JPH05293780A - 直交座標型産業用ロボット - Google Patents

直交座標型産業用ロボット

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Publication number
JPH05293780A
JPH05293780A JP2117192A JP2117192A JPH05293780A JP H05293780 A JPH05293780 A JP H05293780A JP 2117192 A JP2117192 A JP 2117192A JP 2117192 A JP2117192 A JP 2117192A JP H05293780 A JPH05293780 A JP H05293780A
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JP
Japan
Prior art keywords
arm
industrial robot
axis
coordinate type
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP2117192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Okoshi
直史 御輿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2117192A priority Critical patent/JPH05293780A/ja
Publication of JPH05293780A publication Critical patent/JPH05293780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直交座標型産業用ロボットの動作に伴なうデ
ッドスペースの発生を防止するとともに、他の操作との
干渉を防止する。 【構成】 直交座標型産業用ロボットの何れかのアーム
3を連動可能に連結された2対の平行リンク31,32
で構成し、平行リンク31の回動角度を制御することに
よりキャリア4のY軸方向の位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は互に直交する方向に往
復動する複数のアームを有する直交座標型産業用ロボッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から産業用ロボットとして直交座標
型のもの、極座標型のもの等種々の軸構成のものが提供
されているが、直交座標型のものは動作範囲が直方体で
あって無駄がなく、しかも感覚的にロボット動作を理解
し易いという利点を有しているので種々の用途に広く採
用されている。
【0003】この直交座標型産業用ロボットは、アーム
移動型のもの(図4参照)およびキャリア移動型のもの
(図5参照)に大別される。図4はアーム移動型の直交
座標型産業用ロボットの構成を概略的に示す斜視図であ
り、X軸41によりX軸方向に往復動されるZ軸42を
設け、Z軸42によりZ軸方向に往復動されるY軸43
を設け、Y軸アーム自体をY軸方向に往復動させるよう
にしている。
【0004】図5はキャリア移動型の直交座標型産業用
ロボットの構成を概略的に示す斜視図であり、X軸51
によりX軸方向に往復動されるZ軸52を設け、Z軸5
2によりZ軸方向に往復動されるY軸53を設け、キャ
リア54をY軸アームに沿ってY軸方向に往復動させる
ようにしている。したがって、何れの構成の直交座標型
産業用ロボットにおいても、各軸を制御することにより
キャリアを所望位置まで移動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アーム移動型の直交座
標型産業用ロボットにおいては、キャリア54をY軸方
向に移動させるためにY軸アームが往復動されるのであ
るから、Y軸アームが最も後退した状態におけるY軸ア
ームの突出長さに対応する直方体領域がデッドスペース
になってしまうという不都合がある。
【0006】また、キャリア移動型の直交座標型産業用
ロボットにおいては、Y軸アームがY軸方向に往復動さ
れることはないのであるから、アーム移動型の場合のよ
うなデッドスペースの発生を防止できるが、産業用ロボ
ットの動作領域内においてY軸アームがX軸方向および
Z軸方向に往復動されるのであるから、キャリア54よ
りも突出した状態になっている部分が動作領域の内部に
存在する他の装置と干渉する危険性があるという不都合
がある。
【0007】また、図4、図5と異なる軸構成の直交座
標型産業用ロボットにおいても同様の不都合が生じる。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、デッドスペースの発生を防止でき、しか
も動作領域内の他の装置との干渉を大巾に低減できる直
交座標型産業用ロボットを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の直交座標型産業用ロボットは、少なく
とも1つのアームが折り曲げ、拡開可能なアームであ
る。請求項2の直交座標型産業用ロボットは、折り曲
げ、拡開可能なアームが、2対の平行リンクを連動可能
に連結してなるものである。
【0010】
【作用】請求項1の直交座標型産業用ロボットであれ
ば、少なくとも1つのアームが折り曲げ、拡開可能なア
ームであるから、該当するアーム自体を往復動させる必
要がなくなり、この結果、従来のアーム移動型の場合の
ようなデッドスペースの発生を確実に防止でき、しかも
アームがキャリアから大きく突出することを未然に防止
できるので動作領域内の他の装置との干渉を大巾に低減
できる。
【0011】請求項2の直交座標型産業用ロボットであ
れば、折り曲げ、拡開可能なアームが、2対の平行リン
クを連動可能に連結してなるものであるから、平行リン
クに支持されているキャリアの姿勢を、アームの折り曲
げ、拡開に拘らず一定に保持できる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明の直交座標型産業用ロボット
の一実施例を示す斜視図であり、X軸1と、Z軸2と、
Y軸3と、キャリア4とを有している。上記Y軸3は2
対の平行リンク31,32を連動可能に連結してなるも
のであり、一方の平行リンク31が図示しない駆動源と
連結されているとともに、他方の平行リンク32がキャ
リア4を支持している。図2および図3を参照してY軸
3をさらに詳細に説明する。図2は一方の平行リンク3
1および他方の平行リンク32の互に対応するリンク3
1a,32aの関係を概略的に示す図であり、両リンク
31a,32aの対応位置にそれぞれ歯数が等しいギア
31b,32bが設けられ、かつ両ギア31b,32b
が互に噛み合っているのであるから、図2中にθで示す
角度だけリンク31aが回動した場合にリンク32aは
リンク31aと逆方向にθだけ回動する。したがって、
リンク31aの回動角度θを制御することにより他方の
平行リンク32に支持されたキャリア4のY軸方向の位
置を制御できる。図3は上記両リンク31a,32aと
ギア31b,32bとの具体的構成例を示す横断面図で
あり、支持部材33の所定位置に1対の自転軸31c,
32cを設けてあるとともに、各自転軸が対応するリン
クを貫通した状態で止めねじ31d,32dにより一体
化されている。そして、各自転軸は対応するリンクに沿
う状態で配置された対応するギアをも貫通しており、各
ギアが止めねじ31e,32eにより対応するリンクと
一体化されている。さらに、両ギア31b,32bと対
応するリンクとの相対位置は逆に設定され、一方のリン
クが他方のリンクと干渉することなく広範囲にわたって
回動できるようにしている。
【0013】上記構成の直交座標型産業用ロボットの作
用は次のとおりである。従来の直交座標型産業用ロボッ
トと同様にX軸方向およびZ軸方向の位置が制御され、
Y軸方向の位置については以下のようにして制御され
る。Y軸方向の位置yについては、例えば両平行リンク
31,32の長さが共にLで、一方の平行リンク31の
回動角度がθである場合にy=2Lsinθで与えられ
るのであるから、θ=sin-1(y/2L)の式に基づ
いて平行リンク31の回動角度を制御することによりキ
ャリア4のY軸方向の位置を制御できる。この場合に、
y=0であれば両平行リンク31,32が重なった状態
であり、Y軸3はY軸方向に全く突出しないのであるか
ら、アーム移動型の直交座標型産業用ロボットのように
Y軸アームが後方に突出してデッドスペースを形成する
という不都合を防止できる。また、θ=±90°であれ
ば、両平行リンク31,32が一直線状になるので、両
平行リンク31,32の長さの和の範囲を動作領域に設
定できる。さらに、0<|θ|<90°であれば、両平行
リンク31,32が逆V字形になるだけであり、キャリ
ア4よりも先方に平行リンクが突出することはないので
あるから、キャリア移動型の直交座標型産業用ロボット
のようにキャリアよりも突出した部分が存在せず、他の
装置等との干渉を確実に排除できる。さらに、一方の平
行リンク31が他方の平行リンク32と干渉することな
く自由に回動できるのであるから、X軸を跨いで両側で
の作業に簡単に対処でき、産業用ロボットの配置の自由
度、産業用ロボットによる処理対象物、部品供給装置等
の配置の自由度を著しく高めることができる。
【0014】尚、この発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば、キャリア4の姿勢を一定に保持
し続ける必要がない用途の産業用ロボットであれば、平
行リンク31,32に代えて単にリンクを採用すること
が可能であるほか、キャリア4の動作範囲をX軸の一方
側のみに限定できる場合には各ギアに対するリンクの相
対位置を同じに設定することが可能であり、さらに平行
リンク31に代えて単にリンクを採用し、平行リンク3
2の上部回動連結部を共に支持部材33に支持させるこ
とが可能であるほか、上記実施例と異なる軸構成の直交
座標型産業用ロボットに適用することが可能であり、そ
の他、この発明の要旨を変更しない範囲内において種々
の設計変更を施すことが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、従来の
アーム移動型の場合のようなデッドスペースの発生を確
実に防止でき、しかもアームがキャリアから大きく突出
することを未然に防止できるので動作領域内の他の装置
との干渉を大巾に低減できるという特有の効果を奏す
る。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、平行リンクに支持されているキャリアの姿勢を、ア
ームの折り曲げ、拡開に拘らず一定に保持できるという
特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の直交座標型産業用ロボットの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】一方の平行リンクおよび他方の平行リンクの互
に対応するリンクの関係を概略的に示す図である。
【図3】両リンクとギアとの具体的構成例を示す横断面
図である。
【図4】アーム移動型の直交座標型産業用ロボットの構
成を概略的に示す斜視図である。
【図5】キャリア移動型の直交座標型産業用ロボットの
構成を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 X軸 2 Z軸 3 Y軸 31,32 平
行リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互に直交する方向に往復動する複数のア
    ーム(1)(2)(3)を有する直交座標型産業用ロボ
    ットにおいて、少なくとも1つのアーム(3)が折り曲
    げ、拡開可能なアームであることを特徴とする直交座標
    型産業用ロボット。
  2. 【請求項2】 折り曲げ、拡開可能なアームが、2対の
    平行リンク(31)(32)を連動可能に連結してなる
    ものである請求項1に記載の直交座標型産業用ロボッ
    ト。
JP2117192A 1992-02-06 1992-02-06 直交座標型産業用ロボット Pending JPH05293780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2117192A JPH05293780A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 直交座標型産業用ロボット

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JP2117192A JPH05293780A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 直交座標型産業用ロボット

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JPH05293780A true JPH05293780A (ja) 1993-11-09

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ID=12047480

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JP2117192A Pending JPH05293780A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 直交座標型産業用ロボット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182108A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd Z形パンタグラフ
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