JPH05293163A - 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる方法 - Google Patents
使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる方法Info
- Publication number
- JPH05293163A JPH05293163A JP4085800A JP8580092A JPH05293163A JP H05293163 A JPH05293163 A JP H05293163A JP 4085800 A JP4085800 A JP 4085800A JP 8580092 A JP8580092 A JP 8580092A JP H05293163 A JPH05293163 A JP H05293163A
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- JP
- Japan
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- perfume
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 香水を装着品の一部に含浸せしめて人体に直
接触れないようにし、香水による皮膚荒れや汗等による
香水の変質を防止して初期の芳香を持続的に発散させ
る。 【構成】 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散
させる方法であって、多孔質材から小形の板片を切り取
り、当該板片を処理して液体を保持可能とし、板片の一
面を成形物品の一壁面から露出させた状態で該板片を前
記物品内に固定し、板片に香水数滴を含浸させる。
接触れないようにし、香水による皮膚荒れや汗等による
香水の変質を防止して初期の芳香を持続的に発散させ
る。 【構成】 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散
させる方法であって、多孔質材から小形の板片を切り取
り、当該板片を処理して液体を保持可能とし、板片の一
面を成形物品の一壁面から露出させた状態で該板片を前
記物品内に固定し、板片に香水数滴を含浸させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用者により用いられる
装着物品から芳香を発散させる方法に関する。
装着物品から芳香を発散させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】香水は、通常身体や身体の装着品へ直接
にふりかける方法により使用されている。しかし、人に
よっては、香水が皮膚に触れただけでその芳香性が損な
われる為に、香水を使用できないことがある。又、場合
によっては、皮膚が香水に対してアレルギーを起こすこ
ともあり、香水の使用は痒み、時によって皮膚損傷の原
因となる。
にふりかける方法により使用されている。しかし、人に
よっては、香水が皮膚に触れただけでその芳香性が損な
われる為に、香水を使用できないことがある。又、場合
によっては、皮膚が香水に対してアレルギーを起こすこ
ともあり、香水の使用は痒み、時によって皮膚損傷の原
因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、香水に対し
て程度の差こそあれアレルギー傾向を示す人々が香水を
用いることを可能にすることを目的とするものであっ
て、具体的には人が用いる装着物品に香水を含ませてそ
の香水が直接皮膚に触れないようにすることを目的とす
る。これによって、香水は変質又は劣下せず、当初の芳
香を保持し、一方皮膚も荒れることはない。人が身に着
ける装着物品であって香水を含ませる物は、例えば眼
鏡、ブレスレット、イヤリングである。
て程度の差こそあれアレルギー傾向を示す人々が香水を
用いることを可能にすることを目的とするものであっ
て、具体的には人が用いる装着物品に香水を含ませてそ
の香水が直接皮膚に触れないようにすることを目的とす
る。これによって、香水は変質又は劣下せず、当初の芳
香を保持し、一方皮膚も荒れることはない。人が身に着
ける装着物品であって香水を含ませる物は、例えば眼
鏡、ブレスレット、イヤリングである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る好ましい方
法は、多孔質材特に木材から板片を適当に切り取り、こ
の板片を処理して液体を保持可能とし、型の空間部に板
片を配し、型内にプラスチックを注入して、板片を成型
物品内に保持しつつ板片の一面を成型物品の壁面から露
出させ、板片に香水数滴含浸させることを特徴とする。
法は、多孔質材特に木材から板片を適当に切り取り、こ
の板片を処理して液体を保持可能とし、型の空間部に板
片を配し、型内にプラスチックを注入して、板片を成型
物品内に保持しつつ板片の一面を成型物品の壁面から露
出させ、板片に香水数滴含浸させることを特徴とする。
【0005】板片は勿論他のいかなる方法を用いて固定
してもよく、例えば装着物品に設けた溝内に押し込むこ
とも可能である。当該方法は眼鏡の一対のつるに適用可
能であり、香水含浸板片の一面がつるの内壁上に露出す
る。板片の露出面は、板片を搭載した装着物品の対応面
に対し凹んだ状態にしても良い。これによって形成され
る凹所には香水が保持されて、板片から滴下することが
なくなる。
してもよく、例えば装着物品に設けた溝内に押し込むこ
とも可能である。当該方法は眼鏡の一対のつるに適用可
能であり、香水含浸板片の一面がつるの内壁上に露出す
る。板片の露出面は、板片を搭載した装着物品の対応面
に対し凹んだ状態にしても良い。これによって形成され
る凹所には香水が保持されて、板片から滴下することが
なくなる。
【0006】
【作用】板片内に吸蔵された香水は、順次蒸発をするこ
とにより芳香を発散する。香水は、人体へ直接に触れな
いため、変質又は芳香の劣化を起こさず、当初の芳香を
持続する。また、皮膚が香水により荒れることもない。
芳香の発散が減少すると、適宜に板片内へ香水を補充す
る。これにより、芳香の発散は元の状態に復元する。
とにより芳香を発散する。香水は、人体へ直接に触れな
いため、変質又は芳香の劣化を起こさず、当初の芳香を
持続する。また、皮膚が香水により荒れることもない。
芳香の発散が減少すると、適宜に板片内へ香水を補充す
る。これにより、芳香の発散は元の状態に復元する。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づいて本発明の実施
例を説明する。図1は眼鏡1を示し、その2個のつる
2,3の一方又は双方は本発明を実施する小形の板片4
を有する。板片4は多孔質材、例えば木材から切り取っ
たものが望ましい。板片4の断面はありみぞに形成され
ている。即ち、長手方向の面4a,4bは傾斜面となっ
ている。この板片4は液体を保持すべく処理を受ける。
板片4は塩化ナトリウム溶液に10分〜15分間浸し、
その後取り出して外気で乾かす。水は蒸発し、一方塩化
ナトリウムは木片の細房内に残る。
例を説明する。図1は眼鏡1を示し、その2個のつる
2,3の一方又は双方は本発明を実施する小形の板片4
を有する。板片4は多孔質材、例えば木材から切り取っ
たものが望ましい。板片4の断面はありみぞに形成され
ている。即ち、長手方向の面4a,4bは傾斜面となっ
ている。この板片4は液体を保持すべく処理を受ける。
板片4は塩化ナトリウム溶液に10分〜15分間浸し、
その後取り出して外気で乾かす。水は蒸発し、一方塩化
ナトリウムは木片の細房内に残る。
【0008】板片4は、それから適当な方法でそれを搭
載する物品の面の一つに固定される。固定は例えば、つ
る2,3に設けられた溝21,31内に押し込む等によ
り行われる。板片4は、出来れば板片4を搭載する物品
(本実施例の場合は眼鏡1のつる2,3)を成形する型
5(図2参照)内に前もって配設しておく。図2に示す
如く、板片4は、その狭面4cがつる3を成形する空所
5aの壁に隣接するように置かれる。これにより、つる
3が成形された場合に、狭面4cがつる3の内壁面3a
と面一になる。プラスチックス材は型5の空所5a内に
於いて、板片4の傾斜面4a,4bと共働して板片4を
つる内に強固に固定する。
載する物品の面の一つに固定される。固定は例えば、つ
る2,3に設けられた溝21,31内に押し込む等によ
り行われる。板片4は、出来れば板片4を搭載する物品
(本実施例の場合は眼鏡1のつる2,3)を成形する型
5(図2参照)内に前もって配設しておく。図2に示す
如く、板片4は、その狭面4cがつる3を成形する空所
5aの壁に隣接するように置かれる。これにより、つる
3が成形された場合に、狭面4cがつる3の内壁面3a
と面一になる。プラスチックス材は型5の空所5a内に
於いて、板片4の傾斜面4a,4bと共働して板片4を
つる内に強固に固定する。
【0009】最後に、板片4に香水が数滴含浸される
と、その結果香水が皮膚に直接触れることなく、芳香が
発散可能となる。香水が蒸発してしまうと、再度板片4
に同一の香水を含浸させれば良い。市販される種々の香
水を含浸した装着物品(眼鏡、ブレスレット、イヤリン
グ等)を販売することが可能である。
と、その結果香水が皮膚に直接触れることなく、芳香が
発散可能となる。香水が蒸発してしまうと、再度板片4
に同一の香水を含浸させれば良い。市販される種々の香
水を含浸した装着物品(眼鏡、ブレスレット、イヤリン
グ等)を販売することが可能である。
【0010】尚、図3に示すように、板片4の面4cを
つる3の壁3aに対して後退させ、板片4に施された香
水を保持し得る凹部を形成させるようにしても良い。ま
た、本発明の要旨から離脱することなく、本発明に係る
方法の最終工程は、工場で板片を搭載する装着物品の製
造に引き続いて実施してもよい。
つる3の壁3aに対して後退させ、板片4に施された香
水を保持し得る凹部を形成させるようにしても良い。ま
た、本発明の要旨から離脱することなく、本発明に係る
方法の最終工程は、工場で板片を搭載する装着物品の製
造に引き続いて実施してもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明では、身体に装着する物品の一壁
面に、液体の保持が可能な板片を露出状に埋込み固定
し、当該板片に適宜量の香水を含浸させる構成としてい
るため、香水が直接人体へ触れることがない。その結
果、人体の皮膚が香水によって荒れたり、或いは人体か
らの発汗等により香水が劣化して、その芳香が変化する
ようなことが、完全に防止される。また、プラスチック
製品の場合には、前記板片を装着品の成形時に埋込み固
定することが出来、製造コストの大幅な引下げが可能と
なる。更に、板片へは適宜量の香水を必要に応じて繰り
返し含浸させることができ、装着品から香水の芳香を持
続的に発散させることができる。本発明は上述の通り、
優れた実用的効用を奏するものである。
面に、液体の保持が可能な板片を露出状に埋込み固定
し、当該板片に適宜量の香水を含浸させる構成としてい
るため、香水が直接人体へ触れることがない。その結
果、人体の皮膚が香水によって荒れたり、或いは人体か
らの発汗等により香水が劣化して、その芳香が変化する
ようなことが、完全に防止される。また、プラスチック
製品の場合には、前記板片を装着品の成形時に埋込み固
定することが出来、製造コストの大幅な引下げが可能と
なる。更に、板片へは適宜量の香水を必要に応じて繰り
返し含浸させることができ、装着品から香水の芳香を持
続的に発散させることができる。本発明は上述の通り、
優れた実用的効用を奏するものである。
【図1】本発明に関する眼鏡の斜視図である。
【図2】本発明に係る方法を実施するための型の断面図
である。
である。
【図3】本発明により作られた眼鏡のつるの縦断面図で
ある。
ある。
1は眼鏡、2,3はつる、4は板片、4a,4bは板片
4の長手方向の側面、4cは板片の狭面、5は型、5a
は空所、21,31は溝。
4の長手方向の側面、4cは板片の狭面、5は型、5a
は空所、21,31は溝。
Claims (4)
- 【請求項1】 使用者が装着する物品から香水の芳香を
発散させる方法であって、多孔質材から小形板片を切り
取り、前記板片を処理して液体を保持可能とし、板片の
一面を装着に係る物品の一壁面から露出させて該板片を
該物品に固定し、板片に香水数滴を含浸させる工程より
成る使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる
方法。 - 【請求項2】 小形板片を物品を成形する型内に配置
し、プラスチック材を前記型内に注入して板片を物品内
に固定させるようにした請求項1に記載の使用者が装着
する物品から香水の芳香を発散させる方法。 - 【請求項3】 物品が眼鏡であって、そのつるの内側壁
と板片の露出面とを面一とするようにした請求項1又は
請求項2に記載の使用者が装着する物品から香水の芳香
を発散させる方法。 - 【請求項4】 板片の露出面を物品の内側壁に対して後
退させ凹部を形成させるようにした請求項1又は請求項
2に記載の使用者が装着する物品から香水の芳香を発散
させる方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4085800A JPH05293163A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4085800A JPH05293163A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293163A true JPH05293163A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=13868961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4085800A Pending JPH05293163A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 使用者が装着する物品から香水の芳香を発散させる方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05293163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113876990A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-04 | 冀锦俊 | 一种内置于vr眼镜的芳香剂缓释放装置 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP4085800A patent/JPH05293163A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113876990A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-04 | 冀锦俊 | 一种内置于vr眼镜的芳香剂缓释放装置 |
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