JPH0529278Y2 - - Google Patents

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JPH0529278Y2
JPH0529278Y2 JP1987184874U JP18487487U JPH0529278Y2 JP H0529278 Y2 JPH0529278 Y2 JP H0529278Y2 JP 1987184874 U JP1987184874 U JP 1987184874U JP 18487487 U JP18487487 U JP 18487487U JP H0529278 Y2 JPH0529278 Y2 JP H0529278Y2
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packing
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、坑口よりシールド機を挿入してジヤ
ツキにより土中を掘削推進させる工事において、
坑口の水密性を保持する装置に関する。
(従来の技術的及び問題点) シールド工法は、坑口(エントランス)よりシ
ールド機を挿入して推進用ジヤツキで押進させ、
前部の掘削部を土中に圧入しながら前面を掘削
し、後部にセグメントを組立ててトンネルを構築
するものであるが、坑口には土中の大きな水圧が
かかつて水漏れを生じるのでこれを防止する為に
坑口周縁部にゴムパツキングが設けられる。しか
し従来のパツキング装置は第4図に示すようにパ
ツキング押え47でパツキング42の取付部周縁
を中に押圧固定するだけであつたから予定以上の
大きな水圧が掛つた場合等においてシールド機が
進行してセグメントが坑口に達するときに段差を
生じるとパツキングの押圧力が小さくなる為に第
4図のようにパツキングが袋状にめくれるという
問題があつた。この現象はパツキング押えを長く
することで或る程度は防止できるが、段差が大き
いとパツキング効果は必然的に減少することは避
け得ないところである。従つて従来はさらにこの
パツキング押えを可動式にして段差のある部分に
達すると、パツキング押えを中心内方へ長く突出
させるという可動調整式が提案されている。
また、パツキング押えを第1と、第2のブレー
ドブレードに分けて、中間のヒンジ部を死点に第
2のブレードを枢動可能に構成したものを提案さ
れている。
しかし、可動調整式は、多数のパツキング押え
を人手によつて1つづつ調整するものであるから
調整作業に多大の手間を要するという問題点を有
していた。
また、枢動式は、第2ブレートのヒンジピンが
一点を中心に最小のアールで屈曲するため、パツ
キングを大きなアールで彎曲支持させることがで
きず、従つて弾力も有効に活かされないので、パ
ツキング効果が損われ、また細いヒンジピンに強
大な力が集中的にかかる為に強度の点並びにコス
トの点で問題点を有していた。
(技術的課題) 本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、シールド機が進行してセグメントとの
段差部分においてもこの段差に追従するようにパ
ツキング押えが応動してパツキングによる水密効
果を確実に維持できるようにすると共に、パツキ
ング押えを一つづつ操作したりしないでもよいよ
うに取付部を固定し、且つ可動部分を一体構造に
して構造の簡略化を図り、コスト的にも有利なシ
ールド機用エントランスパツキング装置を提供し
ようとするものである。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案におけるシ
ールド機用エントランスパツキング装置は、シー
ルド機Aを挿入する坑口Bのエントランス金物8
に、シールド機本体1の円筒部及びセグメント2
0の外周面に摺接するように屈曲自在なパツキン
グ片2と、その取付部の外側に当てがわれるよう
にパツキング押え金7を設けボルト5で締結する
ようにした装置において、前記パツキング押え金
7の外側に、前記坑口Bの周わりに間隔をおいて
配置されるように撓屈可能な材料からなる複数の
取付片4を設けて、この各取付片4に前記パツキ
ング片2の屈曲部後面を支持するようにパツキン
グ支持片3を一体的に取付け、前記取付片4のさ
らに外側に該取付片を垂直状態から前方へのみ屈
曲を許容するように前記パツキング押え金7より
内方へ長く突出した抑え片6を設けてなるもので
ある。
(実施例) 坑口Bには周縁部に環状のエントランス金物8
を篏設し、このエントランス金物8にパツキング
片2を取付ける。
パツキング片2はゴムのような弾性体により、
環状に形成される。
取付片4はばね板のような弾性金属、又可撓性
の物質にて形成し、第2図に示すように長方形を
なす多数の小片を坑口Bの周わりに円形配列に設
け、その一つ一つをボルト5で固定する。パツキ
ング支持片3は鋼板のような剛性体を用い、取付
片4の遊端(内面)に溶接又はビス、或いは鋲止
め等により一体的に結合する。抑え片6は取付片
4の後面に当てがわれ、第3図のように取付片4
が前方のみ撓屈を許容するように抑制するもので
ある。
パツキング押え金7はパツキング片2に対する
支持片3の対設位置を適正に調整するものであ
り、従つて厚さを選定してパツキング片2と取付
片4の間隔を適正に保つ。
(作用) 第1図において、シールド機Aの前部の掘削部
11がモータ12の駆動により回転し推進用ジヤ
ツキ13を作動させると、シールド機Aは掘削部
11にて地層を掘削しながら前方へ押進し、その
間シールド機Aが一定距離押進する毎に後部にお
いてセグメント20をジヤツキ13を荷受台21
の間に供給し、継ぎ足していくと、土中にトンネ
ル状の横穴が形成される。
この際坑口Bをシールド機本体1の円筒部が通
過するときは、坑口周縁部に設けられたパツキン
グ片2が第1図及び第3図に示すように前方へ撓
屈して円筒部外周に接摺し水密性を保持する。
パツキング片2にかかる水圧が大きくなるとパ
ツキング後面をパツキング支持片3で支持する為
問題なく水密性が保持される。円筒部の後端から
セグメント20の段部が坑口Bを通過するとき
は、支持片3が段部へ落ち込むのと同時に取付片
4が水圧及び保有弾力にて自動的に後方へ押しや
られる為支持片3は先端がセグメント20の外周
面に当接支持される。
従つてパツキング片2は当接距離が円筒部の場
合より長くなるが、問題なくパツキング作用をな
し引き続き水密性が確保される。
(考案の効果) 本考案は、上記のように前記パツキング押え金
7の外側に前記パツキング片2の屈曲部後面を支
持するように円形配列に複数のパツキング支持片
3を、撓屈可能な材料からなる取付片4を介して
ボルト5にて一体に固定するとともに、前記取付
片4の外側に該取付片を垂直状態から前方へのみ
屈曲を許容するように前記パツキング押え金7よ
り内方へ長く突出した押え片6を設けたので、パ
ツキング支持片3は撓屈可能な取付片4の先端に
遊動自由に取着されて一体構造であり、蝶番やヒ
ンジピンのような枢着部を有しない為パツキング
を大きなアールで彎曲した状態に支持させること
ができてパツキングの弾力を最大限有効に活かす
ことができ、而もヒンジピンのような枢着部でな
い為強度的にも耐久性が大で故障の心配が少な
い。また、構造が簡単で大きな落差に対しても対
応可能であり、また枢軸構造のような機械的運動
部分を有しないので製作・組立並びに取付けが楽
であり、従つてコスト的にも有利であり安価に実
施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したシールド機による掘
削の状態を示す縦断側面図、第2図は坑口部のパ
ツキング取付部の正面図、第3図は同取付部の拡
大断面図、第4図は従来例のパツキング取付部の
断面図である。 1……シールド機本体、2……パツキング片、
3……パツキング支持片、4……取付片、5……
ボルト、6……抑え片、7……パツキング押え
金、8……エントランス金物、20……セグメン
ト、A……シールド機、B……坑口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シールド機Aを挿入する坑口Bのエントランス
    金物8に、シールド機本体1の円筒部及びセグメ
    ント20の外周面に摺接するように屈曲自在なパ
    ツキング片2と、その取付部の外側に当てがわれ
    るようにパツキング押え金7を設けボルト5で締
    結するようにした装置において、前記パツキング
    押え金7の外側に、前記坑口Bの周わりに間隔を
    おいて配置されるように撓屈可能な材料からなる
    複数の取付片4を設けて、この各取付片4に前記
    パツキング片2の屈曲部後面を支持するようにパ
    ツキング支持片3を一体的に取付け、前記取付片
    4のさらに外側に該取付片を垂直状態から前方へ
    のみ屈曲を許容するように前記パツキング押え金
    7より内方へ長く突出した抑え片6を設けてなる
    ことを特徴とするシールド機用エントランスパツ
    キング装置。
JP1987184874U 1987-12-03 1987-12-03 Expired - Lifetime JPH0529278Y2 (ja)

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JPH0190897U JPH0190897U (ja) 1989-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2572283Y2 (ja) * 1991-09-18 1998-05-20 前田建設工業株式会社 立坑のシールド到達部のエントランスパッキン装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148994A (ja) * 1984-01-10 1985-08-06 太陽鉄工株式会社 発進口のシ−ル構造

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