JPH05302712A - 排気式燃焼器の排気温度上昇方法 - Google Patents

排気式燃焼器の排気温度上昇方法

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JPH05302712A
JPH05302712A JP13601392A JP13601392A JPH05302712A JP H05302712 A JPH05302712 A JP H05302712A JP 13601392 A JP13601392 A JP 13601392A JP 13601392 A JP13601392 A JP 13601392A JP H05302712 A JPH05302712 A JP H05302712A
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JP
Japan
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exhaust gas
combustion
temperature
exhaust
blower
Prior art date
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Application number
JP13601392A
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English (en)
Inventor
Junji Mizuno
順治 水野
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Toyotomi Kogyo Co Ltd
Toyotomi Co Ltd
Original Assignee
Toyotomi Kogyo Co Ltd
Toyotomi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気式燃焼器を寒冷地で、長時間小燃焼して
も排気筒出口が凍結閉塞することを予防する方法に関す
る。 【構成】 燃焼室2や熱交換室3で熱交換して低温度に
なった燃焼排気ガスを排気口4から室外に排出する排気
式燃焼器において、排気路もしくは排気路に隣接する給
気路に結露検出用の温度検出器7を取り付けて排気温度
を検出しており、小燃焼時に温度検出器7が低温を検出
すると、対流用送風機6を停止する。更に、対流用送風
機3が停止時に燃焼用送風機5の回転数を、通常時より
若干多くすることにより、低温時に小燃焼しても排気ガ
ス中の水蒸気が結露したり、凍結しない排気温度を保持
するものである。また、吸排気式燃焼器では結露検出用
の温度検出器7を給気路に取り付けて排気温度の低下を
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気筒を用いて排気す
る燃焼器で、寒冷地域で夜間も連続使用する場合の排気
中の水分が結露したり、凍結するのを予防する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地における暖房用燃焼器は、燃料コ
ストの高い電気より、石油・ガス・石炭燃料を使用する
ものが多く、燃焼排気を排気筒により屋外へ排出するも
のが主流である。そして、この種の石油・ガス等の化石
燃料は燃焼する時には、排気中に水分を多く含むので、
効率をあまり追求すると、排気温度が低下し、排気中の
水分がドレン化し、厳寒期には排気筒内にドレンが凍結
し閉塞させるという問題がある。
【0003】この凍結を防ぐため、従来の製品では、排
気筒の先端で水蒸気が拡散し易いトップとすること、排
気筒の横引き部分を短くすること、垂れ下がりでなく先
上がり勾配とすること、熱効率を犠牲にして排気温度を
上げてやること、排気筒を断熱材で被覆する方法等がと
られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】北海道の中でも厳寒地
では、一日の最低温度が−40℃,最高温度で−8℃位
を記録しており、最高温度でもマイナス温度であるか
ら、ドレンすれば充分凍結可能な気温であり、海外にお
いてもこのような地域が多数ある。
【0005】そして、排気筒出口が凍結した状態で使用
を続けると、燃焼ガスを排出できなくなって燃焼状態が
悪化し、一酸化炭素中毒事故を起こすことがあり、解決
すべき重大問題である。
【0006】また、燃焼に必要な空気を室外から取り入
れ、排気も室外へ行なう給排気方式の燃焼器は、吸排気
トップが二重管になって室内・室外を連通している為
に、排気がドレン化して凍結した時には、吸排気トップ
の吸気の入口までも閉塞してしまうことになり、短時間
で異常燃焼を発生させてしまうものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、排気温度をコントロールすることにより、排
気筒の結露・凍結を予防するものである。即ち、バーナ
1に連結した燃焼室2と熱交換室3を経て、燃焼排気ガ
スを排気口4から室外に排出し、かつ、バーナ1へ燃焼
用空気を供給する燃焼用送風機5の回転数を燃焼量に応
じて可変すると共に、対流用送風機6を燃焼室2や熱交
換室3に対向させて室内空気を温風に変える排気式燃焼
器において、排気路もしくは排気路に隣接する給気路に
結露検出用の温度検出器7を取り付け、小燃焼時に温度
検出器7が低温を検出すると、対流用送風機6を停止
し、かつ燃焼用送風機5の回転数を通常時よりも若干多
くすることを特徴とする排気式燃焼器の排気温度上昇方
法に関するものである。
【0008】また、吸排気形燃焼器では排気口4と吸気
口8とを吸排気トップに接続しており、結露検出用の温
度検出器7を給気路に取り付けて、吸排気トップ付近の
温度を検出するものである。
【0009】
【作用】本発明は、石油・ガス・石炭などの化石燃料を
用いて燃焼し、燃焼排気ガスを排気筒にて屋外に排出す
るもので、バーナ1へ適宜の方法で燃料を送り、燃焼室
2で燃焼を完結し、排気は排気口4から排気筒にて屋外
へ排出する。
【0010】燃焼室2には、対流用送風機6を対向させ
ており、燃焼室2の熱を温風に変えて室内の暖房に供す
る。そして、燃焼は室温の高低に応じて、大小の火力調
節を段階的或いは無段階にて行ない、燃焼用送風機5の
回転数も増減して風量を調節するように回路設計する。
【0011】また、寒冷地では、終日運転することが多
く、夜間運転中は小燃焼・微小燃焼をするが、この時は
対流用送風機6の運転を連続的に行なうと排気温度が低
下するので、排気ガス中の水蒸気がドレン化(結露)し
て排気筒出口で凍結する場合がある。この発明では結露
検出用の温度検出器7を取り付け、小燃焼時に温度検出
器7の信号によって対流用送風機7を停止すると共に、
対流用送風機7の停止時に燃焼用送風機5の回転数を通
常時より若干多くすることにより、燃焼室2や熱交換室
3内の熱交換をやゝ不利にして排気温度を上げ、排気ガ
ス中の水蒸気のドレン化を防止している。
【0012】また、この排気温度が低下して結露する時
の温度検出において、吸排気式燃焼器では温度検出器7
を給気路に取り付けており、室外から吸気口8を介して
燃焼用送風機5に送る空気の温度を感知することによっ
て燃焼器内部で吸排気トップの結露を検出している。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図により構成を説明する
と、1は暖房に供する燃焼器のバーナ、2はバーナ1に
連結した燃焼室、3は燃焼室2に連結した熱交換室であ
り、燃焼排気ガスは燃焼室2から熱交換室3を経て燃焼
器のを排気口4から室外に排出する。5はバーナ1へ燃
焼用空気を供給する燃焼用送風機で、室外と連絡する吸
気口8に連結しており、該燃焼用送風機5は燃焼量に応
じて回転数を可変する機構となっており、大燃焼では高
回転数・小燃焼では低回転数になる。
【0014】6は燃焼室2や熱交換室3に対向させて取
り付けられ、室内空気を温風に変えて送風するための対
流用送風機であり、該対流用送風機6は、燃焼量・室温
によって回転数を変化させている。
【0015】7は排気温度の低下を敏感に感知できる位
置に設置した結露検出用の温度検出器であり、実施例の
吸排気式燃焼器では、吸排気トップを二重管構造にした
ものが一般的であるから、吸排気トップ部分で排気温度
が低下すると、吸気温度も低下するものであり、温度検
出器7は排気路に隣接する給気路に取り付けて排気温度
の低下を感知している。また、排気筒部分に温度検出器
7を取り付けて直接排気温度を検出してもよい。
【0016】燃焼器の小燃焼時は排気温度も低く排気口
4から排出する排気ガスの温度が低過ぎると、排ガス中
に含まれる水蒸気が、排気筒の出口からスムースに排出
されず、ドレン化(結露)して凍結することがあるが、
この発明では小燃焼時に温度検出器7が低温を検出する
と、対流用送風機6を停止するものであり、室内空気と
の熱交換が抑えられ排気温度が上昇する。
【0017】更に、小燃焼時に温度検出器7が低温を検
出すると、燃焼用送風機5の回転数を通常時よりも若干
多くすることにより送風量を増し、燃焼室2及び熱交換
室3内での熱交換が少なくなって排気温度を上昇させ、
排気筒出口の結露・凍結を予防するものである。
【0018】9はバーナ1に燃料を供給する燃料調節
器、10は燃焼器の外郭を構成する枠体である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成・作用を示
すもので、燃焼器の機能を通常は充分熱効率を高めて使
用し、排気筒の出口温度が極限にまで低下して凍結の恐
れが出た場合は、若干効率を犠牲にして排気温度を上げ
ることが出来るものである。この為、極寒地で燃焼器を
使用しても、或いは温度が下がる真夜中に使用しても、
排気筒の凍結閉塞が自動的に予防できるようになった。
【0020】また、小燃焼時に排気温度を上昇する方法
としては、温度検出器7が低温を検出すると、対流用送
風機6を停止することにより熱交換の程度を悪化させ、
燃焼用送風機5の回転数を若干多くすることにより、更
に、燃焼室2及び熱交換室3内での熱交換を減少させて
おり、簡単な方法で排気ガス中の水蒸気がドレン化(結
露)したり、凍結したりするのを防ぐことができた。
【0021】また、排気温度が上がることにより、温度
検出器7の高・低の検出サイクルが早められるから、対
流用送風機6が停止している時間が短くなり、部屋の空
気の対流も普段と代わりなく、室内温度のむらが発生し
ないという効果もある。
【0022】また、吸排気式燃焼器においては燃焼器の
枠体内の排気路に隣接する給気路に温度検出器7を取り
付けできるから構造が非常に簡単になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】本発明の動作を説明するための小燃焼時のタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 バーナ 2 燃焼室 3 熱交換室 4 排気口 5 燃焼用送風機 6 対流用送風機 7 温度検出器 8 吸気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ1に連結した燃焼室2と熱交換室
    3を経て、燃焼排気ガスを排気口4から室外に排出し、
    かつ、バーナ1へ燃焼用空気を供給する燃焼用送風機5
    の回転数を燃焼量に応じて可変すると共に、対流用送風
    機6を燃焼室2や熱交換室3に対向させて室内空気を温
    風に変える排気式燃焼器において、排気路もしくは排気
    路に隣接する給気路に結露検出用の温度検出器7を取り
    付け、小燃焼時に温度検出器7が低温を検出すると、対
    流用送風機6を停止し、かつ燃焼用送風機5の回転数を
    通常時よりも若干多くすることを特徴とする排気式燃焼
    器の排気温度上昇方法。
  2. 【請求項2】 燃焼器の排気口4と吸気口8は吸排気ト
    ップに接続し、結露検出用の温度検出器7は給気路に取
    り付けたことを特徴とする請求項1記載の排気式燃焼器
    の排気温度上昇方法。
JP13601392A 1992-04-28 1992-04-28 排気式燃焼器の排気温度上昇方法 Pending JPH05302712A (ja)

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JP (1) JPH05302712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6295937B1 (en) 1999-06-22 2001-10-02 Toyotomi Co., Ltd. Intake/exhaust type combustion equipment
EP1219899A1 (en) 2000-12-20 2002-07-03 Toyotomi Co., Ltd. Control system for combustion equipment

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6295937B1 (en) 1999-06-22 2001-10-02 Toyotomi Co., Ltd. Intake/exhaust type combustion equipment
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