JPH05303642A - パターン認識装置 - Google Patents

パターン認識装置

Info

Publication number
JPH05303642A
JPH05303642A JP4109440A JP10944092A JPH05303642A JP H05303642 A JPH05303642 A JP H05303642A JP 4109440 A JP4109440 A JP 4109440A JP 10944092 A JP10944092 A JP 10944092A JP H05303642 A JPH05303642 A JP H05303642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
category
input
unit
similarity
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4109440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2924442B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kojima
良宏 小島
Koji Yamamoto
浩司 山本
Toshiyuki Koda
敏行 香田
Susumu Maruno
進 丸野
泰治 〆木
Taiji Shimeki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4109440A priority Critical patent/JP2924442B2/ja
Publication of JPH05303642A publication Critical patent/JPH05303642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924442B2 publication Critical patent/JP2924442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力されたパターンデータに対し階層的に認
識を行なうパターン認識装置において、高精度の認識を
行う。 【構成】 識別部16において、群選択部14で選択された
カテゴリ群の帰属度と細分類部入力信号選択部15から入
力パターン信号を入力された細分類部13から得られる全
ての群内類似度を乗算器17で乗算する。カテゴリ類似度
計算部18では、各カテゴリ毎に乗算器の出力値の大きい
ものを複数個選択し、これらの出力値の総和を求め、こ
れを各カテゴリの類似度として、パターン判定部19に出
力する。パターン判定部19では、各カテゴリの類似度を
用いて、入力パターン信号のカテゴリの識別及びリジェ
クトを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力されたパターンデ
ータの認識を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、入力されたパターンデータに対
して、まず大分類を行って入力データが属するカテゴリ
群を選択し、次に選択されたカテゴリ群において、細分
類を行なうことによって入力データの認識を行なうパタ
ーン認識装置の例としては、例えば、電子情報通信学会
論文誌D−II Vol.J75-D-II No.3 pp545-553「大規模ニ
ューラルネット”CombNET−II”」に示されてい
る。
【0003】図10はこの従来のパターン認識装置の構
成図を示すものであり、101 は大分類部であり、入力パ
ターン信号を各カテゴリ群に大分類するものである。10
2 は細分類部であり、入力パターン信号を各カテゴリ群
内で細分類するものである。103は群選択部であり、大
分類部101の出力値(以下、適合度と呼ぶ。)から複数
個のカテゴリ群を選択するものである。104 は細分類部
入力信号選択部であり、群選択部103 で得られる群選択
情報に基づいて入力パターン信号を入力する細分類部10
2 を選択するものである。105は識別部であり、群選択
部103で選択されたカテゴリ群の適合度と細分類部102
の出力値から入力パターン信号の識別を行なうものであ
る。
【0004】大分類部101において、106は入力部であ
り、入力パターン信号を入力するものである。107 は多
入力一出力信号処理部であり、入力パターン信号に対す
る各カテゴリ群の適合度を計算するものである。
【0005】細分類部102 において、108は入力部であ
り、細分類部入力信号選択部104から出力される入力パ
ターン信号を入力するものである。109 は多入力一出力
信号処理部であり、それに接続されている下層の入力部
108 、または多入力一出力信号処理部109 の出力と、そ
の連結の度合である重み係数とを各々掛け合わせて総和
したものをしきい値処理して出力するものである。ここ
では、これら複数個の多入力一出力信号処理部を層構造
を持ち、各層内相互の結合がなく、上位層にのみ信号が
伝搬するようにネットワーク接続することによって、入
力パターン信号に対するカテゴリ群内の各カテゴリに類
似する度合が求められる。110 は最大値選択部であり、
最上位層の複数個の前記多入力ー出力信号処理部の出力
の中から最大値を選択するものである。
【0006】識別部105において、111 は類似度計算部
であり、群選択部103で選択されたカテゴリ群の適合度
と、そのカテゴリ群に対応する細分類部102 の出力値か
ら各カテゴリの類似度を計算するものである。112 はカ
テゴリ識別部であり、類似度計算部111 から得られた各
カテゴリの類似度の最大値を求めることによって、入力
パターン信号の識別を行なうものである。
【0007】以上のように構成された従来のパターン認
識装置について、以下その動作を説明する。認識対象物
のn個の特徴データからなる入力パターン信号X
【0008】
【数1】
【0009】は、まず、大分類部101の入力部106に入力
される。入力部106 はパターンデータの特徴データ数に
等しくn個用意されており、各特徴データxi はそれぞ
れ対応する入力部106に入力される。大分類部101の各多
入力一出力信号処理部107 は、それに接続されている入
力部101の入力xjとその連結の度合である重み係数vij
(1≦i≦mr;mrはカテゴリ群の数、1≦j≦n)と
を乗算したものの総和を計算した後、これを入力パター
ン信号X及び、各多入力一出力信号処理部107 の重み係
数ベクトルVi
【0010】
【数2】
【0011】のノルム|X|、|Vi| の積で割り算し
たものを出力する。つまり、図10に示す重み係数ベク
トルViをもつ多入力一出力信号処理部107の出力値sim
(X,V i)は、
【0012】
【数3】
【0013】と表わすことができる。なお、重み係数ベ
クトルVi については、類似した入力パターン信号に対
して決まった多入力一出力信号処理部が最大出力を発生
するように、予め設計しておく。
【0014】これらの重み係数ベクトルVi は、従来例
によると、以下のような手法で設計される。まず第1過
程では、重み係数ベクトル設計用の入力パターン信号X
を入力する毎に、最もsim(X,Vi)の大きいVCを求め
(このとき、XはVCに最適整合するという。)、VC
をXに近づける。また、1つの重み係数ベクトルに最適
整合する入力パターン信号がある一定数以上になった時
には、その重み係数ベクトルが担当する領域を2つに分
割する。第2過程では、重み係数ベクトル設計用の全入
力パターン信号に対して、最適整合するVi を求め、そ
れが前回と変化したかどうかを調べる。そして、変更が
あれば、そのVi を修正する。このとき、第1過程と同
様に、重み係数ベクトルの分裂も行なう。これを重み係
数ベクトルの修正、分裂がなくなるまで繰り返す。
【0015】このようにして、重み係数ベクトルの設計
を行なうことによって、入力パターン信号は複数のカテ
ゴリ群に大分類される。そして、各多入力一出力信号処
理部107 の出力値は、入力パターン信号Xに対する各カ
テゴリ群の適合度として群選択部103 に出力される。
【0016】群選択部103では、大分類部101で得られた
適合度の大きい順に任意個のカテゴリ群を選び、どのカ
テゴリ群が選択されたかを示す群選択情報とそれに対応
する適合度を出力する。
【0017】群選択部103から得られる群選択情報に基
づいて、細分類入力信号選択部104は、入力パターン信
号を入力する細分類部102 を選択し、入力パターン信号
をこれらの細分類部102へ出力する。
【0018】群選択部103で選択されたカテゴリ群に対
応する各々の細分類部102(即ち、細分類入力信号選択
部104から入力パターン信号を入力された細分類部102)
では、まず、入力部108に、入力パターン信号Xが入力
される。入力部108は、パターン信号の特徴データ数に
等しくN個用意されており、各特徴データxi はそれぞ
れ対応する入力部108に入力される。細分類部102 の各
多入力一出力信号処理部109はそれに接続されている下
層の入力部108、または多入力一出力信号処理部109の出
力とその連結の度合である重み係数とを掛け合わせたも
のの総和をしきい値関数で変換した後、その値を上層へ
出力する。ここで、各細分類部102 の最上位層の多入力
一出力信号処理部109 は、各カテゴリ群に含まれるパタ
ーンデータのカテゴリ数と同じ個数に設定され、最上位
層の各多入力一出力信号処理部109 は、これらの各カテ
ゴリに対応している。最大値選択部80は最上位層の各多
入力一出力信号処理部109 の出力値の中で最大のものを
選び、この多入力一出力信号処理部109 に対応するカテ
ゴリと、その最大出力値を出力する。
【0019】なお、各多入力一出力信号処理部109 の重
み係数は、カテゴリ群内の各カテゴリをもつ入力パター
ン信号に対して、その各カテゴリに対応する最上位層の
多入力一出力信号処理部109 が最大出力を発生するよう
に、予め学習されている。
【0020】具体的には、このような重み係数の学習方
法は、誤差逆伝搬法と呼ばれる学習アルゴリズムによっ
て行われる。誤差逆伝搬法については、例えばD. E. Ru
melhart, G. E.Hinton and R. J. Williams による"Lea
rning Representations by Back-Propagating Errors,"
Nature, vol.323, pp.533-536, Oct. 9, 1986 に示さ
れている。
【0021】以下、誤差逆伝搬法の概略について説明す
る。まず、重み係数学習用のパターン信号Xが細分類部
102の入力部108に入力される。各多入力一出力信号処理
部109 は、既に説明したように、各々それに接続されて
いる下層の入力部108、または多入力一出力信号処理部1
09の出力とその連結の度合である重み係数とを掛け合わ
せたものの総和をしきい値関数で変換した後、その値を
上層へ出力する。ここで、全ての最上位層の多入力一出
力信号処理部109の出力信号ok と望ましい出力信号tk
(これを教師信号と呼ぶ)との誤差Eは(数4)のよう
に求められる。
【0022】
【数4】
【0023】但し、Σp は教師信号のパターン数に関す
る総和である。学習の目的は、誤差Eを最小にする重み
係数の値を決定することであり、各多入力一出力信号処
理部間109の重み係数の変更量△wij は(数5)に基づ
いて計算される。
【0024】
【数5】
【0025】但し、εは学習レートと呼ばれる正の定数
である。このような(数5)に基づいた重み係数の更新
を、学習用のパターン信号が入力されるたびに繰り返す
ことにより、誤差Eを小さくすることができる。誤差E
が十分小さくなると、出力信号が望ましい値に十分近く
なったものとして、学習を終了する。
【0026】このような重み係数の学習方法によって、
カテゴリ群内の各カテゴリをもつ入力パターン信号に対
し、その各カテゴリに対応する最上位層の多入力一出力
信号処理部109 が最大出力を発生するようにすることが
できる。従って、最上位層の複数個の多入力一出力信号
処理部109 の中で、最大出力を発生するものを最大値選
択部80で選ぶことにより、各カテゴリ群内において、即
ち、各細分類部において入力パターン信号のカテゴリを
認識することができる。
【0027】識別部105 では、まず、類似度計算部111
において、群選択部103で選択されたカテゴリ群の適合
度と、そのカテゴリ群に対応する細分類部102 の出力値
から(数6)式を用いて細分類部102 で得られた各カテ
ゴリの類似度を計算し、これらの類似度をカテゴリ識別
部112 に出力する。
【0028】
【数6】
【0029】但し、a,bは実定数とする。最後に、カ
テゴリ識別部112は、類似度計算部111から得られる各カ
テゴリの類似度を比較し、それらの中で最大となる類似
度に対応するカテゴリを識別結果として出力する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、入力パターン信号に対する各カテゴリの
類似度は、(数6)式によって各カテゴリ群毎に独立に
計算して得られるものであるので、複数のカテゴリ群に
含まれるカテゴリをもつパターン信号が入力された場
合、この信号に対する適切なカテゴリの類似度が得られ
ないという問題がある。
【0031】通常、パターン信号の変動が小さい場合、
同一のカテゴリをもつパターン信号は同じ一つのカテゴ
リ群に含まれる。しかし、入力パターン信号の変動が大
きい場合には、同一カテゴリをもつパターン信号でも、
複数のカテゴリ群に含まれることが多くなる。このと
き、従来例では、各カテゴリ群毎にこのカテゴリが識別
できるように細分類部を設計する。しかし、従来例で
は、各カテゴリ群毎に独立に類似度を求めるために、複
数のカテゴリ群に含まれるカテゴリをもつパターン信号
がカテゴリ群の境界領域(つまり、大分類部におけるカ
テゴリ群分類境界)に入力された場合、このカテゴリの
類似度は複数のカテゴリ群毎に分散されて各々小さな値
にならざるを得ない。最終的には、この中の最大値が入
力信号に対するこのカテゴリの類似度として得られる
が、このような場合、たとえこのパターン信号が、この
カテゴリのもつパターン信号空間の中央に位置していた
としても、このカテゴリに対する適切な類似度は得られ
ず、他のカテゴリの類似度がこのカテゴリの類似度より
大きくなり、このパターン信号を正しく認識することは
できない。よって、従来例では、パターンの変動が大き
いために、同一カテゴリが複数のカテゴリ群に含まれる
場合、認識率が劣化するという課題を有していた。
【0032】また、従来のパターン認識装置では、パタ
ーンデータにノイズ等が加わることによって明らかに認
識不可能なパターン信号が入力された場合でも、なんら
かの認識結果が出力される。しかし、これが大抵、誤認
識を招き、認識率を劣化させるという課題を有してい
た。
【0033】本発明はかかる従来のパターン認識装置の
課題に鑑み、入力パターンの変動が大きいために、同一
カテゴリが複数のカテゴリ群に含まれる場合にも、高精
度の認識を行なうことができ、また、ノイズ等によって
明らかに認識不可能なパターン信号に対してはリジェク
トを行って、誤認識を防ぐパターン認識装置を提供する
ことを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン認識装
置は、類似パターンの集合から成るカテゴリ群を代表す
る群参照用パターン信号が複数個記憶されている群辞書
と、前記群辞書を用いて入力パターン信号が各カテゴリ
群に属する度合である群帰属度を計算するファジィ大分
類部と、前記入力パターン信号がカテゴリ群内に含まれ
る各カテゴリに類似する度合である群内類似度を計算す
る複数個の細分類部と、前記群帰属度から複数個のカテ
ゴリ群を選択する群選択部と、前記群選択部から得られ
る群選択情報に基づいて前記入力パターン信号を入力す
る細分類部を選択する細分類部入力信号選択部と、前記
群選択部で選択されたカテゴリ群の群帰属度と前記細分
類部で得られた群内類似度から入力パターン信号の識別
を行なう識別部を具備し、前記識別部は、前記群選択部
で選択されたカテゴリ群の群帰属度と前記細分類部入力
信号選択部から前記入力パターン信号を入力された前記
細分類部から得られる全ての群内類似度を乗算する複数
個の乗算器と、各カテゴリ毎に前記乗算器の出力値の大
きいものを複数個選択し、これらの出力値の総和を求め
るカテゴリ類似度計算部と、前記カテゴリ類似度計算部
から得られる各カテゴリの類似度を用いて、入力パター
ン信号のカテゴリの認識及びリジェクトを行なうパター
ン判定部を備える。
【0035】
【作用】本発明は前記した構成により、まず、入力パタ
ーン信号をファジィ大分類部に入力する。ファジィ大分
類部は、群辞書に記憶されている全ての群参照用パター
ン信号を読みだして、各カテゴリ群の境界を曖昧に定め
た大分類を行ない、前記入力パターン信号が各カテゴリ
群に属する度合である群帰属度を求める。これらの前記
群帰属度を用いて、群選択部は複数のカテゴリ群を選択
し、群選択情報を細分類部入力信号選択部に、対応する
群帰属度を識別部に出力する。
【0036】細分類部入力信号選択部は、前記入力パタ
ーン信号を前記群選択情報に対応する細分類部に出力
し、各細分類部は、前記入力パターン信号が各カテゴリ
群内に含まれる各カテゴリに類似する度合である群内類
似度を計算し、識別部に出力する。
【0037】識別部では、まず、前記群選択部で選択さ
れたカテゴリ群の帰属度と前記細分類部入力信号選択部
から前記入力パターン信号を入力された前記細分類部か
ら得られる全ての群内類似度を乗算器で乗算し、これを
カテゴリ類似度計算部に出力する。カテゴリ類似度計算
部では、各カテゴリ毎に前記乗算器の出力値の大きいも
のを複数個選択し、これらの出力値の総和を求め、これ
を各カテゴリの類似度として、パターン判定部に出力す
る。最後に、パターン判定部では、前記各カテゴリの類
似度を用いて、入力パターン信号のカテゴリの認識及び
リジェクトを行なう。
【0038】以上により、識別部において、各カテゴリ
の類似度を各カテゴリ群毎に独立に求めることなく、複
数のカテゴリ群から得られた類似度を複数個加算するこ
とによって求めることにより、入力パターンの変動が大
きいために、同一カテゴリのパターン信号が複数のカテ
ゴリ群に含まれる場合にも、各カテゴリの良好な類似度
が得られ、高精度の認識を行なうことができる。また、
ノイズ等によって明らかに認識不可能なパターン信号に
対しても、リジェクトを行うことによって、誤認識を少
なくすることができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0040】一般にパターン認識装置に入力されるパタ
ーンデータとしては、音声等の時系列パターン、文字・
画像等の空間パターン等などがあるが、本発明において
は、いずれのパターンデータでも構わないものとする。
【0041】図1は本発明の実施例におけるパターン認
識装置のブロック図を示すものである。図1において、
11は群辞書であり、入力パターン信号の類似パターンの
集合から成るカテゴリ群を代表する群参照用パターン信
号が複数個記憶されているものである。12はファジィ大
分類部であり、群辞書11に記憶されている群参照用パタ
ーン信号を用いて、入力パターン信号が各カテゴリ群に
属する度合である群帰属度を計算するものである。13は
細分類部であり、入力パターン信号がカテゴリ群内に含
まれる各カテゴリに類似する度合である群内類似度を計
算するものである。14は群選択部であり、群帰属度から
複数個のカテゴリ群を選択するものである。15は細分類
部入力信号選択部であり、群選択部から得られる群選択
情報に基づいて入力パターン信号を入力する細分類部13
を選択するものである。16は識別部であり、群選択部14
で選択されたカテゴリ群の群帰属度と細分類部13で得ら
れた群内類似度から入力パターン信号の識別を行なうも
のである。
【0042】識別部16において、17は乗算器であり、群
選択部14で選択されたカテゴリ群の群帰属度と細分類部
入力信号選択部15から入力パターン信号を入力された細
分類部13から得られる群内類似度を乗算するものであ
る。18はカテゴリ類似度計算部であり、各カテゴリ毎に
乗算器17の出力値の大きいものを複数個選択し、これら
の出力値の総和を求めるものである。19はパターン判定
部であり、カテゴリ類似度計算部18から得られる各カテ
ゴリの類似度を用いて、入力パターン信号のカテゴリの
識別及びリジェクトを行なうものである。
【0043】なお、図1に示すパターン判定部19はパタ
ーン判定部19の第1の実施例である。図1において、20
はカテゴリ識別部であり、カテゴリ類似度計算部18から
得られる各カテゴリの類似度の中から最大値を求めるこ
とによって、入力パターン信号のカテゴリの識別を行な
うものである。
【0044】図2は、ファジィ大分類部12の構成を具体
的に示すブロック図である。21は、入力部であり、入力
パターン信号を入力するものである。22は距離計算部で
あり、群辞書11の全ての群参照用パターン信号と入力パ
ターン信号との距離を計算するものである。23は割算器
であり、距離計算部22の出力の逆数を計算するものであ
る。24は加算器であり、各々の割算器23の出力の総和を
求めるものである。25は乗算器であり、加算器24の出力
と距離計算部22の出力を乗算するものである。26は割算
器であり、乗算器25の出力の逆数を計算するものであ
る。
【0045】図3は、細分類部13の第1の実施例の構成
を具体的に示すブロック図である。31は入力部であり、
細分類部入力信号選択部15から出力される入力パターン
信号を入力するものである。32はカテゴリ辞書であり、
入力パターン信号の各カテゴリの代表値を示すカテゴリ
参照用パターン信号が複数個記憶されているものであ
る。33は距離計算部であり、カテゴリ辞書32の全てのカ
テゴリ参照用パターン信号と入力パターン信号との距離
を計算するものである。34は割算器であり、距離計算部
33の出力の逆数を計算するものである。35は加算器であ
り、各々の割算器34の出力の総和を求めるものである。
36は乗算器であり、加算器35の出力と距離計算部33の出
力を乗算するものである。37は割算器であり、乗算器36
の出力の逆数を計算するものである。
【0046】以上のように構成されたパターン認識装置
について、以下その動作を説明する。
【0047】認識対象物のn個の特徴データからなる入
力パターン信号X
【0048】
【数7】
【0049】は、まず、ファジィ大分類部12に入力され
る。ファジィ大分類部12では、まず、入力部21が入力パ
ターン信号Xを入力し、mr個の距離計算部22へXを出
力する。各々の距離計算部22は、群辞書11に記憶されて
いる各カテゴリ群を代表する群参照用パターン信号Vi
(1≦i≦mr;mrは群参照用パターン信号の数、即
ち、カテゴリ群数)を読みだし、(数8)式に示すXと
i の距離di を計算し、各々対応する割算器23、及び
乗算器25へ出力する。
【0050】
【数8】
【0051】但し、fはf>1を満たす実数とする。各
々の割算器23は、距離di の逆数を計算し、その出力を
加算器24へ出力する。加算器24は、全ての割算器23の出
力の総和を計算し、その出力をmr 個の乗算器25へ出力
する。各々の乗算器25では、対応する距離計算部22と加
算器24の出力を乗算し、その出力を対応する割算器26に
入力する。各々の割算器26では、対応する乗算器25の出
力の逆数を計算する。最終的にファジィ大分類部12で
は、この各割算器26の出力が入力パターン信号Xに対す
る各カテゴリ群の群帰属度μi(1≦i≦mr)として、
群選択部14に出力される。つまり、各カテゴリ群の群帰
属度μi(1≦i≦mr)は、
【0052】
【数9】
【0053】と表わすことができる。なお、群辞書11に
記憶されている各カテゴリ群を代表する群参照用パター
ン信号は、予め、従来のクラスタリング手法、例えば、
電子情報通信学会編 長尾真著「パターン情報処理」
(コロナ社)に示されているK平均アルゴリズム、及び
Isodataアルゴリズムや、Y.Linde, A.Buzo, and R.M.Gr
ay による"An Algorithmfor Vector Quantizer desig
n," IEEE Trans. Commun.,COM-28, 1, pp.84-95, Jan.1
980 に示されているLBGアルゴリズムを用いて設計さ
れる。
【0054】以下、K平均アルゴリズムを用いて群辞書
11を設計する方法について簡単に説明する。 (1)認識対象物の群辞書設計用のパターン信号の集合
から、mr個(但し、mrは予め定められたカテゴリ群
数)のパターン信号を適当に選び、これらをmr 個の群
参照用パターン信号Vi(1≦i≦mr)とする。 (2)全ての群辞書設計用のパターン信号Xについて、
それぞれ、(数10)に示される距離di
【0055】
【数10】
【0056】を最小にするViを求める。このとき、X
はカテゴリ群Si(1≦i≦mr)に属するものとする。 (3) 各Siに属するパターン信号Xの平均値を求
め、これをVi’とする。 (4) Vi’=Viが全てのiについて成立すれば、こ
のときの群参照用パターン信号Viを群辞書11に記憶す
る。そうでなければ、Vi’を新たな群参照用パターン
信号Viとして、(2)に戻る。
【0057】このようにして、群参照用パターン信号を
設計することによって、全てのパターン信号はいくつか
の類似したパターン信号の部分集合(カテゴリ群)に分
割することができる。なお、Isodata アルゴリズム及
び、LBGアルゴリズムもこのK平均アルゴリズムと基
本的にはほぼ同じ手法である。
【0058】群選択部14では、ファジィ大分類部12で得
られた群帰属度の大きい順に複数個のカテゴリ群を選
び、どのカテゴリ群が選択されたかを示す群選択情報を
細分類入力信号選択部15へ、また、それに対応する群帰
属度を識別部16へ出力する。なお、カテゴリ群の選択方
法としては、あるしきい値以上の群帰属度をもつカテゴ
リ群を選択するとしてもよい。
【0059】群選択部14から得られる群選択情報に基づ
いて、細分類入力信号選択部15は、入力パターン信号X
を入力する細分類部13を選択し、入力パターン信号Xを
これらの細分類部13へ出力する。
【0060】群選択部14で選択されたカテゴリ群に対応
する各々の細分類部13(即ち、細分類入力信号選択部15
から入力パターン信号を入力された細分類部13)では、
まず、入力部31が入力パターン信号Xを入力し、mc
の距離計算部33へXを出力する。各々の距離計算部33
は、カテゴリ辞書32に記憶されている各カテゴリの代表
値を示すカテゴリ参照用パターン信号Wi (1≦i≦m
c;mcはカテゴリ参照用パターン信号の数)を読みだ
し、(数11)式に示すXとWi の距離di を計算し、
各々対応する割算器34、及び乗算器36へ出力する。
【0061】
【数11】
【0062】但し、fはf>1を満たす実数とする。各
々の割算器34は、距離di の逆数を計算し、その出力を
加算器35へ出力する。加算器35は、全ての割算器34の出
力の総和を計算し、その出力をmc 個の乗算器36へ出力
する。各々の乗算器36では、対応する距離計算部33と加
算器35の出力を乗算し、その出力を対応する割算器37に
入力する。各々の割算器37では、対応する乗算器36の出
力の逆数を計算する。最終的に、細分類部13では、この
各割算器37の出力が入力パターン信号Xに対する各カテ
ゴリの群内類似度νi(1≦i≦mc)として、識別部16
に出力される。つまり、各細分類部13における各カテゴ
リの群内類似度νi(1≦i≦mc)は、
【0063】
【数12】
【0064】と表わすことができる。なお、カテゴリ辞
書32に記憶されている各カテゴリの代表値を示すカテゴ
リ参照用パターン信号は、カテゴリ群内の各カテゴリを
もつ入力パターン信号に対して、その各カテゴリに対応
する距離計算部33の出力が他の距離計算部33の出力に比
べて最小出力を発生するように、予め設計されている。
【0065】これらのカテゴリ参照用パターン信号の設
計方法は、例えば、学習ベクトル量子化法(LVQ)と
呼ばれる学習アルゴリズムによって行われる。学習ベク
トル量子化法については、例えば、T.Kohonenによる"Le
arning Vector Quantization for Pattern Recognition",Helsinki University of T
echnology, Report TKK-F-A601(1986.11)に示されてい
る。
【0066】以下、学習ベクトル量子化法について簡単
に説明する。まず、mc個のカテゴリラベルをもつカテ
ゴリ参照用パターン信号Wiが用意される。このWi
初期値としては、各カテゴリ群に含まれる入力パターン
信号の集合からなるカテゴリ辞書設計用のパターン信号
から、各カテゴリ毎に任意に選択されたもの及び、群辞
書11の設計の際に説明したK平均アルゴリズム等の従来
のクラスタリング法から得られる参照用パターン信号等
が用いられる。次に、カテゴリ辞書設計用のパターン信
号から任意の1個のカテゴリCX をもつパターン信号X
が選択され、このXについて順次、以下のステップが繰
り返される。 (1) Xに最も近いカテゴリ参照用パターン信号WC
を選択する。但し、このWCのカテゴリラベルをCCとす
る。 (2) もし、CX=CCなら、WCはXの方向に近づけ
る。一方、CX≠CC なら、WCはXから遠ざけられる。
また、WC以外のカテゴリ参照用パターン信号は更新さ
れない。
【0067】Xが提示されたときの上記のカテゴリ参照
用パターン信号の更新は、予め用意された全てのカテゴ
リ辞書設計用のパターン信号に対して繰り返し行なわれ
る。
【0068】このようにして、カテゴリ辞書32のカテゴ
リ参照用パターン信号を設計することにより、カテゴリ
群内の各カテゴリをもつ入力パターン信号に対して、常
にその各カテゴリのラベルをもつカテゴリ参照用パター
ン信号が最も近い距離に位置するようになる。従って、
全ての距離計算部33の中で、最小出力を発生する距離計
算部33を選ぶことによって、各カテゴリ群内において、
入力パターン信号のカテゴリを認識することができる。
【0069】識別部16では、まず、乗算器17が、群選択
部14で選択されたカテゴリ群の群帰属度と、そのカテゴ
リ群に対応する各々の細分類部13(即ち、細分類入力信
号選択部15から入力パターン信号を入力された細分類部
13)から得られる全ての群内類似度を乗算し、それらの
出力をカテゴリ類似度計算部18に出力する。つまり、乗
算器17は、(群参照用パターン信号の数×各細分類部に
おけるカテゴリ参照用パターン信号数の総和)個用意さ
れており、群選択部14で選択されたあるカテゴリ群pの
群帰属度μp(1≦p≦mr;mr はカテゴリ群の数)と
そのカテゴリ群pに対応する細分類部13から得られたあ
るカテゴリqの群内類似度νpq(1≦q≦mc;mCはパ
ターンデータのカテゴリ数)が入力される乗算器17の出
力値ξpqは、
【0070】
【数13】
【0071】と表わされる。カテゴリ類似度計算部18で
は、全ての乗算器17の出力値を、各カテゴリ毎にまとめ
て分類し、その出力値の大きいものを複数個選択する。
そして、各カテゴリ毎に、これらの選択された出力値の
総和を求め、これを各カテゴリの類似度ri(1≦i≦
C;NCはカテゴリの数)としてカテゴリ識別部20に出
力する。なお、乗算器17の出力値を各カテゴリ毎に複数
個選択する方法としては、乗算器17の出力値があるしき
い値以上のものを選択するとしてもよい。
【0072】最後に、カテゴリ識別部20では、カテゴリ
類似度計算部18から得られる各カテゴリの類似度ri
比較し、それらの中で最大となる類似度に対応するカテ
ゴリを認識結果として出力する。
【0073】ここで、実験的に得られた結果を示す。認
識対象となるパターンデータは手書き数字とした。群辞
書11及び、各細分類部13のカテゴリ辞書32は、25270 文
字で設計を行った。また、ファジィ大分類部12におい
て、カテゴリ群数(群参照用パターン信号数)を8と
し、各細分類部のカテゴリ参照用パターン信号数はそれ
ぞれ、37、39、75、25、47、40、40、4
4の、総数347個とした。
【0074】認識に際して、ファジィ大分類部の(数
8)におけるfは1.6、また細分類部における(数1
1)におけるfは1.2とした。また、群選択部14で選
択するカテゴリ群の数は8で、即ち、全ての細分類部13
に入力パターン信号を入力した。また、カテゴリ類似度
計算部18において、各カテゴリ毎に選ぶ乗算器17の出力
値の個数をLとする。
【0075】(表1)に、Lを1、2、4、6、8と変
えたときの認識結果を示す。ここで、評価に用いたデー
タは、設計の際に用いたデータとは異なる2216文字を用
いた。
【0076】
【表1】
【0077】(表1)から明かなように、Lの個数をあ
る程度大きくすることによって、認識率が向上すること
がわかる。ここで、L=1の場合は、各カテゴリの類似
度を、従来例同様に、各カテゴリ群毎に独立に求めてい
ることを示しており、これより、明らかに、本実施例の
ように、複数のカテゴリ群から得られた類似度を複数個
加算することによってカテゴリの類似度を求めるほうが
認識率が向上することがわかる。
【0078】このように本実施例によれば、各カテゴリ
の類似度は、従来のパターン認識装置のように、各カテ
ゴリ群毎に独立に求められるものではなく、識別部にお
いて複数のカテゴリ群から得られた類似度を複数個加算
することによって求められる。
【0079】つまり、入力パターンの変動が大きいため
に、同一カテゴリのパターン信号が複数のカテゴリ群に
含まれる場合、従来例では、複数のカテゴリ群に含まれ
るカテゴリをもつパターン信号がカテゴリ群の境界領域
に入力されると、このカテゴリの類似度が複数のカテゴ
リ群毎に分散されて各々小さな値になり、このカテゴリ
の適切な類似度が得られなかったが、本実施例では、こ
れらの分散された類似度はカテゴリ類似度計算部18にお
いて総和されるので、このような入力信号に対しても適
切なカテゴリの類似度を得ることができる。従って、本
実施例は、パターンの変動が大きいために、同一カテゴ
リが複数のカテゴリ群に含まれる場合でも、従来例に比
べて、各カテゴリの良好な類似度を得られ、認識率を向
上することができる。
【0080】なお、本実施例において、細分類部13は図
3に示すような構成ではなく、以下に示すような構成に
してもよい。
【0081】図4は、細分類部13の第2の実施例の構成
を具体的に示すブロック図である。41は入力部であり、
細分類部入力信号選択部15から出力される入力パターン
信号を入力するものである。42は多入力一出力信号処理
部であり、それに接続されている下層の入力部41、また
は多入力一出力信号処理部42の出力と、その連結の度合
である重み係数とを各々掛け合わせて総和したものをし
きい値処理して出力するものである。ここでは、これら
複数個の多入力一出力信号処理部を層構造を持ち、各層
内相互の結合がなく、上位層にのみ信号が伝搬するよう
にネットワーク接続することによって、入力パターン信
号に対するカテゴリ群内の各カテゴリに類似する度合で
ある類似度が求められる。
【0082】図5は、前記多入力一出力信号処理部42の
構成を具体的に示すブロック図である。図5において、
51は入力部あり、入力パターン信号を入力するものであ
る。52は重み係数記憶部であり、入力部51からの複数の
入力信号を重み付ける重み係数を記憶するものである。
53は乗算器であり、重み係数記憶部52の重み係数と入力
部51からの入力信号を乗算するものである。54は加算器
であり、全ての乗算器53の出力値を総和するものであ
る。55はしきい値処理部であり、加算器54の出力値を一
定範囲の値に制限するものである。
【0083】以上のように構成された細分類部13の第2
の実施例について、以下その動作を説明する。
【0084】第1の実施例同様に、群選択部14で選択さ
れたカテゴリ群に対応する各々の細分類部13(即ち、細
分類入力信号選択部15から入力パターン信号を入力され
た細分類部13)では、まず、入力部31に、入力パターン
信号Xが入力される。入力部41は、パターンデータの特
徴データ数に等しくN個用意されており、各特徴データ
i はそれぞれ対応する入力部41に入力される。各々の
多入力一出力信号処理部42は、図4に示すようにそれに
接続されている下層の入力部41、または多入力一出力信
号処理部42の出力と重み係数記憶部52に記憶されている
その接続の度合である重み係数wijとを乗算器53により
掛け合わせ、各々の乗算器53の出力の総和を加算器54で
計算した後、しきい値処理部55で変換し、その出力値を
上層へ出力する。つまり、図4に示すある層のi番目の
多入力一出力信号処理部42の出力値Ii は、入力部51へ
の入力値をIj 、それに接続されている入力とその接続
の度合である重み係数をwij(i番目の多入力一出力信
号処理部とj番目の入力との結合重み)とすれば、
【0085】
【数14】
【0086】と表わせる。なお、しきい値処理部55の入
出力特性を図6に示す。例えば、出力を(0,1)の範
囲に制限するしきい値処理部55の入出力特性は
【0087】
【数15】
【0088】と数式的に表現できる。但し、aはしきい
値処理部55の入力である。なお、しきい値処理部55の入
出力特性としては上記以外のしきい値関数でもよい。
【0089】最上位層の多入力一出力信号処理部42は、
各カテゴリ群に含まれるパターン信号のカテゴリの数と
同じ個数に設定されており、最上位層の各多入力一出力
信号処理部42は、これらの各カテゴリに対応している。
つまり、最上位層の各多入力一出力信号処理部42の出力
が、入力パターン信号に対するカテゴリ群内の各カテゴ
リに類似する度合である類似度として、識別部16に出力
される。
【0090】なお、各多入力一出力信号処理部42の重み
係数は、カテゴリ群内の各カテゴリをもつ入力パターン
信号に対して、その各カテゴリに対応する最上位層の多
入力一出力信号処理部42が最大出力を発生するように、
予め設計しておく。これより、各細分類部13において、
入力パターン信号のカテゴリを認識することができる。
なお、これらの重み係数の設計方法は、誤差逆伝搬法と
呼ばれる学習アルゴリズムによって行われる。誤差逆伝
搬法については、例えば、従来例で示したD. E. Rumelh
art, G. E.Hinton and R. J. Williams による"Learnin
g Representations by Back-Propagating Errors," Nat
ure, vol.323, pp.533-536, Oct. 9, 1986) に示されて
いる。
【0091】図7は本発明のパターン判定部19の第2の
実施例の構成を具体的に示すブロック図である。71は候
補類似度検出器であり、カテゴリ類似度計算部18から得
られる各カテゴリの類似度の中で最も大きい第1位類似
度と2番目に大きい第2位類似度を求めるものである。
72は割算器であり、第1位類似度と前記第2位類似度と
の比を求めるものである。73はカテゴリ識別部であり、
割算器の出力と予め定められたリジェクトしきい値を比
較し、入力パターン信号のカテゴリの識別またはリジェ
クトの判定を行なうものである。
【0092】以上のように構成されたパターン判定部19
について、以下その動作を説明する。 パターン判定部
19では、まず、候補類似度検出器71が、カテゴリ類似度
計算部18から得られる各カテゴリの類似度の中で、最も
大きい値と2番目に大きい値をそれぞれ第1位類似度r
1th、第2位類似度r2ndとして検出する。割算器72は、
(数16)に示すように、候補類似度検出器71で得られ
た第1位類似度r1thと第2位類似度r2ndの比Rを求
め、これをカテゴリ識別器73に出力する。
【0093】
【数16】
【0094】最後に、カテゴリ識別器73では、割算器72
から得られたRと予め定められたリジェクトしきい値θ
とを比較し、もし、R>θなら、入力パターン信号をリ
ジェクトする。また、R<θなら、第1位類似度をもつ
カテゴリを入力パターン信号の識別結果として出力す
る。
【0095】通常、ノイズ等によって明らかに認識不可
能なパターン信号、即ち、ある一つのカテゴリに特定す
ることが不可能なパターン信号が入力された場合、この
パターン信号は、類似した2つのカテゴリの境界領域に
位置することが多くなる。このとき、この入力パターン
信号の2つのカテゴリに対する類似度はほぼ同じ値が得
られるが、従来例のように、この類似度の大きいほうを
識別結果とすると誤認識が多くなる。そこで、本実施例
では、第1位類似度と第2位類似度がある程度以上類似
している場合、即ち、比Rがある値以上の場合リジェク
トを行うことによって、誤認識を防いでいる。
【0096】このようにこの実施例によれば、ノイズ等
によって明らかに認識不可能なパターン信号が入力され
た場合、従来の装置のように、なんらかの識別結果を出
力するのではなく、リジェクトを行なうことによって誤
認識を少なくすることができる。
【0097】図8はパターン判定部19の第3の実施例の
構成を具体的に示すブロック図である。81は候補類似度
検出器であり、カテゴリ類似度計算部から得られる各カ
テゴリの類似度の中で最も大きい第1位類似度と2番目
に大きい第2位類似度を求めるものである。82は割算器
であり、第1位類似度と前記第2位類似度との比を求め
るものである。83はリジェクトしきい値記憶部であり、
第1位類似度をもつ第1候補カテゴリと第2位類似度を
もつ第2候補カテゴリの組合わせに応じて定まるリジェ
クトしきい値が複数個記憶されているものである。84は
カテゴリ識別部であり、候補類似度検出器81から得られ
る第1候補カテゴリと第2候補カテゴリの組合せに対応
するリジェクトしきい値をリジェクトしきい値記憶部83
から読みだし、これと割り算器の出力を比較し、入力パ
ターン信号のカテゴリの識別またはリジェクトの判定を
行なうものである。
【0098】以上のように構成されたパターン判定部19
について、以下その動作を説明する。
【0099】パターン判定部19では、まず、候補類似度
検出器81が、カテゴリ類似度計算部18から得られる各カ
テゴリの類似度の中で、最も大きい値と2番目に大きい
値をそれぞれ第1位類似度r1th、第2位類似度r2nd
して検出し、これを割算器82へ出力し、また、第1位類
似度、第2位類似度に対応するカテゴリC1th、C2nd
カテゴリ識別器83へ出力する。割算器82は、図6に示し
たパターン判定部19同様に、候補類似度検出器81で得ら
れた第1位類似度r1thと第2位類似度r2ndの比Rを
(数13)式を用いて求め、これをカテゴリ識別器83に
出力する。
【0100】最後に、カテゴリ識別器83では、リジェク
トしきい値記憶部83からカテゴリ候補(C1th、C2nd
の組合せに対応するリジェクトしきい値θ(c1th2nd)
を読みだし、これと割り算器82の出力Rを比較し、も
し、R>θ(c1th2nd)なら、入力パターン信号をリジ
ェクトする。また、R<θ(c1th2nd)なら、第1位類
似度をもつカテゴリ、即ち、C1th を入力パターン信号
の識別結果として出力する。
【0101】なお、リジェクトしきい値記憶部83の第1
候補カテゴリと第2候補カテゴリの組合わせに応じて定
まるリジェクトしきい値は、予め、入力パターン信号の
誤り特性によって設定される。つまり、類似したカテゴ
リの組合せに対しては、リジェクトしきい値を大きくし
てリジェクトされ易くし、逆に、全く異なるカテゴリの
組合せに対してはリジェクトしきい値を小さくしてリジ
ェクトを起こりにくくする。例えば、いま、パターンデ
ータを文字とすると、(1、I)、(0、O)等のカテ
ゴリの組合せが第1候補、第2候補となった場合、Rが
ある程度小さくないかぎり、誤認識する確率が高いこと
は明らかである。よって、このような場合、リジェクト
しきい値を大きく設定しておく。
【0102】このようにこの実施例によれば、ノイズ等
によって明らかに認識不可能なパターン信号が入力され
た場合、従来の装置のように、なんらかの識別結果を出
力するのではなく、リジェクトを行なうことによって誤
認識を少なくすることができる。特に、リジェクトしき
い値記憶部83を設け、第1候補カテゴリと第2候補カテ
ゴリの組合わせに応じてリジェクトしきい値を適応的に
変えることができるので、常に一定のリジェクトしきい
値であるパターン認識装置に比べて、より精度の高いリ
ジェクトを行なうことができる。
【0103】図9はパターン判定部19の第4の実施例の
構成を具体的に示すブロック図である。91は入力部であ
り、カテゴリ類似度計算部18から得られる各カテゴリの
類似度を入力するものである。92は多入力一出力信号処
理部であり、それに接続されている下層の入力部91、ま
たは多入力一出力信号処理部92の出力と、その連結の度
合である重み係数とを各々掛け合わせて総和したものを
しきい値処理して出力するものである。ここでは、これ
ら複数個の多入力一出力信号処理部を、層構造を持ち、
各層内相互の結合がなく、上位層にのみ信号が伝搬する
ようにネットワーク接続することによって、入力パター
ン信号のリジェクトの判定、またはカテゴリの最終的な
識別が行なわれる。93は最大値選択部であり、最上位層
の複数個の前記多入力ー出力信号処理部の出力の中から
最大値を選択するものである。なお、前記多入力一出力
信号処理部92の構成は、既に図5で説明したものと同じ
ものとする。
【0104】以上のように構成されたパターン判定部19
の第4の実施例について、以下その動作を説明する。
【0105】まず、入力部91には、カテゴリ類似度計算
部18から得られる各カテゴリの類似度が入力される。即
ち、入力部91は、パターンデータのカテゴリの数だけ用
意されており、各カテゴリの類似度ri (1≦i≦
C;NCはカテゴリの数)は、それぞれ対応する入力部
91に入力される。各々の多入力一出力信号処理部92は、
図9に示すようにそれに接続されている下層の入力部9
1、または多入力一出力信号処理部92の出力と重み係数
記憶部52に記憶されているその接続の度合である重み係
数wijとを乗算器52により掛け合わせ、各々の乗算器52
の出力の総和を加算器53で計算した後、しきい値処理部
54で変換し、その出力値を上層へ出力する。つまり、図
9に示すある層のi番目の多入力一出力信号処理部92の
出力値Ii は、入力部51への入力値をIj 、それに接続
されている入力とその接続の度合である重み係数をwij
(i番目の多入力一出力信号処理部とj番目の入力との
結合重み)とすれば、(数14)のように表わすことが
できる。なお、しきい値処理部54の入出力特性は既に図
6に示したものと同じである。例えば、出力を(0,
1)の範囲に制限するしきい値処理部54の入出力特性
は、(数15)のように数式的に表現できる。なお、し
きい値処理部54の入出力特性としては上記以外のしきい
値関数でもよい。
【0106】最上位層の多入力一出力信号処理部92は、
(パターンデータのカテゴリの数+1)個に設定されて
おり、最上位層の各多入力一出力信号処理部92は、それ
ぞれ、パターン信号の各カテゴリ及びリジェクトに対応
している。最大値選択部93は最上位層の多入力一出力信
号処理部92の出力値の中で最大のものを選び、もし、こ
の多入力一出力信号処理部92がリジェクトに対応してい
るならば、入力パターン信号をリジェクトする。また、
この多入力一出力信号処理部92が、パターンデータのあ
るカテゴリに対応しているならば、このカテゴリを入力
パターン信号の識別結果として出力する。
【0107】なお、各多入力一出力信号処理部92の重み
係数は、予め、入力パターン信号に対する各カテゴリの
類似度を用いて、明らかにあるカテゴリに識別できるパ
ターン信号が入力された場合には、そのパターン信号の
各カテゴリに対応する最上位層の多入力一出力信号処理
部42が最大出力を発生するように、また、ノイズ等によ
って明らかに識別不可能なパターン信号が入力された場
合には、リジェクトに対応する最上位層の多入力一出力
信号処理部42が最大出力を発生するように、学習を行な
う。これより、パターン判定部19において、入力パター
ン信号のカテゴリの識別またはリジェクトを行なうこと
ができる。なお、これらの重み係数の設計方法は、誤差
逆伝搬法と呼ばれる学習アルゴリズムによって行われ
る。誤差逆伝搬法については、例えば、従来例で示した
D. E. Rumelhart, G. E.Hinton and R. J. Williams による"Learning Representations by
Back-Propagating Errors," Nature, vol.323, pp.533-
536, Oct. 9, 1986) に示されている。
【0108】このようにこの実施例によれば、ノイズ等
によって明らかに認識不可能なパターン信号が入力され
た場合、従来の装置のように、なんらかの識別結果を出
力するのではなく、リジェクトを行なうことによって誤
認識を少なくすることができる。特に、入力パターン信
号に対する各カテゴリの類似度全てを用いて、リジェク
ト及び、カテゴリの識別を行なうので、カテゴリの類似
度の一部分を用いて、リジェクトを行なうパターン認識
装置に比べて、より精度の高いリジェクトを行なうこと
ができる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、各カテゴリの類似度
は、従来のパターン認識装置のように、各カテゴリ群毎
に独立に求められるものではなく、識別部において複数
のカテゴリ群から得られた類似度を複数個加算すること
によって求められるので、パターンの変動が大きいため
に同一カテゴリが複数のカテゴリ群に含まれる場合で
も、従来例に比べて各カテゴリの良好な類似度を得ら
れ、高精度の認識率を行なうことができる。また、ノイ
ズ等によって明らかに認識不可能なパターン信号に対し
ても、リジェクトを行うことによって、誤認識を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるパターン認識装置の実施例を示
すブロック図
【図2】本発明におけるパターン認識装置のファジィ大
分類部の実施例を示すブロック図
【図3】本発明におけるパターン認識装置の細分類部の
第1の実施例を示すブロック図
【図4】本発明におけるパターン認識装置の細分類部の
第2の実施例を示すブロック図
【図5】本発明における第2の実施例である細分類部の
多入力一出力信号処理部の実施例を示すブロック図
【図6】本発明における第2の実施例である細分類部の
多入力一出力信号処理部におけるしきい値処理部の入出
力特性図
【図7】本発明におけるパターン認識装置のパターン判
定部の第2の実施例を示すブロック図
【図8】本発明におけるパターン認識装置のパターン判
定部の第3の実施例を示すブロック図
【図9】本発明におけるパターン認識装置のパターン判
定部の第4の実施例を示すブロック図
【図10】従来のパターン認識装置の実施例を示すブロ
ック図
【符号の説明】
11 群辞書 12 ファジィ大分類部 13 細分類部 14 群選択部 15 細分類部入力信号選択部 16 識別部 17 乗算器 18 カテゴリ類似度計算部 19 カテゴリ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸野 進 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 〆木 泰治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】類似パターンの集合から成るカテゴリ群を
    代表する群参照用パターン信号が複数個記憶されている
    群辞書と、前記群参照用パターン信号を用いて入力パタ
    ーン信号が各カテゴリ群に属する度合である群帰属度を
    計算するファジィ大分類部と、前記入力パターン信号が
    カテゴリ群内に含まれる各カテゴリに類似する度合であ
    る群内類似度を計算する複数個の細分類部と、前記群帰
    属度から複数個のカテゴリ群を選択する群選択部と、前
    記群選択部から得られる群選択情報に基づいて前記入力
    パターン信号を入力する細分類部を選択する細分類部入
    力信号選択部と、前記群選択部で選択されたカテゴリ群
    の群帰属度と前記細分類部で得られた群内類似度から入
    力パターン信号の識別を行なう識別部を具備し、前記識
    別部は、前記群選択部で選択されたカテゴリ群の群帰属
    度と前記細分類部入力信号選択部から前記入力パターン
    信号を入力された前記細分類部から得られる全ての群内
    類似度を乗算する複数個の乗算器と、各カテゴリ毎に前
    記乗算器の出力値の大きいものを複数個選択し、これら
    の出力値の総和を求めるカテゴリ類似度計算部と、前記
    カテゴリ類似度計算部から得られる各カテゴリの類似度
    を用いて、入力パターン信号のカテゴリの識別及びリジ
    ェクトを行なうパターン判定部を備えたことを特徴とす
    るパターン認識装置。
  2. 【請求項2】パターン判定部は、カテゴリ類似度計算部
    から得られる各カテゴリの類似度の中から最大値を求め
    ることによって、入力パターン信号のカテゴリの識別を
    行なうカテゴリ識別部を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のパターン認識装置。
  3. 【請求項3】パターン判定部は、カテゴリ類似度計算部
    から得られる各カテゴリの類似度の中で最も大きい第1
    位類似度と2番目に大きい第2位類似度を求める候補類
    似度検出器と、前記第1位類似度と前記第2位類似度と
    の比を求める割算器と、前記割算器の出力と予め定めら
    れたリジェクトしきい値を比較し、入力パターン信号の
    カテゴリの識別またはリジェクトの判定を行なうカテゴ
    リ識別部を備えたことを特徴とする請求項1記載のパタ
    ーン認識装置。
  4. 【請求項4】パターン判定部は、カテゴリ類似度計算部
    から得られる各カテゴリの類似度の中で最も大きい第1
    位類似度と2番目に大きい第2位類似度を求める候補類
    似度検出器と、前記第1位類似度と前記第2位類似度と
    の比を求める割算器と、第1位類似度をもつ第1候補カ
    テゴリと第2位類似度をもつ第2候補カテゴリの組合わ
    せに応じて定まるリジェクトしきい値が複数個記憶され
    ているリジェクトしきい値記憶部と、前記候補類似度検
    出器から得られる前記第1候補カテゴリと前記第2候補
    カテゴリの組合わせに対応するリジェクトしきい値を前
    記リジェクトしきい値記憶部から読みだし、前記リジェ
    クトしきい値と前記割り算器の出力を比較し、入力パタ
    ーン信号のカテゴリの識別またはリジェクトの判定を行
    なうカテゴリ識別部を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のパターン認識装置。
  5. 【請求項5】パターン判定部は、層構造をもち、各層内
    相互の結合がなく、上位層にのみ信号が伝搬するように
    ネットワーク接続された複数の多入力ー出力信号処理部
    と、最上位層の複数個の前記多入力ー出力信号処理部の
    出力の中から最大値を選ぶ最大値選択部からなり、前記
    多入力ー出力信号処理部は、複数の重み係数を保持する
    重み係数記憶部と、複数の入力信号を入力する入力部
    と、前記重み係数記憶部に貯えられた重み係数で前記入
    力部からの入力信号を重み付けする乗算手段と、前記乗
    算手段で重み付けされた複数の入力信号を加え合わせる
    加算手段と、該加算手段の出力を一定範囲の値に制限す
    るしきい値処理部を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のパターン認識装置。
  6. 【請求項6】ファジィ大分類部は、入力パターン信号と
    群辞書に記憶されている全ての群参照用パターン信号と
    の距離を計算する複数個の距離計算部と、前記距離計算
    部の出力の逆数を計算する複数個の割算器と、前記割算
    器の各出力を加算する加算器と、前記加算器の出力と前
    記距離計算部の出力を乗算する複数個の乗算器と、前記
    乗算器の出力の逆数を計算する複数個の割算器を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパタ
    ーン認識装置。
  7. 【請求項7】細分類部は、入力パターン信号の各カテゴ
    リの代表値を示すカテゴリ参照用パターン信号が複数個
    記憶されているカテゴリ辞書と、入力パターン信号と前
    記カテゴリ辞書に記憶されている全てのカテゴリ参照用
    パターン信号との距離を計算する複数個の距離計算部
    と、前記距離計算部の出力の逆数を計算する複数個の割
    算器と、前記割算器の各出力を加算する加算器と、前記
    加算器の出力と前記距離計算部の出力を乗算する複数個
    の乗算器と、前記乗算器の出力の逆数を計算する複数個
    の割算器を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載のパターン認識装置。
  8. 【請求項8】細分類部は、層構造をもち、各層内相互の
    結合がなく、上位層にのみ信号が伝搬するようにネット
    ワーク接続された複数の多入力ー出力信号処理部からな
    り、前記多入力ー出力信号処理部は、複数の重み係数を
    保持する重み係数記憶部と、複数の入力信号を入力する
    入力部と、前記重み係数記憶部に貯えられた重み係数で
    前記入力部からの入力信号を重み付けする乗算手段と、
    前記乗算手段で重み付けされた複数の入力信号を加え合
    わせる加算手段と、該加算手段の出力を一定範囲の値に
    制限するしきい値処理部を備えたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載のパターン認識装置。
JP4109440A 1992-04-28 1992-04-28 パターン認識装置 Expired - Fee Related JP2924442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109440A JP2924442B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 パターン認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109440A JP2924442B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 パターン認識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05303642A true JPH05303642A (ja) 1993-11-16
JP2924442B2 JP2924442B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=14510304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109440A Expired - Fee Related JP2924442B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 パターン認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2924442B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021225001A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11
EP4109328A4 (en) * 2020-02-20 2023-07-19 BOE Technology Group Co., Ltd. IMAGE PROCESSING METHOD AND APPARATUS, SCREENING SYSTEM AND COMPUTER READABLE STORAGE MEDIUM
EP4144448A4 (en) * 2020-04-30 2023-10-04 JFE Steel Corporation SYSTEM AND METHOD FOR SCRAP DETERMINATION
EP4167127A4 (en) * 2020-06-30 2023-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. METHOD FOR IDENTIFYING THE HEALTH STATUS OF AN OBJECT, AND ASSOCIATED ELECTRONIC DEVICE

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4109328A4 (en) * 2020-02-20 2023-07-19 BOE Technology Group Co., Ltd. IMAGE PROCESSING METHOD AND APPARATUS, SCREENING SYSTEM AND COMPUTER READABLE STORAGE MEDIUM
EP4144448A4 (en) * 2020-04-30 2023-10-04 JFE Steel Corporation SYSTEM AND METHOD FOR SCRAP DETERMINATION
JPWO2021225001A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11
WO2021225001A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 富士通株式会社 識別方法、生成方法、識別プログラム及び識別装置
EP4148662A4 (en) * 2020-05-08 2023-07-05 Fujitsu Limited IDENTIFICATION PROCESS, GENERATION PROCESS, IDENTIFICATION PROGRAM AND IDENTIFICATION DEVICE
EP4167127A4 (en) * 2020-06-30 2023-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. METHOD FOR IDENTIFYING THE HEALTH STATUS OF AN OBJECT, AND ASSOCIATED ELECTRONIC DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP2924442B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100442835B1 (ko) 인공 신경망을 이용한 얼굴 인식 방법 및 장치
US5255342A (en) Pattern recognition system and method using neural network
Yu et al. Online topology learning by a gaussian membership-based self-organizing incremental neural network
Parvin et al. A classifier ensemble of binary classifier ensembles
Zhao et al. Evolutionary learning of nearest-neighbor MLP
CN113269647A (zh) 基于图的交易异常关联用户检测方法
AL-Behadili Classification algorithms for determining handwritten digit
JP2924442B2 (ja) パターン認識装置
Prakash et al. Growing subspace pattern recognition methods and their neural-network models
Parvin et al. A scalable method for improving the performance of classifiers in multiclass applications by pairwise classifiers and GA
JP3180477B2 (ja) パターン認識装置
JP3337597B2 (ja) 学習型認識判断装置
JP2779119B2 (ja) 学習認識装置
US5712959A (en) Neural network architecture for non-Gaussian components of a mixture density function
Nagu et al. A novel method for handwritten digit recognition with neural networks
JPH0773276A (ja) 文字認識装置
JP3392612B2 (ja) 学習型認識判断装置
Perez et al. Genetic selection of non-linear product terms in the inputs to a linear classifier for handwritten digit recognition
JP3344873B2 (ja) 学習型認識判断装置
JP2574517B2 (ja) パターン認識装置
Ivaşcu et al. Optimising diversity in classifier ensembles of classification trees
JPH10187651A (ja) 学習型認識判断装置
Bazanov et al. Hybrid and parallel face classifier based on artificial neural networks and principal component analysis
Nawaz Analysis of Transactional Data with Long Short-Term Memory Recurrent Neural Networks
JPH09305566A (ja) 学習型認識判断装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090507

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100507

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees