JPH0529426Y2 - - Google Patents

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JPH0529426Y2
JPH0529426Y2 JP1988064257U JP6425788U JPH0529426Y2 JP H0529426 Y2 JPH0529426 Y2 JP H0529426Y2 JP 1988064257 U JP1988064257 U JP 1988064257U JP 6425788 U JP6425788 U JP 6425788U JP H0529426 Y2 JPH0529426 Y2 JP H0529426Y2
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poppet
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、切換弁に関し、特にポペツト形の切
換弁に適用して有効な技術に関する。
〔従来の技術〕 ポペツト形の切換弁として、たとえば複数のポ
ペツト部が軸方向に所定の間隔をおいて周設され
ている主軸と、この主軸が軸方向に沿つて変位自
在に設けられている軸孔と、主軸の一方向への変
位により複数のポペツト部が夫々同時に当接され
る複数の弁座とを備えているものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した切換弁は、複数のポペ
ツト部が主軸に一体的(固定的)に形成されてい
るため、その精度上の誤差や一方のシール部材の
摩耗等によるポペツト部相互間の間隔誤差によ
り、複数の弁座に対する同時シールが妨げられる
場合が生じる。
本考案の目的は、複数の弁座に対するシール性
の向上を図ることができる切換弁を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の第1手段である切換弁の構造は、弁本
体と、主軸に該主軸の軸方向への遊びをもつて周
設されている第1ポペツト部と、この第1ポペツ
ト部に対し軸方向に所定の間隔をおいて前記主軸
に周設されている第2ポペツト部と、この主軸が
軸方向に沿つて変位自在に設けられている軸孔
と、前記第1ポペツト部に仕切られて前記軸孔に
形成される第1流体室および第2流体室と、前記
第1ポペツト部に形成され、この第1流体室と第
2流体室とを連通させる連通路と、前記軸孔に周
設され、前記第1流体室側から前記第2流体室側
への主軸の変位により前記第1ポペツト部と前記
第2ポペツト部とが夫々同時に当接される第1弁
座および第2弁座と、前記弁本体に開設され、前
記第1ポペツト部の外周面と前記弁本体間とをシ
ールする2つのシール部材間から前記軸孔と外部
とを連通させる息抜きポートとを備え、前記第1
ポペツト部の前記第1流体室側の受圧面積が該第
1ポペツト部の前記第2流体室側の受圧面積より
大きく形成されている構造としたものである。
〔作用〕
前記した切換弁の構造によれば、第1ポペツト
部の主軸の軸方向に沿つた遊びにより第1ポペツ
ト部と第2ポペツト部との相互間の間隔誤差を吸
収することができ、また第2流体室を流れる被制
御流体圧が連通路を通じて第1流体室に流入し第
1ポペツト部の第1流体室側の受圧面に作用して
該第1ポペツト部を第1弁座側に付勢するので、
第1弁座と第2弁座とに対する同時シールを確実
に行うことができる。
さらに、前記連通路が前記第1ポペツト部に形
成されているので、弁本体に連通路を形成した構
造に比べ、構造の簡素化と小形化とを図ることが
できる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である切換弁を示す
断面図である。
本実施例の切換弁は5ポート弁とされ、弁本体
1の外周面の一側には、第1排出ポート2と第1
出力ポート3と入力ポート4と第2出力ポート5
と第2排出ポート6とが夫々開設されている。
弁本体1内には、半径方向の断面円形状の軸孔
7が軸方向に沿つて形成され、この軸孔7の両端
側はカバー8によつて夫々閉塞されている。
軸孔7の内周面には、弁座9(第1弁座)、弁
座10(第2弁座)、弁座11(第2弁座)、弁座
12(第1弁座)が弾性体等からなるシール部材
によつて軸方向に所定の間隔をおいて夫々周設さ
れている。
また、軸孔7には、主軸13が軸方向に沿つて
変位自在に収容されている。
主軸13の両端部には、ピストン14,15が
ナツト16等によつて夫々固定されて周設され、
このピストン14,15の外端側の軸孔7に流体
室17,18が夫々形成されている。
流体室18はピストン15によつて主軸作動用
の流体室18a,18bとに仕切られ、この流体
室18a,18bに、パイロツトポート19,2
0が夫々連通されている。
主軸13のほぼ中央には、弁座10,11に接
離されるINポペツト部21(第2ポペツト部)
が一体的に周設されている。
また、主軸13のINポペツト部21の両端側
に形成されている段部には、リング板22,23
が夫々嵌装されている。
主軸13のリング板22とピストン14との間
およびリング板23とピストン15との間には、
弁座9,12に夫々接離されるエキゾーストポペ
ツト部24,25(第1ポペツト部)が該主軸1
3の軸方向への遊びをもつて夫々嵌装されてい
る。
すなわち、エキゾーストポペツト部24,25
は、主軸13の軸方向に沿つて夫々変位自在とさ
れている。
前記軸孔7の左側は、エキゾーストポペツト部
24によつて流体室7a(第1流体室)と流体室
7b(第2流体室)とに仕切られ、同様に、軸孔
7の右側は、エキゾーストポペツト部25によつ
て流体室7c(第1流体室)と流体室7d(第2流
体室)とに仕切られている。
エキゾーストポペツト部24,25には、軸方
向に沿つて連通路24a,25aが夫々貫通され
て形成されている。
そして、流体室7a,7bが連通路24aによ
つて連通され、また流体室7c,7dが連通路2
5aによつて連通されている。
前記エキゾーストポペツト部24は、流体室7
a側の受圧面積A1が流体室7b側の受圧面積A2
より大きく形成され、同様にエキゾーストポペツ
ト部25も流体室7c側の受圧面積A3が流体室
7d側の受圧面積A4より大きく形成されている。
エキゾーストポペツト部24,25の夫々の外
周面の環状溝24b,25bには、弾性体等から
なるシール部材26,27が夫々嵌装されてい
る。
同様に、ピストン14,15およびエキゾース
トポペツト部24,25が摺動する軸孔7の内周
面の環状溝28にも弾性体等からなるシール部材
29が夫々嵌装されている。
また、軸孔7の所定の部位には、弁本体1の一
側に開設されている息抜きポート30が夫々連通
されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、第1図に示す状態は、パイロツトポート
19を通じて流体室18aに圧縮空気等の作動用
流体圧が供給され、この流体圧がピストン15に
作用していることにより、主軸13が第1図の右
側に変位され、エキゾーストポペツト部24、
INポペツト部21が弁座9,11に夫々当接さ
れて夫々の弁孔が閉じられている。
そして、圧縮空気等の被制御流体が入力ポート
4から流体室7bを通じて第1出力ポート3に流
れ、また圧縮空気等の被制御流体が第2出力ポー
ト5から流体室7dを通じて第2排出ポート6に
流れている。
この場合に、流体室7b内の被制御流体の一部
は、エキゾーストポペツト部24の連通路24a
を通じて流体室7aに導入されている。
そして、この流体室7aに導入された被制御流
体が該エキゾーストポペツト部24の受圧面積
A1の大きい左端面に作用していることにより、
エキゾーストポペツト部24が弁座9側に付勢さ
れて該弁座9に押接されている。
同様に、流体室7d内の被制御流体がエキゾー
ストポペツト部25の連通路25aを通じて流体
室7cに導入され、この流体室7cに導入された
被制御流体が該エキゾーストポペツト部25の受
圧面積A3の大きい右端面に作用していることに
より、エキゾーストポペツト部25が弁座12側
に付勢されて該弁座12側に変位されている。
次いで、パイロツトポート20を通じて流体室
18bに圧縮空気等の作動用流体圧を供給する
と、この流体圧がピストン15に作用することに
より、第1図の右側に変位されていた主軸13が
同図の左側に変位され、INポペツト部21、エ
キゾーストポペツト部25が弁座10,12に
夫々当接されて夫々の弁孔が閉じられる。
この場合に、エキゾーストポペツト部25は、
主軸13に軸方向に遊びをもつて周設され、また
流体室7cの流体圧によつて弁座12側に付勢さ
れていることにより、INポペツト部21とリン
グ板23との間の間隔が所定の間隔より小さ過ぎ
る場合においても、該エキゾーストポペツト部2
5に弁座12に押接されつつ第1図の右端側に変
位されるので、INポペツト部21、エキゾース
トポペツト部25が弁座10,12に夫々同時に
当接され夫々の弁孔が確実にシールされて閉じら
れる。
したがつて、INポペツト部21とリング板2
3との間(言い換えればINポペツト部21とエ
キゾーストポペツト部25との間)に間隔誤差が
生じている場合においても、弁座10,12の同
時シールを確実に行うことができる。
このため、INポペツト部21とエキゾースト
ポペツト部25との間の間隔等に、高い精度が要
求されず部品加工精度の低減を図ることができ、
またこの精度の低減を通じて製作コストの低減を
図ることができる。
ここで、本実施例においては、第1図の左側に
移動された主軸13が同図の右側に移動され、エ
キゾーストポペツト部24、INポペツト部21
が弁座9,11に夫々当接される際にも、前記し
たINポペツト部21、エキゾーストポペツト部
25の弁座10,12への当接と同様に作用され
る。
したがつて、本実施例においては、INポペツ
ト部21およびエキゾーストポペツト部24につ
いても、前記したINポペツト部21とエキゾー
ストポペツト部25と同様な効果を得ることがで
きる。
また、本実施例では、INポペツト部21の受
圧面積A5よりもピストンの第1流体室側の受圧
面積A6及びA7が小さいため、流体室18aある
いは18bに作用していた作動用流体圧が解除
(排気)されても主軸13及びエキゾーストポペ
ツト部24,25は流体室7b,7dを流れる被
制御流体圧によつてシール状態が保持される構造
となつている。
以上のように本考案を実施例に基づき具体的に
説明したが、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能であることはいうまでもない。
たとえば、本実施例においては、連通路24
a,25aが夫々エキゾーストポペツト部24,
25に形成されているが、本実施例においては連
通路24a,25aを弁本体1内に形成するこ
と、または主軸13に形成することも可能であ
る。
更に、本考案においてはエキゾーストポペツト
部24,25をINポペツト部21側に夫々補助
的に付勢するばね33を流体室7a,7cに夫々
配設する構造とすることも可能である。
〔考案の効果〕
本考案の切換弁の構造によれば、以下の効果を
得ることができる。
(1) 第1ポペツト部の主軸の軸方向に沿つた遊び
により第1ポペツト部と第2ポペツト部との相
互間の間隔誤差を吸収することができ、また第
2流体室を流れる被制御流体圧が連通路を通じ
て第1流体室に流入し第1ポペツト部の第1流
体室側の受圧面に作用して該第1ポペツト部を
第1弁座側に付勢するので、第1弁座と第2弁
座とに対する同時シールを確実に行うことがで
きる。
(2) 前記した(1)の効果により、たとえば第1ポペ
ツト部と第2ポペツト部との相互間の間隔等、
第1弁座と第2弁座とに対する同時シールがな
されるための構造について、高い精度が要求さ
れないので、部品精度と製作コストの低減を図
ることができる。
(3) 前記した(1)の効果により、切換弁の作動信頼
性の向上を図ることができる。
(4) また、前記連通路が前記第1ポペツト部に形
成されているため、弁本体に連通路を形成した
構造に比べ、構造の簡素化と小形化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である切換弁を示す
断面図である。 1……弁本体、2……第1排出ポート、3……
第1出力ポート、4……入力ポート、5……第2
出力ポート、6……第2排出ポート、7……軸
孔、7a,7c……流体室(第1流体室)、7b,
7d……流体室(第2流体室)、8……カバー、
9,12……弁座(第1弁座)、10,11……
弁座(第2弁座)、13……主軸、14,15…
…ピストン、16……ナツト、17,18,18
a,18b……流体室、19,20……パイロツ
トポート、21……INポペツト部(第2ポペツ
ト部)、22,23……リング板、24,25…
…エキゾーストポペツト部(第1ポペツト部)、
24a,25a……連通路、24b,25b……
環状溝、26,27……シール部材、28……環
状溝、29……シール部材、30……息抜きポー
ト、33……ばね、34……シール部材、A1
A2,A3,A4,A5,A6,A7……受圧面積。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体と、主軸に該主軸の軸方向への遊びをも
    つて周設されている第1ポペツト部と、この第1
    ポペツト部に対し軸方向に所定の間隔をおいて前
    記主軸に周設されている第2ポペツト部と、この
    主軸が軸方向に沿つて変位自在に設けられている
    軸孔と、前記第1ポペツト部に仕切られて前記軸
    孔に形成される第1流体室および第2流体室と、
    前記第1ポペツト部に形成され、この第1流体室
    と第2流体室とを連通させる連通路と、前記軸孔
    に周設され、前記第1流体室側から前記第2流体
    室側への主軸の変位により前記第1ポペツト部と
    前記第2ポペツト部とが夫々同時に当接される第
    1弁座および第2弁座と、前記弁本体に開設さ
    れ、前記第1ポペツト部の外周面と前記弁本体間
    とをシールする2つのシール部材間から前記軸孔
    と外部とを連通させる息抜きポートとを備え、前
    記第1ポペツト部の前記第1流体室側の受圧面積
    が該第1ポペツト部の前記第2流体室側の受圧面
    積より大きく形成されていることを特徴とする切
    換弁。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231930B2 (ja) * 1975-06-16 1977-08-18
JPS5630778U (ja) * 1979-08-15 1981-03-25

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JPS5231930U (ja) * 1975-08-27 1977-03-05

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