばVw1=−8Vを印加する。102の電圧をVpr
g1とし例えばVprg1=6Vを印加する。さらに1
05の電圧をVsubとし、例えばVsub=0Vと
し、104の電圧をVasとし、104は例えば開放し
ておく。この時の電圧関係は、Vprg1>Vsub≒
0V>Vw1である。この時、制御ゲートに負電圧が印
加されているので、メモリセル10,11はオフ状態で
ありチャンネルは形成されない。(1)式に上記電圧を
導入し、例えばRp=0.6と設定し、Cd及びCsの
値がCipに比べ十分小さいとすると、フローティイン
グゲート109とドレイン102’の電位差は約10.
5Vとなる。この電位差により、ファーラーノーダハイ
ムトンネル電流が流れ、109から102’へと電子が
引き抜かれる。書き込むメモリセルは、あらかじめ消去
レベルにあり、電子が引き抜かれる事により、しきい値
電圧は低くなる。しきい値電圧が過剰に低くなりすぎな
い用、書き込み時間等を適切にする事により、しきい値
を例えば2Vにすることが可能である。
電圧をVw2とし例えばVw2=0V印加(Vw2>V
w1)し、103の電圧をVprg2とし例えば0Vを
印加すると、11の制御ゲートとドレイン間は8Vの電
位差となり、これにより、11のフローティングゲート
には約7Vの電圧が誘起されるが、この電位差では、フ
ァーラーノードハイム電流は起こらず、11のしきい値
は変化しない。また12の制御ゲートとドレイン間は6
Vの電位差となり、これにより、12のフローティング
ゲートとドレイン間には約5.5Vの電位差が生じるが
この電位差でも無論、ファーラーノードハイムトンネル
は起こらず、12のしきい値も変化しない。13におい
ては、ドレイン−ソース間に電位差がないので、しきい
値の変化はない。
を述べる。図5に消去時の印加電圧を示す。10の消去
時において、100の電圧をVers1とし例えばVe
rs1=18Vを印加し、102,103及び104の
電圧をVseとし例えばVse=0Vを印加(Vers
1>>Vse)する。10の制御ゲートに18Vの高電
圧が印加されるので、10及び11はオン状態となり、
チャンネルが形成される。このため、102,103及
び104は同電圧となる。10の制御ゲートとチャンネ
ル間には18Vの電圧が印加される為、Rp=0.6と
すると、10のフローティングゲートには、約11Vの
電圧が誘起される。これにより、ファーラーノードハイ
ムトンネルにより、チャンネル領域からフローティング
ゲートへと電子が注入され、10のしきい値は高く(例
えば6〜8V)なる。12及び13は101が0Vであ
るので、しきい値は変化しない。11は10と同様な電
圧が印加されるので消去されてしまう。即ち、本実施例
においても選択したメモリセルと同一ワード線上にある
メモリセルも消去してしまう。この点については、従来
の技術も同様である。
記してあるが、この電圧値はメモリセルの構造とくに、
酸化膜や層間絶縁膜のキャパシタンス値やカップリング
レシオの値により、変更されるべきものであり、特許請
求の範囲に記載の関係を満足すればよい。
本発明の第1の実施例の書き込み方式によれば、トンネ
ル現象を用いながらも、必要とした分離用トランジスタ
を必要としない、メモリアレイが実現でき、従来技術の
1に比べて占有面積の大幅な減少を実現できる。更に本
発明によれば、読みだし時においては、メモリセルのド
レインに印加する電圧を書き込みにチャンネルホットエ
レクトロン注入を利用しないが故に従来技術の2に比べ
て高くすることができ(例えば従来技術の2では、1V
に対し、本発明の実施例では2V以上)、読みだし時の
メモリセルのオン電流を大きくとれる。この結果、本発
明の実施例によれば、読みだし時の読みだし速度が高速
になる効果がある。さらに、本発明の第1の実施例によ
れば、書き換えにファーラーノードハイムトンネル電流
を利用しているが故に、単一電源電圧での低電圧化が容
易に実現できるという利点がある。さらに、本発明の第
1の実施例によれば、消去はメモリセルしきい値電圧を
高くする動作となり、消去時における過剰消去の問題を
生じさせない。従来技術の2においては、メモリアレイ
全部を一括消去する際の、メモリセルのプロセスばらつ
きによる過剰消去が問題となり、これを防止する為、消
去作業を時分割し消去作業の途中でベリファイ動作を行
なう不便さがあり、結果として消去時間が長くなってい
た(例えば1メガビットの集積度では約900ミリ秒必
要)。本発明の実施例によれば、一括消去の場合でも、
20ミリ秒以内での動作が可能となる。
実施例の書き換え方式を以下に述べる。第2の実施例は
書き込み時においては、第1の実施例と同じ動作である
が、消去時が異なる。図6に第2の実施例での消去時の
印加電圧を示す。図6においての記号は全て、図1にお
けるものと同じ意味を有する。本発明の第2の実施例に
おいては、100の電圧をVers1とし例えばVer
s1=8V印加し、102,103,104の電圧をV
seとし例えばVse=−10Vを印加(Vers>0
V>Vse)する。10の制御ゲートに10Vが印加さ
れるので、10及び11はオン状態となり、チャンネル
が形成される。この時、メモリセルの基板部はVseと
同じ電圧にされてある。10の制御ゲートとチャンネル
間の電位差は18V存在するので、第1の実施例と同様
に、チャンネル領域からフローティングゲートにファー
ラーノードハイムトンネル電流により、電子が注入さ
れ、10及び11のしきい値が高くなる。また101の
電圧をVers2とし例えばVers2=0Vを印加す
ると、12及び13の制御ゲートとドレイン/ソース/
基板間には8Vの電位差が存在する。これにより、フロ
ーティングゲートとドレイン/ソース/基板間には約6
Vの電位差が誘起されるが、この電位差ではファーラー
ノードハイムトンネル電流は生じないので12及び13
のしきい値は変化しない。
の実施例による効果は、第1の実施例による効果に加え
て、書き込み及び消去に使用する、高電圧(特にVer
s1)が比較的低く設定できる為、高電圧を制御するメ
モリセルの周辺回路におけるトランジスタ耐圧を低く設
計できるという利点がある。特に高電圧が印加される素
子分離部(フィールド)の幅を第1の実施例に比べて狭
くできるので、より占有面積が小さいEEPROMの実
現が可能になる。
実施例の書き換え方式を以下に述べる。第3の実施例
は、書き込み時においては、第1の実施例と同じ動作で
あるが、消去時が異なっている。図7に第3の実施例で
の消去時の印加電圧を示す。図7においての記号及び結
線は全て、図1におけるものと同じ意味を有する。10
のメモリセルの消去においては、100の電圧をVer
s1とし例えばVers1=12Vを印加し、104の
電圧をVse1とし例えばVse1=5Vを印加し、1
02の電圧をVse2とし例えばVse2=0Vを印加
する。この場合Vers1>Vse1>Vse2≧0V
の電圧関係がある。10の制御ゲートに12V、ソース
に5V、ドレインに0Vを印加するので、ソース近傍で
ホットエレクトロンが生じ、CHE注入が起き、10の
しきい値は高くなる。この時101の電圧をVers2
とし例えばVers2=0Vを印加すると(Vers1
>Vers2)メモリセル12の制御ゲートは0V、ド
レインは0V、ソースは5Vとなり、12はオフ状態の
ままであり、そのしきい値は変化しない。更に103の
電圧をVse3とし例えばVse3=5Vを印加すると
(Vse3≒Vse1>Vse2)、11の制御ゲート
は、12V、ドレインは5V、ソースは5Vとなる。制
御ゲート電圧が12Vであるので、11はオン状態とな
りチャンネルが形成されるが、ドレインーソース間に電
位差がないためチャンネル電流が流れず、CHE注入が
起きない。ファーラーノードハイムトンネル電流も電位
差が小さいため起きないので、11のしきい値は変化し
ない。また、13の制御ゲートには0V、ドレインに5
V、ソースに5V印加されるが、オフ状態であり、電位
差も小さいので13のしきい値も変化しない。
3の実施例によれば、従来技術の1で必要とした分離用
トランジスタを必要としない、メモリアレイが実現でき
る。さらに、書き込みにドレインでのファーラノードハ
イムトンネリング、消去にソース方向からのCHE注入
を用いることにより、従来技術の2に対し以下の点で利
点を有している。一つは、従来技術においては、消去時
はバイト単位(あるいはワード単位、あるいはセクタ単
位)でしか選択消去できなかったのに対し、本発明の第
3の実施例においてはビット単位での消去を可能にして
いる。しかも、従来技術においては、バイト単位(ある
いはワード単位、あるいはセクタ単位)で消去を行なう
ためには、バイト(あるいはワード、あるいはセクタ)
選択用のトランジスタをメモリセルとは別に用意する必
要があったり、あるいはソース線をバイト単位(ワー
ド、セクタ)に分離する必要があったのに対し、本実施
例によれば、それら余分なトランジスタなしで、ビット
単位での消去を実現できる。これにより、従来技術に対
し必要でないメモリセルを書き換える事がなくなり、ま
たメモリアレイの占有面積も小さくできるという利点が
ある。
時においては、本発明においても、従来技術においても
選択したメモリセルのドレインに一定の電圧を印加し、
ソースを接地して読みだす訳であるが、本発明の実施例
によれば、ソース方向からCHE注入を行なえることに
より、ドレイン電圧による誤消去(従来技術2では誤書
き込み)のおそれが少なくなり、読みだし時のドレイン
電圧を従来技術2に対し高く設定でき、ひいては読みだ
し速度がより向上できるという利点がある。また読みだ
し時のドレイン電圧と消去時のソース電圧は独立してい
るため、CHE注入の低電圧化が従来技術に比べ、容易
であるという利点もある。
実施例3、あるいは実施例2と実施例3の両方を具備す
る書き換え方式がある。この場合、ビット単位での消去
は、実施例3の方式を用い、セクタ単位あるいはもっと
大きなメモリアレイ単位(ブロックないしEEPROM
チップ全部のメモリセル)での消去には、実施例2の方
式を用いることができる。複数バイト(数百バイトから
数メガバイト)を同時に消去したい用途においては、実
施例3の方式では、消去に要する消費電流の節約から、
多少の時間を要する(例えば128キロバイトでは、約
1.3秒)のに対し、実施例2の方式も併用することに
より、約20ミリ秒で行なえるという利点がある。
つか説明したが、本発明の主旨を損なわず、多少の応用
ないし改善でもって実施することは十分可能である。但
し、それらが本発明の範囲に含まれるのは言うまでもな
い。さらに、本発明は、メモリセルの構造を限定してい
るものではない。特許請求の範囲での書き換え方式を実
現できる構造であれば、十分である。
構成としたことにより、単一電源電圧での書き換え及び
読みだしが可能になり、かつ低電源電圧化が容易な不揮
発性半導体メモリセルの書き換え方式を提供することが
できると共に、書き込み時に選択的に書き込むことによ
り、分離用トランジスタを必要としない、最小トランジ
スタ構成でのメモリセルを用いることが可能となり、し
たがって集積度の向上を図ることができる。
その電気的結線を示す図である。
である。
である。
印加電圧を説明するための図である。
電圧を説明するための図である。
圧を説明するための図である。
圧を説明するための図である。
である。
る。
示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 電気的に書き換えが可能な不揮発性の複
数の半導体メモリセルにおいて、前記複数のメモリセル
はマトリクス状に配置されたものであり、前記メモリセ
ルはドレイン電極とソース電極と前記ソース電極と前記
ドレイン電極間にチャンネル領域と、前記チャンネル領
域の上にある薄い絶縁膜と制御ゲート電極と、前記制御
ゲートと前記チャンネル間に電荷注入層を有したもので
あり、 前記複数のメモリセルは、書き込みの結果による書き込
みレベルと消去の結果による消去レベルを有し、 選択したメモリセルの書き込み時には、該メモリセルの
制御ゲート電極に接地電位に比べ低い第1の電圧を印加
し、該メモリセルのドレイン電極に接地電位に比べ高い
第2の電圧を印加し、前記第1の電圧と前記第2の電圧
との電位差によって、該メモリセルの電荷注入層からド
レイン電極へと電荷をトンネル現象により引き抜くこと
により、該メモリセルを書き込みレベルにし、 前記書き込み時において、前記選択したメモリセルの制
御ゲート電極と電気的に接続されている制御ゲート電極
を有する、選択されていない少なくとも1つの第2のメ
モリセルのドレイン電極には、前記第2の電圧より低い
第3の電圧を印加し、前記第3の電圧は該第2のメモリ
セルの制御ゲート電極の前記第1の電圧との電位差にお
いても、前記トンネル現象をおこさない程度の電圧であ
り、 前記書き込み時において、前記選択したメモリセルのド
レイン電極と電気的に接続されている、選択されていな
い少なくとも1つの第3のメモリセルの制御ゲート電極
には、前記第1の電圧よりも高くメモリセルの前記書き
込みレベルよりも低い第4の電圧を印加し、前記第4の
電圧は該第3のメモリセルのドレイン電極の前記第2の
電圧との電圧差においても、前記トンネル現象をおこさ
ない程度の電圧であり、 前記選択したメモリセルの消去には、該メモリセルの電
荷注入層に負電荷を注入し、消去レベルにする事を特徴
とする不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項2】 前記書き込みレベルとは、書き込まれた
メモリセルが非選択時に該メモリセルの制御ゲート電極
に印加されるロー電圧により、該メモリセルのドレイン
電極とソース電極間に検知しうる電流が流れず、且つ該
メモリセルの制御ゲートに選択時に印加されるハイ電圧
により該メモリセルのドレイン電極とソース電極間に検
知しうる電流が流れる様なしきい値電圧であり、 前記消去レベルとは、消去されたメモリセルが選択時に
該メモリセルの制御ゲート電極に印加されるハイレベル
電圧により、該メモリセルのドレイン電極とソース電極
間に検知しうる電流が流れない様なしきい値レベルであ
る事を特徴とする、請求項1記載の不揮発性半導体メモ
リセルの書き換え方式。 - 【請求項3】 前記選択したメモリセルの消去には、該
メモリセルの制御ゲート電極に第5の電圧を印加し、ド
レイン電極及びソース電極に第5の電圧より低い第6の
電圧を印加し、前記第5の電圧と前記第6の電圧の電位
差により該メモリセルの電荷注入層にチャンネル領域か
らトンネル現象により負電荷を注入でき、消去レベルに
する事を特徴とする、請求項1記載の不揮発性半導体メ
モリセルの書き換え方式。 - 【請求項4】 前記選択したメモリセルの消去は、該メ
モリセルの制御ゲート電極に第5の電圧を印加し、該メ
モリセルのソース電極に接地電位より高い第6の電圧を
印加し、前記第5の電圧と第6の電圧により該メモリセ
ルのチャンネル領域よりホットエレクトロン(熱励起さ
れた電子)を該メモリセルの電荷注入層に注入させるこ
とにより、該メモリセルを消去レベルにすることを特徴
とする、請求項1記載の不揮発性半導体メモリセルの書
き換え方式。 - 【請求項5】 前記選択したメモリセルの消去方式とし
て、請求項3記載の方式と請求項4記載の方式との両方
を具備した、請求項1記載の不揮発性半導体メモリセル
の書き換え方式。 - 【請求項6】 消去時において、前記選択したメモリセ
ルのドレイン電極には前記第6の電圧より低く接地電圧
近傍の第7の電圧を印加する事により、前記ホットエレ
クトロンによる注入を行うものであり、前記選択したメ
モリセルの制御ゲート電極と電気的に接続されている制
御ゲート電極を有する、選択されていない前記第2のメ
モリセルのドレイン電極には、前記第6の電圧と同電圧
ないしその近傍の電圧である第8の電圧を印加し、前記
第8の電圧は、前記第6及び第5の電圧との関係におい
てホットエレクトロンによる注入を起こさない程度の電
圧であることを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導
体メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項7】 請求項3記載の書き換え方式において、
第6の電圧は接地電圧であり、第5の電圧は、前記消去
レベルより高い電圧であり、消去時において選択してい
ないメモリセルの制御ゲート電極には、前記書き込みレ
ベル電圧より低く接地電圧近傍の電圧を印加する事を特
徴とする不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項8】 請求項3記載の書き換え方式において、
第6の電圧は接地電圧より低い電圧であることを特徴と
する不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項9】 請求項1記載の書き換え方式において、
第1の電圧は−4V(ボルト)から−15Vであり、第
2の電圧は、前記薄い絶縁膜に印加される電界が10メ
ガエレクトロンボルト/センチメートル(MeV/c
m)以上になるような電圧であり、第3の電圧は第2の
電圧より少なくとも2V低く接地電位近傍の電圧であ
り、前記第4の電圧は3Vよりも低く接地電位近傍の電
圧であることを特徴とする不揮発性半導体メモリセルの
書き換え方式。 - 【請求項10】 請求項6記載の書き換え方式におい
て、第5の電圧が7Vから18Vであり、第6の電圧が
2Vから9Vであり、第7の電圧が0Vから2Vであ
り、第8の電圧が2Vから9Vであることを特徴とする
不揮発性半導体メモリセルの書き換え方式。 - 【請求項11】 請求項7記載の書き換え方式におい
て、第5の電圧が9Vから22Vであることを特徴とす
る不揮発性半導体メモリセルの書き込み方式。 - 【請求項12】 請求項8記載の書き換え方式におい
て、第6の電圧が−4Vから−22Vであることを特徴
とする不揮発性半導体メモリセルの書き込み方式。
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