JPH0529005Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529005Y2
JPH0529005Y2 JP1989043532U JP4353289U JPH0529005Y2 JP H0529005 Y2 JPH0529005 Y2 JP H0529005Y2 JP 1989043532 U JP1989043532 U JP 1989043532U JP 4353289 U JP4353289 U JP 4353289U JP H0529005 Y2 JPH0529005 Y2 JP H0529005Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chicory
young
buds
roots
root
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989043532U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02137843U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989043532U priority Critical patent/JPH0529005Y2/ja
Publication of JPH02137843U publication Critical patent/JPH02137843U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529005Y2 publication Critical patent/JPH0529005Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軟化栽培方法により白い若芽を再生さ
せたチコリーを根が付いた状態で樹脂フイルムや
樹脂成型品によつて包装した包装体に関するもの
である。
(従来の技術) チコリーは菊科の植物で、軟化させた白い若芽
はサラダなどに好まれて使用されている。
チコリーを軟化させて白い若芽を得るには、初
夏に種を蒔き、根の直径が適当な大きさ、例えば
3cm以上になつたら掘り出し、葉を2cmぐらい残
した苗をハウスなどの暖かい所に穴を掘つて埋め
る。このとき、根だけではなく葉の部分も土で被
い、光が当たらないようにし、18〜20℃に暖かく
して葉を再生させる。
チコリーの軟化栽培方法には他の方法もある。
例えば、本考案者は、芯芽部分以外の葉を取り除
いたチコリーの苗の少なくとも葉が再生される領
域を囲んでおき、土を使わずに根から水分を供給
しつつ暗所にて葉を再生させるチコリーの軟化栽
培方法を提案している。
(考案が解決しようとする課題) チコリーを商品として販売するときは、軟化さ
せた白い若芽の部分だけを切り取つて野菜として
販売している。
本考案者は、軟化させた白い若芽に根が付いた
状態で、その若芽を外側から剥ぎ取つていき、芯
芽を残した状態として根を水に浸し、暗所に置い
ておくと、再び白い若芽が再生することを見出し
た。また、根の付いた状態であれば芽が成長し、
やがて花を咲かせることもできる。
そこで、本考案は、軟化させた白い若芽に根の
付いた状態で商品とし、若芽をサラダなどに用い
ることができるのは勿論のこと、家庭で若芽を再
生させたり、花を咲かせることもできるようなチ
コリーの包装体を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 本考案は、軟化させた若芽をもつ根付きチコリ
ーと、このチコリーを収容する少なくとも一部が
透明な包装部材とを備えている。
好ましい態様によれば、前記包装部材は、チコ
リーの根の下端部が位置する部分に通水穴があけ
られ、若芽が位置する部分に通気穴があけられて
いる。さらに好ましい態様によれば、包装体のう
ち若芽が位置する部分が遮光されている。
さらに好ましい態様によれば、前記包装部材に
収容されたチコリーは、根の部分が筒体に嵌め込
まれ、芽の部分には先端に向つて収斂した形状の
キヤツプが被せられている。
さらに好ましい態様によれば、前記包装部材は
樹脂成型品であり、根の部分を収容する筒状部分
と、芽の部分を収容し先端に向かつて収斂した形
状の部分とを備えている。
(作用) このチコリーには根が付いているので、若芽を
外側から剥ぎ取つて新芽を残し、暗所に置いてお
けば若芽を再生させることができ、また、花を咲
かせることもできる。剥ぎ取つた若芽の葉はサラ
ダなどに用いることができる。
包装部材に通水穴と通気穴があけられているの
で、包装体のままでチコリーの下端部を水につけ
ておけばチコリーを商品として長期間保存するこ
とができる。チコリーを包装部材からいつたん取
り出して若芽を剥ぎ取り、若芽を残した状態で再
び包装部材に戻し、水に浸しておけば若芽が再生
する。
若芽が位置する部分の包装部材が遮光させてお
れば、明るい所でも軟化した若芽を再生させるこ
とができる。
包装部材に収容されたチコリーの若芽の部分に
キヤツプが被せられているので、若芽が再生する
際そのキヤツプによつて葉が密についだ形のよい
形状となる。包装部材自体がキヤツプ形状を備え
ている場合も同じである。
軟化栽培方法で若芽を再生させる際、根の部分
を筒体に嵌め込んでおくと垂直方向に立てること
が容易となる。その筒体を残したままで包装部材
に収容しておけば、若芽を剥ぎ取つて再び若芽を
再生させる場合に根の部分に毛根が残つた状態の
ままで再生させることができるので、水分や養分
を十分に吸収することができて好都合である。
(実施例) 第1図は一実施例を表わす外観斜視図、第2図
は第1図の縦断面図である。
1はチコリー、2は軟化栽培方法により再生さ
れた白い若芽であり、若芽2の長さは5〜15cm程
度である。4は根であり、その長さは10〜15cm程
度である。根4は筒体6に嵌め込まれ、筒体6と
根4の間にはスポンジ8が介在して根4が筒体6
内で固定されている。若芽2の部分にはキヤツプ
10が被せられている。キヤツプ10は先端に向
つて収斂する形状をしており、下端部が筒体6に
嵌め込まれている。筒体6とキヤツプ10は透明
プラスチツク製である。筒体6の下端部には通気
穴12があけられ、キヤツプ10には通気穴14
があけられている。
チコリー1の根4を筒体6に嵌め込み、若芽2
にキヤツプ10を被せた状態のものが透明プラス
チツク袋16に入れられ、上端が閉じられてい
る。この状態で商品となる。
筒体6とキヤツプ10は根4から若芽2を再生
させるときに用いたものである。根4は垂直方向
に立てないと形のよい若芽2を再生させることが
難しい。根4をスポンジ8を介して筒体6に入
れ、水耕ベツドなどに多数個を並べ、キヤツプ1
0を被せて暗所にて水耕栽培することにより、白
い若芽2を再生させることができ、しかもキヤツ
プ10の形状に従つて若芽2の形を整えることが
できる。キヤツプ10は出荷規格に合うように、
S,M,Lというようなサイズの異なるものを用
意し、根4の大きさに応じて使い分けることがで
きる。筒体6とキヤツプ10を用いて若芽2を軟
化再生させたものをそのまま包装部材であるプラ
スチツク袋16に入れて商品としたのが第1図で
ある。
第1図ではまた、筒体6を用いず、根4のまわ
りにスポンジ8などを巻かれた状態のものを透明
プラスチツク袋16に入れてもよい。
第3図は他の実施例を表わす。第4図は第3図
のA−A′線位置での断面図、第5図は第3図の
B−B′線位置での断面図である。
18は透明プラスチツク成型品である包装部材
としての包装容器であり、その包装容器18内に
は軟化栽培法により再生した若芽2に根4が付い
た状態のチコリー1が収容されている。容器18
の内部の形状は、根4の部分を収容する部分が円
筒形であり、若芽2の部分を収容する部分は先端
に向つて収斂する形状である。容器18の下端部
には通水穴20があけられ、若芽2が位置する部
分には通気穴22があけられている。24はこの
包装体を吊すのに用いる穴である。
この実施例の包装容器18は、第6図から第8
図に示されるように、透明プラスチツクにより成
型された一対の部材18a,18bを、中央の折
り曲げ部26で折り曲げて対向させ、中にチコリ
ーをいれて開かないように対向部をホツチキスや
テープなどで止めればよい。
第3図の実施例の場合も、包装容器18からチ
コリー1を取り出して若芽2を剥ぎ取り、芯芽を
残して再び包装容器18に戻し、開かないように
ホツチキスやテープで止め、下端部を水に浸して
暗所に置けば若芽を再生させることができる。
第3図では包装容器18内にチコリー1が裸の
状態で入れられているが、例えば第9図に示され
るように、根4の周りに例えばスポンジ6を巻き
つけた状態で包装容器18に入れてもよい。スポ
ンジ28は、根4に若芽2を再生させる際、根4
に水を供給し、また、若芽2の形状がよくなるよ
うに若芽2が再生される部分まで囲んでおいたも
のであり、第9図は若芽2が再生した後、根4の
部分にスポンジ28を残して若芽2の部分のスポ
ンジを切り取つた状態である。根4から若芽4を
再生させる際、スポンジ6とチコリーの間に、根
4の下端部以外に水分を通さないフイルム30を
設けることもある。このフイルム30は根4の下
端部以外に毛根が生えるのを防ぎ、かつ、若芽2
の部分までフイルム30を設けておくと、若芽2
が汚れることを防ぐことができる。フイルム30
を若芽2の部分まで設けたときは、包装容器18
に入れる際にはスポンジ28とともにそのフイル
ム30も根の周囲の部分を残して若芽の周囲の部
分は切り取つておく。フイルム30を若芽2の部
分まで設けて若芽2を再生させるときは、そのフ
イルム30は水滴が付かないように処理された防
曇フイルムであることが望ましい。
さらに、包装容器には第1図に示されるように
根4をスポンジ8などを介して筒体6に嵌め込ん
だ状態のものを収容してもよい。第10図はその
場合の実施例を根4の位置で切断した状態の断面
図であり、包装容器は記号19で示されるように
角筒形となる。
第11図は更に他の実施例を表わす。
チコリー1が包装部材である樹脂フイルムの袋
32に入れられ、袋32の上端の入口が閉じられ
ている。この袋32は根4が位置する部分は透明
であるが、若芽2が位置する部分32aは光を通
さないように着色されている。根の下端部の位置
では袋32に通水穴34があけられ、若芽2の位
置では通気穴36があけられている。
第11図の実施例によれば、チコリー1を袋3
2から取り出して若芽2を剥ぎ取り、芯芽を残し
て再び袋32に戻し、下端部を水に浸すことによ
り、明るい所でも白い若芽を再生させることがで
きる。
袋32内には第1図に示されるように筒体6に
入れられ、キヤツプ10が被せられたチコリーを
収容してもよく。第9図に示されるように根4に
スポンジ28を巻きつけたものを収容してもよ
い。
また、第3図の実施例において、包装容器18
のうち、若芽2が位置する部分に光を通さないよ
うに着色してもよい。
若芽が位置する部分が光を通さないように着色
された袋や包装容器を用いる代りに、透明な袋や
包装容器を用い、若芽が位置する部分には光を通
さない部材で製作したキヤツプを袋や包装容器内
に入れておいてもよい。
若芽が位置する部分を遮光した包装体の場合に
は、商品として陳列したときに若芽2を見ること
ができないので、その包装体の上で若芽を表わす
写真や絵を貼り付けておけばよい。
第3図に示された包装容器18に代えて、例え
ば防曇フイルムを円筒形に加工したものを用いて
もよい。
(考案の効果) 本考案では根の付いたチコリーを商品としての
で、若芽をサラダなどに用いて芯芽を残しておけ
ば、暗所に置いておくことにより家庭で白い若芽
を再生させることができ、また、花を咲かせるこ
ともできる。
包装部材に通水穴と通気穴をあけてあるので、
下端部を水に浸しておくと商品として長期間保存
することができ、若芽を食べた後に家庭で若芽を
再生させるときにその包装部材を利用することが
できる。
包装体の若芽が位置する部分を遮光しておけ
ば、明るい所でも若芽を再生させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の縦断面図、第3図は他の実施例を示す正面
図、第4図は第3図のA−A′線位置での断面図、
第5図は第3図のB−B′線位置での断面図、第
6図は第3図における包装容器18を開いた状態
で示す正面図、第7図は第6図のC−C′線位置で
の断面図、第8図は第6図のD−D′線位置での
断面図、第9図は第1図又は第3図の実施例で袋
や包装容器に収容されるチコリーの状態を表わす
断面図、第10図は更に他の実施例を表わす断面
図、第11図は更に他の実施例を表わす正面図で
ある。 1……チコリー、2……若芽、4……根、6…
…筒体、8……スポンジ、10……キヤツプ、1
2,20,34……通水穴、14,22,36…
…通気穴、16……透明プラスチツクフイルムの
袋、18,19……プラスチツクの包装容器、3
2……プラスチツクフイルムの袋、32a……遮
光部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軟化させた若芽をもつ根付きチコリーと、 チコリーの根の部分よりやや太めでチコリー
    の根の部分を収納する筒状部分及びその筒状部
    分からつながり先端に向つて収斂した形状でチ
    コリーの若芽の部分を収納する若芽再生用キヤ
    ツプ部分からなり、前記筒状部分にはチコリー
    の根の下端部が位置する部分に通水穴があけら
    れ、前記キヤツプ部分には通気穴があけられて
    いる若芽再生用包装部材とを備えたことを特徴
    とする根付きチコリーの包装体。 (2) 前記包装部材は樹脂成型品であり、筒状部分
    とキヤツプ部分が一体的に成型されている請求
    項1に記載の根付きチコリーの包装体。 (3) 前記キヤツプ部分が遮光されている請求項1
    又は2に記載の根付きチコリーの包装体。
JP1989043532U 1989-04-12 1989-04-12 Expired - Lifetime JPH0529005Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989043532U JPH0529005Y2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989043532U JPH0529005Y2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02137843U JPH02137843U (ja) 1990-11-16
JPH0529005Y2 true JPH0529005Y2 (ja) 1993-07-26

Family

ID=31556023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989043532U Expired - Lifetime JPH0529005Y2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529005Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019954U (ja) * 1973-06-22 1975-03-06

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59141755U (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 アロン化成株式会社 園芸用ケ−ス
JPS61170248U (ja) * 1985-04-12 1986-10-22
JPS62122553U (ja) * 1986-01-27 1987-08-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019954U (ja) * 1973-06-22 1975-03-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02137843U (ja) 1990-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sheela Flowers for trade
GB2223656A (en) Portable protective and ripening controller
KR20110002592U (ko) 이끼 인형 화분
Reid Cut flowers and greens
JPH0529005Y2 (ja)
US2039986A (en) Watering tube device for packaged plants, shrubs, etc.
JP2001197830A (ja) サンショウ挿し木による木の芽を有する樹体の周年栽培方法
US5522178A (en) Method and apparatus for bulb maintenance and planting
JP3099985U (ja) 種子付きおみくじ及び容器入り種子付きおみくじ
JPH0610765Y2 (ja) 蘭の流通鑑賞容器
US2958981A (en) Plant propagation
CN107912159A (zh) 一种香叶天竺葵的扦插繁殖方法
Sharma Agrotechniques in orchids
JPH02242621A (ja) チコリーの軟化栽培方法
JP3063760U (ja) 観賞用植木鉢
Hirose Ultimate Bonsai Handbook: The Complete Guide for Beginners
JP2000325199A (ja) 壁掛け型植物リース生育器具
Burberry The amateur orchid cultivators' guide book
JPH0132857Y2 (ja)
JPS581175Y2 (ja) つる押え具
JPH09275772A (ja) 人工培地付き植物とそれを用いた容器入り栽培植物
Summit Gourds in your garden: a guidebook for the home gardener
JPH0365Y2 (ja)
CN200973279Y (zh) 礼品花盆
Murphy et al. The Complete Guide to Growing Windowsill Plants: Everything You Need to Know Explained Simply