JPH05295377A - シリコーングリース組成物 - Google Patents

シリコーングリース組成物

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JPH05295377A
JPH05295377A JP12257892A JP12257892A JPH05295377A JP H05295377 A JPH05295377 A JP H05295377A JP 12257892 A JP12257892 A JP 12257892A JP 12257892 A JP12257892 A JP 12257892A JP H05295377 A JPH05295377 A JP H05295377A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は増稠剤を添加しなくてもグリース
化することができるシリコーングリース組成物の提供を
目的とするものである。 【構成】 本発明のシリコーングリース組成物は、 A)一般式 【化3】 (R1 は炭素数1〜10のパーフルオロアルキル基、R2
は炭素数1〜12の1価炭化水素基)、R1 が 5〜50モル
%で、粘度が 100〜 100,000cSであるパーフルオロアル
キル変性シリコーンオイル 100重量部、 B)R3 3SiO1/2 (M単位)とSiO2 単位(Q単
位)とのモル%が 0.5〜0.95であるパウダー状のMQシ
ロキサン20〜30重量部、とからなることを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーングリース組成
物、特には増稠剤を用いなくても粘着力にすぐれ、潤滑
性の良好なグリースを与えるシリコーングリース組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーングリースはシリコーンオイル
と増稠剤とからなるものが基本とされているが、これに
ついてはジオルガノポリシロキサン、R3 SiO1/2
位(Rは1価炭化水素、以下Mと略記する)、R2 Si
O単位(以下D単位と略記する)およびSiO2 単位
(以下Q単位と略記する)からなるオルガノポリシロキ
サン組成物と増稠剤からなるもの(特公昭53-776号公報
参照)、ジオルガノポリシロキサン、M単位、RSiO
3/2 単価(以下T単位と略記する)およびQ単位とから
なるオルガノポリシロキサン組成物と増稠剤からなるも
の(特公昭60-45240号公報参照)、分岐状オルガノポリ
シロキサン、M単位とQ単位とからなるオルガノポリシ
ロキサン組成物と増稠剤からなるもの(特公平3-76359
号公報参照)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MDQ単位、
MTQ単位、MQ単位からなるオルガノポリシロキサン
組成物はジオルガノポリシロキサンまたは分岐状オルガ
ノポリシロキサンに溶解するため、この組成物をグリー
ス状とするためにはアルミニウム、鉛、亜鉛、マンガ
ン、リチウム、ナトリム、カリウム、カルシウム、バリ
ウム、ストロンチウム、銅、水銀、ビスマス、クロム、
鉄、ニッケルなどの金属を含有する炭素数が少なくとも
8個の脂肪酸の金属石けん、シリカ、アルミナ、酸化
鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、ガラス繊維、粘土などの無
機質元素の微粒子不活性酸化物、窒化ほう素、アリ−ル
尿素、フタロシアニン、インダスレン、ポリ四ふっ化エ
チレン粉末、グラファイト、カ−ボンブラックなどの増
稠剤の添加が必須とされる。
【0004】そのため、これについては増稠剤を添加し
ないオルガノポリシロキサンとM単位で表わされるオル
ガノポリシルセスキオキサンとからなるものも提案され
ているが(特公平2-22797 号公報参照)、このものは増
稠剤が必須成分でないために増稠効果が弱く、稠度の大
きい(軟らかい)グリースしか与えないので、稠度の安
定したものを得るにはやはり増稠剤を加える必要があ
る。また、これについては本発明者らも長鎖アルキル変
性シリコーンオイルとMQレジンパウダーとからなる増
調剤を用いないシリコーングリース組成物を提案してい
るが、これには耐熱性、潤滑性に劣るという不利のある
ことが判った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決したシリコーングリース組成物に関するものであ
り、これはA)一般式
【化2】 (ここにR1 は炭素数1〜10のパーフルオロアルキル
基、R2 は炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基お
よび非置換または置換のアリール基から選ばれる1価の
炭化水素基、a、bは0または1、mは0〜 1,000、n
は5〜 1,000、m+nは5〜 1,000の正数)で示され、
1 が全置換基中の5〜50モル%であり、25℃での粘度
が 100〜100,000 cSであるパーフルオロアルキル変性シ
リコーンオイル100 重量部、B)R3 3SiO1/2 単位
(R3 はアルキル基、アルケニル基、アリール基から選
ばれる基)とSiO2 単位とからなり、R3 3SiO1/2
単位とSiO2 単位とのモル比が0.5 〜0.95であるパウ
ダー状のオルガノポリシロキサン20〜300 重量部、とか
らなることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本発明者らは増稠剤を添加しな
くても良好な粘着性グリースとなり得るシリコーングリ
ース組成物を開発すべく種々検討した結果、ここに使用
するオルガノポリシロキサンを前記した一般式(1)で
示されるパーフルオロアルキル変性シリコーンオイルと
し、これに添加するM単位とQ単位とからなるオルガノ
ポリシロキサン組成物をパウダー状のものとしてこれら
を混合し、三本ロールで混練りすると、これが増稠剤を
添加しなくても耐熱性がよく、潤滑性の良好な粘着性グ
リースとなることを見出し、これによれば製造時間を大
巾に短縮できるし、コストも低減できることを確認して
本発明を完成させた。以下にこれを詳述する。
【0007】
【作用】本発明はシリコーングリース組成物に関するも
のであり、これはA)前記した一般式(1)で示される
パーフルオロアルキル変性シリコーンオイル100 重量部
と、B)M単位とQ単位からなり、M/Qのモル比が
0.5〜0.95であるパウダー状のオルガノポリシロキサン2
0〜300 重量部よりなることを特徴とするものである
が、このものは増稠剤を添加しなくても潤滑性のある良
好な粘着性グリースを与えるので、シリコーングリース
組成物を効率よく、安価に得ることができるという有利
性が与えられる。
【0008】本発明のシリコーングリース組成物は前記
したようにA)一般式(1)で示されるパーフルオロア
ルキル変性シリコーンオイルと、B)M単位とQ単位と
からなり、M/Qのモル比が 0.5〜0.95であるパウダー
状のオルガノポリシロキサンとを混合してなるものであ
る。このシリコーングリース組成物を構成するA)成分
としてのパーフルオロアルキル変性シリコーンオイルは
一般式(1)で示されるものであり、このR1 は炭素数
1〜10のパーフルオロアルキル基をアルキレン基で結合
したものであって、このパーフルオロアルキル基として
は−CF3 、−C25 、−C49 などが例示され、
またこのアルキレン基としては−CH2 −、−(CH
22 −、−(CH23 −、−(CH24 −、−C
2 −CH(CH3 )−、−CH2 −C(CH32
などが例示されるが、製造上からは−(CH22 −が
好ましいものとされる。R2 はメチル基、プロピル基、
ブチル基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基など
のアリール基から選ばれる炭素数1〜12の1価の炭化水
素基で、好ましくはメチル基とされる基、R1 が全置換
基の5〜50モル%であるもの、a、bは0または1でm
は0〜 1,000、nは5〜 1,000、m+nは5〜 1,000の
正数とされるものである。
【0009】このパーフルオロアルキル変性シリコーン
オイルは25℃における粘度が 100cS未満では得られるグ
リースが安定性の悪いものになるし、100,000 cSよりも
粘度の高いものはグリースの調度が小さくなってグリー
スの製造が困難になるので、これは25℃における粘度が
100 〜100,000 cS の範囲のものとすることが必要とさ
れるが、この好ましい範囲は、500 〜10,000 cS とされ
る。
【0010】また、本発明のシリコーングリース組成物
を構成するB)成分はM単位とQ単位とからなるMQシ
ロキサンとされるが、このものはM/Qのモル比が0.5
未満では製造が困難で、パウダ−化が難しくなり、0.95
より大きいものとすると十分な粘着性能を得ることがで
きなくなるので、M/Qのモル比が 0.5〜0.95であるも
のとすることが必要とされる。
【0011】しかして、このMQシロキサン自体は前記
したA)成分としてのパーフルオロアルキル変性シリコ
ーンオイルには溶解しないので、この混合物を溶媒スト
リップするとパーフルオロアルキル変性シリコーンオイ
ルとMQシロキサンの2層に分離してしまい、これをグ
リース化しても粘着力や稠度の安定したグリースは得ら
れないのであるが、このMQシロキサンはこれをパウダ
ー状にしてパーフルオロアルキル変性シリコーンオイル
に加えて混合後、三本ロールなどで混練りすると増稠剤
を添加しなくても潤滑性のすぐれた粘着力をもつグリー
スとなることが本発明者らによって発見されたので、こ
のものはパウダー状で供給することが必要とされる。
【0012】したがって、このMQシロキサンはM単位
シランとQ単位シランを混合したのち、加水分解、重縮
合し生成した固体をパウダー状のものとすることが必要
とされる。なお、このパウダー状のMQシロキサンの配
合量は、A)成分としてのパーフルオロアルキル変性シ
リコーンオイル100 重量部に対して、20重量部未満では
得られるグリースの粘着力が弱く、稠度も大きくて軟ら
かいものとなってグリースとしての目的を達成すること
ができないものとなり、300 重量部より多くすると稠度
の小さいもの(硬い)ものとなって使用目的に合わない
ものとなるため、20〜300 重量部の範囲とすることが必
要とされるが、この好ましい範囲は30〜270の重量部と
される。
【0013】本発明のシリコーングリース組成物は、上
記したA)成分としてのパーフルオロアルキル変性シリ
コーンオイルと、B)成分としてのパウダー状のMQシ
ロキサンとの所定量を混合したものであるが、このもの
はプラネタリーミキサーなどの混合機でよく混合したの
ち、三本ロールなどで再び混練りするとグリース状物と
なるが、このものは増稠剤を添加しなくても耐熱性、潤
滑性、粘着性のすぐれたグリースとすることができると
いう有利性をもつものである。
【0014】また、このシリコーングリース組成物には
これに必要に応じて防錆剤や酸化防止剤などを加えても
よく、この防錆剤としてはベンゾトリアゾールなどが、
酸化防止剤としては4.4'−メチレンビス−2.6 −ジター
シャリーブチルフェノールなどが例示される。なお、こ
のシリコーングリース組成物から作られたシリコーング
リースは粘着力に優れ、ランニング後のトルク値ダウン
率が小さく、潤滑性もすぐれているので、例えばロータ
リーボリウムの軸、軸受のフィーリングアップ潤滑剤、
ドアーヒンジ部のダンパー潤滑剤として、またオートメ
化ラインやロボットアームのダンパー用などに使用する
ことができる。
【0015】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中の部は重量部を、粘度は25℃における測定値を示し
たものであり、例中のグリースの物性は下記による測定
値を示したものである。 〔物性測定〕 JIS-K-2220 に準じて測定した。 〔粘着力〕 4mmφ×8mmLの軸、軸受を用い、ク
リアランス35μm、回転数10r.p.m.で測定した。 〔潤滑性〕 高速四球試験機を用いて1,500rpm、荷
重40Kg、時間1分、1/2インチ鋼球による摩耗痕直径で
示したが、これは摩耗痕直径の小さい程潤滑性の良いこ
とを示す。
【0016】実施例1 トリフルオロプロピル基含有量が50モル%で、粘度が
1,000cSであるトリフルオロ変性シリコーンオイル100
部に、(CH33 SiO1/2 単位とSiO2 単位との
モル比が0.70であるMQレジンパウダー 100部を添加
し、プラネタリーミキサーでよく混合したのち、三本ロ
ールで混練りして稠度(未混和) 254のシリコーングリ
ース組成物を作り、このもののグリース特性をしらべた
ところ、後記する表1に併記したとおりの結果が得られ
た。
【0017】実施例2 トリフルオロプロピル基含有量が50モル%で、粘度が10
0,000 cSであるトリフルオロ変性シリコーンオイル 100
部に、(CH33 SiO1/2 単位とSiO2単位との
モル比が0.85であるMQレジンパウダー40部を加え、実
施例1と同じように処理して稠度(未混和)が 350のシ
リコーングリース組成物を作り、このもののグリース特
性をしらべたところ、後記する表1に示したとおりの結
果が得られた。
【0018】実施例3 トリフルオロプロピル基の含有量が25モル%で、粘度が
100cSであるトリフルオロ変性シリコーンオイル100 部
に、(CH2 =CH)(CH32 SiO1/2単位とS
iO2 単位とのモル比が0.80であるMQレジンパウダー
122部を加え、実施例1と同じように処理して稠度(未
混和)が 220のシリコーングリース組成物を作り、この
もののグリース特性をしらべたところ、後記する表1に
示したとおりの結果が得られた。
【0019】実施例4 トリフルオロプロピル基の含有量が5モル%で、粘度が
10,000cSであるトリフルオロ変性シリコーンオイル 100
部に、(CH33 SiO1/2 単位とSiO2単位との
モル比が0.55であるMQレジンパウダー 100部を加え、
実施例1と同じように処理して稠度(未混和)が 180の
シリコーングリース組成物を作り、このもののグリース
特性をしらべたところ、後記する表1に示したとおりの
結果が得られた。
【0020】実施例5 トリフルオロプロピル基の含有量が25モル%で、粘度が
1,000cS であるトリフルオロ変性シリコーンオイル 100
部に、CH2 =CH(CH32 SiO1/2 単位とSi
2 単位とのモル比が0.95であるMQレジンパウダー 2
50部を加え、実施例1と同じように処理して稠度(未混
和)が 142のシリコーングリース組成物を作り、このも
ののグリース特性をしらべたところ、後記する表1に示
したとおりの結果が得られた。
【0021】実施例6 ノナフルオロヘキシル基の含有量が30モル%で、粘度が
5,000cSであるパーフルオロアルキル変性シリコーンオ
イル 100部に、(CH33 SiO1/2 単位とSiO2
単位とのモル比が0.67であるMQレジンパウダー 150部
を加え、実施例1と同じように処理して稠度(未混和)
が 190のシリコーングリース組成物を作り、このものの
グリース特性をしらべたところ、後記する表1に示した
とおりの結果が得られた。
【0022】比較例1 粘度が 1,000cSで、炭素数が10(C10)である長鎖アル
キル基の含有量が25モル%である、長鎖アルキル変性シ
リコーンオイル 100部に、(CH33 SiO1/2 単位
とSiO2 単位とのモル比が0.70であるMQレジンパウ
ダー 100部を加え、実施例1と同じように処理して稠度
(未混和)が 330のシリコーングリース組成物を作り、
このもののグリース特性をしらべたところ、後記する表
1に示したとおりの結果が得られた。
【0023】比較例2 粘度が1,000 cSのジメチルシリコーンオイル100 部に、
(CH33 SiO1/2 単位とSiO2 単位とのモル比
が0.85であるMQレジンパウダー67部を加え、プラネタ
リーミキサーでよく混合してから三本ロールで混練りし
たところ、MQレジンパウダーがジメチルシリコーンオ
イルに溶解してしまってオイル状となってしまったの
で、これに(C652 Si(OH)2 で表面処理し
たシリカ25部を加えて再び三本ロールで混練りしたとこ
ろ稠度(未混和)が 290のシリコーングリースが得られ
たので、このもののグリース特性をしらべたところ、後
記する表1に示したとおりの結果が得られた。
【0024】比較例3 粘度が 1,000cSでフェニル基含有量が5モル%であるメ
チルフェニルシリコーンオイル100 部に、(CH33
SiO1/2 単位とSiO2 単位とのモル比が0.67である
MQレジンパウダー107 部を加え、プラネタリーミキサ
ーでよく混合したのち、三本ロールで混練りしたとこ
ろ、MQレジンパウダーがメチルフェニルシリコーンオ
イルに溶解してしまったので、これに(C652
i(OH)2 で表面処理したシリカ25部を加えて再び三
本ロールで混練りしたところ稠度(未混和)が 295のシ
リコーングリースが得られたので、このもののグリース
特性をしらべたところ、後記する表1に示したとおりの
結果が得られた。
【0025】
【表1】
【0026】(実験結果の評価)実施例のものはいずれ
も増稠剤を用いなくても充分にグリース状を維持してお
り、これは離油度も小さいことからも証明されている。
また、このものはいずれも粘着性に優れ、ランニング後
のトルク値のダウン率も小さく安定しており、これはま
た摩耗痕も小さく、潤滑性のよいことが確認されたし、
これについては 180℃における稠度変化も少ないことか
ら耐熱性のよいものであることが証明されている。しか
し、比較例1のものは増稠剤を添加しなくてもグリース
ができ、潤滑性もそこそこに良好であるけれどもこれは
耐熱性に劣るものであり、比較例2、3のものはいずれ
も増稠剤を用いないとグリース状を維持することができ
ないし、これらのグリースはトルク値が比較的高い値を
示しているが、ランニング後のダウン率も大きく、さら
には摩耗痕も大きく、潤滑性のわるいものであることを
示している。
【0027】
【発明の効果】本発明はシリコーングリース組成物に関
するものであり、これは前記したようにA)一般式
(1)で示されるパーフルオロアルキル変性シリコーン
オイル100重量部とB)R3 3SiO1/2 単位(M単位)
とSiO2 単位(Q単位)からなり、M/Qのモル比が
0.5〜0.95であるパウダー状のオルガノポリシロキサン
20〜300 重量部とからなることを特徴とするものである
が、このパーフルオロアルキル変性シリコーンオイルと
パウダー状のMQオルガノポリシロキサンとは三本ロー
ルなどで混練りすると増稠剤の添加なしで容易に潤滑
性、粘着性のよいグリースとなるので、これによればシ
リコーングリース組成物を短時間で容易に、かつ安価に
得ることができるという有利性が与えられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)一般式 【化1】 (ここにR1 は炭素数1〜10のパーフルオロアルキル
    基、R2 は炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基お
    よび非置換または置換のアリール基から選ばれる1価の
    炭化水素基、a、bは0または1、mは0〜 1,000、n
    は5〜 1,000、m+nは5〜 1,000の正数)で示され、
    1 が全置換基中の5〜50モル%であり、25℃での粘度
    が 100〜 100,000cSであるパーフルオロアルキル変性シ
    リコーンオイル100 重量部、 B)R3 3SiO1/2 単位(R3 はアルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基から選ばれる基)とSiO2 とからな
    り、R3 3SiO1/2 単位とSiO2 単位とのモル比が0.
    5 〜0.95であるパウダー状のオルガノポリシロキサン20
    〜300 重量部、とからなることを特徴とするシリコーン
    グリース組成物。
  2. 【請求項2】R2 がメチル基である請求項1に記載した
    シリコーングリース組成物。
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