JPH0529822A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JPH0529822A
JPH0529822A JP3179409A JP17940991A JPH0529822A JP H0529822 A JPH0529822 A JP H0529822A JP 3179409 A JP3179409 A JP 3179409A JP 17940991 A JP17940991 A JP 17940991A JP H0529822 A JPH0529822 A JP H0529822A
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JP3179409A
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Koichi Tsunekawa
光一 常川
Atsuya Andou
篤也 安藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯無線機のアンテナ構造に関し、人体近傍
で用いるときでも良好な放射特性を確保できるアンテナ
を有する携帯無線機の実現を目的とする。 【構成】 棒状の誘電体にその長手方向に沿って導体板
を付着せしめると共に、該導体板と対向する上記誘電体
の面に、少なくとも1条の線状あるいは帯状の導体を係
着し、該導体上の一点と前記導体板上の一点とを導体で
接続して成るアンテナを具備し、上記導体の一端をプラ
ス側とすると共に上記導体板の一端をマイナス側として
給電する如く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯無線機に関し、特に
人体等の近傍で用いる場合にも利得が劣化することの少
ないアンテナ構造を有する携帯無線機に係る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の携帯無線機の例を示す図で
あって、(a)は誘電体被覆アンテナ、(b)はヘリカ
ルアンテナ、(c)は線状アンテナを持つ携帯無線機の
例を示している。同図において、27は誘電体棒、28
は線状金属アンテナ素子、29は金属筐体、30はアン
テナ保持用誘電体棒、31はヘリカル状金属アンテナ素
子、32は金属筐体、33は直線金属アンテナ素子、3
4は金属筐体を表わしている。
【0003】同図(a)はアンテナ素子を短くするため
に線状アンテナ素子の周囲を誘電体で被覆したものであ
り、電気長が約1/4波長で共振し、誘電体の損失でや
や利得が低くなる。この場合、水平(X−Y)面の放射
パターンは無指向性、すなわち円形である。また、同図
(b)に示すものは同じく小形化の手法としてアンテナ
線をヘリカルに巻いたものであり、この場合も水平(X
−Y)面の放射パターンは無指向性である。同図(c)
に示すものは最も一般的なものであり、1/4波長直線
状アンテナを用いる例である。この場合はアンテナ利得
の低下は無いが、やはり水平(X−Y)面の放射パター
ンは無指向性である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の携帯無線機は全てアンテナが無指向性であったため
に、人体近傍で扱われる場合、人体方向の放射電力が吸
収、反射され、アンテナ特性が劣化するとともに、利得
が大幅に低下すると言う欠点があった。
【0005】図4に上述したような従来のアンテナを容
積が約100ccの携帯無線機に取付けた場合の自由空間
と通話状態(人が無線機を持って、耳に当てて通話して
いる)利得の変化を示す。同図において数字符13が1
/4波長線状アンテナの場合、14がヘリカルアンテナ
の場合を示している。この図からも明らかなように、通
話状態で1/4波長アンテナが−13dBd、ヘリカル
アンテナが−14.7dBdと非常に低くなっている。
【0006】このように従来の携帯無線機はアンテナ放
射パターンが水平面で無指向性であるために、人体装着
時(通話時)にアンテナ利得が非常に低くなるという欠
点をもっていた。また、従来のアンテナは、形状がほぼ
共振周波数を決めていたので共振周波数の調整はアンテ
ナ形状を変える必要があり、そのため大変手間がかかる
と言う問題点もあった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、人体等の電波妨
害物の近傍においてもアンテナ利得の劣化が少なく、良
好な特性を持ち、さらに、容易に共振周波数を調整出来
るアンテナを持った携帯無線機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、棒状の誘電体
にその長手方向に沿って導体板を付着せしめると共に、
該導体板と対向する上記誘電体の面に、少なくとも1条
の線状あるいは帯状の導体を係着し、該導体上の一点と
前記導体板上の一点とを導体で接続して成るアンテナを
具備せしめ、上記導体の一端をプラス側とすると共に上
記導体板の一端をマイナス側として給電するように構成
した携帯無線機である。
【0009】
【作用】本発明の携帯無線機においては、アンテナ形状
を上述のような構造としているので、アンテナ放射パタ
ーンが単一指向性となり、人体近傍で使用した場合で
も、人体側の放射を低く押さえることが出来るから通話
時のアンテナ利得劣化が少なく、良好な特性を持った携
帯無線機を実現することが出来る。さらに、アンテナ構
造を大幅に変えることなく共振周波数を容易に変化させ
ることが可能である。以下実施例に基づいて本発明の作
用等に関し詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であって、
携帯無線機の斜視図を示している。同図において、1は
誘電体の棒、2は線状の金属(以下線状金属とも言
う)、3は該線状の金属2と対抗する面に装着され平板
状金属、4は線状金属と平板状金属を接続する金属線、
5は給電点、6は金属筐体、7は同軸型の給電線、8は
受信機を表わしており、Sは上記金属線による接続点と
筐体面(アンテナ下端)との距離を示している。給電線
7の芯線は線状金属2に接続され、外被が金属筐体6に
接続されており、平板状金属3は金属筐体6に接続され
ている。従って、線状金属2はプラスとして、また、平
板金属3はマイナスとして給電されていることになる。
【0011】この携帯無線機のリターンロス特性を図2
に、放射パターン特性を図3に示す。図3の9はEΘ成
分、10はEΦ成分を表わす。この場合の誘電体棒は比
誘電率17、寸法は10×5×60mm(X×Y×Z)で
あり、Sは25mmである。これらの図で明らかなよう
に、わずか60mmで920MHzに共振し、かつ放射パ
ターンもEΘ成分の最大/最小レベルの差は8dBd程
度あり、単一指向性パターンとなる。
【0012】図4は自由空間にアンテナを直立せしめた
場合(図では単に自由空間と記載)と通話状態における
アンテナ利得について示す図である。(本図については
先に「発明が解決しようとする課題」の欄でも触れてい
る)同図において、13は1/4波長(85mm)線状ア
ンテナ、14は60mmヘリカルアンテナ、15は本実施
例の誘電体アンテナの場合を示している。この図で示さ
れているように、自由空間中は、1/4波長アンテナが
1dBdと最も高く、次いで本実施例の誘電体アンテナ
が2dBdとなっているが、通話時(人体近傍装着時)
は本実施例の誘電体アンテナが−12dBdと最も高
い。このように本発明のアンテナは通話時において他の
アンテナよりも高い特性を有することが分かる。
【0013】さらに本アンテナの特徴として、容易に共
振周波数を変化させることができる点が挙げられる。図
5に実施例1と同一寸法のアンテナにおいて、接続金属
線4と筐体面(アンテナ下端)との距離Sを変化させた
時の共振周波数の関係を示す。この図からも明らかなよ
うに、距離Sによりアンテナ共振周波数を約300MH
zも変化させることが可能である。すなわち、全くアン
テナ外寸を変えずに、Sを調整することで共振周波数を
変えることが出来る。このため、非常に容易にアンテナ
の調整を行なうことができる。
【0014】以上のように本実施例では、放射パターン
を単一指向性とすることが出来るので、通話時における
利得特性の劣化が少なく良好な特性が得られるととも
に、アンテナ共振周波数の調整も容易な携帯無線機を実
現することができる。
【0015】図6は本発明の他の実施例を示す図であ
り、16は誘電体の棒、17,18はそれぞれ線状金
属、19は線状金属17,18と対抗する面に装着され
平板状金属、20は線状金属17と平板状金属19を接
続する金属線、21は線状金属18と平板状金属19を
接続する金属線、22,23はそれぞれは給電点、2
4,25はそれぞれは受信機または送信機を表わしてい
る。この実施例は線状金属が2本ある場合で、それぞれ
の線状金属に接続された二つの系で動作し、2システム
にアクセスする場合とか、送信/受信を分けて行なう場
合、または、受信機を2台用いておこなうベースバンド
ダイバーシチ方式などの構成を行なう場合の例である。
【0016】この実施例の場合も基本構造は同じである
ので、前記実施例とその効果は全く変わらず、人体装着
時のアンテナ特性の劣化は少ない。さらに、接続金属線
20,21の位置を変えることにより、容易に2つのア
ンテナで違う周波数に共振させることができる。もちろ
ん、線状金属は2つに限らず、複数でもよい。本実施例
によれば、人体近接時に良好な特性をもち、かつ容易に
任意の違う点で共振する複数のアンテナを一体として構
成できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナ放射パターンが単一指向性で、人体近傍で使用
するときの人体側のアンテナ放射を低く押えることがで
きるから、通話時のアンテナ利得劣化の少ない携帯無線
機を実現することができる。また、アンテナの構造寸法
を変更することなく、共振周波数を容易に変化し得るの
で調整が容易であると言う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】実施例のアンテナのリターンロス特性を示す図
である。
【図3】実施例のアンテナの放射パターン特性を示す図
である。
【図4】アンテナの利得特性を示す図である。
【図5】平板金属と金属線の接続点と共振周波数との関
係を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図である。
【図7】従来の携帯無線機の例を示す図である。
【符号の説明】
1,16 誘電体の棒 2,17,18 線状金属 3,19 平板状金属 4,20,21 線状金属と平板状金属を接続する金
属線 5,22,23 給電点 6,26 金属筐体 7 同軸型給電線 8 受信機 9 EΘ成分 10 EΦ成分 13 1/4波長(85mm)線状アンテナの特性 14 60mmヘリカルアンテナの特性 15 本実施例の誘電体アンテナの特性 24,25 受信機または送信機

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 棒状の誘電体にその長手方向に沿って導
    体板を付着せしめると共に、 該導体板と対向する上記誘電体の面に、少なくとも1条
    の線状あるいは帯状の導体を係着し、 該導体上の一点と前記導体板上の一点とを導体で接続し
    て成るアンテナを具備し、 上記導体の一端をプラス側とすると共に上記導体板の一
    端をマイナス側として給電することを特徴とする携帯無
    線機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002076414A (ja) * 2000-08-28 2002-03-15 Abel Systems Inc 太陽電池

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