JPH05295691A - 導電性フッ素繊維紙及びその製造方法 - Google Patents

導電性フッ素繊維紙及びその製造方法

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JPH05295691A
JPH05295691A JP12293592A JP12293592A JPH05295691A JP H05295691 A JPH05295691 A JP H05295691A JP 12293592 A JP12293592 A JP 12293592A JP 12293592 A JP12293592 A JP 12293592A JP H05295691 A JPH05295691 A JP H05295691A
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fiber
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fluorine
sheet
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Toshiaki Suzuki
利昭 鈴木
Hirotaka Yamaguchi
大隆 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電材料や濾過材料として適用できる耐熱
性、耐薬品性の優れた導電性フッ素繊維紙を提供する。 【構成】 未延伸のフッ素繊維と導電性繊維とを通常の
湿式抄紙法で抄造してシート化し、得られたシートをフ
ッ素樹脂の融点以上の温度で加熱して、フッ素樹脂を溶
融して、導電性繊維とフッ素繊維間およびフッ素繊維同
士の交絡点を融着させて、導電性フッ素繊維紙を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性フッ素繊維紙に
関し、詳しくは、導電材料、濾過材料として好適な耐熱
性、耐薬品性の優れた導電性フッ素繊維紙及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂の目覚しい発達ととも
に、これらの合成樹脂を主成分とした導電性を有する合
成繊維紙が、広く産業分野に要求されている。中でもフ
ッ素樹脂は優れた耐熱性と耐薬品性を有するため、種々
シート化が検討されており、メンブレンフィルム、フェ
ルト、クロス等が提供されている。しかしながら、これ
らシート状加工物に於いては、メンブレンフィルムは微
細な孔径を制御出来るものの柔らかすぎて加工性に劣
り、フェルトは薄葉物が作り難く、クロスは孔径が大き
すぎる等の問題がある。また、これらシート状加工物の
製造方法は、延伸繊維あるいは延伸法を用いているため
いずれの製品も加熱時の収縮が大きい等の欠点を有し用
途面で大きな制約があった。このような問題を解決する
ためにフッ素繊維の紙状物が望まれているが、フッ素繊
維の紙状物はフッ素樹脂固有の特性、即ち表面エネルギ
ーが小さく非粘着性であるため繊維間結合力が不足し、
工業的な生産は困難とされていた。本発明者等はこれら
の問題を解決するため、未延伸フッ素繊維を用いたフッ
素繊維紙の製造方法を提案した(特開平3−97993
号)が、かような従来のフッ素繊維紙では導電性を付与
する手段が開発されていなかった。
【0003】一方、導電性紙状物としては、木材パルプ
やポリエチレン、アクリル、ポリエステル、アラミド等
の合成繊維に炭素繊維や金属繊維等の導電繊維を混抄し
たもの、あるいはカーボン粉末、金属粉末を混抄したも
のが提供されている。しかしこれ等の導電性紙状物は、
多孔性、導電性を有しているものの、耐熱性、耐薬品性
の点で必ずしも満足されるものではないという問題があ
った。このような観点から、耐熱性、耐薬品性の優れた
フッ素樹脂の多孔質の導電性シートが広く産業界から期
待されているのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の上述したような問題点に鑑みてなされたものである。
従って、本発明の目的は、耐熱性および耐薬品性の優れ
た導電性フッ素繊維紙を提供することにある。本発明の
他の目的は、多孔質の導電性フッ素繊維紙を製造上の問
題を考慮することなく容易に製造できる方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
ような問題を解決するために種々検討した結果、フッ素
樹脂からなる未延伸短繊維と、導電性短繊維とを用いて
湿式抄造したものを熱融着させることにより、上記の問
題が解決できることを見出し、本発明を完結するに至っ
た。即ち、本発明の導電性フッ素繊維紙は、不規則方向
に配向した短繊維状の未延伸フッ素繊維および導電性短
繊維より構成され、フッ素繊維と導電性繊維の繊維間お
よびフッ素繊維の繊維間が熱融着により結合してなるこ
とを特徴とする。
【0006】本発明において用いられるフッ素繊維は熱
可塑性フッ素樹脂から作成されたもので、その主成分と
してはポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと称
す)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体(PFE)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(EPE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合
体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVD
F)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、ポリビニルフルオライド(PVF)、クロロトリ
フルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)等
があげられるが、フッ素樹脂から作られた未延伸系であ
れば、これに限定されず、かつ又、これらフッ素樹脂の
2種以上を適当に組合せて使用することも可能である。
またこれらフッ素樹脂の単量体をエチレン、プロピレ
ン、イソブチレン、スチレン、アクリロニトリルなどと
共重合させたものであってもよいが、特に汎用のPTF
E系重合体として挙げられるテトラフルオロエチレン成
分を90モル%、より好ましくは95%以上を含有する
共重合体が本発明に適用可能である。
【0007】本発明で用いる上記未延伸系のフッ素繊維
としては、繊維長が1〜20mm、好ましくは2〜10
mmかつ繊維径が100μmφ以下、好ましくは50μ
mφ以下の短繊維もしくは機械的な破砕処理によってフ
ィブリル化した短繊維等が適用される。繊維長が20m
mを越えると地合が悪くなり、一方1mm以下の場合、
シート形成時に流出しやすいので歩留りの点で好ましく
ない。また繊維径が100μmφより太いと、得られる
シートが、繊維同士の交絡点が減少するため強度が弱く
なるため好ましくない。なお、繊維径は細い程均一なシ
ートが得られるので好ましい。
【0008】本発明で用いられる未延伸フッ素繊維は、
例えばPTFEの微粒子を高分子電解質水溶液またはビ
スコースからなるマトリックス物質中に分散混合し、該
混合液を凝固浴中に吐出して凝固させた後、脱酸処理等
を行って製造することができる。例えば、PTFE樹脂
の微粒子と、高分子電解質又はビスコースをマトリック
ス物質とした混合液から紡糸して得られるPTFE系繊
維(商品名:トヨフロン、昭和工業社製)が、本発明の
未延伸フッ素繊維として好適に使用できる。また、PT
FE以外のフッ素系樹脂から未延伸フッ素繊維を得る方
法として熱可塑性合成樹脂から合成繊維を製造する溶融
紡糸法と同様な方法によって紡糸し延伸処理をせずに短
繊維にカットする方法で製造することもできる。
【0009】本発明で用いられる導電性繊維としては、
例えば、ピッチ系あるいはPAN系に代表される炭素繊
維、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、黄銅等の金属繊
維、又は、ガラス繊維、セラミック繊維等の耐熱性無機
繊維にニッケルや硫化銅或は、銀等の金属をメッキした
金属化繊維が適用できる。また、これらの導電性繊維
は、フッ素繊維と同等もしくは、それに近い耐薬品性を
有するものであれば良く、特に限定されるものではな
い。これらの導電性繊維としては、有効な繊維長が1〜
60mm、好ましくは2〜10mmで、かつ繊維径は3
0μmφ以下、好ましくは20μmφ以下のものが適用
できる。導電性繊維の繊維長が長すぎると分散性が悪く
なりシートの均一性が得られず、短かすぎると導電性効
果が落ちるために好ましくない。また、繊維径が太すぎ
ると繊維が剛直になるため、繊維間の接触が失われ導電
性が低下する傾向が見られるため好ましくない。
【0010】本発明の導電性フッ素繊維紙の製造方法
は、短繊維状の未延伸フッ素繊維もしくは該未延伸フッ
素繊維を機械的破砕処理によりフィブリル化したフッ素
繊維と、導電性繊維を主成分とした抄紙原料を、湿式抄
紙法により脱水乾燥してシートを作成し、しかるのち、
該シートをフッ素樹脂の融点以上の温度に加熱して、フ
ッ素繊維と導電性繊維の繊維間およびフッ素繊維の繊維
間を熱融着せしめることを特徴とする。
【0011】本発明でいう湿式抄紙法は、長網抄紙機や
円網抄紙機等を用いた公知の湿式抄紙法が適用され、前
記抄紙原料には必要により界面活性剤や粘剤等を添加す
ることにより繊維の分散性をコントロールすることが可
能であり、均一な地合のシートを得ることができる。
【0012】本発明においては、湿式抄紙法で脱水、乾
燥して成形したシートをフッ素樹脂の融点以上の温度に
加熱してフッ素繊維と導電性繊維の繊維間およびフッ素
繊維の繊維間を融着せしめて実用上の強度を有するシー
トを得ることができる。その際必要によりさらに加熱処
理や薬品処理を行って、フッ素繊維に含まれるビスコー
ス(製糸用助剤)や微細化セルローズ(製紙用助剤)等
の不純物を除去することができる。また、本発明におい
ては、湿式抄造したシートあるいは熱融着後の前記シー
トを、常温もしくは加熱下に加圧処理することにより、
シートの密度や電気抵抗等の特性をコントロールするこ
とができる。この場合の処理条件は、シートの構成条件
や目標特性によって適宜選択することができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、実施例における配合比率は、すべて重量基準
で表わす。 実施例1〜4 エマルジョン紡糸法で得たPTFEを主成分とする平均
繊維径40μm、繊維長6mmの未延伸短繊維を0.5
%濃度で水中に攪拌分散し、抄紙原料(A)を得た。一
方ピッチ系からなる平均繊維径12μm、繊維長5mm
の炭素繊維を0.5%濃度で水中に攪拌分散し抄紙原料
(B)を得た。つぎに、前記PTFE繊維と炭素繊維を
表1に示す配合比にて抄紙原料(A)および(B)を混
合した。
【表1】
【0014】さらに、該混合液を攪拌しながら、前記抄
紙原料(A)および(B)の固形分重量に対し界面活性
剤(商品名:デスグランB、大和化学工業社製)を0.
3%、ポリアクリルアミド系の合成分散剤(商品名:ア
クリパーズPMP、ダイヤフロック社製)を1%、及び
消泡剤(商品名:プロナール502、近代化学工業社
製)を0.8%加えて抄紙原料とし長網抄紙機を用いて
脱水、乾燥して坪量210〜330g/m2 のシートを
得た。ついで該シートを電気式恒温器を用いて380
℃、5分間加熱し、PTFEを溶融してシート中の炭素
繊維とフッ素繊維の繊維間およびフッ素繊維の繊維間を
融着せしめた。次いで該融着させたシートを、電気式恒
温器を用いて320℃で40時間熱処理を施して、シー
ト中に含有しているビスコース等を熱分解して除去し、
本発明の導電性フッ素繊維紙を得た。得られた本発明の
導電性フッ素繊維紙の特性を表6に示した。
【0015】実施例5〜8 実施例1において、PTFE短繊維を繊維径25μm、
繊維長6mmに代え、炭素繊維を繊維径8μm、繊維長
4mmのステンレス繊維に代えた以外は、同様にして下
記表2の組成の抄紙原料(C)を作成した。
【表2】
【0016】上記の抄紙原料を使い湿式抄紙法で脱水、
乾燥して坪量210〜330g/m2 のシートを作成し
た。次いで、該シートを電気式恒温器を用いて380
℃、5分間加熱し、PTFE粒子を溶融し、ステンレス
繊維とフッ素繊維の繊維間およびフッ素繊維の繊維間を
融着せしめた。次に該熱融着させたシートを、電気式恒
温器を用いて320℃で40時間熱処理して、シート中
に含まれたビスコースを熱分解して除去し、フッ素繊維
紙を得た。該フッ素繊維紙は、熱処理によってステンレ
ス繊維が酸化され導電性が損なわれていたが線圧150
kg/cmの圧着処理により、本発明の導電性フッ素繊
維紙を得た。該導電性フッ素繊維紙の諸特性を表6に示
した。
【0017】実施例9〜12 実施例1において、炭素繊維を繊維表面にニッケルメッ
キを施した繊維径9μm、繊維長5mmのガラス繊維に
代えた以外は同様にして表3の抄紙原料(D)を作成し
た。
【表3】
【0018】上記の抄紙原料を使い、脱水、乾燥して坪
量230〜310g/m2 のシートを作成した。次に該
シートを電気式恒温器を用いて同様に操作して本願発明
の導電性フッ素繊維紙を得た。該導電性フッ素繊維紙の
諸特性を表6に示した。
【0019】実施例13〜16 実施例1において、炭素繊維を繊維表面にニッケルメッ
キを施した繊維径7.5μm、繊維長6mmの炭素繊維
に代えた以外は実施例1と同様に操作して、表4の抄紙
原料(E)を用いて本発明の導電性フッ素繊維紙を得
た。該導電性フッ素繊維紙の諸特性を表6に示した。
【表4】
【0020】実施例17〜20 エマルジョン紡糸法によって得たPTFEを主成分とす
る繊維径35μm、繊維長6mmの未延伸短繊維を、水
で1%濃度に希釈し、リファイナーで破砕処理して得ら
れたフィブリル化した繊維状物と、繊維径4μm、繊維
長5mmの炭素繊維を表5に示す配合比にて混合した。
【表5】
【0021】さらに、上記混合液を攪拌しながら、全繊
維の固形分重量に対して、微細化セルローズ(商品名:
MFC−100、ダイセ化学工業社製)を0.5%、界
面活性剤(商品名:デスグランB、大和化学工業社製)
を0.3%、ポリアクリルアミド系の合成分散剤(商品
名:アクリパーズPMP、ダイヤフロック社製)を1
%、消泡剤(商品名:プロナール502、近代化学工業
社製)を0.8%加えて抄紙原料とし、湿式抄紙法を用
いて脱水、乾燥して坪量240〜330g/m2のシー
トを得た。得られた該シートを電気式恒温器を用いて3
80℃、5分間加熱し、PTFEを溶融して、フッ素繊
維と炭素繊維の繊維間およびフッ素繊維の繊維間を融着
せしめた。次いで、該融着させたシートを電気式恒温器
を用いて、320℃で40時間熱処理して、シート中に
残存するビスコースおよび微細化セルローズを熱分解に
より除去して本発明の導電性フッ素繊維紙を得た。得ら
れたフッ素繊維紙の諸特性を表6に示した。
【0022】比較例1 下記配合組成物を水に分散して0.5%濃度の抄紙原料
を調製した。 ・芳香族ポリアミドパルプ粒子体 (商品名:アピエールパルプ、ユニチカ社製) 40重量部 ・繊維径1.5デニール、繊維長5mmの芳香族ポリアミド繊維 (商品名:アピエールフロック、ユニチカ社製) 40重量部 ・繊維径12μmφ、繊維長5mmの炭素繊維 20重量部 上記抄紙原料を、長網抄紙機を用いて脱水乾燥して坪量
100g/m2 の比較用導電紙を作製した。得られた該
比較用導電紙の特性を表6に示す。
【0023】比較例2 高融点ポリエステル樹脂を芯に、低融点ポリエステル樹
脂を鞘にした繊維径4デニール、繊維長5mmのポリエ
ステル繊維(商品名:メルティ、ユニチカ社製)80重
量%と繊維径12μmφ、繊維長5mmの炭素繊維20
重量%の配合組成物を水に分散し、0.5%濃度に調製
した抄紙原料を用いて長網抄紙機を使い、脱水、乾燥し
て坪量100g/m2 の比較用導電紙を作製した。得ら
れた該比較用導電紙の特性を表6に示す。
【0024】
【表6】 表6から明かなように、本発明のフッ素繊維紙は高い導
電性、耐熱性および耐薬品性とを備えた優れた材料であ
ることが確認された。
【0025】本発明の導電性フッ素繊維紙の諸特性は以
下の方法で測定した。 1)坪量 JIS P8124 2)厚さ JIS P8118 3)密度 JIS P8118 4)体積固有抵抗 長さ:70mm、巾:50mmの試験片の長さ方向の両
端をクリップ状電極にスパン50mmになるようにはさ
み、通電して電圧および電流を測定して得られた実測抵
抗値から次式により算出した。 体積固有抵抗(Ω−cm)=R×S/l R:実測抵抗値、S:試料のの断面積(cm2 )、l:
スパン距離(cm) 5)耐熱性 示差熱分析法(DSC−4、PEAKIN−ELMER
社製)、昇温速度10℃/分 6)耐薬品性 ASTM D543−56Tに準ずる。 標準試薬:強酸(硫酸30%)、強アルカリ(水酸化ナ
トリウム溶液10%)、溶剤(エチルアルコール95
%) 浸漬条件:50℃ 7日間 測定 :重量変化、外観変化の観測 判定 :◎全く影響なし、○殆ど影響なし、△若干影
響あり、×影響あり
【0026】
【発明の効果】本発明の導電性フッ素繊維紙は、フッ素
樹脂が有する耐熱性、耐薬品性等を損なう事なく、導電
性が付与された多孔質なシートであるので、耐熱性、耐
薬品性の導電材料、濾過材料として広い産業分野で利用
可能な材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 13/50 27/00 H01B 1/20 B 7244−5G 7199−3B D21H 5/18 F 7199−3B G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不規則方向に配向した短繊維状の未延伸
    フッ素繊維および導電性繊維より構成され、該フッ素繊
    維と導電性繊維の繊維間およびフッ素繊維の繊維間が熱
    融着により結合してなることを特徴とする導電性フッ素
    繊維紙。
  2. 【請求項2】 短繊維状の未延伸フッ素繊維と導電性繊
    維を主成分とする抄紙原料を水中で攪拌混合し、分散し
    て湿式抄紙法により脱水、乾燥してシートを作成し、し
    かるのち、該シートをフッ素樹脂の融点以上の温度に加
    熱し、前記フッ素繊維と導電性繊維の繊維間およびフッ
    素繊維の繊維間を融着せしめることを特徴とする導電性
    フッ素繊維紙の製造方法。
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