JPH0529565U - ゴルフテイー - Google Patents

ゴルフテイー

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JPH0529565U
JPH0529565U JP089609U JP8960991U JPH0529565U JP H0529565 U JPH0529565 U JP H0529565U JP 089609 U JP089609 U JP 089609U JP 8960991 U JP8960991 U JP 8960991U JP H0529565 U JPH0529565 U JP H0529565U
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JP
Japan
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tee
golf
golf tee
tubular body
paper
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Application number
JP089609U
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English (en)
Inventor
一幸 延原
Original Assignee
幸和印刷株式会社
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Publication of JPH0529565U publication Critical patent/JPH0529565U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ティーグラウンドの土が硬く締まってる場合
や冬場に凍っている場合においても、またティーグラウ
ンドが人工芝で構成される場合においてもティーアップ
を簡単に行うことができ、しかもティーが遠くに飛んで
失ってしまうようなこともなく、またティーショットの
衝撃に十分耐えることができ、安全なゴルフティーを得
る。 【構成】 ゴルフティー1を紙からなる筒状体で構成
し、該筒状体の下端側の環状端縁部1bを地面に接触す
る接地部とし、上端側の環状端縁部1aをゴルフボール
Bを載置するための載置部とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はゴルフティーに関し、特に折り畳んだ台紙を広げて所定形状の筒状体 を形成し、これをティーグラウンド上に配置しその上にゴルフボールを載せてテ ィーアップを行うための紙製のゴルフティーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からゴルフボールをティーアップするためのティーとしてプラスチックや 木でできたティーがある。例えば図7は長尺のゴルフティー(以下長尺ティーと いう。)を説明するための図であり、図7(a) は該ティーの構造を、図7(b) は 該ティーを用いてゴルフボールをティーアップした状態を示している。図におい て、50はプラスチック製の長尺ティーで、ゴルフボールBを載置するための球 座51と,該球座51を支持する支持部52と,該支持部52からその下端側に 延びる地中に差し込まれる差込み部53と,上記支持部52と差込み部53との 間に形成され、差し込み深さを規制する規制部54とから構成されている。
【0003】 また図8は短尺のゴルフティー(以下短尺ティーという。)の説明図であり、 図8(a) は該ティーの構造を、図8(b) は該ティーを用いてゴルフボールBをテ ィーアップした状態を示している。図において、55はプラスチック製の短尺テ ィーであり、ゴルフボールBを載置するための球座56と,該球座56を支持す る支持部57から構成されている。この支持部56は上記球座57から下方に延 びその下端が尖った形状となっており、この部分が地中に差し込むための差込み 部にもなっている。
【0004】 次に従来のゴルフティーの使用方法を図9を用いて簡単に説明する。 ゴルファーはティーショットを行う場合、つまりゴルフ場の各コースで第1打 を打つ場合、通常ゴルフボールBを打ち易くするため、ティーグラウンドG上で ゴルフボールBを地面から若干浮かして保持する、いわゆるティーアップをする 。
【0005】 すなわちゴルファーは、グリーンまでの距離が比較的遠いコースではウッドク ラブを用いるので、この場合は通常長尺ティー50(図7(a) 参照)をポケット などから取り出し、図9に示すように、その球座51にゴルフボールBを載せて ティー50とゴルフボールBとを一緒に握り、該ティー50をゴルフボールBで 地面に押しつけるようにしてその差込み部53をティーグラウンドGの所定の位 置に突き刺す。そしてゴルファーは、このようにしてゴルフボールBをティーア ップした(図7(b) 参照)後ティーショットを行い、その後使用したティーを回 収して速やかに第1打のボールの到達地点へ移動する。
【0006】 なお、上記説明では、長尺のゴルフティー50を用いてティーショットを行う 場合を示したが、グリーンまでの距離が短いショートコースでは、通常ティーシ ョットにアイアンを用いるため、短尺ティー55(図8参照)でティーアップを 行う。この場合もティーアップの仕方は上記長尺ティー50の場合と同様である 。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、特に初心者等のティーショットでは、ゴルフティーを強く叩いてし まうことがよくある。このようなミスショットをすると、プラスチック製や木製 のゴルフティーは硬いためかなり遠方に飛んでしまい、場合によってはその落下 地点を見失ってしまう。このため初心者等の、ティーショットに自身のないプレ ヤーは沢山のゴルフティーを用意しなければならないという問題点があった。ま た上級者の場合は、ティーショットの際ゴルフティーが前方ではなく後方に大き く飛んでしまうことがあるが、特に上記ティーの差込み部53を金属で構成した ゴルフティーでは、これが後方に飛んだ場合、非常に危険であるという問題点が ある。 また木製のゴルフティーは、上記のような前方あるいは後方への飛びによる問 題点に加えて、ティーショットの衝撃により簡単に折れることがあるという問題 点もある。
【0008】 また従来のティーは、すべてティーグラウンドに突き刺して立てるようにして いるため、冬場などティーグラウンドが凍っている場合、あるいはティーグラン ウドの土が硬く締まっている場合には、ゴルフティーをティーグラウンドに突き 刺すのが困難であるという問題点がある。また人工芝が用いられているティーグ ラウンドでは、予め定められた位置にしかティーを突き刺す場所がないため、テ ィーアップの位置を自由に選ぶことができず、非常に打ちづらい場合があるとい う問題点があった。
【0009】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、ティーグラ ウンドの土が硬く締まっている場合あるいは冬場に凍っている場合でも、またテ ィーグラウンドに人工芝を用いている場合でも、ティーアップをティーグラウン ドの所望の位置で簡単に行うことができ、またクラブヘッドで強くティーを叩い てしまってもこれが遠くに飛んでしまうようなこともなく、しかもティーショッ トの衝撃に十分耐えることができ、安価かつ安全でコンパクトなゴルフティーを 得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るゴルフティーは、紙製の筒状体からなるゴルフティーであって 、上記筒状体の一端側の環状端縁部を地面に接触する接地部とし、他端側の環状 端縁部をゴルフボールを載置するための載置部としたものである。
【0011】 この考案は、上記ゴルフティーにおいて、上記筒状体の外形を接地部側の直径 がボール載置部側の直径より大きい円錐台形状としたものである。
【0012】 この考案は、上記ゴルフティーにおいて、上記筒状体を所定形状の折り畳んだ 台紙を広げて組み立ててなるものとし、上記台紙は、円錐台形状の側面を展開し た形状の紙片の一端を他端側に重ねて貼り付けて筒状体を形成し、これを該筒状 体の軸と垂直な方向に押し付けて折り畳んだ構造としたものである。
【0013】 この考案は上記ゴルフティーにおいて、上記筒状体は所定の形状に折り畳んだ 台紙を広げて組み立ててなるものとし、上記台紙は、長方形形状の紙片の一端を 他端側に貼りつけて円筒状体を形成し、これを該円筒状体の軸と垂直な方向に押 しつけて折り畳んだ構造としたものである。
【0014】 さらに、この考案は上記ゴルフティーにおいて、上記筒状体を構成する紙に肥 料を滲み込ませたものである。
【0015】 また、さらにこの考案は上記ゴルフティーにおいて、上記紙製の筒状体をビニ ール合成紙を用いて構成したものである。
【0016】
【作用】
この考案においては、ゴルフティーを筒状体で構成し、筒状体の下端側の環状 端縁部をティーグラウンドと接触する接地部とし、筒状体の上端側の環状端縁部 をボールを載置する載置部としたから、このゴルフティーを用いてティーアップ する場合は、従来のようにゴルフティーをティーグラウンドに差し込む必要はな く、ティーグラウンド上に置くだけでよい。このためティーグラウンドの土が締 まって硬くなっている場合や冬場に凍って硬くなっている場合でも、ティーアッ プを簡単に行うことができる。またこのゴルフティーはティーグラウンド上に置 くだけで立てることができるので、ティーグラウンドが人工芝で構成されている 場合でも、ティーアップする位置は従来のように人工芝上の予め決められた部分 に限られることはなく、プレイヤーが打ち易い所望の位置にて簡単にティーアッ プすることができる。
【0017】 また、このゴルフティーは紙製であるため、ショット時の衝撃によってゴルフ ティーが前方や後方に飛んだとしてもその飛距離はせいぜい1m程度であり、従 来のゴルフティーのようにかなり遠くまで飛んでしまって見失ったり、人に当た ったりするようなこともない。また、このゴルフティーは極めて軽量であるため 、クラブヘッドとの接触の際にうける衝撃による破損はほとんどなく、50回ぐ らいは使用可能である。この結果、このゴルフティーを使用することにより、ゴ ルフティーを無くしてしまうことなく、安全にプレーすることができる。さらに 、この紙製のゴルフティーはクラブヘッドに対してほとんど無抵抗であるので、 ゴルフボールの飛距離も従来のゴルフティーに比べて延ばすことができる。
【0018】 この考案においては、上記筒状体の外形を接地部側の直径がボール載置部側の 直径より大きい円錐台形状としたので、ボールを安定に載置することができ、ま た外観もスマートで見栄えがよいものとなる。
【0019】 またこの考案においては、ゴルフティーの筒状体を所定形状の折り畳んだ台紙 から組立可能な構成にしたので、使用時には上記台紙を広げてゴルフティーとし 、使用しないときはコンパクトに折り畳んでポケット等に入れて持ち歩くことが でき、便利である。
【0020】 さらに、この考案においては、ゴルフティーの筒状体を構成する紙片に肥料を 滲み込ませているので、ゴルフ場でゴルフティーを無くしてしまった場合でも、 ゴルフティーの筒状体は雨水等により溶けてなくなりゴミにはならず、またゴル フティーが溶ける際筒状体を構成する紙から肥料が溶け出して地面に滲み込むこ ととなり、芝などの成長の促進を図ることができる。
【0021】 また、さらにこの考案においては、紙製ゴルフティーの筒状体をビニール合成 紙を用いて構成したので、雨天の日にも使用することができる。
【0022】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。図1〜図3は、それぞれ本考案 の一実施例による高さの異なる高,中,低型の3つのゴルフティーを説明するた めの図であり、図1(a) は背の高いゴルフティー(以下高型ティーという。)の 外観図、図1(b) はその展開図を、図(c) はその使用状態を示す図である。図に おいて、1は外形円錐台形状の筒状体からなる高型ティーであり、その下端側の 環状端縁部1bがティーグラウンドと接触する接地部となっており、また上端側 の環状端縁部1aがゴルフボールBを載置するための載置部となっている。この 高型ティー1は液体肥料を滲み込ませた厚手のボール紙を、所定寸法の円錐台形 状を展開した図形と同一形状に切断して紙片10を形成し、その両側部10a, 10bを重ね合わせて糊付けして筒状体としたものである。また、この高型ティ ー1は通常ドライバーD等でショットする場合に用いられるもので、その高さは ゴルフボールBがティーグラウンドGから3cm弱ティーアップすることができる 程度にしている。なお12は上記高型ティー1の糊付け部である。
【0023】 また図2(a) は上記高型ティーよりやや背の低いゴルフティー(以下中型ティ ーという。)の外観図、図2(b) はその展開図、図2(c) はその使用状態を示す 図である。図中、2は上記高型ティーと同様紙からなるゴルフティーで、上記高 型ティー1のように外形が円錐台形状ではなく円柱形状をしており、その高さを 2cm弱にしている点で上記高型ティー1と異なっている。また、この中型ティー 2は通常スプーンS等でショットする場合に用いられる。
【0024】 また図3(a) は上記中型ティー2よりさらに背の低いゴルフティー(以下低型 ティーという。)の外観図、図3(b) はその展開図、図3(c) はその使用状態を 示す図である。図中、3は上記中型ティー2と同様紙からなるゴルフティーで、 その高さを1cm強にしている点で上記中型ティー2と異なっている。また、この 低型ティー3は通常アイアンI等でショットする場合に用いられる。
【0025】 また図4(a),(b) は折り畳んだ状態の紙製ティー及びこの紙製のゴルフティー を収納するケースを示しており、このケース200はビニール製であり、帯状の ビニールシートの一端側を折り返して中央部分に重ね合わせ、重合わせた部分の 両側及び下端部分を熱圧着することにより袋部分204を形成している。ここで 202はその熱圧着部、201は上記ビニールシートの他端側の部分で、上記袋 部分204を塞ぐ蓋部分となっている。また203は上記袋部分204の前面に は、上記蓋部分201を止めるためのバンド203が取りつけられている。そし て上記袋部分204には上記高,中,低型の3種類のティー1,2,3がそれぞ れ折り畳んで収容してある。
【0026】 次に作用効果について説明する。 プレイヤーはティーショットを打つ際、使用するクラブに応じた高さのゴルフ ティーを上記3つの高型,中型,低型ティー1,2,3の中から選んで上記ケー ス4から抜きとる。例えば、クラブにドライバーDを用い、ティーには背の高い 高型ティー1を選んだとすると、図4(a) に示すように折り畳まれた紙製ティー 1の台紙を広げて筒状体に戻し、これをティーグラウンドGの所定の位置に置く 。そして該高型ティー1の上端側の環状端縁部1aにゴルフボールBを載置し、 ティーショットを行う。図1(b) はドライバーDのクラブヘッドがゴルフボール Bに当たる直前を示している。
【0027】 このティーショットにより、ゴルフティー1はクラブヘッドとの衝突等による 衝撃によって若干前方に飛ぶが、紙製であるため空気抵抗が大きく前方約1m以 内に落ちる。従ってティー1を見失うことはなく、ティーショット後はただちに ティー1を回収してティーショットの落下点に移動することができる。
【0028】 また、スプーンSあるいはアイアンIを使用する場合は、通常上記高型ティー 1より背の低い中型ティー2(図2参照)や低型ティー3(図3参照)を用いる が、この場合でも上記の場合と同様の要領でティーアップすることができる。図 2(b) 及び図3(b) はそれぞれスプーンSまたはアイアンIのクラブヘッドがゴ ルフボールBに当たる直前を示している。
【0029】 またティー1〜3の持ち運びは図4(b) に示すケース4に3種類のティー1〜 3を例えば3つ1組にして収納して持ち運ぶ。この際、ティー1〜3は紙製であ るので、折り畳むと極めてコンパクトになるのでポケットに入れても嵩張らず、 従来のティー50のようにポケットがふくらんだりして不格好になることもない 。
【0030】 また、この紙製のゴルフティー1〜3にはあらかじめ液体肥料が滲みこませて あり、仮にゴルフ場で無くしてしまうようなことがあっても、雨水等により、ゴ ルフティー1〜3は溶けてなくなり、またこのとき肥料は地中に滲みこむことと なって、芝生や樹木の成育に貢献することができる。
【0031】 次に、この紙製のゴルフティー1〜3の作り方について説明する。例えば厚手 ボール紙を液体肥料の中に浸けたり、あるいは液体肥料を上記厚手の紙の表面に 散布したりして予め肥料を滲み込ませる。そして紙を乾燥させた後、例えば背の 高い円錐台形状のゴルフティー1を作る場合は、所定の円錐台形状の展開図形と 同一形状の切断片10を複数形成し、それぞれの両端部10a,10bを重ねあ わせて糊付けする。これによって外形円錐体形状の筒状の紙製の高型ティー1を 複数作ることができる。
【0032】 また円筒形状のやや背の低い中型,低型ティー2,3を作る場合は、上記肥料 を滲みこませた紙を乾燥させた後、帯状の切断片20及び30をそれぞれ複数形 成し、その両端部20a,20b及び30a,30bを重ね合わせて糊付けして それぞれティー2,3を複数作る。
【0033】 このような本実施例では、ゴルフティー1を紙からなる筒状体で構成し、筒状 体の下端側の環状端縁部1bをティーグラウンドGとの接地部とし、筒状体の上 端側の環状端縁部1aをボール載置部としたので、ティーグラウンドGの土が締 まっていて硬い場合あるいは冬場に凍っている場合であっても、このゴルフティ ー1はティーグラウンドGに置くだけでセットすることができ、ティーアップを 簡単に行うことができる。またティーグラウンドGが人工芝で構成されている場 合においても、ティーグラウンドに置くだけでよいので、プレイヤーの打ちやす い位置にゴルフボールBを簡単にティーアップすることができる。
【0034】 また、このゴルフティー1〜3は紙製であるため、クラブヘッドに対してほと んど無抵抗であり、ゴルフボールBの飛距離を延ばすことができる。またショッ ト時の衝撃によってゴルフティー1〜3が前方に飛ぶ場合もあるが、この飛距離 はせいぜい1m程度であり、ゴルフティー1〜3を失うことはない。また紙製の ゴルフティー1〜3は極めて軽量であり、クラブヘッドとの接触の際にうける衝 撃による破損はほとんどなく、50回ぐらいは使用可能である。
【0035】 また、紙製のゴルフティー1〜3には液体肥料を滲み込ませているので、これ をゴルフ場で無くしてしまった場合には、ゴルフティー1〜3の筒状体は雨水等 により溶けてなくなり、その際筒状体を構成する紙から肥料が溶け出して地面に 滲み込み、芝などの成長を促進することとなる。
【0036】 また、このゴルフティー1〜3は折り畳んだ紙を広げて組み立てるようにして いるので、ゴルフティー1〜3を使わないときは小さく折り畳んでポケットなど に入れて持ち歩くことができ、便利である。
【0037】 次に本考案の2の実施例について説明する。図5(a) 〜(c) は本考案の第2の 実施例によるゴルフティー101〜103を説明する図である。ここでは紙製の 筒状体からなるゴルフティーの外形形状を角錐台形状としている点が上記実施例 と異なる。例えば図5(a) は8角錐台形状のゴルフティー101、図5(b) は1 6角錐台形状のゴルフティー102、図5(c) は4角錐台形状のゴルフティー1 03を示している。 このように筒状ゴルフティーの外形形状を角錐台形状とすることにより、折り 畳んだり広げたりするのが簡単になる。
【0038】 次に本考案の第3の実施例について説明する。この実施例では、ゴルフティー 1〜3を構成する紙に、ビニール合成紙を用いている点が上記第1実施例と異な る。このように外形円錐台形状の筒状ゴルフティーの素材としてビニール合成紙 を用いることにより、雨の日のプレイに適したゴルフティーを提供することがで きる。
【0039】 すなわち上記第1及び第2の実施例の通常の紙からなるゴルフティー1〜3及 び101〜103では、雨の日に使用すると紙が水分を含んで柔らかくなり、ま た紙が吸った水分によりゴルフティー1〜3及び101〜103が若干重たくな り、これによってクラブヘッドとの衝突による受ける衝撃に対する耐久性が弱く なり、使用できる回数がかなり減るが、この第3実施例のように紙製ゴルフティ ーの素材としてビニール合成紙を用いることにより、ゴルフティーが水分を吸収 することはなくなり、従って雨の日のプレイにも十分耐えることができるゴルフ ティーを提供することができる。但し、この場合は素材が水分を吸収しないもの であるため、液体肥料をあらかじめ滲みこませておくことはできない。
【0040】 なお、上記各実施例では、中型ティー及び低型ティーについては外形円柱形状 のものについて示したが、これは図1(a) に示すような外形円錐台形状としても 、あるいは外形的角柱形状としてもよく、また高型ティーを外形多角柱形状とし てもよい。
【0041】 また、上記第1実施例の説明では、各種紙製のゴルフティー1〜3は、未使用 のものも一度使用したものもすべて折り畳んだ状態で1つのケース4に入れて持 ち運ぶようにしているが、上記台紙,つまり折り畳んだ紙製のゴルフティー1〜 3を数枚有するシートごと未使用のゴルフティーをホルダーに取り付けておき、 該シートから切り取って使用したゴルフティーはホルダーのポケット等に入れて 持ち運ぶようにしてもよい。
【0042】 次に、このような構造のホルダーについて説明する。図6は上記紙製のゴルフ ティー1〜3を収納するホルダーの例を示している。110は高型ティー1が折 り畳んだ状態で2つ付いている高型ティー用台紙シート、120は中型ティー2 及び低型ティー3がそれぞれ折り畳んだ状態で1つと3つ付いている中・低型テ ィー用台紙シートである。また300はホルダーで、これはカバーシート301 を2つ折りにしたもので、一方の折り片301aに上記各シート110及び12 0が重ねてホッチキス(商品名)304で止めてあり、その他方の折り片301 bは蓋部となっている。この蓋部301bの内側には、さらにシート片303を 貼りつけてそこをポケット部分302にしており、ここに切り離した紙製のゴル フティーを折り畳んで収納することができるようになっている。
【0043】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るゴルフティーによれば、ゴルフティーを筒状体で 構成し、筒状体の下端側の環状端縁部をティーグラウンドと接触する接地部とし 、筒状体の上端側の環状端縁部をボールを載置する載置部としたので、このゴル フティーを用いてティーアップする場合は、従来のようにゴルフティーをティー グラウンドに差し込む必要はなく、ティーグラウンド上に置くだけでよく、この ためティーグラウンドの土が締まって硬くなっている場合や冬場に凍って硬くな っている場合でも、ティーアップを簡単に行うことができる効果がある。 またこのゴルフティーはティーグラウンド上に置くだけで立てることができる ので、ティーグラウンドが人工芝で構成されている場合でも、ティーアップする 位置は従来のように人工芝の予め決められた部分に限られることはなく、プレイ ヤーが打ち易い所望の位置にて簡単にティーアップすることができる効果もある 。
【0044】 さらに、このゴルフティーは紙製であるため、ショット時の衝撃によってティ ーが前方や後方に飛んだとしてもその飛距離はせいぜい1m程度であり、従来の ティーのようにかなり遠くまで飛んでしまって見失ったり、人に当たったりする ようなこともない。またこのゴルフティーは極めて軽量であるため、クラブヘッ ドとの接触の際にうける衝撃による破損はほとんどなく、50回ぐらいは使用可 能である。この結果、このゴルフティーを使用することにより、ゴルフティーを 無くしてしまうことなく、安全にプレーすることができる効果もある。 さらにまた、この紙製のゴルフティーはクラブヘッドに対してほとんど無抵抗 であるので、ゴルフボールの飛距離も従来のゴルフティーに比べて延ばすことが できる効果もある。
【0045】 また、この考案によれば、上記ゴルフティーにおいて、上記筒状体の外形を接 地部側の直径がボール載置部側の直径より大きい円錐台形状としたので、ボール を安定に載置することができ、また外観もスマートで見栄えがよいものとなる効 果がある。
【0046】 また、この考案によれば、上記ゴルフティーにおいて、ゴルフティーの筒状体 を所定形状の折り畳んだ台紙から組立可能な構成としたので、使用時には上記台 紙を用いてゴルフティーとし、使用しないときはコンパクトに折り畳んでポケッ ト等に入れて持ち歩くことができ、便利である。
【0047】 さらに、この考案によれば、上記ゴルフティーにおいて、ゴルフティーの筒状 体を構成する紙に肥料を滲み込ませたので、ゴルフ場でゴルフティーを無くして しまった場合、ゴルフティーの筒状体は雨水等により溶けてなくなり、その際筒 状体を構成する紙から肥料が溶け出して地面に滲み込み、芝などの成長の促進が 図れる効果もある。
【0048】 また、さらにこの考案によれば、上記ゴルフティーにおいて、ゴルフティーの 筒状体をビニール合成紙を用いて構成したので、雨天の日にも使用できる効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による紙製の高型ゴルフ
ティーの構造及びその使用状態を示す図である。
【図2】上記第1実施例による紙製の中型ゴルフティー
の構造及びその使用状態を示す図である。
【図3】上記第1実施例による紙製の低型ゴルフティー
の構造及びその使用状態を示す図である。
【図4】上記第1実施例の紙製の高型ゴルフティーを折
り畳んだ状態及び上記各紙製のゴルフティーを持ち運び
するためのケースを示す図である。
【図5】本考案の第2の実施例によるゴルフティーを説
明するための説明図である。
【図6】本考案の紙製のゴルフティーを収納しておくホ
ルダーの他の構造例を示す図である。
【図7】従来の長尺ゴルフティーの構造及びその使用状
態を示す図である。
【図8】従来の短尺ゴルフティーの構造及びその使用状
態を示す図である。
【図9】従来の長尺ゴルフティーを用いてティーアップ
する方法の説明図である。
【符号の説明】
1 高型ティー 1a 載置部 1b 接地部 2 中型ティー 2a 載置部 2b 接地部 3 低型ティー 3a 載置部 3b 接地部 10 高型ティーの台紙 20 中型ティーの台紙 30 低型ティーの台紙 101 8角錐台形状のゴルフティー 102 16角錐台形状のゴルフティー 103 4角錐台形状のゴルフティー 110 高型ティー用台紙シート 120 中・低型ティー用台紙シート B ゴルフボール G ティーグラウンド

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製の筒状体からなるゴルフティーであ
    って、 上記筒状体の一端側の環状端縁部を地面に接触する接地
    部とし、他端側の環状端縁部をゴルフボールを載置する
    ための載置部としていることを特徴とするゴルフティ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴルフティーにおいて、 上記筒状体の外形は接地部側の直径がボール載置部側の
    直径より大きい円錐台形状をしていることを特徴とする
    ゴルフティー。
  3. 【請求項3】 上記筒状体は所定形状の折り畳んだ台紙
    を広げて組み立ててなるものであり、 上記台紙は、円錐台形状の側面を展開した形状と同一形
    状の紙片の一端を他端側に重ねて貼り付けて筒状体を形
    成し、これを該筒状体の軸と垂直な方向に押しつけて折
    り畳んだものであることを特徴とする請求項2記載のゴ
    ルフティー。
  4. 【請求項4】 上記筒状体は所定の形状に折り畳んだ台
    紙を広げて組み立ててなるものであり、 上記台紙は、長方形形状の紙片の一端を他端側に貼りつ
    けて円筒状体を形成し、これを該円筒状体の軸と垂直な
    方向に押しつけて折り畳んだものであることを特徴とす
    る請求項1記載のゴルフティー。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のゴ
    ルフティーにおいて、 上記筒状体を構成する紙には肥料が滲み込ませてあるこ
    とを特徴とするゴルフティー。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載のゴ
    ルフティーにおいて、 上記筒状体をビニール合成紙を用いて構成したことを特
    徴とするゴルフティー。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD937952S1 (en) 2020-03-19 2021-12-07 Robert Marino Golf apparatus

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JPS4919862B1 (ja) * 1970-12-14 1974-05-21
JP3085066B2 (ja) * 1993-12-15 2000-09-04 三菱自動車工業株式会社 洗浄装置

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