JPH05302736A - 負イオン発生方法とその装置並びに負イオンの発生を利用した空気浄化方法とその装置 - Google Patents

負イオン発生方法とその装置並びに負イオンの発生を利用した空気浄化方法とその装置

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JPH05302736A
JPH05302736A JP13868992A JP13868992A JPH05302736A JP H05302736 A JPH05302736 A JP H05302736A JP 13868992 A JP13868992 A JP 13868992A JP 13868992 A JP13868992 A JP 13868992A JP H05302736 A JPH05302736 A JP H05302736A
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ions
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water
water droplets
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JP13868992A
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Shigemi Shimizu
惠己 清水
Tomiko Saitou
とみ子 斉藤
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NEC Ameniplantex Ltd
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NEC Ameniplantex Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負イオンに富んだ良質空気環境を得る。 【構成】 ジェット噴射サイクロン洗浄塔1内でジェッ
トノズル6より、水を微細水滴に分裂させて高流速度の
空気中に噴出し、微細水滴を含む気流をサイクロンセパ
レータ2で粒径選別し、発生した空気イオン中の小イオ
ンを中イオン及び大イオンから分離して取り出す。選別
された小イオンは、負イオンであり、負イオン中には、
水中及び空気中の不純物が含まれない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適正な空気イオン化状
態の環境を形成する負イオン発生方法とその装置並びに
空気イオンの発生を利用した空気浄化方法とその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】室内空気の汚染が疲労,倦怠感などの原
因となり、従来より、いわゆるビルディング病症候群と
してその改善が叫ばれてきた。閉じ込められた室内で疲
労,倦怠感を覚えるのは、単純に酸素不足ばかりでな
く、自然環境の下での適正な空気イオン化状態が大きく
崩れていることが大きな原因であることも古くから知ら
れている。
【0003】空気イオンは、地殻の放射性物質による電
離,大気圏からの宇宙線,紫外線,熱による気体の酸
化,雷の放電などにより発生すると考えられ、また、自
然界では空気中で微細水滴が分裂するとき、水滴は正電
荷に帯電し、周囲の空気は、負電荷に帯電するというい
わゆるレナード現象によって生じ、このため、滝,急
流,河川,海岸などでは空気中に発生した負イオンが気
分を壮快にするものと信じられている。
【0004】従来より、この原理を利用してコロナ放電
により空気中に正負イオンを発生させ、正イオンを捕捉
して負イオンを取り出す方式の負イオン発生機が開発さ
れ、すでにこれが実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記負
イオン発生機によるときには、負イオンの発生量は僅か
であり、副産物として有害なオゾンが発生し、しかも負
イオンの発生に大電力を要するなど、解決すべき問題が
多い。
【0006】本発明の目的は、空気中,水中の不純物を
とり込ませることなく、負イオンのみを大量に取り出す
ことが可能な負イオン発生方法とその装置並びに負イオ
ンの発生を利用した空気浄化方法とその装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による負イオン発生方法においては、微細水
滴発生ステップと、気液接触ステップと、選別ステップ
とを有し、空気イオンより負イオンを取り出す負イオン
発生方法であって、微細水滴発生ステップは、水を微細
水滴に分裂させる処理であり、気液接触ステップは、発
生させた微細水滴に高流速度の空気を接触させ、空気イ
オンを生成させる処理であり、選別ステップは、空気イ
オン中の小イオンを、他の中イオン,大イオンから分離
する処理である。
【0008】また、微細水滴発生ステップと気液接触ス
テップとは同時に進行し、ジェット噴射により水を5K
g/cm2以上の高圧で噴霧させ、さらに5m/sec
以上の空洞速度で空気を吹込み、気液接触を行うもので
ある。
【0009】また、選別ステップにおける空気イオン中
の小イオンの分離は、粒径選別である。
【0010】また、負イオンの発生を利用した空気浄化
方法においては、大気中に含まれたカチオン,アニオ
ン,粒子その他の不純物を中イオン,大イオンに捕捉さ
せて分離除去するものである。
【0011】また、本発明による負イオン発生装置にお
いては、微細水滴発生機構と、選別機構との組合せを有
する負イオン発生装置であって、微細水滴発生機構は、
高圧で水を微細水滴に分裂させ、さらに高流速の空気と
大小の水滴とを接触させて空気イオンを形成するもので
あり、選別機構は、微細水滴を含む気流中の空気イオン
から小イオンを分離して取り出すものである。
【0012】また、水噴出装置と、サイクロンセパレー
タとの組合せを有し、水噴出装置は、微細水滴発生機構
であり、ジェット噴射により高圧で水を空気中に噴霧す
るノズルを有するものであり、サイクロンセパレータ
は、選別機構であり、大小の水滴を粒径選別すると共
に、サイクロンセパレータへの吸引空気は、水の噴霧空
間に空気流を形成し、発生した水滴を吸引しつつ撹拌し
て微細水滴の分裂を促進する機能を有するものである。
【0013】また、微細水滴発生機構は、回転羽根を有
し、回転羽根は、ノズルから噴霧された水を粉砕すると
ともに、水の噴霧空間に空気流を形成するものである。
【0014】また、負イオン発生装置を利用した空気浄
化装置においては、空気吸引機構を有し、空気吸引機構
は、大気に開口された吸気口を通して吸引した空気を微
細水滴発生機構に導入するものであり、微細水滴発生機
構は、導入された大気中に含まれるカチオン,アニオ
ン,粒子類を含む不純物を水の分裂により生成した微細
水滴に接触させるものである。
【0015】また、空気吸引機構は、微細水滴発生機構
の機能をもあわせて有するものである。
【0016】
【作用】空気中には1μm台から分子程度の大きさ
(0.0001μm)までの帯電微粒子が浮遊してお
り、これが空気イオンと呼ばれている。
【0017】空気イオンを、その大きさから分類する
と、小イオン(負イオン),中イオン(正イオン)及び
大イオンから構成される。表1にその内容を示す。
【0018】
【表1】
【0019】したがって、水を微細水滴に分裂させる
と、10-3μm以下の微細粒にはO2 ̄,CO4 ̄などが
付着して負の小イオンとなり、10−2μm程度の微細
粒の水滴は、ヒドロニウム(H3O)に付着して正の
中イオンとなり、10−2μm以上の比較的大きい粒径
の水滴は、空気中,水中に含まれた粒子を核としてその
周囲に付着し、大イオンとなる。中イオン,大イオンに
は、空気中,水中に含まれた不純物がとり込まれるが、
小イオンには不純物がとり込まれることはない。本発明
においては、小イオンを中イオン及び大イオンから分離
して取り出すものである。
【0020】正,負のイオンの生成は、水に高エネルギ
ーを付与して微細水滴に分裂させることによって得られ
る。高エネルギーを付与して水を微細水滴に分裂させる
最も簡単な方法は、水をジェット噴射する方式を用いる
ことである。水を高速空気中にジェット噴射により噴霧
することにより、微細水滴発生ステップと気液接触ステ
ップとが同時に進行して空気中に小イオン,中イオン,
大イオンが形成される。
【0021】また、発生した空気イオンを空気中に浮遊
させたまま、選別ステップを行う。選別ステップにはサ
イクロンセパレータを用いるのが好都合である。サイク
ロンセパレータの機能は、粒径の選別を行うことにある
が、サイクロンセパレータの前段の吸引側に設けられた
ファンの吸引力を利用して水の噴霧空間に高速の空気流
を形成でき、また、吸引した水滴を含む空気を強力に撹
拌して粒径分離するため、微細水滴の分裂をさらに促進
できる機能が得られる。サイクロンセパレータは、2基
以上連設してもよい。発生した空気イオンから小イオン
のみを取り出して負イオンに富んだ空気イオン化状態を
形成できる。
【0022】小イオンを中イオンおよび大イオンから分
離して取り出すことは、第1義的には、負イオンを選別
することであるが、視点を変えると、中イオン,大イオ
ンに付着する不純物や粒子を選別除去することであると
考えることができる。これは、半導体製造工場などに用
いられるクリーンルームのような作業環境の空気浄化に
絶大な効果を発揮する。
【0023】クリーンルーム内の空気の調整は、現在の
ところ、フィルタの使用により空気中に含まれた粒子を
除去すること、水スプレーにより湿度を調整すること、
ヒータ,冷却器の使用により空気の温度を調整すること
が基本となっている。しかし、フィルタによる粒径選別
ではミクロンオーダの粒径の粒子,イオンの選別はでき
ず、しかも、湿度調整のために供給される水に、例えば
NaCl,NaSO4 ,NaCO3等の塩類その他の不純
物が含まれるとき、また、SOx,NOxといった大気
汚染物質が水中に含まれていると、これらの成分が空気
中のイオン,微粒子とともにそのままクリーンルーム内
に持ち込まれる。
【0024】さらに蒸気加湿を行うものでは、ボイラ内
の蒸発管より溶出する不純物(鉄,ニッケル,クロム
等)が加湿蒸気とともにクリーンルーム内に持ち込まれ
ることになるが、本発明の適用により、これらのイオ
ン,粒子は、中イオン,大イオンに捕捉されて小イオン
の分離に付随して除去され、清浄空気クリーンルームに
供給できる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。
【0026】(実施例1)図1において、実施例では、
ジェット噴射サイクロン洗浄塔1と、サイクロンセパレ
ータ2との組合せを用い、測定用に凝縮水作成冷却器3
を接続した。ジェット噴射サイクロン洗浄塔1は、タン
ク4内の水をポンプ5でくみ上げてジェット噴射装置の
ジェットノズル6より塔内壁に高圧で噴出するものであ
り、塔内にはサイクロンセパレータ1aを内蔵したもの
である。サイクロンセパレータ2のファン2aは、シェ
ット噴射サイクロン洗浄塔1の大気取付口に接続した。
【0027】ジェット噴射サイクロン洗浄塔1内では主
として微細水滴発生ステップと気液接触ステップとが行
われ、内蔵したサイクロンセパレータ1aは、発生した
微細水滴をファン2aの空気流にのせ、次段のサイクロ
ンセパレータ2内に空気力輸送する。選別ステップは、
次段のサイクロンセパレータ2にて行われ、同じに選別
時の強力な撹拌作用により小イオンの発生が促進され
る。1段のサイクロンセパレータ2で選別不十分のとき
には2段以上連設する。
【0028】冷却器3は、サイクロンセパレータ2より
流出した透過空気流中に含まれる水分を凝縮させて水分
中に含まれた成分を測定するためのものである。なお、
ジェット噴射サイクロン洗浄塔1には、(株)泉研究所
製のMCN−20G(空気清浄機)を使用し、サイクロ
ンセパレータ2には(株)泉研究所製のMCN−20G
(気水分離機)を使用した。
【0029】実施例において、ジェット噴射サイクロン
洗浄塔1のタンク4内に市水Aを充填し、これをジェッ
トノズル6より噴出させて塔内に空洞速度10m/se
cで吸引した空気に接触させ、発生した微細水滴を含む
気流をサイクロンセパレータ2で選別し、終段ダクトよ
り送気される透過空気E中の空気イオンを測定した。
【0030】表2は、タンク2内に供給した市水Aと、
タンク内の原水Bと、冷却器3に得られた凝縮C中に含
まれる成分の分析結果を示すものである。
【0031】
【表2】
【0032】表3に、大気(D)と、透過空気(E)と
について、その温度,水分及び含まれる正,負のイオン
量を示す。
【0033】
【表3】
【0034】以上、表2,表3に明らかなとおり、Na
+,K+,Ca2+をはじめとする市水中に含まれる殆どの
不純物が、本発明の処理により大幅に減じ、透過空気中
の正イオンはわずかに増加したが、負イオンの量は、大
気中の負イオン量の実に100倍以上の量が得られた。
本発明の処理により、大気中に含まれる不純物もあわせ
て除去されることが予想され、空気イオンは理論どう
り、大イオン,中イオン,小イオンからなり、小イオン
が負イオンであり、水に高エネルギーを与えることによ
り、空気がイオン化され、粒径選別により小イオンの取
り出しが可能となり、しかも小イオン中には不純物がと
り込まれないことが明らかである。
【0035】(実施例2)図2は、ファンスクラバー7
と2段のサイクロンセパレータ2,2との組合せを用い
た例である。ファンスクラバー7には、ファンスクラバ
ー7の回転羽根8に向けて高圧で水を噴霧するジェット
ノズル6を設置している。
【0036】本実施例においては、タンク4内の水をポ
ンプ5でくみ上げ、ファンスクラバー7の回転羽根8に
向けて噴出し、回転羽根8の高速度(1000〜350
0rpm)回転による粉砕,撹拌作用を利用して発生し
た微細水滴を粉砕,撹拌しながら、その空洞速度(5〜
15m/sec)の高流速度でさらに微細水滴化するも
のである。
【0037】本実施例によれば、回転羽根8がノズル6
から噴霧された水を微細水滴化するとともに水の噴霧空
間に空気流を形成し、あわせてサイクロンセパレータ2
に対する圧送空気流を作り出すことができる。なお、フ
ァンスクラバー7には、(株)中島製作所製のファンス
クラバーNV−BD.NO4を使用し、サイクロンセパ
レータには実施例1と同じ(株)泉研究所製のNCN−
20G(気水分離機)を使用した。
【0038】サイクロンセパレータ2の後段に冷却器3
を接続して実施例1と同様に以下の試験を行った。測定
に際しては、ファンスクラバー内が空洞速度15m/s
ecになるようにダンパーで空気の取入れ量を調整し、
ファンスクラバー内に発生した微細水滴を含む気流を2
段のサイクロンセパレータ2で選別し、終段ダクトより
送気される透過空気中の空気イオンを測定した。
【0039】表4は、タンク2内に供給した市水Aとタ
ンク2内の原水Bと、冷却器3に得られた凝縮水C中に
含まれる成分の分析結果を示したものである。
【0040】
【表4】
【0041】表5に、大気(D)と、透過空気(E)と
について、その温度,水分及び含まれる正,負イオン量
を示す。
【0042】
【表5】
【0043】以上、表4,表5に明らかなとおり、市水
中に含まれる不純物の除去,負イオン発生量は、実施例
1に比べて大きな効果が得られた。
【0044】(実施例3)図3は、本発明をクリーンル
ームの空調システムに適用した例である。微細水滴発生
機構及び選別機構には、実施例2の組合せを用いた。
【0045】選別機構であるサイクロンセパレータ2の
後段からの配管を給気管9としてクリーンルーム10の
天井に接続し、床下の戻り管11をファンスクラバー7
の吸気側配管に接続した。クリーンルーム10の天井に
はフィルター(HEPAフィルター)12を設置し、温
度調整のため、給気管9には、ヒータ13を介装し、タ
ンク4内には、冷却器14を設置した。
【0046】前実施例においても、気液接触ステップに
て微細水滴に接触させる空気流として外気を導入してい
るが、本実施例では、クリーンルーム10内へ導入すべ
き大気中に含まれる不純物を微細水滴発生ステップと、
気液接触ステップと選別ステップとによって除去するシ
ステムである。
【0047】本実施例においては、ファンスクラバー7
が空気吸引機構であり、あわせて微細水滴発生機構とし
ての機能を兼ねることになる。大気に開口された吸気口
15より吸引された空気は、ジェットノズル6より噴出
され、ファンスクラバー7の回転羽根8で叩打されて分
裂した微細水滴と接触し、2段のサイクロンセパレータ
2,2による選別を受けた後、クリーンルーム10内に
供給され、クリーンルーム10を経由した空気は、戻り
管11を通ってファンスクラバー7に戻され、循環を繰
返す。クリーンルーム10内へ供給される空気は、加湿
並びに加熱あるいは冷却され、所望の温度,湿度に調整
される。
【0048】本実施例においては、低温に冷却した原水
Bをジェットノズル6より噴出させ、ファンスクラバー
7の回転により空洞速度15m/secで吸引した空気
に接触させた。表6に大気Dと、クリーンルーム内に供
給される透過空気Eとに含まれる成分の分析結果を示
す。
【0049】
【表6】
【0050】表6に明らかなとおり、大気D中の粒子は
除去され、大気Dと、透過空気Eの正,負イオンについ
ては、正イオンが4倍増加したのに対し、負イオンは実
に30倍以上増加し、大気中に含まれる正負イオン量は
殆ど変らないのに、クリーンルーム内に供給される空気
中の負イオン量は、正イオン量の10倍に達した。
【0051】空気中に含まれるカチオンについては、N
aを代表して測定したが、Naより大きなイオン径をも
つKについても同様に除去されることが予想される。ま
た、空気中のアニオンについて、COxの測定は除外し
たがSOx,NOxと同程度の除去が可能であると予想
される。
【0052】空気吸引機構は、必ずしも微細水滴発生機
構を兼ねるものではなく、図1に示すように、ファン2
aで吸引した大気をジェット噴射サイクロン洗浄塔1に
導入して気液接触させてもよい。
【0053】本実施例によれば、大気中,水中に含まれ
た不純物を有効に除去できるため、塩害などで汚染され
た空気であっても、また、気液接触に用いる水中に不純
物が含まれていても殆ど問題なく浄化でき、また、クリ
ーンルームに設置されるフィルタを目詰り,腐蝕から保
護できる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、微
細水滴の発生−気液接触−選別の一連のステップによ
り、空気中に負イオンを大量に発生させることが可能と
なり、水中,空気中に含まれる不純物を大幅に減少させ
て負イオンに富んだ清浄空気環境を形成できる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一例を示す図である。
【図2】本発明装置の他の実施例を示す図である。
【図3】本発明装置をクリーンルームの空調システムに
適用した例を示す図である。
【符号の説明】
1 ジェット噴射サイクロン洗浄塔 2 サイクロンセパレータ 3 冷却器 4 タンク 5 ポンプ 6 ジェットノズル 7 ファンスクラバー 8 回転羽根 9 給気管 10 クリールーム 11 戻り管 12 フィルタ 13 ヒータ 14 冷却器 15 吸気口
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05B 17/00 7147−4D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細水滴発生ステップと、気液接触ステ
    ップと、選別ステップとを有し、空気イオンより負イオ
    ンを取り出す負イオン発生方法であって、 微細水滴発生ステップは、水を微細水滴に分裂させる処
    理であり、 気液接触ステップは、発生させた微細水滴に高流速度の
    空気を接触させ、空気イオンを生成させる処理であり、 選別ステップは、空気イオン中の小イオンを、他の中イ
    オン,大イオンから分離する処理であることを特徴とす
    る負イオン発生方法。
  2. 【請求項2】 微細水滴発生ステップと気液接触ステッ
    プとは同時に進行し、ジェット噴射により水を5Kg/
    cm2以上の高圧で噴霧させ、さらに5m/sec以上
    の空洞速度で空気を吹込み、気液接触を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の負イオン発生方法。
  3. 【請求項3】 選別ステップにおける空気イオン中の小
    イオンの分離は、粒径選別である請求項1に記載の負イ
    オン発生方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の負イオン発
    生方法を利用した空気浄化方法であって、 大気中に含まれたカチオン,アニオン,粒子その他の不
    純物を中イオン,大イオンに捕捉させて分離除去するこ
    とを特徴とする空気浄化方法。
  5. 【請求項5】 微細水滴発生機構と、選別機構との組合
    せを有する負イオン発生装置であって、 微細水滴発生機構は、高圧で水を微細水滴に分裂させ、
    さらに高流速の空気と大小の水滴とを接触させて空気イ
    オンを形成するものであり、 選別機構は、微細水滴を含む気流中の空気イオンから小
    イオンを分離して取り出すものであることを特徴とする
    負イオン発生装置。
  6. 【請求項6】 水噴出装置と、サイクロンセパレータと
    の組合せを有し、 水噴出装置は、微細水滴発生機構であり、ジェット噴射
    により高圧で水を空気中に噴霧するノズルを有するもの
    であり、 サイクロンセパレータは、選別機構であり、大小の水滴
    を粒径選別すると共に、サイクロンセパレータへの吸引
    空気は、水の噴霧空間に空気流を形成し、発生した水滴
    を吸引しつつ撹拌して微細水滴の分裂を促進する機能を
    有するものであることを特徴とする請求項5に記載の負
    イオン発生装置。
  7. 【請求項7】 微細水滴発生機構は、回転羽根を有し、 回転羽根は、ノズルから噴霧された水を粉砕するととも
    に、水の噴霧空間に空気流を形成するものであることを
    特徴とする請求項6に記載の負イオン発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5,6又は7に記載の負イオン発
    生装置を利用した空気浄化装置であって、空気吸引機構
    を有し、 空気吸引機構は、大気に開口された吸気口を通して吸引
    した空気を微細水滴発生機構に導入するものであり、 微細水滴発生機構は、導入された大気中に含まれるカチ
    オン,アニオン,粒子類を含む不純物を水の分裂により
    生成した微細水滴に接触させるものであることを特徴と
    する空気浄化装置。
  9. 【請求項9】 空気吸引機構は、微細水滴発生機構の機
    能をもあわせて有するものであることを特徴とする請求
    項8に記載の空気浄化装置。
JP13868992A 1992-02-24 1992-05-29 負イオン発生方法とその装置並びに負イオンの発生を利用した空気浄化方法とその装置 Pending JPH05302736A (ja)

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