JPH05303858A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH05303858A
JPH05303858A JP4104717A JP10471792A JPH05303858A JP H05303858 A JPH05303858 A JP H05303858A JP 4104717 A JP4104717 A JP 4104717A JP 10471792 A JP10471792 A JP 10471792A JP H05303858 A JPH05303858 A JP H05303858A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種磁気ディスク装置又は光磁気ディスク装
置において浮上量の変動量を抑制することができるよう
にし、スペーシング損失を一定にして記録再生特性の安
定化をはかり、短波長記録を可能にして高記録容量化を
はかる。 【構成】 スライダ3を保持するサスペンション2に、
屈曲の度合いによってバネ圧が変化する弾性体4を取り
付け、この弾性体4にアクチュエータ5を係合して設
け、磁気ディスク1上のトラック位置に応じてスライダ
3の浮上量の変動を抑制するスライダ3への負荷荷重に
対応するアクチュエータ5の駆動電圧が記憶されたメモ
リー部10を有し、トラック位置に対応する駆動電圧を
アクチュエータ5に印加して、弾性体4のバネ圧の屈曲
の度合いを変化させてスライダ3の浮上量の変動を抑制
するようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク又は光磁気
ディスク等に対し一定の浮上量をもって磁気ヘッドを対
向させて記録再生がなされる磁気ディスク装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】電子計算機等の例えば外部記憶装置とし
て用いられるハードディスク装置等の磁気ディスク装置
において、その磁気記録再生には、磁気ディスクと磁気
ヘッドとの相対的走行によって生じる空気流による浮上
圧力に抗して、磁気ヘッドを磁気ディスク側に弾性的に
押圧して、磁気ヘッドの磁気ギャップと磁気ディスクと
の間隔、即ち浮上量を微小量に保つようになされてい
る。
【0003】このような磁気ディスク装置の一例を図1
0〜図12を参照して説明する。図10に示すように、
所要の駆動部により磁気ディスクの表面に沿って移動可
能とされたアーム6の先端に、ロードビーム21及びジ
ンバル22より成るサスペンション2が取り付けられ、
更にジンバル22にスライダ3が設けられてスライダ3
に設けられた磁気ヘッドの磁気ギャップが磁気ディスク
1に対向するようになされている。
【0004】ロードビーム21は図11の略線的拡大斜
視図に示すように、例えば三角板状の剛性を有する板バ
ネより成り、その先端には同様に板バネより成るジンバ
ル22が溶接等により設けられる。ジンバル22の先端
部はこの場合図10において下側に折れ曲がり、この下
部側に磁気ヘッドが設けられたスライダ3がエポキシ樹
脂等により接着される。ジンバル22の上側裏面に設け
られた突起22aにより下部側がロードビーム21から
受ける一定の負荷荷重をもってディスク1側に押圧さ
れ、スライダ3がディスク1上を微小な浮上量をもって
対向し、矢印dで示すように磁気ディスク1を回転させ
ることによりスライダ3を相対的に走行させるようにな
す。図11において21aはロードビーム21の両側縁
部に補強のために設けられる羽根部で、ロードビーム2
1の基部がマウントサポート23に保持されてアーム6
に取り付けられる。
【0005】この場合図12に示すように、スライダ3
を磁気ディスク1と対向させて相対的に走行させないと
きは、ディスク1との相対的走行によって生じる空気圧
を受けないため、サスペンション2は図12に示すよう
に下側に屈曲した状態となる。
【0006】このような磁気ディスク装置においては、
例えば図13に示すように、磁気ヘッドを搭載するスラ
イダ3が、磁気ディスク1の表面に沿って矢印aで示す
ように点OA を中心として回転移動するアーム部27に
よって磁気ディスクの記録トラックT1 、T2 、T3
‥上にそれぞれ位置するようになされている。点OD
磁気ディスクの回転中心を示す。
【0007】この場合図14に示すように、一点鎖線s
1 、s2 及びs3 で示すスライダ3の浮上面31の延長
方向と、二点鎖線t1 、t2 及びt3 で示す磁気ディス
ク1の記録トラックT1 、T2 及びT3 の各接線方向と
のなす角度いわゆるヨー角θ y は、スライダ3がディス
ク1の内周側から外周側へと移動するにつれて変化する
こととなり、図示の例においてはヨー角θy が負から正
へと変動する場合を示している。矢印Uは磁気ディスク
1の回転方向を示す。
【0008】このようにヨー角θy が変動する場合、ス
ライダ3の浮上量は、図15において実線Aで示すよう
に変動する。上述の図13に示す点OA で示すアーム部
27の回転中心位置を最適化してこの変動量の減少化を
はかる構成とした場合においても、実線Bで示すように
ある程度の浮上量の変動を生じてしまうこととなる。
【0009】しかしながら、磁気ディスク或いは光磁気
ディスクの内周側から外周側に渡るどのトラックにおい
ても短波長記録を可能にして、ディスクの記録容量を増
加させるために、ディスク内周から外周までスライダの
浮上量を一定にするいわゆるCFH(Constant Flying H
eight) を実現する構成が種々提案されている。
【0010】例えば米国特許第4,673,996号明
細書においては、図16A及びBにそれぞれスライダの
略線的拡大平面図及び断面図を示すように、スライダ3
の磁気ディスクとの対向面に設けられるレール状の浮上
面31の両側部に階段状の溝33を設けることによっ
て、図15において実線Cで示すように、ディスクの内
周側から外周側にかけてほぼ一定の浮上量とする構成が
提案されている。32はテーパ部を示す。
【0011】或いはまた、米国アプライドマグネティク
ス社によって、図17に示すようにスライダ3の各浮上
面31に、例えばこの浮上面31の延長方向を横切る方
向に延び、それぞれ浮上面31のテーパ部32の近傍と
離間した位置とにスロット溝34を設けることにより、
図15において実線Dで示すように、浮上量の変動を抑
制する構成が提案されている。
【0012】しかしながら、ヨー角θy がディスクの内
周側と外周側とで一定とされる図18及び図19に示す
シーク方式を採る磁気ディスク装置に上述した構成を適
用する場合は、浮上量の変動を抑制することができない
という問題がある。
【0013】図18に示す例においては、スライダ3が
点OA を回転中心として磁気ディスクの表面に沿って矢
印mで示すように回動するようなされ、かつこのスライ
ダ3を固定する支持体として鉤状に折れ曲がったアーム
いわゆるベントアーム28が用いられ、このベントアー
ム28の先端部の延長方向即ちスライダ3の上述した浮
上面の延長方向が、常に記録トラックT1 、T2 、T3
‥‥の接線方向と重なるように構成され、ヨー角が常に
一定となるようになされている。
【0014】また図19に示す例は、矢印cで示す磁気
ディスクの半径方向にスライダ3が移動するようになさ
れるいわゆる直動方式を採る場合で、この場合も上述の
ベントアーム方式を採る場合と同様に常にヨー角が一定
となるようになされている。
【0015】このようにスキュー角を一定とする例えば
直動方式においては、前述の図15において実線Eで示
すように、その浮上量はディスクの内周側から外周側に
かけて比例増加する。これは、ディスクの内周側と外周
側とにおいてこのディスク1とスライダ3との相対的走
行方向の速度即ち線速度が異なり、外周側においては内
周側に比して浮上面に対する線速度が大となって空気圧
が大となることから、浮上量が内周側に比して大となる
ものである。
【0016】一方、近年磁気ディスクの高保磁力化やト
ラック密度の増大化に伴い、記録と再生をスライダ上に
別体に設ける記録再生分離型の磁気ヘッドが使用されつ
つある。このような分離型磁気ディスク装置の一例の要
部平面図を図20に示す。図20において3はスライダ
の一部を示し、31は浮上面、11は記録トラック、一
点鎖線tc は記録トラック11の中心線、破線sc は浮
上面の中心線、またg p は再生ヘッドギャップ、gr
記録ヘッドギャップをそれぞれ示す。
【0017】図20に示すように、浮上面31の延長方
向と記録トラック11の接線方向とのなすヨー角θy
生じているときは、再生ヘッドギャップgp の中心位置
を記録トラック11の中心線tc 上に合わせると、記録
ヘッドギャップgr の中心位置が記録トラック11の中
心線tc から距離Dのずれを生じることとなる。従っ
て、このような記録再生分離型の磁気ディスク装置にお
いては、上述したようなヨー角θy が常に0となるシー
ク方式を採ることが望ましい。
【0018】しかしながら、上述したように浮上量が変
化すると、記録再生の際のスペーシング損失を一定に保
てなくなり、これによりS/N比、C/N比等の変動を
招来し、記録再生特性の劣化を招く恐れがあり、また前
述したように短波長記録を可能にして記録密度の向上を
はかり、ディスクの高記録容量化をはかることは極めて
難しい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヨー角を常
に一定とするシーク方式を用いる磁気ディスク装置を含
め、各種磁気ディスク装置又は光磁気ディスク装置にお
いて浮上量の変動量を抑制することができる磁気ディス
ク装置を提供し、スペーシング損失を一定に保持して記
録再生特性の安定化をはかり、短波長記録を可能にして
磁気ディスク装置におけるディスクの高記録容量化をは
かる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明磁気ディスク装置
は、その一例の略線的構成図を図1に示すように、磁気
ディスク1上を移動するサスペンション2の先端に磁気
ヘッドが設けられたスライダ3を取り付け、サスペンシ
ョン2に、屈曲の度合いによってバネ圧が変化する弾性
体4を取り付け、この弾性体4にアクチュエータ5を係
合して設け、磁気ディスク1上のトラック位置に応じ
て、スライダ3の浮上量の変動を抑制するスライダ3へ
の負荷荷重に対応するアクチュエータ5の駆動電圧が記
憶されたメモリー部10を有し、トラック位置に対応す
る駆動電圧をアクチュエータ5に印加して、弾性体4の
バネ圧の屈曲の度合いを変化させてスライダ3の浮上量
の変動を抑制するようになす。
【0021】
【作用】本発明磁気ディスク装置によれば、例えばその
一例の要部側面図を図2に示すように、スライダ1を支
持するサスペンション2に、屈曲の度合いによってバネ
圧が変化する弾性体4を取り付け、更にこの弾性体4に
アクチュエータ5を係合して設けることから、このアク
チュエータ5に駆動電圧を印加することによって矢印h
で示すようにアクチュエータ5を変位させて弾性体4の
バネ圧を高める等して変化させ、スライダ3へのディス
ク1側への矢印Wで示す押圧負荷荷重を制御することが
できるようにし、これによりスライダ3の浮上量を可変
とすることができるものである。
【0022】そして特に本発明においては、磁気ディス
ク1上の位置に応じて生じるスライダ3の浮上量変動を
抑制するように、スライダ3へ上述の弾性体4によって
負荷重量を制御するもので、トラック位置に対応するア
クチュエータ5の駆動電圧が記憶されたメモリー部10
を有して成り、このメモリー部10から、トラック位置
に対応する駆動電圧をアクチュエータ5に印加すること
によって、浮上量を一定に保持することができるもので
ある。
【0023】このように浮上量を一定に保つことができ
ることから、本発明によれば記録再生の際のスペーシン
グ損失を一定に保つことができ、これによりS/N比、
C/N比等の変動を抑制し、記録再生特性の劣化を回避
することができる。また、短波長記録を可能にして記録
密度の向上をはかり、ディスクの高記録容量化をはかる
ことができる。
【0024】
【実施例】以下本発明磁気ディスク装置の各例を図面を
参照して詳細に説明する。この例においては、スライダ
3を固定するアーム7として鉤状に折れ曲がったいわゆ
るベントアームが用いられ、ヨー角が一定に保持される
場合に適用した場合を示す。
【0025】図1に示すように、この場合磁気ディスク
1の表面に沿って矢印fで示すようにヨー角を一定にす
るベントアーム型のアーム6がアーム軸受7を中心軸と
してVCM(ボイスコイルモーター)8によって回転移
動し、スライダ3上の磁気ヘッドが所定トラック上に位
置するようになされている。
【0026】そして図2に示すようにアーム6の先端に
はロードビーム21及びジンバル22より成るサスペン
ション2が取り付けられる。ロードビーム21は例えば
三角板状の剛性を有する板バネより成り、その先端には
同様に板バネより成るジンバル22が溶接等により設け
られる。ジンバル22の先端部はこの場合図2において
下側に折れ曲がり、この下部側に磁気ヘッドが設けられ
たスライダ3がエポキシ樹脂等により接着される。ジン
バル22の上側裏面に設けられた突起22aにより下部
側がロードビーム21から受ける所定の負荷荷重をもっ
てディスク1側に押圧され、スライダ3がディスク1上
を微小な浮上量をもって対向し、矢印dで示すように磁
気ディスク1を回転させることによりスライダ3を相対
的に走行させるようになす。
【0027】そして特に本発明においては、ロードビー
ム21上にアーム6側に向かって屈曲し、θA で示す屈
曲の度合いによってバネ圧が変化する板バネ等より成る
弾性体4が溶接等により取り付けられる。そしてアーム
6には、図2において矢印hで示す方向に変位する圧電
素子等より成るアクチュエータ5を設け、ロードビーム
21上に設けた弾性体4の先端部がこの圧電素子より成
るアクチュエータ5に接触するように係合して設ける。
【0028】このサスペンション部の略線的拡大斜視図
を図3に示す。図3において21aはロードビーム21
の両側縁部に補強のために設けられる羽根部で、ロード
ビーム21の基部がマウントサポート23に保持され
て、図示しないがアーム6に取り付けられる。24は弾
性体4の溶接部を示す。
【0029】このような構成とする場合、アクチュエー
タ5に所定の駆動電圧を印加することによって矢印hで
示すようにアクチュエータ5をこの場合先端部に向かう
矢印hで示す方向に伸縮変位させ、これにより弾性体4
のバネ圧を変化させ、サスペンション2のロードビーム
21がディスク1側に所定の負荷荷重Wをもって押圧さ
れて、スライダ3の浮上量を変化させることができる。
【0030】そして本発明磁気ディスク装置において
は、図1に示すように、スライダ3の磁気ヘッドから読
み取ったトラック位置をサーボ回路9を通じてメモリ部
10に入力する。このメモリ部10には、磁気ディスク
1上のトラック位置に応じて、スライダ3の浮上量の変
動を抑制するスライダ3への負荷荷重に対応するアクチ
ュエータ5の駆動電圧が予め記憶されて成る。そしてこ
のメモリ部10から、各トラック位置に対応する駆動電
圧VD をアンプ11等を介してアクチュエータ5に印加
して、上述したように弾性体4のバネ圧の屈曲の度合い
を変化させてスライダ3の浮上量の変動を抑制するよう
になす。
【0031】上述したようにスライダ3の浮上量変動を
抑制する駆動電圧は、前述の図10〜図12において説
明した従来構成の磁気ヘッド装置を用いて求めることが
できる。この場合、サスペンション2への負荷荷重は常
に一定に保たれる。
【0032】このような従来構成のサスペンションを用
いて磁気ディスク上にヨー角を0°にセットし、内周か
ら外周に渡ってトラックシークしたときのスライダの浮
上量を測定すると、この場合負荷荷重が一定とされるた
め、外周へ行くほどディスクとスライダとの間の相対的
速度が増加するので、浮上量は図4のように比例的に増
加する。図4において線A〜Dはそれぞれ負荷荷重をA
<B<C<Dに選定したときの浮上量を示す。
【0033】この結果からわかるように、浮上量を図4
においてFH で示す一定値に保持するためには、図5に
示すように内周側から外周側に向かって比例増大する負
荷荷重をサスペンションに与えることが必要となる。
【0034】そして上述した図2及び図3に示すサスペ
ンションによってアクチュエータ5に所要の負荷荷重に
対応する駆動電圧を印加することによって弾性体4の曲
げ角度と負荷荷重との関係を図6に示すように変化させ
ることができ、これにより磁気ディスクの内周側から外
周側に渡って全面的にスライダ3の浮上量をほぼ一定と
することができる。
【0035】従って、例えば前述の図20において説明
した記録再生分離型ヘッドにおいて、その記録ヘッドと
再生ヘッドとのオフトラックを回避するためにヨー角を
0°とする場合においても、確実にその浮上量を一定と
することができる。
【0036】このため、記録再生の際のスペーシング損
失を一定に保つことができ、これによりS/N比、C/
N比等の変動を抑制し、記録再生特性の劣化を回避する
ことができると共に、前述したように短波長記録を可能
にして記録密度の向上をはかり、ディスクの高記録容量
化をはかることができる。
【0037】上述の例においては弾性体4をサスペンシ
ョン2に別体に設けて溶接等により取り付けた場合を示
すが、図7に示すように、弾性体4をロードビーム21
に一体に形成することもできる。図7において、図3に
対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0038】また弾性体4の形状としては、剛性を高め
るために、図8に示すようにアクチュエータと接触する
先端部を丸めたり、折り曲げる形状とすることが望まし
い。
【0039】更に、アクチュエータ5としては、上述の
圧電素子の他例えばリニアモータ等の種々の能動素子を
用いることができる。
【0040】またこのアクチュエータ5に、例えば図9
に示すように変位拡大機構25を設けることにより、矢
印kで示すアクチュエータ5の変位に比し大なる変位を
もって矢印hで示すように弾性体4を屈曲させることが
でき、所望の負荷荷重が得られるように構成することが
できる。
【0041】尚、本発明磁気ディスク装置は上述の例に
限ることなく、例えば記録再生ヘッド一体型の磁気ヘッ
ドを具備する磁気ディスク装置や、又は光磁気ディスク
装置等種々の磁気ディスク装置に適用することができ、
またその材料構成等においても種々の変形変更をなし得
ることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明磁気ディスク装置
によれば、浮上量をほぼ一定とすることができるため、
スペーシング損失を一定に保持して記録再生特性の安定
化をはかることができて、これにより短波長記録を可能
にして磁気ディスク装置におけるディスクの高記録容量
化をはかることができる。
【0043】特にヨー角を常に一定の保つ記録再生分離
型磁気ディスク装置等においても、浮上量をほぼ一定と
することができて、記録再生特性の安定化、ディスクの
高記録容量化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明磁気ディスク装置の一例の略線的構成図
である。
【図2】本発明磁気ディスク装置の一例の要部の略線的
拡大側面図である。
【図3】本発明磁気ディスク装置の一例の要部の略線的
拡大斜視図である。
【図4】ヨー角を0°とした場合のスライダ浮上量の変
化を示す図である。
【図5】一定浮上量を得るための負荷荷重を示す図であ
る。
【図6】弾性体の曲げ角度と負荷荷重との関係を示す図
である。
【図7】本発明磁気ディスク装置の他の例の要部の略線
的拡大斜視図である。
【図8】弾性体の各例の略線的拡大側面図である。
【図9】本発明磁気ディスク装置の他の例の要部の略線
的構成図である。
【図10】磁気ディスク装置の一例の要部の略線的拡大
側面図である。
【図11】磁気ディスク装置の一例の要部の略線的拡大
斜視図である。
【図12】磁気ディスク装置の一例の要部の略線的拡大
側面図である。
【図13】回転型アクチュエータの説明図である。
【図14】ヨー角θy の説明図である。
【図15】各種磁気ディスク装置の浮上量の変化を示す
図である。
【図16】従来の磁気ディスク装置の一例のスライダの
説明図である。
【図17】従来の磁気ディスク装置の他の例の説明図で
ある。
【図18】ベントアーム型アクチュエータの説明図であ
る。
【図19】リニアアクチュエータの説明図である。
【図20】記録再生ヘッド分離型磁気ディスク装置の説
明図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 サスペンション 3 スライダ 4 弾性体 5 アクチュエータ 6 アーム 7 アーム軸受 10 メモリ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク上を移動するサスペンショ
    ンの先端に磁気ヘッドが設けられたスライダが取り付け
    られ、 上記サスペンションに、屈曲の度合いによってバネ圧が
    変化する弾性体が取り付けられ、上記弾性体にアクチュ
    エータが係合されて成り、 上記磁気ディスク上のトラック位置に応じて、上記スラ
    イダの浮上量の変動を抑制する上記スライダへの負荷荷
    重に対応する上記アクチュエータの駆動電圧が記憶され
    たメモリー部を有し、 上記トラック位置に対応する上記駆動電圧を上記アクチ
    ュエータに印加して、上記弾性体のバネ圧の屈曲の度合
    いを変化させて上記スライダの浮上量の変動が抑制され
    るようになされたことを特徴とする磁気ディスク装置。
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