JPH05301807A - ユリ綱植物において雄性不稔を誘発する方法 - Google Patents

ユリ綱植物において雄性不稔を誘発する方法

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JPH05301807A
JPH05301807A JP4222926A JP22292692A JPH05301807A JP H05301807 A JPH05301807 A JP H05301807A JP 4222926 A JP4222926 A JP 4222926A JP 22292692 A JP22292692 A JP 22292692A JP H05301807 A JPH05301807 A JP H05301807A
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    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 若干のシンノリン化合物を用いてユリ綱植物
の花粉の生産を抑制する方法を提供することおよび若干
の化学不稔剤を用いてユリ綱植物の雑種の種子を形成す
る方法を提供することである。 【構成】 ユリ綱植物において、次式 【化1】 (式中Xは式OR1 で表される基を示し、ここでR1
随意にC1 〜C4 アルコキシ基またはC2 〜C4 アルケ
ニルで置換されたC1 〜C4 アルキル基を示し;Yは水
素またはC1 〜C6 アルキルを示し;Rはフェニルある
いは1〜3個のハロゲン原子またはC1 〜C4 ハロアル
コキシで置換されたフェニルを示す)で表される化合物
またはその農学的に許容しうる塩から成る花粉抑制剤を
用いて花粉を抑制する方法および自家受粉から雑種の種
子を形成する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、5−オキシ置換シンノ
リン化合物を用いてユリ綱植物の稔性を抑制する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】小麦および同様の植物において、花粉の
形成を化学的に抑制するかまたは植物に不機能性花粉を
形成させることにより自家受粉を阻害することは可能で
ある。これらの影響を及ぼす若干の化合物が以前に開発
された。米国特許第4,345,934 号明細書には、次式
【化2】 (式中Ar は4′−クロロフェニルを示す)で表される
化合物およびこの化合物を花粉抑制剤として用いる試行
が開示されている。しかし、この化合物は、殺配偶子剤
(gametocide)として有効でない。
【0003】ケミカル・アブストラクツ (1968) 69:36
059 から抜粋したようにゼットエイチ・オブシュ・キム
(Zh. Obshch. Khim.) (1967) 37:2487には、次式
【化3】 (式中Ar はハロゲンで置換されたフェニルである)で
表される化合物が開示されている。しかし、この刊行物
は合成のみを目的としたものであり、化合物の使用は開
示されていない。
【0004】米国特許第4,604,134 号および4,729,782
号明細書には、種々の置換基を有するシンノリンおよび
これらの化合物の化学的花粉抑制剤としての使用が開示
されている。若干の5−アルコキシシンノリンがこれら
の特許に記載された一般式に含まれるが、かかる化合物
は重視されておらず、好ましい化合物は5−フルオロシ
ンノリンである。6−ジメチルアミノシンノリン誘導体
が代表的な化合物として列挙されているが、5−アルコ
キシシンノリンまたはこれらの誘導体は特別に列挙され
ていない。
【0005】米国特許第4,915,727 号明細書には、シン
ノリンと雄性不稔体 (male sterilant) 、特に小麦、米
およびアサガオに対する雄性不稔体として種々の5−置
換体および1−(ハロアルコキシフェニル)置換体が開
示されている。
【0006】欧州特許第320,782 号明細書には、シンノ
リンと、雄性不稔体、特に小麦、米およびアサガオに対
する雄性不稔体として5−ハロアルコキシ置換体および
若干の1−(置換フェニル)−置換体を有するシンノリ
ンが開示されている。
【0007】しかし、現在までに試験された多くの化合
物は、雑種の種子の品質に逆効果を有するかまたは最大
の植物雄性不稔を発生するのに必要な量を極くわずかに
超過する用量において植物に損傷を与える。将来の殺配
偶子剤の性質は用いられる化学物質および雄性不稔を誘
発するタイプの植物により変化しうる。従って、雑種の
種子を生産するのに有用である新規な花粉抑制剤に対す
る連続的必要性が存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、若干
のシンノリン化合物を用いてユリ綱植物の花粉の生産を
抑制する方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、本発明に係る化学不稔剤を用いてユリ綱植物の雑種
の種子を形成する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらのおよび
他の目的は、以下の記載からより明らかなように、次式
【化4】 (式中Xは式OR1 で表される基を示し、ここでR1
随意にC1 〜C4 アルコキシ基またはC2 〜C4 アルケ
ニルで置換されたC1 〜C4 アルキル基を示し;Yは水
素またはC1 〜C6 アルキルを示し;Rはフェニルある
いは1〜3個のハロゲン原子またはC1 〜C4 ハロアル
コキシで置換されたフェニルを示す)で表される化合物
またはその農学的に許容しうる塩から成る化学花粉抑制
剤を提供することにより達成された。
【0010】本発明は、アルコキシ置換基がシンノリン
環の5位に存在し、フェニル置換基がシンノリン環の1
位に存在する若干のシンノリンを提供する。従って、本
発明に係る化学花粉抑制剤は、次式化4(式中Xは式O
1 で表される基を示し、ここでR1 は随意にC1 〜C
4 アルコキシ基またはC2 〜C4 アルケニルで置換され
たC1 〜C4 アルキル基を示し;Yは水素またはC1
6 アルキルを示し;Rはフェニルあるいは1〜3個の
ハロゲン原子またはC1 〜C4 ハロアルコキシで置換さ
れたフェニルを示す)で表されるこれらの化合物または
その農学的に許容しうる塩を含む。
【0011】かかる化合物は、ユリ綱植物に用いた際均
衡のとれた雄性不稔活性および薬害を提供し、以前から
知られている最も密接に関連した化合物と比較してより
広範囲の用量において種々の成長過程の間用いることが
できる。本発明に係る化合物は、比較的大きな用量範囲
にわたる雄性不稔、植えるのに良好な種子および低毒性
を導く能力を含むすべての特性のより良好な均衡を提供
する。
【0012】本発明の1つの好適例において、−CO2Yは
カルボキシ基またはその塩である。−CO2Yがカルボキシ
基の塩である場合、陽イオンはアルカリ金属イオン、ア
ルカリ土類金属イオンまたは遷移金属イオンであること
ができる。陽イオンはまた、アンモニウムまたは置換ア
ンモニウムイオンであることができる。好適である代表
的なアルカリ金属イオンはリチウム、ナトリウムおよび
カリウムイオンを含み;代表的なアルカリ土類金属イオ
ンはマグネシウム、カルシウムおよびバリウムイオンを
含み;代表的な遷移金属イオンは亜鉛、マンガン、鉄、
チタンおよびモリブデンイオンを含み;好適である代表
的なアンモニウムイオンはアンモニウムイオン自体およ
びアルキル置換アンモニウムイオン(特にアルカノール
置換アンモニウムイオン)を含む。
【0013】フェニル基Rは未置換フェニルあるいは1
個のハロゲン原子、好ましくは塩素またはフッ素で4′
置換されたフェニル;YはH、Na またはKであり;X
は式OR1 (ここでR1 は随意にC1 〜C4 アルコキシ
基で置換されたC1 〜C4 アルキルを示す)を表すのが
好ましい。好ましいエステルは、直線状または分枝状C
1 〜C6 アルカノールから調製されたものを含む。
【0014】Y位置において、テトラブチルアンモニウ
ムおよびテトラメチルアンモニウム塩は、アルキル置換
基の代わりにアルカノール置換基を有するアンモニウム
塩と共に特に好ましい。好ましい−CO2Y基は酸および酸
塩であるが、上記に記載したエステルは好適に近い。酸
塩の中では、第四アンモニウム塩が、溶解性を増大させ
るため好ましい。Xは−OMe 、−OEt 、−OnPr、−OiP
r、−OiBu、−OCH2CH2OCH3 または−OCH2CH2OCH2CH3
あるのが好ましい。
【0015】好ましい化合物は、これらの列挙した好適
な置換基の1つ以上を前記した一般式と組み合わせて選
択することにより決定される。若干の置換基の組み合わ
せは特に好ましい。1つの好ましい組み合わせは、Rが
塩素またはフッ素原子で4′置換されたフェニルであ
り;Yが−H、−Na またはKであり;Xが−OMe 、−
OEt 、−OnPr、−OiPr、−OiBu、−OCH2CH2OCH3 または
−OCH2CH2OCH2CH3である場合である。
【0016】好ましい化合物は、これらの列挙した好適
な置換基の1つ以上を前記した一般式と組み合わせて選
択することにより決定される。若干の置換基の組み合わ
せは特に好ましい。1つの好ましい組み合わせは、Rが
塩素またはフッ素原子で4′置換されたフェニルであ
り;Yが−H、−Na またはKであり;Xが−OMe 、−
OEt 、−OCH2CH2OCH3 または−OCH2CH2OCH2CH3である場
合である。
【0017】また、所与の一般式を有する化合物の農学
的に許容しうる酸付加塩もまた、本発明の方法に用いる
ことができる。代表的な酸付加塩は強酸、例えば塩酸、
臭化水素酸および硫酸を用いて生成したものである。酸
性または塩基性官能基の塩、例えば−CO2Yまたは−X基
もまた本発明に含まれる。本発明を通して、農学的に許
容しうる塩は、塩が、この塩が形成される親化合物よ
り、植物または植物の消費者に対して実質的に有毒でな
いことを意味する。
【0018】本発明に係る代表的な化合物は、以下のも
の: 1−(4′−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−5−エトキシシンノリン−3−カルボン酸 1−(4′−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−5−エトキシシンノリン−3−カルボン酸 1−(4′−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−5−−プロピルオキシ−シンノリン−3−
カルボン酸 1−(4′−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−5−メトキシ−シンノリン−3−カルボン酸 1−(4′−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−5−−ブトキシ−シンノリン−3−カル
ボン酸 1−(4′−トリフルオロメトキシフェニル)−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−5−メトキシシンノリン−3
−カルボン酸 並びに上記の各化合物のアンモニウム、ナトリウム、カ
リウムおよびリチウムカルボン酸塩並びに上記に列挙し
た各化合物の酸付加塩を含む。カルボン酸塩は、C−3
におけるカルボン酸基の塩を意味する。酸付加塩は、環
または側鎖窒素のプロトン化により生成した塩を意味す
る。
【0019】本発明に係る化合物は、類似化合物を製造
する既知の方法により合成するかまたは既知のピリダジ
ンまたはシンノリンの合成の改良法により製造すること
ができる。例えば、シンノリンを合成する多くの合成経
路は、ここに参照文献として記載したコンデンスト・ピ
リダジンズ・インクルーディング・シンノリンズ・アン
ド・フタラジンズ(Condensed Pyridazines Including
Cinnolines and Phthalazines)、R.N.キャッスル
(R. N. Castle)編、ジョン・ウィリー・アンド・ソン
ズ(John Wiley and Sons)、ニューヨーク、1973、1〜
321 ページに記載されている。例えば、1つの適切な方
法は、次式
【0020】
【化5】 (式中R1 は前に指定した置換フェニル基を示す)で表
される容易に入手しうるジエチルメソキサレートジフェ
ニルヒドラゾンをエタノール性塩基と反応させてジカル
ボン酸を与える反応である。この酸は適切な試薬、例え
ば塩化チオニルを用いて二酸塩化物に転化される。この
酸塩化物は次に、例えばニトロベンゼン中で約100 ℃に
おいてTiCl4 の存在下でフリーデルクラフツ反応を受け
る。次式
【0021】
【化6】 (式中R1 は前記のものと同一のものを示す)で表され
る生成物が得られる。この反応は簡単にするため未置換
フェニル基により示したが、他の芳香環または置換基、
例えば4′位における置換基もまた存在しうるが、フリ
ーデルクラフツ反応が進行するために、少なくとも1つ
のオルト位のジフェニルヒドラゾンが非置換でなければ
ならない。この環形成反応を妨害する基は、保護された
形態(例えば、後にアミンに転化しうるアシルアミノ
基)として存在するかまたは後に加えられる(例えばフ
ェニル環のハロゲン化により)かまたは合成の間存在す
る適切な基の転化により生成しうる。
【0022】本発明に係る化合物を合成する他の一般的
合成法は、ここに参照文献として記載したシンセシス(S
ynthesis) 、52〜53ページ (1983) に記載されている。
この一連の反応において、重要な段階は次式
【化7】 (式中Rは前記のものと同一のものを示し、Fはフッ素
よりむしろ随意にニトロ基であってもよい)で表される
中間体の縮合である。この反応もまた簡単にするために
未置換シンノリンを生成するものとして示す。
【0023】上記に示した3−カルボキシシンノリンは
次に、既知の方法により本発明に係る他の化合物に転化
することができる。例えば、カルボン酸基はカルボン酸
塩に転化するかまたは保護されていたアミノ基を脱保護
し、ジアゾ化し、および種々の官能基に転化することが
できる。これらの反応および最初に形成した環状化合物
を変性させることができる他の反応の種々の変法を用い
て、本発明に係るすべての化合物を、例えばここに参照
文献として、前に記載した4件の従来技術の特許(米国
特許第4,345,934 号、米国特許第4,115,727 号、独国特
許出願公開第28 08 795 号、欧州特許第37 133号、欧州
特許第320 782 号および欧州特許第49 971号)に記載さ
れているように製造することができる。
【0024】
【実施例】一連の化合物を、上記に記載したような手法
を用いて合成し、これらの化合物の若干について以下の
実施例2に述べた手順を用いて雄性不稔を誘発する能力
を試験した。代表的な化合物を以下の表1に示した。こ
れらの化合物の若干を塩として雄性不稔誘発試験に用い
た。
【0025】実施例1−1−(4′−クロロフェニル)
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−5−フルオロシンノ
リン−3−カルボン酸の合成 ウィエレンガ(Wierenga)およびスカルニック(Skulnick)
の一般的方法(ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミ
ストリー(J. Org. Chem.)(1979)44:310 )を用い
て、3.0 g (22.6ミリモル)のマロン酸モノエチルを2
mgの2,2′−ジピリジルを含む乾燥THF40 ml に溶
解した溶液を、1.5 Mのブチルリチウム(45.28 ミリモ
ル)のヘキサン溶液29.2 ml で温度を−60℃以下に保持
するような方法で−75℃において処理した。温度を放置
して−5℃に到達させ、再び−70℃に降下させ、次いで
11.32 ミリモルの2,6−ジフルオロベンゾイルクロリ
ドを15 ml の乾燥THFに溶解した溶液を添加し、この
間温度を−60℃またはこれ以下に保持した。混合物を連
続的にかきまぜながら、2時間にわたり放置して室温に
到達させた。エーテルで希釈し、40 ml の1N HCl で処
理した後、混合物を通常の方法により仕上げて、有機残
留物を蒸留した後、6.9 g(67%)の生成物を得、沸点
は1Torrにおいて117 〜119 ℃であった。
【0026】酢酸ベンゾイル(38.8g、0.17モル)を0.
51モルの酢酸カリウムを含む水性メタノールに溶解した
溶液を、10〜15℃において、p−クロロフェニルジアゾ
ニウムクロリド(0.18モルのp−クロロアニリンから誘
導した)の水溶液で処理した。生成した沈殿を水性メタ
ノールから再結晶し、真空中で一夜を通じて乾燥し、次
に300 mlの乾燥DMFに溶解した。この溶液に11.0gの
無水炭酸カリウムおよび50 mg の18−クラウン−6を加
えた。この混合物をかきまぜならが1時間にわたり100
℃に加熱した。反応混合物を冷却し、水で希釈し、沈殿
を採集し、乾燥して39gの所望のシンノリンカルボン酸
エチルエステルを得、融点は158 〜160℃であった。所
望の酸は、室温において1当量の水酸カリウムを含むエ
タノール中でけん化し、再酸性化し、生成した沈殿を濾
別することにより得られ、融点は246 〜247 ℃であっ
た。
【0027】実施例1A−5−ハロ前駆体から5−アル
コキシシンノリンを合成する一般的方法 実施例1に述べた方法により調製することができる5−
ハロ前駆体1当量をジオキサンに溶解した溶液に、所望
のカリウムアルコキシドのパラジオキサン溶液を加え
た。混合物を不活性雰囲気下で室温においてより粘ちょ
う性の場合に用いられる温和な加熱を用いてかきまぜ
た。反応の経過を高圧液体クロマトグラフィー(HPL
C)により監視した。反応が完了した際、 pH を pH 4
に調整し、混合物を水で希釈し、沈殿生成物を濾別して
所望の5−アルコキシ誘導体を得た(収率は通常90%を
超過した)。
【0028】本発明において合成された化合物
【化8】
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】本発明に係る化合物は、ユリ目の植物、ユ
リ科の植物、ネギ属の植物および特にネギ植物A.セパ
(A. Cepa) のユリ綱植物を含むユリ綱植物における化学
雑種化剤として有用である。これらの中でネギの作物の
処理が好ましい。種々の効果が、処理する際の植物の成
長過程に依存して得られる。本発明に係る化合物は不所
望な雌性不稔を誘発することなく選択された雄性不稔を
誘発する。約30%の雌性稔性が一般的に許容されるが、
このレベルは、方法を、F1 種子の形成の経済性に基い
て商業的に用いた際異なりうる。ここで用いられている
雄性不稔は、雄花部の欠如、不稔花粉の形成および通常
の花粉を形成するが機能的に受粉を引き起こすことがで
きない雄花部により発生した不稔を含む。
【0032】本発明に係る化合物を雑種に用いる際、こ
れらを、不所望な薬毒反応または他の不所望な副反応を
発生させることなく雄性不稔の効果を発生させるのに十
分な量で用いる。本発明に係る化合物は一般的にエーカ
ーあたり0.025 〜20ポンド(0.011 〜9.07 kg)、好まし
くはエーカーあたり0.125 〜10ポンド(0.057 〜4.54k
g) の割合で用いる。用いる量は、植物のタイプおよび
当業者によく知られているような使用方法に依存し、知
られていない場合には簡単な実験により決定することが
できる。
【0033】任意の雑種化方法を用いることができる
が、一般に以下の方法が十分である。交配させる2つの
親株を交互の区画、列または列の群に植える。雄の親株
を本発明に係る化合物で処理してこの親株に雄性不稔を
誘発させる。次に、雄の親株(未処理)からの花粉を雌
の親株に、人工的方法または好ましくは自然的方法、例
えば風媒または虫媒により受粉させる。この雌の親株に
より形成した種子はF−1であり、これを次に従来的な
手法により採集する。
【0034】本発明に係る化合物は、植物を成長させる
培地、例えばネギ畑における土壌の表面に散布する際、
ユリ綱植物に雄性不稔を誘発させるのに極めて有効であ
る。本発明に係る化合物を他の方法で雄性不稔を誘発さ
せるために用いる他の方法は、開花茎の葉に直接散布す
ることである。この方法を用いる場合、化合物を開花の
開始時と還元分裂の開始時との間で用いる際、極めて選
択的な雄性不稔が得られる。また本発明に係る化合物を
種子に直接施与して雄性不稔を発生させることができ、
このため種子を活性成分を含む流体組成物中に直接浸漬
する。また、種子に本発明に係る化合物を含む溶液また
は懸濁液を噴霧することができる。一般に、種子を種子
100 ポンド(45 kg)あたり 1/4 〜10ポンド(0.11〜4.
5 kg) の量で本発明に係る化合物で処理する。
【0035】本発明に係る化合物は、他の植物成長抑制
剤、例えばこれらの化合物の混合物と共に雑種化物質と
して用いることができる。用いることができる植物成長
抑制剤の例は、オーキシン、ギベレリン、エチレン発生
性物質例えばエテホン、ピリドン、サイトカイニン、マ
レインヒドラジド、炭酸、2,2−ジメチルヒドラジ
ド、コリン(並びにこれらの塩)、(2−クロロエチ
ル)トリメチルアンモニウムクロリド、トリヨード安息
香酸、トリブチル−2,4−ジクロロベンゼンホスホニ
ウムクロリド、重合体N−ビニル−2−オキサゾリジノ
ン、トリ(ジメチルアミノエチル)ホスフェートおよび
これらの化合物の塩並びにN−ジメチルアミノ−1,
2,3,6−テトラヒドロフタルアミドおよびこれらの
塩を含む。1種以上の本発明に係る化合物 対 植物抑
制活性を有する1種以上の他の化合物の比率が1:99〜
99:1である組成物を製造することができる。同様に、
本発明に係る化合物を用いて他の農業的目的に有用な組
成物、例えば除草剤、殺菌剤、殺虫剤および植物殺菌剤
を製造することができる。
【0036】本発明に係る化合物をそれ自体で、または
他の植物成長抑制剤と組み合わせて植物に散布すること
ができる。本発明に係る化合物を含む組成物および他の
任意の活性成分は、それ自体植物に何の顕著な影響をも
及ぼさないが、活性成分の植物へのより単純な使用を可
能にする任意の物質である農学的に適切な担体で希釈す
ることができる。担体は液体および固体を共に含む。従
って、本発明に係る組成物は固体または液体の組成物あ
るいは溶液のいずれであってもよい。例えば、化合物は
パウダー(Powder)、乳化性濃縮物、粉剤(dusts) 、ペレ
ット、エーロゾルおよび溶液として用いることができ
る。種々の組成物のいずれにおいても、界面活性剤を加
えて活性化合物の取り込みを増加させることができる。
物質の使用を補助する薬剤、例えば分散剤および洗浄剤
を用いることは極めて好ましく、特に葉に対する散布を
含む方法に好ましい。
【0037】本発明に係る化合物を任意の適切な溶媒に
溶解することができる。用いることができる溶媒の例
は、水、アルコール、ケトン、芳香族炭化水素、ハロゲ
ン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジオキサンおよ
びジメチルスルホキシドを含む。これらの溶媒の混合物
もまた同様に用いることができる。これらの溶液の濃度
は約2〜約98重量%の活性成分とすることができ、約20
〜約75重量%の範囲内が好ましい。
【0038】本発明に係る化合物は、乳剤を製造するた
めに水中への分散を可能にする乳化物質と共に、有機溶
媒例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メチル化ナフ
タレン、トウモロコシ油、ターペンタイン、o−ジクロ
ロベンゼン、イソホロン、シクロヘキサンまたはオレイ
ン酸メチルあるいはこれらの溶媒の混合物に溶解する。
適切な乳化剤は、アルキルフェノールまたは長鎖アルコ
ール、メルカプタン、カルボン酸および反応性アミン並
びに特に高分子量のアルコールのエチレンオキシド誘導
体を含む。溶媒に可溶性である硫酸塩またはスルホン酸
塩、例えばアルキルベンゼンスルホネートのアルカリ金
属塩またはアミン塩並びに界面活性特性を有するナトリ
ウム脂肪族アルコールサルフェートを単独でまたはエチ
レンオキシド反応生成物と組み合わせて乳化剤として用
いることができる。自由流動性のエマルジョン濃縮物
は、同様に乳剤に形成され、前記化合物に加えて、水並
びに安定剤、例えば水溶性セルロース誘導体またはポリ
アクリル酸の水溶性塩を含む。乳剤中の活性成分の濃度
は一般に約10〜60重量%であり、自由流動性エマルジョ
ン濃縮物中の濃度は一般に約10〜60重量%、またしばし
ば75重量%までである。
【0039】本発明に係る化合物を含むパウダーを製造
している場合に、通常活性成分を微粉末固体、例えばク
レー、有機ケイ酸塩もしくは炭酸塩あるいはシリカゲル
と、生成した物質を保持することができる薬剤とともに
混合する。かかるパウダー中の活性成分の濃度は一般に
20〜98重量%の範囲内であり、好ましくは40〜75重量%
の範囲内である。分散物質は、一般に全パウダーの約0.
5 〜3重量%の量で存在することができる。薬剤を加え
て水の吸収を調節してもよく、加える場合一般に全パウ
ダーの約0.1 〜約5重量%の量で存在する。
【0040】粉剤は活性成分を、天然の有機物または無
機物であることができる微粉末不活性固体と混合するこ
とにより製造することができる。このために適切な物質
は小麦粉、穀粉、珪藻土、ケイ酸塩、炭酸塩およびクレ
ーを含む。粉剤を製造するのに十分な方法は、湿潤性粉
末を微粉末単体と共に粉砕することである。約20〜約80
%の活性成分を含む粉剤濃縮物は既知の方法により製造
することができ、次に希釈して粉剤の約1〜約10重量%
の本発明に係る化合物の最終濃度を形成する。
【0041】粒状組成物は、任意既知の方法、例えば活
性成分を固体物質例えば粒状フラー土、ひる石、ひき割
りとうもろこし、穀物外皮(grain hull)のような種皮ま
たは他の物質に含浸させることにより製造することがで
きる。本発明に係る化合物の1種以上を自由流動性有機
溶媒に溶解した溶液を粒状固体に付着させるかまたはこ
れと混合し、その後溶媒を蒸発させることができる。粒
状物質は粒径により制限されない。しかし、有用な粒径
は16〜60メッシュ(米国標準ふるいサイズ)である。活
性成分は一般に粒状組成物の約2〜約15重量%を占め
る。
【0042】本発明に係る化合物の塩は水溶液として製
造することができ、この形態で用いることができる。塩
は代表的に溶液の約0.05〜約50重量%、好ましくは約0.
1 〜10%を占める。いずれの場合においても、これらの
溶液を使用前に付加的な水で希釈してもよい。若干の場
合において、活性物質の活性は他の薬剤、例えばグリセ
リン、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリオキシエチレンソルビトール、モノオレエ
ート、ポリプロピレングリコール、ポリアクリル酸、ポ
リエチレンナトリウムマロネートまたはポリエチレンオ
キシドを溶液中に含ませることにより増加させることが
できる。助剤は一般に溶液の約0.1 〜約5重量%、特定
的に約0.5 〜2重量%を占める。いずれの場合において
も種々の溶液は農学的に許容しうる適切な界面活性剤を
含むことができる。
【0043】本発明に係る化合物は、任意既知の方法、
例えば液圧噴霧、空気噴霧または粉剤の形態によりユリ
綱植物に用いることができる。少容量を用いる方法に
は、一般に化合物の溶液を用いる。用いる容量および使
用の速度は、用いる方法により変化する種々の要因、例
えば使用方法の特定的なタイプ、活性成分を用いる植物
の成長過程および当業者に知られているかまたは簡単な
実験により容易に決定される他の要因に依存する。本発
明を次の実施例によりさらに説明する。
【0044】実施例2−ネギ ネギについての野外試験を、短日ネギについてカリフォ
ルニア州サン・ジュアン・ボーティスタ(San Juan Baut
ista) において、長日ネギについてアイダホ州ナンパ(N
ampa) において実施した。本発明に係る化合物5および
10をそれぞれ4または5用量において試験した。化合物
を葉に、手に噴霧ビンを保持して散布した。各化合物は
低発泡界面活性剤として0.4 %トライトン(Triton)AG
−98 v/v を含む水溶性溶液として配合した。これらの
試験の結果を以下の表2および表3に示す。これらの結
果は、本発明に係る化合物10が化合物5より本試験で用
いられた用量においてネギに対する毒性が低いことを示
す。良好な雄性不稔(視覚的評価に基く)が、化合物10
のすべての用量において誘発された。用量がより高い場
合花に若干の薬毒が発生した。化合物5は化合物10より
薬毒が高く、雄性不稔と薬毒との間の独立はより低かっ
た。植えられた自然受粉された種子はある程度まで処理
した植物において減少した。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】本明細書中に述べたすべての刊行物および
特許出願は、各刊行物および特許出願が特定的および個
別に参照文献として包含すると示した場合と同程度の範
囲においてここに包含した。本発明を完全に記載した
が、当業者に多くの変法および改良法が特許請求の範囲
の本意または範囲を逸脱することなく可能であることを
理解すべきである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユリ綱植物において雄性不稔を誘発する
    にあたり、 上記植物、上記植物が成長する種子あるいは上記植物が
    成長しているかまたは上記植物を成長させる培地を次式 【化1】 (式中Xは式OR1 で表される基を示し、ここでR1
    随意にC1 〜C4 アルコキシ基またはC2 〜C4 アルケ
    ニルで置換されたC1 〜C4 アルキル基を示し;Yは水
    素またはC1 〜C6 アルキルを示し;Rはフェニルある
    いは1〜3個のハロゲン原子またはC1 〜C4 ハロアル
    コキシで置換されたフェニルを示す)で表される化合物
    またはその農学的に許容しうる塩から成る花粉抑制剤で
    処理することを特徴とするユリ綱植物の雄性不稔を誘発
    する方法。
  2. 【請求項2】 Yが−Hまたはその塩であることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 XがC1 〜C2 アルコキシまたはC1
    2 アルコキシで置換されたC1 〜C2 アルコキシであ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 Rがフェニルまたは、4′−クロロおよ
    び4′−フルオロから成る群から選択された置換基X1
    で4′置換されたフェニルであることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 RがX1 (ここでX1 は4′−Fを示
    し、Xは−OCH3を示し、Yは−Hを示す)で置換された
    フェニルまたはその塩であることを特徴とする請求項4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 RがX1 (ここでX1 は4′−Cl を示
    し、Xは−OCH2CH2OCH3 を示し、Yは−Hを示す)で置
    換されたフェニルまたはその塩であることを特徴とする
    請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 植物がネギ属植物であることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 植物がネギであることを特徴とする請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 花粉抑制剤を植物を成長させる培地にそ
    の水溶液として用いることにより上記植物を処理するこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 ユリ綱植物の自家受粉から雑種の種子
    を形成するにあたり、 雌の親株の葯を請求項1記載の花粉抑制剤化合物を用い
    て滅菌し、上記の雌の親株を未処理の雄の親株からの花
    粉を用いて受粉させ、これにより雑種の種子を形成する
    ことを特徴とするユリ綱植物の自家受粉から雑種の種子
    を形成する方法。
  11. 【請求項11】 上記の雑種の種子がネギ属植物からの
    種子であることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記種子がネギの種子であることを特
    徴とする請求項11記載の方法。
JP4222926A 1991-08-22 1992-08-21 ユリ綱植物において雄性不稔を誘発する方法 Pending JPH05301807A (ja)

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