JPH05303089A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- JPH05303089A JPH05303089A JP4106453A JP10645392A JPH05303089A JP H05303089 A JPH05303089 A JP H05303089A JP 4106453 A JP4106453 A JP 4106453A JP 10645392 A JP10645392 A JP 10645392A JP H05303089 A JPH05303089 A JP H05303089A
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Abstract
能が良い液晶表示装置を得ることにある。 【構成】光を放射する光源1を有し、光源の出射光を映
像信号に応じた光学像が形成されるライトバルブ4上に
照射させる作用を有する照明光学系と、ライトバルブで
ある一対の透明基板間に液晶を注入し、液晶の電気光学
効果により画像情報を表示する透過型の液晶表示素子か
らなる液晶表示装置であって、液晶表示素子の光源1か
ら放射された光束が入射する側の面に、液晶の画素配列
の各1画素に対応する単位レンズ部からなり液晶の画素
配列と同一の配列を有するマイクロレンズアレイ5を密
着して設けることにより開口率の高い液晶表示素子を得
る。さらには光源1又は凹面鏡2の形状を、液晶表示素
子の開口部形状と対応させることにより、小型で明るく
かつ見やすい液晶表示装置を得る。
Description
晶を注入し、液晶の電気光学効果により画像情報を表示
する透過型の液晶表示素子をライトバルブとして用い、
このライトバルブ上に形成される光学像を、光源を含む
照明光学系で照射する液晶表示装置に関するものであ
る。
ライトバルブに光学的特性の変化として映像信号に応じ
て形成される光学像を、光源を含む照明光学系による照
明光で照射し、この光学像を直視する直視型表示装置、
あるいは投写レンズによりスクリ−ン上に投写する投写
型表示装置等があり、そうした液晶表示装置に用いられ
るライトバルブとして、透過型の液晶表示素子を用いて
いるものが数多く提案されている。液晶表示素子の代表
例であるツイステッド・ネマティック(TN)型液晶表
示素子の構造は、透明な電極被膜をもつ一対の透明基板
間に液晶を注入して成る液晶セルの前後に、各々の偏光
方向が互いに90°異なるように2枚の偏光子を配置し
たものであり、液晶の電気光学効果により偏光面を回転
させる作用と、偏光子の偏光成分の選択作用とを組み合
わせることにより、入射光の透過光量を制御して画像情
報を表示するようになっている。
例えば「液晶エレクトロニクスの基礎と応用」佐々木昭
夫編:オ−ム社(昭和54年発行)などにて詳細に説明
されている。近年、こうした透過型の液晶表示素子自体
の小型化が進むと共に解像度等の性能も急速に向上し、
液晶表示素子を用いた表示装置の小型高性能化が進んで
いる。
トバルブとして用いた液晶表示装置に使用される光源を
含む照明光学系に関しても、従来から多くの提案がなさ
れており、また、光源としてもメタルハライド、キセノ
ン、ハロゲン等の光源を用いたランプがあり、明るさ等
の性能、寿命等が改善されている。
に光を照射する所謂バックライトと上記透過型の液晶表
示素子を用いた表示装置、あるいは、さらにこの表示装
置による像を投写レンズによりスクリ−ン上に投写する
投写型表示装置においては、明るく、かつ小型で解像度
等の性能が良いことが望まれている。こうした表示装置
において、像の明るさを向上させるためには、光源自体
の明るさを増すこと、光源の放射する全ての光のエネル
ギ−に対する透過型液晶表示素子等のライトバルブ上に
照射される光のエネルギ−の比率(以下光利用効率と呼
ぶ)を高くすること、液晶表示素子等のライトバルブヘ
入射する光のエネルギ−に対する透過して出射する光の
エネルギ−の比率(以下開口率と呼ぶ)が高いこと、さ
らに、投写型表示装置の場合には投写レンズの透過率が
高く、かつ投写レンズが上記ライトバルブから出射され
た光束を全て取り込む充分に明るいF値を有しているこ
と、などが必要である。
々改善され明るくなって来ているが、単純に明るくする
と消費電力、あるいは発熱等により光源の寿命が短くな
り大幅に明るくすることは難しい。さらに、本来、液晶
表示素子等を用いた液晶表示装置等に用いる光源として
は、光源の放射する光のエネルギ−が同じであれば、点
光源であることが、反射鏡等により全ての出射光をコン
トロ−ルすることができるため理想である。しかし実際
には、ある程度の大きさを持ち、また、上記した様に発
熱などによる寿命の問題が有り、光源を大幅に小型化す
ることが難しい。これに伴い、こうした光源を点光源の
ように使用するためには、反射鏡を大きくする必要があ
り、表示装置自体が大きくなる。従って、液晶表示素子
を用いた液晶表示装置を小型化しようとした場合には不
向きである。
面鏡であるような反射鏡を小さくしすぎると、光源から
拡散した光をコントロ−ルできなくなる。その上、表示
装置を小型なものにするためにライトバルブの大きさを
小型化すると、反射鏡等の大きさに対して光源により照
射するライトバルブの大きさが小さくなり、光源からの
光が拡散しているため光利用効率が悪くなり、明るい液
晶表示装置が得られない。従って、光利用効率が高く、
すなわち明るく、かつ小型な液晶表示装置を得ようとす
ると、ある程度小さい光源及び照明光学系を用い、さら
にその光源より拡散して出射した光をライトバルブ上に
集めなければならない。しかし、光をライトバルブ上に
集める手段として、光源を液晶表示素子等のライトバル
ブに近付け過ぎると光源の発熱により、ライトバルブ等
が破壊されたりする問題が生じ、また、光源より拡散す
る光をライトバルブ上に集めるため、例えば、光源とラ
イトバルブ間の光軸上に集光レンズを設けた場合、どう
してもライトバルブに入射する光線の入射角が周辺でき
つくなり、液晶表示素子を用いた場合には、入射光線の
入射角により光学特性が異なるという性質があるため、
ライトバルブの中央と周辺とで液晶表示装置により表示
された画像の画質が異なったり、さらに、小型なライト
バルブを用いた場合、拡散した光を集光レンズにより集
めるためにはレンズのパワ−(焦点距離の逆数)が強く
なり、収差が悪化し液晶表示装置の画質が悪くなり、こ
れを防止するために集光レンズを構成するレンズ枚数を
増やしたり、レンズが大型化したりし、結局装置が大型
化してしまう等の問題点があった。
おいては、各画素中に電極の金属配線、個々の画素を個
別に制御する手段として付加された非線形素子あるいは
スイッチング素子、画素電極の周囲のギャップなど表示
に寄与しない部分(遮光部)がある。上記光源を出射し
液晶表示素子に照射された光のうち、こうした遮光部に
到達した光は、液晶表示素子を通過しない。それ故、こ
の遮光部が上記した開口率を小さくし、遮光部の面積が
液晶表示素子中の光が通過する部分(開口部)の面積に
対して大きく成ればなるほどさらに開口率が小さくな
り、すなわち液晶表示素子等を用いた表示装置を暗くす
る原因となっている。さらに、液晶表示素子を用いた表
示装置を小型なものにするために液晶表示素子を小型化
した場合、液晶表示素子の画素数が同じであるとする
と、液晶表示素子が小型化されればされる程1画素の面
積が小さくなり、上記した遮光部の影響が大きくなり明
るくすることが難しくなる。また、液晶表示素子を同一
サイズで精細度を高くし、液晶表示素子を用いた表示装
置の解像度を高くするには画素ピッチを小さくする必要
があるが、その場合、液晶表示素子の構成要素全てを相
似的に縮小できれば遮光部の開口率に与える影響は変化
しないが、通常はエッチング精度、位置合わせ精度等の
点から電極の金属配線の幅や付加素子の大きさはある程
度以下には小さくすることができず、その結果、精細度
を高くしていくと開口率が悪くなるという問題があっ
た。
題点を解決し、明るく、しかも見易く、小型で、かつ解
像度等の性能が良い液晶表示装置を提供することにあ
る。
解決するため、光を放射する光源を有し、前記光源の出
射光を映像信号に応じた光学像が形成されるライトバル
ブ上に照射する照明光学系と、ライトバルブを構成する
一対の透明基板間に液晶を注入し、液晶の電気光学効果
により画像情報を表示する透過型の液晶表示素子からな
る液晶表示装置において、前記液晶表示素子の光源側の
面に、液晶表示素子の画素配列の各1画素に対応する単
位レンズ部からなり、液晶表示素子の画素配列と同一の
配列を有するマイクロレンズアレイを密着して設け、さ
らにマイクロレンズアレイを通過し出射する光束の光軸
に垂直な光束断面形状と、液晶表示素子の画素において
光を透過する部分を構成する開口部の形状とを相互にほ
ぼ一致させている。
ロレンズアレイを、マイクロレンズアレイのレンズ部と
して作用する領域の形状が、各単位レンズにおいて前記
液晶表示素子の各画素形状と略一致、あるいは液晶表示
素子の画素において光を透過する部分を構成する開口部
の形状とほぼ相似となるように形成するか、もしくは前
記光源を、前記照明光学系の光軸に垂直な断面におい
て、前記液晶表示素子の画素において光を透過する部分
を構成する開口部の形状とほぼ相似となる形状とする
か、少なくともどちらかの構成としている。
レイは、一対の透明基板間に液晶を注入し、液晶の電気
光学効果により画像情報を表示する透過型の液晶表示素
子と一体的に、例えば液晶表示素子を構成する光入射側
の透明基板内に形成し、マイクロレンズアレイと液晶と
の間隔を極力短縮することが望ましい。
して本発明の原理と作用について説明する。図1は、液
晶表示装置の原理を説明する装置全体の構成を示した概
略断面図である。同図(a)は、直視型液晶表示装置の
原理図、同図(b)は投写型表示装置の原理図をそれぞ
れ表している。本発明では、例えば白色光を発する光源
1から出射した光は、図示の様にそのまま、あるいは図
示していないが光源1とライトバルブ4の間に照明光学
系を設けた場合には照明光学系の作用を受けた後、ライ
トバルブ4に向かう。ライトバルブ4は、光学特性の変
化として映像信号に応じて光学像を形成する作用を有し
ている。また、ライトバルブに透過型の液晶表示素子等
を用いた場合、後述する様に通常、ライトバルブの遮光
部に入射する光をライトバルブを通過させる様にする作
用を有すマイクロレンズアレイ5をライトバルブの光源
側に設け、光源1を出射した光束は、マイクロレンズア
レイ5を通過した後、ライトバルブ4に入射するように
している。
では、光源1より出射し、前記ライトバルブ4に入射し
通過した後の光を投写レンズ6に入射させ、投写レンズ
6はライトバルブ4による前記光学像を拡大してスクリ
−ン7上に投写する作用を有している。
を図を用いて詳細に説明する。図2は、本発明によるマ
イクロレンズアレイを設けた液晶表示素子の一例を示す
斜視図である。ライトバルブ4として透過型の液晶表示
素子を用い、これにマイクロレンズアレイとして平板マ
イクロレンズアレイ16を設けた場合である。同図にお
いて、16は図中の破線で示すような2次元配列のマイ
クロレンズアレイである。11は対向する一対の基板
で、12は基板11a側に設けた透明の対向電極、13
は液晶、14は他方の基板11b側に設けた画素電極、
15は14と同じ基板11bに設けられた各電極の金属
配線、個々の画素を個別に制御する手段として付加され
た非線形素子あるいはスイッチング素子、画素電極の周
囲のギャップなどであり、表示に寄与しない部分(遮光
部)である。
16は、透過型液晶パネルの1画素に相当する領域の形
状と等しい形状を有するレンズにより構成し、また、各
レンズの焦点位置を前記液晶面で、かつ画素電極14の
ほぼ中央部に一致するように設定することにより、透過
型液晶パネルへの入射光が遮光部で遮断されることが少
なく有効に画素電極に導く作用を有し、これにより開口
率が高くなり、すなわち明るい画像情報表示が得られ
る。
6との関係を示した図で、同図(a)はライトバルブに
入射する光とマイクロレンズアレイ16を構成している
マイクロレンズの効果を示す図であり、同図(b)はマ
イクロレンズアレイ16に入射する入射光9の入射角θ
と開口率との関係を示した特性図である。同図(a)に
示す様に、マイクロレンズアレイ16をライトバルブに
設けると、マイクロレンズアレイに入射する光軸19に
平行な入射光(実線表示)9aは、マイクロレンズアレ
イの各レンズの焦点位置に集束し、すなわち、ライトバ
ルブに入射する平行光はすべて遮光部15でなく画素電
極14を通過することになり、明るい画像情報表示を得
ることが出来る。
拡散しており、実際にライトバルブに入射する光線は光
軸に平行な光だけではなく、すなわち入射角θの範囲の
様々な光が入射する。同図(a)に示す様に、光線が9
b(破線表示)のようにθの入射角でマイクロレンズに
入射する場合、画素電極14に集束せず、遮光部15に
入射してしまう場合がある。そうすると開口率が低くな
り、明るい画像情報表示を得ることが出来ない。同図
(b)は、ある光源を含む照明光学系において、横軸が
マイクロレンズに入射する光線の角度〔同図(a)の
θ〕を表しており、縦軸は開口率の相対値を表してい
る。また、同中の18aは、t(マイクロレンズの出射
面から液晶の出射面間の距離を表示)が1.1mmの場
合、18bはtが0mmに近い各場合を示している。な
お、tが0mmに近い場合とは、対向電極12と液晶1
3との厚さの合計が極めて薄い場合を便宜上指してい
る。図示の通り、光線入射角θが大きくなると、tが大
きい18aの場合には開口率が大幅に小さくなり、これ
に対しtが小さい18bの場合にはtが大きい18aの
場合に比べて開口率がほとんど変化しない。従って、さ
らに明るい画像を得ようとした場合には、ライトバルブ
に入射する光線のすべてがある程度入射角が小さく揃わ
せるようにすること、及びマイクロレンズアレイ16の
出射面と液晶13の出射面(液晶13に接する画素電極
14の表面)間の間隔(図3中にtで表示)を小さく
し、さらに各照明系及び構成にあわせて最適なマイクロ
レンズ形状を設定することが望ましい。
た平板マイクロレンズアレイ16の例として、その外観
斜視図を示す。同図に示すように平板マイクロレンズア
レイ16は、例えば屈折率N0の基板25内に、屈折率
N0と異なる屈折率Nの領域を周期性を持って形成して
いる、所謂屈折率分布型のマイクロレンズアレイであ
る。この屈折率分布型マイクロレンズアレイは、例えば
イオン交換法により形成することができる。
要のパタ−ンのマスク層を例えば金属によって形成し、
これを溶融塩槽に浸すことにより、ガラス中に含まれる
Na+(ナトリウムイオン)、K+(カリウムイオン)
等の陽イオンが溶融塩中に含まれるTl+(タリウムイ
オン)等の陽イオンとガラスの露出面を通して交換され
る。こうしてイオン交換された領域は、元のガラスと屈
折率が異なるようになり、光を屈折させる作用を有する
屈折率分布領域17になる。このイオン交換法により、
マイクロレンズを形成することにより、平板ガラスの内
部に光を屈折させるレンズ作用を持たせることができる
ため表面が平らである上記平板マイクロレンズアレイを
形成することができ、また、さらに上記所要のパタ−ン
のマスク層の形状及びイオン交換の時間等を調整するこ
とによりイオン交換される領域の形状を変えることが可
能となり、その領域を図4に示す様に略矩形形状とする
ことも可能となる。
する原理図で、同図(a)は、上記液晶表示素子の1画
素に対応したマイクロレンズとして、例えば屈折率分布
領域であるようなレンズ作用を有する領域26が円形の
形状であった場合を表しており、この平板マイクロレン
ズの領域26に入射する光線27は前記レンズ作用によ
り液晶表示素子の遮光部15に到達しないで液晶表示素
子を透過する。しかし、レンズ作用を有する領域26が
本図に示す様に円形であった場合には、液晶表示素子の
1画素の形状は通常、ほぼ矩形の形状を有しているため
その領域26と隣接した画素に対応した同領域との間に
レンズ作用を有さない屈折率N0の領域25から成るギ
ャップが存在し、このため同図(a)のギャップ部25
に入射する光線28の様に平板マイクロレンズに入射す
る光線は、液晶表示素子の遮光部15に到達し液晶表示
素子を透過しない。
形の形状を有するマイクロレンズにより構成された平板
マイクロレンズアレイの場合には、レンズ作用を有する
例えば屈折率分布領域である領域が、液晶表示素子の1
画素の形状に対応して、ほぼその画素と同じ形状の略矩
形形状の領域29となる様に形成することにより、前記
光線28はレンズ作用を受け液晶表示素子の遮光部15
に到達せず、液晶表示素子を透過するようになる。これ
により同図(a)に対し、同図(b)の場合は、液晶表
示素子を透過する光が増え、開口率が高くなる。すなわ
ち、明るい表示素子となり、これを用いて明るい液晶表
示装置が得られる。本例においては、画素形状が矩形で
あるため前記屈折率分布領域を略矩形形状としたが、画
素形状が矩形以外のものであっても、画素形状に略一致
して屈折率分布領域を形成すれば同様の効果が得られ
る。
6を平板にすることにより、一方の基板11aを兼ねて
構成し、図6に示す様に、平板マイクロレンズアレイを
上記液晶表示素子と一体として形成することも可能とな
る。すなわち、図6は、図2における透明基板11aを
平板マイクロレンズアレイ16により構成したもので、
例えば液晶表示素子であるようなライトバルブ4と平板
マイクロレンズアレイ16とを一体的に形成したもので
ある。これにより、マイクロレンズアレイ16がライト
バルブ4に近付き、すなわち図2における入射光9側の
基板11aの厚み分が無くなっただけ図3(a)におけ
るtを小さくしたことになる。その結果、上述した様
に、ライトバルブへの光の入射角がある程度大きくなっ
ても開口率は高いままで、明るい液晶表示素子が得ら
れ、集光レンズ等により光をライトバルブ上に集めても
照明光学系全体を小型化でき、かつ明るい液晶表示装置
を得ることができる。さらに、上記した様に、例えば液
晶表示素子であるようなライトバルブと平板マイクロレ
ンズアレイを一体的に同一基板内に形成することによ
り、平板マイクロレンズアレイを設けた液晶表示素子の
部品点数が少なくなりコスト等の製造面において適して
おり、また、液晶表示素子と平板マイクロレンズアレイ
が一体的でない場合に対し、各マイクロレンズと液晶表
示素子の各画素の位置合わせが簡単になる。以上によ
り、例えば光利用効率が等しい、すなわち光源1から出
射した光のエネルギ−に対するライトバルブ4上に照射
される光のエネルギ−(マイクロレンズアレイを設けた
場合は、マイクロレンズアレイにおける光源側の面上に
照射されるエネルギ−)の比率が等しい液晶表示装置で
も、マイクロレンズアレイ16による開口率の向上作用
により、マイクロレンズアレイ16を設けるのみで明る
い液晶表示装置を得る。
ロレンズアレイ5を、マイクロレンズアレイ5のレンズ
部として作用する領域の形状が、各単位レンズにおいて
前記液晶表示素子の各画素形状と略一致、あるいは液晶
表示素子の画素において光を透過する部分を構成する開
口部の形状とほぼ相似となるように形成するか、また
は、前記光源1を、光源1の前記照明光学系の光軸に垂
直な断面において、前記液晶表示素子の画素の光を透過
する部分を構成する開口部の形状とほぼ相似となる形状
とするか、少なくともどちらかの構成として、さらに性
能の良い液晶表示装置を得ている。このことに関し次に
説明する。上述の様に、マイクロレンズにより液晶表示
素子の開口部に光束を集める場合、マイクロレンズに入
射する光束の角度が開口率に影響し、開口率が最適とな
るようにマイクロレンズの焦点距離等を設定する必要が
ある。しかし、この場合開口率のみでなく、マイクロレ
ンズによる光束が液晶表示素子の開口部を通過する場所
も重要となる。
表示素子の開口部を通過する光束の原理図を示す。同図
は、液晶表示素子の1画素分に相当するマイクロレンズ
及び画素を示したものであり、また、マイクロレンズに
入射する光束が、全て互いに平行である所謂アフォ−カ
ル光の場合である。同図(a)、(b)は、マイクロレ
ンズ16のレンズ作用を有する部分の形状、すなわちレ
ンズ開口が円形である場合、同図(c)、(d)は形状
が矩形である場合をそれぞれ示し、また本図において液
晶表示素子の開口部20の形状は矩形である場合を示し
ている。
アフォ−カル光をほぼ液晶表示素子の画素電極部分であ
る開口部(20)の中央に集光させるように、マイクロ
レンズの焦点距離及びマイクロレンズと画素の間隔(図
3におけるt)を設定している。この時、これを表示装
置として直視あるいは投写したものを見た場合、1画素
において同図(a)の破線で示す開口部を通過した光束
形状21aの部分が明るく、それ以外の部分は暗くな
り、液晶表示装置全体としては所謂ブラックマトリクス
の範囲が大きくなり、非常に画像品位が悪い。すなわ
ち、見にくい画像となってしまう。
9を集光させる位置を開口部20からずらした場合であ
り、この場合には開口部を通過する光束の形状は所謂デ
フォ−カスの位置となり同図(a)に比べ大きくなり、
液晶表示装置全体としてブラックマトリクスの範囲が狭
くなる。しかし、同図(b)においてはマイクロレンズ
の開口であるレンズ作用を有する領域が円形領域26で
あるため、デフォ−カスしていった場合には、マイクロ
レンズの円形領域26を通過する光束のみがレンズ作用
を受けるため、開口通過光束形状21bがほぼ円形とな
る。
は、いずれもマイクロレンズの開口であるレンズ作用を
有する領域が矩形領域29となっている。同図(a)の
場合と同様に、入射光9を開口部20の中央に集光させ
るようにマイクロレンズの焦点距離及びマイクロレンズ
と画素の間隔を設定した場合には、同図(c)に示す様
な開口通過光束形状21cとなり、見にくい表示装置と
なるが、これをデフォ−カスしていった場合には、同図
(d)に示すように、同図(b)の理由と同じく開口通
過光束形状21dが矩形となり、この光束形状21dが
開口部20の形状とほぼ一致するようにマイクロレンズ
の焦点距離及びマイクロレンズと画素の間隔を設定すれ
ば、液晶表示素子の開口部全体が明るくなり、液晶表示
素子を用いて液晶表示装置とした場合に非常に見やすい
画像となる。
口形状を液晶表示素子の開口部20の形状とほぼ相似と
なるように形成している。このように液晶表示素子の開
口部を通過する光束が、開口部の全ての範囲を覆ってい
れば見やすい表示装置が得られるが、例えば、同図
(b)の開口通過光束形状21bを開口部20より大き
い範囲を光束が通過するようにマイクロレンズ焦点距離
あるいはマイクロレンズと画素の間隔を変化させた場合
には、どうしても液晶表示素子の遮光部15に光束が到
達し、前記したように開口率が悪く暗い表示装置となっ
てしまうことになる。従って、上記同図(d)の場合の
ように、開口部20を通過する光束の光軸に垂直な断面
形状が開口部20の形状とほぼ一致するようにすれば、
開口率も良く、すなわち明るく、かつ見やすい液晶表示
装置を得ることができる。なお、図7においてはデフォ
−カスさせる場合に、集光位置をマイクロレンズと反対
側に示したが、マイクロレンズの側、すなわちマイクロ
レンズ16と液晶表示素子との間に設定してもよい。
射する光9がほぼアフォ−カルである場合を示したが、
次に示す図8には入射光9がアフォ−カル光でなくなっ
た場合、すなわち様々な角度で光が入射する場合を例に
述べる。すなわち、図8は図7と同様にマイクロレンズ
16により集光し、液晶表示素子の開口部を通過する光
束の原理図を示したものである。マイクロレンズに入射
する光が様々な角度であるのは、例えばマイクロレンズ
16から見た光源1の大きさが、光源とマイクロレンズ
の距離に比べて無視できない大きさを持っているような
時である。なお、ここでいうマイクロレンズから見た光
源1とは、光源からマイクロレンズ16に到達する光9
が凹面鏡のような照明光学系を通過する場合には、照明
光学系による光源の像を意味し、また光源とマイクロレ
ンズの距離とは光源の像の距離を示している。
光源1のマイクロレンズ16による像が、液晶表示素子
の開口部20の大きさよりかなり小さい場合には、図7
で説明したように、その像位置をずらしデフォ−カスさ
せることにより、開口通過光束形状が開口部20の広い
範囲を覆うようにでき、ブラックマトリクスが目立つこ
となく見やすい画面とすることができるが、この場合に
もマイクロレンズ開口形状を液晶表示素子の開口部20
の形状とほぼ相似となるように形成することにより、開
口率を悪化させずに見やすい液晶表示装置ができる。し
かし、マイクロレンズによる光源の像がある程度大きく
なってしまうなどの場合には、液晶表示素子の開口部2
0の近傍に光源の像を結像するように、マイクロレンズ
の焦点距離などの条件を設定した方が開口率が良く、明
るい表示装置が得られる。しかし、そうした場合には光
源の形状が、そのまま液晶表示素子の開口通過光束形状
に反映される。このため、図8(b)に示すように、マ
イクロレンズから見た光源の形状が円形で、液晶表示素
子の開口部形状が矩形であるような場合には、開口部を
通過する光束形状22bが小さく、すなわち開口部より
も狭い範囲のみが明るくなり、図7(b)の場合と同様
に見にくい表示装置となってしまう。
素子の開口部20の形状が矩形で、マイクロレンズ16
側から見た光源1の形状、すなわち光源の光軸に垂直な
断面の形状が、開口部20の形状とほぼ相似となるよう
なものであれば、結像位置近傍の光束形状22cが開口
部20の形状とほぼ一致し、これにより開口率も高く、
すなわち明るく、かつ見やすい液晶表示装置が得られ
る。
る明るさを向上するためには、例えば液晶表示素子であ
るようなライトバルブの開口率を上げるか、あるいは光
源からの光がライトバルブ上に照射する時の光利用効率
を上げる必要があり、上述の様に本発明によれば、上記
マイクロレンズアレイを液晶表示素子に設ければ開口率
が高く明るく、かつ性能の良い液晶表示装置が得られ
る。なお、本発明におけるマイクロレンズアレイ16
は、上記製法のみならず、プラスチックレンズの成型、
ガラス基板の表面に熱変形樹脂を材料として圧着押圧成
型法を用いた形成等のその他の材料及び製法によって
も、レンズとしての作用があれば開口率を向上する効果
があることは言うまでもない。
る。 〈実施例1〉図9は液晶表示装置の全体構成の一例を示
す概略断面図である。本実施例は、光を放射する光源1
と、光源1の出射光を映像信号に応じた光学像が形成さ
れるライトバルブ4上に照射させる作用を有する例えば
放物面鏡や楕円面鏡であるような凹面鏡2及び集光レン
ズ群23からなる照明光学系と、ライトバルブ4である
一対の透明基板間に液晶を注入し、液晶の電気光学効果
により画像情報を表示する透過型の液晶表示素子と、液
晶表示素子の光源1から出射された光束が入射する側の
面に設けた、液晶表示素子の画素配列の各1画素に対応
する単位レンズ部からなり、液晶表示素子の画素配列と
同一の配列を有するマイクロレンズアレイ5とで構成さ
れている。
接、あるいは上記凹面鏡2で反射された後に上記集光レ
ンズ群23に入射し、その後マイクロレンズアレイ5を
通過し、液晶表示素子であるライトバルブ4上に照射さ
れる。ここで、ライトバルブ4及びマイクロレンズアレ
イ5は、例えば、既に図2で説明した構成のものであ
り、マイクロレンズアレイ5は、例えば図4で説明した
ような屈折率分布領域17を平板25に設けることによ
り形成したものである。また、本実施例におけるライト
バルブ(液晶表示素子)4の開口部の形状は矩形のもの
を用いており、これに対応した光源1の例を図10に示
す。
であり、同図(a)はハロゲンランプ30の正面図、同
図(b)はそのA−A´切断平面図を示している。ま
た、同図(c)メタルハライドランプ32の正面図、同
図(d)はそのA−A´切断平面図を示している。ハロ
ゲンランプ30は、石英製細管中に例えばアルゴンガス
に少量の窒素ガスを混合したような封入ガスと共に、ヨ
ウ素、臭素、塩素、フッ素などのハロゲン元素を微量添
加したものであり、また、図示のようにフィラメント3
1は、例えばタングステンのようなもので作られてい
る。ここで、フィラメント31の形状は同図(b)に示
すように、光軸に垂直な断面において略矩形形状をして
おり、マイクロレンズ16により開口率を大きくするこ
とを目的に光源1の像を液晶表示素子の開口部近傍に結
像させた場合には、図8(c)に示したように光束が開
口部20を通過するため、液晶表示装置による画像が見
やすいものとなる。
は、高圧水銀蒸気中のア−ク放電現象を利用したランプ
であり、同図(c)、(d)に示すように、例えば石英
製であるバルブ46に1対の電極45を気密封着してあ
り、内部に主にアルゴンの如き希ガスと水銀、及び発光
物質である金属ハロゲン化物が封入してあり、これによ
り電極の間で放電が始まると、その熱により水銀が蒸発
し数気圧から十数気圧の高圧気体となり、中心部に高温
のア−ク47を生じ、金属のハロゲン化物はこのア−ク
からの熱によって一部または全部が蒸発し、ア−ク中で
金属元素特有の光を発生させる作用がある。また、同図
(d)はバルブ46の断面を示し、バルブはその表面か
ら出射する光が拡散されるような作用を有し、その断面
形状は略矩形形状となっており、これにより同図(a)
に示した光源の例と同等の効果が得られる。なお、本実
施例の光源の例として上記2つを上げたが、光源の断面
形状は、例えば液晶表示素子の開口部の形状が円形であ
れば円形であるように、開口部の形状とほぼ相似の形状
となっていれば良く、さらに光源としてはハロゲンラン
プ、あるいはメタルハライドランプ以外にもキセノンラ
ンプなどその他の発光体を用いても良い。
した凹面鏡2を図11、もしくは図12に示す様な形状
にすることによっても見やすい画像を得ることができ
る。すなわち、図11(a)は側面図、(b)はその正
面図を示しているが、凹面鏡24は、例えば光軸に沿っ
た断面が楕円形状の楕円面鏡や、光軸に沿った断面が放
物形状の放物面鏡などにおいて、凹面鏡を光源1から放
射した光が進む光軸方向から見た場合に略矩形形状とな
るように形成した略矩形凹面鏡24を示しており、これ
により光源1の形状によらず、マイクロレンズ16によ
り光源1の像を液晶表示素子の開口部近傍に結像させた
場合に、図8(c)に示したように開口部を光束が通過
し、液晶表示装置の画像が見やすいものとなる。
のハロゲンランプやメタルハライドランプやキセノンラ
ンプであるような光源1と略矩形の凹面鏡24と反射鏡
3と集光レンズ群23とマイクロレンズアレイ5および
液晶表示素子であるライトバルブ4により構成されてい
る。上記光源1から出射した光の一部は、略矩形の凹面
鏡24で反射されて集光レンズ群23に入射し、また光
源1から出射した光の他の一部は直接集光レンズ群23
に入射し、さらに光源1から出射した光の他の一部は反
射鏡3に入射した後、再び光源1の方向に進み、そのほ
とんどの光が略矩形の凹面鏡24で反射されて集光レン
ズ群23に入射し、集光レンズ群23に入射した光はレ
ンズ通過後、マイクロレンズアレイ5に入射し、その後
ライトバルブ4に到達する。ここで略矩形の凹面鏡24
による作用及びマイクロレンズアレイ5による開口率向
上の作用については上述の通りであり、省略する。本実
施例において、凹面鏡24の形状を図11に示すように
略矩形形状とした場合には、光源から出射した光束の
内、凹面鏡24に反射する光束数が、略矩形形状とする
前、すなわち円形である場合に比べ少なくなり、これを
用いて液晶表示装置とした場合に光利用効率が小さくな
り、明るい画像が得られなくなってしまうため、本実施
例では反射鏡3を設け、光源1から出射した後、凹面鏡
24で反射せずに外部に拡散する光束を反射鏡3で反射
させ、再び光源1の方向に戻す作用を持たせることによ
り、光利用効率が大きく明るい液晶表示装置を得てい
る。なお、反射鏡3は、球面鏡や放物面鏡あるいは楕円
面鏡、さらには高次の非球面である鏡であり、形状及び
設ける位置は、光利用効率が最適となるように設定され
る。
れば、上記ライトバルブ4に設けたマイクロレンズアレ
イ16により、開口率がマイクロレンズアレイが無い場
合に対して約2倍となる結果を得ており、また、液晶表
示素子の開口部形状に対応した形状の光源あるいは凹面
鏡により、液晶表示素子の開口部全体を光が通過し、見
やすい画像表示となった。なお、図9に示す実施例の照
明光学系では、凹面鏡2及び集光レンズ群23を設けて
いるが、これら両方あるいはどちらかが無くても光利用
効率が大きい場合には、特に設ける必要は無く、また、
図12に示す実施例の照明光学系では、集光レンズ群2
3は無くてもよい。さらに、図9および図12に示した
実施例は、直視型液晶表示装置の例を示したが、これら
を用いて図1(b)に示すように、投写レンズ6により
スクリ−ン7上に画像を表示する投写型液晶表示装置に
応用しても良いことは言うまでもない。
型液晶表示装置の具体的な一実施例を示す概略図であ
る。同図は、本発明による液晶表示素子を所謂色の3原
色であるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に
それぞれ対応して、合計3枚用いた3板式投写型表示装
置を示している。光源1として、例えばメタルハライ
ド、キセノン、ハロゲン等を用い、これより出射した光
線は、直接あるいは凹面鏡2で反射され、熱線を反射し
可視光を通過させる赤外カットフィルタ39を通過し、
集光レンズ群23に入射した後、光線の光軸に対してほ
ぼ平行となる様に出射され、その後光線は、光線の光軸
に対して45°の角度に配置されたB(青色)反射ダイ
クロイックミラ−40aにより、Bの光は反射され、R
(赤色)とG(緑色)の光は透過する。
よりその光路を折り曲げられて偏光板8、平板マイクロ
レンズアレイ16、対向電極12、液晶13等で構成さ
れた液晶表示素子に入射される。一方、B反射ダイクロ
イックミラ−40aを透過したR及びG光線は、光線の
光軸に対して45°の角度に配置されたG反射ダイクロ
イックミラ−40bに入射し、G反射ダイクロイックミ
ラ−40bによりG光線は反射され、R光線は透過す
る。反射したG光線は、そのまま液晶表示素子に入射さ
れる。一方、G反射ダイクロイックミラ−40bを透過
したR光線は、全反射ミラ−41b、さらには41cに
よりその光路を折り曲げられて液晶表示素子に入射され
る。
示されるR、G、Bそれぞれに対応する画像を、B反射
面44及びR反射面43を有し、かつその反射面は各色
の光線の光軸に対して45°の角度となるように構成さ
れたダイクロイックプリズム42によって合成し、この
合成された画像を投写レンズ6によって拡大し、スクリ
−ン7上に拡大した実像を得ている。
例えば図13の下方に示す如き回路がある。すなわち、
レ−ザ−ディスク、VTRなどから入力されるビデオ入
力をビデオ・クロマ処理回路36により処理し、R、
G、B各色に対応した出力回路37に入力する。RGB
出力回路37では、各色に対応する映像信号及び液晶表
示素子をAC駆動するため、垂直期間ごとに極性反転
し、各色に対応したXドライバ38を介して対向電極1
2に入力する。上記ビデオ・クロマ処理回路36、各色
に対応した出力回路37、Xドライバ38、及びYドラ
イバ35は、同期処理回路33と各色に対応したコント
ロ−ラ34により同期が取られている。
した構成とするか、あるいは図には示してないが凹面鏡
2を図11に示すような形状として、さらに反射鏡3を
設けた構成とし、また、平板マイクロレンズアレイを設
けた液晶表示素子としては、図2、図6に示すものを用
いることにより、明るくコンパクトでかつ性能のよい投
射型表示装置を得る。
の目的を達成することができた。すなわち、開口率の高
い液晶表示素子となり、液晶表示素子を用いて明るく、
かつ見やすい、小型の液晶表示装置を提供することがで
きる。
視図。
す原理図。
イを模式的に示す外観斜視図。
図。
視図。
の形状との関係及び開口部を通過する光束の断面形状と
の関係を示す原理図。
状及び開口部を通過する光束の断面形状との関係を示す
原理図。
成図。
図。
置の概略構成図。
3…反射鏡、4…ライトバルブ、 5…マイクロレ
ンズアレイ、6…投写レンズ、7…スクリ−ン、
8…偏光板、 9…入射光、10…出射
光、 11…基板、 12…対向
電極、13…液晶、 14…画素電極、
15…遮光部、16…平板マイクロレンズアレ
イ、 17…屈折率分布領域、23…
集光レンズ群、 24…略矩形凹面鏡、 30…
ハロゲンランプ、31…フィラメント、 32…メタ
ルハライドランプ、39…赤外カットフィルタ、40…
ダイクロイックミラ−、42…ダイクロイックプリズ
ム。
Claims (8)
- 【請求項1】光を放射する光源を有し、前記光源の出射
光を映像信号に応じた光学像が形成されるライトバルブ
上に照射する照明光学系と、ライトバルブを構成する一
対の透明基板間に液晶を注入し、液晶の電気光学効果に
より画像情報を表示する透過型の液晶表示素子とを有し
てなる液晶表示装置において、前記液晶表示素子の光源
側の面に、液晶表示素子の画素配列の各1画素に対応す
る単位レンズ部からなり、液晶表示素子の画素配列と同
一の配列を有するマイクロレンズアレイを密着して設
け、さらにマイクロレンズアレイを通過し出射する光束
の光軸に垂直な光束断面形状と、前記液晶表示素子の画
素において光を透過する部分を構成する開口部の形状と
を相互にほぼ同一形状として成る液晶表示装置。 - 【請求項2】上記マイクロレンズアレイを、屈折率N0
の基板内に屈折率N0と異なる屈折率Nの領域を周期性
を持って形成して成る屈折率分布型マイクロレンズアレ
イとして成る請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】上記マイクロレンズアレイは、レンズ部と
して作用する領域の形状が、各単位レンズにおいて上記
液晶表示素子の各画素形状と略一致しているか、もしく
は液晶表示素子の画素において光を透過す開口部の形状
とほぼ相似となるように形成して成る請求項1もしくは
2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】上記マイクロレンズアレイは、一対の透明
基板間に液晶を注入し、液晶の電気光学効果により画像
情報を表示する透過型の液晶表示素子と一体的に形成し
て成る請求項1乃至3何れか記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】上記マイクロレンズアレイは、液晶表示素
子を構成する光入射側の基板内に一体的に形成されて成
る請求項4記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】上記光源は、上記照明光学系の光軸に垂直
な断面において、上記液晶表示素子の画素において光を
透過する開口部の形状とほぼ相似となる形状を有して成
る請求項1乃至5何れか記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】上記照明光学系は、上記光源から出射され
る光束を上記ライトバルブ方向に反射させる凹面鏡を有
し、前記凹面鏡の照明光学系の光軸に垂直な断面への射
影が、上記液晶表示素子の開口部の形状とほぼ相似とな
る形状を有して成る請求項1乃至6何れか記載の液晶表
示装置。 - 【請求項8】上記照明光学系は、上記光源から一度出射
し、上記ライトバルブ、もしくは上記凹面鏡に入射しな
い光束を、光源、ライトバルブ、もしくは前記凹面鏡に
入射させる作用を有する反射鏡を具備して成る請求項7
記載の液晶表示装置。
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JPH05303089A true JPH05303089A (ja) | 1993-11-16 |
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