JPH0529464U - 乾燥機接続機能つきふとん - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ふとんを内部より効率よく乾燥させるふとん
を提供する。 【構成】 生地（１）と中わた（２）で形成したふとん
を複数枚重ね、縁でつなげ、内部に空気層（３）を設け
た多層構造のふとんの外側に、空気層（３）とつなが
る、ふとん乾燥機用の接続口（４）を設けたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ふとん乾燥機用の接続口を設けた多層構造のふとんに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭用のふとん乾燥機によるふとんの乾燥は、ふとん乾燥機に付属の専 用の乾燥用袋を、ふとんとふとんの間に入れて使用するものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）乾燥用袋の大きさがふとんより小さいため、乾燥用袋が直接あたる部分と あたらない部分とでの温度のムラができやすかった。 （ロ）厚いふとんほど、熱の伝わりが遅く乾燥に時間がかかった。 本考案は、これらの欠点や不便を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

生地（１）と中わた（２）で形成したふとんを複数枚重ね、縁でつなげ、内部 に空気層（３）を設けた多層構造のふとんの外側に、空気層（３）とつながる、 ふとん乾燥機用の接続口（４）を設ける。 本考案は、以上のような構成よりなるふとんである。

【０００５】

【作用】

このふとんをふとん乾燥機により乾燥させる場合、接続口（４）にふとん乾燥 機（５）を接続し、ふとん乾燥機で熱せられた乾燥用空気を直接ふとん内部の空 気層（３）に送り込む。空気層（３）に充満した乾燥用空気は、ふとん内部より 外側に向かって、ふとん全体から抜ける事により、ふとんを乾燥させる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）生地（１）と中わた（２）で形成したふとんを複数枚重ね、縁でつなげ、 内部に空気層（３）を設けた多層構造のふとんを形成する。 （ロ）ふとんの外側に空気層（３）につながるふとん乾燥機用の接続口（４）を 設ける。 本案は以上のような構造で、このふとんをふとん乾燥機により乾燥させるとき は、接続口（４）にふとん乾燥機（５）を接続する。 接続口（４）は図２のように、ふとん本体に直接付ける方法と図３のように先端 に接続口（４）をもった筒状の接続部（６）をふとん本体に付ける手段がある。 接続口（４）は、特定の機種のふとん乾燥機にのみ接続ができる、きまった口 径にする方法と、図４のように、布地などで伸縮性のある構造にして、口径の異 なるふとん乾燥機でも各種接続が可能な方式にする事もできる。 なお、図５のように、多層構造のふとんに乾燥用中袋（７）を、別途入れてお く手段もある。

【０００７】

【考案の効果】

乾燥用空気が、ふとん内部より外側に向かって、ふとん全体から抜ける事によ り、温度のムラが少なく隅々まで乾燥ができる。よって、温度の低い所へ逃げる 性質のあるダニの退治にも効果が高い。 しかも、多層構造のため、それぞれの中わたの厚みが薄いため、乾燥時間の短 縮がはかれるとともに、冷風による冷却の時間も短くすむ。 また、ふとん乾燥機に付属の専用の乾燥用袋を、用意する必要が無いので、い つでも気軽に、簡単にふとん乾燥ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部を切り除いた断面図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の他の接続口の実施例を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案の他の接続口の実施例の一部を示す斜視
図である。

【図５】本考案の他の実施例を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 生地 ２ 中わた ３ 空気層 ４ 接続口 ５ ふとん乾燥機 ６ 筒状接続部 ７ 乾燥用中袋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 生地（１）と中わた（２）で形成したふ
   とんを複数枚重ね、縁でつなげ、内部に空気層（３）を
   設けた多層構造のふとんの外側に、空気層（３）とつな
   がる、ふとん乾燥機用の接続口（４）を設けた乾燥機接
   続機能つきふとん