JPH05290668A - 起電スイッチ - Google Patents

起電スイッチ

Info

Publication number
JPH05290668A
JPH05290668A JP9322792A JP9322792A JPH05290668A JP H05290668 A JPH05290668 A JP H05290668A JP 9322792 A JP9322792 A JP 9322792A JP 9322792 A JP9322792 A JP 9322792A JP H05290668 A JPH05290668 A JP H05290668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
magnetic flux
force
coil
electromotive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9322792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Aida
正人 会田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUKIYUU KK
Original Assignee
MATSUKIYUU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUKIYUU KK filed Critical MATSUKIYUU KK
Priority to JP9322792A priority Critical patent/JPH05290668A/ja
Publication of JPH05290668A publication Critical patent/JPH05290668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率が良く、出力が大きく、ストロークが大
きくとれ、簡単な構造で動作復帰ができ、出力波形が自
在に制御できる起電スイッチを提供する。 【構成】 永久磁石をコの字形のヨーク3に固定し、動
作時にヨーク3の一端をコイル1に中心で移動させ、永
久磁石2の吸着盤4に対する吸引力で動作復帰させる。
これにより、コイル1の導体を永久磁石2の発生する磁
束が横切る構造とし、フレミングの右手の法則による起
電力を得る。 【効果】 出力は導体を磁束が横切る速度に比例するの
で、その速度の制御により自在に出力波形が制御でき
る。また、磁束量を変化させる必要がないので、最大量
を維持したままの磁束の移動で起電でき、高出力が高効
率で得られる。また、動作復帰以外に永久磁石の吸引力
が用いられることがないので、ストロークを大きくとっ
ても十分な復帰力が得られ、構造が簡単になり長寿命が
望める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高出力の起電力を発生
する起電スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スイッチ操作時の運動エネル
ギーを利用して起電力を発生させることができる起電ス
イッチが知られている。
【0003】図3(a),(b),(c)にその従来例
の第一例を示す。図において、(a)はスイッチを押す
前の復帰状態(停止状態)を示し、(b)は押したとき
の動作状態を、(c)は起電スイッチの出力波形を示し
ている。この従来例は、コイル101と、永久磁石10
2と、コイル101の中心の軸に設けた磁性体103
と、永久磁石102の吸着盤104とを有している。永
久磁石102は、コイル101の軸である磁性体103
と同一方向に磁化されており、キートップの軸105に
連結されていて、その磁化方向に移動され、図略のキー
トップを押したとき磁性体103に接近しあるいは吸い
付く構造を有している。吸着盤104はコイル101の
反対側に設けられており、永久磁石102が吸引され
て、磁性体103から離れた状態に復帰できるようにな
っている。
【0004】まず、本例における復帰状態では、図3
(a)のように、吸着盤104に永久磁石102が吸着
された状態であり、コイル101の軸である磁性体10
3への磁束の影響は少ない。次に、図3(b)の動作状
態では、吸着盤104から永久磁石102が離れコイル
102の軸である磁性体103に近づき、磁性体103
の中を通る磁束量が増える。この結果コイル101の中
を通る磁束量が変化し、コイル101に起電力が生ず
る。コイル101に発生する起電力Eはレンツの法則に
よって表され、式は次の通りである。
【0005】
【数1】E=−N・ΔΦ/Δt〔V〕 即ち、起電力Eは、コイル101の巻数Nおよび磁束変
化量ΔΦに比例し、永久磁石102が磁性体103に達
する時間Δtに反比例する。動作後は、永久磁石102
と吸着盤104との吸引力により再び吸着され、元の状
態に復帰する。
【0006】次に、起電スイッチの従来例の第二例を図
4(a),(b)に示す。図において、(a)は起電ス
イッチの復帰状態(停止状態)を示し、(b)は動作状
態を示す。この従来例は、コイル101と、永久磁石1
02と、コイル101の中心の軸を通り一端がキートッ
プ106に連結され他端が永久磁石102に連結された
磁性体103と、コイル101の永久磁石102側に設
けた吸着盤104とを有している。永久磁石102は、
コイル101の軸を兼ねる磁性体103と同一方向に磁
化されており、キートップ106を押したときはその磁
化方向に移動してコイル101から離れ、キートップ1
06を離すと吸着盤104に吸引されてコイル101へ
接近する構造を有している。
【0007】まず、本例における復帰状態は、図4
(a)のように吸着盤104に永久磁石102が吸着さ
れた状態であり、コイル101への磁束の影響は大であ
る。次に、図4(b)の動作状態では、吸着盤104か
ら永久磁石102が離れコイル101の中を通る磁束量
が減る。この結果、コイル101の中を通る磁束量がマ
イナスへ変化し、コイル101に起電力が生ずる。この
時の起電力Eは、第一例と同様にレンツの法則によって
表わされ、次式のようになる。
【0008】
【数2】E=−N・(−ΔΦ)/Δt〔V〕 次に、起電スイッチの従来例の第三例を図5(a),
(b)に示す。図において、(a)はその復帰状態(停
止状態)を示し、(b)は動作状態を示している。この
従来例は、コイル101と、永久磁石102と、コイル
101の中心の軸とコイル101の外周を通るE字形の
ヨーク107と、永久磁石102の両端に固定されヨー
ク107の中心部分と一方の外周部分に吸着される吸着
盤108とを有する。永久磁石102および吸着盤10
8とは、図略のキートップに連動して移動可能な構造を
有しており、その移動によってヨーク107との吸着部
分が切り替わる。
【0009】まず、本例における復帰状態は、図5
(a)に示すように吸着盤の一片108aがヨークの一
方の外周部分107aに吸着されその他片108bが中
心部分107cに吸着された状態であり、磁束は吸着盤
の一片108aからヨークの一方の外周部分107aを
通り、さらに中心部分107cを通って吸着盤の他片1
08bを通るループとなっている。次に、図5(b)に
示す動作状態では、上記の吸着状態が一担離れて、吸着
盤の一片108aがヨークの中心部分107cに吸着
し、その他片108bがヨークの他方(反対側)の外周
部分107bに吸着し、今度は磁束が吸着盤の一片10
8aからヨークの中心部分107cを通り、さらにヨー
クの他方の外周部分107bを通って吸着盤の他片10
8bを通るループとなる。このときのコイル101の中
心を通る磁束は、復帰状態から見て逆転している。本例
もレンツの法則を利用して起電力を得るものであり、前
述した起電力Eの式中の磁束変化量ΔΦの値を大きくし
て大きい起電力を得ようとするものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術による起電スイッチでは、それぞれ以下のよう
な解決すべき問題点を有していた。
【0011】まず、第一例の従来例では、永久磁石10
2を磁性体103に近づけあるいは吸い付け、コイル1
01の中心を通る磁束を変化させて起電力を得、復帰は
その永久磁石102を磁性体103から剥がしあるいは
離し、そのまま永久磁石102の吸着盤104に対する
吸引力を利用している。このため、永久磁石102と吸
着盤104の吸引力よりも永久磁石102と磁性体10
3との吸引力の方が弱くなければ、その復帰は望めない
ことになる。従って、レンツの法則の磁束の変化量ΔΦ
は、漏れ磁束などの損失分が無いと仮定しても、永久磁
石102全体の磁束エネルギーの50%以下しか望めな
い。永久磁石102および可動部の自重分を引き寄せる
磁束エネルギーを吸着盤104に残す必要があるので、
次のような式が成り立つ。
【0012】
【数3】(磁石全体の磁束エネルギー)/(2+α)−
(磁石および可動部の自重分の磁束エネルギー)≧(起
電力を与える磁束エネルギー) この式において(2+α)は分母が2以上の数字である
事を表す。即ち、従来例の第一例では、磁束の変化量に
対する効率は、これ以上望めない。これ以上の効率を引
き出す為には、復帰時に永久磁石102の吸引力以外の
力例えばバネ力等にたよらなければならない。しかし、
こうした対策を採ることは、部品点数を増やし、増えた
部品によってコスト上昇と、製品としての寿命が制約を
受ける事態とを招く事になる。このことは、無接点キー
スイッチに応用する場合、長寿命であるという利点を無
くしてしまうことになる。
【0013】また、出力波形も図3(c)のような急峻
な高電圧波形が出力される。これは永久磁石102に近
づくほど磁束の変化量が対数的に増す為である。従っ
て、時間が長く必要で電圧を高く加えられない場合で
も、それに適した波形を自在に制御して出力出来なかっ
た。
【0014】次に、第二例の従来例では、永久磁石10
2の磁束量は永久磁石102に近づくほど多く、遠くな
るほどm12/r2(m1,m2は両磁極の強さ、rは両
磁極間の距離)の式に従って対数的に減る。従って、動
作時に永久磁石102の速度が一定であれば、動作の始
めで最も磁束の変化率が多く、動作の終りで最も変化率
が少なくなる。ここで、永久磁石102の速度は、(外
力)−(可動部の弾性力)−(磁石の吸引力)の力によ
るため、動作の始めにおいて吸着盤104との吸引力が
最も強く可動部自身に働く弾性力により遅く、動作の終
りで吸引力が弱くなって速くなる。従って、前述の数2
の式からΔΦの大きい所でΔtが大きくなり、ΔΦの小
さな所でΔtも小さくなってしまう。この為に出力は小
さく効率も悪くなってしまう問題があった。
【0015】さらに、第三例の従来例では、まず、動作
後、吸着盤104に、ヨーク107と永久磁石102両
端の吸着盤108とが吸着されてしまうので、従来例の
第一例のように、永久磁石102の吸引力による復帰は
全く望めない。従って、復帰のためのメカ構造などが必
要になる為、構造が複雑になると共に寿命も制約を受け
る事になり大型化する事になる。そして、この復帰をバ
ネなどで行う場合、動作時において復帰時に必要な力も
バネに与えて置かなければならない。従って、磁束をマ
イナスからプラスへ逆転させているので、従来例の第一
例の倍起電力があるように見えるが、バネに与えて置く
力の為に、動作時の力も倍必要になる為、動作時のエネ
ルギーが電気エネルギーに変換する効率は、従来例の第
一例と同じになる。また、マイナスからプラスへ磁束が
変化する時に、永久磁石102の動きは、ヨーク107
から離れ、反対側のヨーク107に吸着される。この永
久磁石102の動きが、一定でなければ、出力は安定し
ない。従って、機構によって永久磁石を動かす場合、構
造が難かしくなる問題点がある。
【0016】その他、従来例はすべて逆起電力が大きく
なりやすいこと、さらにはストロークが十分にとれない
といった問題点があった。
【0017】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、効率が良く、かつ出力
が大きくとれ、ストロークを大きくとっても永久磁石の
吸引力による復帰が可能で、出力波形が自在に制御可能
になる起電スイッチを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の起電スイッチにおいては、操作によって移
動されかつ該操作による移動を復帰させる吸引力を発生
する永久磁石と、前記移動時に前記永久磁石の磁束が横
切る位置に配置され起電力を取り出す導体とを、具備す
ることを特徴としている。
【0019】
【作用】本発明の起電スイッチでは、永久磁石の吸引力
で動作復帰する構造において、導体を永久磁石が発生す
る磁束を横切る位置に配置することにより、フレミング
の右手の法則による起電力を得る。これによる出力は、
導体を横切る速度に比例することから、その速度のコン
トロールにより自在に出力波形をコントロールすること
が可能になる。また、磁束量を変化させる必要がなくな
り、磁極を導体に近接させ最大量の磁束を維持したまま
その磁束の移動で起電力を得ることが可能になるので、
安定に高効率で高出力が得られる。また、動作復帰以外
に永久磁石の吸引力が用いられることがないので、スト
ロークを大きくとっても十分な復帰力が得られ、構造が
簡単になり長寿命が望める。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0021】図1は本発明の第一の実施例の構成を示す
図であり、(a)はその復帰状態(停止状態)を示し、
(b)はその動作状態を示す。本実施例の起電スイッチ
は、起電力による出力を得るためのコイル1と、動作復
帰のための吸引力を得るとともに上記起電力を得るため
の磁束を発生する永久磁石2と、コの字形状の磁性体か
ら成るヨーク3と、吸着盤4とを有している。
【0022】ヨーク3は、その一端に永久磁石2が固定
され、その他端がコイル1の中心に遊挿されており、例
えば押ボタン形式であれば図示しないキートップに連動
して移動可能な構造とされている。永久磁石2は離隔し
たヨーク3の一端との間を通る磁束がコイル1を構成し
ている導体と直角に交わるように磁化され、ヨーク3は
この磁束が上記の導体を横切る方向に移動される。吸着
盤4は、復帰状態における永久磁石2の一端と、コイル
1の中心に挿入されたヨーク3の一端とを結ぶ位置にコ
イル1とともに固定される。
【0023】以上のように構成した第一の実施例の動作
および作用を述べる。
【0024】まず、復帰状態(停止状態)では、図1
(a)に示すように、吸着盤4に永久磁石2とヨーク3
が吸着された状態であり、動作時には吸着盤4から永久
磁石2とヨーク3が離れてコイル1の導体と磁束の両方
に直角な方向に永久磁石2が移動し、永久磁石2の移動
時に磁束が導体を直角方向に横切る。この導体を磁束が
横切る事によって起電力を生ずる。このとき導体に発生
する起電力Eは、フレミングの右手の法則によって表さ
れ、式は次の通りである。
【0025】
【数4】E=Blv〔V〕 即ち、起電力Eは、磁束の影響を受ける部分の導体の長
さlと、磁場の強さBと磁束が横切る速さvの積とな
る。動作後は、永久磁石2の吸引力により吸着盤4へ吸
着され、元の状態に復帰する。
【0026】従来技術では、コイルの中を通る磁束量を
変化させる為にコイルの中心の磁性体に永久磁石を吸い
付けたり剥したりする工程が必要であったが、本発明の
実施例では、コイルの中心の磁性体に永久磁石を吸い付
けたり剥したりする工程が無く、永久磁石2は吸着盤4
のみに吸着される。従って、十分な復帰力が望めるた
め、ストロークを従来より大きくとることできる。ま
た、従来例の第三例の様に、機構及びバネなどにより復
帰させる必要が無い為、それらによる寿命の制約を受け
る事が無く、構造も簡単になる。出力波形も、例えばノ
コギリ波形状となり、従来例の第一,第二例の様に時間
が短い割に電圧が高くはならない。効率も従来例の第
一,第二例ではコイルに対して永久磁石を近づけたり、
あるいは離したりする動作時に起電しているので、コイ
ルから永久磁石が離れている部分つまりコイルの対する
磁束の影響が少ない部分があったが、本発明の実施例で
は、導体を磁束が垂直方向に横切る事によって起電して
いるので、磁極を導体に近接したままで起電することが
でき、起電時のコイル1に対する磁束の影響は最大の部
分で一定させることができる。この為、効率が従来例よ
り高くなるとともに、高出力が得られる。例えば、1k
Ωの限流抵抗を直列接続したLED(発光ダイオード)
を1mSの間4mA流して点灯することが可能になる。
【0027】従来例との違いを式の上で説明すると、従
来例はすべて磁気に当たる磁束Φを変化させて、数1,
数2の式で示されるレンツの法則に従った起電力Eを生
じさせていた。それに対し本発明の実施例は、数4に示
されるフレミングの右手の法則に従った起電力Eを生
じ、磁気に当たる磁束Bは変化せず、磁束Bが導体を横
切る速さvによって起電している。従って、次の例に示
すように速さvをコントロールすることで出力波形を自
在に変えることが可能となる。
【0028】次に、本発明の第二の実施例を説明する。
【0029】図2(a),(b)は、その構成を示す図
であり、(a)は復帰状態(停止状態)、(b)は動作
状態を示す。本実施例は、吸着盤4の大きさを永久磁石
2の部分で切り欠くほかは第一の実施例と同一の構成と
し、その切り欠いた部分においてキートップ機構部5に
連結したL字形のアーム6先端でコの字形のヨーク3を
押して移動させる構造とする。
【0030】キートップ機構部5は、アーム6先端の突
起6aをガイドするガイド溝5aを有し、復帰状態では
突起6aを下端に係止させる構造を有する。キートップ
機構部5を押すと、突起6aは係止されたままでヨーク
3を移動させ、所定のストロークだけ移動されたところ
で上記係止が解かれる。これによってヨーク3は永久磁
石2の吸着盤4に対する吸引力で復帰する。このとき、
突起6aはガイド溝5aにガイドされて動くことになる
が、ガイド溝5aの途中に傾斜部分を設けておくと、そ
こでヨーク3の移動が減速され、コイル1の導体を横切
る磁束の速さが減速されて出力波形に変化を与えること
ができる。キートップ機構部5は、押し下げている力が
解放された後、例えばバネ力などで図2(a)の状態に
復帰させる。
【0031】前述したように本実施例では、コイル1の
導体を磁束が横切る事により起電力を生じさせているの
で、磁束量を変化させる必要がなく、導体を磁束が横切
る速さにより出力が決まる。従って、永久磁石2や導体
の動きに直接対応した出力波形が得られる。即ち、図2
の様に永久磁石2の可動部にメカ構造を設け、永久磁石
2の動きを制御する事によって、出力波形を自在に制御
する事が出来る。
【0032】なお、スイッチの形式は押しボタン形式の
ほか、マイクロスイッチ形式など種々の形式に適用可能
である。このように本発明は、その主旨に沿って種々に
応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
起電スイッチによれば、フレミングの右手の法則で起電
力を得る構成としたため、磁束量に変化を与える必要が
なく、起電時の導体に対する磁束の影響は最大の部分で
一定にすることができ、高効率で高出力が得られる。ま
た、起電力が導体を横切る磁束の速さに比例することか
ら、その速さをコントロールして出力波形をコントロー
ルすることが可能になる。さらに、永久磁石の吸引力は
動作の復帰だけに用いることができ、出力に影響を与え
ることなく十分な復帰力が得られ、ストロークが長くと
れるようになるとともに、構造が簡単になり長寿命が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の第一の実施例を示す
構成図
【図2】(a),(b)は本発明の第二の実施例を示す
構成図
【図3】(a),(b),(c)は従来例の起電スイッ
チの第一例を示す図
【図4】(a),(b)は従来例の起電スイッチの第二
例を示す図
【図5】(a),(b)は従来例の起電スイッチの第三
例を示す図
【符号の説明】
1…コイル 2…永久磁石 3…ヨーク 4…吸着盤 5…キートップ機構部 6…アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作によって移動されかつ該操作による
    移動を復帰させる吸引力を発生する永久磁石と、前記移
    動時に前記永久磁石の磁束が横切る位置に配置され起電
    力を取り出す導体とを、具備することを特徴とする起電
    スイッチ。
JP9322792A 1992-04-14 1992-04-14 起電スイッチ Pending JPH05290668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9322792A JPH05290668A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 起電スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9322792A JPH05290668A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 起電スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05290668A true JPH05290668A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14076662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9322792A Pending JPH05290668A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 起電スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05290668A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278817A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Cateye Co Ltd 振動発電機
CN105471218A (zh) * 2016-01-05 2016-04-06 吴建忠 按键发电结构
WO2018012085A1 (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電装置
CN113346677A (zh) * 2020-12-28 2021-09-03 广东易百珑智能科技有限公司 发电装置、发电方法和复位方法及其应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165320A (ja) * 1983-03-07 1984-09-18 スペツイアルノエ・コンストルクトルスコエ・ブジユロ・ナウチノゴ・プリボロストロエニア・エス・オピトニム・プロイズヴオドストヴオム キイスイツチ
JPS61290612A (ja) * 1985-06-19 1986-12-20 松下電器産業株式会社 キ−スイツチ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165320A (ja) * 1983-03-07 1984-09-18 スペツイアルノエ・コンストルクトルスコエ・ブジユロ・ナウチノゴ・プリボロストロエニア・エス・オピトニム・プロイズヴオドストヴオム キイスイツチ
JPS61290612A (ja) * 1985-06-19 1986-12-20 松下電器産業株式会社 キ−スイツチ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278817A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Cateye Co Ltd 振動発電機
CN105471218A (zh) * 2016-01-05 2016-04-06 吴建忠 按键发电结构
WO2018012085A1 (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電装置
CN109196770A (zh) * 2016-07-12 2019-01-11 松下知识产权经营株式会社 发电装置
CN113346677A (zh) * 2020-12-28 2021-09-03 广东易百珑智能科技有限公司 发电装置、发电方法和复位方法及其应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4306207A (en) Self-sustaining solenoid
WO2001065573A3 (en) Three position solenoid
EP0264619B1 (en) Polarized magnetic drive for electromagnetic switching device
ATE179546T1 (de) Bistabiler kleinmagnet
JP2006520517A (ja) 磁気式リニア駆動装置
EP0179911A1 (en) Electromagnetic actuator apparatus
JPH05290668A (ja) 起電スイッチ
FI900016A (fi) Kytkentäelin sähköistä kytkintä varten ja tällä kytkentäelimellä varustettu sähköinen kytkin
US5071267A (en) Actuation magnet for a printing stylus of a matrix printer
CN201274237Y (zh) 合闸、分闸没有摩擦阻碍的永磁闭锁型断路器操作机构
DE69405926T2 (de) Lastschalter Mechanismus
US4242658A (en) Magnetic actuator using modulated flux
JPH0643949Y2 (ja) 起電スイッチ
JPH0529133A (ja) 電磁石
US3153736A (en) Mechanically operable electric impulse generator
US6819207B2 (en) Rotary electromagnet
JPS6233513Y2 (ja)
SU736205A1 (ru) Пороговый выключатель
JPS6323694Y2 (ja)
SU845194A1 (ru) Аппарат дл защиты от обратныхТОКОВ
SU974442A1 (ru) Магнитный привод переключател
JPS5848754Y2 (ja) 無接触スイッチ機構
JPH0325372Y2 (ja)
SU1091235A1 (ru) Устройство дл размагничивани посто нных магнитов до заданной величины намагниченности
JPS5932086Y2 (ja) 有極電磁ソレノイド