JPH05293094A - 核磁気共鳴装置用体腔内プローブ - Google Patents
核磁気共鳴装置用体腔内プローブInfo
- Publication number
- JPH05293094A JPH05293094A JP4100895A JP10089592A JPH05293094A JP H05293094 A JPH05293094 A JP H05293094A JP 4100895 A JP4100895 A JP 4100895A JP 10089592 A JP10089592 A JP 10089592A JP H05293094 A JPH05293094 A JP H05293094A
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- JP
- Japan
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- coil
- magnetic resonance
- small coil
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Abstract
(57)【要約】
【構成】関心領域の核スピンを高周波磁場により励起も
しくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴信号
を検出する体腔内に挿入可能な小型コイル１を備える核
磁気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、小型コイル１
の位置を示すマーカ２を設ける。 【効果】小型コイルの位置を示すマーカを設けたので、
小型コイルを適切に関心領域に配置することができる。
しくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴信号
を検出する体腔内に挿入可能な小型コイル１を備える核
磁気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、小型コイル１
の位置を示すマーカ２を設ける。 【効果】小型コイルの位置を示すマーカを設けたので、
小型コイルを適切に関心領域に配置することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体中の水素や燐等
からの核磁気共鳴（以下、ＮＭＲという）信号を測定
し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化するＮＭＲ
装置用プローブのうち、特に体腔内に挿入可能なＮＭＲ
装置用体腔内プローブに関する。
からの核磁気共鳴（以下、ＮＭＲという）信号を測定
し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化するＮＭＲ
装置用プローブのうち、特に体腔内に挿入可能なＮＭＲ
装置用体腔内プローブに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＮＭＲ装置では、被検体（例え
ば、人）の関心部位を取り巻く各種の頭部用コイルや腹
部用コイル，心臓等の動きの影響を受けにくい表面コイ
ル等を用い被検体の検査，撮像が行われてきた。
ば、人）の関心部位を取り巻く各種の頭部用コイルや腹
部用コイル，心臓等の動きの影響を受けにくい表面コイ
ル等を用い被検体の検査，撮像が行われてきた。
【０００３】これらのコイルには、生体内の微小部分を
高感度高空間解像度で画像化することができないという
問題があった。
高感度高空間解像度で画像化することができないという
問題があった。
【０００４】これに対して、生体の胃，食道，腸等の体
腔内に小型コイルを挿入することにより高感度高空間解
像度で画像化するＮＭＲ装置用体腔内プローブが提案さ
れている。例えば、直腸挿入のＮＭＲ装置用体腔内プロ
ーブとして特開平2−277440号公報がある。
腔内に小型コイルを挿入することにより高感度高空間解
像度で画像化するＮＭＲ装置用体腔内プローブが提案さ
れている。例えば、直腸挿入のＮＭＲ装置用体腔内プロ
ーブとして特開平2−277440号公報がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の技術にお
けるＮＭＲ装置用体腔内プローブは、シャフト上に設け
られたストライプで体腔内への挿入量を表示することに
より、小型コイルの位置決めがなされており、小型コイ
ルと関心領域の位置関係が不明確であった。従って、小
型コイルを適切に関心領域に配置することができないと
いう問題があった。本発明の目的は、従来技術による問
題を解決したＮＭＲ装置用体腔内プローブを提供するこ
とにある。
けるＮＭＲ装置用体腔内プローブは、シャフト上に設け
られたストライプで体腔内への挿入量を表示することに
より、小型コイルの位置決めがなされており、小型コイ
ルと関心領域の位置関係が不明確であった。従って、小
型コイルを適切に関心領域に配置することができないと
いう問題があった。本発明の目的は、従来技術による問
題を解決したＮＭＲ装置用体腔内プローブを提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目標を達成する基本
的な特徴は、関心領域の核スピンを高周波磁場により励
起もしくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴
信号を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える
ＮＭＲ装置用体腔内プローブにおいて、前記小型コイル
の位置を示すマーカを設けたことにある。
的な特徴は、関心領域の核スピンを高周波磁場により励
起もしくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴
信号を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える
ＮＭＲ装置用体腔内プローブにおいて、前記小型コイル
の位置を示すマーカを設けたことにある。
【０００７】
【作用】関心領域の核スピンを高周波磁場により励起も
しくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴信号
を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える核磁
気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、前記小型コイル
の位置を示すマーカを設けたので、前記小型コイルを適
切に関心領域に配置することができる。
しくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴信号
を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える核磁
気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、前記小型コイル
の位置を示すマーカを設けたので、前記小型コイルを適
切に関心領域に配置することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
図１は本発明の一実施例を示す体腔内プローブ先端の断
面図である。コイルカバー１０内には、小型コイル１が
設置され、更に小型コイル１の内側にはマーカ２が設置
されている。マーカ２は、縦緩和時間が被検体（５００
ms程度）よりも十分に短い、塩化マンガン水溶液（５０
ms程度）で充たされ十字型をしている。マーカ２が十字
型であるのは、撮像されたマーカ２の形状から小型コイ
ル１の方向が分かるようにするためである。例えば、撮
像されたマーカ２の形状が十字型をしている場合、小型
コイル１は撮像断面と水平であり、傾いた一本線をして
いる場合、小型コイル１は撮像断面と直交し傾いている
など小型コイル１の位置のみならず方向まで分かる。マ
ーカ２は塩化マンガン水溶液のほか、塩化ニッケル，硫
酸銅等の水溶液あるいはゲル，固体等であってもよい。
また、形状も十字型のほか、矩形，菱形，楕円等であっ
てもよく、図１に示したような信号検出コイルの内側に
設置することは必ずしも必要ではない。コイルカバーの
内側に設置することも可能である。
図１は本発明の一実施例を示す体腔内プローブ先端の断
面図である。コイルカバー１０内には、小型コイル１が
設置され、更に小型コイル１の内側にはマーカ２が設置
されている。マーカ２は、縦緩和時間が被検体（５００
ms程度）よりも十分に短い、塩化マンガン水溶液（５０
ms程度）で充たされ十字型をしている。マーカ２が十字
型であるのは、撮像されたマーカ２の形状から小型コイ
ル１の方向が分かるようにするためである。例えば、撮
像されたマーカ２の形状が十字型をしている場合、小型
コイル１は撮像断面と水平であり、傾いた一本線をして
いる場合、小型コイル１は撮像断面と直交し傾いている
など小型コイル１の位置のみならず方向まで分かる。マ
ーカ２は塩化マンガン水溶液のほか、塩化ニッケル，硫
酸銅等の水溶液あるいはゲル，固体等であってもよい。
また、形状も十字型のほか、矩形，菱形，楕円等であっ
てもよく、図１に示したような信号検出コイルの内側に
設置することは必ずしも必要ではない。コイルカバーの
内側に設置することも可能である。
【０００９】小型コイル１の位置検出は、信号計測の繰
返し時間ＴＲが５〜１００ms程度であるフラッシュ等の
高速シーケンスを用い、通常の腹部用コイルでマーカ２
を撮像することにより行われる。高速シーケンスでの撮
像によりマーカ２が画像化され、被検体中の関心領域に
対するマーカ２、すなわち、小型コイル１の位置が検出
される。この位置検出の結果により、体腔内プローブの
挿入量が調整される。従って、位置検出を繰り返すこと
で小型コイル１が適切に関心領域に配置される。繰返し
時間ＴＲが５００ms程度であるスピンエコー等の通常シ
ーケンスで関心領域の撮像をする場合、マーカ２は緩和
時間が被検体より十分に短いため撮像されず、関心領域
の画像に何ら影響しない。
返し時間ＴＲが５〜１００ms程度であるフラッシュ等の
高速シーケンスを用い、通常の腹部用コイルでマーカ２
を撮像することにより行われる。高速シーケンスでの撮
像によりマーカ２が画像化され、被検体中の関心領域に
対するマーカ２、すなわち、小型コイル１の位置が検出
される。この位置検出の結果により、体腔内プローブの
挿入量が調整される。従って、位置検出を繰り返すこと
で小型コイル１が適切に関心領域に配置される。繰返し
時間ＴＲが５００ms程度であるスピンエコー等の通常シ
ーケンスで関心領域の撮像をする場合、マーカ２は緩和
時間が被検体より十分に短いため撮像されず、関心領域
の画像に何ら影響しない。
【００１０】図において、小型コイル１は、図示してい
ない共振用直列コンデンサを含む１ターンの正方形コイ
ルであるが、矩形，円形，楕円形等のコイルであっても
同様である。なお、小型コイル１の位置検出は、マーカ
２のみでなくジャイロ等の手段によっても可能である。
ない共振用直列コンデンサを含む１ターンの正方形コイ
ルであるが、矩形，円形，楕円形等のコイルであっても
同様である。なお、小型コイル１の位置検出は、マーカ
２のみでなくジャイロ等の手段によっても可能である。
【００１１】図２は本発明の一実施例を示す方向制御手
段を備えた体腔内プローブ先端の図であり、図３は図２
を横から見た図である。可撓性の挿入部１１の先端には
回転伝達部１２の一端が接続され、回転伝達部１２の他
端には、内部に小型コイル１とマーカ（図示せず）が設
置されているコイルカバー１０が接続されている。
段を備えた体腔内プローブ先端の図であり、図３は図２
を横から見た図である。可撓性の挿入部１１の先端には
回転伝達部１２の一端が接続され、回転伝達部１２の他
端には、内部に小型コイル１とマーカ（図示せず）が設
置されているコイルカバー１０が接続されている。
【００１２】小型コイル１の方向制御は、磁場の影響を
受けない超音波モ−タ等(図示せず)により、回転伝達部
１２に接続されたコイルカバー１０を回転させ、前記小
型コイル１の感度方向が被検体の関心領域に向くように
して行われる。従って、方向制御を繰り返すことによ
り、小型コイル１が適切に関心領域に配置される。
受けない超音波モ−タ等(図示せず)により、回転伝達部
１２に接続されたコイルカバー１０を回転させ、前記小
型コイル１の感度方向が被検体の関心領域に向くように
して行われる。従って、方向制御を繰り返すことによ
り、小型コイル１が適切に関心領域に配置される。
【００１３】図において、回転伝達部１２は挿入部１１
の先端であるが、後端であっても同様である。また、本
実施例ではコイルカバー１０は半円柱状であるが、小型
コイル１の感度領域の妨げにならない形状であればこの
限りではない。なお、小型コイル１の方向制御は、回転
制御のみならず撓み，ねじれ等の制御であっても同様で
ある。
の先端であるが、後端であっても同様である。また、本
実施例ではコイルカバー１０は半円柱状であるが、小型
コイル１の感度領域の妨げにならない形状であればこの
限りではない。なお、小型コイル１の方向制御は、回転
制御のみならず撓み，ねじれ等の制御であっても同様で
ある。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、関心領域の核スピンを
高周波磁場により励起もしくは、関心領域の核スピンか
らの核磁気共鳴信号を検出する体腔内に挿入可能な小型
コイルを備える核磁気共鳴装置用体腔内プローブにおい
て、小型コイルの位置を示すマーカを設けたので、小型
コイルを適切に関心領域に配置することができる。
高周波磁場により励起もしくは、関心領域の核スピンか
らの核磁気共鳴信号を検出する体腔内に挿入可能な小型
コイルを備える核磁気共鳴装置用体腔内プローブにおい
て、小型コイルの位置を示すマーカを設けたので、小型
コイルを適切に関心領域に配置することができる。
【図１】本発明の一実施例を示すプローブ先端部の断面
図。
図。
【図２】本発明の一実施例を示すプローブの概略平面
図。
図。
【図３】本発明の一実施例を示すプローブの概略平面
図。
図。
１…小型コイル、２…マーカ、１０…コイルカバー、１
１…挿入部、１２…回転伝達部。
１…挿入部、１２…回転伝達部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 哲彦 東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 山本 悦治 東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】関心領域の核スピンを高周波磁場により励
起もしくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴
信号を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える
核磁気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、 前記小型コイルの位置を示すマーカを設けたことを特徴
とする核磁気共鳴装置用体腔内プローブ。 - 【請求項２】請求項１において、前記小型コイルの位置
を示すマーカが生体組織の平均的緩和時間よりも短い物
質からなる核磁気共鳴装置用体腔内プローブ。 - 【請求項３】関心領域の核スピンを高周波磁場により励
起もしくは、前記関心領域の核スピンからの核磁気共鳴
信号を検出する体腔内に挿入可能な小型コイルを備える
核磁気共鳴装置用体腔内プローブにおいて、 前記小型コイルの方向を制御する方向制御手段を設けた
ことを特徴とする核磁気共鳴装置用体腔内プローブ。 - 【請求項４】請求項３において、前記小型コイルの方向
を制御する方向制御手段が回転制御である核磁気共鳴装
置用体腔内プローブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089592A JP3185344B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 核磁気共鳴装置用体腔内プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089592A JP3185344B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 核磁気共鳴装置用体腔内プローブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293094A true JPH05293094A (ja) | 1993-11-09 |
| JP3185344B2 JP3185344B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=14286078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10089592A Expired - Fee Related JP3185344B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 核磁気共鳴装置用体腔内プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3185344B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0754954A1 (en) * | 1995-07-20 | 1997-01-22 | Gec-Marconi Limited | Magnetic resonance methods and apparatus |
| JP2001340315A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Toshiba Corp | Ｍｒｉ装置及びｍｒイメージング方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102032235B1 (ko) | 2018-03-12 | 2019-10-16 | 프레임바이 주식회사 | 사원증 케이스 |
| KR102080298B1 (ko) | 2019-09-26 | 2020-02-21 | 프레임바이 주식회사 | 사원증 케이스 |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP10089592A patent/JP3185344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0754954A1 (en) * | 1995-07-20 | 1997-01-22 | Gec-Marconi Limited | Magnetic resonance methods and apparatus |
| US5735795A (en) * | 1995-07-20 | 1998-04-07 | Picker International, Inc. | Marker for magnetic resonance imaging |
| JP2001340315A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Toshiba Corp | Ｍｒｉ装置及びｍｒイメージング方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3185344B2 (ja) | 2001-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |