JPH05293720A - ワーク支持装置 - Google Patents

ワーク支持装置

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JPH05293720A
JPH05293720A JP10144592A JP10144592A JPH05293720A JP H05293720 A JPH05293720 A JP H05293720A JP 10144592 A JP10144592 A JP 10144592A JP 10144592 A JP10144592 A JP 10144592A JP H05293720 A JPH05293720 A JP H05293720A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立てステージに載置された状態のワーク
に生じる組み立て誤差を正確に測定する。 【構成】 測定ステージ10に固定された第1位置決め
部材35にフロアボディ11の第1ロケート穴37を嵌
合し、同時に第2位置決め部材42に第2ロケート穴3
8を嵌合する。このとき第2ロケートピン15は移動自
在であるので、両位置決め部材35,42のピッチに誤
差があってもロケートピン15が移動することによりフ
ロアボディ11を歪ませることなく位置決めできる。こ
のようにしてフロアボディ11を位置決めした後、ロケ
ートピンの正規の位置からのズレを計測し、フロアボデ
ィ11の組み立て精度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワーク支持装置に関し、
特に組み立て精度を測定するワークの支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製品品質の安定あるいは生産効率を向上
するなどのためには、製品の品質を管理することが重要
である。このため現在では、個々の製品の品質管理はも
とより、測定された現状製品の品質情報を基にして、今
後生産する製品の品質を向上することなどが行われてい
る。このように、近年品質管理は益々重要性を増してい
る。これは、自動車の製造においても例外ではない。自
動車車体の品質において組み立て精度は、製品の性能や
耐久性に係わる重要な管理項目である。自動車のように
多数のワークから構成される製品では、隣接するワーク
相互の組み付け誤差は微少量であっても、それを原因と
して他の組付け部に不具合を生じることがある。このた
め、ワークの組み立て精度の品質管理には高い精度が要
求されている。図10は、従来の組み立て精度測定装置
と被測定物であるワークWつまりフロアボディとを示す
斜視図である。なお図示されるように以下の説明ではワ
ークの幅方向をX方向、ワークの搬送方向をY方向、鉛
直方向をZ方向と定義する。図10に示されるように、
精度測定ステージ10にはフロアボディ11の前部を位
置決めする第1ロケートピン13と、後部を位置決めす
る第2ロケートピン15とが取り付けられており、測定
ステージ10に載置されるフロアボディ11を位置決め
するようになっている。また測定ステージ10には、フ
ロアボディ11を上下方向つまりZ方向に位置決めする
とともに支持する基準ポスト18〜23が6個取り付け
られており、測定ステージ10に載置されたフロアボデ
ィ11を支持するようになっている。なお、基準ポスト
18〜23により支持する位置は、ワークを保持するク
ランプ部材により保持されるワークのクランプ位置や位
置決め位置など、管理された位置であることが望まし
く、本実施例ではクランプ位置を基準ポストによる支持
している。さらに測定ステージ10には、図示されるよ
うに上に延びる上向き測定子25と、下に延びる下向き
測定子27とが取り付けられる3次元測定機29が設置
されており、両測定子はともに移動自在となっている。
これら測定子25,27のうち、上向き測定子25はフ
ロアボディ11の下面にある計測位置を計測するように
なっており、下向き測定子27はフロアボディ11の上
面にある計測位置を計測するようになっている。このた
め例えば、フロアボディ11の下面にあるロケート穴の
位置を計測する場合は、上向き測定子25を、測定する
ロケート穴の直下に移動することにより測定を行う。こ
のようにして、フロアボディ11の各ポイントを計測す
ることにより骨格の組み立て精度を測定する。なお実際
には、図示していないが、3次元測定機29は測定ステ
ージ10の左右に1台ずつ設置されており、両側から計
測できるようになっている。
【0003】このような測定装置により車体の下面にあ
る計測ポイントの位置を計測する手順を以下に説明す
る。まず組み立て精度測定ステージ10に、ワークであ
るフロアボディ11が載置されると、フロアボディ11
は第1ロケートピン13および第2ロケートピン15に
よりステージ10に位置決めされる。また、これと同時
に各基準ポストによりフロアボディ11のクランプ位置
が支持される。続いて3次元測定機29に取り付けられ
ている上向き測定子25を、測定するロケート穴位置の
直下に移動して、ロケート穴の位置を順次測定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の測
定装置では、第1ロケートピン13および第2ロケート
ピン15の両方ともがステージ10に固着されている。
このため、フロアボディ11の第1ロケート穴と第2ロ
ケート穴との位置関係つまりピッチに、寸法誤差を生じ
ている場合は、両ロケートピン13,15によりロケー
ト穴を位置決めすると、両ロケートピン13,15の支
持部材またはフロアボディ11そのものが撓んでしま
う。このように、基準とする両ロケート穴相互のピッチ
に狂いが生じていると、両基準ロケート穴相互のピッチ
はもちろんその他のロケート穴とのピッチも正確には測
定できない。また車体の下部にあるロケート穴がフロア
ボディ11を支持する基準ポスト18〜23に隣接して
存在すると、位置計測の際、基準ポストに3次元測定機
29が干渉してしまうことがあり、このような場合はロ
ケート穴の位置を計測できない。特にIBSの場合、同
一の治具により位置決めとクランプとを行うようになっ
ており、クランプ位置とロケート位置とが同一位置とな
っている。このため、ロケート穴は基準ポストに接して
位置するので、上向き測定子25をロケート穴の直下に
位置させることはできない。そして一般にはロケート位
置で支持されるフロアボディ11を、測定ステージ10
では上述のようにクランプ位置で支持するので、測定ス
テージでの測定結果と組み立てステージでの実際の組み
立て精度とが必ずしも一致しないという問題がある。
【0005】この他にも図11に示されるように、2次
元カメラ31によりロケート穴33近傍を撮影し、撮影
した画像データを処理してロケート穴33の位置を算出
する場合がある。しかしこの場合も、クランプ位置や非
管理位置を介してワークを支持して、測定することにな
り、測定結果と組み立てステージでの実際の組み立て精
度とが必ずしも一致するとは限らない。本発明は、以上
のような問題を鑑みてなされたものであり、組み立てス
テージに載置された状態のワークに生じる組み立て誤差
を正確に測定することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ワークを載置するステージに、ワークに対
し相対上下動自在である複数の位置決め部材を有するワ
ーク支持装置であって、前記ワークを支持する基準受け
部材と、前記ワークに形成されたロケート穴に嵌合しワ
ークを位置決めする第1ロケートピンとを有する第1位
置決め部材と、前記ワークを支持する基準受け部材と、
前記ワークに形成されたロケート穴に嵌合すると共に水
平方向に往復動自在である第2ロケートピンとを有する
第2位置決め部材と、前記ワークを支持する基準受け部
材と、前記ワークに形成されたロケート穴に嵌合すると
共に水平方向に移動自在である可動ロケートピンを有す
る複数の第3位置決め部材とを前記ステージに設置した
ことを特徴とするワーク支持装置である。また、本発明
はステージに載置されるワークを位置決め保持する複数
のロケータを設置するワーク支持装置であって、それぞ
れ水平方向に移動自在となり、ワークに形成されたロケ
ート穴に嵌合するロケートピンを有する複数のロケータ
を前記ステージに設置し、それぞれの前記ロケータに、
当該ロケータを基準位置に位置決めするとともに位置決
め解除する手段を接続したことを特徴とするワーク支持
装置である。
【0007】
【作用】測定ステージに固定された第1位置決め部材
に、対応する基準ロケート穴を嵌合し、同時に第2位置
決め部材に、対応する基準ロケート穴を嵌合する。この
ようにしてワークをステージに載置するとき、各ロケー
トピンは移動自在であるので、基準ロケート穴とのピッ
チに誤差があってもロケートピンを移動させることによ
り、ワークを歪ませることなく位置決めできる。このよ
うにしてワークを支持した後、各ロケートピンの当初の
位置決め位置からのズレを測定することにより組み立て
精度を測定する。
【0008】また、位置決めされる移動自在のロケータ
により、ステージに搬入される組み立て前のバラのワー
クを支持あるいは保持する。搬入されたワークを溶接に
より組み立てた後、ロケータの位置決めを解除し、ロケ
ータの、当初の位置決め位置からの移動量を測定する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係わる実施例を図面に基づ
いて説明する。なお、すでに説明された部材には、同一
の番号を付している。また以下の説明ではワークの方向
をX方向、ワークの搬送方向をY方向、鉛直方向をZ方
向と定義する。図1は、車体の一部を構成するフロアボ
ディ11を示す斜視図である。フロアボディ11は、大
きく分けると、エンジンコンパートメント11aと、フ
ロントフロア部11bと、リアフロア部11cと、シル
インナ部11dとの4つの部材から構成されており、各
部材にあるロケート穴の相対位置を計測することによ
り、組み立て精度を管理される。図1で矢印により指し
示される位置は、各部材の主な管理位置である。また図
2は、本実施例に係わるワークの組み立て精度測定装置
を示す斜視図である。図2に示されるように、測定ステ
ージ10には、ワークであるフロアボディ11の前部を
位置決めする第1位置決め部材35が固定されている。
第1位置決め部材35はフロアボディ11などのワーク
をZ方向に位置決めする第1基準受け部材36を有して
おり、第1基準受け部材36には第1ロケートピン13
が突設されている。このため、第1ロケートピン13に
嵌合するフロアボディ11前部の第1ロケート穴37
は、常に一定位置に固定される。また測定ステージ10
には、フロアボディ11の後部を位置決めする第2位置
決め部材42が設置されており、フロアボディ11の後
部にある第2ロケート穴38を位置決めするとともに位
置計測するようになっている。図3に示されるように第
2位置決め部材42の支持部材43には、Y方向に延び
るガイドレール44が取り付けられており、ガイドレー
ル44に沿ってY方向に移動自在である第2基準受け部
材45が取り付けられている。また第2基準受け部材4
5には第2ロケートピン15が突設されている。第2ロ
ケートピンは、標準的な組み立て位置である正規ゲージ
位置決め位置を含む範囲でY方向に移動自在であるの
で、第2ロケートピン15を移動することにより、第1
ロケート穴37と第2ロケート穴38のピッチの、個体
ごとのズレに対応するとともに、フロアボディ11をス
テージ10上に位置決めできる。また、第2支持部材4
2には変位計46が取り付けられており、基準受け部材
45のY方向の移動量を計測するようになっている。
【0010】そして図2に示されるように、ステージ1
0にはフロアボディ11の位置決め位置の組み立て精度
を測定する計測用位置決め部材が6台設置されている。
この内の一つである第3計測用位置決め部材47の支持
部材48には、図4に示されるようにX方向に延びるガ
イドレール49に沿って移動自在である支持板51が取
り付けられており、またこの支持板51には、Y方向に
延びるガイドレール53を介してY方向に移動自在であ
るとともに、第3ロケートピン55が突設される第3基
準受け部材57が取り付けられている。このように第3
基準受け部材57は、X,Y両方向に移動自在であるの
で、嵌合する第3ロケート穴59の位置が標準位置から
ズレている場合は、第3基準受け部材47を移動するこ
とにより、第3ロケートピン55と第3ロケート穴59
とを嵌合できる。また第3位置決め部材47には、第3
ロケートピン55のXおよびY方向の移動量を検出する
変位計46が取り付けられており、第3ロケート穴59
の標準位置からのズレ量を計測できるようになってい
る。なお、測定ステージ10に設置されるこのほかの計
測用位置決め部材63〜67も同様の構成であり、いず
れもロケートピン68〜72が突設されるとともに移動
自在である基準受け部材73〜77を有しており、また
ロケートピンを有する基準受け部材のXおよびY方向の
移動量を計測する変位計46が取り付けられている。こ
のように各位置決め部材35,42,47,63〜67
は、XおよびY方向に移動自在なので、フロアボディ1
1をステージ10に位置決めする際、位置決め部材3
5,42,47,63〜67やフロアボディ11が撓む
ことはない。
【0011】さらに測定ステージ10には、移動自在で
ある下向き測定子27を有する3次元測定機29が設置
されており、この下向き測定子27によりフロアボディ
11の上面の計測ポイントの位置を計測するようになっ
ている。
【0012】このように、本発明に係わるワーク支持装
置を有する精度測定装置により、車体の組み立て精度を
測定する手順を説明する。まずワークであるフロアボデ
ィ11が測定ステージ10に搬入されると、フロアボデ
ィ11の前部に設けられる第1ロケート穴37に第1ロ
ケートピン13を嵌合するとともに後部に設けられる第
2ロケート穴38に第2ロケートピン15を嵌合し、フ
ロアボディ11を位置決めする。なお、両ロケート穴3
7,38のピッチが正規のピッチからズレている場合
は、第2ロケートピン15をY方向に移動させることに
より、両ロケート穴37,38をロケートピン13,1
5に嵌合する。これと同時に、ステージ10に設置され
る各計測用位置決め部材47,63〜67には、計測用
位置決め部材に対応するロケート穴が嵌合する。これら
のロケート穴と第1ロケート穴37とのピッチが正規の
ピッチとズレている場合は、計測用位置決め部材47,
63〜67をズレ量に応じてXあるいはY方向に移動す
ることにより、ロケートピン55,68〜72をロケー
ト穴に嵌合する。このようにして各ロケートピン55,
68〜72をロケート穴に嵌合し位置決めが完了する
と、各部材に取り付けられる変位計46により、第2位
置決め部材42および各計測用位置決め部材47,63
〜67の標準位置からの移動量を計測し、フロアボディ
11の組み立て精度を測定する。
【0013】以上のように本実施例のワーク支持装置を
用いると、組立ステージ10での支持位置と同一の支持
位置でワークを支持して、ワークの組み立て精度を測定
できる。このため、組立ステージに載置された状態での
フロアボディ11の組み立て精度を極めて正確に測定で
き、組み立て精度の向上に役立つ情報を次車の生産にフ
ィードバックできる。
【0014】また、別の実施例を以下に説明する。図5
は、本発明に係わるワーク支持装置を有するワーク組み
立てステージの断正面図である。図5に示されるよう
に、ステージにはフレーム101が設置されており、フ
レーム101にはルーフを保持するNCロケータ10
3、フロントピラーなどのボディサイドを位置決めする
サイドNCロケータ105、フロアボディを位置決めす
るフロアNCロケータ107が複数取り付けられてい
る。図6は、サイドNCロケータ105を示す側面図で
ある。図6に示されるように、フレーム101にはガイ
ドレール109を介してY方向に移動自在である板部材
111が取り付けられており、Y軸モータ113により
位置決めできる。この板部材111にはX方向に摺動自
在である摺動部材115が取り付けられており、X軸モ
ータ117により位置決めできる。また摺動部材115
には、NCロケート部材119を有し、Z方向に延びる
ガイドレール121に沿って移動自在であるロケータ支
持部材123が取り付けられており、Z軸モータ125
により位置決めするようになっている。このように、N
Cロケート部材119は移動自在であり、任意の位置に
位置決めされる。また図6に示されるようにNCロケー
ト部材はワークWをクランプして位置決めするようにな
っており、ワークWをクランプした状態で移動自在であ
るとともに位置決めされる。そして図7に示されるよう
に、各モータ113,117,125はそれぞれアンプ
127,129,131を介してコントローラ133と
接続されており、このコントローラ133により位置決
め制御および位置決め解除制御されるようになってい
る。なお位置決めが解除された状態では、NCロケート
部材119は外力を受けると移動する。また各モータ1
13,117,125には図示しないエンコーダが接続
されているので、モータの変位量を測定できる。なお、
以上の説明はボディサイドを位置決めするNCロケータ
についてであるが、他のNCロケータも同様に移動自在
であるとともにエンコーダにより移動量を測定できるよ
うになっており、接続されるコントローラにより位置決
め制御および位置決め解除制御できるようになってい
る。
【0015】このようなNCロケータ、つまりワーク支
持部材を設置した組み立てステージの動作を、フロアN
Cロケータを例に、図8の流れ図に基づいて説明する。
図9は、フロアNCロケータ141〜148が設置され
る組み立てステージを示す斜視図である。まず、組み立
てステージに搬入されたバラパーツ、つまり組み立て前
のワークWは、各NCロケータ141〜148およびそ
の他の図示しないNCロケータによりクランプされると
ともに位置決めされ、溶接により組み立てられる(S
1)。このとき各ワークWは、NCロケータにより正規
ゲージ位置決め位置に位置決めされる。溶接が終了する
と、位置決めされる各NCロケータ141〜148を、
コントローラ133により位置決め解除状態にする(S
2)。このとき各パーツの組み立て位置が正規の位置で
あれば、各NCロケータ141〜148は位置決めを解
除されても移動しない。しかし組み立て位置が正規の位
置からズレていれば、正規ゲージ位置であるロケータに
位置決めされる車体には歪みによる応力が残っているの
で、各NCロケータ141〜148の位置決めを解除す
ると,それと同時に車体の応力が解放され各NCロケー
タ141〜148は移動する(S3)。各NCロケータ
141〜148の移動量は各モータに接続される図示し
ないエンコーダによりパルス信号として検出され(S
4)、分解能を乗ずることにより正規位置からのズレを
算出する(S5)。このようにして求められた各軸方向
のズレ、つまり変位量を合成してワークの変位量を求め
る(S6)。求められた結果は、例えば正規ゲージ位置
を調整するなどにより、次車の生産にフィードバックさ
れる(S7)。
【0016】このように、組み立てを行うステージにお
いて組み立て精度を測定できるので、別に測定装置を必
要としない。また極めて短時間で測定できる。さらに、
組み立て時と測定時のクランプおよび支持位置が同一な
ので、組み立てステージに載置された状態で生じる組み
立て精度を測定でき、より適確なフィードバックが可能
となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、組み立
てステージでの支持位置と、同一の位置をクランプある
いは支持するようになっているので、組み立てステージ
に載置される状態で生じる組み立て誤差に極めて近い値
を測定でき、次車の生産に適確なフィードバックをかけ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、車体の一部を構成するフロアボディを示す
斜視図、
【図2】は、本実施例に係わるワークの組み立て精度測
定装置を示す斜視図、
【図3】は、第2位置決め部材の主要部の斜視図、
【図4】は、計測用位置決め部材の主要部の斜視図、
【図5】は、車体を構成する各ワークを位置決めして仮
止めするステージの断正面図、
【図6】は、サイドNCロケータの側面図、
【図7】は、モータの制御に係わるブロック図、
【図8】は、動作順を示す流れ図、
【図9】は、フロアNCロケータが設置される組み立て
ステージを示す斜視図、
【図10】は、従来の組み立て精度測定装置と被測定物
であるフロアボディとを示す斜視図、
【図11】は、2次元カメラによりロケート穴の位置精
度を測定する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…フロアボディ 13…第1ロケートピン 15
…第2ロケートピン 29…3次元測定機 35…第1位置決め部材 37
…第1ロケート穴 38…第2ロケート穴 42…第2位置決め部材 4
6…変位計 47…第3計測用位置決め部材 63〜67…計測用位置決め部材 105…サイ
ドNCロケータ 107…フロアNCロケータ 133…コントロ
ーラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するステージに、ワークに
    対し相対上下動自在である複数の位置決め部材を有する
    ワーク支持装置であって、 前記ワークを支持する基準受け部材と、前記ワークに形
    成されたロケート穴に嵌合しワークを位置決めする第1
    ロケートピンとを有する第1位置決め部材と、 前記ワークを支持する基準受け部材と、前記ワークに形
    成されたロケート穴に嵌合すると共に水平方向に往復動
    自在である第2ロケートピンとを有する第2位置決め部
    材と、 前記ワークを支持する基準受け部材と、前記ワークに形
    成されたロケート穴に嵌合すると共に水平方向に移動自
    在である可動ロケートピンを有する複数の第3位置決め
    部材とを前記ステージに設置したことを特徴とするワー
    ク支持装置。
  2. 【請求項2】 ステージに載置されるワークを位置決め
    保持する複数のロケータを設置するワーク支持装置であ
    って、 それぞれ水平方向に移動自在となり、ワークに形成され
    たロケート穴に嵌合するロケートピンを有する複数のロ
    ケータを前記ステージに設置し、 それぞれの前記ロケータに、当該ロケータを基準位置に
    位置決めするとともに位置決め解除する手段を接続した
    ことを特徴とするワーク支持装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03246179A (ja) * 1990-02-26 1991-11-01 Nissan Motor Co Ltd 自動車車体の組立装置
JPH0416718U (ja) * 1990-06-02 1992-02-12

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