JPH05299817A - プリント基板修正装置 - Google Patents

プリント基板修正装置

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JPH05299817A
JPH05299817A JP9932392A JP9932392A JPH05299817A JP H05299817 A JPH05299817 A JP H05299817A JP 9932392 A JP9932392 A JP 9932392A JP 9932392 A JP9932392 A JP 9932392A JP H05299817 A JPH05299817 A JP H05299817A
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JP
Japan
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pattern
thickness
circuit board
printed circuit
wiring pattern
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9932392A
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English (en)
Inventor
Hidenori Sekiguchi
英紀 関口
Yuji Sakata
裕司 阪田
Fumio Tabata
文夫 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプリント基板修正装置に関し、プリ
ント基板の配線パターン部の欠陥を短時間で修正でき、
且つ自動化が可能なプリント基板修正装置を実現するこ
とを目的とする。 【構成】 プリント基板上に配線パターンを形成すると
きに生ずる該配線パターンの欠陥修正に用いる装置であ
って、プリント基板1の配線パターン2の欠陥部の厚さ
を測定する厚さ測定部10と、測定された厚さからカッ
ト量を制御するカット深さ制御部11と、プリント基板
1の配線パターン2の欠陥部を切断除去するパターンカ
ット部12とを具備して成るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度化した配線パター
ンを有するプリント基板の配線パターンの欠陥を修正す
るために用いるプリント基板修正装置に関する。
【0002】近年、半導体装置の高集積化に伴い、LS
Iを搭載するプリント基板が多層化、高密度化してい
る。また、電子計算機の高速化に伴い、信号は高速化
(高周波数化)するために、これらを伝える配線パター
ンの静電容量を抑えることも必要である。このようなこ
とから、ポリイミド系の薄膜層基板が注目されている。
この薄膜層基板は、従来のセラミック基板(以下、厚膜
層という)の表面に積層され、厚膜層の配線パターンを
通したのでは遅延が大きい高速の信号を伝えるのに用い
られる。
【0003】この薄膜層基板では、厚膜層と比較して高
密度に配線パターンを配置するために図5に示すように
製造過程で隣接するパターン2が(a)図の如く短絡3
したり、あるいは(b)図の如くエッチング残り4によ
り必要間隔が不足になるといった欠陥が発生する。この
ため、欠陥箇所を切断除去するためのパターンカット装
置が必要となる。
【0004】
【従来の技術】従来のパターンカット装置を図6に示
す。これは、レーザ発振器5、ハーフミラー6、対物レ
ンズ7、TVカメラ8、TVモニタ9等を具備して構成
されている。そして同図に示すように、プリント基板1
のパターンの欠陥部をTVカメラ8及びTVモニタ9で
検出し、該欠陥部にレーザ光を照射し、熱エネルギで欠
陥部を溶切するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパターンカ
ット装置では、正規のパターンのようにパターン厚さが
既知であれば、レーザの光量を調整することで、1回の
レーザの照射で下の絶縁層に損傷を与えないでパターン
を切断することができるが、図5(a)に示すような薄
膜層基板の隣接パターン間短絡や、図5(b)に示すパ
ターン脹らみの場合には、欠陥部のパターン厚さが未知
であるので、1回のレーザ照射で欠陥箇所を切断するこ
とは困難である。その理由は、欠陥部の厚さが厚いと切
断しきれないで不良導体が残り、欠陥部の厚さが薄いと
下の絶縁層に損傷を及ぼすためである。そこで従来はレ
ーザの光量を絞り、顕微鏡で欠陥部を観察しながら、欠
陥部が完全に切断除去されるまで複数回に分けてレーザ
を照射していた。
【0006】このように、レーザの光量を絞り、観察し
ながらレーザを照射するのでは、ひとつの欠陥箇所を修
正するのに、多大な時間が必要であり、パターン修正装
置のスループットが低下する。また、顕微鏡で切断部を
観察しながら、人間がレーザ照射の繰り返しを判断して
いたので、修正装置の自動化ができず、人件費によるコ
ストアップになっていた。
【0007】本発明は、プリント基板の配線パターン部
の欠陥を短時間で修正でき、且つ自動化が可能なプリン
ト基板修正装置を実現しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント基板修
正装置に於いては、プリント基板上に配線パターンを形
成するときに生ずる該配線パターンの欠陥修正に用いる
装置であって、プリント基板1の該配線パターン2の欠
陥部の厚さを測定する厚さ測定部10と、測定された厚
さからカット量を制御するカット深さ制御部11と、プ
リント基板1の配線パターン2の欠陥部を切断除去する
パターンカット部12とを具備して成ることを特徴とす
る。また、それに加えて、上記パターンカット部12に
レーザ又は超音波カッタを使用することを特徴とする。
【0009】また、それに加えて、上記カット深さ制御
部11には、配線パターンの厚さとカット量の制御量と
の関係テーブルを有し、該テーブルを参照してカット量
を制御することを特徴とする。この構成を採ることによ
り、プリント基板の配線パターン部の欠陥を短時間で修
正でき、且つ自動化が可能なプリント基板修正装置が得
られる。
【0010】
【作用】本発明では、図1の原理説明図に示すように、
プリント基板1のパターン2の欠陥部の厚さを厚さ測定
部10で測定し、その測定結果から、カット深さ制御部
11では、パターン厚さとカット制御量の関係テーブル
を参照してカット条件を決め、そのカット条件でパター
ンカット部12はパターン欠陥部をカットするため、1
回のカットで欠陥を修正することができる。従って高速
化、自動化が可能となる。
【0011】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例を示す構成図で
ある。本実施例は同図に示すように、厚さ測定部とし
て、プリント基板1のパターン2に対し斜方向からシー
ト光を照射できるレーザ発振器13及び対物レンズ14
と、パターン2からの反射光を対物レンズ15を介して
受光するTVカメラ16とを具備している。またカット
深さ制御部は制御装置20として、画像メモリ17、厚
さ測定回路18、制御テーブル19を具備している。な
お画像メモリ17はTVカメラ16に接続している。
【0012】また、パターンカット部として、レーザ発
振器21と、該レーザ発振器からのレーザ光を制御、集
光してプリント板のパターンに照射するNDフィルタ2
2及び対物レンズ23と、該NDフィルタを駆動するN
Dフィルタ駆動装置24を具備し、レーザ発振器21及
びNDフィルタ駆動装置は制御装置に接続している。な
お、25はプリント基板1をのせてXY方向に移動させ
るXYステージであり、制御装置20に接続されたXY
ステージ駆動装置26によって駆動されるようになって
いる。
【0013】このように構成された本実施例の作用を次
に説明する。本実施例は厚さ測定部として光切断法を用
いており、プリント基板1に斜め方向からシート状の光
27を照射しているため、プリント基板1の表面形状の
高さの違いにより図3に示すような光切断像28が得ら
れる。そして、この光切断像28をTVカメラ16で取
り込み、画像処理により、光切断線のずれからそのずれ
に比例したパターンの高さを測定することができる。
【0014】光切断線のずれ量から欠陥パターンの厚さ
が計算されると、制御装置20は制御テーブル19に従
って、その厚さにおける最適なパターンカット用レーザ
の光量を求める。制御テーブルには、表1に示すよう
に、パターンの厚さによる最適なNDフィルタ22の透
過率、及び、その透過率となるようなNDフィルタ22
の回転量が格納されている。レーザの種類、パターンの
材質により、パターン厚さに対する最適な光量は変化す
るので、この制御テーブルは、前もって実験により求め
ておく。
【0015】
【表1】
【0016】NDフィルタ22は、レーザの光量を調整
するために一般に使用されているもので、円板状のフィ
ルタで円周方向で透過率が異なるようになっており、円
板を回転することで光量を連続的に変化できるようにな
っている。そこで、制御テーブル19には、パターン厚
さに対する最適なNDフィルタの回転量が格納されてい
る。その回転量に従って、NDフィルタ22をNDフィ
ルタ駆動装置24により回転し、レーザの光量を決め、
レーザを照射して欠陥箇所をカットするのである。ま
た、XYステージ25は水平にX又はY方向に移動し
て、その上のプリント基板1の任意の箇所の欠陥部をレ
ーザ照射位置へ持って行くことができる。
【0017】本実施例によれば、プリント基板のパター
ン欠陥部の厚さを厚さ測定部で測定し、カット深さ制御
部でパターン厚さとカット制御量の関係テーブルを参照
してカット条件を決め、パターンカット部で欠陥部をカ
ットするようにしたため、1回のカットで欠陥部を修正
することができる。
【0018】図4は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。同図において図2と同一部分は同一符号を付して示
した。本実施例の構成は前実施例とほぼ同様であり、異
なるところは、パターンカット部が異なっている。即
ち、第1の実施例ではパターンカット部にレーザを用い
ていたが、本実施例では、超音波カッタ32と、該超音
波カッタを弾性支持体31を介して支持するZステージ
29と、該Zステージを上下に駆動するZステージ駆動
装置30からなるパターンカット部を用いている。
【0019】このように構成された本実施例は、TVカ
メラ16からの光切断像が制御装置20内の画像メモリ
17に取り込まれ、光切断線のずれ量から厚さ測定回路
18でパターン欠陥部の厚さが計算されることは第1の
実施例と同様である。本実施例では、この測定された厚
さに対する最適な超音波カッタの押しつけ力を制御テー
ブル19′から求める。
【0020】超音波カッタ32はカッタの刃先を数十KH
z で微小な超音波振動をさせ、それによって部材を切断
するものであり、カッタを部材に強く押しつける程切削
量が多くなる。そこで制御テーブル19′には表2に示
すように、パターンの厚さに対する最適なカッタ押しつ
け力、及びその押しつけ力となるようなZステージ29
の移動量が格納されている。
【0021】
【表2】
【0022】この制御テーブルから求めた最適押しつけ
力及びZステージ移動量により、Zステージ駆動装置3
0はZステージ29を駆動する。これにより弾性支持体
31を介して支持されている超音波カッタ32は最適押
しつけ力でパターン欠陥部に押しつけられ、欠陥部を切
削除去することができる。
【0023】なお、この制御テーブル19′は超音波カ
ッタの出力、パターンの材質により、パターンの厚さに
対する最適押しつけ力は変化するので、予め実験により
求めておく必要がある。なお表2に示した制御テーブル
は、カッタの押し付け力を変化させたものであるが、押
し付け力を一定にしてカッタの振幅のみを変えることに
よってもカット量を制御することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、カットすべき欠陥パタ
ーンの厚さを測定し、その厚さに最適なカット量を自動
的に制御して、短時間に欠陥部のカットができるので、
装置のスループットが向上し、また人手を介さないので
人件費が削減でき、コスト低下に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図3】光切断法による光切断像を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図5】プリント基板のパターン欠陥を示す図である。
【図6】従来のパターンカット装置を示す図である。
【符号の説明】
1…プリント基板 2…配線パターン 10…厚さ測定部 11…カット深さ制御部 12…パターンカット部 13,21…レーザ発振器 14,15,23…対物レンズ 16…TVカメラ 17…画像メモリ 18…厚さ測定回路 19,19′…制御テーブル 20…制御装置 22…NDフィルタ 24…NDフィルタ駆動装置 25…XYステージ 26…XYステージ駆動装置 27…シート光 28…光切断線 29…Zステージ 30…Zステージ駆動装置 31…弾性支持体 32…超音波カッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に配線パターンを形成す
    るときに生ずる該配線パターンの欠陥修正に用いる装置
    であって、プリント基板(1)の該配線パターン(2)
    の欠陥部の厚さを測定する厚さ測定部(10)と、測定
    された厚さからカット量を制御するカット深さ制御部
    (11)と、プリント基板(1)の配線パターン(2)
    の欠陥部を切断除去するパターンカット部(12)とを
    具備して成ることを特徴とするプリント基板修正装置。
  2. 【請求項2】 上記パターンカット部(12)にレーザ
    を使用することを特徴とする請求項1のプリント基板修
    正装置。
  3. 【請求項3】 上記パターンカット部(12)に超音波
    カッタを使用することを特徴とする請求項1のプリント
    基板修正装置。
  4. 【請求項4】 上記カット深さ制御部(11)には、配
    線パターンの厚さとカット量の制御量との関係テーブル
    を有し、該テーブルを参照してカット量を制御すること
    を特徴とする請求項1のプリント基板修正装置。
JP9932392A 1992-04-20 1992-04-20 プリント基板修正装置 Withdrawn JPH05299817A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001068829A (ja) * 1999-06-21 2001-03-16 Fine Device:Kk プリント配線板の短絡部分の切断方法及び装置
JP2002261425A (ja) * 2000-12-25 2002-09-13 Matsushita Electric Works Ltd 回路基板の製造方法
JP2008263152A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Murata Kahoru 万能フオトリソグラフ装置

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706