JPH05303307A - 定着装置の温度過昇防止装置 - Google Patents

定着装置の温度過昇防止装置

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JPH05303307A
JPH05303307A JP4107537A JP10753792A JPH05303307A JP H05303307 A JPH05303307 A JP H05303307A JP 4107537 A JP4107537 A JP 4107537A JP 10753792 A JP10753792 A JP 10753792A JP H05303307 A JPH05303307 A JP H05303307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
temperature
fixing roller
thermal fuse
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP4107537A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Ikeda
芳人 池田
Katsuhiro Kosuge
勝弘 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4107537A priority Critical patent/JPH05303307A/ja
Publication of JPH05303307A publication Critical patent/JPH05303307A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】定着ローラに温度ヒューズを対設して成る定着
ローラ温度過昇防止装置で立上り時にも、定常状態の時
にも所定の定着ローラの異常温度で温度ヒューズが切れ
るようにすることを目的とする。 【構成】温度ヒューズ11を定着ローラ1に対向する面
以外をカバー20で覆う。さらに温度ヒューズ11とカ
バー20との間に空気層40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置の熱ローラ定着装置の温度過昇防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、レーザプリンタ、ファ
クシミリ等の定着装置としては、図7にその一例を示す
如く、ヒータ2を内蔵する定着ローラ1と、これに加圧
スプリング6により加圧アーム7を介して圧接する加圧
ローラ8とのニップ部に、未定着トナー像を担持する記
録紙Pを通紙してトナー像を記録紙に融着して定着する
熱ローラ定着装置が広く採用されている。
【0003】定着ローラ1の外周面にはサーミスタ3が
設けられ、その出力は図8に示す如く電源23よりヒー
タ2に電力を供給する回路を制御する制御装置22に入
力され、ヒータ2への電流をオン・オフ制御して定着ロ
ーラ1の表面温度を所定の定着温度範囲(例えば170
゜〜200℃)に保持するようしている さらに制御装置22の故障による熱暴走により定着ロー
ラ1の表面温度が異常に上昇したときの安全装置とし
て、定着ローラの表面温度が所定の異常温度に達したこ
とを感知して溶断し電流を遮断する温度ヒューズ11が
定着ローラ1の周面に対向して設けられており、ヒータ
2への給電路を遮断するようにして温度過昇防止装置を
構成している。
【0004】しかし、従来の定着装置では、温度ヒュー
ズ11は、一般に定着ローラ1に対してある距離を隔て
ゝ配置されているため、この距離が大き過ぎたり、温度
ヒューズの断線温度が高すぎると、温度ヒューズ近傍の
空気の対流や、排風ファンによる気流により温度ヒュー
ズの環境温度が低下し、例えば電源投入後の定着装置の
立ち上がり時には、定着ローラ表面の温度上昇より温度
ヒューズ周辺温度の上昇が遅れるため、定着ローラの表
面温度が異常温度に達しても温度ヒューズ11が断線せ
ず、温度ヒューズが断線したときには、定着ローラ表面
が異常に高温になっていて、火災や装置の損傷を招くと
云う不具合があった。
【0005】このような事故を防止するため、定着装置
立ち上り時にも定着ローラの表面温度が異常高温になる
前に温度ヒューズが断線するような素子と温度ヒューズ
の位置を選定すれば、定着ローラの制御温度の変動範囲
内で温度ヒューズが作動して断線することが起らないと
は限らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の熱ロ
ーラ定着装置の、定着ローラ周面に対向して設けられた
温度ヒューズを用いた温度過昇防止装置の上述の問題点
にかんがみ、定着装置の立上り時にも、温度ヒューズが
断線した時に、定着ローラ表面温度が異常に過昇するこ
となく、又定着ローラ表面温度が定常状態に達した状態
で所定の制御温度範囲で温度ヒューズが切れヒータへの
給電が断たれたりすることのない熱ローラ定着装置の温
度過昇防止装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の温度過昇装置
は、上記の課題を解決するため、定着ローラに非接触に
対設された通電遮断部材(温度ヒューズ)の定着ローラ
に対向する側以外の周囲を遮蔽部材により遮蔽したこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】以上の如く、通電遮断部材が定着ローラに対向
する側以外を遮蔽部材で遮蔽されているので、通電遮断
部材は周辺の対流や冷却ファンの気流より守られ通電遮
断部材の表面温度の低下を防止することができ、立上り
時でも定着ローラが所定の異常温度に達した時には通電
遮断部材が断線しヒータへの通常を遮断する。したがっ
て、定着装置の立上り時でも立上り後の定常状態でも、
温度過昇防止装置は正常に作動する。
【0009】本発明の上記以外の課題及びこれを解決す
る手段は、以下に図面を参照して詳細に記述する実施例
の説明により明らかにされる。
【0010】
【実施例】図1は本発明を図7に示す熱ローラ定着装置
の温度過昇防止装置に適用した実施例を示す図である。
この実施例の温度過昇防止装置24では、温度ヒューズ
11は定着ローラ1の周面と若干の間隙を置いて配置さ
れていることは従来と同様であるが、温度ヒューズ11
は、定着ローラ1に対向する側以外の周囲をカバー20
で覆われている。
【0011】これにより、定着ローラ1の熱による対流
や、図示しない排風ファンによる風などの定着ユニット
内部の気流から温度ヒューズが守られ、温度ヒューズ1
1の環境温度(表面温度)が低下するのが防止される。
【0012】図2,図3に夫々示す他の実施例の温度過
昇防止装置24では、温度ヒューズ11とカバー20と
の間に空間(空気層)40が設けられている。空間40
は、定着ローラ1の周面とカバー20の縁とのギャップ
lを小さくすることによりカバーの外側との気密性が高
められる。従って、カバー20内の空気の温度は、定着
ユニット内に存在する気流の影響を受けることがないた
め、保温性が高まり、定着ローラ1により確実に温度が
上昇し、これによって温度ヒューズ11の周辺の温度を
上昇させることができるので、温度ヒューズ11の表面
温度も上昇し易くすることができる。なお、図2、図3
の如く、カバー20の定着ローラに対向する開口幅を大
きくすることにより温度ヒューズが定着ローラ1より直
接受ける熱量を増加させることができる。
【0013】図4は、図1〜3の温度過昇防止装置24
を定着ローラ1から所定の間隔を置いて取付ける手段を
示す図で、カバー20に溶接等により固定されたカバー
保持部材21を定着ユニットハウジングに固定された支
持ブラケット26に固定ピン25により固定することに
より取付けられる。図4中符号30は温度ヒューズに結
合されるヒータ2への通電用ハーネスである。なお、温
度ヒューズ11は、カバー20内に設けられた耐熱性ク
ランプにより固定される。
【0014】図5に示す他の実施例の温度過昇防止装置
では、カバー20は内側のアルミ材等の収熱金属材料層
20aと外側のセラミック等低熱伝導率材料層20bを
積層して形成されている。内側の収熱金属材料層20a
は定着ローラ1の周面から放出される熱を効率良く伝達
するために、温度ヒューズ11を覆うように設けられ、
外側の低熱伝導率材料層20bは伝達された熱がカバー
20の外側に逃げることを防止する。
【0015】図6に温度過昇防止装置を構成する温度ヒ
ューズ11の詳細図を示す。温度ヒューズ11はヒュー
ズ金属部11a、リード線11b、ヒューズ樹脂部11
cより成り、両端のリード線11bには円環部材32を
被せて絶縁チューブ31で保持する。リード線11bに
はハーネス30が接続される。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、温度過昇防
止装置の温度ヒューズをカバーで外側の気流から守るこ
とができるので定着ユニット内の対流や排風ファンによ
る気流による温度ヒューズの表面温度の低下を防止し、
定着装置の立上り時にも、定常状態に達した後にも温度
過昇防止装置を正常に作動させることができる。
【0017】請求項2の発明によれば、温度ヒューズと
カバーとの間の空気層により保温性が高まり、温度ヒュ
ーズの表面温度を上昇し易くすることができる。
【0018】又、請求項3の発明によれば、カバーの内
面は定着ローラから熱を受け易くなり、外面からの放熱
を防止されるので、カバー内の温度を保持し温度ヒュー
ズの遅滞のない上昇を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の温度過昇防止装置の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【図4】図1、図2、図3の実施例の温度過昇防止装置
の取付方法を示す斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【図6】温度ヒューズの詳細構成及び導線の接続方法を
示す側面図である。
【図7】熱ローラ定着装置の一例の断面図である。
【図8】その制御回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 ヒータ 3 サーミスタ 11 温度ヒューズ(通電遮断部材) 20 カバー 20a 収熱金属材料層 20b 低熱伝導率材料層 22 制御装置 23 電源 24 温度過昇防止装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内蔵する熱源により加熱され所定の定着温
    度範囲に制御される定着ローラと、これに圧接する加圧
    ローラとのニップ部に未定着トナー像を担持する記録紙
    を通紙して加熱定着を行う定着装置の上記定着ローラの
    表面に非接触に近接配置され、所定の温度で上記熱源へ
    の通電を遮断する通電遮断部材を有する定着装置の温度
    過昇防止装置において、 上記の通電遮断部材の定着ローラに対向する側以外の周
    囲を遮蔽部材により遮蔽したことを特徴とする温度過昇
    防止装置。
  2. 【請求項2】上記の通電遮断部材と上記の遮蔽部材との
    間に空気層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    温度過昇防止装置。
  3. 【請求項3】上記の遮蔽部材の内面を収熱金属材料層、
    外面を低熱伝導率材料層で構成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の温度過昇防止装置。
JP4107537A 1992-04-27 1992-04-27 定着装置の温度過昇防止装置 Pending JPH05303307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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