JPH05296698A - 煙火点火装置 - Google Patents

煙火点火装置

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Publication number
JPH05296698A
JPH05296698A JP10671292A JP10671292A JPH05296698A JP H05296698 A JPH05296698 A JP H05296698A JP 10671292 A JP10671292 A JP 10671292A JP 10671292 A JP10671292 A JP 10671292A JP H05296698 A JPH05296698 A JP H05296698A
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JP
Japan
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ignition
order
wiring
circuit
smoke
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Application number
JP10671292A
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English (en)
Inventor
Masaharu Tabuchi
雅春 田渕
Koichi Kurokawa
孝一 黒川
Yoshiaki Osumi
善朗 大角
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全にかつ配線の交錯誤配線を防ぎ、最短距
離に配線するのみで点火順位に対する点火位置への配線
が自動的に結線される装置を得る。 【構成】 点火器は、煙火打ち上げ順位と点火位置の番
号を入力するキーボード、この数値をBCD コードに変換
するエンコーダ、この順位と位置のコードを記憶するメ
モリー回路、メモリーから読み出した出力を直列信号と
して送信する並直列変換器、点火電源、抵抗計を有す
る。点火器及び端子函間は4芯ケーブルで接続し、端子
函は、コード化信号をデコードして複数のリレーを選択
駆動するデコード回路、その各リレー接点に接続する点
火出力端子を持つ。点火玉A1〜A100と端子函間の配線
は、点火順位に拘わらず交差することなく、配列順に接
続して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は煙火点火装置、より詳し
くは煙火打ち上げ用の電気煙火点火装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気煙火点火装置は、点火玉と点火器と
の間は電線で接続される。例えば、少なくとも数10本程
度の発射筒が煙火の打ち上げに用いられる場合が多い
が、このケースで発射筒を配列順に順次点火する場合な
ら、その夫々の点火玉に対し配線をして遠隔からの電気
点火を行わせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発射筒が例え
ば200 m位の範囲に分散配置されていて、配列順の点火
ではなく、かつ種類の異なる煙火を所望の順序で打ち上
げようとするような場合には、その演出上いちいち打ち
上げ順に配置し、直すなどといったことは極めて面倒な
ことから、電気点火を実施しようとすると、一例として
図2に示すような交錯した配線となる。図中、A1〜A100
は点火玉、1は例えば前方150 m程度の位置にセットし
た点火器を夫々示す。ここに、点火器1は、点火電源2
と、ステッピングリレー3と、そのリレーの接点S1〜S1
00に夫々接続した点火出力端子T1〜T100とを有し、夫々
の各端子は点火順に従い、点火玉A3, A96, A4, A9,・・
・, A11, A94に対し、電線路W1, W2,W3, W4, ・・・, W
99, W100 をもって配線されている。
【0004】ここで、図2にみるように、点火玉A1〜A1
00と点火器1の間の電線は極めて長く、かつ交差する。
従って、電線の使用量並びに費用と膨大なものとなると
ともに、配線の交錯する誤配線が生じやすく、距離も長
いから確認作業も極めて困難であって、布線撤収ともに
大変な労力を必要とする。
【0005】一方、特開昭63-148099 号公報、特開昭63
-161399 号公報、特開昭64-57097号公報に記載のものも
知られているが、これらは、いずれも、やはりステッピ
ングリレーを内蔵するもので、従って点火順序が予め決
められており、元に戻るためには一旦最後の段まで順送
りした後でなければならず、図2に示すものと同じ結果
となる。このうち、特開昭64-57097号公報によるもの
は、電線の使用量を減らすために点火器を複数として操
作線を延長する方式のものであるが、配線の交錯するこ
とは同様であり、接続複雑さは改善できない。従って、
電線の使用量も大幅には減らすことはできない。また、
多段発に対応するには電源内蔵型点火器を段数に応じ接
続しなければならないが、点火電源が操作する場所より
離れて分散することは異常が発生した場合等において安
全管理上も好ましくないなどの問題もある。
【0006】本発明は、上述のような問題を解消するも
ので、複数の点火玉と点火出力端子間の配線に大量の電
線を交錯使用することのない状態で接続を行え、かつ点
火順位に対する点火位置への配線が自動的に結線される
ようにすることのできる煙火点火装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記の
煙火点火装置が提供される。煙火の打ち上げ順位と点火
位置データを入力する入力手段と、この入力手段からの
データをコードに変換するエンコーダと、その順位と位
置のコードを記憶するメモリ回路と、メモリから読み出
した出力を送信する送信手段とを有する点火器と、複数
の点火出力端子と、これら出力端子に対応して設けられ
た複数のリレーと、前記点火器からのコード化信号をデ
コードして前記点火位置に応じた点火出力端子を含む点
火回路を形成させるように前記複数のリレーを選択駆動
するデコード回路とを含む端子函とを備えることを特徴
とする煙火点火装置である。
【0008】
【作用】本装置では、点火器側の入力手段で予め点火順
位に対する点火位置のデータを入力してコード化しメモ
リーに記憶しておくことにより、煙火打ち上げ時にはそ
のデータを読み出して端子函側へ送信することができ、
端子函側では、これに応じ、そのデコード回路が点火位
置に対応する出力端子を含んで点火回路を形成するよ
う、選択的にリレーを駆動させる。分散配置する複数の
点火玉を点火順位に関係なく、例えば最寄りの出力端子
に接続しておいても、順位と位置は自動的な切り替えで
入力通りに選択点火させることができ、従って配線の交
錯もなく、布線撤収の労力等も大幅に軽減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明による煙火点火装置の一実施例を示
し、煙火打ち上げ発射筒を100 本、従って点火制御対象
となる点火玉を100 個とする場合の例である。本実施例
装置は、打ち上げ前に点火順位に対する点火位置のプロ
グラムを入力しておくことのできる機能を有する点火器
200 と、分散配置された100 個の点火玉A1〜A100を点火
順位に関係なく、例えば点火玉A1〜A100の配置順(配列
順)に最短距離で点火出力端子に接続し得て、点火にあ
たり点火位置に対する配線を自動的に切り替えて点火順
位と位置を入力プログラム通りとなるように選択点火を
する機能を有する端子函300 とを備える。
【0010】点火器200 は、例えば、煙火の打ち上げ順
位と点火装置(位置)の設定のための入力手段として、
その番号を入力するキーボード201 と、この数値を例え
ばBCD コードに変換するエンコーダ202 と、この順位と
位置のコードを記憶するメモリー回路203 と、そのメモ
リーから読み出した出力を直列信号として送信する並直
列変換器204 と、点火玉A1〜A100に対する点火用の点火
電源205 とを有し、更に、コントローラ回路206 と、表
示器207 と、並直列変換回路204 やコントローラ回路20
6 等の動作用の電源を供給する電源208 及び電源スイッ
チ209 とを含む。また、更に、点火前の点火玉A1〜A100
の夫々に対する点火回路における配線の点検用に供する
抵抗計210 、及びそれに関連して抵抗測定時と点火時と
で切り替えられるモード切換え用のFRスイッチ211 を備
えることができる。
【0011】キーボード201 は、打ち上げ前に操作者が
予め点火順位に対する点火位置の設定を行い、またその
順位、位置の変更も押釦の操作のみで行なえるようにす
るのに用いられ、ここでは、点火順位と点火位置を入力
するための数字入力用の「0」〜「9」のテンキースイ
ッチと「OK」、「RE」の押釦スイッチを有し、キーボー
ド201 はエンコーダ202 とメモリー回路203 とに接続さ
れている。エンコーダ202 は、キーボード201 の出力を
BCD コードに変換し、夫々テンキー釦で入力された点火
順位、点火位置情報に対応するコードデータをメモリー
回路203 に与える。
【0012】メモリー回路203 は、エンコーダ202 を介
しキーボードより入力されたデータ信号を記憶する書き
込み読み出し可能なメモリーからなり、この回路を記録
と読み出しに切り替えるメモリースイッチ212 を有す
る。メモリースイッチ212 は、データ書き込み時にはO
N、読み出し時にはOFF とするよう操作者によって切換
え操作される。メモリー回路212 は、表示器207 、コン
トローラ回路206 、及び並直列変換器204 と接続されて
いる。
【0013】表示器207 は、メモリーの順位と位置に関
する入、出力データを表示するのに用いられる。データ
読み出し時のかかる表示器207 による表示は、メモリー
からのBCD 信号を並直列変換器204 によりパラレル‐シ
リアル変換し直列信号として端子函側へ送り出す場合に
行われるが、これらの信号送信、及びデータ表示は、点
火玉A1〜A100の点火電源205 による点火の場合の他、本
実施例では、その点火に先立つ抵抗計210 による事前の
回路チェックの場合にも同様に実行され、これはコント
ローラ回路206 の制御下で行われる。点火電源205 及び
コントローラ回路206 には、連動するスイッチ213, 214
からなる点火(ステップ)スイッチ215 が設けられ、こ
れは点火釦として機能すると共に、そのスイッチのb接
点出力により順位を1つづつ進めるよう制御するときの
コントローラ回路206 に対する制御情報の入力スイッチ
としても機能する。
【0014】点火と抵抗測定を切り替えるFRスイッチ21
1 は、切換え端子a,bを有し、回路点検時には、図示
のように抵抗計210 側の端子a側に切換えられ、点火を
行う場合には点火電源205 側の端子b側に投入される。
【0015】上記点火器200 と端子函300 間は4芯のケ
ーブル400 をもって接続する。ケーブル400 の線401 は
並直列変換器204 と、線402 は電源208 から電源スイッ
チ209 を通した電源路と、また線403 はグランドライン
と、そして線404 はFRスイッチ211 と、夫々接続され
る。
【0016】端子函300 については、コード化信号をデ
コードして複数のリレーを選択駆動するデコード回路を
含む構成とし、ここでは、後述する如くに予め位置番号
「1」〜「100 」を割り当てておいて、点火器200 から
のBCD 直列信号を「1」〜「100 」の位置情報に応じた
出力に変換するデコーダと、この信号により選択駆動さ
れるリレーR1〜R100と、100 組の出力端子とを備えるよ
う構成することができる。本実施例では、更に、そのよ
うに構成する場合に、点火回路を10回路毎分担させるよ
う第1端子函301 〜第10端子函310 を設け、かかる端子
函を10組分散設置し、この間の接続は並列として使用す
るものとする。
【0017】各端子函301 〜310 は、基本的に同様の構
成であり、図中、第1組の端子函301 についてその構成
を示すように、デコーダ311 と、10個の点火出力端子t1
〜t1 0 の夫々に対応して設けた10個のリレーR1〜R10 と
を有する。各リレーR1〜R10の接点r1〜r10 は、夫々の
一端側がケーブル400 の前記線404 に共通に接続される
一方、夫々の他端が対応する出力端子t1〜t10 に接続さ
れている。
【0018】各出力端子t1〜t10 は、ここでは、10個の
点火玉個々に対して、点火順位に関係なく、例えば最左
端側の点火玉A1から点火玉A10 に至るまで配置順によっ
て決めた規則的な対応関係で配線してある。後述する例
のように、所定範囲Y(例えば200 m)にわたり各発射
筒が配置されている場合のその途中の点火玉A7が1番、
点火玉A3が2番の如き点火順位で煙火の打ち上げを行う
ときであっても、図2の場合のようには配線は交錯する
ことはなく、点火玉A7は出力端子t7と電線路w7をもっ
て、点火玉A3は出力端子t3と電線路w3をもって、また最
左端の点火玉A1は出力端子t1と電線路w1をもって、分担
中の右端側の点火玉A10 は出力端子t10 と電線路w10
もって、というように、夫々最寄りの端子に配線をして
いけばよい。なお、両者間の配線は従来と同様、往路と
復路の二線からなるもので、夫々の点火玉A1〜A10 のグ
ランド側は共通端子tc と結線され、この共通端子tc
はケーブル400 の線403 と接続される。
【0019】デコーダ311 は、電源208 を動作電源とし
て作動するもので、リレーR1〜R10までの選択的駆動を
担当し、例えば位置番号「7」のコード信号が並直列変
換器204 から送出されてきたときは、これに応じてリレ
ーR7を駆動してそのリレー接点r7を閉成させる。
【0020】他の第2〜第10端子函302 〜310 について
も、上記第1端子函301 と同様の構成であり、夫々、自
己の分担する10個の点火玉に接続された10個の出力端子
と、共通端子と、10個のリレーと、デコーダとを備え
る。
【0021】なお、図中X1は点火玉列と端子函間の距
離、X2は端子函と点火器間の距離で、夫々例えばX1=20
m、X2=130 mである。
【0022】このように、本実施例装置は、煙火の打ち
上げ順位と点火装置の番号を入力するキーボード201 、
この数値をBCD コードに変換するエンコーダ202 、この
順位と位置のコードを記憶するメモリー回路203 、メモ
リーから読み出した出力を直列信号として送信する並直
列変換器204 、点火電源205 、及び抵抗計210 を有する
点火器200 と、コード化信号をデコードして複数のリレ
ーを選択駆動するためのデコード回路、及び複数のリレ
ー並びに点火玉接続端子よりなる端子函301 〜310 と、
点火器200 及び端子函間を接続する4芯ケーブル400 か
らなる煙火点火装置で、点火玉と点火出力端子間の配線
として、大量の電線を交錯使用することなく、点火玉の
配置順に最短距離に配線するのみで、点火順位に対する
点火位置への配線が自動的に結線される煙火用点火装置
であり、煙火の打ち上げは以下のようにして行うことが
できる。
【0023】即ち、100 個の点火玉を用いての煙火の打
ち上げは次の様な手順で行う。まず、所望の煙火の演出
に応じて、点火順位に対する点火位置をキーボード201
により入力する。なお、これに先立つ布線では点火玉A1
〜A100と端子函301 〜310 の端子t1〜t100間は図示のよ
うに電線路w1, ・・・, w94, w95, ・・・, w100によっ
て配列順に配線をしておき、それらに予め最左端側から
順に「1」〜「100 」の位置番号を割り当てておくこと
とする。キーボード入力については、ここでは、一例と
して、煙火打ち上げ順位(点火順位)「1」番のものが
位置「7」番(「1」番−位置「7」)以下同様にし
て、「2」番−位置「3」、「3」番−位置「95」、
「4」番−位置「100 」、「5」番−位置「1」、・・
・と入力するものとする。
【0024】操作者は、入力時には、書き込みのためメ
モリースイッチ212 を入れ、キーボードのRE釦を押す。
すると、表示器207 の表示は図示の「0,0」から点火
順位1、点火位置0と表示されて順位「1」の位置番号
が入力できる。次いで、テンキー中の釦7を押すと位置
の表示が7と変わる。しかして、操作者はその表示をみ
て、確認後、OK釦を押すと、このデータ即ち、「1」番
−位置「7」データはメモリーに入力され、他方、順位
が進み表示は順位2、位置0と変わる。この状態で次に
釦3を押すと、表示が順位2、位置3と変わる。同様に
確認後、釦OKを押すと、このデータ(「2」番−位置
「3」データ)はメモリーに入力され、一方、表示は順
位3、位置0となる。以降同様に、「3」番−位置「9
5」のセットのための釦9,5,OKの押下、「4」番−
位置「100 」のセットのための釦1,0,0,OKの押下
・・・と、キーボード201 に入力すれば上述の所望の煙
火打ち上げのための順位と位置のデータが全てメモリー
回路203 のメモリに記録される。
【0025】上記データ入力が終了したら、この入力デ
ータを点検のためにも利用して、次に回路側を行う。操
作者は、この場合、FRスイッチ211 を抵抗計側(a) に入
れ、読み出しのためメモリースイッチ212 を切る。メモ
リーされたデータが順位「1」のものから出力される。
これにより、表示器207 の表示が順位1、位置7とな
り、一方、メモリーからの位置「7」のコードが並直列
変換器204 により変換され、ケーブル400 を介し端子函
側に送られる。割り当てられた位置番号「1」〜「100
」のうち位置「7」番を担当しているのは第1端子函3
01 であるため、この場合は、そのデコーダ311 によっ
て対応するリレーR7の駆動が行われることとなる。こう
して、この時、デコーダ311 により、リレーR7が接点r7
を閉じて点火位置と点火玉A7との回路ができるから、事
前に、この回路の全抵抗が抵抗計210 により測定でき
る。この抵抗計210 の部分は、従来のものと同様メータ
等を含むものであってよく、これにより配線の不良など
のチェックができるが、その点検においても、各配線は
交差しておらず、また最寄りの点火玉と端子間でできる
だけ短距離で接続されているため、仮に異変があったと
きでもそのチェック作業はスピーディに実施できる。
【0026】次に、点火(ステップ)スイッチ215 を押
すと、コントローラ206 の制御の下、次の読み出しが実
行され、表示が順位2、位置3と変わり、同時にリレー
R7の接点r7が開き、リレーR3の接点r3が閉じて点火玉A3
の回路の抵抗が測定できる。以下、同様であり、このよ
うにして、全ての点火回路の抵抗測定ができる。
【0027】以上のようにして回路の点検が終わり、異
常のないことが確認されれば、入力したプログラム通り
に所望の順序、位置で煙火の打ち上げができる。この場
合、FRスイッチ211 を点火電源側(b) に切り替えると、
順位がリセットされ、表示が順位1、位置7となり、メ
モリーから位置「7」のコード信号が並直列変換器204
を介し端子函側に送られ、点検時と同様にして、そのコ
ード化信号がデコードされる結果、リレーR7が駆動せし
められてそのリレーR7の接点r7が閉じ、点火玉A7回路に
点火電源205 が接続される。このような回路が形成され
るから、点火釦215 を押すと、第1番目に点火玉A7が点
火する。同時に、順位が送られて順位2、位置3に変わ
り、今度は、リレーR3が接点r3を閉じる。従って、この
状態で点火釦215 を押すと、次に第2番目として点火玉
A3が点火する。同時に表示が順位3、位置95と変わり、
第10端子函310 が担当する出力端子t95 に対応するリレ
ー(R95) がそのデコーダにより選択的に駆動せしめら
れ、当該リレーが閉じることとなり、以下同様に、点火
釦215 を押すごとに点火玉A95, A100, A1,・・・と、設
定した位置順に自動的に配線が切り替えられ、100 個の
煙火を設定した位置順に打ち上げることができる。
【0028】上述の本実施例の煙火用点火装置は、図1
に示すように分散された多数の点火玉と端子函間の配線
を交差することなく、配列順に最短距離で接続して使用
することができる。かつ、端子函と点火器間の電線も4
本の線で良いから、図2に示すような方式の煙火用点火
器に比べて、本装置の点火回路の配線は極めて簡潔であ
って誤配線を生じにくく、配線の点検も極めて簡単にで
きるから作業労力が大幅に節減できるとともに、使用す
る電線の量を極めて少なくすることができるから経済的
効果が大きい。
【0029】前記した特開昭64-57097号公報記載のもの
であっても、上記のような順位、位置での演出を行おう
とすると、使用する側の2次配線は最寄りの端子に接続
できず交錯することになり、その分、たとえX1が30mで
あったとしても配線長は長くなり、布線撤収に労力を要
するが、本装置では、交錯誤配線をなくし、配線の量を
減らし、布線撤収の労力を軽減させ得るのに加え、順位
に対する位置の設定は上記キーボード201 による0〜9
の数字とOK、REの押釦の操作のみであって、電話、ダイ
ヤル操作と同様極めて簡単にできる。更に、また、順
位、位置の変更もキーボード201 の操作のみで簡単にで
きる特徴もある。即ち、交錯をなくしつつ、プログラム
の入力次第で任意に自動的な切り替えで点火させること
もできる。従って、分散配置する複数の点火玉を点火順
位に関係無く、最寄りの端子へと、即ち最短距離で出力
端子へと接続し、打ち上げ前にキーボードに点火順位に
対する点火位置のプログラムを入力しておくことにより
点火釦を押すのみにて点火位置に対する配線を自動的に
切り替えて順位と位置をプログラム通りに選択点火する
煙火用点火装置を実現することができる。また、次のよ
うなことも可能で、音楽テープに打ち上げ信号を同時録
音し、これを点火信号として点火釦の回路に入力すれ
ば、B.G.M.に合わせて煙火の打ち上げを全て自動化する
ことも容易に行え、演出効果を高めることもできる。更
に、また、電源は全て操作者の手元から供給されるの
で、不測の異常発生時においても直ちに停止することが
できるから保安上も安全である。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、端子函は分散設置の10組を用いる
態様の他、全体を1組の端子函でまとめるようにして実
施することもでき、この場合でも、配線交錯防止、労力
軽減は行なえる。また、煙火用点火器による点火回路構
成も図1に示した回路構成に限られない。
【0031】
【発明の効果】本発明の煙火点火装置によれば、多数の
点火玉に対し所望の点火順序で煙火打ち上げを行う場合
にでも配線の交錯、接続の複雑さを防止して短距離で接
続して使用することができ、配線は極めて簡潔で誤配線
を生じにくく、布線撤収の労力は格段に軽減され、使用
電線量も極めて少なくて済むので、経済的効果は大き
い。また、点火順序に対する点火位置への配線が入力時
の態様に応じて自動的に結線されるため、変更使用にも
高い対応性を示し、順位、位置の変更も簡単で、たとえ
配列順に接続した配線形態のままでも、入力次第で任意
に異なる演出の煙火打ち上げが可能である。また、上記
に加え、請求項2の場合は、端子函と点火器間の接続が
4芯ケーブルで実現でき、順位に対する位置の設定もキ
ーボードの操作で簡単に行なえると共に、配線の点検に
も上述の機能を利用して効率的に行うことができ、電源
も操作者の手元から供給することができるので保安上も
安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による煙火点火装置の一実施例の構成を
示す図である。
【図2】従来の煙火点装置を、点火回路の構成を含めて
示す図である。
【符号の説明】
200 点火器 201 キーボード 202 エンコーダ 203 メモリー回路 204 並直列変換器 205 点火電源 206 コントローラ回路 207 表示器 208 電源 209 電源スイッチ 210 抵抗計 211 FRスイッチ 212 メモリースイッチ 215 点火(ステップ)スイッチ 300 端子函 301 〜310 第1端子函〜第10端子函 311 デコーダ 400 4芯ケーブル A1〜A100 点火玉 R1〜R10 リレー r1〜r10 リレー接点 t1〜t100 出力端子 w1〜w10 電線路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙火の打ち上げ順位と点火位置データを
    入力する入力手段と、この入力手段からのデータをコー
    ドに変換するエンコーダと、その順位と位置のコードを
    記憶するメモリ回路と、メモリから読み出した出力を送
    信する送信手段とを有する点火器と、 複数の点火出力端子と、これら出力端子に対応して設け
    られた複数のリレーと、前記点火器からのコード化信号
    をデコードして前記点火位置に応じた点火出力端子を含
    む点火回路を形成させるように前記複数のリレーを選択
    駆動するデコード回路とを含む端子函とを備えることを
    特徴とする煙火点火装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段が、煙火の打ち上げ順位と
    点火位置の番号を入力するキーボードであり、前記エン
    コーダは、この数値をBCD コードに変換するものであ
    り、前記送信手段が、メモリーからの読み出し出力を直
    列信号として送信する並直列変換器を含んでおり、かつ
    点火器は点火電源と切換え接続して使用される回路点検
    用の抵抗計を有し、 該点火器及び前記端子函間を接続する4芯ケーブルを備
    えることを特徴とする請求項1記載の煙火点火装置。
JP10671292A 1992-04-24 1992-04-24 煙火点火装置 Pending JPH05296698A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7086334B2 (en) * 2003-07-15 2006-08-08 Special Devices, Inc. Staggered charging of slave devices such as in an electronic blasting system
CN110608639A (zh) * 2019-08-09 2019-12-24 湖南两湖机电科技有限公司 一种无线遥控烟花燃放方法及系统

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