JPH05296897A - コンクリート製品の強度試験装置 - Google Patents
コンクリート製品の強度試験装置Info
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- JPH05296897A JPH05296897A JP9666292A JP9666292A JPH05296897A JP H05296897 A JPH05296897 A JP H05296897A JP 9666292 A JP9666292 A JP 9666292A JP 9666292 A JP9666292 A JP 9666292A JP H05296897 A JPH05296897 A JP H05296897A
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- head
- concrete product
- pin
- pressing
- concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート製品の押圧による反力を確実に
受ける機能を損なうことなく、ヘッドを上下動させる機
構を簡易にし、しかも、迅速に駆動することができるよ
うにし、もって、コストダウンを図るとともに、ヘッド
の位置決めに要する時間を短縮できるようにする。 【構成】 予め、ヘッド10を吊下げて昇降動させる昇
降機構30のチェーンブロック31を駆動してコンクリ
ート製品Cの大きさに合わせてヘッド10を適宜の位置
に位置決めし、ピン41を、ヘッド10の凹部14に嵌
合当接するように、最適な位置の挿通孔42に挿通して
おく。また、コンクリート製品Cを台車50に載置しヘ
ッド10下方に移動させる。そして、押圧機構20を駆
動し、コンクリート製品Cを押圧し、その変形量を計測
して強度試験を行なう。この場合、ヘッド10はこのピ
ン41によって上方への移動が規制されるので、コンク
リート製品Cに対して荷重を確実に作用させることがで
きる。
受ける機能を損なうことなく、ヘッドを上下動させる機
構を簡易にし、しかも、迅速に駆動することができるよ
うにし、もって、コストダウンを図るとともに、ヘッド
の位置決めに要する時間を短縮できるようにする。 【構成】 予め、ヘッド10を吊下げて昇降動させる昇
降機構30のチェーンブロック31を駆動してコンクリ
ート製品Cの大きさに合わせてヘッド10を適宜の位置
に位置決めし、ピン41を、ヘッド10の凹部14に嵌
合当接するように、最適な位置の挿通孔42に挿通して
おく。また、コンクリート製品Cを台車50に載置しヘ
ッド10下方に移動させる。そして、押圧機構20を駆
動し、コンクリート製品Cを押圧し、その変形量を計測
して強度試験を行なう。この場合、ヘッド10はこのピ
ン41によって上方への移動が規制されるので、コンク
リート製品Cに対して荷重を確実に作用させることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水路管等のコンクリー
ト製品に圧力をかけてその際の歪み等を測定して強度試
験を行なうコンクリート製品の強度試験装置に関する。
ト製品に圧力をかけてその際の歪み等を測定して強度試
験を行なうコンクリート製品の強度試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート製品の強度
試験装置としては、例えば、一対の支柱間にヘッドを上
下動可能に架設し、このヘッドに該ヘッドの下方に配設
されたコンクリート製品を押圧する押圧機構を設けたも
のがある。上記ヘッドの上下動は、例えば、支柱にネジ
シャフトを設け、ヘッドに該ネジシャフトに螺合する雌
ネジ部を設け、ネジシャフトを回転させてネジ部を介し
てヘッドを上下動させるネジ機構により行なっている。
そして、コンクリート製品の大きさに合わせてネジ機構
を駆動しヘッドを所定位置に位置決めし、ヘッドの下方
にコンクリート製品を配設し、押圧機構によりコンクリ
ート製品を押圧し、このときのコンクリート製品の歪み
等を測定して強度試験を行なうようにしている。
試験装置としては、例えば、一対の支柱間にヘッドを上
下動可能に架設し、このヘッドに該ヘッドの下方に配設
されたコンクリート製品を押圧する押圧機構を設けたも
のがある。上記ヘッドの上下動は、例えば、支柱にネジ
シャフトを設け、ヘッドに該ネジシャフトに螺合する雌
ネジ部を設け、ネジシャフトを回転させてネジ部を介し
てヘッドを上下動させるネジ機構により行なっている。
そして、コンクリート製品の大きさに合わせてネジ機構
を駆動しヘッドを所定位置に位置決めし、ヘッドの下方
にコンクリート製品を配設し、押圧機構によりコンクリ
ート製品を押圧し、このときのコンクリート製品の歪み
等を測定して強度試験を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のコンクリート製品の強度試験装置にあっては、ヘッ
ドをネジ機構によって上下動させ、押圧機構のコンクリ
ート製品への押圧に対する反力をこのネジ機構で受ける
ようにしているが、ネジ機構は精度も高いことからコス
ト高になっているという問題があった。また、機構精度
が高いことから、上下動も緩やかに行なわなければなら
ないので、セッティングに要する時間が長くなり、効率
が悪いという問題があった。
来のコンクリート製品の強度試験装置にあっては、ヘッ
ドをネジ機構によって上下動させ、押圧機構のコンクリ
ート製品への押圧に対する反力をこのネジ機構で受ける
ようにしているが、ネジ機構は精度も高いことからコス
ト高になっているという問題があった。また、機構精度
が高いことから、上下動も緩やかに行なわなければなら
ないので、セッティングに要する時間が長くなり、効率
が悪いという問題があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、押圧による反力
を確実に受ける機能を損なうことなく、ヘッドを上下動
させる機構を簡易にし、しかも、迅速に駆動することが
できるようにし、もって、コストダウンを図るととも
に、ヘッドの位置決めに要する時間を短縮できるように
する点にある。
を確実に受ける機能を損なうことなく、ヘッドを上下動
させる機構を簡易にし、しかも、迅速に駆動することが
できるようにし、もって、コストダウンを図るととも
に、ヘッドの位置決めに要する時間を短縮できるように
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、一対の支柱間にヘッド
を上下動可能に架設し、このヘッドに該ヘッドの下方に
配設されたコンクリート製品を押圧する押圧機構を設
け、該押圧機構の押圧によってコンクリート製品の歪み
等を測定して強度試験を行なうコンクリート製品の強度
試験装置において、ヘッドを吊下げて昇降動させ支柱の
適宜の位置に位置決めする昇降機構と、ヘッドに当接し
てヘッドの上方への移動を規制するピンと、支柱に所定
間隔で設けられ上記ピンを挿脱可能に保持する挿通孔と
を備えたものである。
るための本発明の技術的手段は、一対の支柱間にヘッド
を上下動可能に架設し、このヘッドに該ヘッドの下方に
配設されたコンクリート製品を押圧する押圧機構を設
け、該押圧機構の押圧によってコンクリート製品の歪み
等を測定して強度試験を行なうコンクリート製品の強度
試験装置において、ヘッドを吊下げて昇降動させ支柱の
適宜の位置に位置決めする昇降機構と、ヘッドに当接し
てヘッドの上方への移動を規制するピンと、支柱に所定
間隔で設けられ上記ピンを挿脱可能に保持する挿通孔と
を備えたものである。
【0006】そして、上記押圧機構により押圧されるコ
ンクリート製品が載置されるとともにヘッドの下方で移
動可能な台車と、該台車を所定位置に停止させる停止機
構とを備えたものが有効である。
ンクリート製品が載置されるとともにヘッドの下方で移
動可能な台車と、該台車を所定位置に停止させる停止機
構とを備えたものが有効である。
【0007】
【作用】上記構成からなるコンクリート製品の強度試験
装置によれば、予め、昇降機構を駆動してコンクリート
製品の大きさに合わせてヘッドを適宜の位置に位置決め
する。昇降機構はヘッドを吊下げて昇降動させるので、
機構を簡易にしてしかも迅速な駆動が可能となる。次
に、ピンを、この位置決めされたヘッドに当接するよう
に、最適な位置の挿通孔に挿通しておく。この場合、ヘ
ッドを上昇させて挿通したピンに突き当てるようにすれ
ば、ヘッドの位置決めがより正確になる。この状態で、
コンクリート製品をヘッド下方に配設する。そして、押
圧機構を駆動し、コンクリート製品を押圧する。この場
合、ヘッドはコンクリート製品に対する反力を受け上方
へ移動しようとするが、ヘッドはピンに当接しているの
で、このピンによってヘッドの上方への移動が規制さ
れ、反力が確実に受けられコンクリート製品に対して荷
重が確実に作用させられる。これにより、コンクリート
製品が歪むが、その変形量は計測されてコンクリート製
品の強度算出の用に供される。
装置によれば、予め、昇降機構を駆動してコンクリート
製品の大きさに合わせてヘッドを適宜の位置に位置決め
する。昇降機構はヘッドを吊下げて昇降動させるので、
機構を簡易にしてしかも迅速な駆動が可能となる。次
に、ピンを、この位置決めされたヘッドに当接するよう
に、最適な位置の挿通孔に挿通しておく。この場合、ヘ
ッドを上昇させて挿通したピンに突き当てるようにすれ
ば、ヘッドの位置決めがより正確になる。この状態で、
コンクリート製品をヘッド下方に配設する。そして、押
圧機構を駆動し、コンクリート製品を押圧する。この場
合、ヘッドはコンクリート製品に対する反力を受け上方
へ移動しようとするが、ヘッドはピンに当接しているの
で、このピンによってヘッドの上方への移動が規制さ
れ、反力が確実に受けられコンクリート製品に対して荷
重が確実に作用させられる。これにより、コンクリート
製品が歪むが、その変形量は計測されてコンクリート製
品の強度算出の用に供される。
【0008】また、台車を備えた場合には、コンクリー
ト製品をヘッド下方に配設する際、台車を支柱から離れ
たところに移動させてコンクリート製品を台車に載置
し、次に、この台車を走行させて、ヘッド下方にコンク
リート製品を移動させる。そして、停止機構により台車
を所定位置に停止させる。この場合、コンクリート製品
を台車により移動させるので、移動位置決めが容易かつ
正確に行なわれ、迅速な設定が可能となる。
ト製品をヘッド下方に配設する際、台車を支柱から離れ
たところに移動させてコンクリート製品を台車に載置
し、次に、この台車を走行させて、ヘッド下方にコンク
リート製品を移動させる。そして、停止機構により台車
を所定位置に停止させる。この場合、コンクリート製品
を台車により移動させるので、移動位置決めが容易かつ
正確に行なわれ、迅速な設定が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係るコンクリート製品の強度試験装置について詳細に説
明する。
係るコンクリート製品の強度試験装置について詳細に説
明する。
【0010】実施例に係るコンクリート製品の強度試験
装置は、図1乃至図3に示すように、一対の支柱1と、
この支柱間に上下動可能に架設されるヘッド10と、該
ヘッド10の下方に配設されたコンクリート製品Cを押
圧する押圧機構20と、ヘッド10の昇降機構30と、
ヘッド10の上方への移動を規制する規制機構40と、
コンクリート製品Cが載置される台車50とを備えて構
成されている。
装置は、図1乃至図3に示すように、一対の支柱1と、
この支柱間に上下動可能に架設されるヘッド10と、該
ヘッド10の下方に配設されたコンクリート製品Cを押
圧する押圧機構20と、ヘッド10の昇降機構30と、
ヘッド10の上方への移動を規制する規制機構40と、
コンクリート製品Cが載置される台車50とを備えて構
成されている。
【0011】上記各支柱1は、図4にも示すように、断
面コ字状の一対のチャンネル部材2を、所定間隙Sを設
けて背中合わせにして形成され、下端が基礎3に埋設さ
れて固定されている。一方のチャンネル部材2には、人
が上るための把手4が等間隔に溶接固定されている。ま
た、支柱1の上端間には梁部材5が架設されており、こ
の梁部材5に人が乗るためのデッキ6が設けられてい
る。
面コ字状の一対のチャンネル部材2を、所定間隙Sを設
けて背中合わせにして形成され、下端が基礎3に埋設さ
れて固定されている。一方のチャンネル部材2には、人
が上るための把手4が等間隔に溶接固定されている。ま
た、支柱1の上端間には梁部材5が架設されており、こ
の梁部材5に人が乗るためのデッキ6が設けられてい
る。
【0012】ヘッド10は、図4,図5及び図6にも示
すように、四角柱状の管部材11の両端部に上記支柱1
の間隙Sに挿入される突出部12を突設したものであ
る。この突出部12は、板状に形成されており、その基
端部が管部材11の切欠き13に挿入されて溶接固定さ
れ、先端部に上開放の凹部14が形成されている。この
凹部14の周囲には補強板15が固着されている。ま
た、先端部下側には、支柱1のチャンネル部材2面を転
動するローラ16が取付け板17を介して設けられてい
る。
すように、四角柱状の管部材11の両端部に上記支柱1
の間隙Sに挿入される突出部12を突設したものであ
る。この突出部12は、板状に形成されており、その基
端部が管部材11の切欠き13に挿入されて溶接固定さ
れ、先端部に上開放の凹部14が形成されている。この
凹部14の周囲には補強板15が固着されている。ま
た、先端部下側には、支柱1のチャンネル部材2面を転
動するローラ16が取付け板17を介して設けられてい
る。
【0013】押圧機構20は、図2に示すように、コン
クリート製品Cに当接する当接部材21と、当接部材2
1をコンクリート製品Cに押圧する油圧シリンダ装置2
2とからなる。当接部材21は上記ヘッド10の管部材
11に平行な当接面23を有し三角形盤状に形成されて
いる。油圧シリンダ装置22はヘッド10の中央部に取
付けられており、ピストン24の先端部に上記当接部材
21が取付けられている。25は、ピストン24と当接
部材21との間に介装され、油圧シリンダ装置22の押
圧力を計測する圧力計測機である。
クリート製品Cに当接する当接部材21と、当接部材2
1をコンクリート製品Cに押圧する油圧シリンダ装置2
2とからなる。当接部材21は上記ヘッド10の管部材
11に平行な当接面23を有し三角形盤状に形成されて
いる。油圧シリンダ装置22はヘッド10の中央部に取
付けられており、ピストン24の先端部に上記当接部材
21が取付けられている。25は、ピストン24と当接
部材21との間に介装され、油圧シリンダ装置22の押
圧力を計測する圧力計測機である。
【0014】昇降機構30は、ヘッド10を吊下げて昇
降動させ支柱1の適宜の位置に位置決めするもので、図
2に示すように、上記支柱1の梁部材5の両側に、夫
々、周知のチェーンブロック31を設けている。両チェ
ーンブロック31は電動モータ32の駆動によりチェー
ン34の巻き取り巻き戻しを行なうものであり、互いに
同期して駆動される。33はチェーンブロック31を覆
うカバーである。チェーンブロック31のチェーン34
は、図5に示すように、その端部がヘッド10の突出部
12上部に連結金具35を介して連結され、支柱1のチ
ャンネル部材2の間隙Sに通されて、ヘッド10を吊下
げている。
降動させ支柱1の適宜の位置に位置決めするもので、図
2に示すように、上記支柱1の梁部材5の両側に、夫
々、周知のチェーンブロック31を設けている。両チェ
ーンブロック31は電動モータ32の駆動によりチェー
ン34の巻き取り巻き戻しを行なうものであり、互いに
同期して駆動される。33はチェーンブロック31を覆
うカバーである。チェーンブロック31のチェーン34
は、図5に示すように、その端部がヘッド10の突出部
12上部に連結金具35を介して連結され、支柱1のチ
ャンネル部材2の間隙Sに通されて、ヘッド10を吊下
げている。
【0015】規制機構40は、図4及び図6に示すよう
に、ピン41と挿通孔42とから構成されている。ピン
41は、ヘッド10の突出部12の凹部14に嵌合当接
してヘッド10の上方への移動を規制するものである。
43はピン41の先端に設けられた把持部である。挿通
孔42は、各支柱1の両チャンネル部材2にその長手方
向に沿って所定間隔で設けられ上記ピン41を挿脱可能
に保持するものである。44は支柱1のカバーである。
に、ピン41と挿通孔42とから構成されている。ピン
41は、ヘッド10の突出部12の凹部14に嵌合当接
してヘッド10の上方への移動を規制するものである。
43はピン41の先端に設けられた把持部である。挿通
孔42は、各支柱1の両チャンネル部材2にその長手方
向に沿って所定間隔で設けられ上記ピン41を挿脱可能
に保持するものである。44は支柱1のカバーである。
【0016】台車50は、図7及び図8に示すように、
上記押圧機構20により押圧されるコンクリート製品C
を細長状の一対の支持体51を介して載置するものであ
る。支持体51は台車50の上面に所定間隔で平行に設
けられている。この台車50は、電動モータ52により
チェーン伝達機構52aを介して駆動されレール53上
を転動する車輪54を有している。この台車50のレー
ル53は、ヘッド10の長手方向に対して直交する方向
に、ヘッド10下方の基礎面に該基礎面より突出しない
ように敷設されている。これにより台車50はヘッド1
0の下方において移動可能になっている。
上記押圧機構20により押圧されるコンクリート製品C
を細長状の一対の支持体51を介して載置するものであ
る。支持体51は台車50の上面に所定間隔で平行に設
けられている。この台車50は、電動モータ52により
チェーン伝達機構52aを介して駆動されレール53上
を転動する車輪54を有している。この台車50のレー
ル53は、ヘッド10の長手方向に対して直交する方向
に、ヘッド10下方の基礎面に該基礎面より突出しない
ように敷設されている。これにより台車50はヘッド1
0の下方において移動可能になっている。
【0017】この台車50には、該台車50を所定位置
に停止させる停止機構55が設けられている。この停止
機構55は、台車50に上記基礎面に設置可能な脚部5
6を設け、車輪軸57の軸受58を進退可能に油圧シリ
ンダ装置59に取付けたものである。油圧シリンダ装置
59は、台車50の裏面側に設けられており、そのピス
トンの前進時に軸受58を進出させて車輪54をレール
53上に支持させ、ピストンの後退時に上記脚部56が
設置されるよう軸受58を退出させ、この脚部56の設
置により、台車50を所定位置に停止させる。
に停止させる停止機構55が設けられている。この停止
機構55は、台車50に上記基礎面に設置可能な脚部5
6を設け、車輪軸57の軸受58を進退可能に油圧シリ
ンダ装置59に取付けたものである。油圧シリンダ装置
59は、台車50の裏面側に設けられており、そのピス
トンの前進時に軸受58を進出させて車輪54をレール
53上に支持させ、ピストンの後退時に上記脚部56が
設置されるよう軸受58を退出させ、この脚部56の設
置により、台車50を所定位置に停止させる。
【0018】また、図1乃至図3に示すように、60は
制御装置であり、昇降機構30の両チェーンブロック3
1の電動モータ32を駆動するとともに、押圧機構20
の油圧シリンダ装置22を駆動し、その油圧力を調整す
る等の機能を備えている。この強度試験装置は、図示外
の試験処理装置を備えている。この試験処理装置は、上
記油圧シリンダ装置22の圧力計測機25の測定結果、
及び、台車50の適宜の位置に設けられコンクリート製
品Cのたわみ量を計測するマイクロメータ61の計測結
果等からコンクリート製品Cの強度をマイクロコンピュ
ータの処理により算出するものである。
制御装置であり、昇降機構30の両チェーンブロック3
1の電動モータ32を駆動するとともに、押圧機構20
の油圧シリンダ装置22を駆動し、その油圧力を調整す
る等の機能を備えている。この強度試験装置は、図示外
の試験処理装置を備えている。この試験処理装置は、上
記油圧シリンダ装置22の圧力計測機25の測定結果、
及び、台車50の適宜の位置に設けられコンクリート製
品Cのたわみ量を計測するマイクロメータ61の計測結
果等からコンクリート製品Cの強度をマイクロコンピュ
ータの処理により算出するものである。
【0019】従って、この実施例に係る強度試験装置で
コンクリート製品Cの強度試験を行なうときは、以下の
ようにする。強度試験は、コンクリート製品Cとして、
例えば、図1及び図7に示すように、水路管(例えば、
断面寸法1.2m×1.2m,長さ2m)について行な
う。
コンクリート製品Cの強度試験を行なうときは、以下の
ようにする。強度試験は、コンクリート製品Cとして、
例えば、図1及び図7に示すように、水路管(例えば、
断面寸法1.2m×1.2m,長さ2m)について行な
う。
【0020】先ず、予め、コンクリート製品Cの大きさ
に合わせてヘッド10を適宜の位置に位置決めする。こ
の際は、昇降機構30の両チェーンブロック31の電動
モータを同期させて駆動させ、チェーン34の巻き取り
巻き戻しを行なわせる。この場合、チェーンブロック3
2の電動モータを駆動させるので、比較的早くヘッド1
0を昇降動させることができ、そのため、迅速に初期の
セッティングが可能となる。次に、規制機構40のピン
41を、位置決めされたヘッド10の突出部12の凹部
14に嵌合当接するように、最適な位置の挿通孔42に
把手4側から挿通しておく。
に合わせてヘッド10を適宜の位置に位置決めする。こ
の際は、昇降機構30の両チェーンブロック31の電動
モータを同期させて駆動させ、チェーン34の巻き取り
巻き戻しを行なわせる。この場合、チェーンブロック3
2の電動モータを駆動させるので、比較的早くヘッド1
0を昇降動させることができ、そのため、迅速に初期の
セッティングが可能となる。次に、規制機構40のピン
41を、位置決めされたヘッド10の突出部12の凹部
14に嵌合当接するように、最適な位置の挿通孔42に
把手4側から挿通しておく。
【0021】また、台車50を支柱1から離れたところ
に移動させ、クレーン等を用いてコンクリート製品Cを
一対の支持体51を介して台車50に載置する。そして
マイクロメータ61を適宜の位置に設置する。次に、こ
の台車50の電動モータ52を駆動し、台車50をレー
ル53上に走行させて、ヘッド10下方にコンクリート
製品Cを移動する。そして、電動モータ52を停止し、
停止機構55の油圧シリンダ装置59を後退させて車輪
54の軸受58を退出させ、脚部56を設置させて台車
50を所定位置に停止させる。この場合、コンクリート
製品Cを台車50により移動させて位置決めするので、
クレーン等で直接設置する場合に比較して、移動位置決
めを容易に行なうことができるとともに、所定位置に正
確に位置決めでき、迅速な設定が可能となる。
に移動させ、クレーン等を用いてコンクリート製品Cを
一対の支持体51を介して台車50に載置する。そして
マイクロメータ61を適宜の位置に設置する。次に、こ
の台車50の電動モータ52を駆動し、台車50をレー
ル53上に走行させて、ヘッド10下方にコンクリート
製品Cを移動する。そして、電動モータ52を停止し、
停止機構55の油圧シリンダ装置59を後退させて車輪
54の軸受58を退出させ、脚部56を設置させて台車
50を所定位置に停止させる。この場合、コンクリート
製品Cを台車50により移動させて位置決めするので、
クレーン等で直接設置する場合に比較して、移動位置決
めを容易に行なうことができるとともに、所定位置に正
確に位置決めでき、迅速な設定が可能となる。
【0022】この状態において、押圧機構20の油圧シ
リンダ装置22を駆動し、当接部材21をコンクリート
製品Cに押圧する。この場合、当接部材21はコンクリ
ート製品Cに対する反力を受け、この反力によりヘッド
10が上方へ移動しようとするが、ヘッド10はその突
出部12においてピン41に嵌合当接しているので、こ
のピン41によってヘッド10の上方への移動が規制さ
れ、そのため、反力を確実に受けることができ、コンク
リート製品Cに荷重を確実に作用させることができる。
コンクリート製品Cは押圧機構20の押圧力によりたわ
むが、この変形量はマイクロメータ61によって計測さ
れ、計測処理装置により、上記油圧シリンダ装置22の
圧力計測機25の測定結果等とともにコンクリート製品
Cの強度算出の用に供される。
リンダ装置22を駆動し、当接部材21をコンクリート
製品Cに押圧する。この場合、当接部材21はコンクリ
ート製品Cに対する反力を受け、この反力によりヘッド
10が上方へ移動しようとするが、ヘッド10はその突
出部12においてピン41に嵌合当接しているので、こ
のピン41によってヘッド10の上方への移動が規制さ
れ、そのため、反力を確実に受けることができ、コンク
リート製品Cに荷重を確実に作用させることができる。
コンクリート製品Cは押圧機構20の押圧力によりたわ
むが、この変形量はマイクロメータ61によって計測さ
れ、計測処理装置により、上記油圧シリンダ装置22の
圧力計測機25の測定結果等とともにコンクリート製品
Cの強度算出の用に供される。
【0023】尚、上記実施例においては、コンクリート
製品Cとしての水路管の試験の場合について説明した
が、コンクリート製品Cの大きさ形状等についてはこれ
に限られるものではなく、種々のコンクリート製品に適
応できる。
製品Cとしての水路管の試験の場合について説明した
が、コンクリート製品Cの大きさ形状等についてはこれ
に限られるものではなく、種々のコンクリート製品に適
応できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート製品の強度試験装置によれば、ヘッドを位置決めす
る昇降機構は、ヘッドを吊下げて昇降動させることか
ら、チェーンブロック等の簡易な機構を用いることがで
き、しかも迅速に駆動させることができるので、コスト
ダウンを図ることができるとともに、ヘッドの位置決め
に要する時間を短縮し、セッティングの効率を大幅に向
上させることができる。
ート製品の強度試験装置によれば、ヘッドを位置決めす
る昇降機構は、ヘッドを吊下げて昇降動させることか
ら、チェーンブロック等の簡易な機構を用いることがで
き、しかも迅速に駆動させることができるので、コスト
ダウンを図ることができるとともに、ヘッドの位置決め
に要する時間を短縮し、セッティングの効率を大幅に向
上させることができる。
【0025】また、押圧機構の押圧時に、ヘッドの上方
への移動はピンによって規制でき、反力を確実に受けて
コンクリート製品に対して荷重を確実に作用させること
ができる。また、ピンを用いることから、構造が簡単に
なり取付け操作も容易になるので、この点でもコストダ
ウンを図ることができるとともに、セッティングの時間
を短縮し効率を大幅に向上させることができる。
への移動はピンによって規制でき、反力を確実に受けて
コンクリート製品に対して荷重を確実に作用させること
ができる。また、ピンを用いることから、構造が簡単に
なり取付け操作も容易になるので、この点でもコストダ
ウンを図ることができるとともに、セッティングの時間
を短縮し効率を大幅に向上させることができる。
【0026】更に、台車を備えた場合には、コンクリー
ト製品をクレーン等で直接設置する場合に比較して、コ
ンクリート製品の移動位置決めを容易かつ正確に行なう
ことができ、より一層迅速な設定ができるようになる。
ト製品をクレーン等で直接設置する場合に比較して、コ
ンクリート製品の移動位置決めを容易かつ正確に行なう
ことができ、より一層迅速な設定ができるようになる。
【図1】本発明の実施例に係るコンクリート製品の強度
試験装置を示す斜視図である。
試験装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るコンクリート製品の強度
試験装置を示す正面図である。
試験装置を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例に係るコンクリート製品の強度
試験装置を示す側面図である。
試験装置を示す側面図である。
【図4】図1中A−A線断面図である。
【図5】本発明の実施例に係るヘッドを示す正面図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例に係るヘッドの要部を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係る台車を示す側面断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の実施例に係る台車を示す平面図であ
る。
る。
C コンクリート製品 1 支柱 2 チャンネル部材 S 間隙 10 ヘッド 12 突出部 14 凹部 16 ローラ 20 押圧機構 21 当接部材 22 油圧シリンダ装置 30 昇降機構 31 チェーンブロック 34 チェーン 40 規制機構 41 ピン 42 挿通孔 50 台車 55 停止機構
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の支柱間にヘッドを上下動可能に架
設し、このヘッドに該ヘッドの下方に配設されたコンク
リート製品を押圧する押圧機構を設け、該押圧機構の押
圧によってコンクリート製品の歪み等を測定して強度試
験を行なうコンクリート製品の強度試験装置において、
ヘッドを吊下げて昇降動させ支柱の適宜の位置に位置決
めする昇降機構と、ヘッドに当接してヘッドの上方への
移動を規制するピンと、支柱に所定間隔で設けられ上記
ピンを挿脱可能に保持する挿通孔とを備えたことを特徴
とするコンクリート製品の強度試験装置。 - 【請求項2】 上記押圧機構により押圧されるコンクリ
ート製品が載置されるとともにヘッドの下方で移動可能
な台車と、該台車を所定位置に停止させる停止機構とを
備えたことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製
品の強度試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9666292A JPH05296897A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | コンクリート製品の強度試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9666292A JPH05296897A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | コンクリート製品の強度試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296897A true JPH05296897A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14171035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9666292A Pending JPH05296897A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | コンクリート製品の強度試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05296897A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111896405A (zh) * | 2020-08-01 | 2020-11-06 | 泰州益泰建设工程检测有限公司 | 一种混凝土回弹仪装置及其使用方法 |
JP2021117021A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
CN116296746A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-06-23 | 宁波市新铭建设工程测试有限公司 | 一种高耐久性预应力混泥土性能快速检测方法 |
WO2024189863A1 (ja) * | 2023-03-15 | 2024-09-19 | 日本電信電話株式会社 | 測定方法及び測定装置 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP9666292A patent/JPH05296897A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021117021A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
CN111896405A (zh) * | 2020-08-01 | 2020-11-06 | 泰州益泰建设工程检测有限公司 | 一种混凝土回弹仪装置及其使用方法 |
CN116296746A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-06-23 | 宁波市新铭建设工程测试有限公司 | 一种高耐久性预应力混泥土性能快速检测方法 |
CN116296746B (zh) * | 2023-03-13 | 2023-11-14 | 宁波市新铭建设工程测试有限公司 | 一种高耐久性预应力混泥土性能快速检测方法 |
WO2024189863A1 (ja) * | 2023-03-15 | 2024-09-19 | 日本電信電話株式会社 | 測定方法及び測定装置 |
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